JP2012207253A - マグネシウム合金 - Google Patents

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Abstract

【課題】室温および高温で充分に高い強度を有するマグネシウム合金を提供する。
【解決手段】アルミニウム(Al):14.0〜23.0質量%、カルシウム(Ca):11.0質量%以下(0質量%を含まず)、ストロンチウム(Sr):12.0質量%以下(0質量%を含まず)、および亜鉛(Zn):0.2〜1.0質量%を含むことを特徴とするマグネシウム合金。
【選択図】図4

Description

本発明はマグネシウム合金、とりわけ、押出し、鍛造などの展伸材に加工可能な高強度および高耐熱マグネシウム合金に関する。
マグネシウムは、実用金属中、最も軽量で比強度が高いことが知られている。例えば、地球温暖化対策として、車両の軽量化による二酸化炭素排出量の低減および電気自動車の1回の充電で走行可能な距離の拡大を実現するために、マグネシウム合金を用いて軽量化した部品が適用されなど、マグネシウム合金は多くの用途で使用が拡大している。
マグネシウム合金の部品は、多くの場合、鋳造やダイカスト法によって成形される。
これは、従来の多くのマグネシウム合金は、押出し加工、圧延加工および鍛造加工等の塑性加工によって、結晶粒径を微細化して比較的高い室温強度を得ることができる一方で、網目状に形成された粒界析出物が破壊されるため、高温における引張り特性が低下するために特に高温で使用する部品に塑性加工により得た展伸材を用いることが制限されるためである。
これに対して、カルシウム0.1〜15重量%を含有し、更に必要に応じてはアルミニウムまたは亜鉛をカルシウムの2倍を超えない量含有するマグネシウム合金を押出しや圧延などの塑性加工することで、破砕された金属間化合物を結晶粒内に均一に分散させて、機械的強度が向上させることが特許文献1に開示されている。
また、Mg−Al−Ca−Sr−Mn系合金を用いて、所定の加工温度と圧下率で熱間圧延または鍛造を行うことにより、結晶粒の微細化を抑制し、結晶粒界に析出した網目状び金属間化合物を著しく破壊することなく、結晶粒のアスペクト比(結晶粒の長軸の長さ/結晶粒の短軸の長さ)を制御することで、耐熱性を向上させることが開示されている。
特開2000−109963号公報 特開2007−70688号公報
しかし、特許文献1に係るマグネシウム合金では、耐熱性、すなわち高温での強度がまだ不足する場合があるという問題があった。
一方、引用文献2に係るマグネシウム合金は、規定した結晶粒のアスペクト比を得るために、熱間圧延および鍛造の加工度(圧下率)を低い値に抑制する必要があることから、室温での強度が充分でない場合があるという問題があった。
すなわち、特許文献1および2に係るマグネシウム合金では、高温強度および室温強度のいずれかが充分でない場合がある。
高温下で使用されるマグネシウム合金であっても、環境温度は、必ず室温から高温までの範囲を含むため、マグネシウム合金の引張り特性は、実用上は室温および高温の両方の環境において優れていることが必要である。このため、室温および高温において充分な強度を有するマグネシウム合金が求められていた。
本願発明は、このような要望に応えることを目的として為されたものであり、従って、室温および高温で充分に高い強度を有するマグネシウム合金を提供することを目的とする。
本発明の態様1は、アルミニウム(Al):14.0〜23.0質量%、カルシウム(Ca):11.0質量%以下(0質量%を含まず)、ストロンチウム(Sr):12.0質量%以下(0質量%を含まず)、および亜鉛(Zn):0.2〜1.0質量%
を含むことを特徴とするマグネシウム合金である。
本発明の態様2は、シリコン(Si):0.1〜1.5質量%、レアアース(RE):0.1〜1.2質量%、ジルコニウム(Zr):0.2〜0.8質量%、スカンジウム(Sc):0.2〜3.0質量%、イットリウム(Y):0.2〜3.0 質量% 、スズ(Sn):0.2〜3.0質量%、バリウム(Ba):0.2〜3.0質量%およびアンチモン(Sb):0.1〜1.5質量%からなる群から選択される少なくとも1つを更に含有むことを特徴とする態様1に記載のマグネシウム合金である。
本発明の態様3は、カルシウム(Ca)の含有量に対するストロンチウム(Sr)の含有量の比率が質量比で1:0.3〜1:1.5であることを特徴とする態様1または2に記載のマグネシウム合金である。
本発明の態様4は、アルミニウム(Al)の含有量とカルシウム(Ca)の含有量とストロンチウム(Sr)の含有量とが、以下の(1)式に示す関係を満足することを特徴とする態様1〜3のいずれかに記載のマグネシウム合金である。

0.8×<Al>≦1.35×<Ca>+1.23×<Sr>+8.5≦1.2×<Al> (1)

(但し、<Al>は質量%で表したアルミニウム(Al)の含有量であり、<Ca>は質量%で表したカルシウム(Ca)の含有量であり、<Sr>は質量%で表したストロンチウム(Sr)の含有量である。)
本発明の態様5は、結晶粒界にAlCaおよびAlSrを含む析出物が互いに間隔を空けて析出していることを特徴とする態様1〜4のいずれかに記載のマグネシウム合金である。
本願発明により、充分な室温強度と充分な高温強度を有するマグネシウム合金を提供することが可能となる。
図1は、共焦点レーザー顕微鏡により観察した金属組織を示し、図1(a)は押し出しまま材の金属組織を示し、図1(b)は400℃×48時間均質化熱処理材の金属組織を示し、図1(c)は420℃×48時間均質化熱処理材の金属組織を示す。 図2は、押し出しまま材、400℃×48時間均質化熱処理材および420℃×48時間均質化熱処理材の150℃における高温引張試験結果(真応力−真歪線図)を示す。 図3は、室温における引張り強度の測定結果である。 図4は高温引張り強さの測定結果である。
本願発明者らは、マグネシウム合金の強化機構として知られて固溶強化と析出強化の両方を同時に活用することを検討した。
すなわち、アルミニウムとストロンチウムとカルシウムの含有量を適正に制御することで固溶強化機構と析出強化機構の両方を効果的に作用させることを検討した。
そして、本願発明者は、アルミニウムのマグネシウム合金マトリクスに対する固溶限を求め、この固溶限をベースにして、適切なアルミニウム量、カルシウム量、ストロンチウム量を見出した。これによりマトリクスが充分な量のアルミニウムを固溶するとともに、適切な量の金属間化合物AlCaおよびAlSrが析出した、室温および高温の両方で充分な強度を有する本願発明に係るマグネシウム合金を完成したのである。
以下にその詳細を説明する。
本願発明に係るマグネシウム合金は、アルミニウム(Al):14.0〜23.0質量%、カルシウム(Ca):11質量%以下(0質量%を含まず)、ストロンチウム(Sr):12質量%以下(0質量%を含まず)、亜鉛(Zn):0.2〜1.0質量%を含んでいる。
(1)アルミニウム
マグネシウム合金の高温における変形において、積層欠陥エネルギーが低いと、転位の移動が阻害され、変形が困難となることから、積層欠陥エネルギーを低下させることができると、耐熱性(高温強度およびクリープ)向上させることができる。
マグネシウム合金に固溶させて積層欠陥エネルギーを下げることができる元素として、In、Tl、Sc、Pb、Al、Y、Sn、Biをあげることができる。これらの中で、安全性および経済性の観点からアルミニウム(Al)が好ましい。
また発明者らの検討により、アルミニウムとともに、カルシウム(Ca)およびストロンチウム(Sr)を添加することにより、結晶粒径が微細化し、室温強度の向上させることができること、および析出(晶出)する金属間化合物AlCaとAlSrとが他の第2相(析出物)とともに結晶粒界に共存して、これにより室温及び高温特性が向上することがわかった。
マグネシウム合金は、鋳造後、所望の形状、靱性、強度等を得るために、圧延、押し出し、引き抜き等の塑性加工を行い展伸材にすると網目状に結晶粒界に析出している、AlCaおよびAlSrを含む第2相は破壊(分断)され変形方向に整列する。
このような変形方向に整列したAlCaおよびAlSrを含む析出物は、高温強度の向上に寄与する。
しかし、本願発明者ら、鋭意検討を重ねた結果、350〜450℃で均質化熱処理を行うことでAlCaおよびAlSrを含む第2相粒子を再析出させ分散させることができ、より強度を向上できることを見出した。そして、より好ましくは385℃〜415℃で均質化熱処理を行うことでAlCaおよびAlSrを含む第2相を結晶粒界に均一に分散させることができ、より確実に強度を上昇させることができることが判った。
本願発明者は、さらに検討を続け、押し出し等の塑性加工後に400℃×48時間の均質化熱処理を行ったサンプルのマトリクスへのアルミニウムの最大固溶量(固溶限)が8.3質量%(7.5at%)であることを見出した。測定は、電子線マイクロアナライザー(EPMA)を用いて点分析により行った。
この固溶限を用いて、本願発明に係るマグネシウム合金のアルミニウム量は14.0〜23.0質量%が適切であること突き止めた。
アルミニウムが14.0質量%以上であれば、たとえ8.5質量%程度のアルミニウムがマトリクスに固溶しても充分な量のアルミニウムが、カルシウムおよびストロンチウムと金属間化合物AlCaおよびAlSrを形成できるからである。また、アルミニウム量が23.0質量%以下であれば、伸び等の延性を確保できる。
より好ましくは、アルミニウム量は15.0質量%〜20.0質量%である。
この範囲であればより確実に金属間化合物AlCaおよびAlSrを形成できかつ延性を確保できるからである。
(2)カルシウム
カルシウムの含有量は、11.0質量%以下(0質量%を含まず)である。
カルシウムの最大含有量11.0質量%は、固溶しなかったアルミニウムがほとんど全てAlCaを形成するのに必要なカルシウム量((アルミニウムの上限−最大固溶量)/Alの原子量×AlCaのAlに対するCaの原子比×Caの原子量=10.9)に概ね等しい。これにより固溶しないアルミニウムを確実に所望の金属間化合物として析出させることが可能となる。
一方、カルシウムが必ず含有されているよう、0質量%は除外してある。
より好ましくは、カルシウムは1.0〜8.0質量%である。より確実にAlCaを形成できるとともに、余剰となることを抑制できるからである。
(3)ストロンチウム
ストロンチウムの含有量は、12.0質量%以下(0質量%を含まず)である。
ストロンチウムの最大含有量12.0質量%は、固溶しなかったアルミニウムがほとんど全てAlSrを形成するのに必要なカルシウム量((アルミニウムの上限−最大固溶量)/Alの原子量×AlSrのAlに対するSrの原子比×Srの原子量=11.9)に概ね等しい。これにより固溶しないアルミニウムを確実に所望の金属間化合物として析出させることが可能となる。
一方、ストロンチウムが必ず含有されているよう、0質量%は除外してある。
好ましくは、ストロンチウムは0.5〜8.0質量%である。より確実にAlSrを形成できるとともに、余剰となることを抑制できるからである。より好ましくは1.0〜6.0質量%である。ストロンチウムの効果を最大限に発揮できるからである。
(4)亜鉛
本願発明に係るマグネシウム合金は、亜鉛(Zn)を0.2〜1.0質量%含有している。
亜鉛には、強度向上、鋳造性向上の効果があるからである。
(5)アルミニウムとカルシウムとストロンチウムの関係
・カルシウムとストロンチウムの比率
金属間化合物AlCaとAlSrの両方を、より適した比率(AlCaとAlSrの生成量の比)で形成するように、好ましくは、カルシウムの含有量:ストロンチウムの含有量の比率(カルシウムの含有量を1としてときのストロンチウムの含有量)は質量比で、1:0.3〜1:1.5であり、より好ましくは質量比で、1:0.5〜1:1.1である。
・アルミニウム含有量とカルシウム含有量とストロンチウム含有量の関係
本願発明に係るマグネシウム合金において、含有するストロンチウムとカルシウムとがそれぞれ、全てAlCaとAlSrとして析出するには、以下の(2)式のyで表されるアルミニウム量(質量%)が必要である。
y=<Ca>/40.08(Caの原子量)×2(AlCaのCaに対するAlの原子比)×26.98(Alの原子量)+<Sr>/87.62(Srの原子量)×4(AlSrのSrに対するAlの原子比)×26.98(Alの原子量)+8.3(Alの最大固溶量)
=1.35×<Ca>+1.23×<Sr>+8.5 (2)
ここで、<Ca>は質量%で示したカルシウムの含有量であり、<Sr>は質量%で示したストロンチウムの含有量である。
また、式中の数値の物理的意味は数値の後の( )内に示した。
そして、本願発明に係るマグネシウム合金では、以下の(1)式を満足することが好ましい。
すなわち、のストロンチウムとカルシウムとがそれぞれ、全てAlCaとAlSrとして析出するのに必要な(2)式で示されるアルミニウム量yが、アルミニウム含有量の0.8〜1.2倍の範囲内となるようにアルミニウムを含有させることが好ましい。
アルミニウム含有量が(1)式に示される範囲内だと、アルミニウム、カルシウムおよびストロンチウムのいずれの元素も概ね過不足なく、化学量論組成に概ね近いAlCaとAlSrとを析出させ、かつアルミニウムが充分にマトリクスに固溶するからである。
0.8×<Al>≦1.35×<Ca>+1.23×<Sr>+8.5≦1.2×<Al> (1)
ここで<Al>は質量%で示したアルミニウムの含有量である。
(6)その他の成分
本願発明の合金は、上述のアルミニウム、カルシウム、ストロンチウムおよび亜鉛を含有し、残部はマグネシウム(Mg)と不可避の不純物からなってもよい。
しかし、マグネシウム合金の特性を向上することができる任意の元素を含んでよい。この場合、マグネシウム合金が持つ、比強度が高い等の特性を失うことがないように好ましくはマグネシウムを40質量%以上含有し、より好ましくはマグネシウムを50質量%以上含有する。
マグネシウムを40%以上含有し、アルミニウム、カルシウム、ストロンチウムおよび亜鉛を上記に規定した量含有するマグネシウム合金は、他の任意の元素を含んでも、その元素の種類によらず、ほとんどの場合、上述の本願発明の効果を示すことが可能である。
このように添加可能の任意の元素として以下を例示することができる。
シリコン(Si):0.1〜1.5質量%、
レアアース(RE):0.1〜1.2質量%、
ジルコニウム(Zr):0.2〜0.8質量%、
スカンジウム(Sc):0.2〜3.0質量%、
イットリウム(Y):0.2〜3.0 質量% 、
スズ(Sn):0.2〜3.0質量%、
バリウム(Ba):0.2〜3.0質量%および
アンチモン(Sb):0.1〜1.5質量%
からなる群から選択される少なくとも1つを含有してよい。
以下に、例示したそれぞれの元素を添加する効果を示す。
シリコンは、マグネシウムと金属間化合物を形成し、得られた金属間化合物が高温において安定なため、高温における変形において、粒界滑りを効果的に抑制し、耐熱性を向上させることができる。シリコンの含有量が0.1〜1.5質量%であれば、その効果を充分に発揮することが可能である。
レアアースは、マグネシウムと金属間化合物を形成し、得られた金属間化合物が高温において安定なため、高温における変形において、粒界滑りを効果的に抑制し、耐熱性を向上させることができる。レアアースの含有量が0.1〜1.2質量%であれば、その効果を充分に発揮することが可能である。
ジルコニウムは、マグネシウムと金属間化合物を形成し、得られた金属間化合物が高温において安定なため、高温における変形において、粒界滑りを効果的に抑制し、耐熱性を向上させることができる。ジルコニウムの含有量が0.2〜0.8質量%であれば、その効果を充分に発揮することが可能である。
スカンジウムは、マグネシウムに添加すると、積層欠陥エネルギーを下げ、高温における変形速度を低下させる効果がある。スカンジウムの含有量が0.2〜3.0質量%であれば、その効果を充分に発揮することが可能である。
イットリウムは、マグネシウムに添加すると、積層欠陥エネルギーを下げ、高温における変形速度を低下させる効果がある。イットリウムの含有量が0.2〜3.0質量%であれば、その効果を充分に発揮することが可能である。
スズ(錫)は、マグネシウムに添加すると、積層欠陥エネルギーを下げ、高温における変形速度を低下させる効果がある。スズの含有量が0.2〜3.0質量%であれば、その効果を充分に発揮することが可能である。
バリウムは、マグネシウムに添加すると、積層欠陥エネルギーを下げ、高温における変形速度を低下させる効果がある。バリウムの含有量が0.2〜3.0質量%であれば、その効果を充分に発揮することが可能である。
アンチモンは、マグネシウムに添加すると、積層欠陥エネルギーを下げ、高温における変形速度を低下させる効果がある。スカンジウムの含有量が0.1〜1.5質量%であれば、その効果を充分に発揮することが可能である。
(7)熱処理
AlCaおよびAlSrは、結晶粒界に網目状にAlCaおよびAlSrを含む第2相として析出することが多い。そして、上述したように塑性加工を受けると、網目状のAlCaおよびAlSrを含む第2相(析出物)は、破壊(分断)され変形方向に整列する傾向がある。
このような分断された、AlCaおよびAlSrを含む析出物は、高温強度の向上に寄与することから、塑性加工(塑性変形)により得たマグネシウム合金物品(マグネシウム合金展伸材)も高い高温強度を有する。
しかし、塑性加工後に350〜450℃で均質化熱処理を行うことにより、AlCaおよびAlSrを含む第2相粒子を再析出させ分散させることができる。これに高温強度をより向上できることを見出した。従って、本願発明に係るマグネシウム合金(マグネシウム合金物品(展伸材))は塑性加工後に350〜450℃で均質化熱処理を行うことが好ましい。350〜450℃での均質化熱処理は、この温度範囲で24〜72時間保持することが好ましい。この処理により、析出物が再溶解(再析出)して熱安定性が向上するからである。
さらに、本願発明者は、385℃〜415℃で均質化熱処理を行うことにより、AlCaおよびAlSrを含む第2相粒子を再析出させ粒界に沿って均一に分散させることができ、更にいっそう高温強度を向上できることを見出した。塑性加工後に385℃〜415℃で均質化処理を行った場合、AlCaおよびAlSrを含む第2相粒子(析出物)が網目状ではなく粒状に互いに間隔を空けて(すなわち不連続)に粒界に沿って析出し、この形態の析出物は高温強度の向上に大きく寄与する。従って、本願発明に係るマグネシウム合金(マグネシウム合金物品(展伸材))は塑性加工後に385〜415℃で均質化熱処理を行うことがより好ましい。385〜415℃での均質化熱処理は、この温度範囲で24〜72時間保持することが好ましい。この処理により、析出物が再溶解して組織が均一化され、また、粒界の熱安定性の高い金属間化合物組織を均一化、安定化できるからである。
なお、ここでいう塑性加工とは、熱間および冷間の各種の塑性加工を含む。塑性加工として、押し出し、圧延、鍛造、引き抜き、スウェージングおよびこれらの組み合わせを例示することができる。
表1に成分を有する合金サンプルを準備した。
表1に示す実施例サンプル(実施例1および実施例2)の(2)式に示すyの値については、実施例1が15.5であり、実施例が20.9となっており、(1)式を満足している。また、実施例1および実施例2のいずれも、カルシウムの含有量:ストロンチウムの含有量の比率が、質量比で1:1となっている。
Figure 2012207253
合金サンプルは、700℃で溶製し、円筒形の金型でビレットに鋳造した。鋳造ビレットを昇温速度0.5℃/分で400℃まで昇温し、48時間保持した後、水冷した。表面の酸化層を機械加工で除去した後、押出し温度350℃、押出し速度0.2mm/秒、押出し比16で押出し、丸棒(直径10mm)とした。
1)均質化熱処理
均質化熱処理の影響をみるために、上述の実施例1のサンプル(押し出し丸棒)について、押し出しまま、400℃×48時間の均質化熱処理を行った材料、420℃×48時間の均質化熱処理を行った材料を作製した。
図1は、共焦点レーザー顕微鏡により観察した金属組織を示し、図1(a)は押し出しまま材の金属組織を示し、図1(b)は400℃×48時間均質化熱処理材の金属組織を示し、図1(c)は420℃×48時間均質化熱処理材の金属組織を示す。
押し出しまま材では、AlCaおよびAlSrを含む析出物(第2相)が、分断されて押し出し方向(図の上下方向)に整列している。これに対して、400℃×48時間均質化熱処理材と420℃×48時間均質化熱処理材では、AlCaおよびAlSrを含む析出物(第2相)が分散しており、特に400℃×48時間均質化熱処理材では、比較的微細なAlCaおよびAlSrを含む粒状の析出物が粒界に沿って均一に互いに間隔を空けて分布している。
図2は、押し出しまま材、400℃×48時間均質化熱処理材および420℃×48時間均質化熱処理材の150℃における高温引張試験結果(真応力−真歪線図)を示す。引張試験は、温度150℃、引張り速度1×10−3/秒で実施した。
いずれのサンプルも150℃での引張強度が250MPaと優れた高温強度(耐熱性)を示している。そのなかでも400℃×48時間均質化熱処理材および420℃×48時間均質化熱処理材は、押し出しまま材より高い高温強度を示している。特に、400℃×48時間均質化熱処理材は、300MPaを超える極めて高い高温強度を有している。
以上の結果から、以降の評価は、実施例1、2および比較例1〜3の押出し丸棒に400℃×48時間の均質化熱処理を施し、引張り試験片に加工した後実施した。
2)結晶粒径測定結果
表2にそれぞれの合金サンプルの結晶粒径を示す。
結晶粒径の測定は、EBSD(Electron back scattered diffraction patterns)法により求めた。15°以上の方位のずれを結晶粒界とし、結晶粒を定義した。
平均結晶粒径は全面積を単純に結晶粒の数で割ることにより求めた。
Figure 2012207253
比較例3では、析出物が粗大化したため、結晶粒径を測定することが出来なかった。比較例3を除くと、アルミニウム、カルシウムおよびストロンチウムの添加量が増加するにつれて、結晶粒径(ピークトップ粒径および面積平均粒径のいずれも)は小さくなっている。
3)室温引張特性
図3は、室温における引張り強度の測定結果である。それぞれの合金サンプルの引張り強さ、0.2%耐力、伸びの測定結果を示す。比較例2および3では、材料が脆くて0.2%耐力を測定することができなかった。
引張強さは、比較例1、実施例1および実施例2が300MPa以上と優れた値を示した。しかし、比較例1は0.2%耐力が250MPa未満であり、250MPa以上の0.2%耐力を有する実施例1および実施例2は比較例サンプルと比べ室温強度に優れていることが判る。伸びについても実施例1および実施例2は2%以上であり充分な延性を有していることが判る。
また、高強度マグネシウム合金として知られているAZ91合金を実施例1および2サンプルと同程度の押し出し温度360℃および同程度の押出し比22で押し出して作製したサンプルの引張り強さが295MPaであることが知られており(Hanlin Ding et.al, Journal of alloys and compounds, 456(2008) 400-406)、これからも実施例1および2のサンプルが高い室温強度を有することが判る。
4)高温強度
図4は高温引張り強さの測定結果である。高温引張試験は、測定温度175℃、ひずみ速度1×10−4/秒で実施した。
比較例3のサンプルは引張り応力を付与して間もなく破断したため、高温強度を測定できなかった。
実施例1および実施例2は、175℃における高温強度が210MPa以上と比較例と比べて高い高温強度を示した。
以上より、実施例サンプルは室温および高温の両方において、高い強度を示すことが判る。

Claims (5)

  1. アルミニウム(Al):14.0〜23.0質量%、
    カルシウム(Ca):11.0質量%以下(0質量%を含まず)、
    ストロンチウム(Sr):12.0質量%以下(0質量%を含まず)、および
    亜鉛(Zn):0.2〜1.0質量%
    を含むことを特徴とするマグネシウム合金。
  2. シリコン(Si):0.1〜1.5質量%、
    レアアース(RE):0.1〜1.2質量%、
    ジルコニウム(Zr):0.2〜0.8質量%、
    スカンジウム(Sc):0.2〜3.0質量%、
    イットリウム(Y):0.2〜3.0 質量% 、
    スズ(Sn):0.2〜3.0質量%、
    バリウム(Ba):0.2〜3.0質量%および
    アンチモン(Sb):0.1〜1.5質量%
    からなる群から選択される少なくとも1つを更に含むことを特徴とする請求項1に記載のマグネシウム合金。
  3. カルシウム(Ca)の含有量に対するストロンチウム(Sr)の含有量の比率が質量比で1:0.3〜1:1.5であることを特徴とする請求項1または2に記載のマグネシウム合金。
  4. アルミニウム(Al)の含有量とカルシウム(Ca)の含有量とストロンチウム(Sr)の含有量とが、以下の(1)式に示す関係を満足することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のマグネシウム合金。

    0.8×<Al>≦1.35×<Ca>+1.23×<Sr>+8.5≦1.2×<Al> (1)

    (但し、<Al>は質量%で表したアルミニウム(Al)の含有量であり、<Ca>は質量%で表したカルシウム(Ca)の含有量であり、<Sr>は質量%で表したストロンチウム(Sr)の含有量である。)
  5. 結晶粒界にAlCaおよびAlSrを含む析出物が互いに間隔を空けて析出していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のマグネシウム合金。
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