JP2012203245A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロール部材が発熱部に押し付けられた状態でそのロール部材が回転したときに、そのロール部材が発熱部に押し付けられた状態を維持する。
【解決手段】プーリ575と加圧ロール569におけるプーリ571とには、伝動ベルト575が掛け渡されている。プーリ575が方向Dに回転すると、プーリ571には、外力として、伝動ベルト575にかかる張力によって発生する力F4及び力F5が及ぶ。力F4及び力F5の合力F6が、回転軸567の回転中心573と同一線上に作用することで、加圧部565が回転軸567を中心として回転しても、回転軸567周りの回転モーメントは発生しない。その結果、加圧力WFは、回転モーメントによる影響を受けることはない。
【選択図】図5

Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1には、互いに接触することにより圧接面を形成する回転可能な定着部材及び回転可能な加圧部材を、圧接及び離間させるカムを備えた定着装置が記載されている。
特開2011−39365号公報
本発明は、発熱する発熱部と、回転軸を中心にして回転可能なロール部材であって、或る点を中心にして円運動を行うことにより、発熱部に押し付けられた状態と発熱部から離間させられた状態とのうちいずれかの状態になるロール部材とを備えた定着装置において、ロール部材が発熱部に押し付けられた状態でそのロール部材が回転したときに、そのロール部材が発熱部に押し付けられた状態を維持することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、発熱する発熱部と、回転軸を中心にして回転可能なロール部材であって、或る点を中心にして円運動を行うことにより、前記発熱部に押し付けられた状態と前記発熱部から離間させられた状態とのうちいずれかの状態になるロール部材と、前記ロール部材の前記回転軸に掛け渡されたベルト部材と、前記ベルト部材を回転駆動する駆動手段であって、前記ロール部材が前記発熱部に押し付けられた状態においては、前記ロール部材と前記発熱部との間に挟まれた、トナー像転写後の媒体を搬送するよう、前記ベルト部材を回転駆動して前記ロール部材を回転させる駆動手段とを備え、前記ロール部材が前記発熱部に押し付けられた状態で前記駆動手段によって回転駆動させられているときに、前記ロール部材の回転軸が前記ベルト部材から受ける力を表すベクトルの始点側の延長線上に、前記円運動の中心となる前記或る点があることを特徴とする定着装置を提供する。
また、本発明は、感光層を有し、軸を中心に回転する感光体と、前記感光層を帯電させる帯電部と、画像データに応じた光を照射することにより、前記帯電した感光層を露光し、潜像を形成する露光部と、前記形成された潜像をトナーで現像し、トナー像を形成する現像部と、前記形成されたトナー像を前記感光体から媒体に転写する転写部と、前記媒体に転写されたトナー像を当該媒体に定着させる請求項1に記載の定着装置を備える画像形成装置を提供する。
請求項1に係る発明によれば、円運動の中心となる或る点が、ロール部材の回転軸に掛け渡されたベルト部材から受ける力を表すベクトルの始点側の延長線上にない場合と比較して、発熱する発熱部と、回転軸を中心にして回転可能なロール部材であって、或る点を中心にして円運動を行うことにより、発熱部に押し付けられた状態と発熱部から離間させられた状態とのうちいずれかの状態になるロール部材とを備えた定着装置において、ロール部材が発熱部に押し付けられた状態でそのロール部材が回転したときに、そのロール部材が発熱部に押し付けられた状態が維持される。
請求項2に係る発明によれば、円運動の中心となる或る点が、ロール部材の回転軸に掛け渡されたベルト部材から受ける力を表すベクトルの始点側の延長線上にない場合と比較して、媒体上におけるトナー像の定着の不良が起こりにくくなる。
画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図 画像形成部の構成を示す図 定着装置の構成を表す断面図 定着装置の構成を表す断面図 実施形態における定着装置の構成を表す断面図
以下、本発明の実施形態について説明する。
<実施形態>
<構成>
図1は、画像形成装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。画像形成装置100は、例えばプリンタであり、制御部10と、通信部20と、操作部30と、記憶部40と、画像形成部50とを備える。制御部10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を有する。制御部10において、CPUが、ROM又は記憶部40に記憶されているプログラムをRAMにロードして実行することによって、画像形成装置100の各部を制御する。
通信部20は、外部装置とデータを送受信するためのインタフェースを備え、例えば、情報処理装置(非図示)から送信される画像データを受信する。操作部30は、ボタン等の操作子を備え、ユーザの操作に応じてその操作内容を表す操作信号を制御部10に出力する。記憶部40は、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置を備え、例えば、画像形成対象となる画像データやプログラム等を記憶する。画像形成部50は、帯電、露光、現像、転写、定着といった電子写真プロセスにより、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、及びK(ブラック)の4色のトナーによって用紙などの媒体に画像を形成する。
図2は、画像形成部50の構成を示す図である。画像形成部50は、一次転写部51Y、51M、51C、及び51Kと、露光部52と、中間転写部53と、二次転写部54と、複数の搬送ロール55と、定着部56とを有する。一次転写部51は、像保持体であって
感光層を有し軸を中心に回転する感光体ドラムと、帯電装置と、現像装置511Y、511M、511C、及び511Kと、一次転写ロールとを有する。中間転写部53は、複数の回転ロールと、これらに掛け渡された中間転写ベルトとを有する。二次転写部54は、二次転写ロールと、これに対向するバックアップロールとを有する。なお、画像形成部50の各符号のうち、その末尾にアルファベット(Y、M、C又はK)が付されたものは、アルファベットに対応する色の画像形成に関わる構成である。末尾のアルファベットのみが異なる各符号は、その位置や用いるトナーが異なるが、その構成は共通である。なお、これら各構成の各々を特に区別する必要がない場合には、符号の末尾のアルファベットを省略して説明する。
画像形成部50においては、図2に示す破線の矢印方向(搬送方向T)に搬送される媒体に画像が形成される。感光体ドラムは、表面に光導電膜を積層した円筒状の部材である。帯電装置は、感光体ドラムの光導電膜を決められた電位に帯電させる。露光部52は、帯電された感光体ドラムに画像データに応じた光を照射(露光)して露光光に応じた静電潜像を形成する。このときの露光強度や露光位置は制御部10によって制御される。現像装置511は、上述した4色のトナーを用いて、各感光体ドラムに形成された静電潜像を現像する。中間転写ベルトは、無端のベルト状の部材であり、前述した複数の回転ロール、一次転写ロール及びバックアップロールと接触しながら、矢印r方向に移動する。中間転写ベルトが掛け渡された各回転ロールは、中間転写ベルトを支持する円筒状の部材であり、その中心軸を回転軸として回転する。
一次転写ロールは、中間転写ベルトを挟んで感光体ドラムと対向する円筒状の部材である。この一次転写ロールと感光体ドラムとの間に電位差によって、感光体ドラム表面のトナー像が中間転写ベルト表面に転写される。二次転写ロールは、中間転写ベルトを挟んでバックアップロールと対向する円筒状の部材である。二次転写ロールとバックアップロールとの間に電位差によって中間転写ベルト表面のトナー像が媒体の表面に転写される。複数の搬送ロール55は、二次転写部54が転写を行う位置に媒体を搬送し、トナー像が転写された媒体を定着部56が設けられた位置に搬送する円筒状の部材である。定着部56は、トナー像が転写された媒体を加熱及び加圧し、トナー像を媒体に定着させる。
次に、本実施形態の定着装置56との比較例である定着装置56aについて説明を行った後、本実施形態における定着装置56について説明を行う。図3及び図4は、定着装置56aの構成を表す断面図であり、定着装置56aを、媒体の搬送方向に直交する方向であって、水平な方向から見たときの構造を表している。定着装置56aは、発熱部560及び加圧部565を備えている。加圧部565は、回転軸567を中心に方向Rに回転可能である。図4(a)は、加圧部565が発熱部560に接した状態を表しており、この状態で加圧部565及び発熱部560の間に媒体が挟まれてトナー像の定着がなされる。一方、図3は、加圧部565が図4(a)の状態から下方へと或る量だけ回転して発熱部560から離間した状態を表している。なお、加圧部560の回転とは、360°以上回転することを要求するものではなく、360°未満の回転のことである。このように加圧部565が回転軸567を中心に回転することにより、加圧部565の加圧ロール569は回転軸567を中心に円運動を行うことになる。この円運動は、完全な円を描く運動である必要は無く、例えば楕円を描く運動であってもよい。
発熱部560は、無端ベルト561と、押し当て部材562と、発熱体563と、回転ロール564とを備える。無端ベルト561は、媒体200(図4(a))の搬送方向Tに交差する方向の幅より大きい寸法の幅を有する無端の帯状部材であり、発熱部560の外周面を形成している。無端ベルト561は、その内周面が押し当て部材562によって支持された状態で、加圧部565の加圧ロール569の回転に伴って方向Aに沿って回転する。押し当て部材562は、例えば無端ベルト561の幅と同じ長さを有する形状の合成樹脂及び金属板が重ねられて構成されている。合成樹脂は無端ベルト561の内周面に接する位置に設けられ、金属板はこの合成樹脂を支持している。押し当て部材562は、無端ベルト561を、その内周面側から支持しており、加圧部565が発熱部560に接した状態では無端ベルト561を加圧部565の加圧ロール569の外周面に押し当てる。これにより、無端ベルト561の外周面と加圧ロール569の外周面との間には、圧接部NP(図4(a))が形成される。この圧接部NPの、搬送方向Tにおける長さは例えば3cmである。発熱体563は、例えば無端ベルト561の幅と同じ長さを有する円筒状のハロゲンランプと、当該ハロゲンランプを覆い支持する支持部材とで構成されている。この発熱体563は、押し当て部材562の上方(圧接部NPから遠いほう)においてその押し当て部材562に接するようにして配置されており、押し当て部材562を加熱する。押し当て部材562の表面温度は図示しない温度検出器により検出され、その検出値に基づいて発熱体563の発熱量が制御部10によって制御される。これにより、押し当て部材562の表面温度が、定着に適するように予め決められた温度に保たれる。回転ロール564は、例えば無端ベルト561の幅よりも回転軸が長い円筒状の部材であり、無端ベルト561の回転に伴い、その回転軸を中心に回転する。
加圧部565は、開口部OP1を有する中空の立方体形状のケース566と、ケース566内に設けられた回転軸567、伝動ベルト568及び加圧ロール569とを備える。このケース566は、加圧ロール569の回転軸方向において、媒体200の搬送方向Tに交差する方向の幅より大きい寸法の幅を有している。加圧部565は、制御部10の制御の下、図示しない駆動部より駆動力を受けることで、回転軸567を中心として方向Rに回転することにより、発熱部560と離間したり接したりする。ここで、加圧ロール569が発熱部560に接することで圧接部NPの形成された状態が維持され続けると、熱により加圧ロール569が破損する可能性がある。従って、加圧部565は、媒体200に定着が行われている間は発熱部560と接し、定着が行われていない間は発熱部560と離間するようになっているわけである。プーリ570は、図示せぬモータの駆動軸とギアなどの伝達機構を介して連結されており、このモータからの駆動力によって回転軸567と同一軸を中心に、且つその回転軸567の回転とは独立に回転する。伝動ベルト568は、無端の帯状部材であって、プーリ570及びプーリ571に掛け渡されている。加圧ロール569は、媒体200の搬送方向Tに交差する方向の幅より大きい寸法の軸長を有する金属製の円筒機材の表面に、弾性層と離型層とが形成されたものである。加圧ロール569の回転軸の両端部は、ベアリング式の軸受けを介して、図示しないフレームに回転自在に支持されている。プーリ571は、加圧ロール569の回転軸に取り付けられており、伝動ベルト568を介してプーリ570の駆動力を加圧ロール569に伝える。これにより、加圧ロール569は、方向Bに回転する。
図4(a)において、加圧部565が発熱部560に接した状態では、加圧ロール569が無端ベルト561及び押し当て部材562に対して加圧力WFで押し付けられていることにより、加圧ロール569と無端ベルト561との間に圧接部NPが形成される。媒体200が圧接部NPを通過する際に加熱及び加圧されることで、トナー像が媒体200に定着する。このとき、加圧力WFは、回転軸567を中心とした加圧部565の回転による影響を受けて、その大きさが変動するが、具体的には以下のとおりである。まず、プーリ570が回転していないときは、伝動ベルト568にかかる張力はどの箇所においても均等であるが、ひとたびプーリ570が方向Cに回転し、その回転に伴って加圧ロール569が回転するときには、プーリ571からプーリ570に向かう方向に移動する伝動ベルト568の部分(図中上方のベルト部分)における張力が、プーリ570からプーリ571に向かう方向に移動する伝動ベルト568の部分(図中下方のベルト部分)における張力よりも大きくなる。この結果、プーリ571に対しては、伝動ベルト568にかかる張力によって発生する力F1及び力F2(|F1|>|F2|)が外力として作用する。このとき、プーリ571の回転軸、つまり加圧ロール569の回転中心572には、これらの力F1及びF2の合力F3が作用する。図4(b)は、力F1及び力F2と、合力F3の大きさ及び方向(ベクトル)を示す図である。このような合力F3が発生したときに、図4(a)に示されるように、回転中心572を作用点とした合力F3の延長線上に、回転軸567の回転中心573がない場合、回転軸567周りの回転モーメントが発生する。図4において破線hは、回転中心573と回転中心572とを結ぶ線分である。図の例の場合には、加圧部565を下方に回転させようとする回転モーメントが発生する。これにより、加圧力WFは、この回転モーメントによる影響を受けて、その大きさが小さくなり、圧接部NPにおける加圧ロール569及び無端ベルト561間の距離が変動する。このような状態であると、媒体200が圧接部NPを通過する際に適切な加熱及び加圧が行われず、媒体200へのトナー像の定着が不完全なものとなる可能性がある。
次に、図5を参照して、本発明の実施形態における定着装置56について説明を行う。図5は、実施形態における定着装置56の構成を表す断面図である。図5において、図3及び図4と同一の符号を付したものは図3及び図4と同一の内容である。図5(a)における定着装置56は、加圧部565が、開口部OP1に加えて開口部OP2を有すること、プーリ571を回転させるための駆動源である駆動モータがケース566の外部に設けられていること、及び伝動ベルト574がプーリ571と上記の駆動モータの回転軸に設けられたプーリ575に掛け渡されていることにおいて、図3及び図4における定着装置56aと異なっている。
図5(a)において、制御部10の制御の下で加圧部565が発熱部560に接して、加圧ロール569から無端ベルト561及び押し当て部材562に対して加圧力WFが作用することにより、圧接部NPが形成される。プーリ575が回転していないときは、伝動ベルト574にかかる張力はどの箇所においても均等であるが、ひとたびプーリ575が方向Dに回転し、その回転に伴って加圧ロール569が回転するときには、プーリ571からプーリ575に向かう方向に移動する伝動ベルト575の部分(図中下方のベルト部分)における張力が、プーリ575からプーリ571に向かう方向に移動する伝動ベルト575の部分(図中上方のベルト部分)における張力よりも大きくなる。この結果、プーリ571に対しては、伝動ベルト575にかかる張力によって発生する力F4及びF5(|F5|>|F4|)が外力として作用する。このとき、プーリ571の回転軸、つまり加圧ロール569の回転中心572には、これらの力F4及びF5の合力F6が作用する。図5(b)は、力F4及び力F5と合力F6の大きさ及び方向(ベクトル)を示す図である。このような合力F6が発生したときに、図5(a)に示されるように、回転中心572を作用点とした合力F6の始点側の延長線上に、回転軸567の回転中心573がある。図5において破線iは、回転軸573を作用点とした合力F6の始点側の延長線である。つまり、定着装置の設計段階において、上記のような合力F6の始点側の延長線上に回転軸567の回転中心573があるように、伝動ベルト574の長さや回転速度、回転軸567の位置、そしてプーリ571,575の位置や径が決められているのである。合力F6の始点側の延長線上に回転軸567の回転中心573がある場合、回転軸567周りの回転モーメントは発生しない。従って、加圧力WFは、回転モーメントによる影響を受けず、前述したように、圧接部NPにおける加圧ロール569及び無端ベルト561間の距離が変動することが抑制される。つまり、加圧ロール569が回転したときであっても、加圧ロール569が発熱部560に押し付けられた状態が維持される。
なお、図5においては、加圧部565と発熱部560が接した状態を示したが、定着装置56においても、定着装置56aと同様に、加圧部565が回転軸567を中心として方向Rに回転することにより、発熱部560と離間することが可能である。ここで、離間に際して加圧部565が回転軸567を中心として回転しても、ケース566に設けられた開口部OP2には、十分な空間が確保されているため、伝動ベルト574がケース566に触れることはない。
このように、本実施形態によれば、円運動の中心となる或る点が、ロール部材の回転軸に掛け渡されたベルト部材から受ける力を表すベクトルの始点側の延長線上にない場合と比較して、発熱する発熱部と、回転軸を中心にして回転可能なロール部材であって、或る点を中心にして円運動を行うことにより、発熱部に押し付けられた状態と発熱部から離間させられた状態とのうちいずれかの状態になるロール部材とを備えた定着装置において、ロール部材が発熱部に押し付けられた状態でそのロール部材が回転したときに、そのロール部材が発熱部に押し付けられた状態が維持される。また、円運動の中心となる或る点が、ロール部材の回転軸に掛け渡されたベルト部材から受ける力を表すベクトルの始点側の延長線上にない場合と比較して、媒体上におけるトナー像の定着の不良が起こりにくくなる。
<変形例>
以上の実施形態は、次のように変形可能である。
実施形態において発熱部560は、無端ベルト561、押し当て部材562、発熱体563、及び回転ロール564から構成されていたが、これに代えて次のようにしてもよい。変形例における発熱部は、発熱ロールと、発熱体とからなる。発熱ロールは、媒体200(図5)の搬送方向Tに交差する方向の幅より大きい寸法の幅を有する円筒状の部材である。発熱体は、実施形態と同様の構成をとり、発熱ロールの円筒内に組み込まれることで、発熱ロールを加熱する。このようにしても、実施形態と同様の効果を奏する。
なお、画像形成部50は、必ずしも二次転写部54を必要とせず、一次転写部51Y〜51Kのみによって媒体へのトナー像の転写がなされてもよい。また、一次転写部は必ずしもカラー画像を形成せずともよく、一次転写部51Kのみを用いてモノクロの画像が形成されるようにしてもよい。
10…制御部、20…通信部、30…操作部、40…記憶部、50…画像形成部、51Y,51M,51C,51K…一次転写部、511Y,511M,511C,511K…現像装置、52…露光部、53…中間転写部、54…二次転写部、55…搬送ロール、56…定着部、100…画像形成装置、200…媒体、560…発熱部、561…無端ベルト、562…押し当て部材、563…発熱体、564…回転ロール、565…加圧部、566…ケース、567…回転軸、568,574…伝動ベルト、569…加圧ロール、570,571,575…プーリ、572,573…回転中心、A,B,C,D,r,R…方向、F1,F2,F4,F5…力、F3,F6…合力、h,i…線分、NP…圧接部、OP1,OP2…開口部、T…搬送方向、WF…加圧力

Claims (2)

  1. 発熱する発熱部と、
    回転軸を中心にして回転可能なロール部材であって、或る点を中心にして円運動を行うことにより、前記発熱部に押し付けられた状態と前記発熱部から離間させられた状態とのうちいずれかの状態になるロール部材と、
    前記ロール部材の前記回転軸に掛け渡されたベルト部材と、
    前記ベルト部材を回転駆動する駆動手段であって、前記ロール部材が前記発熱部に押し付けられた状態においては、前記ロール部材と前記発熱部との間に挟まれた、トナー像転写後の媒体を搬送するよう、前記ベルト部材を回転駆動して前記ロール部材を回転させる駆動手段とを備え、
    前記ロール部材が前記発熱部に押し付けられた状態で前記駆動手段によって回転駆動させられているときに、前記ロール部材の回転軸が前記ベルト部材から受ける力を表すベクトルの始点側の延長線上に、前記円運動の中心となる前記或る点がある
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 感光層を有し、軸を中心に回転する感光体と、
    前記感光層を帯電させる帯電部と、
    画像データに応じた光を照射することにより、前記帯電した感光層を露光し、潜像を形成する露光部と、
    前記形成された潜像をトナーで現像し、トナー像を形成する現像部と、
    前記形成されたトナー像を前記感光体から媒体に転写する転写部と、
    前記媒体に転写されたトナー像を当該媒体に定着させる請求項1に記載の定着装置と
    を備える画像形成装置。
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