JP6503800B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
本発明は、定着ニップ部の設定を行う場合に、押付部材が操作受付部材を介して第1定着部材と第2定着部材とを押し付ける場合と比較して、簡易な構成にて、定着ニップ部の設定を行えることを目的とする。
請求項2記載の発明は、前記操作受付部材は、外部から受け付けた前記第1方向とは逆の第2方向の回転操作に伴って、前記第1支持部材に保持されていた前記押付部材の前記一端を当該第1支持部材から受け取ることで、前記定着ニップ部の形成を解除させることを特徴とする請求項1記載の定着装置である。
請求項3記載の発明は、前記押付部材は引張バネにて構成されるとともに、当該引張バネは、バネ本体と、当該バネ本体の一端側に設けられて前記第1支持部材または前記操作受付部材に保持される第1フックと、当該バネ本体の他端側に設けられて前記第2支持部材に保持される第2フックとを備え、前記第1支持部材は、前記定着ニップ部を形成した状態において前記第1フックを引っ掛ける凹部を有することを特徴とする請求項1または2記載の定着装置である。
請求項4記載の発明は、前記操作受付部材は、外部から受け付けた回転操作に伴って、前記第1フックを掬うための凹部を有することを特徴とする請求項3記載の定着装置である。
請求項5記載の発明は、記録材に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部による画像形成がなされた記録材上の画像を当該記録材に定着する定着装置とを備え、前記定着装置は、回転可能に設けられ、記録材への画像の定着に用いられる第1定着部材と、回転可能に設けられ、前記第1定着部材に押し付けられて当該第1定着部材とともに記録材が通過する定着ニップ部を形成する第2定着部材と、前記第1定着部材の軸方向両端側にて当該第1定着部材を支持する第1支持部材と、前記第1支持部材に対して回転可能に取り付けられ、前記第2定着部材の軸方向両端側にて当該第2定着部材を支持する第2支持部材と、一端が前記第1支持部材に保持されるとともに他端が前記第2支持部材に保持され、当該第1支持部材および当該第2支持部材を介して前記第1定着部材と前記第2定着部材とを押し付ける押付部材と、前記第1支持部材に回転可能に取り付けられ、外部から回転操作を受け付ける操作受付部材とを含み、前記操作受付部材は、外部から受け付けた第1方向の回転操作に伴って、前記操作受付部材に保持されていた前記押付部材の前記一端を前記第1支持部材に受け渡すことで、前記定着ニップ部を形成させることを特徴とする画像形成装置である。
請求項6記載の発明は、前記操作受付部材は、外部から受け付けた前記第1方向とは逆の第2方向の回転操作に伴って、前記第1支持部材に保持されていた前記押付部材の前記一端を当該第1支持部材から受け取ることで、前記定着ニップ部の形成を解除させることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置である。
請求項7記載の発明は、前記画像形成部および前記定着装置を収容する筐体と、前記筐体に対して開閉自在に取り付けられる開閉部材とをさらに備え、前記操作受付部材は、前記筐体に対して前記開閉部材を開く開動作に連動して回転することで前記定着ニップ部の形成を解除させ、当該筐体に対して当該開閉部材を閉じる閉動作に連動して逆方向に回転することで当該定着ニップ部を形成させることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置である。
請求項2記載の発明によれば、容易に定着ニップ部の設定を行うことができる。
請求項3記載の発明によれば、定着ニップ部を形成する際の位置決めの精度を向上させることができる。
請求項4記載の発明によれば、定着ニップ部の形成の設定を容易に行うことが可能になる。
請求項5記載の発明によれば、定着ニップ部の設定を行う場合に、押付部材が操作受付部材を介して第1定着部材と第2定着部材とを押し付ける場合と比較して、定着ニップ部にかかる荷重のばらつきを抑制することができる。
請求項6記載の発明によれば、容易に定着ニップ部の設定を行うことができる。
請求項7記載の発明によれば、定着装置からの記録材の除去を容易に行うことが可能になる。
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置1の全体構成の一例を示す図である。ここで、図1は、画像形成装置1をフロント側から眺めたときの断面構成を示している。
画像形成部10は、トナーを用いて画像を形成する。また、中間転写ベルト20には、画像形成部10によって形成された画像が一次転写される。さらに、二次転写装置30は、中間転写ベルト20に一次転写された画像を用紙Pに二次転写する。さらにまた、用紙供給部40は、二次転写装置30に向けて用紙Pの供給を行う。また、定着装置50は、二次転写装置30によって用紙Pに二次転写された画像を定着させる。そして、制御部60は、画像形成装置1を構成する各部の動作を制御する。
感光体ドラム11は中間転写ベルト20に対向して配置されており、図中に矢印で示す方向に回転する。また、帯電装置12、露光装置13、現像装置14、一次転写装置15およびドラム清掃装置16は、感光体ドラム11の周囲に、上記矢印方向に沿ってこの順に配置される。ここで、帯電装置12は、感光体ドラム11の外周面に設けられた感光層(図示せず)を、予め決められた電位に帯電する。また、露光装置13は、帯電された感光体ドラム11の感光層を選択的に露光し、静電潜像を形成する。さらに、現像装置14は、感光体ドラム11上に形成された静電潜像を、対応する色のトナーで現像する。さらにまた、一次転写装置15は、中間転写ベルト20を挟んで感光体ドラム11と対向する位置に配置される。この一次転写装置15は、感光体ドラム11上に現像されたトナー像を中間転写ベルト20に一次転写する。ドラム清掃装置16は、一次転写後の感光体ドラム11に残留する残トナーを清掃する。
図示しない外部機器から画像情報を受信すると、制御部60は、画像情報に基づく露光データを作成して画像形成部10における各露光装置13に出力する。また、制御部60は、画像形成装置1を構成する各部に動作開始の制御信号を出力する。
図2は、ニップ状態に設定された定着装置50の構成を示す図である。また、図3は、ニップ解除状態に設定された定着装置50の構成を示す図である。ここで、図2および図3は、定着装置50をフロント側から眺めたときの構成を示している。なお、ニップ状態およびニップ解除状態については後述する。
支持軸部5311は、ロール支持部材531の板面から外側に突出して形成され、ベルト支持部材532に設けられた支持軸装着孔5321にはめ込まれる。これにより、ベルト支持部材532は、ロール支持部材531に対して回転可能となる。バネ装着部5312は、ロール支持部材531に設けられた凹状の窪み(凹部)からなり、図2に示すニップ状態において、引張バネ534に設けられた第1フック5341(後述)を保持する。軸受装着部5313は、ロール支持部材531に設けられた凹状の窪みからなり、すべり軸受533をはめ込んで装着する。レバー装着孔5314は、ロール支持部材531に設けられた円形状の穿孔からなり、レバー535に設けられたレバー軸部5351がはめ込まれる。これにより、レバー535は、ロール支持部材531に対して回転自在に取り付けられる。
支持軸装着孔5321は、ベルト支持部材532に設けられた円形状の穿孔からなり、ロール支持部材531に設けられた支持軸部5311がはめ込まれる。バネ装着孔5322は、ベルト支持部材532に設けられた長円状の穿孔からなり、図2に示すニップ状態および図3に示すニップ解除状態において、引張バネ534に設けられた第2フック5342(後述)を保持する。はめ込み部5323は、ベルト支持部材532に設けられた凹状の窪みからなり、加圧モジュール52をはめ込んで装着する。
バネ本体5340はコイル状を呈しており、バネ本体5340の下方には第1フック5341が、バネ本体5340の上方には第2フック5342が、それぞれ設けられる。第1フック5341は、図2に示すニップ状態において、ロール支持部材531に設けられたバネ装着部5312に装着される。また、第1フック5341は、図3に示すニップ解除状態において、レバー535に設けられたバネ受け部5352(後述)に装着される。一方、第2フック5342は、図2に示すニップ状態および図3に示すニップ解除状態のいずれにおいても、ベルト支持部材532に設けられたバネ装着孔5322に装着される。
レバー軸部5351はレバー535の下側において板面から外側に突出して形成され、ロール支持部材531に設けられたレバー装着孔5314にはめ込まれる。バネ受け部5352は、レバー535においてレバー装着孔5314よりも下方に設けられる。バネ受け部5352は鈎状の形状(凹部)を呈しており、図3に示すニップ解除状態において、引張バネ534の第2フック5342を引っ掛けて保持するようになっている。
図4(a)〜(d)は、開動作すなわちニップ状態からニップ解除状態への移行を説明するための図である。ここで、図4(a)〜(d)は、定着装置50の引張バネ534における第1フック5341側を、リア側から眺めたときの構成を示している。そして、図4(a)はニップ状態を、図4(b)はニップ状態からニップ解除状態への第1移行段階を、図4(c)はニップ状態からニップ解除状態への第2移行段階を、図4(d)はニップ解除状態を、それぞれ示している。
Claims (7)
- 回転可能に設けられ、記録材への画像の定着に用いられる第1定着部材と、
回転可能に設けられ、前記第1定着部材に押し付けられて当該第1定着部材とともに記録材が通過する定着ニップ部を形成する第2定着部材と、
前記第1定着部材の軸方向両端側にて当該第1定着部材を支持する第1支持部材と、
前記第1支持部材に対して回転可能に取り付けられ、前記第2定着部材の軸方向両端側にて当該第2定着部材を支持する第2支持部材と、
一端が前記第1支持部材に保持されるとともに他端が前記第2支持部材に保持され、当該第1支持部材および当該第2支持部材を介して前記第1定着部材と前記第2定着部材とを押し付ける押付部材と、
前記第1支持部材に回転可能に取り付けられ、外部から回転操作を受け付ける操作受付部材と
を含み、
前記操作受付部材は、外部から受け付けた第1方向の回転操作に伴って、当該操作受付部材に保持されていた前記押付部材の前記一端を前記第1支持部材に受け渡すことで、前記定着ニップ部を形成させること
を特徴とする定着装置。 - 前記操作受付部材は、外部から受け付けた前記第1方向とは逆の第2方向の回転操作に伴って、前記第1支持部材に保持されていた前記押付部材の前記一端を当該第1支持部材から受け取ることで、前記定着ニップ部の形成を解除させること
を特徴とする請求項1記載の定着装置。 - 前記押付部材は引張バネにて構成されるとともに、当該引張バネは、バネ本体と、当該バネ本体の一端側に設けられて前記第1支持部材または前記操作受付部材に保持される第1フックと、当該バネ本体の他端側に設けられて前記第2支持部材に保持される第2フックとを備え、
前記第1支持部材は、前記定着ニップ部を形成した状態において前記第1フックを引っ掛ける凹部を有することを特徴とする請求項1または2記載の定着装置。 - 前記操作受付部材は、外部から受け付けた回転操作に伴って、前記第1フックを掬うための凹部を有することを特徴とする請求項3記載の定着装置。
- 記録材に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部による画像形成がなされた記録材上の画像を当該記録材に定着する定着装置と
を備え、
前記定着装置は、
回転可能に設けられ、記録材への画像の定着に用いられる第1定着部材と、
回転可能に設けられ、前記第1定着部材に押し付けられて当該第1定着部材とともに記録材が通過する定着ニップ部を形成する第2定着部材と、
前記第1定着部材の軸方向両端側にて当該第1定着部材を支持する第1支持部材と、
前記第1支持部材に対して回転可能に取り付けられ、前記第2定着部材の軸方向両端側にて当該第2定着部材を支持する第2支持部材と、
一端が前記第1支持部材に保持されるとともに他端が前記第2支持部材に保持され、当該第1支持部材および当該第2支持部材を介して前記第1定着部材と前記第2定着部材とを押し付ける押付部材と、
前記第1支持部材に回転可能に取り付けられ、外部から回転操作を受け付ける操作受付部材と
を含み、
前記操作受付部材は、外部から受け付けた第1方向の回転操作に伴って、前記操作受付部材に保持されていた前記押付部材の前記一端を前記第1支持部材に受け渡すことで、前記定着ニップ部を形成させること
を特徴とする画像形成装置。 - 前記操作受付部材は、外部から受け付けた前記第1方向とは逆の第2方向の回転操作に伴って、前記第1支持部材に保持されていた前記押付部材の前記一端を当該第1支持部材から受け取ることで、前記定着ニップ部の形成を解除させること
を特徴とする請求項5記載の画像形成装置。 - 前記画像形成部および前記定着装置を収容する筐体と、
前記筐体に対して開閉自在に取り付けられる開閉部材と
をさらに備え、
前記操作受付部材は、前記筐体に対して前記開閉部材を開く開動作に連動して回転することで前記定着ニップ部の形成を解除させ、当該筐体に対して当該開閉部材を閉じる閉動作に連動して逆方向に回転することで当該定着ニップ部を形成させること
を特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
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