JP2012200956A - 画像処理システムおよび画像処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ラスタデータを記憶装置に蓄積させておく場合と比較してより少ない記憶領域を用いて、印刷出力の中断の可能性を低減する。
【解決手段】複数の解釈部26a,26b,…のそれぞれは、ページ記述言語で記述された文書データの割り当てられたデータを解釈し、中間データを生成する。中間データスプーラ31は、複数の解釈部26a,26b,…のそれぞれが生成した中間データを記憶する。複数の描画データ生成部32a,32b,…は、中間データスプーラ31から中間データを読み出し、読み出した中間データに従って、前記印刷画像を構成する画素ごとの情報を含むラスタデータを生成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像処理システムおよび画像処理プログラムに関する。
印刷出力の高速化のため、複数のRIP(Raster Image Processor)により印刷データを並列処理する技術が知られている。ここで、RIPとは、PostScript(登録商標)等のページ記述言語(PDL,Page Description Language)で記述されたデータを印刷や表示が可能なラスタデータに展開するハードウエアのことである。例えば連続した印刷用紙に印刷を行う連続紙プリンタ(連帳プリンタ)を用いて大量の印刷データを高速に印刷する場合、印刷データをラスタデータに展開する処理が印刷出力の速度のボトルネックになる。このため、複数のRIPで印刷データを並列処理して、印刷データからラスタデータへの展開の処理速度を向上させることが行われる。
例えば、特許文献1には、印刷情報を画素情報に変換する処理を並列で行う複数のRIPと、各RIPに対応する記憶手段であってRIPで変換して得た特定の画素情報が記憶される第1の記憶手段と、複数のRIPで共通する記憶手段であってRIPで変換して得た画素情報のうち特定の画素情報が記憶される第2の記憶手段とを備える画像処理装置が開示されている。特許文献1に記載の画像処理装置は、複数のRIPで変換して得た特定の画素情報を第1の記憶手段に記憶する制御と第2の記憶手段に記憶する制御とを選択的に行う。
また、特許文献2には、RIPにより生成されたラスタデータを作業メモリに記憶させておき、作業メモリに記憶されたラスタデータの総量が所定の値を超えた場合に、印刷エンジンによる印刷動作を開始させることで、画像形成装置の印刷処理能力を最大限に発揮させる技術が開示されている。
特開2011−25422号公報 特開2006−297672号公報
印刷媒体における単位領域に印刷エンジンが印刷出力を行う速度と比較して、RIPが当該単位領域のラスタデータを生成する速度の方が遅い場合、RIPによるラスタデータの生成が遅れることで印刷エンジンによる印刷出力の中断が発生し得る。印刷出力の開始の前に所定量のラスタデータを記憶装置に蓄積させておく技術により、前述のような印刷出力の中断の可能性は低減される。
しかしながら、ラスタデータは、RIPによる変換前の印刷データ等と比較してデータ量が多いため、ラスタデータを記憶装置に蓄積しておく技術では、大容量の記憶装置が必要となる。
本発明の目的は、ラスタデータを記憶装置に蓄積させておく場合と比較してより少ない記憶領域を用いて、印刷出力の中断の可能性を低減できる画像処理システムおよび画像処理プログラムを提供することである。
請求項1に係る発明は、ページ記述言語で記述された文書データの割り当てられたデータを解釈し、中間データを生成する、複数の中間データ生成手段と、前記複数の中間データ生成手段のそれぞれが生成した中間データを記憶する第1記憶手段と、前記第1記憶手段から前記中間データを読み出し、読み出した中間データに従って、前記印刷画像を構成する画素ごとの情報を含む描画データを生成する、複数の描画データ生成手段と、を備え、前記複数の描画データ生成手段は、前記第1記憶手段に記憶された中間データの量が予め設定された第1閾値を超えた場合に、前記第1記憶手段からの前記中間データの読み出しを開始する、ことを特徴とする画像処理システムである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記複数の描画データ生成手段のそれぞれが生成した描画データを記憶する第2記憶手段と、前記第1記憶手段および前記第2記憶手段の一方を選択する利用者の入力を受け付ける受付手段と、をさらに備え、前記第1記憶手段を選択する利用者の入力を前記受付手段が受け付けた場合、前記複数の中間データ生成手段のそれぞれは、生成した中間データを前記第1記憶手段に書き込み、かつ、前記複数の描画データ生成手段は、前記第1記憶手段に記憶された中間の量が前記第1閾値を超えた場合に、前記第1記憶手段からの前記中間データの読み出しを開始し、前記第1記憶手段を選択する利用者の入力を前記受付手段が受け付けた場合、前記複数の中間データ生成手段のそれぞれは、生成した中間データを前記複数の描画データ生成手段のうちの1つに渡し、かつ、前記複数の描画データ生成手段のそれぞれは、前記中間データ生成手段のうちの1つから取得した中間データに従って前記描画データを生成し、生成した描画データを前記第2記憶手段に書き込む。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記第2記憶手段に記憶された描画データの量が、予め設定された閾値であって前記第1閾値より大きい第2閾値を超えた場合に、描画データに従って印刷を行う印刷装置を起動させる制御を行なう制御手段、をさらに備える。
請求項4に係る発明は、ページ記述言語で記述された文書データの割り当てられたデータを解釈し、中間データを生成する、複数の中間データ生成手段、前記複数の中間データ生成手段のそれぞれが生成した中間データを記憶する第1記憶手段、前記第1記憶手段から前記中間データを読み出し、読み出した中間データに従って、前記印刷画像を構成する画素ごとの情報を含む描画データを生成する、複数の描画データ生成手段、としてコンピュータを機能させ、前記複数の描画データ生成手段は、前記第1記憶手段に記憶された中間データの量が予め設定された第1閾値を超えた場合に、前記第1記憶手段からの前記中間データの読み出しを開始する、ことを特徴とする画像処理プログラムである。
請求項1または4に係る発明によると、ラスタデータを記憶装置に蓄積させておく場合と比較してより少ない記憶領域を用いて、印刷出力の中断の可能性を低減できる。
請求項2に係る発明によると、ラスタデータおよび中間データのいずれを記憶装置に蓄積させておくかをユーザが選択できる。
請求項3に係る発明によると、中間データを記憶装置に蓄積させておくことが選択された場合に、ラスタデータを記憶装置に蓄積させておくことが選択された場合と比較してより少ない記憶領域を用いるようにすることができる。
画像処理システムの構成の例を示すブロック図である。 コンピュータのハードウエア構成の例を示すブロック図である。 印刷ジョブ処理装置および描画処理装置の機能構成の概略の例を示すブロック図である。 印刷対象の文書の例を模式的に示す図である。 中間データの内容の例を示す図である。 描画データ生成部の内部構成の概略の例を示すブロック図である。 解釈部および描画データ生成部におけるデータの処理の様子の例を示す図である。 画像処理システムで行われる処理の手順の例を示すフローチャートである。 印刷ジョブ処理装置および描画処理装置の機能構成の概略の他の例を示すブロック図である。 解釈部および描画データ生成部におけるデータの処理の様子の他の例を示す図である。 画像処理システムで行われる処理の他の例における手順の一部を示すフローチャートである。 画像処理システムで行われる処理の他の例における手順の一部を示すフローチャートである。 描画処理装置の機能構成の概略のさらに他の例を示すブロック図である。 解釈部および描画データ生成部におけるデータの処理の様子のさらに他の例を示す図である。
<システムのハードウエア構成>
図1は、画像処理システムの構成の一例を示すブロック図である。以下で説明する本発明の各種の実施形態の例による画像処理システムは、いずれも、図1に例示する構成を備えるものとする。図1の例のシステムは、端末装置10、印刷ジョブ処理装置20、描画処理装置30、および印刷装置40を備える。端末装置10は、通信手段50を介して印刷ジョブ処理装置20に接続されており、ユーザの指示に従い、文書の印刷命令を含む印刷ジョブを印刷ジョブ処理装置20に対して送信する。印刷ジョブ処理装置20は、通信手段52を介して描画処理装置30に接続され、描画処理装置30は、通信手段54を介して印刷装置40に接続される。
通信手段50,52,54は、例えば、LAN(Local Area Network)等のネットワークであってよい。通信手段50,52,54は、互いに共通の通信手段であってもよいし、それぞれ異なる通信手段であってもよい。例えば、端末装置10と印刷ジョブ処理装置20との間の通信手段50としてLANを用い、印刷ジョブ処理装置20と描画処理装置30との間の通信手段52および描画処理装置30と印刷装置40との間の通信手段54として、それぞれ、LANと異なる専用の通信手段を用いてもよい。
図1の例のシステムでは、端末装置10から送信された印刷ジョブを印刷ジョブ処理装置20において処理し、この処理結果のデータが描画処理装置30に渡され、描画処理装置30において生成された描画データに従って印刷装置40による印刷が行われる。
図1の例の端末装置10、印刷ジョブ処理装置20、および描画処理装置30は、例えば図2のようなハードウエア構成を備えるコンピュータによって実現され得る。図2の例のコンピュータ6は、ハードウエアとして、CPU(中央演算装置)60、メモリ(一次記憶)62、各種I/O(入出力)インタフェース64、通信インタフェース65などがバス66を介して接続された回路構成を有する。コンピュータ6は、通信インタフェース65を介して、他の装置との間でデータの授受を行う。また、バス66に対し、例えばI/Oインタフェース64経由で、キーボードやマウスなどの入力装置68、および、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶ディスプレイなどの表示装置70が接続される。また、バス66には、I/Oインタフェース64を介して、HDD(ハードディスクドライブ)72や、CD、DVD、フラッシュメモリなどの各種規格の可搬型の不揮発性記録媒体を読み取るためのディスクドライブ74が接続される。このようなドライブ72,74は、メモリに対する外部記憶装置として機能する。後述の各実施形態の処理内容が記述されたプログラムがCDやDVDなどの記録媒体を経由して、またはネットワーク経由で、HDD72などの固定記憶装置に保存され、コンピュータ6にインストールされる。固定記憶装置に記憶されたプログラムがメモリ62に読み出されCPU60により実行されることにより、後述の各実施形態の処理が実現される。
なお、後述の各実施形態の例において、描画処理装置30の機能の一部は、プログラムの実行によるソフトウエア処理ではなく、ハードウエア処理により実現してよい。ハードウエア処理は、例えば、動的再構成可能プロセッサ(Dynamic Reconfigurable Processor,DRP)と呼ばれる、処理の実行の途中で動的に回路を再構成できるプロセッサを用いて行われる。あるいは、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の回路を用いてハードウエア処理を行ってもよい。例えば、描画処理装置30の機能の一部を実行する、DRPやASIC等のハードウエア要素を予め構成しておき、このようなハードウエア要素を図2の例のコンピュータ6のバス66に対して接続することで、描画処理装置30を実現すればよい。なお、描画処理装置30のどの機能をハードウエア処理とし得るかについては後述する。
印刷ジョブ処理装置20および描画処理装置30を実現するハードウエアの1つの具体例として、それぞれがサーバとして機能する複数の情報処理装置を1つの筐体内に搭載したブレードサーバを用いることが考えられる。ブレードサーバは、図2の例のコンピュータ6のような構成を1枚の基板(ブレード)に実装し、複数のブレードを筐体内に搭載したサーバ装置である。例えば、ブレードサーバに搭載された1つのブレードを印刷ジョブ処理装置20として機能させ、他の1つのブレードを描画処理装置30として機能させてもよい。あるいは、例えば、印刷ジョブ処理装置20および描画処理装置30のそれぞれを、ブレードサーバに搭載された複数のブレードにより実現してもよい。
印刷装置40は、紙等の媒体に印刷を行う装置であり、例えば、連続紙プリンタであってよい。以下では、印刷装置40として連続紙プリンタを用いる場合を例に取り、各実施形態の例を説明する。なお、印刷装置40は、電子写真、インクジェット、またはその他の方式の印刷エンジンにより印刷を行うものとする。
<第1実施形態>
図3に、本発明の第1実施形態の例における印刷ジョブ処理装置20および描画処理装置30の機能構成の概略の例を示す。印刷ジョブ処理装置20は、印刷ジョブ受信部22、分配処理部24、および、複数の解釈部26a,26b,…(「解釈部26」と総称することもある)を備える。描画処理装置30は、中間データスプーラ31、複数の描画データ生成部32a,32b,…(「描画データ生成部32」と総称することもある)、および起動制御部34を備える。
印刷ジョブ処理装置20の印刷ジョブ受信部22は、端末装置10から印刷ジョブを受信する。本実施形態の例において、印刷ジョブは、文書の印刷命令と、印刷対象の文書をページ記述言語で記述したデータと、を含む。ページ記述言語は、ディスプレイ表示処理、印刷処理等を情報処理機器に実行させるためのコンピュータプログラミング言語である。ページ記述言語で記述されたデータは、印刷対象の文書を構成する文字や図形などのオブジェクトの位置情報、書式情報および色情報などを含む。以下の説明では、印刷対象の文書をページ記述言語で記述したデータを「PDL」と呼ぶ。印刷ジョブ受信部22は、受信した印刷ジョブに含まれるPDLを分配処理部24に渡す。
分配処理部24は、印刷ジョブ受信部22から取得したPDLに含まれるページのうち、どのページを解釈部26a,26b…のいずれに処理させるかを決定する。分配処理部24は、各解釈部26a,26b…の稼動状態に基づいて、各解釈部26a,26b…で処理を担当するページを割り当てる。例えば、処理を実行中でない解釈部26または他の解釈部26よりも負荷の低い処理を実行中の解釈部26を優先して、PDL中の先頭ページから順に担当ページを割り当てる。分配処理部24は、各解釈部26a,26b…に対し、割り当てた担当ページを通知すると共に、印刷ジョブ受信部22から取得したPDLを渡す。本実施形態の例では、解釈部26a,26b…のそれぞれに対し、PDLにおける担当ページの部分だけでなく、PDLの全体を渡すものとする。変形例では、分配処理部24において解釈部26a,26b…のそれぞれに対しPDLのページごとの割り当てを行い、この割り当てに基づいて、ページごとに分割したPDLを担当の各解釈部26a,26b…に渡してもよい。
解釈部26は、分配処理部24から取得したPDLを解釈し、分配処理部24から通知された担当ページについて、描画データの生成の手順を表す命令を含む中間データを生成し、出力する。解釈部26は、中間データ生成部260および中間データ出力部262を備える。
中間データ生成部260は、PDLを解釈し、自身の担当ページについて、中間データを生成する。中間データは、最終的に印刷装置40に出力されるデータに変換される前段階のデータである。中間データの例として、ディスプレイリスト等があげられる。本例の中間データ生成部260は、印刷装置40による印刷で用いられる基本色ごとに分版された中間データを生成する。以下では、イエロー(Y,Yellow)、マゼンタ(M,Magenta)、シアン(C,Cyan)、ブラック(K,Black)の4色の基本色を用いる場合を例にとり説明する。中間データは、印刷対象の文書の構成要素であるオブジェクトのそれぞれについて、当該文書の印刷画像において当該オブジェクトを描画する手順を表す描画命令を含む。この描画命令を記述する言語としては、ページ記述言語と比較してより詳細な手順を表現する言語が用いられる。例えば、ページ記述言語において、あるオブジェクトの印刷画像上の位置、形状、および大きさを表す情報が定義される場合、中間データにおける当該オブジェクトの描画命令では、印刷画像における走査線単位で当該オブジェクトの描画の手順を記述したものであり得る。中間データに従って、後述の描画処理装置30において、印刷装置40に対して出力される描画データが生成される。
以下、図4および図5を参照し、中間データの具体例を説明する。図4は、印刷対象の文書の例を模式的に示す図である。図5は、図4の例の文書に対応する中間データの例を示す。図4の例の文書Dは、1ページから成る文書であるとする。文書Dは、2つのオブジェクトObj1(斜線部分)およびObj2(黒塗部分)を含む。なお、図4において、文書D内の罫線は、説明のために示すものであり、文書Dの構成要素ではない。文書Dを表すPDLには、各オブジェクトObj1,Obj2の色、位置、形状、および大きさを表す記述が含まれているとする。また、オブジェクトの位置は、文書Dの左上の角を原点として左右方向をx軸、上下方向をy軸とする座標により表されるものとする。図5は、解釈部26において図4の例の文書DのPDLを解釈した結果として生成される中間データの例である。図5を参照し、Y,M,C,Kのそれぞれの中間データは、Obj1の描画命令(行1〜行6)と、Obj2の描画命令(行7〜行11)と、を含む。描画命令の各行は、文書Dの印刷画像における1本の走査線(図4のx軸方向の1行)に対応する。図5に例示する中間データは、「line」、「duplicate」、および「window」の各形式で記述された描画命令を含む。各形式の意味は以下のとおりである。
(1)line, ym, xl, xr, c
y座標ymの走査線において、x座標xlからxr - 1まで、階調cで描画する
(2)duplicate
直前に描画した走査線と同一の態様(x座標,階調)で描画する
(3)window, xl, xr
直前に描画した走査線と同一の階調でx座標xlからxr - 1まで描画する
図5の例のように、あるページの中間データは、当該ページを構成する各オブジェクトの描画手順を表す命令の集合であると捉えられる。1つのページを表す中間データのデータ量は、当該ページを構成する各画素の値を含むラスタデータと比較して少ない。
中間データは、さらに、印刷画像における各オブジェクトの上下関係を表現してもよい。オブジェクト間の上下関係は、画像の階層構造における上下関係を意味する。すなわち、オブジェクト間の関係において、「上」とは、視認面側(視認者にとって手前側であり、前面側とも言う)を意味し、「下」とは、非視認面側(視認者にとって奥側であり、背面側とも言う)を意味する。したがって、例えば、「オブジェクトAの上にオブジェクトBが配置される」といった表現は、オブジェクトAの視認面側(前面側)にオブジェクトBが配置されることを意味する。例えば、中間データにおいて、印刷画像で最も下に(または最も上に)配置されるオブジェクトから順に、各オブジェクトの描画命令を記述することで、オブジェクト間の上下関係が表現される。
なお、後述する描画処理装置30は、中間データに従って、ハードウエア処理により描画データを生成する。よって、中間データの形式は、ハードウエア処理による描画データの生成を可能とする描画手順を表す形式であれば、図5に例示する形式と異なっていてもよい。中間データは、例えば、印刷対象の画像に含まれる各画素に対応するメモリ(一時記憶装置)上のビットのONまたはOFFを指定する情報を含んでいればよい。
図3の説明に戻り、中間データ出力部262は、中間データ生成部260が生成した中間データを描画処理装置30に対して出力する。中間データ出力部262により出力された中間データは、描画処理装置30の中間データスプーラ31に書き込まれる。中間データスプーラ31は、中間データを記憶しておく記憶装置である。起動制御部34は、中間データスプーラ31に書き込まれた中間データのデータ量を監視し、データ量が予め設定された閾値θ1を超えた場合に、描画データ生成部32a,32b,…に指示して中間データスプーラ31からの中間データの読み出しを開始させる。起動制御部34は、さらに、中間データスプーラ31に書き込まれた中間データ量が閾値θ1を超えた場合に、印刷装置40を起動させる。閾値θ1は、例えば、中間データスプーラ31の記憶容量に対する割合を表す値により設定すればよい。例えば閾値θ1を50%に設定した場合、解釈部26によって中間データスプーラ31に書き込まれた中間データのデータ量が中間データスプーラ31の記憶容量の50%を超えると、起動制御部34は、中間データ取得部320に中間データの読み出しを開始させると共に、印刷装置40を起動させる。描画データ生成部32a,32b,…のそれぞれは、起動制御部34の指示に従って中間データスプーラ31に記憶された中間データを読み出し、読み出した中間データに従って描画データを生成する。本実施形態の例では、描画データ生成部32は、中間データスプーラ31から、中間データをページ単位で読み出して各ページのラスタデータを生成する。
なお、閾値θ1の具体的な値は、例えば、描画データ生成部32が中間データに従ってラスタデータを生成しつつ、生成されたラスタデータを用いて印刷装置40が印刷出力を行ったとしても、ラスタデータの生成の遅れによる印刷出力の中断が生じない値を実験またはシミュレーションによって予め求めることで決定すればよい。
図6に、描画データ生成部32の構成の例を示す。図3に示す描画データ生成部32a,32b,…のそれぞれが、図6を参照して以下で説明する例の構成を備えるものとする。
図6を参照し、描画データ生成部32は、中間データ取得部320、描画部322、およびガンマ補正/ハーフトーン処理部324を備える。中間データ取得部320は、起動制御部34から中間データの読み出しを開始するよう指示されると、中間データスプーラ31に記憶された中間データをページ単位で読み出して取得し、描画部322に渡す。中間データ取得部320は、1回に1ページ分の中間データだけを取得してもよいし、1回に複数ページ分の中間データを取得してもよい。
描画部322は、中間データ取得部320から渡された中間データに従って、描画データを生成する。本例で生成される描画データは、印刷画像を構成する画素それぞれの基本色の画素値を含むラスタデータである。本例において、1ページ分の中間データは、基本色(YMCK)ごとに分版された中間データを含み、描画部322は、1ページ分の中間データから、当該ページの各基本色の描画データを生成する。なお、描画部322の機能は、上述のDRPやASIC等のハードウエア要素によるハードウエア処理により実現される。
ガンマ補正/ハーフトーン処理部324は、描画部322が生成した描画データに対して、ガンマ補正処理およびハーフトーン処理を行う。ガンマ補正/ハーフトーン処理部324は、印刷装置40から取得したパラメータを用いてガンマ補正処理を行う。ガンマ補正/ハーフトーン処理部324による処理の結果の各基本色の描画データは、印刷装置40に対して出力される。この描画データを用いて印刷装置40により各基本色の版が印刷される。なお、ガンマ補正/ハーフトーン処理部324の機能は、上述のDRPやASIC等のハードウエア要素によるハードウエア処理により実現される。
図7を参照し、印刷ジョブ処理装置20の各解釈部26および描画処理装置30の各描画データ生成部32におけるデータの処理の様子の一例を説明する。図7の例では、印刷ジョブ処理装置20は、2つの解釈部26a,26bを備え、描画処理装置30は、2つの描画データ生成部32a,32bを備える。また、図7は、Page1〜Page6の6ページから成る文書のPDLを処理する場合の例である。図7において、各Page1〜Page6から解釈部26aまたは解釈部26bに向かう破線矢印は、当該ページの処理を担当する解釈部26を表す。Page1,3,5は、解釈部26aによって処理され、Page2,4,6は、解釈部26bによって処理される。各解釈部26は、PDLを解釈し、自身の担当のページについて、中間データを生成する。例えば、解釈部26aは、各Page1,3,5について、それぞれ、中間データ1、中間データ3、および中間データ5を生成する。解釈部26bは、各Page2,4,6について、それぞれ、中間データ2,4,6を生成する。図7では図示を省略するが、中間データ1〜6のそれぞれは、各Page1〜6について各基本色(YMCK)に分版した中間データを含む。各解釈部26a,26bが生成した中間データ1〜6は、中間データスプーラ31に対して出力されて記憶される。
描画データ生成部32a,32bは、中間データスプーラ31から、ページ単位で中間データを読み出して取得する。図7の例では、描画データ生成部32aが、解釈部26aによって生成されて中間データスプーラ31に記憶された中間データ1,3,5を取得し、描画データ生成部32bが、解釈部26bによって生成されて中間データスプーラ31に記憶された中間データ2,4,6を取得する。描画データ生成部32a,32bは、それぞれ、取得した中間データを用いて、各ページのラスタデータを生成する。例えば、描画データ生成部32aは、中間データ1,3,5を用いて、Page1,3,5の各ページのラスタデータを生成する。描画データ生成部32bは、中間データ2,4,6を用いて、Page2,4,6の各ページのラスタデータを生成する。なお、図7では図示を省略するが、Page1〜6の各ページのラスタデータは、基本色(YMCK)ごとのラスタデータを含む。描画データ生成部32a,32bによって生成されたPage1〜6の各ページのラスタデータは、印刷装置40に対して出力される。
図8を参照し、第1実施形態の例における画像処理システムの動作の例を説明する。図8は、印刷ジョブ処理装置20および描画処理装置30において実行される処理の手順の例を示すフローチャートである。図8の例の手順のステップS2〜S8は印刷ジョブ処理装置20による処理であり、ステップS10〜S18は、描画処理装置30による処理である。
まず、印刷ジョブ処理装置20の印刷ジョブ受信部22において、端末装置10からの印刷ジョブが受信される(ステップS2)。
次に、分配処理部24は、解釈部26の稼動状況に応じて、ステップS2で受信した印刷ジョブに含まれるPDL中の各ページの処理を担当する解釈部26を決定する。つまり、分配処理部24は、各解釈部26に対してPDL中の担当ページを割り当てる(ステップS4)。
各解釈部26は、ステップS4で割り当てられた自身の担当ページの通知と共に処理対象のPDLを分配処理部24から取得する。そして、取得したPDLを解釈して自身の担当ページの部分を特定し、そのページについて、基本色ごとの中間データを生成する(ステップS6)。ステップS6では、複数の解釈部26においてページ単位で並列処理が行われる。
各解釈部26は、生成した中間データを、描画処理装置30の中間データスプーラ31に対して出力する(ステップS8)。ステップS8の処理により、各解釈部26により生成された中間データは、中間データスプーラ31に書き込まれて記憶される。
描画処理装置30の起動制御部34は、中間データスプーラ31に書き込まれた中間データのデータ量が予め設定された閾値θ1を超えるまで待ち(ステップS10でNOの処理ループ)、データ量が閾値θ1を超えると(ステップS10でYES)、印刷装置40を起動させる(ステップS12)。起動制御部34は、ステップS12で、例えば、印刷装置40に対して、起動を指示する制御信号を送信する。この制御信号を受けた印刷装置40は、印刷出力の準備を行い、描画データ生成部32から描画データを受信したら印刷出力を開始できる状態で、描画データを待ち受ける。
起動制御部34は、さらに、各描画データ生成部32に対し、中間データスプーラ31からの中間データの読み出しの開始を指示する。この指示に応じて、各描画データ生成部32の中間データ取得部320は、中間データスプーラ31に記憶された中間データをページ単位で読み出して、描画部322に渡す(以上、ステップS14)。
ページ単位の中間データを中間データスプーラ31から取得した各描画データ生成部32において、取得した中間データを用いて各ページのラスタデータが生成される(ステップS16)。ステップS16で、描画データ生成部32は、例えば、取得した中間データを描画部322で処理し、YMCK各基本色について、印刷画像を構成する画素それぞれの値を求めることでラスタデータを生成する。そして、生成したラスタデータに対し、ガンマ補正/ハーフトーン処理部324においてガンマ補正処理およびハーフトーン処理を行う。ステップS16では、複数の描画データ生成部32a,32b,…が、それぞれ異なるページのラスタデータを並列処理により生成する。
各描画データ生成部32においてガンマ補正処理およびハーフトーン処理を行った結果の各ページのラスタデータは、印刷装置40に対して出力される(ステップS18)。
以上で説明した第1実施形態の例でスプール(記憶装置に記憶)される中間データは、印刷媒体上の単位領域(例えば、1ページ)に対応するデータ量がラスタデータよりも少ない。したがって、第1実施形態の例では、ラスタデータをスプールしておく技術と比較して、より少ない記憶領域を用いて、ラスタデータの生成の遅れによる印刷出力の中断の可能性が低減される。
また、図8の例の手順のステップS10の判定で用いられる、中間データスプーラに記憶された中間データのデータ量の閾値θ1の値は、描画データ生成部32が中間データからラスタデータを生成する処理の速度と、印刷装置40の印刷出力の速度との比に応じて異なり得る。中間データからラスタデータを生成する処理は、上述のようにハードウエア処理であるため、その処理の速度は、ソフトウエア処理と比較して予測が容易である。例えば、中間データからラスタデータを生成するハードウエア処理では、ラスタデータ中の各画素に対応するメモリ上の領域に当該画素の値を書き込む処理が行われることから、処理速度はラスタデータ中の画素の数に比例する。一方、例えばPDLから中間データを生成する解釈部26のソフトウエア処理の速度は、PDLに含まれるオブジェクトの数および種類に応じて大きく変化し得る。したがって、例えば、PDLから中間データを経てラスタデータを生成し、生成したラスタデータを、予め設定された閾値を超える量までスプールして(記憶装置に記憶させて)おいてから印刷装置40による印刷出力を行う技術では、PDLから中間データを生成するソフトウエア処理の速度の予測が容易でないことから、ラスタデータの生成の遅れによる印刷出力の中断を生じさせないためには、余裕を持たせて閾値を設定する必要があると考えられる。例えば、印刷ジョブのPDL全体の8割〜9割程度、ラスタデータの変換が終了するまで、印刷装置40の起動を待つことになる場合もあり得る。これに対し、中間データをスプールしておく第1実施形態の例では、スプールされた中間データのデータ量の閾値θ1の設定において、中間データからラスタデータを生成する処理の速度に対する印刷出力の速度に応じて、ラスタデータの生成および印刷出力を開始しても印刷出力の中断が生じないことが保証される最小値を求めて設定しておけばよい。つまり、ラスタデータをスプールする場合のように余裕を持たせた閾値を設定する必要はない。
中間データについて別の観点から説明すると、閾値θ1として「中間データからラスタデータを生成する処理の速度に対する印刷出力の速度に応じて、ラスタデータの生成および印刷出力を開始しても印刷出力の中断が生じないことが保証される最小値」を求めることが可能である形式の中間データを生成するとよい。図4および図5を参照して上述した中間データの具体例は、このような形式の中間データの一具体例である。また、このような形式の中間データの一例として、PDLにおける座標系の各オブジェクトの座標を、描画データ生成部32のハードウエア処理を実現するデバイスの座標系の座標で表現した形式が挙げられる。例えば、PDLでは、ユーザが設定した座標系により各オブジェクトの座標を表すが、ハードウエアにおいてラスタデータの描画を行う際には、ユーザ設定の座標系の座標からデバイスの座標系の座標に変換する必要がある。中間データの一例は、PDLにおけるユーザ設定の座標系からデバイスの座標系への変換処理の後のデータであってよい。例えば、ユーザ設定の座標系において浮動小数点数により座標値が表され、デバイスの座標系では整数で座標値が表される場合に、座標系の変換により、PDLに記述された浮動小数点数の座標値を整数の座標値に置き換えた後のデータを中間データとすることが考えられる。
また、描画処理装置30の描画データ生成部32が中間データからラスタデータを生成する処理は、印刷ジョブ処理装置20の解釈部26がPDLを解釈して中間データを生成する処理と比較して、処理負荷が低い。このため、例えば、一度印刷出力を行った後の印刷データについて再度印刷出力を行う場合に、生成済みの中間データをスプールしておき、この生成済みの中間データから描画データ生成部32がラスタデータを再度生成して印刷出力を行うと、解釈部26による中間データの生成処理を省略して再度の印刷出力が実行される。したがって、中間データをスプールしておくと、再印刷の際に、PDLから中間データを生成して中間データからラスタデータを生成する場合と比較してより低い処理負荷で印刷出力が行われる。なお、再印刷が行われる場合とは、例えば、再印刷の指示が端末装置10から行なわれた場合や、印刷装置40の不具合(紙詰まり等)により印刷のやり直しが発生する場合等である。
また、中間データは、ガンマ補正/ハーフトーン処理の実行の前段階のデータであることから、中間データをスプールしてから再印刷を行うまでの間に、印刷装置40を変更したり、印刷装置40の特性が経時変化したりすることでガンマ補正/ハーフトーン処理のパラメータが変更されても、描画データ生成部32による中間データからラスタデータの生成において、変更後の新たなパラメータを用いてガンマ補正/ハーフトーン処理部324の処理を行えばよい。ガンマ補正/ハーフトーン処理後のラスタデータをスプールしておく技術では、再印刷までの間にパラメータが変更されると、PDLから中間データを生成し中間データからラスタデータを生成する処理を再度実行する必要があるが、第1実施形態の例では、再印刷の際、PDLから中間データを生成する処理は省略される。また、上述のようにスプールされた中間データを、印刷装置40と同解像度の他の印刷装置による印刷に用いてもよい。例えば印刷装置40が機械的に損傷した場合等、スプールされた中間データから生成したラスタデータを、印刷装置40と同解像度の他の印刷装置に対して出力して印刷を実行させることが考えられる。
<第2実施形態>
図9に、第2実施形態の例における印刷ジョブ処理装置20および描画処理装置30の機能構成の概略の例を示す。図9において、第1実施形態の例の図3と同様の構成要素には、図3と同様の符号を付し、その詳細な説明を省略する。図9に例示する印刷ジョブ処理装置20の構成は、第1実施形態の場合の図3の例の印刷ジョブ処理装置20と同様である。図9に例示する描画処理装置30は、図3の例と同様の構成要素に加えて、描画データスプーラ33および選択処理部35を備える。
描画データスプーラ33は、描画データ生成部32が生成した描画データ(ラスタデータ)を記憶しておく記憶装置である。
選択処理部35は、中間データおよびラスタデータのいずれをスプールするかを選択するユーザの入力を受け付けて、受け付けた入力が表すユーザの選択に従って、中間データスプーラ31および描画データスプーラ33のいずれを用いるかを決定する。ユーザの入力は、例えば、描画処理装置30に接続された入力装置を介して受け付けられる。あるいは、端末装置10を用いてユーザが印刷ジョブを印刷ジョブ処理装置20に送信する際に、中間データのスプールまたはラスタデータのスプールを選択する入力を端末装置10で受け付けて、当該選択の結果を表す情報を印刷ジョブに含めておいてもよい。この例の場合、印刷ジョブ処理装置20は、印刷ジョブから、中間データおよびラスタデータのいずれのスプールが選択されているかを表す情報を取得して、描画処理装置30の選択処理部35に通知する。選択処理部35は、中間データのスプールが選択された場合、上述の第1実施形態の例と同様に、解釈部26から出力された中間データが中間データスプーラ31に書き込まれ、かつ、ラスタデータが描画データ生成部32から印刷装置40に対して出力されるように設定する。選択処理部35は、ラスタデータのスプールが選択された場合、解釈部26から出力された中間データが中間データスプーラ31を経由せずに直接、描画データ生成部32に渡され、かつ、描画データ生成部32が出力したラスタデータが描画データスプーラ33に書き込まれるように設定する。選択処理部35による設定は、例えば、データの流れを切り替える切替手段Sw1,Sw2を設けておき、この切替手段Sw1,Sw2を選択処理部35が操作することで行えばよい。
第2実施形態の例の描画処理装置30の起動制御部34は、中間データのスプールが選択された場合は、上述の第1実施形態の例と同様の制御を行う。すなわち、中間データスプーラ31に書き込まれた中間データ量が予め設定された閾値θ1を超えた場合に、描画データ生成部32に対して中間データスプーラ31からの中間データの読み出しを指示すると共に、印刷装置40を起動させる。ラスタデータのスプールが選択された場合、起動制御部34は、描画データ生成部32から描画データスプーラ33に書き込まれるラスタデータのデータ量を監視し、データ量が予め設定された閾値θ2を超えた場合に、印刷装置40を起動させる。閾値θ2は、描画データスプーラ33の記憶容量に対する割合を表す値により設定すればよい。また、閾値θ2は、印刷ジョブ中のPDLを解釈部26が解釈して中間データを生成し、この中間データから描画データ生成部32がラスタデータを生成する処理を実行しつつ、生成されたラスタデータを用いて印刷装置40が印刷出力を行ったとしても、ラスタデータの生成の遅れによる印刷出力の中断が生じない値を実験またはシミュレーションによって予め求めることで決定すればよい。
印刷媒体上の単位領域に対応するデータ量は、ラスタデータの方が中間データよりも多いため、描画データスプーラ33に書き込まれるラスタデータについての閾値θ2は、中間データスプーラ31に書き込まれる中間データについての閾値θ1よりも多くのデータ量を表す値に設定しておく。例えば、中間データスプーラ31および描画データスプーラ33が同じ記憶容量を有する場合、閾値θ1を当該記憶容量の40%、閾値θ2を当該記憶容量の80%等と設定することが考えられる。
図10を参照し、第2実施形態の例において、描画データのスプールが選択された場合の印刷ジョブ処理装置20および描画処理装置30におけるデータの処理の様子の一例を説明する。図10の例では、印刷ジョブ処理装置20は、2つの解釈部26a,26bを備え、描画処理装置30は、2つの描画データ生成部32a,32bを備える。また、図10は、Page1〜Page6の6ページから成る文書のPDLを処理する場合の例である。図10において、各Page1〜Page6から解釈部26aまたは解釈部26bに向かう破線矢印は、当該ページの処理を担当する解釈部26を表す。解釈部26aは、各Page1,3,5について、中間データ1,3,5を生成し、解釈部26bは、各Page2,4,6について、中間データ2,4,6を生成する。また、解釈部26aが生成した中間データ1,3,5は、描画データ生成部32aに渡され、解釈部26bが生成した中間データ2,4,6は、描画データ生成部32bに渡される。描画データ生成部32aは、中間データ1,3,5に従って、各Page1,3,5のラスタデータを生成し、描画データ生成部32bは、中間データ2,4,6に従って、各Page2,4,6のラスタデータを生成する。描画データ生成部32a,32bにより生成されたラスタデータは、描画データスプーラ33に対して出力されて記憶される。
なお、第2実施形態の例において、中間データのスプールが選択された場合は、データの処理の様子は、上述の第1実施形態の例で図7を参照して説明したのと同様であってよい。
図11および図12を参照し、第2実施形態の例における画像処理システムの動作の例を説明する。図11の例の手順の一部の処理ステップは、第1実施形態の例における図8の例の手順の処理ステップと同様であり、図11において、図8と同様の処理ステップには図8と同様の符号を付している。
まず図11を参照し、印刷ジョブ処理装置20の印刷ジョブ受信部22による印刷ジョブの受信(ステップS2)、分配処理部24によるページ割当(ステップS4)、および解釈部26による中間データの生成(ステップS6)は、図8を参照して説明したステップS2〜S6と同様に行われる。
ステップS6で中間データが生成された後、描画処理装置30の選択処理部35が中間データのスプールの選択の入力を受け付けていれば(ステップS7でYES)、処理はステップS8に進み、中間データは中間データスプーラ31に対して出力される。図11のステップS8〜S18までの処理は、図8の例のステップS8〜S18までの処理と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
選択処理部35が描画データのスプールの選択の入力を受け付けている場合(ステップS7でNO)、処理は、図12のステップS9に進む。図12を参照し、各解釈部26が生成した中間データは、描画処理装置30の各描画データ生成部32に対して出力される(ステップS9)。ステップS9で、複数の解釈部26のそれぞれは、自身が生成した中間データを、複数の描画データ生成部32のうちの1つに対して出力する。どの解釈部26がどの描画データ生成部32に対して中間データを出力するかは、予め決定しておいてもよいし、描画データ生成部32の稼働状況に応じて動的に決定してもよい。予め決定しておく場合、各描画データ生成部32の中間データ取得部320は、自身の担当の解釈部26から出力される中間データを取得して描画部322に渡す。描画データ生成部32の稼動状況に応じて動的に決定する場合、例えば、起動制御部34が各描画データ生成部32の稼働状況を確認して、処理を実行中でない描画データ生成部32または他の描画データ生成部32よりも負荷の低い処理を実行中の描画データ生成部32を優先して、解釈部26から出力される中間データを順次、各描画データ生成部32に割り当てるようにすればよい。各描画データ生成部32の中間データ取得部320は、起動制御部34の割り当てに従って中間データを取得し、描画部322に渡す。なお、以上で述べたいずれの例においても、各描画データ生成部32は、ページ単位で中間データを取得するものとする。
ページ単位の中間データを各解釈部26から取得した各描画データ生成部32において、取得した中間データを用いて各ページのラスタデータが生成される(ステップS11)。ステップS11では、図8のステップS16と同様に、複数の描画データ生成部32a,32b,…が、それぞれ異なるページのラスタデータを並列処理により生成する。
各描画データ生成部32は、生成したラスタデータを、描画データスプーラ33に対して出力する(ステップS13)。ステップS13の処理により、各描画データ生成部32により生成されたラスタデータは、描画データスプーラ33に書き込まれて記憶される。
起動制御部34は、描画データスプーラ33に書き込まれたラスタデータのデータ量が予め設定された閾値θ2を超えるまで待ち(ステップS15でNOの処理ループ)、データ量が閾値θ2を超えると(ステップS15でYES)、印刷装置40を起動させる(ステップS17)。起動制御部34は、ステップS17で、例えば、印刷装置40に対して、起動を指示する制御信号を送信し、この制御信号を受けた印刷装置40は、印刷出力の準備を行い、ラスタデータを待ち受ける。
印刷装置40を起動させた後、起動制御部34は、描画データスプーラ33から印刷装置40に対してラスタデータを出力させる(ステップS19)。
以上で説明した第2実施形態の例では、ユーザの選択に従って、中間データまたはラスタデータのスプールが行われる。中間データおよびラスタデータのいずれをスプールする場合も、ラスタデータの生成の遅れによる印刷出力の中断が生じないような値に設定された閾値θ1,θ2まで中間データスプーラ31または描画データスプーラ33にデータがスプールされてから、印刷装置40による印刷出力を開始する。したがって、中間データおよびラスタデータのいずれをスプールする場合も、ラスタデータの生成の遅れによる印刷出力の中断が生じる可能性は低減される。
また、画像処理システムのユーザによっては、実際に印刷されたデータの記録を残すことを望む場合がある。この場合に、第2実施形態の例によると、ユーザがラスタデータのスプールを選択すれば、実際の印刷に用いられたラスタデータの記録が描画データスプーラ33に残る。
第2実施形態の変形例では、ガンマ補正/ハーフトーン処理の前の段階のラスタデータを描画データスプーラ33に記憶させてもよい。図13に、この変形例の場合の描画処理装置30の機能構成の概略の例を示す。図13の例の描画処理装置30は、中間データ取得部320と描画部322との組を複数備え、複数の描画部322a,322b,…のそれぞれによる処理結果のラスタデータを描画データスプーラ33またはガンマ補正/ハーフトーン処理部324に対して出力可能に構成される。さらに、ガンマ補正/ハーフトーン処理部324は、描画データスプーラ33に記憶されたラスタデータを取得するか、あるいは、描画部322から出力された描画データを直接取得して、ガンマ補正/ハーフトーン処理を実行可能に配置される。
図13の例において、中間データのスプールが選択された場合、図9の例と同様に中間データのスプールが行われ、各描画部322は、自身の処理の結果のラスタデータを直接ガンマ補正/ハーフトーン処理部324に出力する。ガンマ補正/ハーフトーン処理部324は、各描画部322から出力されたラスタデータに対してガンマ補正/ハーフトーン処理を行い、印刷装置40に対して出力する。
図13の例において描画データのスプールが選択された場合、各描画部322は、自身の処理の結果のラスタデータを描画データスプーラ33に書き込む。起動制御部34は、描画データスプーラ33に記憶されたラスタデータのデータ量が閾値θ1を超えた場合に、印刷装置40を起動させると共に、ガンマ補正/ハーフトーン処理部324に対して、描画データスプーラ33に記憶されたラスタデータに対するガンマ補正/ハーフトーン処理の実行を指示する。この指示を受けて、ガンマ補正/ハーフトーン処理部324は、描画データスプーラ33からラスタデータを読み出してガンマ補正/ハーフトーン処理を行い、その結果のラスタデータを印刷装置40に対して出力する。
図14を参照し、図13に例示する描画処理装置30を用いる場合のデータの処理の様子の例を説明する。図14において、各解釈部26a,26bにおいて各ページの中間データが生成される点は、図10の例と同様である。図14の例では、解釈部26aが生成した中間データ1,3,5は、中間データ取得部320a(図示を省略)を介して描画部322aに渡され、解釈部26bが生成した中間データ2,4,6は,中間データ取得部320b(図示を省略)を介して描画部322bに渡される。各描画部322a,322bは、受け取った各ページの中間データを処理してガンマ補正/ハーフトーン処理の前段階のラスタデータ(図示を省略)を生成し、描画データスプーラ33に書き込む。ガンマ補正/ハーフトーン処理部324は、起動制御部34からの指示を受けて、描画データスプーラ33から各ページのラスタデータを読み出し、ガンマ補正/ハーフトーン処理後の各Page1〜6のラスタデータを生成する。
図13および図14を参照して説明した変形例では、ガンマ補正/ハーフトーン処理の前のラスタデータが描画データスプーラ33にスプールされる。このため、再印刷が行われる場合であって、最初の印刷から再印刷までの間に、印刷装置40が変更されたり、印刷装置40の特性が経時変化したりすることでガンマ補正/ハーフトーン処理のパラメータが変更された場合に、描画データスプーラ33に記憶されたラスタデータに対してガンマ補正/ハーフトーン処理部324による処理を行うだけで、描画部322の処理を行わずに再印刷が実行される。
また、図9から図14を参照した第2実施形態および変形例の説明では、中間データスプーラ31と描画データスプーラ33とを異なる構成要素として図示して説明したが、中間データスプーラ31および描画データスプーラ33は、物理的に同じ記憶装置によって実現してもよい。この場合、描画処理装置30において1つの記憶装置を設けておき、中間データのスプールが選択された場合は中間データをスプールし、描画データのスプールが選択された場合はラスタデータをスプールするようにすればよい。
なお、上述の第1実施形態および第2実施形態ならびに変形例は、本発明の実施の形態の例に過ぎず、以上で説明した他にも各種の変形例があってよい。例えば、以上で説明した各実施形態および変形例では、複数の解釈部26および複数の描画データ生成部32は、ページ単位で並列処理を行うが、他の例では、ページをさらに分割したバンド単位で並列処理を行ってもよい。さらに他の例では、複数の解釈部26の並列処理の単位と複数の描画データ生成部32の並列処理の単位とが異なっていてもよい。例えば、一方をページ単位で並列処理して、他方をバンド単位で並列処理してもよい。
6 コンピュータ、10 端末装置、20 印刷ジョブ処理装置、22 印刷ジョブ受信部、24 分配処理部、26 解釈部、30 描画処理装置、31 中間データスプーラ、32 描画データ生成部、33 描画データスプーラ、34 起動制御部、35 選択処理部、40 印刷装置、50,52,54 通信手段、60 CPU、62 メモリ、64 I/Oインタフェース、65 通信インタフェース、66 バス、68 入力装置、70 表示装置、72 HDD、74 ディスクドライブ、260 中間データ生成部、262 中間データ出力部、320 中間データ取得部、322 描画部、324 ガンマ補正/ハーフトーン処理部。

Claims (4)

  1. ページ記述言語で記述された文書データの割り当てられたデータを解釈し、中間データを生成する、複数の中間データ生成手段と、
    前記複数の中間データ生成手段のそれぞれが生成した中間データを記憶する第1記憶手段と、
    前記第1記憶手段から前記中間データを読み出し、読み出した中間データに従って、前記印刷画像を構成する画素ごとの情報を含む描画データを生成する、複数の描画データ生成手段と、
    を備え、
    前記複数の描画データ生成手段は、前記第1記憶手段に記憶された中間データの量が予め設定された第1閾値を超えた場合に、前記第1記憶手段からの前記中間データの読み出しを開始する、
    ことを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記複数の描画データ生成手段のそれぞれが生成した描画データを記憶する第2記憶手段と、
    前記第1記憶手段および前記第2記憶手段の一方を選択する利用者の入力を受け付ける受付手段と、
    をさらに備え、
    前記第1記憶手段を選択する利用者の入力を前記受付手段が受け付けた場合、前記複数の中間データ生成手段のそれぞれは、生成した中間データを前記第1記憶手段に書き込み、かつ、前記複数の描画データ生成手段は、前記第1記憶手段に記憶された中間の量が前記第1閾値を超えた場合に、前記第1記憶手段からの前記中間データの読み出しを開始し、
    前記第1記憶手段を選択する利用者の入力を前記受付手段が受け付けた場合、前記複数の中間データ生成手段のそれぞれは、生成した中間データを前記複数の描画データ生成手段のうちの1つに渡し、かつ、前記複数の描画データ生成手段のそれぞれは、前記中間データ生成手段のうちの1つから取得した中間データに従って前記描画データを生成し、生成した描画データを前記第2記憶手段に書き込む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記第2記憶手段に記憶された描画データの量が、予め設定された閾値であって前記第1閾値より大きい第2閾値を超えた場合に、描画データに従って印刷を行う印刷装置を起動させる制御を行なう制御手段、
    をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の画像処理システム。
  4. ページ記述言語で記述された文書データの割り当てられたデータを解釈し、中間データを生成する、複数の中間データ生成手段、
    前記複数の中間データ生成手段のそれぞれが生成した中間データを記憶する第1記憶手段、
    前記第1記憶手段から前記中間データを読み出し、読み出した中間データに従って、前記印刷画像を構成する画素ごとの情報を含む描画データを生成する、複数の描画データ生成手段、
    としてコンピュータを機能させ、
    前記複数の描画データ生成手段は、前記第1記憶手段に記憶された中間データの量が予め設定された第1閾値を超えた場合に、前記第1記憶手段からの前記中間データの読み出しを開始する、
    ことを特徴とする画像処理プログラム。
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