JP2012207792A - 車両用軸ばね - Google Patents

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【課題】更なる構造工夫により、部品点数の増加やコストアップが極力少なくなるようにしながら、専用の配置スペースが不要で簡易なダンパー付の車両用軸ばねを実現して提供する。
【解決手段】主軸1とこれと互いに同一の軸心Pを有する外筒2との間に、複数の弾性層4と硬質隔壁5とを軸心Pと同心状態で径内外方向で交互に積層する積層ゴム構造の弾性部3が介装されて成る車両用軸ばねにおいて、主軸1と外筒2との軸心P方向での相対移動による膨縮が可能なダンパ室9と、このダンパ室9に連通されるオリフィス12と、を有して成るダンパー機構を装備する。ダンパ室9は、外筒2の軸心方向における一端を閉塞する閉塞部6と、主軸1と、弾性部3とで囲まれる空間部7で構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道車両、トラック、産業用車両等に用いられる軸ばね装置に係り、詳しくは、主軸とこれと互いに同一又はほぼ同一の軸心を有する外筒との間に、複数の弾性層と硬質隔壁とを前記軸心と同心又はほぼ同心状態で径内外方向で交互に積層する積層ゴム構造の弾性部が介装されて成る車両用軸ばねに関するものである。
この種の軸ばねを用いた車両としては、特許文献1において開示された鉄道車両用のものが知られている。即ち、特許文献1の図2に示されるように、車軸を支える車軸箱27を台車枠28に懸架支持させる手段であって、上下向きの姿勢で車軸箱の前後に一つずつ配される状態で台車に組み込まれている。
この軸ばねでは、弾性部のゴムがクッションバネになっているとともに、そのゴムの持つ粘性により、若干ではあるがダンパー(減衰)機能も持ち合わせている。言い換えると鉄道用台車においては、高い減衰性能を必要としない場合等に軸ばねを用いた懸架構造が採られている。鉄道台車に用いられる軸ばねは、弾性部等の断面ハ字状を呈するもの、即ち、円錐積層ゴム構造を有する軸ばねである。
軸ばねを用いる構造の台車において、高い減衰性能を持たせたい場合には、まず弾性部の弾性層を構成するゴムを減衰性の高い材料のもの、所謂「高減衰ゴム」を用いることが考えられる。しかしながら、ゴムの減衰性を高くすると要求されるクリープ性能を満たすことができなくなり、クリープ性能を満たすようにすると減衰性は悪くなってしまうという具合に、減衰性能とクリープ性能とは相反する特性であるため、実現が困難である。
そこで、主軸を中空の筒軸状のもの(特許文献1の図3や図4を参照)に形成し、その中空部のスペースを利用してダンパー機構を設ける手段が考えられる。例えば、中空部をシリンダに形成して作動油等の減衰用流体を入れるとともに、そのシリンダ内において軸心方向に摺動移動するオリフィス付ピストンを外筒側に支持させる、といった構成のダンパー機構が考えられる。しかしながら、この手段では、構造の複雑化、部品点数の増加、重量増、コストアップが余儀なくされてしまう。
また、特許文献2(図1等を参照)や、特許文献3(図1,図3を参照)に示されるように、別体のダンパー装置を軸ばねと併設させる手段も考えられる。この手段では、軸ばねのとしての「構造の複雑化」は回避されるが、まとまった配置スペースが別途必要になるとともに、重量増やコストアップの問題は依然として残る。従って、高い減衰性能を持つ車両用軸ばねの実現には、更なる改善の余地が残されているものであった。
特開2002−295584号公報 特開2001−063567号公報 特開2006−281969号公報
本発明の目的は、更なる構造工夫により、部品点数の増加やコストアップが極力少なくなるようにしながら、専用の配置スペースが不要で簡易なダンパー付の車両用軸ばねを実現して提供する点にある。
請求項1に係る発明は、主軸1とこれと互いに同一又はほぼ同一の軸心Pを有する外筒2との間に、複数の弾性層4と硬質隔壁5とを前記軸心Pと同心又はほぼ同心状態で径内外方向で交互に積層する積層ゴム構造の弾性部3が介装されて成る車両用軸ばねにおいて、
前記主軸1と前記外筒2との前記軸心P方向での相対移動による膨縮が可能なダンパ室9と、このダンパ室9に連通されるオリフィス12と、を有して成るダンパー機構bが装備され、前記ダンパ室9が、前記外筒2の軸心方向における一端を閉塞する閉塞部6と、前記主軸1と、前記弾性部3とで囲まれる空間部7で構成され、前記オリフィス12が前記主軸1に設けられていることを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の車両用軸ばねにおいて、前記軸心P方向に貫通する筒状部材で形成される前記主軸1のダンパ室側端を閉塞させる栓10を設け、その栓10に前記主軸1の中空部1eと前記ダンパ室9とを連通させる前記オリフィス12が形成されていることを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の車両用軸ばねにおいて、前記主軸1の中空部1eに、前記オリフィス12に連続される螺旋状のオリフィスチューブ13が配備されていることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、主軸と外筒との相対上下動に伴うダンパ室の膨縮により、ダンパ室とその外部とを連通するオリフィスを流体が通過し、それによって減衰力(減衰性能)を得ることができる。ダンパ室は、元々備わっている構成要素である主軸と外筒との軸心方向の相対移動を利用したものであるから、ダンパ室を膨縮させるのための特別な構造が不要である。その結果、更なる構造工夫により、部品点数の増加やコストアップが極力少なくなるようにしながら、専用の配置スペースが不要で簡易なダンパー付の車両用軸ばねを実現して提供することができる。この場合、ダンパ室は、請求項1のように、外筒の軸心方向における一端を閉塞する閉塞部と、主軸と、弾性部とで囲まれる空間部で構成する手段を採ることが可能である。
請求項2の発明によれば、外部連通する中空部を有する主軸、即ち、現行品の主軸を設計変更無くそのまま用いることができる利点があるとともに、そのために主軸上端に装備される栓、即ち新設部品である栓にオリフィスも形成してあるから、多機能化が図られた栓とする合理構成が可能となる利点もある。
請求項3の発明によれば、本来的に空いているスペースである主軸の中空部を利用して、そこに螺旋状のオリフィスチューブを栓のオリフィスに続けて設けてあるから、詳しくは実施形態の項にて説明するが、オリフィスチューブが気柱共鳴管として機能し、特定の周波数に対して振動低減を図ることができるという付随効果が得られる。
実施例1による車両用軸ばねの構造を示す断面図 参考実施例1による車両用軸ばねの構造を示す断面図 参考実施例2による車両用軸ばねの構造を示す断面図 図1における弾性部の第1別構造を示す要部の断面図 図1における弾性部の第2別構造を示す要部の断面図 図3における弾性膜の別構造を示す要部の断面図
以下に、本発明による車両用軸ばねの実施の形態を、鉄道車両の台車における懸架用として用いられる場合について図面を参照しながら説明する。図1は実施例1の車両用軸ばねを示す断面図、図2,3はそれぞれ参考実施例1,2の車両用軸ばねを示す断面図、図4,5は図1の車両用軸ばねの別構造を示す要部の断面図、図6は図3の車両用軸ばねの別構造を示す要部の断面図である。
〔実施例1〕
実施例1による車両用軸ばねAは鉄道台車に使用されるものであって、図1に示すように、主軸1とこれと互いに同一(又はほぼ同一でも良い)の縦軸心Pを有する外筒2との間に、三層(複数の一例)の弾性層4と二層(複数の一例)の硬質隔壁5とを縦軸心Pと同心状態(又はほぼ同心状態でも良い)で径内外方向で交互に積層する積層ゴム構造の弾性部3が介装されて成る軸ばね部aと、この軸ばね部aの上部に一体的に形成されるダンパー機構bとで構成されている。
主軸1は、金属製のものであって、上窄まり状の円錐外周面1a、ストッパフランジ1b、下端開口1c、ネジ部1d(車軸の車箱に固定するために主軸1の下端部に形成されるネジ部)、中空部1eを有する筒状部材に形成されている。外筒2は、下拡がり状の円錐内周面2a、上端内側の嵌合内周面2bを有する断面がハ字状の円錐筒に形成されている。外筒2は、主軸1に対してその上側(円錐外周面1a側)よりも上方に寄せて(軸心Pに沿う方向においては主軸1に対してその小径側に寄せて)配置されている。
弾性部3は、縦軸心Pを中心とする内外三層のゴム層(弾性層の一例)4A,4B,4Cと、同様に内外二層の硬質隔壁5A,5Bとから成り、円錐外周面1aと円錐内周面2aとの間に介装される状態で主軸1と外筒2とに亘って装備されている。各硬質隔壁5は鋼板等の金属板や強化プラスチック等から形成される。各ゴム層4及び各硬質隔壁5は、いずれも縦軸心Pに沿う方向での断面視形状がハ字状を呈するテーパ円筒状のものに形成されている。
つまり、軸ばね部aは、主軸1の外周面1a、弾性部3、及び外筒内周面2aそれぞれの縦軸心Pに沿う方向での断面視形状が互いに同じ向きに揃えられたハ字状に形成され、かつ、弾性部3が縦軸心Pに沿う方向においては主軸1に対してその小径側に寄せて配置され、かつ、外筒2が縦軸心Pに沿う方向においては弾性部3に対してその小径側に寄せて配置される円錐積層ゴム構造に構成されている。
ダンパー機構bは、主軸1と外筒2との縦軸心P方向での相対移動による膨縮(「膨張と縮小」の略)が可能なダンパ室9と、このダンパ室9に連通されるオリフィス12と、オリフィス12に続くオリフィスチューブ13と、を有して構成されている。ダンパ室9は、外筒2の縦軸心P方向における一端である上端を閉塞する閉塞部6と、主軸1と、弾性部3とで囲まれる空間部7で構成されている。主軸1の上端には、中空部1eに蓋をして閉塞させる栓10が装備されており、その栓10も空間部7の構成要素になっているとともに、栓10を縦軸心P方向に貫通する小径の孔10aを形成して主軸1の中空部1eとダンパ室9とを連通させるオリフィス12とされている。閉塞部6は、Oリング11を介して外筒2の上端に内嵌される円板蓋によって構成されている。
そして、主軸1の中空部1eに、栓10のオリフィス12に連続される第2オリフィスとも言うべき螺旋状のオリフィスチューブ13が配備されている。例えば、オリフィスチューブ13は、オリフィス12と同等の小径内径を有して予め螺旋状に形成されチューブ(金属管、非鉄金属管、合成樹脂製管、等)を設けて構成される。そして、オリフィスチューブ13の先端開口部13aは、下端開口1cを介して外部に通ずる中空部1e内において開放されており、その結果、ダンパー機構bは、オリフィス12の先端部が大気開放されるエアダンパー機構に構成されている。
つまり、ダンパ室9を形成する空間部7には空気(大気、エア)が充満されており、鉄道車両(図示省略)の荷重変動や走行振動等によって外筒2が主軸1に対して上下移動することによるダンパ室9の膨縮が生じると、それに伴う空間部7と外部とのエアの流通が小径で長さの長いオリフィス12及びオリフィスチューブ13を介して行われることによる空気の流通抵抗により、主軸1と外筒2との相対上下変動が減衰されるダンパー機能が発揮されるのである。オリフィスチューブ13の付設によって大なる減衰力を出してあるが、小なる減衰力で良い場合には、オリフィスチューブ13を省略して栓10のオリフィス12のみを有するダンパー機構bでも良い。
実施例1による車両用軸ばねAによれば、次のような特徴を有している。主軸1と外筒2との相対上下動に伴って空気(エア)がオリフィス12,13を通過することにより、高い減衰性能を得ることができる。栓10のオリフィス12に続く気柱共鳴管であるオリフィスチューブ13を設けることにより、特定の周波数に対して振動低減を図ることが可能となっている。つまり、オリフィスチューブ13(気中共鳴管)の固有振動数を問題となっている周波数に合せることにより、特定周波数のエネルギーをオリフィスチューブ13で吸収させることが可能になるのである。
また、弾性部3のゴム層4にすぐり孔が設けられている場合では、図4,図5に示すように、すぐり孔21を閉塞するに足りるゴム膜等の閉塞膜22を設けることで対処する。これらの閉塞膜22,22は、軸ばねの製造過程ですぐり孔21に膜を設けることも可能である。図4は、外側ゴム層4Cのすぐり孔21に形成された最小面積の閉塞膜22の一例を示し、図5は、外側ゴム層4Cのすぐり孔21に形成された傾斜した楕円閉塞膜22の一例を示すそれぞれ要部の断面図である。尚、すぐり孔及びその弊害を補う閉塞膜の抱き合わせ構成は、後述する参考実施例1,2においても同様に適用可能である。
〔参考実施例1〕
参考実施例1による車両用軸ばねAは、図2に示すように、オリフィス12が異なる以外は実施例1の車両用軸ばねAと同じである。その異なるオリフィス12は、軸心方向に貫通する状態で弾性層3に、具体的には中間ゴム層4Bに形成される貫通孔14を有して構成されている。この場合は栓10の孔10a(図1参照)は省略される。尚、図2に仮想線で示すように、小径の内部流路を有して内側ゴム層4Aを上下に貫通するオリフィスチューブ15を設けてオリフィス12とする手段でも良く、この手段ではチューブ15の長さ調節によってオリフィス12としての長さ(減衰性)の可変調節設定が行える点で有利である。
〔参考実施例2〕
参考実施例2による車両用軸ばねAは、図3に示すように、ダンパー機構bが異なる以外は実施例1の車両用軸ばねAと同じである。その異なるダンパー機構bは、外筒2の上端に固定される面板16と、主軸1と、これら面板16と主軸1とに亘って張設される弾性膜17とで囲まれる空間部18で形成されるダンパ室9を有して構成されている。上下方向視の形状が円形を為す面板16は外筒2の上端内側の嵌合内周面2bに内嵌されて、段差部2cで下限位置が固定される状態で先に嵌合内周面2bに内嵌されている円環状の取付座19の上側に、Oリング11を介して積層配置されている。
弾性膜17は、上下方向視で円形を為すラッパ状(スピーカーにおけるコーン型振動板状)に形成されるものであって、強化繊維入りゴム等の弾性材を用いて形成されている。弾性膜17の上端部は、取付座19の内周面19aに内嵌される上端周壁17aと、取付座19の下面19bに沿う上端フランジ部17bとによって取付座19に密封嵌合されるとともに、弾性膜17の下端部は、主軸1の上端に装備される栓10の上端壁に密着接合されている。その結果、面板6と弾性膜17と栓10(主軸1)とで囲まれる空間部18がダンパ室9を形成している。
栓10には、図1の場合と同様に上下に貫通する孔10aによるオリフィス12が形成されているとともに、そのオリフィス12に続くオリフィスチューブ13が中空部1eに内装されている点も実施例1のものと同様である。また、弾性部3には、具体的には外側弾性層4Cには、縦軸心P方向に貫通する空気給排用孔20が形成されている。空気給排用孔20は、例えば外側弾性層4Cの径方向厚みを直径とする円孔が挙げられる(図3)が、その他の孔でも良い。
参考実施例2の車両用軸ばねAにおいては、主軸1と外筒2との相対上下移動が生じると、弾性膜17等によるダンパ室9が膨縮変化し、それによってオリフィス12,13を介しての外部との空気給排による減衰力が生じるダンパー機構bが構築されている。但し、弾性部3に設けられている空気給排用孔20を通じてに空気給排により、面板16と、弾性部3と、栓10等で囲まれた部分におけるダンパ室9以外の部分の容積が、外筒2と主軸1との相対上下動によって変化しないように構成されている。
参考実施例2による車両用軸ばねAによれば、次のような特徴を有している。主軸1と外筒2との相対上下動に伴って空気(エア)がオリフィス12,13を通過することにより、高い減衰性能を得ることができる。栓10のオリフィス12に続く気柱共鳴管であるオリフィスチューブ13を設けることにより、特定の周波数に対して振動低減を図ることが可能となっている。つまり、オリフィスチューブ13(気中共鳴管)の固有振動数を問題となっている周波数に合せることにより、特定周波数のエネルギーをオリフィスチューブ13で吸収させることが可能になる。
弾性膜17の形状に関しては、図3に示す円滑な表面形状を有する形状でも良いが、次のようなものでもの良い。即ち、膜素材の剛性高い場合は、図6に示すように、径内側への折返し部23を複数有して、幾重に折り重ねた提灯のようにすることにより、高い追従性と効率の良い空気給排気〔ダンパ室9と大気(外部)との間のオリフィス12を介したエアの給排気〕が実現できる。
〔別実施例〕
オリフィス12や13の先端開口に続く密閉容器であるタンク室を設け、これらオリフィス、タンク室、及びダンパ室にエアや各種ガス(窒素ガス等の不活性ガス)、或いはガスと油(流体)との双方が入れられたダンパー機構bも可能である。
1 主軸
1e 中空部
2 外筒
3 弾性部
4 弾性層
5 硬質隔壁
6 閉塞部
7 空間部
9 ダンパ室
10 栓
12 オリフィス
13 オリフィスチューブ
14 孔
16 面板
17 弾性膜
18 空間部
20 空気給排用孔
A 車両用軸ばね
P 軸心
b ダンパー機構
本発明は、鉄道車両、トラック、産業用車両等に用いられる軸ばね装置に係り、詳しくは、主軸とこれと互いに同一又はほぼ同一の軸心を有する外筒との間に、複数の弾性層と硬質隔壁とを前記軸心と同心又はほぼ同心状態で径内外方向で交互に積層する積層ゴム構造の弾性部が介装されて成る車両用軸ばねに関するものである。
この種の軸ばねを用いた車両としては、特許文献1において開示された鉄道車両用のものが知られている。即ち、特許文献1の図2に示されるように、車軸を支える車軸箱27を台車枠28に懸架支持させる手段であって、上下向きの姿勢で車軸箱の前後に一つずつ配される状態で台車に組み込まれている。
この軸ばねでは、弾性部のゴムがクッションバネになっているとともに、そのゴムの持つ粘性により、若干ではあるがダンパ(減衰)機能も持ち合わせている。言い換えると鉄道用台車においては、高い減衰性能を必要としない場合等に軸ばねを用いた懸架構造が採られている。鉄道台車に用いられる軸ばねは、弾性部等の断面ハ字状を呈するもの、即ち、円錐積層ゴム構造を有する軸ばねである。
軸ばねを用いる構造の台車において、高い減衰性能を持たせたい場合には、まず弾性部の弾性層を構成するゴムを減衰性の高い材料のもの、所謂「高減衰ゴム」を用いることが考えられる。しかしながら、ゴムの減衰性を高くすると要求されるクリープ性能を満たすことができなくなり、クリープ性能を満たすようにすると減衰性は悪くなってしまうという具合に、減衰性能とクリープ性能とは相反する特性であるため、実現が困難である。
そこで、主軸を中空の筒軸状のもの(特許文献1の図3や図4を参照)に形成し、その中空部のスペースを利用してダンパ機構を設ける手段が考えられる。例えば、中空部をシリンダに形成して作動油等の減衰用流体を入れるとともに、そのシリンダ内において軸心方向に摺動移動するオリフィス付ピストンを外筒側に支持させる、といった構成のダンパ機構が考えられる。しかしながら、この手段では、構造の複雑化、部品点数の増加、重量増、コストアップが余儀なくされてしまう。
また、特許文献2(図1等を参照)や、特許文献3(図1,図3を参照)に示されるように、別体のダンパ装置を軸ばねと併設させる手段も考えられる。この手段では、軸ばねのとしての「構造の複雑化」は回避されるが、まとまった配置スペースが別途必要になるとともに、重量増やコストアップの問題は依然として残る。従って、高い減衰性能を持つ車両用軸ばねの実現には、更なる改善の余地が残されているものであった。
特開2002−295584号公報 特開2001−063567号公報 特開2006−281969号公報
本発明の目的は、更なる構造工夫により、部品点数の増加やコストアップが極力少なくなるようにしながら、専用の配置スペースが不要で簡易なダンパ付の車両用軸ばねを実現して提供する点にある。
請求項1に係る発明は、主軸1とこれと互いに同一又はほぼ同一の軸心Pを有する外筒2との間に、複数の弾性層4と硬質隔壁5とを前記軸心Pと同心又はほぼ同心状態で径内外方向で交互に積層する積層ゴム構造の弾性部3が介装されて成る車両用軸ばねにおいて、
断面がハ字状の前記外筒2は、前記軸心Pに沿う方向においては前記主軸1に対してその小径側に寄せて配置され、
前記弾性部3が前記軸心Pに沿う方向においては前記主軸1に対してその小径側に寄せて配置され、かつ、前記外筒2が前記軸心Pに沿う方向においては前記弾性部3に対してその小径側に寄せて配置されて、前記軸心Pに沿う方向での断面視形状がハ字状に形成される円錐積層ゴム構造の軸ばね部aを有し、
前記主軸1と前記外筒2との前記軸心P方向での相対移動による膨縮が可能なダンパ室9と、このダンパ室9に連通されるオリフィス12と、を有して成るダンパ機構bが装備され、前記ダンパ室9が、前記外筒2の軸心方向における一端を閉塞する閉塞部6と、前記主軸1と、前記弾性部3とで囲まれる空間部7で構成され、前記オリフィス12が前記主軸1に設けられていることを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の車両用軸ばねにおいて、前記軸心P方向に貫通する筒状部材で形成される前記主軸1のダンパ室側端を閉塞させる栓10を設け、その栓10に前記主軸1の中空部1eと前記ダンパ室9とを連通させる前記オリフィス12が形成されていることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、主軸と外筒との相対上下動に伴うダンパ室の膨縮により、ダンパ室とその外部とを連通するオリフィスを流体が通過し、それによって減衰力(減衰性能)を得ることができる。ダンパ室は、元々備わっている構成要素である主軸と外筒との軸心方向の相対移動を利用したものであるから、ダンパ室を膨縮させるための特別な構造が不要である。その結果、更なる構造工夫により、部品点数の増加やコストアップが極力少なくなるようにしながら、専用の配置スペースが不要で簡易なダンパ付の車両用軸ばねを実現して提供することができる。この場合、ダンパ室は、請求項1のように、外筒の軸心方向における一端を閉塞する閉塞部と、主軸と、弾性部とで囲まれる空間部で構成する手段を採ることが可能である。
請求項2の発明によれば、外部連通する中空部を有する主軸、即ち、現行品の主軸を設計変更無くそのまま用いることができる利点があるとともに、そのために主軸上端に装備される栓、即ち新設部品である栓にオリフィスも形成してあるから、多機能化が図られた栓とする合理構成が可能となる利点もある。
実施例1による車両用軸ばねの構造を示す断面図 参考実施例1による車両用軸ばねの構造を示す断面図 参考実施例2による車両用軸ばねの構造を示す断面図 図1における弾性部の第1別構造を示す要部の断面図 図1における弾性部の第2別構造を示す要部の断面図 図3における弾性膜の別構造を示す要部の断面図
以下に、本発明による車両用軸ばねの実施の形態を、鉄道車両の台車における懸架用として用いられる場合について図面を参照しながら説明する。図1は実施例1の車両用軸ばねを示す断面図、図2,3はそれぞれ参考実施例1,2の車両用軸ばねを示す断面図、図4,5は図1の車両用軸ばねの別構造を示す要部の断面図、図6は図3の車両用軸ばねの別構造を示す要部の断面図である。
〔実施例1〕
実施例1による車両用軸ばねAは鉄道台車に使用されるものであって、図1に示すように、主軸1とこれと互いに同一(又はほぼ同一でも良い)の縦軸心Pを有する外筒2との間に、三層(複数の一例)の弾性層4と二層(複数の一例)の硬質隔壁5とを縦軸心Pと同心状態(又はほぼ同心状態でも良い)で径内外方向で交互に積層する積層ゴム構造の弾性部3が介装されて成る軸ばね部aと、この軸ばね部aの上部に一体的に形成されるダンパ機構bとで構成されている。
主軸1は、金属製のものであって、上窄まり状の円錐外周面1a、ストッパフランジ1b、下端開口1c、ネジ部1d(車軸の車箱に固定するために主軸1の下端部に形成されるネジ部)、中空部1eを有する筒状部材に形成されている。外筒2は、下拡がり状の円錐内周面2a、上端内側の嵌合内周面2bを有する断面がハ字状の円錐筒に形成されている。外筒2は、主軸1に対してその上側(円錐外周面1a側)よりも上方に寄せて(軸心Pに沿う方向においては主軸1に対してその小径側に寄せて)配置されている。
弾性部3は、縦軸心Pを中心とする内外三層のゴム層(弾性層の一例)4A,4B,4Cと、同様に内外二層の硬質隔壁5A,5Bとから成り、円錐外周面1aと円錐内周面2aとの間に介装される状態で主軸1と外筒2とに亘って装備されている。各硬質隔壁5は鋼板等の金属板や強化プラスチック等から形成される。各ゴム層4及び各硬質隔壁5は、いずれも縦軸心Pに沿う方向での断面視形状がハ字状を呈するテーパ円筒状のものに形成されている。
つまり、軸ばね部aは、主軸1の外周面1a、弾性部3、及び外筒内周面2aそれぞれの縦軸心Pに沿う方向での断面視形状が互いに同じ向きに揃えられたハ字状に形成され、かつ、弾性部3が縦軸心Pに沿う方向においては主軸1に対してその小径側に寄せて配置され、かつ、外筒2が縦軸心Pに沿う方向においては弾性部3に対してその小径側に寄せて配置される円錐積層ゴム構造に構成されている。
ダンパ機構bは、主軸1と外筒2との縦軸心P方向での相対移動による膨縮(「膨張と縮小」の略)が可能なダンパ室9と、このダンパ室9に連通されるオリフィス12と、オリフィス12に続くオリフィスチューブ13と、を有して構成されている。ダンパ室9は、外筒2の縦軸心P方向における一端である上端を閉塞する閉塞部6と、主軸1と、弾性部3とで囲まれる空間部7で構成されている。主軸1の上端には、中空部1eに蓋をして閉塞させる栓10が装備されており、その栓10も空間部7の構成要素になっているとともに、栓10を縦軸心P方向に貫通する小径の孔10aを形成して主軸1の中空部1eとダンパ室9とを連通させるオリフィス12とされている。閉塞部6は、Oリング11を介して外筒2の上端に内嵌される円板蓋によって構成されている。
そして、主軸1の中空部1eに、栓10のオリフィス12に連続される第2オリフィスとも言うべき螺旋状のオリフィスチューブ13が配備されている。例えば、オリフィスチューブ13は、オリフィス12と同等の小径内径を有して予め螺旋状に形成されチューブ(金属管、非鉄金属管、合成樹脂製管、等)を設けて構成される。そして、オリフィスチューブ13の先端開口部13aは、下端開口1cを介して外部に通ずる中空部1e内において開放されており、その結果、ダンパ機構bは、オリフィス12の先端部が大気開放されるエアダンパー機構に構成されている。
つまり、ダンパ室9を形成する空間部7には空気(大気、エア)が充満されており、鉄道車両(図示省略)の荷重変動や走行振動等によって外筒2が主軸1に対して上下移動することによるダンパ室9の膨縮が生じると、それに伴う空間部7と外部とのエアの流通が小径で長さの長いオリフィス12及びオリフィスチューブ13を介して行われることによる空気の流通抵抗により、主軸1と外筒2との相対上下変動が減衰されるダンパ機能が発揮されるのである。オリフィスチューブ13の付設によって大なる減衰力を出してあるが、小なる減衰力で良い場合には、オリフィスチューブ13を省略して栓10のオリフィス12のみを有するダンパ機構bでも良い。
実施例1による車両用軸ばねAによれば、次のような特徴を有している。主軸1と外筒2との相対上下動に伴って空気(エア)がオリフィス12,13を通過することにより、高い減衰性能を得ることができる。栓10のオリフィス12に続く気柱共鳴管であるオリフィスチューブ13を設けることにより、特定の周波数に対して振動低減を図ることが可能となっている。つまり、オリフィスチューブ13(気中共鳴管)の固有振動数を問題となっている周波数に合せることにより、特定周波数のエネルギーをオリフィスチューブ13で吸収させることが可能になるのである。
また、弾性部3のゴム層4にすぐり孔が設けられている場合では、図4,図5に示すように、すぐり孔21を閉塞するに足りるゴム膜等の閉塞膜22を設けることで対処する。これらの閉塞膜22,22は、軸ばねの製造過程ですぐり孔21に膜を設けることも可能である。図4は、外側ゴム層4Cのすぐり孔21に形成された最小面積の閉塞膜22の一例を示し、図5は、外側ゴム層4Cのすぐり孔21に形成された傾斜した楕円閉塞膜22の一例を示すそれぞれ要部の断面図である。尚、すぐり孔及びその弊害を補う閉塞膜の抱き合わせ構成は、後述する参考実施例1,2においても同様に適用可能である。
〔参考実施例1〕
参考実施例1による車両用軸ばねAは、図2に示すように、オリフィス12が異なる以外は実施例1の車両用軸ばねAと同じである。その異なるオリフィス12は、軸心方向に貫通する状態で弾性層3に、具体的には中間ゴム層4Bに形成される貫通孔14を有して構成されている。この場合は栓10の孔10a(図1参照)は省略される。尚、図2に仮想線で示すように、小径の内部流路を有して内側ゴム層4Aを上下に貫通するオリフィスチューブ15を設けてオリフィス12とする手段でも良く、この手段ではチューブ15の長さ調節によってオリフィス12としての長さ(減衰性)の可変調節設定が行える点で有利である。
〔参考実施例2〕
参考実施例2による車両用軸ばねAは、図3に示すように、ダンパ機構bが異なる以外は実施例1の車両用軸ばねAと同じである。その異なるダンパ機構bは、外筒2の上端に固定される面板16と、主軸1と、これら面板16と主軸1とに亘って張設される弾性膜17とで囲まれる空間部18で形成されるダンパ室9を有して構成されている。上下方向視の形状が円形を為す面板16は外筒2の上端内側の嵌合内周面2bに内嵌されて、段差部2cで下限位置が固定される状態で先に嵌合内周面2bに内嵌されている円環状の取付座19の上側に、Oリング11を介して積層配置されている。
弾性膜17は、上下方向視で円形を為すラッパ状(スピーカーにおけるコーン型振動板状)に形成されるものであって、強化繊維入りゴム等の弾性材を用いて形成されている。弾性膜17の上端部は、取付座19の内周面19aに内嵌される上端周壁17aと、取付座19の下面19bに沿う上端フランジ部17bとによって取付座19に密封嵌合されるとともに、弾性膜17の下端部は、主軸1の上端に装備される栓10の上端壁に密着接合されている。その結果、面板6と弾性膜17と栓10(主軸1)とで囲まれる空間部18がダンパ室9を形成している。
栓10には、図1の場合と同様に上下に貫通する孔10aによるオリフィス12が形成されているとともに、そのオリフィス12に続くオリフィスチューブ13が中空部1eに内装されている点も実施例1のものと同様である。また、弾性部3には、具体的には外側弾性層4Cには、縦軸心P方向に貫通する空気給排用孔20が形成されている。空気給排用孔20は、例えば外側弾性層4Cの径方向厚みを直径とする円孔が挙げられる(図3)が、その他の孔でも良い。
参考実施例2の車両用軸ばねAにおいては、主軸1と外筒2との相対上下移動が生じると、弾性膜17等によるダンパ室9が膨縮変化し、それによってオリフィス12,13を介しての外部との空気給排による減衰力が生じるダンパ機構bが構築されている。但し、弾性部3に設けられている空気給排用孔20を通じての空気給排により、面板16と、弾性部3と、栓10等で囲まれた部分におけるダンパ室9以外の部分の容積が、外筒2と主軸1との相対上下動によって変化しないように構成されている。
参考実施例2による車両用軸ばねAによれば、次のような特徴を有している。主軸1と外筒2との相対上下動に伴って空気(エア)がオリフィス12,13を通過することにより、高い減衰性能を得ることができる。栓10のオリフィス12に続く気柱共鳴管であるオリフィスチューブ13を設けることにより、特定の周波数に対して振動低減を図ることが可能となっている。つまり、オリフィスチューブ13(気中共鳴管)の固有振動数を問題となっている周波数に合せることにより、特定周波数のエネルギーをオリフィスチューブ13で吸収させることが可能になる。
弾性膜17の形状に関しては、図3に示す円滑な表面形状を有する形状でも良いが、次のようなものでもの良い。即ち、膜素材の剛性高い場合は、図6に示すように、径内側への折返し部23を複数有して、幾重に折り重ねた提灯のようにすることにより、高い追従性と効率の良い空気給排気〔ダンパ室9と大気(外部)との間のオリフィス12を介したエアの給排気〕が実現できる。
〔別実施例〕
オリフィス12や13の先端開口に続く密閉容器であるタンク室を設け、これらオリフィス、タンク室、及びダンパ室にエアや各種ガス(窒素ガス等の不活性ガス)、或いはガスと油(流体)との双方が入れられたダンパ機構bも可能である。
1 主軸
1e 中空部
2 外筒
3 弾性部
4 弾性層
5 硬質隔壁
6 閉塞部
7 空間部
9 ダンパ室
10 栓
12 オリフィス
14 孔
16 面板
17 弾性膜
18 空間部
20 空気給排用孔
A 車両用軸ばね
P 軸心
a 軸ばね部
b ダンパ機構

Claims (2)

  1. 主軸とこれと互いに同一又はほぼ同一の軸心を有する外筒との間に、複数の弾性層と硬質隔壁とを前記軸心と同心又はほぼ同心状態で径内外方向で交互に積層する積層ゴム構造の弾性部が介装されて成る車両用軸ばねであって、
    断面がハ字状の前記外筒は、前記軸心に沿う方向においては前記主軸に対してその小径側に寄せて配置され、
    前記弾性部が前記軸心に沿う方向においては前記主軸に対してその小径側に寄せて配置され、かつ、前記外筒が前記軸心に沿う方向においては前記弾性部に対してその小径側に寄せて配置されて、前記軸心に沿う方向での断面視形状がハ字状に形成される円錐積層ゴム構造の軸ばね部を有し、
    前記主軸と前記外筒との前記軸心方向での相対移動による膨縮が可能なダンパ室と、このダンパ室に連通されるオリフィスと、を有して成るダンパー機構が装備され、前記ダンパ室が、前記外筒の軸心方向における一端を閉塞する閉塞部と、前記主軸と、前記弾性部とで囲まれる空間部で構成され、前記オリフィスが前記主軸に設けられている車両用軸ばね。
  2. 前記軸心方向に貫通する筒状部材で形成される前記主軸のダンパ室側端を閉塞させる栓を設け、その栓に前記主軸の中空部と前記ダンパ室とを連通させる前記オリフィスが形成されている請求項1に記載の車両用軸ばね。
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