JP2012200580A

JP2012200580A - 二つ折り財布の札入れ部分の構造

Info

Publication number: JP2012200580A
Application number: JP2011087721A
Authority: JP
Inventors: Nenta Wako; 然太若生
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2011-03-25
Filing date: 2011-03-25
Publication date: 2012-10-22
Anticipated expiration: 2031-03-25
Also published as: JP5510675B2

Abstract

【課題】従来の二つ折り財布の札入れ部分の構造は、札入れのポケット部分の上部が開口しているため持ち運び時に紙幣が落ちる場合があるという課題があった。また紙幣を取り出す際にはポケット部分の開く幅の範囲内で枚数を確認したり、枚数を選んで取り出す必要があるため、紙幣を取り扱うためには指先を細かく精確に動かす必要があり、手間がかかるという課題があった。
【解決手段】ポケットの代わりに、押さえ部品２、フラップ部品３を本体１に取り付けることで二つ折り時の上部の密閉性を向上させる。またフラップ部品３を指で弾いて紙幣Ｍと位置を入れ替えると、紙幣Ｍの上部が全て露出するため紙幣Ｍのみを手に取って持つ場合と同様の状態を作り出すことが出来き、紙幣Ｍが取り扱いやすくなる。
紙幣Ｍを収納する場合も逆の順序により簡単に収納することが出来る。
【選択図】図１

Description

この発明は、二つ折り財布の札入れ部分の構造に関する。

従来の二つ折り財布の札入れ部分の構造は図３に示すように、本体１の内面に、深さが本体１と同等かそれよりも浅く紙幣を覆い隠すポケット部品４を取り付けることで、ポケットを形成し紙幣を収納するものである。

特許公開平０９−２８５３２６札入れ

しかしながら、以上の技術によれば、ポケット部分の上部が開口しているため持ち運び時に紙幣が落ちる場合があるという課題がある。また紙幣を取り出す際にはポケット部分の開く幅の範囲内で枚数を確認したり、枚数を選んで取り出す必要があるため、紙幣を取り扱うためには指先を細かく精確に動かす必要があり手間がかかるという課題がある。

以上の課題を解決するために、第一発明は、２つの部品（押さえ部品、フラップ部品）を本体に取り付けることを特徴とする、二つ折り財布の札入れ部分の構造である。
また、第二発明は、２つの部品（押さえ部品、フラップ部品）を本体に取り付け、押さえ部品とフラップ部品の長さを以下のようにする二つ折り財布の札入れ構造である。紙幣の短辺方向の長さについて、押さえ部品、フラップ部品の長さの和は本体の長さ以下であり、フラップ部品は押さえ部品と同じ長さ、あるいは短い長さである。

第一発明、または第二発明によれば、押さえ部品、フラップ部品と本体で構成される空間の中に紙幣を収納し包み込むことで、折りたたみ時の財布上部の密閉性が従来技術と比べ向上する。
また、フラップ部品３を指で弾いて紙幣と位置を入れ替えると、紙幣の上部が全て露出するため、紙幣のみを手に取って持つ場合と同様の状態を作り出すことが出来る。
以上の動作は、精確で細かな指の動きを必要とせず、またこの状態を作り出すことで、財布が紙幣の取り扱いを制限することがなくなるため、紙幣が取り扱いやすくなる。紙幣を収納する場合も逆の順序により簡単に収納することが出来る。

この発明の一実施形態（紙幣収納時）を示す斜視図である。この発明の一実施形態（紙幣取り扱い時）を示す斜視図である。従来技術を示す斜視図である。

この発明の一実施形態を、図１（紙幣収納時）、図２（紙幣取り扱い時）に示す。
二つ折り財布の札入れ部分の本体１の下部、折り目部分を跨ぐ位置に押さえ部品２が設けられ、折り目部分を除く下端が縫製により結び付けられている。また本体１の上部、折り目部分を中心として本体を二分する一方の部分にフラップ部品３が設けられており、上端が縫製により結び付けられている。さらに、紙幣の短辺方向の長さについて、押さえ部品２、フラップ部品３の長さの和は本体の長さ以下であり、フラップ部品３は押さえ部品２より短い。各部品はそれぞれ皮革素材である。

「実施形態の効果」
この実施形態によれば、フラップ部品３の働きで、紙幣収納時（図１）における二つ折り状態での財布上部の密閉性が確保される。またフラップ部品３を指で弾いて紙幣と位置を入れ替えると、紙幣の上部が全て露出し、押さえ部品２と本体１で紙幣が保持されるため、紙幣のみを手に取って持つ場合と同様の状態を作り出すことが出来き、紙幣が取り扱いやすくなる（図２）。紙幣を収納する場合も逆の順序により簡単に収納することが出来る。また紙幣の短辺方向の長さについてフラップ部品３が押さえ部品２より短く、フラップ部品３の端部が折り目付近にあることで、フラップ部品３が指で弾きやすくなる。また逆に、押さえ部品２の方がフラップ部品３より長いことで、図２の状態の際に紙幣をしっかり保持することが出来る。
「他の実施形態」
図１の実施形態では、押さえ部品２とフラップ部品３の取り付け位置は非対称であったが、他の実施形態では、本体の折り目を軸として対称なものでも良い。また紙幣の短辺方向の長さについて、押さえ部品２、フラップ部品３の長さが同じであっても良い。素材はナイロンや布地であっても良い。

１本体２押さえ部品
３フラップ部品４ポケット部品
Ｍ紙幣Ｈ手

Claims

ポケット部品の代わりに、押さえ部品とフラップ部品を設けたことを特徴とする二つ折り財布の札入れ構造。
前記、押さえ部品とフラップ部品の大きさ、構成を以下のようにする二つ折り財布の札入れ構造。紙幣の短辺方向の長さについて、押さえ部品、フラップ部品の長さの和は本体の長さ以下であり、フラップ部品は押さえ部品と同じ長さ、あるいは短い長さである。