JP6503800B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
公報記載の従来技術として、装置カバーを閉める際に装置カバー側に設けられた押圧レバーで装置本体側の揺動レバーを押し込んで、揺動レバーを加圧解除位置から加圧位置へ揺動させる過程で、揺動レバーから押圧レバーにかかるモーメントの方向を、押圧レバーを押し下げる方向から押し上げる方向に切り換わるように構成してなる定着装置が存在する(特許文献1参照)。
また、他の公報記載の従来技術として、加圧レバーと圧力解除レバーと圧力解除レバーに対してその一端が回動自在に取りつけられたロック部材と、ロック部材をロック方向に引っ張る弾性部材とを有し、圧力解除レバーを回動することによりロック部材の位置を変位させて、定着部材が他方の定着部材を押圧する加圧位置と、他方の定着部材から離間する圧解除位置とに切り替え可能であり、加圧位置では加圧レバーの回転中心軸とは逆の位置の端部で固定される加圧レバーとロック部材とを弾性部材によってロック方向に引っ張る構成であり、一対の定着部材により用紙を挟み込む圧力を可変とする定着装置が存在する(特許文献2参照)。
さらに、他の公報記載の従来技術として、基端が不動部に支持されて揺動可能な第1の揺動レバーと、第1の揺動レバーの揺動端側にて基端が支持され、基端を基準として複数の揺動端を有し、揺動時には基端に支持されている支軸の位置を変化させることが可能な第2の揺動レバーと、第2の揺動レバーにおける揺動端のうちの基端側と不動部との間に掛け止められて第2の揺動レバーをローラの一つに向けて付勢する弾性体とを備え、第2の揺動レバー側での弾性体の掛け止め位置が、デッドポイントを超える方向に長手方向を有する長穴内で変位可能に設定されている定着装置が存在する(特許文献3参照)。
特開2011−175296号公報 特開2009−145417号公報 特開2007−99408号公報
ここで、揺動するレバー等にバネ等の弾性体を保持させた状態で、レバーにて一対の定着部材の位置決めを行う構成を採用した場合には、部品点数の増加および構成の複雑化を招くおそれがあった。また、このような構成を採用した場合、部品点数の増加により、部品公差が増え、一対の定着部材によって形成される定着ニップ部にかかる荷重のばらつきが増大することがあった。
本発明は、定着ニップ部の設定を行う場合に、押付部材が操作受付部材を介して第1定着部材と第2定着部材とを押し付ける場合と比較して、簡易な構成にて、定着ニップ部の設定を行えることを目的とする。
請求項1記載の発明は、回転可能に設けられ、記録材への画像の定着に用いられる第1定着部材と、回転可能に設けられ、前記第1定着部材に押し付けられて当該第1定着部材とともに記録材が通過する定着ニップ部を形成する第2定着部材と、前記第1定着部材の軸方向両端側にて当該第1定着部材を支持する第1支持部材と、前記第1支持部材に対して回転可能に取り付けられ、前記第2定着部材の軸方向両端側にて当該第2定着部材を支持する第2支持部材と、一端が前記第1支持部材に保持されるとともに他端が前記第2支持部材に保持され、当該第1支持部材および当該第2支持部材を介して前記第1定着部材と前記第2定着部材とを押し付ける押付部材と、前記第1支持部材に回転可能に取り付けられ、外部から回転操作を受け付ける操作受付部材とを含み、前記操作受付部材は、外部から受け付けた第1方向の回転操作に伴って、当該操作受付部材に保持されていた前記押付部材の前記一端を前記第1支持部材に受け渡すことで、前記定着ニップ部を形成させることを特徴とする定着装置である。
請求項2記載の発明は、前記操作受付部材は、外部から受け付けた前記第1方向とは逆の第2方向の回転操作に伴って、前記第1支持部材に保持されていた前記押付部材の前記一端を当該第1支持部材から受け取ることで、前記定着ニップ部の形成を解除させることを特徴とする請求項1記載の定着装置である。
請求項3記載の発明は、前記押付部材は引張バネにて構成されるとともに、当該引張バネは、バネ本体と、当該バネ本体の一端側に設けられて前記第1支持部材または前記操作受付部材に保持される第1フックと、当該バネ本体の他端側に設けられて前記第2支持部材に保持される第2フックとを備え、前記第1支持部材は、前記定着ニップ部を形成した状態において前記第1フックを引っ掛ける凹部を有することを特徴とする請求項1または2記載の定着装置である。
請求項4記載の発明は、前記操作受付部材は、外部から受け付けた回転操作に伴って、前記第1フックを掬うための凹部を有することを特徴とする請求項3記載の定着装置である。
請求項5記載の発明は、記録材に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部による画像形成がなされた記録材上の画像を当該記録材に定着する定着装置とを備え、前記定着装置は、回転可能に設けられ、記録材への画像の定着に用いられる第1定着部材と、回転可能に設けられ、前記第1定着部材に押し付けられて当該第1定着部材とともに記録材が通過する定着ニップ部を形成する第2定着部材と、前記第1定着部材の軸方向両端側にて当該第1定着部材を支持する第1支持部材と、前記第1支持部材に対して回転可能に取り付けられ、前記第2定着部材の軸方向両端側にて当該第2定着部材を支持する第2支持部材と、一端が前記第1支持部材に保持されるとともに他端が前記第2支持部材に保持され、当該第1支持部材および当該第2支持部材を介して前記第1定着部材と前記第2定着部材とを押し付ける押付部材と、前記第1支持部材に回転可能に取り付けられ、外部から回転操作を受け付ける操作受付部材とを含み、前記操作受付部材は、外部から受け付けた第1方向の回転操作に伴って、前記操作受付部材に保持されていた前記押付部材の前記一端を前記第1支持部材に受け渡すことで、前記定着ニップ部を形成させることを特徴とする画像形成装置である。
請求項6記載の発明は、前記操作受付部材は、外部から受け付けた前記第1方向とは逆の第2方向の回転操作に伴って、前記第1支持部材に保持されていた前記押付部材の前記一端を当該第1支持部材から受け取ることで、前記定着ニップ部の形成を解除させることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置である。
請求項7記載の発明は、前記画像形成部および前記定着装置を収容する筐体と、前記筐体に対して開閉自在に取り付けられる開閉部材とをさらに備え、前記操作受付部材は、前記筐体に対して前記開閉部材を開く開動作に連動して回転することで前記定着ニップ部の形成を解除させ、当該筐体に対して当該開閉部材を閉じる閉動作に連動して逆方向に回転することで当該定着ニップ部を形成させることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置である。
請求項1記載の発明によれば、定着ニップ部の設定を行う場合に、押付部材が操作受付部材を介して第1定着部材と第2定着部材とを押し付ける場合と比較して、簡易な構成にて、定着ニップ部の設定を行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、容易に定着ニップ部の設定を行うことができる。
請求項3記載の発明によれば、定着ニップ部を形成する際の位置決めの精度を向上させることができる。
請求項4記載の発明によれば、定着ニップ部の形成の設定を容易に行うことが可能になる。
請求項5記載の発明によれば、定着ニップ部の設定を行う場合に、押付部材が操作受付部材を介して第1定着部材と第2定着部材とを押し付ける場合と比較して、定着ニップ部にかかる荷重のばらつきを抑制することができる。
請求項6記載の発明によれば、容易に定着ニップ部の設定を行うことができる。
請求項7記載の発明によれば、定着装置からの記録材の除去を容易に行うことが可能になる
画像形成装置の全体構成の一例を示す図である。 ニップ状態に設定された定着装置の構成を説明するための図である。 ニップ解除状態に設定された定着装置の構成を説明するための図である。 (a)〜(d)は、開動作すなわちニップ状態からニップ解除状態への移行を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置1の全体構成の一例を示す図である。ここで、図1は、画像形成装置1をフロント側から眺めたときの断面構成を示している。
この画像形成装置1は、画像形成部10と、中間転写ベルト20と、二次転写装置30と、用紙供給部40と、定着装置50と、制御部60とを備えている。
画像形成部10は、トナーを用いて画像を形成する。また、中間転写ベルト20には、画像形成部10によって形成された画像が一次転写される。さらに、二次転写装置30は、中間転写ベルト20に一次転写された画像を用紙Pに二次転写する。さらにまた、用紙供給部40は、二次転写装置30に向けて用紙Pの供給を行う。また、定着装置50は、二次転写装置30によって用紙Pに二次転写された画像を定着させる。そして、制御部60は、画像形成装置1を構成する各部の動作を制御する。
また、画像形成装置1は、上述した各部を内部に収容する筐体100を有している。そして、この筐体100の図中左側端部には、筐体100に対して開閉自在な開閉部材110が取り付けられている。この開閉部材110は、縦板110Aと、上板110Bと、軸部110Cと、突出部110Dとを有する。ここで、縦板110Aはその板面が側方を向くように配置されている。また、上板110Bは縦板110Aの上端部に一端が連結され、その板面が上下方向を向くように配置される。さらに、軸部110Cは縦板110Aの下端において、筐体100に対し開閉部材110が軸部110Cを中心として回転可能となるように支持する。さらにまた、突出部110Dは、上板110Bの他端から下方(筐体100の内側)に突出するように設けられる。
なお、以下の説明においては、筐体100に対し開閉部材110を図中実線で示す位置に配置した状態、すなわち、筐体100に対して開閉部材110を閉じた状態を「閉状態」と称する。一方、筐体100に対し開閉部材110を図中二点鎖線で示す位置に配置した状態、すなわち、筐体100に対して開閉部材110を開いた状態を「開状態」と称する。
画像形成部10は、電子写真方式により各色成分のトナー像を形成する4つの画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kを備えている。これら画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kは、それぞれが中間転写ベルト20と対向するように並べて配置されている。4つの画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kは、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の画像を形成する。
画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kは、それぞれ、感光体ドラム11、帯電装置12、露光装置13、現像装置14、一次転写装置15およびドラム清掃装置16を備えている。
感光体ドラム11は中間転写ベルト20に対向して配置されており、図中に矢印で示す方向に回転する。また、帯電装置12、露光装置13、現像装置14、一次転写装置15およびドラム清掃装置16は、感光体ドラム11の周囲に、上記矢印方向に沿ってこの順に配置される。ここで、帯電装置12は、感光体ドラム11の外周面に設けられた感光層(図示せず)を、予め決められた電位に帯電する。また、露光装置13は、帯電された感光体ドラム11の感光層を選択的に露光し、静電潜像を形成する。さらに、現像装置14は、感光体ドラム11上に形成された静電潜像を、対応する色のトナーで現像する。さらにまた、一次転写装置15は、中間転写ベルト20を挟んで感光体ドラム11と対向する位置に配置される。この一次転写装置15は、感光体ドラム11上に現像されたトナー像を中間転写ベルト20に一次転写する。ドラム清掃装置16は、一次転写後の感光体ドラム11に残留する残トナーを清掃する。
中間転写ベルト20は、それぞれが回転可能に設けられた2つのロール部材21、22に掛け渡され、図中に矢印で示す方向に回転する。ここで、ロール部材21は中間転写ベルト20の回転駆動を行う。また、ロール部材22は、中間転写ベルト20を挟んで二次転写ロール31に対向して配置される。なお、これらロール部材22および二次転写ロール31によって、二次転写装置30が構成される。そして、中間転写ベルト20を挟んでロール部材21と対向する位置には、二次転写後の中間転写ベルト20に残留する残トナーを清掃するベルト清掃装置(図示せず)が設けられている。
用紙供給部40は、用紙収容部41と、供給ロール42と、搬送経路43と、複数の搬送ロール44とを有している。用紙収容部41は、画像形成部10の下方に配置され、画像形成装置1で用いる、記録材の一例としての用紙Pを収容する。供給ロール42は、用紙収容部41に収容される用紙Pを1枚ずつ繰り出して供給する。搬送経路43は、画像形成装置1のうち開閉部材110が設けられる側(図中左側)に設けられる。この搬送経路43は、用紙収容部41から、二次転写装置30および定着装置50を介して筐体100の上部に設けられた排紙積載部へと至るように設けられる。複数の搬送ロール44は、搬送経路43において、図中下方から上方に向かう搬送方向Aに沿って用紙Pの搬送を行う。
定着装置50は、加熱モジュール51と加圧モジュール52とを有している。これら加熱モジュール51および加圧モジュール52は、搬送経路43を挟んで対向して配置される。この例において、加熱モジュール51は搬送経路43の下方に配置され、加圧モジュール52は搬送経路43の上方に配置される。加熱モジュール51は、搬送方向Aに沿って搬送されてくる用紙Pの一方の面に接触して、この用紙Pを加熱する。加圧モジュール52は、搬送方向Aに沿って搬送されてくる用紙Pの他方の面に接触して、加熱モジュール51とともにこの用紙Pに圧力を加える。ここで、加熱モジュール51は、用紙Pのうち、二次転写装置30を通過する際に中間転写ベルト20(ロール部材22)と対向していた面(一方の面)と対向するように配置される。一方、加圧モジュール52は、用紙Pのうち、二次転写装置30を通過する際に二次転写ロール31と対向していた面(他方の面)と対向するように配置される。なお、定着装置50の詳細については後述する。
では、図1に示す画像形成装置1を用いた画像形成動作について説明する。
図示しない外部機器から画像情報を受信すると、制御部60は、画像情報に基づく露光データを作成して画像形成部10における各露光装置13に出力する。また、制御部60は、画像形成装置1を構成する各部に動作開始の制御信号を出力する。
すると、例えばイエローの画像形成ユニット10Yでは、図中矢印方向に回転駆動される感光体ドラム11が、帯電装置12により帯電され、制御部60から供給された露光データに基づいて発光する露光装置13により露光される。これにより、感光体ドラム11上には、イエロー画像に関する静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム11上に形成された静電潜像は、現像装置14によりイエローのトナーで現像される。その結果、感光体ドラム11上にはイエローのトナー像が形成される。同様に、他の画像形成ユニット10M、10C、10Kにおいても、それぞれ、上述した手順にてマゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像が形成される。
画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kの感光体ドラム11に形成されたトナー像は、それぞれに設けられた一次転写装置15によって中間転写ベルト20に一次転写される。これに伴い、中間転写ベルト20上では、各色のトナー像が重ね合わされる。そして、中間転写ベルト20上の重ねトナー像は、中間転写ベルト20の回転に伴って二次転写装置30が設けられた二次転写位置へと向かう。なお、一次転写後に各感光体ドラム11上に残留する残トナーは、対応するドラム清掃装置16によって取り除かれる。
一方、用紙供給部40では、用紙収容部41に収容されている用紙Pを、供給ロール42を用いて1枚ずつ取り出して搬送経路43へと送り出す。その後、搬送経路43に設けられた搬送ロール44は、用紙収容部41から送られてきた用紙Pを、中間転写ベルト20上の重ねトナー像が二次転写位置に到達するタイミングに合わせて、二次転写位置に向けて搬送する。
そして、中間転写ベルト20上の重ねトナー像は、二次転写装置30により、二次転写位置を通過する用紙Pに二次転写される。このとき、用紙Pのうち、中間転写ベルト20と対向する一方の面に、重ねトナー像の二次転写が行われる。
その後、二次転写位置を通過することによって重ねトナー像が転写された用紙Pは、定着装置50を通過する。このとき、用紙Pにおける一方の面(重ねトナー像の被転写面)は、加熱モジュール51により加熱される。また、用紙Pが加熱モジュール51と加圧モジュール52とによって挟まれることで加圧される。これにより、用紙Pに対する重ねトナー像の定着がなされる。それから、定着装置50を通過することで重ねトナー像が定着された用紙Pは、画像形成装置1の上部に設けられた排紙積載部に排出される。また、二次転写位置を通過した後に中間転写ベルト20上に残留する残トナーは、図示しないベルト清掃装置によって取り除かれる。
次に、画像形成装置1に設けられた定着装置50の構成について、より詳細に説明を行う。
図2は、ニップ状態に設定された定着装置50の構成を示す図である。また、図3は、ニップ解除状態に設定された定着装置50の構成を示す図である。ここで、図2および図3は、定着装置50をフロント側から眺めたときの構成を示している。なお、ニップ状態およびニップ解除状態については後述する。
本実施の形態の定着装置50は、上述した加熱モジュール51および加圧モジュール52と、これらを一体的に支持する支持モジュール53とを備える。すなわち、本実施の形態では、これら加熱モジュール51、加圧モジュール52および支持モジュール53が、一体化した定着装置50を構成している。そして、この定着装置50は、画像形成装置1に対して着脱自在に設けられる。
ここで、加熱モジュール51は、円筒状に形成されるとともに矢印B方向に回転する加熱ロール510を備える。また、加圧モジュール52は、無端状に形成されるとともに矢印C方向に回転する加圧ベルト520を備える。そして、図2に示すニップ状態において、加熱ロール510および加圧ベルト520は、圧力を付与されつつ互いに接触することで、定着ニップ部Nを形成している。なお、図3に示すニップ解除状態において、加熱ロール510および加圧ベルト520は、定着ニップ部Nを形成しないようになっている。
加熱モジュール51において、第1定着部材の一例としての加熱ロール510は、金属製パイプで構成された円筒部材と、この円筒部材の内側に配置されて円筒部材を加熱する発熱体(ともに図示せず)とを有する。また、加熱ロール510において、円筒部材の外周面には、この外周面をゴムや樹脂等にて覆う被覆部材(図示せず)が設けられる。また、加熱ロール510は、図示しない駆動源によって、外部から回転駆動される。
次に、加圧モジュール52は、上述した加圧ベルト520と、加圧部材521と、加圧フレーム522とを有する。
第2定着部材の一例としての加圧ベルト520は、無端ベルト状の形状を有し、定着ニップ部Nを通過する用紙Pを、加熱ロール510との間に挟み込んで加圧する。ここで、加圧ベルト520は、回転駆動される加熱ロール510に連れ回る(従動して回転する)ようになっている。この加圧ベルト520は、例えばポリイミド等の合成樹脂にて薄肉の円筒状に形成されるベルト基材の表面に、フッ素樹脂からなる離型層を形成したもので構成される。
また、加圧部材521は、押圧部材5211と、押圧支持部材5212とを有する。ここで、押圧部材5211は、加圧ベルト520の内側のうち加圧ベルト520を挟んで加熱ロール510と対向する位置に配置される。そして、押圧部材5211は、加圧ベルト520の内周面を介して加圧ベルト520を加熱ロール510側に押圧することで定着ニップ部Nを形成させる。一方、押圧支持部材5212は、定着ニップ部Nからみて押圧部材5211の背面側に取り付けられる。そして、押圧支持部材5212は、加圧ベルト520の内側において押圧部材5211を支持するとともに、加圧フレーム522に取り付けられる。
加圧フレーム522は、例えば金属で構成され、押圧支持部材5212を保持するとともに押圧支持部材5212を介して押圧部材5211を保持する。この加圧フレーム522は、加圧ベルト520の一端側と他端側とにそれぞれ設けられる。
このように、本実施の形態では、加圧ベルト520と加圧部材521と2つの加圧フレーム522とが一体化し、加圧モジュール52を構成している。
一方、支持モジュール53は、ロール支持部材531と、ベルト支持部材532と、すべり軸受533と、引張バネ534と、レバー535とを有している。なお、ロール支持部材531、ベルト支持部材532、すべり軸受533、引張バネ534およびレバー535は、定着装置50における一端側(フロント側)および他端側(リア側)に、それぞれ1つずつ設けられる。
ロール支持部材531は、打ち抜き加工された板金で構成されており、加熱ロール510を備えた加熱モジュール51を下方から支持する。また、ベルト支持部材532は、打ち抜き加工された板金で構成されており、ロール支持部材531に対して回転可能に取り付けられ、加圧ベルト520を備えた加圧モジュール52を上方から支持する。さらに、すべり軸受533は、ロール支持部材531に取り付けられ、加熱ロール510を回転可能に支持する。引張バネ534は、図2に示すニップ状態において、ロール支持部材531とベルト支持部材532とに跨って取り付けられ、これらロール支持部材531およびベルト支持部材532を介して、加熱ロール510と加圧ベルト520との間に定着ニップ部Nを形成させるための力を付与する。また、引張バネ534は、図3に示すニップ解除状態において、レバー535とベルト支持部材532とに跨って取り付けられた状態となり、加熱ロール510と加圧ベルト520とのニップを解除する。そして、レバー535は、ロール支持部材531に回転可能に取り付けられており、その回転に伴って引張バネ534の位置を変更させ、図2に示すニップ状態と図3に示すニップ解除状態とを設定する。
まず、第1支持部材の一例としてのロール支持部材531は、支持軸部5311と、バネ装着部5312と、軸受装着部5313と、レバー装着孔5314とを有する。
支持軸部5311は、ロール支持部材531の板面から外側に突出して形成され、ベルト支持部材532に設けられた支持軸装着孔5321にはめ込まれる。これにより、ベルト支持部材532は、ロール支持部材531に対して回転可能となる。バネ装着部5312は、ロール支持部材531に設けられた凹状の窪み(凹部)からなり、図2に示すニップ状態において、引張バネ534に設けられた第1フック5341(後述)を保持する。軸受装着部5313は、ロール支持部材531に設けられた凹状の窪みからなり、すべり軸受533をはめ込んで装着する。レバー装着孔5314は、ロール支持部材531に設けられた円形状の穿孔からなり、レバー535に設けられたレバー軸部5351がはめ込まれる。これにより、レバー535は、ロール支持部材531に対して回転自在に取り付けられる。
次に、第2支持部材の一例としてのベルト支持部材532は、支持軸装着孔5321と、バネ装着孔5322と、はめ込み部5323とを有する。
支持軸装着孔5321は、ベルト支持部材532に設けられた円形状の穿孔からなり、ロール支持部材531に設けられた支持軸部5311がはめ込まれる。バネ装着孔5322は、ベルト支持部材532に設けられた長円状の穿孔からなり、図2に示すニップ状態および図3に示すニップ解除状態において、引張バネ534に設けられた第2フック5342(後述)を保持する。はめ込み部5323は、ベルト支持部材532に設けられた凹状の窪みからなり、加圧モジュール52をはめ込んで装着する。
すべり軸受533は、ロール支持部材531の軸受装着部5313にはめ込まれ、加熱ロール510を回転可能に保持する。
押付部材の一例としての引張バネ534は、バネ本体5340と、第1フック5341と、第2フック5342とを有する。
バネ本体5340はコイル状を呈しており、バネ本体5340の下方には第1フック5341が、バネ本体5340の上方には第2フック5342が、それぞれ設けられる。第1フック5341は、図2に示すニップ状態において、ロール支持部材531に設けられたバネ装着部5312に装着される。また、第1フック5341は、図3に示すニップ解除状態において、レバー535に設けられたバネ受け部5352(後述)に装着される。一方、第2フック5342は、図2に示すニップ状態および図3に示すニップ解除状態のいずれにおいても、ベルト支持部材532に設けられたバネ装着孔5322に装着される。
操作受付部材の一例としてのレバー535は、レバー軸部5351と、バネ受け部5352とを有する。
レバー軸部5351はレバー535の下側において板面から外側に突出して形成され、ロール支持部材531に設けられたレバー装着孔5314にはめ込まれる。バネ受け部5352は、レバー535においてレバー装着孔5314よりも下方に設けられる。バネ受け部5352は鈎状の形状(凹部)を呈しており、図3に示すニップ解除状態において、引張バネ534の第2フック5342を引っ掛けて保持するようになっている。
さて、本実施の形態の画像形成装置1では、画像形成装置1に定着装置50を装着した状態において、開閉部材110に設けられた突出部110Dと、定着装置50に設けられたレバー535の上端部とが、接触するようになっている。また、画像形成装置1を閉状態に設定しているときに、定着装置50が図2に示すニップ状態に設定される。一方、図1に示す画像形成装置1を開状態に設定しているときに、定着装置50が図3に示すニップ解除状態に設定される。そして、画像形成装置1を閉状態から開状態に移行させるのに連動して、定着装置50がニップ状態からニップ解除状態に移行し、また、画像形成装置1を開状態から閉状態に移行させるのに連動して、定着装置50がニップ解除状態からニップ状態へと移行する。これは、開閉部材110の回転に伴い、突出部110Dがレバー535を操作することによるものである。
ここで、定着装置50が図2に示すニップ状態から図3に示すニップ解除状態へと移行する動作のことを「開動作」と称する。これに対し、定着装置50が図3に示すニップ解除状態から図2に示すニップ状態へと移行する動作のことを「閉動作」と称する。
では次に、定着装置50の開動作について説明を行う。この場合、初期状態における定着装置50は、図2に示すニップ状態にある。
図4(a)〜(d)は、開動作すなわちニップ状態からニップ解除状態への移行を説明するための図である。ここで、図4(a)〜(d)は、定着装置50の引張バネ534における第1フック5341側を、リア側から眺めたときの構成を示している。そして、図4(a)はニップ状態を、図4(b)はニップ状態からニップ解除状態への第1移行段階を、図4(c)はニップ状態からニップ解除状態への第2移行段階を、図4(d)はニップ解除状態を、それぞれ示している。
図2および図4(a)に示すニップ状態において、引張バネ534の第1フック5341は、ロール支持部材531に設けられたバネ装着部5312に引っかかった状態となっている。このとき、引張バネ534の第1フック5341は、レバー535に設けられたバネ受け部5352には引っかかっていない。これにより、ニップ状態において、レバー535は、ロール支持部材531に対して緩く保持された状態となっている。
次に、図2に示すニップ状態において、図中下方から上方に向かう状態で停止しているレバー535の上端側に対し、図中反時計回り方向の力を与える。これに伴い、レバー535は、レバー軸部5351を中心として図中反時計回り方向に回転を始める。すると、レバー535の回転に伴ってバネ受け部5352が回転し、図4(b)に示すように、バネ受け部5352が引張バネ534の第1フック5341に突き当たる。そして、第1フック5341は、レバー535のバネ受け部5352によって押されながら、ロール支持部材531のバネ装着部5312上を滑っていく。すなわち、この状態において、引張バネ534の第1フック5341は、レバー535のバネ受け部5352と、ロール支持部材531のバネ装着部5312とに引っかかった状態となる。このとき、引張バネ534のバネ本体5340は、レバー535の回転に伴って徐々に伸長していく。
そして、レバー535のさらなる回転に伴い、引張バネ534の第1フック5341と第2フック5342とを結ぶ直線上を、レバー535のレバー軸部5351が通過する。すると、引張バネ534のバネ本体5340は、伸長しようとする状態から収縮しようとする状態に移行する。また、このとき、引張バネ534の第1フック5341は、図4(c)に示すように、レバー535のバネ受け部5352には引っかかる一方、ロール支持部材531のバネ装着部5312には引っかからない状態へと移行する。その結果、レバー535には、バネ受け部5352を介して、引張バネ534が収縮しようとする力が直接かかるようになる。また、レバー535は、特に外部から力を加えなくても、自動的に回転するようになる。
その後、定着装置50は、図3および図4(d)に示すニップ解除状態となる。このとき、レバー535は、ニップ状態から約90°回転した状態で停止する。ただし、ニップ解除状態において、引張バネ534の第1フック5341は、レバー535に設けられたバネ受け部5352に緩く引っかかった状態となる。このとき、引張バネ534のバネ本体5340は、図2および図4(a)に示すニップ状態と比べて縮んだ状態となっている。このため、ニップ解除状態においてロール支持部材531とベルト支持部材532との間に加わる力は、ニップ状態のときよりも小さくなっている。その結果、ニップ状態において加熱ロール510と加圧ベルト520との間に形成されていた定着ニップ部Nは、ニップ解除状態では形成されなくなる。
今度は、定着装置50の閉動作について説明を行う。この場合、初期状態における定着装置50は、図3に示すニップ解除状態にある。
図3および図4(d)に示すニップ解除状態において、引張バネ534の第1フック5341は、レバー535に設けられたバネ受け部5352に緩く引っかかった状態となっている。このとき、引張バネ534の第1フック5341は、ロール支持部材531に設けられたバネ装着部5312には引っかかっていない。
次に、図3に示す状態において、図中右側から左側に向かう状態で停止しているレバー535の左端側に対し、図中時計回り方向の力を与える。これに伴い、レバー535は、レバー軸部5351を中心として図中時計回り方向に回転を始める。すると、レバー535の回転に伴ってバネ受け部5352が回転し、図4(c)に示すように、バネ受け部5352が引張バネ534の第1フック5341に突き当たる。そして、第1フック5341は、レバー535のバネ受け部5352によって押されながら移動していく。このとき、引張バネ534のバネ本体5340は、レバー535の回転に伴って徐々に伸長していく。
次いで、レバー535のさらなる回転に伴い、引張バネ534の第1フック5341は、レバー535のバネ受け部5352に引っかかるとともに、ロール支持部材531のバネ装着部5312にも引っかかった状態となる。このとき、引張バネ534のバネ本体5340は、レバー535の回転に伴ってさらに伸長していく。
そして、レバー535のさらなる回転に伴い、引張バネ534の第1フック5341と第2フック5342を結ぶ直線上を、レバー535のレバー軸部5351が通過する。すると、引張バネ534のバネ本体5340は、伸長しようとする状態から収縮しようとする状態に移行する。このとき、引張バネ534の第1フック5341は、ロール支持部材531のバネ装着部5312には引っかかる一方、レバー535のバネ受け部5352には引っかからない状態へと移行する。その結果、ロール支持部材531には、バネ装着部5312を介して、引張バネ534が収縮しようとする力が直接かかるようになる。
その後、定着装置50は、図2および図4(a)に示すニップ状態となる。このとき、引張バネ534の第1フック5341は、ロール支持部材531のバネ装着部5312に設けられた凹部にはまり込んだ状態で停止する。また、レバー535は、ニップ解除状態から約90°回転した状態で停止する。このとき、引張バネ534のバネ本体5340は、図3および図4(d)に示すニップ解除状態に比べて伸びた状態となっている。このため、ニップ状態においてロール支持部材531とベルト支持部材532とに加わる力は、ニップ解除状態のときよりも大きくなっている。その結果、加熱ロール510と加圧ベルト520との間に、定着ニップ部Nが形成されるようになる。
本実施の形態では、定着装置50を構成する加熱モジュール51(加熱ロール510)および加圧モジュール52(加圧ベルト520)を、支持モジュール53にて支持するようにした。そして、支持モジュール53を、加熱モジュール51を支持するロール支持部材531と、ロール支持部材531に回転可能に取り付けられて加圧モジュール52を支持するベルト支持部材532と、一端となる第1フック5341がロール支持部材531にて保持され、他端となる第2フック5342がベルト支持部材532にて保持される引張バネ534とを含む構成とすることにより、加熱ロール510と加圧ベルト520との間に定着ニップ部Nを形成させるようにした。さらに、支持モジュール53には、ロール支持部材531に回転可能に取り付けられ、外部から受け付けた回転操作に伴って、ロール支持部材531に保持されていた引張バネ534の第1フック5341をロール支持部材531から受け取るレバー535を設けた。これにより、レバー535を操作することにより、定着ニップ部Nの形成を解除させることができる。
ここで、本実施の形態では、定着ニップ部Nの形成時において、レバー535を用いずに、ロール支持部材531とベルト支持部材532とを用いて引張バネ534を保持させるようにした。これにより、例えばベルト支持部材532とロール支持部材531に取り付けられたレバー535とを用いて引張バネ534を保持させる場合と比較して、定着ニップ部Nの形成時における加熱ロール510および加圧ベルト520の位置決め精度を向上させることができる。そして、このような構成を採用することで、定着ニップ部Nにかかる荷重の軸方向のばらつきを抑制することができるとともに、定着ニップ部Nにかかる荷重を安定させることが可能になる。
また、本実施の形態では、定着ニップ部Nの形成解除時において、引張バネ534の一端を、ロール支持部材531からレバー535に受け渡すようにした。これにより、より簡易な構成で、定着ニップ部Nの形成を解除することが可能になる。
さらに、本実施の形態では、画像形成装置1の筐体100に開閉可能に取り付けられた開閉部材110の開動作に連動して、定着装置50をニップ状態からニップ解除状態に移行させ、且つ、開閉部材110の閉動作に連動して、定着装置50をニップ解除状態からニップ状態へと移行させるようにした。これにより、例えば定着装置50にて紙詰まりが生じた場合等において、利用者の操作を簡易なものとすることができる。
なお、本実施の形態では、ロール支持部材531側にレバー535を取り付けるようにしていたが、これに限られるものではなく、ベルト支持部材532側にレバー535を取り付ける構成としてもよい。ただしこの場合は、ベルト支持部材532とレバー535との間で、引張バネ534の一端が受け渡されることになる。
また、本実施の形態では、ロール形状を呈する加熱ロール510とベルト形状を呈する加圧ベルト520とを用いて定着装置50を構成していたが、これに限られるものではない。すなわち、ロール同士を組み合わせたものとしてもよいし、ベルト同士を組み合わせたものとしてもよい。
さらに、本実施の形態では、一方(加熱ロール510)に加熱源を設け、他方(加圧ベルト520)には加熱源を設けない構成としたが、これに限られるものではない。例えば、一対の定着部材にそれぞれ加熱源を設ける構成としてもかまわない。
1…画像形成装置、10…画像形成部、20…中間転写ベルト、30…二次転写装置、40…用紙供給部、50…定着装置、51…加熱モジュール、52…加圧モジュール、53…支持モジュール、60…制御部、100…筐体、510…加熱ロール、520…加圧ベルト、521…加圧部材、522…加圧フレーム、531…ロール支持部材、532…ベルト支持部材、533…すべり軸受、534…引張バネ、535…レバー

Claims (7)

  1. 回転可能に設けられ、記録材への画像の定着に用いられる第1定着部材と、
    回転可能に設けられ、前記第1定着部材に押し付けられて当該第1定着部材とともに記録材が通過する定着ニップ部を形成する第2定着部材と、
    前記第1定着部材の軸方向両端側にて当該第1定着部材を支持する第1支持部材と、
    前記第1支持部材に対して回転可能に取り付けられ、前記第2定着部材の軸方向両端側にて当該第2定着部材を支持する第2支持部材と、
    一端が前記第1支持部材に保持されるとともに他端が前記第2支持部材に保持され、当該第1支持部材および当該第2支持部材を介して前記第1定着部材と前記第2定着部材とを押し付ける押付部材と、
    前記第1支持部材に回転可能に取り付けられ、外部から回転操作を受け付ける操作受付部材と
    を含み、
    前記操作受付部材は、外部から受け付けた第1方向の回転操作に伴って、当該操作受付部材に保持されていた前記押付部材の前記一端を前記第1支持部材に受け渡すことで、前記定着ニップ部を形成させること
    を特徴とする定着装置。
  2. 前記操作受付部材は、外部から受け付けた前記第1方向とは逆の第2方向の回転操作に伴って、前記第1支持部材に保持されていた前記押付部材の前記一端を当該第1支持部材から受け取ることで、前記定着ニップ部の形成を解除させること
    を特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 前記押付部材は引張バネにて構成されるとともに、当該引張バネは、バネ本体と、当該バネ本体の一端側に設けられて前記第1支持部材または前記操作受付部材に保持される第1フックと、当該バネ本体の他端側に設けられて前記第2支持部材に保持される第2フックとを備え、
    前記第1支持部材は、前記定着ニップ部を形成した状態において前記第1フックを引っ掛ける凹部を有することを特徴とする請求項1または2記載の定着装置。
  4. 前記操作受付部材は、外部から受け付けた回転操作に伴って、前記第1フックを掬うための凹部を有することを特徴とする請求項3記載の定着装置。
  5. 記録材に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部による画像形成がなされた記録材上の画像を当該記録材に定着する定着装置と
    を備え、
    前記定着装置は、
    回転可能に設けられ、記録材への画像の定着に用いられる第1定着部材と、
    回転可能に設けられ、前記第1定着部材に押し付けられて当該第1定着部材とともに記録材が通過する定着ニップ部を形成する第2定着部材と、
    前記第1定着部材の軸方向両端側にて当該第1定着部材を支持する第1支持部材と、
    前記第1支持部材に対して回転可能に取り付けられ、前記第2定着部材の軸方向両端側にて当該第2定着部材を支持する第2支持部材と、
    一端が前記第1支持部材に保持されるとともに他端が前記第2支持部材に保持され、当該第1支持部材および当該第2支持部材を介して前記第1定着部材と前記第2定着部材とを押し付ける押付部材と、
    前記第1支持部材に回転可能に取り付けられ、外部から回転操作を受け付ける操作受付部材と
    を含み、
    前記操作受付部材は、外部から受け付けた第1方向の回転操作に伴って、前記操作受付部材に保持されていた前記押付部材の前記一端を前記第1支持部材に受け渡すことで、前記定着ニップ部を形成させること
    を特徴とする画像形成装置。
  6. 前記操作受付部材は、外部から受け付けた前記第1方向とは逆の第2方向の回転操作に伴って、前記第1支持部材に保持されていた前記押付部材の前記一端を当該第1支持部材から受け取ることで、前記定着ニップ部の形成を解除させること
    を特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成部および前記定着装置を収容する筐体と、
    前記筐体に対して開閉自在に取り付けられる開閉部材と
    をさらに備え、
    前記操作受付部材は、前記筐体に対して前記開閉部材を開く開動作に連動して回転することで前記定着ニップ部の形成を解除させ、当該筐体に対して当該開閉部材を閉じる閉動作に連動して逆方向に回転することで当該定着ニップ部を形成させること
    を特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
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