JP2017090495A - 作像装置及び画像形成装置 - Google Patents

作像装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017090495A
JP2017090495A JP2015215743A JP2015215743A JP2017090495A JP 2017090495 A JP2017090495 A JP 2017090495A JP 2015215743 A JP2015215743 A JP 2015215743A JP 2015215743 A JP2015215743 A JP 2015215743A JP 2017090495 A JP2017090495 A JP 2017090495A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
latent image
toner
image forming
developing
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015215743A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6674651B2 (ja
Inventor
一範 鈴木
Kazunori Suzuki
一範 鈴木
高見 伸雄
Nobuo Takami
伸雄 高見
晃一 山▲崎▼
Koichi Yamazaki
晃一 山▲崎▼
篤 中本
Atsushi Nakamoto
篤 中本
久保 達哉
Tatsuya Kubo
達哉 久保
慎之介 腰塚
Shinnosuke Koshizuka
慎之介 腰塚
直大 川島
Naohiro Kawashima
直大 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2015215743A priority Critical patent/JP6674651B2/ja
Publication of JP2017090495A publication Critical patent/JP2017090495A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6674651B2 publication Critical patent/JP6674651B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】気流通路形成部材に形成された吸引口から気流通路形成部材内にトナーが過剰に回収されるのを抑制できる作像装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】回転可能に設けられ潜像を担持する潜像担持体2と、前記潜像担持体の潜像を少なくともトナーを含む現像剤で現像する現像手段205と、前記現像手段の潜像担持体回転方向下流側から近接する位置で前記潜像担持体と対向する壁部210aに吸引口210bが形成された気流通路形成部材と、前記吸引口から前記気流通路形成部材内に気体が吸い込まれるような吸い込み気流を発生させる気流発生手段とを備えた作像装置18において、前記壁部の前記吸引口よりも現像手段側の領域に、前記壁部において前記潜像担持体表面との距離が最も近くなる最近接部80を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、作像装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、像担持体上の潜像を、現像装置のケーシングにおける像担持体と対向する部分に形成された開口部を介して、現像剤担持体上に担持した現像剤を用いて現像する作像装置が知られている。
特許文献1には、係る作像装置であって、現像装置の現像剤担持体である現像ローラと、像担持体である感光体とが対向する現像領域よりも感光体回転方向下流側に、吸い込み気流を生じさせて飛散トナーを回収する気流ユニットが設けられたものが記載されている。この気流ユニットは、現像ローラ長手方向に長尺な気流の通路となるダクトと、ダクトの長手方向一端側に設けられダクト内に気流を発生させるポンプとを備えている。ダクトの壁面には、前記現像領域に向いた吸引口が形成されている。そして、ポンプにより吸い込み気流をダクト内に発生させることで、感光体周りの飛散トナーを吸引口からダクト内に吸引し回収している。また、特許文献1に記載の作像装置では、現像ローラの回転に伴い、現像ローラとケーシングの間にはケーシング内に吸い込む向きの吸い込み気流が発生し、その吸い込み気流によって飛散トナーを現像装置内に戻すことができるとされている。
しかしながら、特許文献1に記載の作像装置では、前記吸い込み気流によって現像装置内に戻ろうとするトナーの一部が、ダクトの吸引口から吸引され、ダクト内にトナーが過剰に回収されるおそれがある。
上記課題を解決するために、本発明は、回転可能に設けられ潜像を担持する潜像担持体と、前記潜像担持体の潜像を少なくともトナーを含む現像剤で現像する現像手段と、前記現像手段の潜像担持体回転方向下流側から近接する位置で前記潜像担持体と対向する壁部に吸引口が形成された気流通路形成部材と、前記吸引口から前記気流通路形成部材内に気体が吸い込まれるような吸い込み気流を発生させる気流発生手段とを備えた作像装置において、前記壁部の前記吸引口よりも現像手段側の領域に、前記壁部において前記潜像担持体表面との距離が最も近くなる最近接部を有することを特徴とする。
以上、本発明によれば、気流通路形成部材に形成された吸引口から気流通路形成部材内にトナーが過剰に回収されるのを抑制できるという優れた効果を得ることができる。
構成例1に係るダクト周辺部について説明する図。 実施形態に係る複写機の概略構成図。 プロセスカートリッジの外観斜視図。 現像装置及び感光体を示す拡大構成図。 現像装置の感光体ドラムと対向する側における感光体ドラム軸線方向一端側の斜視図。 現像装置のダクト近傍の拡大図。 従来のダクト周辺部について説明する図。 構成例2に係るダクト周辺部について説明する図
以下、本発明を適用した画像形成装置として、複数の潜像担持体である感光体ドラムが並行配設されたタンデム型のカラーレーザー複写機(以下、単に「複写機」という)の第一の実施形態について説明する。図2は、本実施形態に係る複写機の概略構成図である。図3は、本実施形態に係る複写機が備えるプロセスカートリッジ18の外観斜視図である本実施形態に係る複写機は、プリンタ部100、これを載せる給紙装置150、プリンタ部100の上に固定されたスキャナ300などを備えている。また、このスキャナ300の上に固定された原稿自動搬送装置400なども備えている。
プリンタ部100は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像を形成するための4組の作像装置であるプロセスカートリッジ18Y,M,C,Kからなる画像形成ユニット20を備えている。各符号の数字の後に付されたY,M,C,Kは、イエロー、シアン、マゼンダ、黒用の部材であることを示している(以下同様)。プロセスカートリッジ18Y,M,C,Kは、ドラム状の感光体である感光体ドラム2、帯電器、現像装置200、ドラムクリーニング装置、除電器などを一体化させ、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成した作像装置である。なお、感光体ドラム2、帯電器、現像装置200、ドラムクリーニング装置、除電器などをプロセスカートリッジ18として一体化させずに、それぞれ別個で画像形成装置本体に組み付けて作像装置を構成してもよい。
プロセスカートリッジ18Y,M,C,Kの他には、光書込ユニット21、中間転写ユニット17、二次転写装置22、レジストローラ対49、ベルト定着方式の定着装置25などが配設されている。光書込ユニット21は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラーなどを有し、画像データに基づいて後述の感光体ドラムの表面にレーザ光を照射する。
以下、イエロー用のプロセスカートリッジ18について説明する。帯電手段たる帯電器によって、感光体ドラム2Yの表面は一様帯電される。帯電処理が施された感光体ドラム2Yの表面には、光書込ユニット21によって変調及び偏向されたレーザ光が照射される。すると、照射部(露光部)の電位が減衰する。この減衰により、感光体ドラム2Y表面にY用の静電潜像が形成される。形成されたY用の静電潜像は現像手段たる現像装置200Yによって現像されてYトナー像となる。Y用の感光体ドラム2Y上に形成されたYトナー像は、後述の中間転写ベルト60に一次転写される。一次転写後の感光体ドラム2Yの表面は、ドラムクリーニング装置によって転写残トナーがクリーニングされる。Y用のプロセスカートリッジ18Yにおいて、ドラムクリーニング装置によってクリーニングされた感光体ドラム2Yは、除電器によって除電される。そして、帯電器によって一様帯電せしめられて、初期状態に戻る。以上のような一連のプロセスは、他のプロセスカートリッジ18M,C,Kについても同様である。
次に、中間転写ユニット17について説明する。中間転写ユニット17は、中間転写ベルト60やベルトクリーニング装置90などを有している。また、張架ローラ64、駆動ローラ65、二次転写バックアップローラ66、4つの一次転写バイアスローラ62Y,M,C,Kなども有している。中間転写ベルト60は、張架ローラ64を含む複数のローラによってテンション張架されている。そして、ベルト駆動モータによって駆動される駆動ローラ65の回転によって図中時計回りに無端移動せしめられる。4つの一次転写バイアスローラ62Y,M,C,Kは、それぞれ中間転写ベルト60の内周面側に接触するように配設され、電源から一次転写バイアスの印加を受ける。また、中間転写ベルト60をその内周面側から感光体ドラム2Y,M,C,Kに向けて押圧してそれぞれ一次転写ニップを形成する。各一次転写ニップには、一次転写バイアスの影響により、感光体ドラム2Y,M,C,Kと一次転写バイアスローラ62Y,M,C,Kとの間に一次転写電界が形成される。
Y用の感光体ドラム2Y上に形成された上述のYトナー像は、この一次転写電界やニップ圧の影響によって中間転写ベルト60上に一次転写される。このYトナー像の上には、M,C,K用の感光体ドラム2M,C,K上に形成されたM,C,Kトナー像が順次重ね合わせて一次転写される。この重ね合わせの一次転写により、中間転写ベルト60上には多重トナー像たる4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。 中間転写ベルト60上に重ね合わせ転写された4色トナー像は、後述の二次転写ニップで記録体たる転写紙に二次転写される。二次転写ニップ通過後の中間転写ベルト60の表面に残留する転写残トナーは、駆動ローラ65との間にベルトを挟み込むベルトクリーニング装置90によってクリーニングされる。
次に、二次転写装置22について説明する。中間転写ユニット17の下方には、2本の張架ローラ23a,23bによって紙搬送ベルト24を張架している二次転写装置22が配設されている。紙搬送ベルト24は、少なくとも何れか一方の張架ローラ23の回転駆動に伴って、図中反時計回りに無端移動せしめられる。張架ローラ23aは、中間転写ユニット17の二次転写バックアップローラ66との間に、中間転写ベルト60及び紙搬送ベルト24を挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ユニット17の中間転写ベルト60と、二次転写装置22の紙搬送ベルト24とが接触する二次転写ニップが形成されている。そして、この張架ローラ23aには、トナーと逆極性の二次転写バイアスが電源によって印加される。この二次転写バイアスの印加により、二次転写ニップには中間転写ユニット17の中間転写ベルト60上の4色トナー像を中間転写ベルト60側から張架ローラ23a側に向けて静電移動させる二次転写電界が形成される。レジストローラ対49によって中間転写ベルト60上の4色トナー像に同期するように二次転写ニップに送り込まれた転写紙には、この二次転写電界やニップ圧の影響を受けた4色トナー像が二次転写せしめられる。
複写機本体の下部に設けられた給紙装置150には、内部に複数の転写紙を紙束の状態で複数枚重ねて収容可能な給紙カセット44が、鉛直方向に複数重なるように配設されている。それぞれの給紙カセット44は、紙束の一番上の転写紙に給紙ローラ42を押し当てている。そして、給紙ローラ42を回転させることにより、一番上の転写紙を給紙路46に向けて送り出される。給紙カセット44から送り出された転写紙を受け入れる給紙路46は、複数の搬送ローラ対47と、その路内の末端付近に設けられたレジストローラ対49とを有している。そして、転写紙をレジストローラ対49に向けて搬送する。レジストローラ対49に向けて搬送された転写紙は、レジストローラ対49のローラ間に挟まれる。一方、中間転写ユニット17において、中間転写ベルト60上に形成された4色トナー像は、ベルトの無端移動に伴って上記二次転写ニップに進入する。レジストローラ対49は、ローラ間に挟み込んだ転写紙を二次転写ニップにて4色トナー像に密着させ得るタイミングで送り出す。これにより、二次転写ニップでは、中間転写ベルト60上の4色トナー像が転写紙に密着する。そして、転写紙上に二次転写されて、白色の転写紙上でフルカラー画像となる。このようにしてフルカラー画像が形成された転写紙は、紙搬送ベルト24の無端移動に伴って二次転写ニップを出た後、紙搬送ベルト24上から定着装置25に送られる。
定着装置25は、定着ベルト26を2本のローラによって張架しながら無端移動せしめるベルトユニットと、このベルトユニットの一方のローラに向けて押圧される加圧ローラ27とを備えている。これら定着ベルト26と加圧ローラ27とは互いに当接して定着ニップを形成しており、紙搬送ベルト24から受け取った転写紙をここに挟み込む。ベルトユニットにおける2本のローラのうち、加圧ローラ27から押圧される方のローラは、内部に熱源を有しており、これの発熱によって定着ベルト26を加圧する。加圧された定着ベルト26は、定着ニップに挟み込まれた転写紙を加熱する。この加熱やニップ圧の影響により、フルカラー画像が転写紙に定着せしめられる。定着装置25内で定着処理が施された転写紙は、プリンタ筐体の図中左側板の外側に設けたスタック部57上にスタックされるか、もう一方の面にもトナー像を形成するために上述の二次転写ニップに戻されるかする。
本実施形態に係る複写機が備える現像装置200は、複写機本体に着脱可能に配置され、ダクト210を有する現像装置200は本体に装着され、動作するとダクト210に気流が流れ、飛散トナーを気流が運び回収する構成となる。
図4は、4つプロセスカートリッジ18Y,M,C,Kのうちの1つが備える現像装置200及び感光体ドラム2を示す拡大構成図である。4つのプロセスカートリッジ18Y,M,C,Kは、それぞれ扱うトナーの色が異なる点以外はほぼ同様の構成になっているので、同図では「4」に付すY,M,C,Kという添字を省略している。図4に示すように感光体ドラム2は図中矢印G方向に回転しながら、その表面を帯電装置により帯電される。帯電された感光体ドラム2の表面は露光装置より照射されたレーザ光により静電潜像を形成された潜像に現像装置200からトナーを供給され、トナー像を形成する。
現像装置200は、図中矢印I方向に表面移動しながら感光体ドラム2の表面の潜像に現像ケースに収容された現像剤を供給し、現像する現像剤担持体としての現像ローラ205を有している。現像ローラ205は回転可能な現像スリーブを備え、その内部に複数の磁極からなる磁性体が配置されている。磁性体は現像ローラ205の表面上で現像剤を保持するために必要である。また、現像ローラ205に現像剤を供給しながら現像ローラ205の軸線方向に沿って図4の手前方向に現像剤を搬送する供給搬送部材としての供給スクリュ208を有している。現像ローラ205の供給スクリュ208との対向部から表面移動方向下流側には、現像ローラ205に供給された現像剤を現像に適した厚さに規制する現像剤規制手段としてのドクタブレード202を備えている。
現像ローラ205の感光体ドラム2との対向部である現像領域Aよりも表面移動方向下流側では、現像領域Aを通過し、現像ローラ205の表面から離脱した現像済みの現像剤を回収する回収搬送路207が現像ローラ205と対向する。回収搬送路207は、回収した回収現像剤を現像ローラ205の軸線方向に沿って供給スクリュ208と同方向に搬送する回収搬送部材として、軸線方向に平行に配置されたらせん状の回収スクリュ206を備えている。供給スクリュ208を備えた供給搬送路209は現像ローラ205の横方向に、回収スクリュ206を備えた回収搬送路207は現像ローラ205の下方に並設されている。
現像装置200は、供給搬送路209の下方で回収搬送路207に並列して攪拌搬送路204を設けている。攪拌搬送路204は、現像ローラ205の軸線方向に沿って現像剤を攪拌しながら供給スクリュ208とは逆方向である図中奥側に搬送する攪拌搬送部材として、攪拌スクリュ203を備えている。この攪拌スクリュ203は、軸線方向に平行に配置された、攪拌軸部203aにらせん状の攪拌羽部203bを固定したスクリュ形状である。供給搬送路209と攪拌搬送路204とは仕切り壁としての第一仕切り壁133によって仕切られている。第一仕切り壁133の供給搬送路209と攪拌搬送路204とを仕切る箇所は図中手前側と奥側との両端は開口部となっており、供給搬送路209と攪拌搬送路204とが連通している。なお、供給搬送路209と回収搬送路207とも第一仕切り壁133によって仕切られているが、第一仕切り壁133の供給搬送路209と回収搬送路207とを仕切る箇所には開口部を設けていない。また、攪拌搬送路204と回収搬送路207との2つの現像剤搬送路は仕切り部材としての第二仕切り壁134によって仕切られている。第二仕切り壁134は、図中手前側が開口部となっており、攪拌搬送路204と回収搬送路207とが連通している。
現像後の現像剤は回収搬送路207にて回収を行い、図4中の断面手前側に搬送され、非画像領域部に設けられた第二仕切り壁134の開口部で、攪拌搬送路204へ現像剤が移送される。なお、攪拌搬送路204における現像剤搬送方向上流側の第二仕切り壁134の開口部の付近で攪拌搬送路204の上側に設けられた、トナー補給口から攪拌搬送路204にトナーが補給される。なお、現像装置200の現像ケースは、攪拌搬送路204、回収搬送路207、供給搬送路209などを形成する壁部材で形成されるものである。
図5は、現像装置200の感光体ドラム2と対向する側における感光体ドラム軸線方向一端側の斜視図である。図6は、現像装置200のダクト210近傍の拡大図である。また、現像装置200の現像領域Aよりも現像ローラ回転方向下流側から近接する位置には、感光体ドラム軸方向(現像ローラ長手方向)に長尺なダクト210が感光体ドラム2と対向するように配置されている。このダクト210の感光体ドラム2と対向する壁部210aには、感光体ドラム軸線方向に複数の吸引口210bが並んで形成されており、ポンプによって吸引口210bからダクト210内に気体が吸い込まれるような吸い込み気流を発生させている。前記ポンプは、ダクト210の図4における紙面奥側に設けられている。そのため、ダクト210に設けられた各吸引口210bからの吸い込み気流は、前記ポンプからの距離が遠いほど弱くなり易い。一方で、感光体ドラム軸線方向で、感光体ドラム表面にトナー像が形成される画像領域内に位置する各吸引口210bの開口幅を大きくし吸引力を上げすぎると、感光体ドラム表面上のトナー像が、吸い込み気流IIによって乱されてしまうおそれがある。
そのため、本実施形態においては、画像領域外であり、感光体ドラム軸線方向で前記ポンプから最も離れた位置に位置する吸引口210b1の開口幅を、画像領域内に位置する吸引口210b2,210b3,210b4,210b5の開口幅よりも広くしている。これにより、感光体ドラム2の表面上に形成されたトナー像が吸い込み気流IIによって乱れるのを抑えつつ、各吸引口210bでの吸引ムラを低減し、各吸引口210bからの吸い込み気流IIによるダクト210内への飛散トナーの回収を良好に行える。
図7は、従来のダクト周辺部について説明する図である。現像領域Aの現像ローラ回転方向下流の領域では、トナー飛散が問題となる。飛散トナーが現像装置外部へと漏れた場合には複写機内部または外部の汚染や異常画像の原因となるためこれを抑制する必要がある。
現像領域Aの現像ローラ回転方向下流の領域で生じた飛散トナーの回収は、ケーシング201の現像ローラ回転方向下流側に位置する前記開口部の縁部と現像ローラ205の表面との間に形成される流入空隙である流路70を通じて行われる。すなわち、現像ローラ205の回転に伴って外気がケーシング201内(現像装置内)の内部空間に向かって流路70に流入する吸い込み気流Iによって行われる。また、現像領域Aよりも現像ローラ回転方向下流側に設けられ感光体ドラム軸方向に長尺なダクト210に形成された吸引口210bから、ポンプによって発生させたダクト210内に気体が吸い込まれるような吸い込み気流IIで行われる。
吸い込み気流Iは、現像ローラ205上で現像剤の穂立ち部がケーシング201と接触していることで、現像ローラ205の図中時計回り方向の回転により穂立ち部によって空気が現像装置内へかき込まれるために発生するものである。吸い込み気流Iの強さは流路70の広さによって調整できるものであるが、あまり強い吸い込み気流を設定することはできない。これは、多量の空気をケーシング内に吸い込んでしまうと内圧が上がってしまい、流路70の現像ローラ長手方向のどこかでケーシング内の気体が外へ噴出してしまう不具合が起きるためである。このため、流路70で設定できる吸い込み気流Iの強さには限界がある。
吸い込み気流IIは、吸い込み気流Iで回収しきれずに漏れてしまった飛散トナーをダクト210内に回収するためのものである。吸い込み気流IIの風量はポンプによって調整可能だが、飛散トナーを回収できる風量にした場合、少なからず吸い込み気流Iを乱してしまい、ダクト210内に回収すべきでない余計なトナーまでも吸引されてしまう。トナーを過剰にダクト210内へ回収した場合、フィルターの寿命短縮やダクト210内部のトナー溜まりなどの問題が起こる。
[構成例1]
図1は、構成例1に係るダクト周辺部について説明する図である。ダクト210の感光体ドラム2と対向する壁部210aにおける感光体回転方向下流側に吸引口210b設け、感光体ドラム回転方向で流路70と吸引口210bとの間に、感光体ドラム表面と壁部210aとの間隔が最も近くなるよう近接部80を設けている。なお、近接部80よりも現像ローラ205側には、ダクト210内に気体を吸い込むための吸引口は存在しておらず、近接部80よりも現像ローラ205から離れた側にのみ吸引口210bが存在する。また、近接部80の隙間は、1[mm]以下にすることが望ましく、本実施形態では0.7[mm]としている。このように近接部80を設けることで、吸い込み気流IIが吸い込み気流Iを乱してしまうことを抑制することができる。
すなわち、ダクト210の感光体ドラム2と対向する壁部210aの吸引口210bよりも現像ローラ205側の領域に近接部80を設けたことで、近接部80よりも現像ローラ205側から近接部80よりも吸引口210b側に気流が流れ難くなる。これにより、吸引口210bからダクト210内に気体を吸い込む吸い込み気流IIによって、近接部80よりも現像ローラ205側で飛散しているトナーが搬送され難くなる。よって、近接部80よりも感光体回転方向上流側の領域の飛散トナーは、吸い込み気流Iでケーシング内に回収され、近接部80よりも感光体回転方向下流側の領域の飛散トナーは、吸い込み気流IIでダクト210内に回収することができる。このため、近接部80よりも現像ローラ205側で飛散しているトナーが、吸引口210bからダクト210内に吸引され、ダクト210内にトナーが過剰に回収されるのを抑制することができる。したがって、トナーを過剰にダクト210内へ回収することで生じ得る、フィルターの寿命短縮やダクト210内部のトナー溜まりなどを抑制することができる。
また、本実施形態のように、ダクト210の壁部210aにおける感光体ドラム回転方向下流側に、現像ローラ205からできるだけ遠ざけて吸引口210bを形成することで、吸い込み気流IIが吸い込み気流Iを乱してしまうことをより抑制できる。さらに、水平方向または水平方向よりも感光体回転方向下流側を向くように吸引口210bを形成する。このことで、吸引口210bを水平方向よりも感光体回転方向上流側を向くように形成する場合よりも、吸い込み吸い込み気流IIによる感光体回転方向上流側の吸い込み吸い込み気流Iへの影響をより小さくできる。
[構成例2]
図8は、構成例2に係るダクト周辺部について説明する図である。ダクト210の壁部210aにおける感光体ドラム回転方向上流側に形成された傾斜壁面210cにトナーが溜まると、その溜まったトナーが、吸引口210bからの吸い込み気流IIによってダクト210内に吸引できないような塊となって下へ落ちるおそれがある。そのため、ダクト210の下にトナー受け211を設けていても、このトナー受け211でトナーを受けきれず、現像装置200と感光体ドラム2との間からトナーが溢れ出してしまう。その結果、現像装置200などの周囲を汚してしまい、いずれは異常画像が発生してしまう。
そこで、本構成例においては、水平方向に対する傾斜壁面210cの角度θを、トナーの安息角よりも大きくしている。前記角度θが、トナーの安息角以下の場合、吸い込み気流Iで回収しきれなかったトナーが傾斜壁面210cに溜まってしまう。これに対して、前記角度θを、トナーの安息角よりも大きくすることで、吸い込み気流Iで回収しきれずに傾斜壁面210cに落ちたトナーは、傾斜壁面210cに留まらずにそのまま下に落ちる。このときトナーは塊となっていないので、傾斜壁面210cよりも感光体回転方向下流側に位置する吸引口210bから吸い込み気流IIによってダクト210内に回収することができる。よって、、トナー受け211に落ちるトナーの量を大幅に減らして、前述したようなトナー漏れが生じるのを抑制できる。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
回転可能に設けられ潜像を担持する感光体ドラム2などの潜像担持体と、前記潜像担持体の潜像を少なくともトナーを含む現像剤で現像する現像ローラ205などの現像手段と、前記現像手段よりも潜像担持体回転方向下流側でで前記潜像担持体と対向する壁部210aなどの壁部に吸引口210bなどの吸引口が形成されたダクト210などの気流通路形成部材と、前記吸引口から前記気流通路形成部材内に気体が吸い込まれるような吸い込み気流を発生させるポンプなどの気流発生手段とを備えたプロセスカートリッジ18などの作像装置において、前記壁部の前記吸引口よりも現像手段側の領域に、前記壁部と潜像担持体表面との距離が最も近くなる近接部80などの最近接部を設けた。
(態様A)においては、前記壁部の前記吸引口よりも現像手段側の領域に前記最近接部を設けたことで、最近接部よりも現像手段側から最近接部よりも吸引口側に気流が流れ難くなる。これにより、前記吸引口から気流通路形成部材内に気体を吸い込む吸い込み気流によって、前記最近接部よりも現像手段側で飛散しているトナーが搬送され難くなる。よって、前記最近接部よりも現像手段側で飛散しているトナーが、前記吸引口から気流通路形成部材内に吸引され、気流通路形成部材内にトナーが過剰に回収されるのを抑制することができる。
(態様B)
(態様A)において、前記最近接部での前記壁部と前記潜像担持体表面との間隔が1[mm]以下である。これによれば、上記実施形態で説明したように、気流通路形成部材内に回収すべきでない余計なトナーが前記吸引口から吸引されるのを、より抑制することができる。
(態様C)
(態様A)または(態様B)において、前記吸引口が、潜像担持体回転方向下流側を向いて前記壁部に形成されている。これによれば、上記実施形態について説明したように、吸引口を水平方向よりも潜像担持体回転方向上流側を向くように形成した場合よりも、吸引口からの吸い込み気流による、現像手段の回転に伴って生じる吸い込み気流への影響をより小さくすることができる。
(態様D)
(態様A)乃至(態様C)のいずれかにおいて、水平方向に対する傾斜壁面210cなどの前記壁部の壁面の角度が、トナーの安息角よりも大きい。これによれば、上記実施形態について説明したように、気流通路形成部材壁面にトナーが溜まるのを抑制することができる。
(態様E)
潜像担持体と、前記潜像担持体上に担持された潜像を現像剤で現像する現像手段とを備えた作像手段を有する画像形成装置において、前記作像手段として、(態様A)乃至(態様D)のいずれか一記載の作像手段を備える。これによれば、上記実施形態について説明したように、気流通路形成部材に形成された吸引口からの吸引力が低下するのを抑えつつ、飛散トナーを回収することができ、良好な画像形成を行うことができる。
1 複写機
2 感光体ドラム
17 中間転写ユニット
18 プロセスカートリッジ
20 画像形成ユニット
21 光書込ユニット
22 二次転写装置
23 張架ローラ
23a 張架ローラ
23b 張架ローラ
24 紙搬送ベルト
25 定着装置
26 定着ベルト
27 加圧ローラ
42 給紙ローラ
44 給紙カセット
46 給紙路
47 搬送ローラ対
49 レジストローラ対
57 スタック部
60 中間転写ベルト
62 一次転写バイアスローラ
64 張架ローラ
65 駆動ローラ
66 二次転写バックアップローラ
70 流路
80 近接部
90 ベルトクリーニング装置
100 プリンタ部
133 第一仕切り壁
134 第二仕切り壁
150 給紙装置
200 現像装置
201 ケーシング
202 ドクタブレード
203 攪拌スクリュ
203a 攪拌軸部
203b 攪拌羽部
204 攪拌搬送路
205 現像ローラ
206 回収スクリュ
207 回収搬送路
208 供給スクリュ
209 供給搬送路
210 ダクト
210a 壁部
210b 吸引口
210c 傾斜壁面
300 スキャナ
400 原稿自動搬送装置
特開2012−198290号公報

Claims (5)

  1. 回転可能に設けられ潜像を担持する潜像担持体と、
    前記潜像担持体の潜像を少なくともトナーを含む現像剤で現像する現像手段と、
    前記現像手段の潜像担持体回転方向下流側から近接する位置で前記潜像担持体と対向する壁部に吸引口が形成された気流通路形成部材と、
    前記吸引口から前記気流通路形成部材内に気体が吸い込まれるような吸い込み気流を発生させる気流発生手段とを備えた作像装置において、
    前記壁部の前記吸引口よりも現像手段側の領域に、前記壁部において前記潜像担持体表面との距離が最も近くなる最近接部を有することを特徴とする作像装置。
  2. 請求項1に記載の作像装置において、
    前記最近接部での前記壁部と前記潜像担持体表面との間隔が1[mm]以下であることを特徴とする作像装置。
  3. 請求項1または2に記載の作像装置において、
    前記吸引口が、潜像担持体回転方向下流側を向いて前記壁部に形成されていることを特徴とする作像装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一記載の作像装置において、
    水平方向に対する前記壁部の壁面の角度が、トナーの安息角よりも大きいことを特徴とする作像装置。
  5. 潜像担持体と、前記潜像担持体上に担持された潜像を現像剤で現像する現像手段とを備えた作像手段を有する画像形成装置において、
    前記作像手段として、請求項1乃至4のいずれか一記載の作像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2015215743A 2015-11-02 2015-11-02 作像装置及び画像形成装置 Active JP6674651B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015215743A JP6674651B2 (ja) 2015-11-02 2015-11-02 作像装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015215743A JP6674651B2 (ja) 2015-11-02 2015-11-02 作像装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017090495A true JP2017090495A (ja) 2017-05-25
JP6674651B2 JP6674651B2 (ja) 2020-04-01

Family

ID=58771573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015215743A Active JP6674651B2 (ja) 2015-11-02 2015-11-02 作像装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6674651B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4068005A1 (en) * 2021-03-29 2022-10-05 Fujifilm Business Innovation Corp. Developing device and image forming apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4068005A1 (en) * 2021-03-29 2022-10-05 Fujifilm Business Innovation Corp. Developing device and image forming apparatus
US11520250B2 (en) 2021-03-29 2022-12-06 Fujifilm Business Innovation Corp. Developing device with filter and a plurality of air exit paths and image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP6674651B2 (ja) 2020-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5742011B2 (ja) 作像装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP6792811B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2011185990A (ja) 現像装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5039352B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2008249835A (ja) 現像装置、画像形成装置
JP2017211412A (ja) 現像装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP2012230203A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP7242002B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP6198133B2 (ja) 画像形成装置
JP5811437B2 (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP6674651B2 (ja) 作像装置及び画像形成装置
JP6156721B2 (ja) 画像形成装置
JP2011170288A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP5958801B2 (ja) 現像装置、及び画像形成装置
JP2014115583A (ja) 画像形成装置
JP5817375B2 (ja) 画像形成装置
JP2017223790A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP5046810B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
JP6667132B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2006315787A (ja) 記録体搬送装置及び画像形成装置
JP2015169812A (ja) 画像形成装置
JP2015022169A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2016139111A (ja) 現像装置、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
JP5380942B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2009037085A (ja) 現像装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200220

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6674651

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151