JP2012200576A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】始動口に遊技球が入球すると大当たり抽選用の特別遊技判定用乱数と、演出の態様を決定する変動演出用乱数と、が記憶部に記憶される。事前連続演出実行判定は、記憶部に記憶された変動演出用乱数を判定して、複数回の変動演出にわたって連続的に演出が行われる事前連続演出の実行可否を判定する。事前連続演出中には、各変動演出の開始または終了を問わず、演出役物装置52が、演出表示部50aの前面に臨む変位位置に維持されたままになる。
【選択図】図33
Description
図3は、遊技の進行を制御する制御手段の内部構成を示すブロック図である。
図13を用いて、主制御基板100のメイン処理を説明する。
メインCPU100aは、初期化処理として、電源投入に応じて、メインROM100bから起動プログラムを読み込むとともに、メインRAM100cに記憶されるフラグなどを初期化したり、副制御基板200に送信する各種のコマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶したりする。
次に、メインCPU100aは、変動パターン乱数を更新する演出乱数更新処理を行う。
次に、メインCPU100aは、特別図柄乱数および大当たり乱数を更新する際に参照される初期値乱数の更新を行う。以降は、所定の割込み処理が行われるまで、ステップS2とステップS3との処理を繰り返し行う。
図14を用いて、主制御基板100のタイマ割込処理を説明する。
まず、メインCPU100aは、各種タイマカウンタを更新する時間制御処理を行う。
次に、メインCPU100aは、特別図柄乱数、大当たり乱数、普通図柄乱数を更新する処理を行う。
具体的には、それぞれの乱数カウンタを1加算して、乱数カウンタを更新する。なお、加算した結果が乱数範囲の最大値を超えた場合には、乱数カウンタを0に戻し、乱数カウンタが1周した場合には、その時の初期値乱数の値から乱数を更新する。
次に、メインCPU100aは、一般入賞口検出スイッチ18a、第1始動口検出スイッチ20a、第2始動口検出スイッチ22a、ゲート検出スイッチ24a、大入賞口検出スイッチ28aに入力があったか否か判定する入力制御処理を行う。
次に、メインCPU100aは、特別図柄、特別電動役物の制御を行うための特図特電処理を行う。
次に、メインCPU100aは、普通図柄、普通電動役物の制御を行うための普図普電処理を行う。
次に、メインCPU100aは、一般入賞口18、第1始動口20、第2始動口22、大入賞口28に遊技球が入球したか否かを確認するとともに、遊技球の入球があった場合には、それぞれに対応する払出個数指定コマンドを払出制御基板120に送信する。
次に、メインCPU100aは、外部情報データ、第2始動口開閉ソレノイドデータ、大入賞口開閉ソレノイドデータ、各表示器80、82、84、86、88,90の表示データを作成する処理を行う。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS700で作成した各データの信号を出力させるポート出力処理、および、上記各ステップでメインRAM100cの演出用伝送データ格納領域にセットされたコマンドを送信するコマンド送信処理を行う。
まず、メインCPU100aは、一般入賞口検出スイッチ18aから検出信号が入力されたか、すなわち、遊技球が一般入賞口18に入球したか否かを判定する。メインCPU100aは、一般入賞口検出スイッチ18aから検出信号が入力された場合には、賞球のために用いる一般入賞口賞球カウンタに所定のデータを加算して更新する。
次に、メインCPU100aは、大入賞口検出スイッチ28aから検出信号が入力されたか、すなわち、遊技球が大入賞口28に入球したか否かを判定する。メインCPU100aは、大入賞口検出スイッチ28aから検出信号が入力された場合には、賞球のために用いる大入賞口賞球カウンタに所定のデータを加算して更新するとともに、大入賞口28に入球した遊技球を計数するための大入賞口入球カウンタを加算して更新する。
次に、メインCPU100aは、第1始動口検出スイッチ20aから検出信号が入力されたか、すなわち、遊技球が第1始動口20に入球したか否かを判定して、大当たりの抽選を行うための所定のデータをセットする。詳しくは、図16を用いて後述する。
次に、メインCPU100aは、第2始動口検出スイッチ22aから検出信号が入力されたか、すなわち、遊技球が第2始動口22に入球したか否かを判定する。なお、この第2始動口検出スイッチ入力処理は、各種データの記憶領域を異にする点を除いて、上記ステップS330の第1始動口検出スイッチ入力処理と同じである。
次に、メインCPU100aは、ゲート検出スイッチ24aから信号が入力されたか、すなわち、遊技球がゲート24を通過したか否かを判定する。このゲート検出スイッチ入力処理については、図18を用いて後述する。
まず、メインCPU100aは、第1始動口検出スイッチ20aから検出信号が入力されたか否かを判定する。第1始動口検出スイッチ20aから検出信号が入力されたと判定した場合にはステップS330−2に処理を移し、第1始動口検出スイッチ20aから検出信号が入力されていないと判定した場合には、第1始動口検出スイッチ入力処理を終了する。
上記ステップS330−1において、第1始動口検出スイッチ20aから検出信号が入力されたと判定した場合には、メインCPU100aは、賞球のために用いる賞球カウンタに所定のデータを加算して更新する処理を行う。
次に、メインCPU100aは、保留記憶領域に記憶されている第1保留数(X1)が4未満であるか否かを判定する。その結果、第1保留数(X1)<4と判定した場合にはステップS330−4に処理を移し、第1保留数(X1)≧4と判定した場合には第1始動口検出スイッチ入力処理を終了する。
上記ステップS330−3において、第1保留数(X1)<4と判定した場合には、メインCPU100aは、第1保留数(X1)に「1」加算した値を新たな第1保留数(X1)として記憶する。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS200で更新された特別図柄乱数を取得して、第1保留記憶領域にある第1記憶部から順に空いている記憶部を検索し、空いている記憶部に取得した特別図柄乱数を記憶する。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS200で更新された大当たり乱数を取得するとともに、当該取得した大当たり乱数を、上記ステップS330−5で特別図柄乱数を記憶したのと同じ記憶部に記憶する。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS2で更新された変動パターン乱数を取得するとともに、上記ステップS330−5およびステップS330−6で各乱数を記憶したのと同じ記憶部に記憶する。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS330−5〜ステップS330−7で記憶部に記憶された各乱数を判定する事前判定処理を実行し、当該第1始動口検出スイッチ入力処理を終了する。
まず、メインCPU100aは、上記ステップS330−5で記憶部に記憶された特別図柄乱数を事前判定する。具体的には、現在の遊技状態に応じて、図4に示す特別図柄判定テーブル1または特別図柄判定テーブル2を選択するとともに、選択したテーブルを参照して特別図柄乱数を事前判定し、当該事前判定結果をメインRAM100cの所定の処理領域に記憶する。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS330−6で記憶部に記憶された大当たり乱数を事前判定する。具体的には、上記ステップS331−1の事前判定によって「大当たり」の結果が導出された場合には、図5に示す図柄種別判定テーブル1を選択するとともに、当該選択したテーブルを参照して大当たり乱数を事前判定する。そして、当該事前判定によって導出された特別図柄の種別を、メインRAM100cの所定の処理領域に記憶する。一方、上記ステップS331−1の事前判定によって「大当たり」の結果が導出されなかった場合には、特別図柄Xに係るデータを、メインRAM100cの所定の処理領域に記憶する。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS330−7で記憶部に記憶された第1変動パターン乱数を事前判定する。具体的には、上記ステップS331−2の事前判定結果によって導出された特別図柄の種別に応じて、図6に示す第1変動パターンコマンド決定テーブルを選択するとともに、当該選択したテーブルを参照して第1変動パターン乱数を事前判定する。そして、当該事前判定によって導出された第1変動パターンの種別に係る情報(以下、「第1変動パターン情報」という)を、メインRAM100cの所定の処理領域に記憶する。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS330−7で記憶部に記憶された第2変動パターン乱数を事前判定する。具体的には、上記ステップS331−3の事前判定結果によって導出された第1変動パターン情報、現在の遊技状態、上記ステップS331−2の事前判定結果によって導出された特別図柄の種別に応じて、図7または図8に示す第2変動パターンコマンド決定テーブルを選択するとともに、選択したテーブルを参照して第2変動パターン乱数を事前判定する。そして、当該事前判定によって導出された第2変動パターンの種別に係る情報(以下、「第2変動パターン情報」という)を、メインRAM100cの所定の処理領域に記憶する。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS331−3および上記ステップS331−4においてメインRAM100cに記憶された第1変動パターン情報および第2変動パターン情報に基づいて始動入賞コマンドを生成して演出用伝送データ格納領域にセットし、第1始動口検出スイッチ入力処理を終了する。これにより、第1保留が留保された時点における第1変動パターン情報と第2変動パターン情報とが副制御基板200に送信されることとなる。
まず、メインCPU100aは、ゲート検出スイッチ24aから検出信号が入力されたか否かを判定する。その結果、ゲート検出スイッチ24aから検出信号が入力されたと判定した場合にはステップS350−2に処理を移し、ゲート検出スイッチ24aから検出信号が入力されていないと判定した場合には、当該ゲート検出スイッチ入力処理を終了する。
上記ステップS350−1において、ゲート検出スイッチ24aから検出信号が入力されたと判定した場合には、メインCPU100aは、普図保留数(Y)が4未満であるかを判定する。その結果、普図保留数(Y)<4と判定した場合にはステップS350−3に処理を移し、普図保留数(Y)≧4と判定した場合には、当該ゲート検出スイッチ入力処理を終了する。
上記ステップS350−2において、普図保留数(Y)<4と判定した場合には、メインCPU100aは、普図保留数(Y)に「1」加算した値を新たな普図保留数(Y)として記憶する。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS200で更新された普通図柄乱数を取得して普通図柄保留記憶領域に記憶して、当該ゲート検出スイッチ入力処理を終了する。なお、普通図柄保留記憶領域は、第1記憶部〜第4記憶部の4つの記憶部を有しており、普通図柄乱数が取得されると、第1記憶部から順に普通図柄乱数が記憶されていない空きの記憶部が検索され、空いている記憶部のうちもっとも番号の小さい記憶部に、取得した普通図柄乱数が記憶される。以下では、普通図柄保留記憶領域の記憶部に記憶された普通図柄乱数を普図保留とよぶ。
まず、メインCPU100aは、特図特電データの値をロードする。この特図特電データとしては、特別図柄変動開始処理の実行を示すデータ(00)と、特別図柄変動停止処理の実行を示すデータ(01)と、停止後処理の実行を示すデータ(02)と、特別電動役物制御処理の実行を示すデータ(03)と、特別遊技終了処理の実行を示すデータ(04)と、が設けられている。
まず、メインCPU100aは、特図特電データが、特別図柄変動開始処理の実行を示すデータ(00)であるか否かを判定する。その結果、特図特電データ=00と判定した場合にはステップS420−2に処理を移し、特図特電データ=00ではないと判定した場合には当該特別図柄変動開始処理を終了する。
上記ステップS420−1において、特図特電データ=00であると判定した場合には、メインCPU100aは、第2保留記憶領域に第2保留が記憶されているかを判定する。その結果、第2保留が記憶されていると判定した場合にはステップS420−3に処理を移し、第2保留は記憶されていないと判定した場合にはステップS420−4に処理を移す。
上記ステップS420−2において、第2保留記憶領域に第2保留が記憶されていると判定した場合には、メインCPU100aは、第2保留記憶領域に記憶されている第2保留をシフトする処理を行う。具体的には、第1記憶部に記憶されている乱数を所定の処理領域に複写するとともに、第2記憶部に記憶されている各乱数を第1記憶部にシフトさせて記憶する。同様に、第2記憶部〜第4記憶部に各乱数が記憶されている場合には、これら各乱数を番号の1つ小さい記憶部にシフトさせる。これにより、第2保留は、留保された順に処理領域に書き込まれることとなる。したがって、記憶部に記憶された第2保留は、先に記憶された乱数から順に読み出されて、大当たりの抽選を行う際の判定に用いられることとなる。また、このとき、第2保留数(X2)から「1」減算した値を新たな第2保留数(X2)として記憶する。
また、上記ステップS420−2において、第2保留記憶領域に第2保留は記憶されていないと判定した場合には、メインCPU100aは、第1保留記憶領域に第1保留が記憶されているかを判定する。その結果、第1保留が記憶されていると判定した場合にはステップS420−5に処理を移し、第1保留は記憶されていないと判定した場合にはステップS420−10に処理を移す。
上記ステップS420−4において、第1保留記憶領域に第1保留が記憶されていると判定した場合には、メインCPU100aは、第1保留記憶領域に記憶されている第1保留をシフトする処理を行う。具体的には、第1記憶部に記憶されている乱数を所定の処理領域に複写するとともに、第2記憶部に記憶されている各乱数を第1記憶部にシフトさせて記憶する。同様に、第2記憶部〜第4記憶部に各乱数が記憶されている場合には、これら各乱数を番号の1つ小さい記憶部にシフトさせる。これにより、第1保留は、留保された順に処理領域に書き込まれることとなる。したがって、記憶部に記憶された第1保留は、先に記憶された乱数から順に読み出されて、大当たりの抽選を行う際の判定に用いられることとなる。また、このとき、第1保留数(X1)から「1」減算した値を新たな第1保留数(X1)として記憶する。
次に、メインCPU100aは、特別図柄判定テーブル(図4参照)および図柄種別判定テーブル(図5参照)のうち、現在の遊技状態に対応するテーブルを選択する。そして、上記ステップS420−3または上記ステップS420−5において処理領域に複写された特別図柄乱数および大当たり乱数を、それぞれ選択したテーブルに基づいて判定して、いずれかの特別図柄を決定するとともに、当該決定した特別図柄に対応するデータを、メインRAM100cの所定の領域に記憶する。また、この特別図柄決定処理においては、現在の遊技状態、すなわち、特別図柄を決定したときの遊技状態が遊技状態バッファに記憶される。
次に、メインCPU100aは、図6に示す第1変動パターンコマンド決定テーブル、および、図7または図8に示す第2変動パターンコマンド決定テーブルのうち、現在の遊技状態などに基づいて、対応するテーブルを選択する。そして、上記ステップS420−3または上記ステップS420−5において処理領域に上書きされた変動パターン乱数を、選択したテーブルに基づいて判定することにより変動パターンを決定する。ここでは、第1変動パターン乱数によって演出の前半部分の変動パターンが決定され、第2変動パターン乱数によって演出の後半部分の変動パターンが決定される。メインCPU100aは、決定した変動パターンに対応する変動パターンコマンドを生成して演出用伝送データ格納領域にセットする。
(ステップS420−7)
次に、メインCPU100aは、第1特別図柄表示器80または第2特別図柄表示器82において、特別図柄の変動表示を開始するための変動表示データをセットする。これにより、第1保留に基づいて特別図柄の変動表示が行われる場合には、第1特別図柄表示器80が点滅表示を開始するとともに、第2保留に基づいて特別図柄の変動表示が行われる場合には、第2特別図柄表示器82が点滅表示を開始する。なお、ここで制御される点滅表示とは、各表示器82、84において「−」が所定の間隔で点滅することをいうものである。また、第1保留に基づいて特別図柄の変動表示が行われる場合には、変動表示の開始と同時に、第1保留が1つ減ることを示すように、第1特別図柄保留表示器84が表示制御され、第2保留に基づいて特別図柄の変動表示が行われる場合には、変動表示の開始と同時に、第2保留が1つ減ることを示すように、第2特別図柄保留表示器86が表示制御される。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS421で決定した変動時間を変動時間カウンタにセットする。
次に、メインCPU100aは、特図特電処理において特別図柄変動停止処理が実行されるように、特図特電データに「01」をセットし、当該特別図柄変動開始処理を終了する。
また、上記ステップS420−4において、第1保留は記憶されていないと判定した場合には、メインCPU100aは、デモ判定処理を実行する。このデモ判定処理において、メインCPU100aは、特別図柄の変動表示が行われていない時間を計時するとともに、所定時間にわたって特別図柄の変動表示が行われない場合には、演出表示部50aにデモ画面を表示するためのデモコマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。
まず、メインCPU100aは、特図特電データが、特別図柄変動停止処理の実行を示すデータ(01)であるか否かを判定する。その結果、特図特電データ=01と判定した場合にはステップS430−2に処理を移し、特図特電データ=01ではないと判定した場合には当該特別図柄変動停止処理を終了する。
上記ステップS430−1において、特図特電データ=01と判定した場合には、メインCPU100aは、変動時間(ステップS420−8でセット)が経過したか否かを判定する。その結果、変動時間が経過したと判定した場合にはステップS430−3に処理を移し、変動時間は経過していないと判定した場合には当該特別図柄変動停止処理を終了する。
上記ステップS430−2において、変動時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、上記ステップS420−6で決定、記憶された特別図柄を、第1特別図柄表示器80または第2特別図柄表示器82に停止表示するための停止表示データをセットする。
次に、メインCPU100aは、図柄が確定したことを示す図柄確定コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。
次に、メインCPU100aは、上記のようにして特別図柄の停止表示を開始したら、停止表示時間カウンタに図柄を停止表示する時間をセットする。
次に、メインCPU100aは、特図特電処理において停止後処理が実行されるように、特図特電データに「02」をセットし、当該特別図柄変動停止処理を終了する。
まず、メインCPU100aは、特図特電データが、停止後処理の実行を示すデータ(02)であるか否かを判定する。その結果、特図特電データ=02と判定した場合にはステップS440−2に処理を移し、特図特電データ=02ではないと判定した場合には当該停止後処理を終了する。
上記ステップS440−1において、特図特電データ=02と判定した場合には、メインCPU100aは、停止表示時間(ステップS430−5でセット)が経過したか否かを判定する。その結果、停止表示時間は経過していないと判定した場合には当該停止後処理を終了し、停止表示時間を経過したと判定した場合にはステップS440−3に処理を移す。
上記ステップS440−2において、停止表示時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、時短遊技状態設定処理を行う。ここでは、メインCPU100aは、現在の遊技状態が時短遊技状態であることを示す特定フラグがオンしているか否かを判定する。そして、特定フラグがオンしている場合には、メインRAM100cに設けられた特定変動回数記憶領域を更新する。この特定変動回数記憶領域には、時短遊技状態が終了するまでの残り変動回数が記憶されており、ここでは、現在、記憶されている残り変動回数から「1」減算した値を新たな残り変動回数として記憶することとなる。なお、残り変動回数を更新した結果、残り変動回数=0となった場合には、同時に特定フラグをオフする処理が行われることとなる。また、特定フラグはオンしていないと判定した場合には、そのまま次のステップS440−4に処理を移す。
次に、メインCPU100aは、高確率遊技状態設定処理を行う。ここでは、メインCPU100aは、現在の遊技状態が高確率遊技状態であることを示す高確フラグがオンしているか否かを判定する。そして、高確フラグがオンしている場合には、メインRAM100cに設けられた高確変動回数記憶領域を更新する。この高確変動回数記憶領域には、高確率遊技状態が終了するまでの残り変動回数が記憶されており、ここでは、現在、記憶されている残り変動回数から「1」減算した値を新たな残り変動回数として記憶することとなる。なお、残り変動回数を更新した結果、残り変動回数=0となった場合には、同時に高確フラグをオフする処理が行われることとなる。また、高確フラグはオンしていないと判定した場合には、そのまま次のステップS440−5に処理を移す。
次に、メインCPU100aは、停止表示されている図柄が大当たり図柄であるかを判定する。その結果、停止表示されている図柄は大当たり図柄ではないと判定した場合にはステップS440−6に処理を移し、停止表示されている図柄は大当たり図柄であると判定した場合にはステップS440−7に処理を移す。
上記ステップS440−5において、停止表示されている図柄は大当たり図柄ではないと判定した場合には、メインCPU100aは、特図特電処理において特別図柄変動開始処理が実行されるように、特図特電データに「00」をセットし、当該停止後処理を終了する。これにより、次の特別図柄の変動表示が開始可能となる。
一方、上記ステップS440−5において、停止表示されている図柄は大当たり図柄であると判定した場合には、メインCPU100aは、遊技状態をリセットする処理を行う。
次に、メインCPU100aは、特図特電処理において特別電動役物制御処理が実行されるように、特図特電データに「03」をセットする。これにより、大当たり図柄が停止表示した後に特別遊技が開始されることとなる。
次に、メインCPU100aは、現在の遊技状態を確認し、遊技状態指定コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットして当該停止後処理を終了する。
まず、メインCPU100aは、特図特電データが、特別電動役物制御処理の実行を示すデータ(03)であるか否かを判定する。その結果、特図特電データ=03と判定した場合にはステップS450−2に処理を移し、特図特電データ=03ではないと判定した場合には当該特別電動役物制御処理を終了する。
上記ステップS450−1において、特図特電データ=03と判定した場合には、メインCPU100aは、特別遊技実行処理を行う。ここでは、ラウンド遊技が開始する前のオープニング処理、図9に示す作動TBL1を参照して行われるラウンド遊技実行処理、ラウンド遊技の終了後のエンディング処理が行われる。また、ここでは、オープニング処理の開始時にオープニングコマンドがセットされ、各ラウンド遊技の開始時にラウンド開始コマンドがセットされ、エンディング処理の開始時にエンディングコマンドがセットされる。そして、これらの各コマンドを受信すると、副制御基板200において特別遊技中の演出が実行される。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS450−2における特別遊技実行処理によって特別遊技が終了したか、より具体的には、全てのラウンド遊技が終了するとともに、エンディング処理によって計時されるエンディング時間が経過したかを判定する。その結果、特別遊技が終了したと判定した場合にはステップS450−4に処理を移し、特別遊技は終了していないと判定した場合には、そのまま当該特別電動役物制御処理を終了する。
上記ステップS450−3において、特別遊技は終了したと判定した場合には、メインCPU100aは、特図特電処理において特別遊技終了処理が実行されるように、特図特電データに「04」をセットし、当該特別電動役物制御処理を終了する。
まず、メインCPU100aは、メインRAM100cに記憶された特別図柄データおよび遊技状態バッファにある遊技状態データをロードする。そして、図10に示す遊技状態設定テーブルを参照し、これら特別図柄データおよび遊技状態データに基づいて、特別遊技の終了後の遊技状態を設定する。例えば、特別図柄データが特別図柄Cを示すデータであった場合には、特定フラグおよび高確フラグの双方をオンするとともに、特定変動回数記憶領域および高確変動回数記憶領域の双方に、残り変動回数として10000を記憶する。
次に、メインCPU100aは、遊技状態を確認し、遊技状態指定コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。
次に、メインCPU100aは、特図特電処理において特別図柄変動開始処理が実行されるように、特図特電データに「00」をセットし、当該特別遊技終了処理を終了する。
まず、メインCPU100aは、普図普電データの値をロードする。この普図普電データは、普通図柄変動開始処理の実行を示すデータ(10)と、普通図柄変動停止処理の実行を示すデータ(11)と、普通図柄停止後処理の実行を示すデータ(12)と、普通電動役物制御処理の実行を示すデータ(13)と、が設けられている。
まず、メインCPU100aは、普図普電データが、普通図柄変動開始処理の実行を示すデータ(10)であるか否かを判定する。その結果、普図普電データ=10と判定した場合にはステップS520−2に処理を移し、普図普電データ=10ではないと判定した場合には当該普通図柄変動開始処理を終了する。
上記ステップS520−1において、普図普電データ=10と判定した場合には、メインCPU100aは、普図保留数(Y)が1以上であるかを判定する。その結果、普図保留数(Y)≧1と判定した場合にはステップS520−3に処理を移し、普図保留数(Y)<1と判定した場合には当該普通図柄変動開始処理を終了する。
上記ステップS520−2において、普図保留数(Y)≧1と判定した場合には、メインCPU100aは、普図保留数(Y)から「1」減算した値を新たな普図保留数(Y)として記憶する。
次に、メインCPU100aは、普通図柄保留記憶領域に記憶されている普図保留をシフトする処理を行う。具体的には、第1記憶部に記憶されている普通図柄乱数を所定の処理領域に複写するとともに、第2記憶部〜第4記憶部に普通図柄乱数が記憶されている場合には、これら各乱数を1つ前の記憶部にシフトさせる。具体的には、第1記憶部に記憶されている乱数を所定の処理領域に複写するとともに、第2記憶部に記憶されている乱数を第1記憶部にシフトさせて記憶する。同様に、第3記憶部および第4記憶部に乱数が記憶されている場合には、これら各乱数を番号の1つ小さい記憶部にシフトさせる。これにより、普通図柄保留記憶領域に記憶された普図保留は、記憶された順に処理領域に書き込まれることとなる。つまり、普通図柄保留記憶領域に記憶された乱数は、先に記憶された乱数から順に読み出されて、当選判定処理に用いられることとなる。
次に、メインCPU100aは、処理領域に複写された普通図柄乱数の当選判定処理を行う。具体的には、現在の遊技状態が非時短遊技状態である場合には、図11(a)に示す普通図柄判定テーブル1を参照して、処理領域に複写された普通図柄乱数を判定する。また、現在の遊技状態が時短遊技状態である場合には、図11(b)に示す普通図柄判定テーブル2を参照して、処理領域に複写された普通図柄乱数を判定する。
次に、メインCPU100aは、上記ステップS520−5の当選判定処理の結果が当選であるか否かを判定する。その結果、当選の判定結果が得られた場合にはステップS520−7に処理を移し、当選ではなくハズレの判定結果が得られた場合にはステップS520−8に処理を移す。
上記ステップS520−6において、判定結果が当選であると判定した場合には、メインCPU100aは、当たり図柄データをメインRAM100cの所定の領域に記憶する。
一方、上記ステップS520−6において、判定結果がハズレであると判定した場合には、メインCPU100aは、ハズレ図柄データをメインRAM100cの所定の領域に記憶する。
次に、メインCPU100aは、現在の遊技状態が、非時短遊技状態または時短遊技状態のいずれに設定されているかを確認するとともに、現在の遊技状態に応じて普図変動時間をセットする。具体的には、図12(a)に示すように、現在の遊技状態が非時短遊技状態である場合には、普図変動時間カウンタに20秒をセットし、時短遊技状態である場合には普図変動時間カウンタに1秒をセットする。
次に、メインCPU100aは、普通図柄の変動表示を開始するための変動表示データをセットする。これにより、普通図柄の変動表示が行われる場合には、普通図柄表示器88が点滅表示を開始する。また、普通図柄の変動表示が開始するのと同時に、普図保留が1つ減ることを示すように、普通図柄保留表示器90が表示制御される。
次に、メインCPU100aは、現在の遊技状態を変動開始時の遊技状態として遊技状態バッファに記憶する。
次に、メインCPU100aは、普図普電処理において普通図柄変動停止処理が実行されるように、普図普電データに「11」をセットし、当該普通図柄変動開始処理を終了する。
まず、メインCPU100aは、普図普電データが、普通図柄変動停止処理の実行を示すデータ(11)であるか否かを判定する。その結果、普図普電データ=11と判定した場合にはステップS530−2に処理を移し、普図普電データ=11ではないと判定した場合には当該普通図柄変動停止処理を終了する。
上記ステップS530−1において、普図普電データ=11と判定した場合には、メインCPU100aは、普図変動時間(ステップS520−9でセット)が経過したかを判定する。その結果、普図変動時間が経過したと判定した場合にはステップS530−3に処理を移し、普図変動時間は経過していないと判定した場合には当該普通図柄変動停止処理を終了する。
上記ステップS530−2において、普図変動時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、普通図柄表示器88に普通図柄を停止表示するための停止表示データをセットする。
次に、メインCPU100aは、上記のようにして普通図柄の停止表示を開始したら、停止表示時間カウンタに図柄を停止表示する時間をセットする。
次に、メインCPU100aは、普図普電処理において普通図柄停止後処理が実行されるように、普図普電データに「12」をセットし、当該普通図柄変動停止処理を終了する。
まず、メインCPU100aは、普図普電データが、普通図柄停止後処理の実行を示すデータ(12)であるか否かを判定する。その結果、普図普電データ=12と判定した場合にはステップS540−2に処理を移し、普図普電データ=12ではないと判定した場合には当該普通図柄停止後処理を終了する。
上記ステップS540−1において、普図普電データ=12と判定した場合には、メインCPU100aは、停止表示時間(ステップS530−4でセット)が経過したか否かを判定する。その結果、停止表示時間は経過していないと判定した場合には当該普通図柄停止後処理を終了し、停止表示時間を経過したと判定した場合にはステップS540−3に処理を移す。
上記ステップS540−2において、停止表示時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、停止表示されている図柄が当たり図柄であるかを判定する。その結果、停止表示されている図柄は当たり図柄ではないと判定した場合にはステップS540−5に処理を移し、停止表示されている図柄は当たり図柄であると判定した場合にはステップS540−4に処理を移す。
上記ステップS540−3において、停止表示されている図柄は当たり図柄であると判定した場合には、メインCPU100aは、普図普電処理において普通電動役物制御処理が実行されるように、普図普電データに「13」をセットし、当該普通図柄停止後処理を終了する。
一方、上記ステップS540−3において、停止表示されている図柄は当たり図柄ではない(ハズレ図柄である)と判定した場合には、メインCPU100aは、普図普電処理において普通図柄変動開始処理が実行されるように、普図普電データに「10」をセットし、当該普通図柄停止後処理を終了する。
まず、メインCPU100aは、普図普電データが、普通電動役物制御処理の実行を示すデータ(13)であるか否かを判定する。その結果、普図普電データ=13と判定した場合にはステップS550−2に処理を移し、普図普電データ=13ではないと判定した場合には当該普通電動役物制御処理を終了する。
上記ステップS550−1において、普図普電データ=13と判定した場合には、メインCPU100aは、普通電動役物が制御中であるか、すなわち、すでに始動口開閉ソレノイド22cが通電制御中であるかを判定する。その結果、普通電動役物が制御中であると判定した場合には、ステップS550−5に処理を移し、普通電動役物は制御中ではないと判定した場合にはステップS550−3に処理を移す。
上記ステップS550−2において、普通電動役物は制御中ではないと判定した場合には、メインCPU100aは、普通図柄の変動開始時の遊技状態が、非時短遊技状態または時短遊技状態のいずれであったかを判定する。
次に、メインCPU100aは、始動口開閉ソレノイド22cの通電制御を開始すべく、上記ステップS550−3において確認した遊技状態に応じて通電制御データをセットする。具体的には、普通図柄の変動開始時の遊技状態が非時短遊技状態であった場合には始動口開閉ソレノイド22cの通電制御データとして、開放回数=1回、1回の開放時間=0.1秒となる通電制御データをセットする。また、普通図柄の変動開始時の遊技状態が時短遊技状態であった場合には、開放回数=2回、1回の開放時間=2.9秒となる通電制御データをセットする。
また、上記ステップS550−2において、普通電動役物が制御中であると判定した場合には、メインCPU100aは、上記ステップS550−4でセットされた通電時間を経過したかを判定する。その結果、通電時間を経過したと判定した場合にはステップS550−6に処理を移し、通電時間は経過していないと判定した場合には当該普通電動役物制御処理を終了する。
上記ステップS550−5において、通電時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、始動口開閉ソレノイド22cの通電を停止する処理を行う。
次に、メインCPU100aは、普図普電処理において普通図柄変動開始処理が実行されるように、普図普電データに「10」をセットし、当該普通図柄停止後処理を終了する。
図34は、副制御基板200のメイン処理を説明するフローチャートである。
サブCPU200aは、電源投入に応じて、サブROM200bからメイン処理プログラムを読み込むとともに、サブRAM200cに記憶されるフラグなどの初期化、設定処理を行う。
次に、サブCPU200aは、演出用乱数(第1演出乱数、第2演出乱数)を更新する処理を行うとともに、以後は、割込み処理が行われるまで当該ステップS1001の処理を繰り返し行う。
図35は、副制御基板200のタイマ割込処理を説明するフローチャートである。副制御基板200には、所定の周期(2ms)でクロックパルスを発生するリセット用クロックパルス発生回路(不図示)が設けられている。そして、このリセット用クロックパルス発生回路によるクロックパルスの発生により、サブCPU200aはタイマ割込処理プログラムを読み込んで当該タイマ割込処理を開始する。
まず、サブCPU200aは、副制御基板200で用いられる各種タイマカウンタの更新処理を行う。
次に、サブCPU200aは、サブRAM200cの受信バッファに格納されているコマンドを解析するとともに、受信したコマンドに応じた種々の処理を行う。副制御基板200においては、主制御基板100からコマンドが送信されると、コマンド受信割込処理が行われ、主制御基板100から送信されたコマンドが受信バッファに格納される。ここでは、コマンド受信割込処理によって受信バッファに格納されたコマンドを解析することとなる。
次に、サブCPU200aは、実行中の演出進行状況に応じて、演出操作装置56の操作の受け付け可否を判定するとともに、演出操作装置検出スイッチ56aの信号のチェックを行う。そして、演出操作装置検出スイッチ56aから操作信号が入力されたときに、演出操作装置56の操作受け付け中であった場合には、演出操作装置56が操作されたことを画像制御基板210に送信すべく、送信バッファにコマンドを格納する。
次に、サブCPU200aは、サブRAM200cの送信バッファにセットされているコマンドを画像制御基板210や電飾制御基板220へ送信し、タイマ割込処理を終了する。
始動入賞コマンドを受信したと判定した場合には、まず、サブCPU200aは、受信した始動入賞コマンドを解析して、第1変動パターン情報をサブRAM200cの所定の記憶領域に記憶する。
次に、サブCPU200aは、受信した始動入賞コマンドを解析し、上記第1変動パターン情報を記憶したのと同じ記憶部に第2変動パターン情報を記憶する。
次に、サブCPU200aは、第1保留記憶領域および第2保留記憶領域に記憶されている情報に基づいて、演出表示部50aなどに、第1保留数(X1)および第2保留数(X2)を表示する保留表示コマンドをセットし、当該始動入賞コマンド受信処理を終了する。
変動パターンコマンドを受信したと判定した場合には、まず、サブCPU200aは、上記した「事前連続演出」を開始するか否かを決定する事前連続演出実行開始処理を実行する。この事前連続演出実行開始処理については、図38を用いて後述する。
次に、サブCPU200aは、主制御基板100においてなされた大当たりの抽選結果を報知するための変動演出態様決定処理を実行して、当該変動パターンコマンド受信処理を終了する。なお、この変動演出態様決定処理については、図39を用いて後述する。
まず、サブCPU200aは、連続演出実行カウンタ(Z)が1以上であるかを判定する。この連続演出実行カウンタ(Z)は、上記した「事前連続演出」が実行中であるか否かを示すものであり、「0」〜「4」の値が記憶可能となっている。そして、連続演出実行カウンタ(Z)に記憶される値のうち、「0」は「事前連続演出」が実行されていないことを示し、「1」〜「4」は、以後、何回の変動演出にわたって「事前連続演出」が実行されるかを示している。したがって、ここでは、事前連続演出の実行中であるかを判定することとなる。そして、連続演出実行カウンタ(Z)≧1と判定した場合には、ステップS1220−9に処理を移し、連続演出実行カウンタ(Z)=0と判定した場合には、ステップS1220−2に処理を移す。
上記ステップS1220−1において、連続演出実行カウンタ(Z)=0と判定した場合には、サブCPU200aは、受信した変動パターンコマンドが第2保留用の変動パターンコマンドであるかを判定する。その結果、受信した変動パターンコマンドは第2保留用の変動パターンコマンドであると判定した場合にはステップS1220−10に処理を移し、受信した変動パターンコマンドは第2保留用の変動パターンコマンドではないと判定した場合にはステップS1220−3に処理を移す。
上記ステップS1220−2において、受信した変動パターンコマンドは第2保留用の変動パターンコマンドではない(第1保留用の変動パターンコマンドである)と判定した場合には、サブCPU200aは、現在の遊技状態が時短遊技状態であるかを判定する。その結果、現在の遊技状態は時短遊技状態ではないと判定した場合にはステップS1220−4に処理を移し、現在の遊技状態は時短遊技状態であると判定した場合にはステップS1220−9に処理を移す。
上記ステップS1220−3において、現在の遊技状態は時短遊技状態ではない(非時短遊技状態である)と判定した場合には、サブCPU200aは、第1保留数(X1)が2以上であるかを判定する。なお、ここでいう第1保留数(X1)には、今まさに実行中の処理によって変動演出を開始しようとしている第1保留も含まれる。そして、第1保留数(X1)が2以上であると判定した場合にはステップS1220−5に処理を移し、第1保留数(X1)が2未満(1である)と判定した場合にはステップS1220−9に処理を移す。
上記ステップS1220−4において、第1保留数(X1)≧2と判定した場合には、サブCPU200aは、第1保留記憶領域の第1記憶部〜第4記憶部に記憶されている全ての変動パターン情報を解析する。なお、今まさに実行中の処理によって変動演出を開始しようとしている第1保留に係る変動パターン情報も解析対象となる。
次に、サブCPU200aは、第1保留記憶領域の第2記憶部〜第4記憶部のいずれかに、「疑似1リーチ」または「疑似3リーチ」の変動パターン情報が記憶されているかを判定する。その結果、「疑似1リーチ」または「疑似3リーチ」の変動パターン情報が記憶されていると判定した場合にはステップS1220−7に処理を移し、「疑似1リーチ」および「疑似3リーチ」のいずれの変動パターン情報も記憶されていないと判定した場合にはステップS1220−9に処理を移す。
上記ステップS1220−6において、「疑似1リーチ」または「疑似3リーチ」の変動パターン情報が記憶されていると判定した場合には、サブCPU200aは、当該変動パターン情報が記憶されている記憶部よりも前の記憶部(番号が小さい記憶部)に記憶されている第1変動パターン情報が、全て「リーチなし(なし(0秒))」であるかを判定する。その結果、全て「リーチなし」と判定した場合にはステップS1220−8に処理を移し、全て「リーチなし」ではない(リーチまたは疑似リーチが含まれる)と判定した場合にはステップS1220−9に処理を移す。
上記ステップS1220−7において、「疑似1リーチ」または「疑似3リーチ」の前の変動演出は全て「リーチなし」であると判定した場合には、サブCPU200aは、連続演出実行カウンタ(Z)に「2」〜「4」の値をセットする。なお、ここでは、「疑似1リーチ」または「疑似3リーチ」に係る変動パターン情報が記憶されている記憶部の番号がセットされる。例えば、「疑似1リーチ」または「疑似3リーチ」に係る変動パターン情報が第3記憶部に記憶されている場合には、連続演出実行カウンタ(Z)に「3」がセットされ、「疑似1リーチ」または「疑似3リーチ」に係る変動パターン情報が第4記憶部に記憶されている場合には、連続演出実行カウンタ(Z)に「4」がセットされる。このようにして連続演出実行カウンタ(Z)が更新されることにより、当該変動演出から「事前連続演出」が開始されることとなる。
次に、サブCPU200aは、記憶部のシフト処理を行う。具体的には、第1保留に係る変動パターンコマンドを受信した場合には、第1保留記憶領域の第1記憶部に記憶されていた変動パターン情報を消去するとともに、第2記憶部〜第4記憶部に記憶されている変動パターン情報を1つ前の記憶部にシフトさせる。
また、上記ステップS1220−2において、受信した変動パターンコマンドは第2保留用の変動パターンコマンドであると判定した場合には、サブCPU200aは、第2保留数(X2)が2以上であるかを判定する。なお、ここでいう第2保留数(X2)には、今まさに実行中の処理によって変動演出を開始しようとしている第2保留も含まれる。そして、第2保留数(X2)が2以上であると判定した場合にはステップS1220−11に処理を移し、第2保留数(X2)が2未満(1である)と判定した場合にはステップS1220−9に処理を移す。
上記ステップS1220−10において、第2保留数(X2)≧2と判定した場合には、サブCPU200aは、第2保留記憶領域の第1記憶部〜第4記憶部に記憶されている全ての変動パターン情報を解析する。なお、今まさに実行中の処理によって変動演出を開始しようとしている第2保留に係る変動パターン情報も解析対象となる。
次に、サブCPU200aは、第2保留記憶領域の第2記憶部〜第4記憶部のいずれかに、「疑似2リーチ」または「疑似4リーチ」の変動パターン情報が記憶されているかを判定する。その結果、「疑似2リーチ」または「疑似4リーチ」の変動パターン情報が記憶されていると判定した場合にはステップS1220−13に処理を移し、「疑似2リーチ」および「疑似4リーチ」のいずれの変動パターン情報も記憶されていないと判定した場合にはステップS1220−9に処理を移す。
上記ステップS1220−12において、「疑似2リーチ」または「疑似4リーチ」の変動パターン情報が記憶されていると判定した場合には、サブCPU200aは、当該変動パターン情報が記憶されている記憶部よりも前の記憶部(番号が小さい記憶部)に記憶されている第1変動パターン情報が、全て「リーチなし(なし(0秒))」であるかを判定する。その結果、全て「リーチなし」と判定した場合にはステップS1220−8に処理を移し、全て「リーチなし」ではない(リーチまたは疑似リーチが含まれる)と判定した場合にはステップS1220−9に処理を移す。
まず、サブCPU200aは、上記ステップS1001(図34参照)で更新される第1演出乱数を取得する。
次に、サブCPU200aは、受信した第1変動パターンコマンド、および、現在の遊技状態に基づいて、サブROM200bに格納された複数の発展前演出決定テーブルからいずれか1の発展前演出決定テーブルを選択する。この発展前演出決定テーブルは、演出表示部50aに表示する画像の内容や、演出役物装置52の可動態様、演出照明装置54の点灯態様、音声出力装置58の音声出力態様を第1演出乱数に対応付けて記憶している。
次に、サブCPU200aは、上記ステップS1221−1で取得した第1演出乱数を、上記ステップS1221−2で選択したテーブルに基づいて判定することにより、演出表示部50aに表示する画像のうち、前半部分(リーチ態様になるまで)の内容をはじめとする種々の演出内容を決定する。なお、受信した第1変動パターンコマンドが「なし(0秒)」を示すコマンドであった場合には、前半部分の演出が実行されないため、当該ステップS1221−3では演出内容が決定されることはない。
次に、サブCPU200aは、上記ステップS1001において更新された第2演出乱数を取得する。
次に、サブCPU200aは、連続演出実行カウンタ(Z)が「1」以上であるかを判定する。その結果、連続演出実行カウンタ(Z)≧1と判定した場合にはステップS1221−6に処理を移し、連続演出実行カウンタ(Z)≧1ではないと判定した場合にはステップS1221−11に処理を移す。
上記ステップS1221−5において、連続演出実行カウンタ(Z)≧1と判定した場合には、サブCPU200aは、当該変動が、「事前連続演出」中における第2保留の割込み変動であるかを判定する。本実施形態においては、第1保留と第2保留との双方が留保されている場合に、第2保留に基づく特別図柄の変動表示が優先的に実行される。そのため、「事前連続演出」が、複数回の第1保留に基づく変動演出に亘って実行されている最中に、第2保留に基づく変動演出が実行される場合があり得る。この場合には、割込んだ第2保留に基づく変動演出中、「事前連続演出」を一度中段し、当該第2保留に基づく変動演出が終了した後、「事前連続演出」を再開することとしている。そして、当該変動が第2保留の割込み変動であると判定した場合にはステップS1221−11に処理を移し、当該変動は第2保留の割込み変動ではないと判定した場合にはステップS1221−7に処理を移す。
上記ステップS1221−6において、当該変動は、第2保留の割込み変動ではないと判定した場合には、サブCPU200aは、変動演出の態様を決定するための事前連続演出決定テーブルを選択する。
次に、サブCPU200aは、上記ステップS1221−4で取得した第2演出乱数を、上記ステップS1221−7で選択した事前連続演出決定テーブルに基づいて判定する。これにより、「事前連続演出」中の演出態様が決定されることとなる。
次に、サブCPU200aは、連続演出実行カウンタに記憶されている値から「1」減算した値を連続演出実行カウンタに記憶する。
次に、サブCPU200aは、上記ステップS1221−3およびステップS1221−8で決定された変動演出を実行するためのコマンドを生成し、変動パターンコマンド受信処理を終了する。ここで生成されたコマンドが画像制御基板210や電飾制御基板220に送信されると、画像制御基板210において演出表示部50aの表示制御が行われるとともに、電飾制御基板220において演出役物装置52、演出照明装置54および音声出力装置58の制御が行われる。
また、上記ステップS1221−5において、連続演出実行カウンタ(Z)≧1ではない(連続演出実行カウンタ=0である)と判定した場合には、サブCPU200aは、受信した第2変動パターンコマンド、および、現在の演出モードに基づいて、図41に示す発展後演出決定テーブルを選択する。
次に、サブCPU200aは、上記ステップS1221−4で取得した第2演出乱数を、上記ステップS1221−11で選択した発展後演出決定テーブルに基づいて判定する。これにより、変動演出の後半の演出態様が決定されることとなる。
図柄確定コマンドを受信すると、まず、サブCPU200aは、演出表示部50aにおいて、上記した演出図柄40a、40b、40cを停止表示させるための、演出図柄停止表示コマンドをセットする。
次に、サブCPU200aは、連続演出実行カウンタ(Z)が「0」であるかを判定する。その結果、連続演出実行カウンタ(Z)=0と判定した場合にはステップS1230−3に処理を移し、連続演出実行カウンタ(Z)=0ではないと判定した場合には、そのまま当該図柄確定コマンド受信処理を終了する。
上記ステップS1230−3において、連続演出実行カウンタ(Z)=0であると判定した場合には、サブCPU200aは、位置検出センサ52bからの入力信号に基づいて、演出役物装置52が初期位置にあるかを判定する。その結果、演出役物装置52が初期位置にはないと判定した場合にはステップS1230−4に処理を移し、演出役物装置52は初期位置にあると判定した場合には、そのまま当該図柄確定コマンド受信処理を終了する。
上記ステップS1230−3において、演出役物装置52は初期位置にはない(変位位置にある)と判定した場合には、サブCPU200aは、可動モータ52aを制御して演出役物装置52を初期位置に復帰させるための処理を行って、当該図柄確定コマンド受信処理を終了する。
12 操作ハンドル
12a タッチセンサ
12b 操作ボリューム
16 遊技領域
20 第1始動口
22 第2始動口
50 演出表示装置
50a 演出表示部
52 演出役物装置
52a 可動モータ
52b 位置検出センサ
100 主制御基板
100a メインCPU
100b メインROM
100c メインRAM
130 発射制御基板
131 発射用ソレノイド
200 副制御基板
200a サブCPU
200b サブROM
200c サブRAM
210 画像制御基板
220 電飾制御基板
Claims (3)
- 発射手段によって発射された遊技球が流下する遊技領域と、
前記遊技領域に設けられた始動領域と、
前記始動領域への遊技球の進入を条件として、遊技者に有利な特別遊技の実行可否を決定するための特別遊技判定用乱数、および、当該特別遊技の実行可否を報知する際に実行される変動演出の態様を決定するための変動演出用乱数を取得して記憶部に記憶する乱数記憶手段と、
始動条件の成立により、前記乱数記憶手段によって記憶部に記憶された特別遊技判定用乱数を読み出して前記特別遊技の実行可否を判定する特別遊技実行判定手段と、
前記特別遊技実行判定手段の判定結果、および、当該特別遊技実行判定手段の判定の際に読み出された特別遊技判定用乱数とともに記憶部に記憶された変動演出用乱数に基づいて、前記変動演出の態様を決定する変動演出決定手段と、
前記変動演出決定手段によって決定された変動演出の態様に基づいて、少なくとも演出表示部を表示制御する変動演出実行手段と、
前記乱数記憶手段によって記憶部に変動演出用乱数が記憶されてから当該変動演出用乱数に基づく変動演出が終了するまでの複数回の変動演出に亘って所定の態様の演出が連続して実行される事前連続演出の実行可否を、少なくとも記憶部に記憶された特別遊技判定用乱数および変動演出用乱数のいずれか一方または双方に基づいて判定する事前連続演出実行判定手段と、
前記事前連続演出実行判定手段によって前記事前連続演出を実行する判定結果が導出された場合に、当該判定結果が導出された変動演出用乱数に基づく変動演出が終了するまでの複数回の変動演出に亘って前記事前連続演出を実行する事前連続演出実行手段と、を備え、
前記事前連続演出実行手段は、
前記事前連続演出の開始に伴って前記可動役物装置を初期位置から変位位置に変位させるとともに、前記事前連続演出が実行される複数回の変動演出に亘って前記可動役物装置を変位位置に維持することを特徴とする遊技機。 - 前記可動役物装置は、前記演出表示部の前面から退避した初期位置と、前記演出表示部の前面に臨む変位位置とに変位することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
- 前記変動演出決定手段によって決定された変動演出の態様に基づいて、前記演出表示部の表示制御中に前記可動役物装置を可動制御する変動演出中可動役物制御手段と、
前記可動役物装置の位置を検出する可動役物位置検出手段と、
前記変動演出の終了時に、前記可動役物位置検出手段によって前記可動役物装置が初期位置にないことが検出された場合に、前記可動役物装置を初期位置に復帰させる復帰処理を実行する可動役物初期位置復帰手段と、を備え、
前記可動役物初期位置復帰手段は、
前記事前連続演出の実行中に前記復帰処理を中断することを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
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