JP2012203086A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱定着手段側から画像形成手段側への熱影響を更に効果的に抑制することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】作像部Aと定着部Bを分離し、作像部Aと定着部Bの間に間隙70を設ける。間隙70内に重力方向と直交するように整流板75を設けたので、ファン73により間隙70内に導入された空気が整流板75で仕切られた間隙70内の空間をまっすぐに流れる。そのため、間隙70内において空気を装置前面側から装置背面側まで一方向にほぼ一様に流すことができ、間隙70内の温度上昇をほぼムラなく抑制することができる。これにより、定着部Bの熱が作像部Aに伝わり発生する色ずれを防止する。
【選択図】図3

Description

本発明は、記録材に未定着のトナー像を形成する画像形成手段と、前記トナー像を記録材に定着する熱定着手段と、を有する複写機,プリンタ等の画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置を例にして説明する。この装置は、一般に、画像形成手段としての電子写真画像形成部で像担持体としての感光体ドラム上に作像した未定着トナー像を転写部で記録材に転写する。そして、その記録材を熱ローラ定着装置などの熱定着手段で画像定着させている。
熱定着手段は例えば約200℃に温度調節されている。この熱が画像形成装置を構成する枠体や画像形成装置内で対流している空気を通して画像形成部に伝わることで、画像形成部のトナーの溶融凝固が起こり画質低下等の現象を生じさせてしまうおそれがある。
カラー画像形成装置においては、各色のトナー像を形成するための複数の画像形成部の相互間で熱定着手段からの熱に起因する温度分布差が生じる。そのため、各画像形成部が異なる熱変形をし、各色のトナーの重ね合わせにずれが生じる等の現象を生じさせてしまうおそれがある。
そこで本出願人は、先行技術として、作像部枠体と定着器枠体の間の空間に風路を設けて、定着器枠体に設けられたファンを用いて、定着器枠体に設けられた風路を通じて排熱するという方法を提案している(特許文献1)。
特開2007−25654号公報
本発明は上記従来技術を更に発展させたものである。その目的とする処は、熱定着手段側から画像形成手段側への熱影響を更に効果的に抑制することができる画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、記録材に未定着のトナー像を形成する画像形成手段を収容している第1収容体と、前記トナー像を記録材に定着する熱定着手段を収容している第2収容体であって、前記第1収容体に対して間隙を存して互いに鉛直面で対向して連設されている第2収容体と、前記間隙に設けられており前記第1収容体と前記第2収容体とを連通させているダクトと、前記ダクトを通して前記第1収容体の画像形成手段から前記第2収容体の熱定着手段へ記録材を搬送する記録材搬送手段と、前記間隙に空気を流す送風手段と、前記間隙における空気の流れを一方向の流れにする整流手段と、を有することを特徴とする。
本発明の画像形成装置によれば、熱定着手段側から画像形成手段側への熱影響を効果的に抑制することができる。
実施例1における画像形成装置の概略構成を示す縦断正面模式図 (a)は画像形成ユニットと定着ユニットの連設部分の正面図、(b)は画像形成ユニットと定着ユニットの連設部分の背面面図 画像形成ユニットと定着ユニットの連設部分の内部構造を説明するための透視的斜視模式図 実施例2における画像形成装置の概略構成を示す縦断正面模式図 画像形成ユニットと定着ユニットの連設部分の内部構造を説明するための透視的斜視模式図
[実施例1]
(1)画像形成装置例の構成説明
図1は本実施例における画像形成装置100の概略構成を示す縦断正面模式図である。この装置100は4色フルカラーの中間転写電子写真画像形成装置(プリンタ)であり、ホスト装置200から制御回路部(制御手段)101に入力する電気的画像情報(画像信号)に基づいて記録材14にカラー画像を形成することができる。記録材(以下、記録材と記す)14はトナー像を形成することができる記録媒体であり、用紙,OHTシート,ラベル,布等のシート状の部材である。
ホスト装置200は、パソコン(PC)、イメージリーダー、ネットワーク上の端末、相手方ファクシミリ、ワードプロセッサ等であり、インターフェイス部を介して制御回路部101に接続されている。制御回路部101はCPU(演算部)を含み、表示器等を有する操作部102やホスト装置200との間で各種の電気的な情報の授受をする。そして、制御回路部101は装置100内の各機器の動作を監視及び制御し、装置100のプリント動作(画像形成動作)を所定の制御プログラムや参照テーブルに従って統括的に制御する。
装置100は、大別して、画像形成ユニットAと、このユニットAの左側面側に連設された定着ユニットBと、の2つのユニットの連結構造体である。ユニットAには、作造部枠体(第1収容体:筐体)50の内部に記録材14に未定着のトナー像を形成する画像形成手段としての電子写真カラー画像形成プロセス機構が収容されている。ユニットBには、定着器枠体(第2収容体:筐体)60の内部にユニットAの側から導入される記録材14の未定着トナー像を固着画像として定着する熱定着手段21,22が収容されている。
ユニットAにおいて、枠体50内には、左側から右側にかけて順に第1乃至第4の4つの画像形成部である作像ユニットU(UY,UM,UC,UK)が水平方向(横方向)並べられて配設されている(タンデム型)。各作像ユニットUはそれぞれの現像装置4に収容させた現像剤(以下、トナーと記す)の色が異なるだけで互いに同様の構成の電子写真画像形成機構である。
本例の各作像ユニットUは、それぞれ、静電潜像が形成される回転可能(移動可能)な第1の像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体(以下、ドラムと記す)1を有する。各ドラム1は装置100の駆動手段(メインモータ:不図示)により矢印の反時計方向に所定の速度で回転駆動される。また、ドラム1の回転方向の順に、ドラム1に作用するプロセス手段としての、帯電装置2、光走査装置3、現像装置4、一次転写装置5、クリーニング装置6、を有する。
帯電装置2はドラム1の表面を所定の極性,電位に一様に帯電する帯電手段である。光走査装置3は帯電処理されたドラム1の表面を画像情報に応じて変調された光で走査露光する画像露光手段であり、本例においてはレーザスキャナユニットである。この帯電と露光によりドラム1の表面に画像情報に応じた静電潜像が形成される。
現像装置4はドラム1の表面に形成された静電潜像をトナー像(現像剤像)として可視化する現像手段である。静電潜像の露光部にトナー(現像剤)を付着させて現像する反転現像方式が用いられる。
第1の作像ユニットUYの現像装置4にはイエロー色(Y色)のトナーが収容されている。第2の作像ユニットUMの現像装置4にはマゼンタ色(M色)のトナーが収容されている。第3の作像ユニットUCの現像装置4にはシアン色(C色)のトナーが収容されている。第4の作像ユニットUKの現像装置4にはブラック色(K色)のトナーが収容されている。クリーニング装置6はドラム1の表面の一次転写残トナーを除去するクリーニング手段である。
作像ユニットU(UY,UM,UC,UK)の下方部には中間転写ベルトユニット7が配設されている。ユニット7は、回転可能(移動可能)な第2の像担持体としての中間転写体である可撓性を有するエンドレスベルト(中間転写ベルト)8を有する。
ベルト8は複数の張架ローラとしての、駆動ローラ9,従動ローラ10,二次転写内ローラ11に懸回張設されている。ローラ9は第1の作像ユニットUYの側に配設されている。ローラ10は第4の作像ユニットUKの側に配設されている。ローラ12はローラ9とローラ10の間の下方に配設されている。ベルト8はローラ9がモータM9により駆動されることによって矢印の時計方向にドラム1と同じ周速度をもって回転駆動される。
各作像ユニットUの一次転写装置5は本例においては転写ローラ(導電性の帯電ローラ)であり、ベルト8の内側に配設されている。そして、各ローラ5は、ローラ9とローラ10との間の上行側のベルト部分を介して対応するドラム1の下面に圧接している。各ドラム1とベルト8との当接部がそれぞれ一次転写部(ニップ部)T1である。ローラ10,11,5はローラ9により回転されるベルト8に従動して回転する。
ローラ11の下側にはベルト8を介して二次転写外ローラ12が当接している。ローラ12とベルト8との当接部が二次転写部(ニップ部)T2である。ローラ12は矢印の反時計方向にベルト8と同じ周速度をもって回転駆動される。
ユニット7のローラ12よりも下方には給紙カセット13が配設されている。カセット13には記録材14が積載して収納されている。また、枠体50内の右側でユニット7とカセット13との間の空間部にはカセット13から二次転写部T2へ至る記録材搬送ユニット15が配設されている。ユニット15は記録材搬送経路に沿って間隔をあけて配設された複数対の給紙ローラ対(不図示)と給紙ガイド(不図示)を有する。また、ユニット15はカセット13側にピックアップローラ16、二次転写部T2側にレジストローラ対17を有する。
ここで、本実施例のユニットAにおいては、枠体50内における上記のユニットU(UY,UM,UC,UK)、ユニット7、カセット13、ユニット15の部分が記録材14に未定着のトナー像を形成する画像形成手段である。
本実施例におけるユニットBにおいては、枠体60内に熱定着手段として第1と第2の2つの熱定着器21,22が収容されている。両定着器21,22は何れも定着ニップ部で記録材を挟持搬送することでトナー像を加熱加圧して定着する熱ローラ定着器である。定着ローラである熱ローラは内部ヒータにより加熱され、所定の像加熱温度に立ち上げられて温調されている。枠体60の左側面板60Lには排出口61が配設されている。左側面板60Lの外側には排出トレイ62が配設されている。
ユニットBはユニットAの左側において、枠体50の鉛直面である左側面板50Lと枠体60の鉛直面である右側面板60Rとをその間に間隙(断熱空間)70を存して互いに対向させた状態でユニットAに対して連設されている。枠体50と枠体60は間隙70に設けられているダクト(搬送機構カバー)80を介して連通している。そして、ダクト80を通して枠体50の画像形成手段から枠体60の熱定着手段へ記録材14を搬送する記録材搬送手段20が配設されている。
本実施例において記録材搬送手段20は枠体50の側からダクト80を通って枠体60の側へ至るベルト搬送装置である。この装置20は、枠体50側の二次転写部T2の記録材出口側と枠体60側の第1の定着器21の記録材入口側とに配設した平行2本のローラ20a,20bと、このローラ間に懸回張設した多数の貫通した吸引孔を有するエンドレスベルト20cを有する。また、ベルト20cの内側に配設された吸引ファンユニット20dを有する。ベルト20cはダクト80を通って枠体50の側から枠体60の側に至っている。ベルト20cは矢印の反時計方向に所定の周速度で回転駆動される。
フルカラー画像を形成するための動作は次のとおりである。制御回路部101は画像形成スタート信号に基づいて装置100の駆動手段を駆動する。これにより各作像ユニットUのドラム1が回転駆動される。ベルト8も回転駆動される。ユニット3も駆動される。この駆動に同期して、各作像ユニットUにおいてそれぞれ所定の制御タイミングで帯電装置2がドラム1の表面を所定の極性,電位に一様に帯電する。
ユニット3は各ドラム1の表面を各色の画像情報に応じて変調されたレーザ光で走査露光する。これにより、各ドラム1の表面に対応色の画像情報に応じた静電潜像が所定の制御タイミングをもって形成される。そして、その静電潜像が現像装置4によりトナー像として現像される。
上記のような電子写真画像形成プロセス動作により、第1の作像ユニットUYのドラム1にはフルカラー画像のY色成分に対応するY色トナー像が形成される。そのトナー像が一次転写部T1においてベルト8上に一次転写される。第2の作像ユニットUMのドラム1にはフルカラー画像のM色成分に対応するM色トナー像が形成される。そのトナー像が一次転写部T1において、ベルト8上にすでに転写されているY色トナー像に重ね合わされて一次転写される。
また、第3の作像ユニットUCのドラム1にはフルカラー画像のC色成分に対応するC色トナー像が形成される。そのトナー像が一次転写部T1において、ベルト8上にすでに転写されているY色+M色のトナー像に重ね合わされて一次転写される。第4の作像ユニットUKのドラム1にはフルカラー画像のK色成分に対応するK色トナー像が形成される。そのトナー像が一次転写部T1において、ベルト8上にすでに転写されているY色+M色+C色のトナー像に重ね合わされて一次転写される。
各作像ユニットUにおいて、ドラム1からベルト8へのトナー像の一次転写は、ローラ5に対して一次転写電圧が印加されることでなされる。即ち、ローラ5に対して一次転写電源部(不図示)からトナーの正規帯電極性とは逆極性で所定電位の一次転写電圧が印加される。この印加電圧による電界と一次転写部T1のニップ圧力によりなされる。
かくして、ベルト8上にY色+M色+C色+K色の4色フルカラーの未定着トナー像が合成形成される。各画像形成部Uにおいて、ベルト8に対するトナー像の一次転写後のドラム1面に残留したトナーはクリーニング装置6により除去される。
一方、ピックアップローラ16が所定の制御タイミングで駆動されてカセット13から記録材14が一枚分離給送される。その記録材14がユニット15により二次転写部T2へ給送される。記録材14はレジストローラ対17によりレジスト調整されることによりベルト8の画像部と同期取りされて二次転写部T2へ導入される。これにより、ベルト8側のトナー像は二次転写部T2を挟持搬送される記録材14の面に対して順次に一括で二次転写される。
この二次転写はローラ12に対して二次転写電源部(不図示)からトナーの正規帯電極性とは逆極性で所定電位の二次転写電圧が印加されることで、この印加電圧による電界と二次転写部T2のニップ圧力によりなされる。
二次転写部T2を通った記録材14はベルト8の面から分離され、搬送装置20のベルト20cの上行側のベルト部分に乗り、吸引ファンユニット20dの吸引力でベルト上に吸着保持される。その記録材14がベルト20cの移動により枠体50側からダクト80内を通って枠体60側に搬送され、第1の定着器21に導入されることで画像定着を受ける。
高画質モード(光沢モード)が選択されていない場合には、記録材14は第1の熱定着器21のニップ部を通って定着処理を受けたら、フラッパ23により第1のシートパス24の側に進路切換えされる。そして、このシートパス24を通って、排出口61から排出トレイ62に画像形成物として排出される。
高画質モードが選択されている場合には、記録材14は第1の熱定着器21のニップ部を通って定着処理を受けたら、フラッパ23により第2のシートパス25の側に進路切換えされる。そして、このシートパス25を通って、第2の熱定着器22に導入されて再度の加熱加圧を受ける。これにより、第1の熱定着器21で定着処理されている画像が光沢化処理される。第2の熱定着器22を通った記録材14は排出口61から排出トレイ62に光沢を有する画像形成物として排出される。
モノクロ画像形成モードの場合には、ブラック用の第4の作像ユニットUKによる画像形成制御が行われる。また、2色以上の多色の画像形成モードの場合には、必要とする色の作像ユニットによる画像形成制御が行われる。不要の作像ユニットにおいてはドラム1が空回転される。
(2)定着器ユニットBからの画像形成ユニットAへの熱影響の抑制対策
本実施例においては、高温となる定着器ユニットBの側から画像形成ユニットAの側への熱影響を抑制するために次のような抑制機構が採用されている。図2の(a)はユニットAとユニットBの連設部分の正面図、(b)はユニットAとユニットBの連設部分の背面面図である。図3はユニットAとユニットBの連設部分の内部構造を説明するための透視的斜視模式図である。
前記のように、ユニットBはユニットAの左側において、枠体50の鉛直面である左側面板50Lと枠体60の鉛直面である右側面板60Rとをその間に間隙70を存して互いに対向させた状態でユニットAに対して連設されている。枠体50と枠体60は間隙70に設けられているダクト80を介して連通している。そして、ダクト80を通して枠体50の画像形成手段から枠体60の熱定着手段へ記録材14を搬送する記録材搬送手段20が配設されている。
間隙70は例えば50mm〜150mm程度である。間隙70の四方面、即ち前面側、背面側、上面側、下面側は、それぞれ、前面板71F、背面板71R、上面板71U、下面板71Dで囲われている。
前面板71Fには上下方向において、上部、中部、下部の3箇所に吸気開口部72(72a,72b,72c)が配設されている。中部と下部の吸気開口部72b,72cは、装置正面から見た投影面において、ダクト80が存在している位置を避けて、ダクト80の上面よりも上位の位置とダクト80の下面よりも下位の位置に配設されている。また、各開口部72a,72b,72cには各開口部から外気を引き込んで間隙70に空気を流す送風手段としての送風(吸気)ファン73(73a,73b,73c)が配設されている。
背面板70Rには上下方向において、前面板70F側の吸気開口部72b,72cに対応している上部、中部、下部の3箇所の排気開口部74(74a,74b,74c)が配設されている。各ファン73a,73b,73cはそれぞれ対向する排気開口部74a,74b,74cに向けて吸気開口部72b,72cから引き込んだ外気を送風する。即ち、各ファン73a,73b,73cは間隙70に対して重力方向に直交する方向に送風する。
また、間隙70には間隙における空気の流れを一方向の流れにする整流手段としての整流板75が配設されている。本実施例においては、上部と中部の吸気開口部72aと72bの間の位置において前面板70F側から後面板70R側に延びる、即ち間隙70において重力方向に直交する方向に配置された整流板75を有する。
本実施例においては上面板71Uと下面板71Dも間隙70において重力方向に直交する方向に配置された整流板75として機能している。また本実施例においてはダクト80の上面と下面も間隙70において重力方向に直交する方向に配置された整流板75として機能している。整流板75は上面板71Uと下面板71Dの間において1枚に限られず間隔をあけて上下多段(複数)に配設することができる。
間隙70はそれ自体がユニットBからユニットAへの熱移動を抑制する断熱空間として機能する。しかし、間隙70内の空気はユニットBの右側面板60Rからの熱の影響を強く受ける。そのため、間隙70内にファン73を用いて空気を流すと、流れの途中で暖められた空気が浮力により重力方向と逆側に上昇してしまう。
ファン73を装置前面に配置し、間隙70内に装置前面側から装置背面側に向けて空気を流した場合、間隙70内の装置背面側近くでは空気が上昇移動してしまい、間隙70内の温度を抑制することができない。そのため、ユニットBからユニットAへの熱移動の抑制効果が低下する。
そこで、本実施例においては、上記のように、間隙70内に重力方向と直交するように整流板75を設ける。整流板75を設けたときの間隙70での空気の流れを図3に示す。整流板75を設けることで、ファン73により間隙70内に導入された空気がユニットBの右側面板60Rからの熱の影響により暖められたとしても、整流板75で仕切られた間隙70内の空間をまっすぐに流れる。そのため、間隙70内において空気を装置前面側から装置背面側まで一方向にほぼ一様に流すことができ、間隙70内の温度上昇をほぼムラなく抑制することができる。
その結果、ユニットBからユニットAへの熱移動を効果的に抑制することができて、ユニットA側にある光走査装置3に伝わる熱をほぼなくすことができる。これにより、各作像ユニットUY,UM,UC,UK間において光走査装置3に温度差が生じることを抑制することができ、結果、4色間での色ずれを抑制することができる。
また、間隙70にはユニットAの枠体50とユニットBの枠体60とを連通させているダクト80を配設し、このダクト80を通して枠体50側の画像形成手段から枠体60側の熱定着手段へ記録材14を搬送する記録材搬送手段20を配設している。即ち、間隙70においては記録材の搬送経路をダクト80で囲い、間隙70における空気流が記録材14に直接影響を及ぼさない構成である。
そのため、ベルト20cの上面に乗ってユニットA側からユニットB側へ搬送される記録材14上の未定着のトナーが間隙70における空気流に晒されることによって飛散することによる画質低下が防止される。また、記録材14自体が空気流で煽られてベルト20c上で位置ずれしたりすることによる画質低下が防止される。
吸気開口部72、排気開口部74には防護網や防塵フィルタを設けることができる。図には省略したけれども、ユニットAとユニットBにはそれぞれの枠体50,60から内部熱気を排気排熱ファンが配設されている。そして、ユニットBの内部圧をユニットAの内部圧を低くすることで、ユニットBの熱気がダクト80を通じてユニットAの側に流入することを抑えることができる。
[実施例2]
図4は本実施例2における画像形成装置100の概略構成を示す縦断正面模式図である。図5はユニットAとユニットBの連設部分の内部構造を説明するための透視的斜視模式図である。本実施例2の装置100は実施例1の装置100との対比において間隙70における送風手段の構成が異なる以外は実施例1の装置100と同様であるから共通する装置構成と部分には同じ符号を付して再度の説明を省略する。
本実施例において、間隙70における送風手段送風手段と整流手段は、ダクト80の上側に配設されていて間隙に対して重力方向とは逆方向に空気を流す送風兼整流手段であることを特徴とする。
間隙70の前面板71Fの下部には吸気開口部72cが配設されている。この開口部72cは装置正面から見た投影面においてダクト80の下面よりも下位の位置に配設されている。そして、この開口部72cには外気を引き込んで間隙70に空気を流す送風手段としての送風(吸気)ファン73cが配設されている。背面板70Rには前面板70F側の吸気開口部72cに対応している下部の排気開口部74cが配設されている。ファン73cは対向する排気開口部74cに向けて吸気開口部72cから引き込んだ外気を送風する。即ち、ファン73cは間隙70に対して重力方向に直交する方向に送風する。
この場合において、ダクト80の下面と下面板71Dが前面板70F側から後面板70R側に延びる、即ち間隙70において重力方向に直交する方向に配置された整流板75として機能している。ダクト80の下面と下面板71Dとの間に更に前面板70F側から後面板70R側に延びる、即ち間隙70において重力方向に直交する方向に配置された整流板75を設けることができる。
一方、ダクト80の上面側には、前面板70F側から後面板70R側に間隔をあけて複数個の送風ファン76(76a,76b,76c)が配設されている。これらのファン76は上向きに配設されており、駆動されることで間隙70内に下から上に送風する。即ち、間隙に対して重力方向とは逆方向に空気を流す。間隙70の上方は開口部70aとして開放されている。ファン76により間隙70内を上向き送風された空気流は開口部70aから吹き出る。ファン76はダクト80の上面から5cmから15cm程度上方に配置し、図5のように、下側から空気を吸って上方に空気を吹き出す。
間隙70においてダクト80の下側空間は、上側に暖かくなっているダクト80があるため上昇気流が生じにくくなっており、ファン73cは重力と直交する方向(前面板70F側から後面板70R側に向かう方向)に空気を流すように設置されている。
ファン76を重力方向と逆向きに吹き出すように配置することで、自然対流が発生する向きと同じ向きに流れを作ることができる。これにより、ファン76を駆動することで間隙70内の空気の流れを安定させることができ、ファン76自体が整流作用を持つ。
そのため、間隙70内において空気を一方向にほぼ一様に流すことができ、間隙70内の温度上昇をほぼムラなく抑制することができる。その結果、ユニットBからユニットAへの熱移動を効果的に抑制することができて、ユニットA側にある光走査装置3に伝わる熱をほぼなくすことができる。これにより、各作像ユニットUY,UM,UC,UK間において光走査装置3に温度差が生じることを抑制することができ、結果、4色間での色ずれを抑制することができる。
開口部72c,74c,71aには防護網や防塵フィルタを設けることができる。
[その他]
(1)本発明において、記録材に未定着のトナー像を形成する画像形成手段には、記録材に未定着のトナー像を転写方式或いは直接方式で形成する電子写真プロセス、静電記録プロセス、磁気記録プロセスなどが挙げられる。
(2)また、本発明において、熱定着手段には、実施例の熱ローラ定着装置の他に、熱板型、熱チャンバー型、赤外線照射型、電磁誘導加熱型などが挙げられる。
100・・画像形成装置、A・・画像形成ユニット、50・・第1収容体、B・・定着ユニット、60・・第2収容体、14・・記録材、20・・記録材搬送手段、21,22・・熱定着手段、70・・間隙、50L,60R・・鉛直面、73(73a,73b,73c)・・送風手段、75・・整流手段、80・・ダクト

Claims (3)

  1. 記録材に未定着のトナー像を形成する画像形成手段を収容している第1収容体と、
    前記トナー像を記録材に定着する熱定着手段を収容している第2収容体であって、前記第1収容体に対して間隙を存して互いに鉛直面で対向して連設されている第2収容体と、
    前記間隙に設けられており前記第1収容体と前記第2収容体とを連通させているダクトと、
    前記ダクトを通して前記第1収容体の画像形成手段から前記第2収容体の熱定着手段へ記録材を搬送する記録材搬送手段と、
    前記間隙に空気を流す送風手段と、
    前記間隙における空気の流れを一方向の流れにする整流手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記送風手段は前記間隙に対して重力方向に直交する方向に送風し、前記整流手段は前記間隙において重力方向に直交する方向に配置された整流板であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記送風手段と前記整流手段は、前記ダクトの上側に配設されていて前記間隙に対して重力方向とは逆方向に空気を流す送風兼整流手段であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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