JP5553872B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、獲得可能な賞球数を異にする複数種類の特別遊技が実行される遊技機に関する。
従来、始動口に遊技球が入球したことを条件として大当たりの抽選が行われ、この大当たりの抽選により大当たりに当選すると、大入賞口が開放される特別遊技が実行可能となる遊技機が知られている。こうした遊技機は、遊技球を貸し出すための遊技球貸出装置に接続されており、遊技球貸出装置から貸し出された遊技球が、遊技機の貯留部(上皿)に導かれるとともに、当該貯留部から発射機構に遊技球が導かれることで、遊技を行うことができるようになっている。
近年では、遊技球貸出装置に投入された投入金額や残額、所謂「貯玉」と呼ばれる、遊技で獲得した遊技球数等、遊技球の貸し出しに必要な価値情報が記憶媒体(カード)に記憶される。そして、こうした価値情報が記憶された記憶媒体(カード)を遊技球貸出装置に投入した状態で貸出ボタンを操作するだけで、遊技球の貸し出しを受けることが可能となっており、遊技球の貸し出しを受けるたびに金銭を投入しなければならないといった煩わしさが生じることもない。
一方で、上記のように、遊技球貸出装置に記憶媒体(カード)を投入した状態で遊技を行うことから、記憶媒体(カード)の取り忘れがしばしば生じているという実態がある。このような記憶媒体(カード)の取り忘れは、特に、多量の賞球を獲得した場合や、遊技球貸出装置から遊技球の貸し出しを受けることなく、獲得した遊技球を用いて遊技を行っている場合等に生じやすい。
そこで、特許文献1に示される遊技機においては、記憶媒体(カード)の取り忘れを防止するための報知演出を特別遊技中に数回実行することで、遊技者が記憶媒体(カード)を取り忘れてしまうことへの注意喚起を行うようにしている。
特開2011−45402号公報
しかしながら、近年の遊技機においては、多種多様な演出を実行することで遊技の興趣向上が図られており、上記のような報知演出が頻繁に行われると、遊技者が興醒めしてしまい、遊技の興趣が低下するという課題がある。
そこで、本発明は、記憶媒体の取り忘れを防止しながらも、遊技者の興醒めを低減することができる遊技機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の遊技機は、遊技球が流下する遊技領域が形成された遊技盤と、遊技球の入球を不可能もしくは困難とする閉状態、または、該閉状態よりも遊技球の入球を容易とする開状態となる始動可変入賞装置と、前記始動可変入賞装置を前記閉状態または前記開状態に制御する開閉制御手段と、少なくとも前記始動可変入賞装置に遊技球が入球したことを条件として、特別遊技の実行可否を決定する抽選手段と、前記抽選手段によって前記特別遊技を実行する抽選結果が導出された後、獲得可能な賞球数を異にする種類以上の特別遊技のうちのいずれかの特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、前記抽選手段によって前記特別遊技の実行が決定された後、前記特別遊技実行手段によって該特別遊技が実行されると、該特別遊技の終了後の遊技状態を、前記始動可変入賞装置が第1の条件にしたがって開閉制御される非特定遊技状態、または、前記第1の条件よりも前記始動可変入賞装置が開状態になりやすい第2の条件にしたがって開閉制御される特定遊技状態に設定する遊技状態設定手段と、遊技球の貸し出しに必要な価値情報が記憶された記憶媒体の取り忘れを防止するための報知演出を実行する報知手段と、を備え、前記開閉制御手段は、遊技状態が前記非特定遊技状態に設定されている場合には前記第1の条件にしたがって前記始動可変入賞装置を開閉制御し、遊技状態が前記特定遊技状態に設定されている場合には前記第2の条件にしたがって前記始動可変入賞装置を開閉制御し、前記報知手段は、前記非特定遊技状態に設定されているときに前記抽選手段によって前記特別遊技の実行が決定され、かつ、前記複数種類の特別遊技のうち獲得可能な賞球数が最少となる最少特別遊技が実行される場合には前記報知演出を不実行とし、該非特定遊技状態に設定されているときに該抽選手段によって該特別遊技の実行が決定され、かつ、該最少特別遊技以外の特別遊技が実行されると該報知演出を実行する。
また、前記報知手段は、前記非特定遊技状態に設定されているときに前記抽選手段によって前記特別遊技の実行が決定された後、前記抽選手段による抽選が前記非特定遊技状態において行われることなく、前記特定遊技状態が継続している間に、さらに前記特別遊技の実行が決定される連荘状態において、最初に前記最少特別遊技以外の特別遊技が実行されると、前記報知演出を実行するとよい。
また、前記特別遊技実行手段は、前記特別遊技を実行制御する処理として、所定時間に亘って待機状態となるオープニング処理と、該オープニング処理に続いて実行され、前記遊技領域に設けられた大入賞口を開放して該大入賞口への遊技球の入球を可能とするラウンド遊技処理と、該ラウンド遊技処理に続いて実行され、所定時間に亘って待機状態となるエンディング処理と、を実行制御し、前記報知手段は、前記エンディング処理中に前記報知演出を実行するとよい。
本発明によれば、記憶媒体の取り忘れを防止しながらも、遊技者の興醒めを低減することができる。
扉が開放された状態を示す遊技機の斜視図である。 遊技機の正面図である。 遊技機のブロック図である。 遊技球貸出装置を説明する図である。 大当たり決定乱数判定テーブルを説明する図である。 当たり図柄決定乱数判定テーブルを説明する図である。 リーチグループ決定乱数判定テーブルを説明する図である。 ハズレ時リーチモードA決定乱数判定テーブルを説明する図である。 大当たり時リーチモードA決定乱数判定テーブルを説明する図である。 変動パターン抽選テーブルを説明する図である。 変動時間決定テーブルを説明する図である。 変動演出パターンの決定方法を説明する図である。 特別電動役物作動テーブルを説明する図である。 遊技状態設定テーブルを説明する図である。 当たり決定乱数判定テーブルを説明する図である。 (a)は普通図柄変動パターン決定テーブルを説明する図であり、(b)は第2始動口開放制御テーブルを説明する図である。 主制御基板におけるメイン処理を示す図である。 主制御基板におけるタイマ割込処理を示す図である。 主制御基板における入力制御処理を示す図である。 主制御基板における第1始動口検出スイッチ入力処理を示す図である。 主制御基板における第2始動口検出スイッチ入力処理を示す図である。 主制御基板におけるゲート検出スイッチ入力処理を示す図である。 主制御基板における特図特電処理を示す図である。 主制御基板における特別図柄変動開始処理を示す図である。 主制御基板における変動演出パターン決定処理を示す図である。 主制御基板における特別図柄変動停止処理を説明する図である。 主制御基板における停止後処理を示す図である。 主制御基板における特別電動役物制御処理を示す図である。 主制御基板における特別遊技終了処理を示す図である。 主制御基板における普図普電処理を示す図である。 主制御基板における普通図柄変動開始処理を示す図である。 主制御基板における普通図柄変動停止処理を示す図である。 主制御基板における普通図柄停止後処理を示す図である。 主制御基板における普通電動役物制御処理を示す図である。 報知演出を説明する図である。 副制御基板におけるメイン処理を示す図である。 副制御基板におけるタイマ割込処理を示す図である。 副制御基板における図柄決定コマンド受信処理を示す図である。 副制御基板におけるエンディングコマンド受信処理を示す図である。 副制御基板における遊技状態コマンド受信処理を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
本発明の実施形態の理解を容易にするため、まず、遊技機の機械的構成および電気的構成を簡単に説明し、その後、各基板における具体的な処理を説明する。
図1は、本実施形態の遊技機1の斜視図であり、扉が開放された状態を示している。図示のように、遊技機1は、略矩形状に組まれた四辺によって囲繞空間が形成される外枠2と、この外枠2にヒンジ機構によって開閉自在に取り付けられた中枠4と、この中枠4に、ヒンジ機構によって開閉自在に取り付けられた前枠6と、を備えている。
中枠4は、外枠2と同様に、略矩形状に組まれた四辺によって囲繞空間が形成されており、この囲繞空間に遊技盤8が保持されている。また、前枠6には、ガラス製または樹脂製の透過板10が保持されている。そして、これら中枠4および前枠6を外枠2に対して閉じると、遊技盤8と透過板10とが所定の間隔を維持して略平行に対面するとともに、遊技機1の正面側から、透過板10を介して遊技盤8が視認可能となる。
図2は、遊技機1の正面図である。この図に示すように、前枠6の下部には、遊技機1の正面側に突出する操作ハンドル12が設けられている。この操作ハンドル12は、遊技者が回転操作可能に設けられており、遊技者が操作ハンドル12を回転させて発射操作を行うと、当該操作ハンドル12の回転角度に応じた強度で、不図示の発射機構によって遊技球が発射される。このようにして発射された遊技球は、遊技盤8に設けられたレール14a、14b間を上昇して遊技領域16に導かれることとなる。
遊技領域16は、遊技盤8と透過板10との間隔に形成される空間であって、遊技球が流下または転動可能な領域である。遊技盤8には、多数の釘や風車が設けられており、遊技領域16に導かれた遊技球が釘や風車に衝突して、不規則な方向に流下、転動するようにしている。
遊技領域16は、発射機構の発射強度に応じて遊技球の進入度合いを互いに異にする第1遊技領域16aおよび第2遊技領域16bを備えている。第1遊技領域16aは、遊技機1に正対した遊技者から見て遊技領域16の左側に位置し、第2遊技領域16bは、遊技機1に正対した遊技者から見て遊技領域16の右側に位置している。レール14a、14bが遊技領域16の左側にあることから、発射機構によって所定の強度未満の発射強度で発射された遊技球は第1遊技領域16aに進入し、所定の強度以上の発射強度で発射された遊技球は第2遊技領域16bに進入することとなる。
また、遊技領域16には、遊技球が入球可能な一般入賞口18、第1始動口20(始動領域)、第2始動口22(始動領域)が設けられており、これら一般入賞口18、第1始動口20、第2始動口22に遊技球が入球すると、それぞれ所定の賞球が遊技者に払い出される。
なお、詳しくは後述するが、第1始動口20または第2始動口22に遊技球が入球すると、予め設けられた複数の特別図柄の中からいずれか1の特別図柄を決定するための抽選が行われる。各特別図柄には、遊技者にとって有利な特別遊技の実行可否や、以後の遊技状態をどのような遊技状態にするかといった種々の遊技利益が対応付けられている。したがって、遊技者は、第1始動口20または第2始動口22に遊技球が入球すると、所定の賞球を獲得するのと同時に、種々の遊技利益を受ける権利獲得の機会を獲得することとなる。
また、第2始動口22には、可動片22bが開閉可能に設けられており、この可動片22bの状態に応じて、第2始動口22への遊技球の進入容易性が変化するようになっている。具体的には、第2始動口22が閉状態にあるときには、第2始動口22への遊技球の入球が不可能もしくは困難となっている。これに対して、遊技領域16に設けられたゲート24を遊技球が通過すると、後述する普通図柄の抽選が行われ、この抽選によって当たりに当選すると、可動片22bが所定時間、開状態に制御される。このように、可動片22bが開状態になると、当該可動片22bが遊技球を第2始動口22に導く受け皿として機能し、第2始動口22への遊技球の入球が容易となる。
さらに、第1始動口20および第2始動口22よりも下方にはアタッカー装置26が設けられている。このアタッカー装置26は、遊技球が入球可能な大入賞口28と、この大入賞口28を開閉する開閉扉28bと、を備えており、通常、開閉扉28bが大入賞口28を閉扉して、大入賞口28への遊技球の入球が不可能となっている。これに対して、前述の特別遊技が実行されると、開閉扉28bが開扉して、大入賞口28への遊技球の入球が可能となる。そして、大入賞口28に遊技球が入球すると、所定の賞球が遊技者に払い出される。
なお、遊技領域16の最下部には、一般入賞口18、第1始動口20、第2始動口22、大入賞口28のいずれにも入球しなかった遊技球を、遊技領域16から遊技盤8の背面側に排出する排出口30が設けられている。
ここで、第1始動口20は、遊技領域16の下方寄りであって幅方向の中央に位置しており、第1遊技領域16aを流下する遊技球のみが入球可能であって、第2遊技領域16bを流下する遊技球は入球不可能となっている。一方で、第2始動口22は、第2遊技領域16bに位置しており、第2遊技領域16bを流下する遊技球のみが入球可能であって、第1遊技領域16aを流下する遊技球は入球不可能となっている。
ただし、第1始動口20には、第2遊技領域16bを流下する遊技球が入球してもよく、また、第2始動口22には、第1遊技領域16aを流下する遊技球が入球してもよい。したがって、第1始動口20や第2始動口22の配置は一例にすぎず、具体的な盤面構成は特に限定されるものではない。
そして、遊技盤8には、遊技の進行中等に演出を行う演出装置として、液晶表示装置からなる演出表示装置50と、可動装置からなる演出役物装置52とが設けられている。演出表示装置50は、画像を表示する演出表示部50a(画像表示部)を備えており、この演出表示部50aを、遊技盤8の略中央部分において、遊技機1の正面側から視認可能に配置している。この演出表示部50aには、図示のように演出図柄40a、40b、40cが変動表示され、これら各演出図柄40a、40b、40cの停止表示態様によって大当たりの抽選結果が遊技者に報知されることとなる。
また、演出表示部50aよりも前面には、演出役物装置52が設けられている。この演出役物装置52は、通常、遊技盤8の背面側に退避しているが、上記の演出図柄40a、40b、40cの変動表示中などに、演出表示部50aの前面まで可動して、遊技者に大当たりの期待感を付与するものである。
また、遊技盤8には、点灯態様や発光色をさまざまに制御して演出を行うためのランプからなる演出照明装置54が設けられている。さらに、遊技機1の幅方向略中央位置であって、かつ、透過板10よりも下方位置には、遊技者の押下操作を受け付けるボタンからなる演出操作装置56が設けられている。そして、前枠6の上部位置や外枠2の最下部位置には、遊技機1の正面側に向けられたスピーカからなる音声出力装置58が設けられている。
なお、図中符号70は、遊技機1から払い出される賞球や、遊技球貸出装置から貸し出される遊技球が導かれる上皿であり、この上皿70が遊技球で一杯になると、遊技球は下皿72に導かれることとなる。また、この下皿72の底面には、当該下皿72から遊技球を排出するための球抜き孔(不図示)が形成されている。この球抜き孔は、通常、開閉板(不図示)によって閉じられているが、球抜きつまみ72aを図中左右方向にスライドさせることにより、当該球抜きつまみ72aと一体となって開閉板がスライドし、球抜き孔から下皿72の下方に遊技球を排出することが可能となっている。
また、遊技盤8には、遊技領域16の外方であって、かつ、遊技者が視認可能な位置に、第1特別図柄表示器80、第2特別図柄表示器82、第1特別図柄保留表示器84、第2特別図柄保留表示器86、普通図柄表示器88、普通図柄保留表示器90、右打ち報知ランプ92が設けられている。これら各表示器80〜90および右打ち報知ランプ92は、遊技に係る種々の状況を表示するための装置であるが、その詳細については後述する。
(制御手段の内部構成)
図3は、遊技の進行を制御する制御手段の内部構成を示すブロック図である。
主制御基板100は遊技の基本動作を制御する。この主制御基板100は、メインCPU100a、メインROM100b、メインRAM100cを備えている。メインCPU100aは、各検出スイッチやタイマからの入力信号に基づいて、メインROM100bに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、各装置や表示器を直接制御したり、あるいは演算処理の結果に応じて他の基板にコマンドを送信したりする。メインRAM100cは、メインCPU100aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
上記主制御基板100には、一般入賞口18に遊技球が入球したことを検出する一般入賞口検出スイッチ18a、第1始動口20に遊技球が入球したことを検出する第1始動口検出スイッチ20a、第2始動口22に遊技球が入球したことを検出する第2始動口検出スイッチ22a、ゲート24を遊技球が通過したことを検出するゲート検出スイッチ24a、大入賞口28に遊技球が入球したことを検出する大入賞口検出スイッチ28aが接続されており、これら各検出スイッチから主制御基板100に検出信号が入力されるようになっている。
また、主制御基板100には、第2始動口22の可動片22bを作動する始動口開閉ソレノイド22cと、大入賞口28を開閉する開閉扉28bを作動する大入賞口開閉ソレノイド28cと、が接続されており、主制御基板100によって、第2始動口22および大入賞口28の開閉制御がなされるようになっている。
さらに、主制御基板100には、第1特別図柄表示器80、第2特別図柄表示器82、第1特別図柄保留表示器84、第2特別図柄保留表示器86、普通図柄表示器88、普通図柄保留表示器90、右打ち報知ランプ92が接続されており、主制御基板100によって、これら各表示器の表示制御がなされるようになっている。
また、本実施形態の遊技機1は、主に第1始動口20または第2始動口22への遊技球の入球によって開始される特別図柄遊技と、ゲート24を遊技球が通過することによって開始される普通図柄遊技とに大別される。そして、主制御基板100のメインROM100bには、特別図柄遊技および普通図柄遊技を進行するための種々のプログラムや、各種の遊技に必要なデータ、テーブルが記憶されている。
また、主制御基板100には、払出制御基板120および副制御基板200が接続されている。
払出制御基板120は、遊技球を発射させるための制御、および、賞球を払い出すための制御を行う。この払出制御基板120も、CPU、ROM、RAMを備えており、主制御基板100に対して双方向に通信可能に接続されている。この払出制御基板120には遊技情報出力端子板110が接続されており、主制御基板100から出力される遊技進行上の種々の情報が、払出制御基板120および遊技情報出力端子板110を介して、遊技店のホールコンピュータ等に出力されることとなる。
また、払出制御基板120には、貯留部に貯留された遊技球を賞球として遊技者に払い出すための払出モータ121が接続されている。払出制御基板120は、主制御基板100から送信された払出個数指定コマンドに基づいて払出モータ121を制御して所定の賞球を遊技者に払い出すように制御する。このとき、払い出された遊技球数が払出球計数スイッチ122によって検出され、払い出すべき賞球が遊技者に払い出されたかが把握されるようになっている。
また、払出制御基板120には、下皿72の満タン状態を検出する皿満タン検出スイッチ123が接続されている。この皿満タン検出スイッチ123は、賞球として払い出される遊技球を下皿72に導く通路に設けられており、当該通路を遊技球が通過するたびに、遊技球検出信号が払出制御基板120に入力されるようになっている。
そして、下皿72に所定量以上の遊技球が貯留されて満タン状態になると、下皿72に向かう通路内に遊技球が滞留し、皿満タン検出スイッチ123から払出制御基板120に向けて、遊技球検出信号が連続的に入力される。払出制御基板120は、遊技球検出信号が所定時間連続して入力された場合に、下皿72が満タン状態であると判断し、皿満タンコマンドを主制御基板100に送信する。一方、皿満タンコマンドを送信した後、遊技球検出信号の連続入力が途絶えた場合には、満タン状態が解除されたと判断し、皿満タン解除コマンドを主制御基板100に送信する。
また、払出制御基板120には、発射制御基板130が双方向に通信可能に接続されている。この発射制御基板130は、払出制御基板120から発射制御データを受信すると発射の許可を行う。この発射制御基板130には、操作ハンドル12に設けられ、当該操作ハンドル12に遊技者が触れたことを検出するタッチセンサ12aと、操作ハンドル12の操作角度を検出する操作ボリューム12bと、が接続されている。そして、タッチセンサ12aおよび操作ボリューム12bから信号が入力されると、発射制御基板130において、遊技球発射装置に設けられた発射用ソレノイド131を通電して遊技球を発射させる制御がなされる。
副制御基板200は、主に遊技中や待機中等の各演出を制御する。この副制御基板200は、サブCPU200a、サブROM200b、サブRAM200cを備えており、主制御基板100に対して、当該主制御基板100から副制御基板200への一方向に通信可能に接続されている。サブCPU200aは、主制御基板100から送信されたコマンドやタイマからの入力信号等に基づいて、サブROM200bに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、演出を実行するためのコマンドを、画像制御基板210または電飾制御基板220に送信する。このとき、サブRAM200cは、サブCPU200aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
画像制御基板210は、上記演出表示部50aに画像を表示させる画像表示制御を行うものであり、CPU、ROM、RAM、VRAMを備えている。この画像制御基板210のROMには、演出表示部50aに表示される図柄や背景等の画像データが多数格納されており、副制御基板200から送信されたコマンドに基づいて、CPUが、画像データをROMからVRAMに読み出して、演出表示部50aの画像表示を制御する。
電飾制御基板220は、副制御基板200から送信されたコマンドに基づいて、音声出力装置58から音声を出力させる音声出力制御を行う。また、電飾制御基板220は、副制御基板200から送信されるコマンドに基づいて、演出役物装置52を可動したり演出照明装置54を点灯制御したりする。さらには、演出操作装置56が押下操作されたことを検出する演出操作装置検出スイッチ56aから操作検出信号が入力された際に、所定のコマンドを副制御基板200に送信する。
なお、各基板には、不図示の電源基板が接続されている。この電源基板は、コンデンサからなるバックアップ電源を備えており、遊技機に供給する電源電圧を監視し、電源電圧が所定値以下となったときに、電断検知信号を主制御基板100に出力する。
ここで、遊技を開始する際には、遊技に用いる遊技媒体としての遊技球が必要となるため、遊技機1が設置される遊技場においては、一般的に、遊技球を貸し出すための遊技球貸出装置が遊技機1に隣接して設置される。そこで、本実施形態の遊技機1は、遊技場において遊技球貸出装置に接続可能な構成としており、遊技機1に対して遊技者が所定の操作を行うことで、遊技球貸出装置から遊技球の貸し出しを受けられるようにしている。
図4は、遊技球貸出装置300を説明する図である。遊技球貸出装置300は、投入口301を備えており、この投入口301に、紙幣が投入可能に構成されている。遊技球貸出装置300には、遊技球の貸し出しに必要な価値情報が記憶される記憶媒体としてのカード310が予め収容されており、投入口301から紙幣が投入されると、価値情報記憶部300aによって、投入金額にかかる情報が価値情報としてカード310に記憶される。つまり、カード310は、所謂、プリペイドカードとして機能するものであり、価値情報(残額情報)が記憶されたカード310については、カード読取口302から排出可能となっている。また、カード読取口302は、カード310の投入も受け付け可能となっており、カード読取口302からカード310が投入された場合にも、カード310に記憶されている価値情報(残額情報)が遊技球貸出装置300によって読み取られるように構成されている。そして、遊技球貸出装置300は、カード310に記憶された価値情報の範囲内で、遊技機1に対して遊技球の貸し出しを行うこととなる。
なお、ここでは、遊技球の貸し出しに必要な価値情報として、残額情報すなわち金銭情報がカード310に記憶されることとしているが、価値情報は金銭情報に限らず、例えば、遊技球数にかかる情報をカード310に記憶することとしてもよい。この場合、カード310に記憶された遊技球数を遊技球貸出装置300が読み取るとともに、読み取った遊技球数の範囲内で、遊技球の貸し出しを行えばよい。
また、ここでは、価値情報を記憶する記憶媒体としてカード310を用いる場合について説明したが、記憶媒体はカード型に限らず、コイン型やスティック型等、価値情報を記憶することができれば、その形状は特に限定されるものではない。
そして、本実施形態では、上記の構成からなる遊技球貸出装置300に対する種々の操作を、遊技機1で受け付けられるようにしている。具体的には、遊技機1においては、払出制御基板120が遊技球貸出装置300に接続可能に構成されており、払出制御基板120を、遊技球貸出装置300への操作を中継する中継基板として機能させるようにしている。
払出制御基板120には、遊技機1に設けられた球貸しボタン(図2では不図示)が遊技者によって押下操作されたことを検出する球貸しスイッチ124が接続されており、球貸しボタンが押下操作された際に、その検出信号が払出制御基板120に入力される。球貸しスイッチ124から検出信号が入力されると、払出制御基板120は、遊技球貸出装置300に対して、遊技球の貸し出しを要求する貸出要求信号を出力する。そして、遊技球貸出装置300は、貸出要求信号が入力されると、記憶されている価値情報から、所定の価値情報を減算するとともに、減算した価値情報に対応する遊技球を払い出す処理を実行する。
また、払出制御基板120には、遊技機1に設けられた返却ボタン(図2では不図示)が遊技者によって押下操作されたことを検出する返却スイッチ126が接続されており、返却ボタンが押下操作された際に、その検出信号が払出制御基板120に入力される。返却スイッチ126から検出信号が入力されると、払出制御基板120は、遊技球貸出装置300に対して、カード310の返却を要求する返却要求信号を出力する。そして、遊技球貸出装置300は、返却要求信号が入力されると、カード読取口302からカード310を排出する処理を実行することとなる。
次に、本実施形態の遊技機1における遊技について、メインROM100bに記憶されている各種テーブルを参照しながら説明する。
前述したように、本実施形態の遊技機1は、特別図柄遊技と普通図柄遊技の2種類の遊技が並行して進行するものであり、これら両遊技を進行する際の遊技状態として、低確率遊技状態または高確率遊技状態のいずれかの遊技状態と、非時短遊技状態または時短遊技状態のいずれかの遊技状態と、が組み合わされたいずれかの遊技状態にて遊技が進行する。
各遊技状態の詳細については後述するが、低確率遊技状態というのは、大入賞口28が開放される特別遊技を実行する権利獲得の確率が低く設定された遊技状態であり、高確率遊技状態というのは、特別遊技を実行する権利獲得の確率が高く設定された遊技状態である。
また、非時短遊技状態というのは、可動片22bが開状態になりにくく、第2始動口22に遊技球が入球しにくい遊技状態であり、時短遊技状態というのは、非時短遊技状態よりも可動片22bが開状態になりやすく、第2始動口22に遊技球が入球しやすい遊技状態である。なお、遊技機1の初期状態は、低確率遊技状態および非時短遊技状態に設定され、この遊技状態を本実施形態では通常遊技状態と称する。
遊技者が操作ハンドル12を操作して遊技領域16に遊技球を発射させるとともに、遊技領域16を流下する遊技球が第1始動口20または第2始動口22に入球すると、遊技者に遊技利益を付与するか否かの抽選(以下、「大当たりの抽選」という)が行われる。この大当たりの抽選において、大当たりに当選すると、大入賞口28が開放されるとともに当該大入賞口28への遊技球の入球が可能となる特別遊技が実行され、また、当該特別遊技の終了後の遊技状態が、上記のいずれかの遊技状態に設定される。以下では、大当たりの抽選方法について説明する。
なお、詳しくは後述するが、第1始動口20または第2始動口22に遊技球が入球すると、大当たりの抽選に係る種々の乱数値(大当たり決定乱数、当たり図柄乱数、リーチグループ決定乱数、リーチモードA決定乱数、変動パターン乱数)が取得されるとともに、これら各乱数値がメインRAM100cの保留記憶領域に記憶される。以下では、第1始動口20に遊技球が入球して保留記憶領域に記憶された種々の乱数を総称して特1保留とよび、第2始動口22に遊技球が入球して保留記憶領域に記憶された種々の乱数を総称して特2保留とよぶ。
この保留記憶領域は、8つの記憶部(第1〜第8記憶部)を有している。そして、第1始動口20に遊技球が入球すると、特1保留を保留記憶領域の第1記憶部から順に記憶し、第2始動口22に遊技球が入球すると、特2保留を保留記憶領域の第1記憶部から順に記憶する。例えば、第1始動口20に遊技球が入球したとき、保留記憶領域の第1〜第8記憶部のいずれにも保留が記憶されていない場合には、第1記憶部に特1保留を記憶する。また、例えば、第1記憶部〜第3記憶部に特1保留または特2保留が記憶されている状態で、第1始動口20に遊技球が入球した場合には、特1保留を第4記憶部に記憶する。なお、第2始動口22に遊技球が入球した場合にも、上記と同様に、第1記憶部〜第8記憶部の中で、特1保留および特2保留が記憶されていない、最も番号(序数)の小さい記憶部に特2保留が記憶される。
ただし、保留記憶領域に記憶可能な特1保留数(X1)および特2保留数(X2)は、それぞれ4つに設定されている。したがって、例えば、第1始動口20に遊技球が入球したときに、保留記憶領域に既に4つの特1保留が記憶されている場合には、当該第1始動口20への遊技球の入球によって新たに特1保留が記憶されることはない。同様に、第2始動口22に遊技球が入球したときに、保留記憶領域に既に4つの特2保留が記憶されている場合には、当該第2始動口22への遊技球の入球によって新たに特2保留が記憶されることはない。
図5は、大当たり決定乱数判定テーブルを説明する図である。第1始動口20または第2始動口22に遊技球が入球すると、0〜65535の範囲内から1つの大当たり決定乱数が取得される。そして、大当たりの抽選を開始するとき、すなわち、大当たりの判定を行うときの遊技状態に応じて大当たり決定乱数判定テーブルが選択され、当該選択された大当たり決定乱数判定テーブルと取得された大当たり決定乱数とによって大当たりの抽選が行われる。
低確率遊技状態において、特1保留および特2保留について大当たりの抽選を開始する場合には、図5(a)に示す大当たり決定乱数判定テーブル1が参照される。この大当たり決定乱数判定テーブル1によれば、大当たり決定乱数が10001〜10164であった場合に大当たりと判定し、その他の大当たり決定乱数であった場合にはハズレと判定する。したがって、この場合の大当たり確率は約1/399.6となる。
また、高確率遊技状態において、特1保留および特2保留について大当たりの抽選を開始する場合には、図5(b)に示す大当たり決定乱数判定テーブル2が参照される。この大当たり決定乱数判定テーブル2によれば、大当たり決定乱数が10001〜11640であった場合に大当たりと判定し、その他の大当たり決定乱数であった場合にはハズレと判定する。したがって、この場合の大当たり確率は約1/39.96となる。このように、高確率遊技状態である場合には、低確率遊技状態である場合に比べて、大当たり確率が10倍となる。なお、低確率遊技状態において「大当たり」となる大当たり決定乱数(10001〜10164)は、高確率遊技状態においても「大当たり」となる。
図6は、当たり図柄決定乱数判定テーブルを説明する図である。第1始動口20または第2始動口22に遊技球が入球すると、0〜99の範囲内から1つの当たり図柄乱数が取得される。そして、上記の大当たりの抽選により「大当たり」の判定結果が導出された場合に、取得している当たり図柄乱数と当たり図柄決定乱数判定テーブルとによって、特別図柄の種別が決定される。このとき、特1保留によって「大当たり」に当選した場合には、図6(a)に示す当たり図柄決定乱数判定テーブル1が選択され、特2保留によって「大当たり」に当選した場合には、図6(b)に示す当たり図柄決定乱数判定テーブル2が選択される。以下では、当たり図柄乱数によって決定される特別図柄、すなわち、大当たりの判定結果が得られた場合に決定される特別図柄を大当たり図柄とよび、ハズレの判定結果が得られた場合に決定される特別図柄をハズレ図柄とよぶ。
図6(a)に示す当たり図柄決定乱数判定テーブル1によれば、図示のとおり、0〜39の当たり図柄乱数に特別図柄Aが対応付けられ、40〜69の当たり図柄乱数に特別図柄Bが対応付けられ、70〜99の当たり図柄乱数に特別図柄Cが対応付けられている。また、図6(b)に示す当たり図柄決定乱数判定テーブル2によれば、図示のとおり、0〜59の当たり図柄乱数に特別図柄Aが対応付けられ、60〜79の当たり図柄乱数に特別図柄Bが対応付けられ、80〜99の当たり図柄乱数に特別図柄Cが対応付けられている。なお、ここでは、当たり図柄決定乱数判定テーブル1、2において、同一の大当たり図柄が決定されることとしたが、各テーブルにおいて異なる大当たり図柄が決定されるようにしてもよい。
また、大当たりの抽選結果が「ハズレ」であった場合に、当該抽選結果が特1保留によって導出されたときは、抽選を行うことなくハズレ図柄として特別図柄Xが決定され、当該抽選結果が特2保留によって導出されたときは、抽選を行うことなくハズレ図柄として特別図柄Yが決定される。つまり、当たり図柄決定乱数判定テーブルは、大当たりの抽選結果が「大当たり」であった場合にのみ参照され、大当たりの抽選結果が「ハズレ」であった場合に参照されることはない。
図7は、リーチグループ決定乱数判定テーブルを説明する図である。このリーチグループ決定乱数判定テーブルは、始動口の種別ごとに、また、遊技状態ごとに設けられている。第1始動口20または第2始動口22に遊技球が入球すると、0〜10006の範囲内から1つのリーチグループ決定乱数が取得される。上記のように、大当たりの抽選結果が導出されると、当該大当たりの抽選結果を報知する変動演出パターンを決定する処理が行われる。本実施形態では、大当たりの抽選結果が「ハズレ」であった場合に、変動演出パターンを決定するにあたって、まず、リーチグループ決定乱数とリーチグループ決定乱数判定テーブルとによってグループ種別が決定される。
そして、通常遊技状態に設定されているときに特1保留に基づいて、大当たりの抽選結果として「ハズレ」が導出されるとともに、大当たりの抽選を行うときの特1保留の合計数(以下、単に「保留数」という)が0〜2個であった場合には、図7(a)に示すリーチグループ決定乱数判定テーブル1が選択される。このリーチグループ決定乱数判定テーブル1によれば、リーチグループ決定乱数が0〜6999であれば「グループ2」が決定され、リーチグループ決定乱数が7000〜8999であれば「グループ3」が決定され、リーチグループ決定乱数が9000〜9799であれば「グループ4」が決定され、リーチグループ決定乱数が9800〜10006であれば「グループ5」が決定される。
また、通常遊技状態において、特1保留に基づいて大当たりの抽選結果として「ハズレ」が導出されたときに、保留数が3または4個であった場合には、図7(b)に示すリーチグループ決定乱数判定テーブル2が選択され、保留数が5〜7個であった場合には、図7(c)に示すリーチグループ決定乱数判定テーブル3が選択される。これらリーチグループ決定乱数判定テーブル2、3によれば、リーチグループ決定乱数に応じて、図示のとおりにグループ種別が決定されることとなる。
なお、ここでは、通常遊技状態において、特1保留に基づいて大当たりの抽選結果として「ハズレ」が導出されたときに参照されるリーチグループ決定乱数判定テーブルについて説明したが、メインROM100bには、この他にも多数のリーチグループ決定乱数判定テーブルが記憶されている。
また、大当たりの抽選結果が「大当たり」であった場合には、変動演出パターンを決定するにあたってグループ種別を決定することはない。つまり、リーチグループ決定乱数判定テーブルは、大当たりの抽選結果が「ハズレ」であった場合にのみ参照され、大当たりの抽選結果が「大当たり」であった場合に参照されることはない。
図8は、ハズレ時リーチモードA決定乱数判定テーブルを説明する図である。このハズレ時リーチモードA決定乱数判定テーブルは、上記のようにして決定されたグループ種別ごとに複数設けられている。ここでは、グループ1が決定されたときに選択されるハズレ時リーチモードA決定乱数判定テーブル1を図8(a)に示し、グループ2が決定されたときに選択されるハズレ時リーチモードA決定乱数判定テーブル2を図8(b)に示し、グループ5が決定されたときに選択されるハズレ時リーチモードA決定乱数判定テーブル5を図8(c)に示す。
第1始動口20または第2始動口22に遊技球が入球すると、0〜250の範囲内から1つのリーチモードA決定乱数が取得される。そして、上記のグループ種別の抽選によりグループ種別が決定された場合には、当該決定されたグループ種別に対応するハズレ時リーチモードA決定乱数判定テーブルが選択され、選択されたハズレ時リーチモードA決定乱数判定テーブルとリーチモードA決定乱数とに基づいて、変動モード番号が決定される。
そして、各ハズレ時リーチモードA決定乱数判定テーブルにおいては、リーチモードA決定乱数に、変動モード番号とともに、後述する変動パターン抽選テーブルが対応付けられている。例えば、図8(c)に示すハズレ時リーチモードA決定乱数判定テーブル5によれば、取得したリーチモードA決定乱数が0〜130であれば、変動モード番号として「30H」が決定されるのと同時に、変動パターン抽選テーブルとして「テーブルE」が決定される。また、取得したリーチモードA決定乱数が131〜199であれば、変動モード番号として「36H」が決定されるのと同時に、変動パターン抽選テーブルとして「テーブルE」が決定され、取得したリーチモードA決定乱数が200〜250であれば、変動モード番号として「4FH」が決定されるのと同時に、変動パターン抽選テーブルとして「テーブルF」が決定される。このように、本実施形態では、変動モード番号が決定されると、同時に、変動パターン抽選テーブルが決定されることとなる。なお、本実施形態において、「H」が付されている数字やローマ字は16進数を示しており、「H」が付されていない数字は10進数を示している。なお、図8から後述する図12の各図においては、本実施形態の特徴と関係のない部分について、「H」が付された16進数の数字を●等で記して省略している。
図9は、大当たり時リーチモードA決定乱数判定テーブルを説明する図である。この大当たり時リーチモードA決定乱数判定テーブルは、始動口種別、大当たり当選時に決定される大当たり図柄の種別、および、大当たり当選時の遊技状態等に応じて複数設けられている。ここでは、通常遊技状態において特1保留に基づいて特別図柄Aが決定されたときに選択される大当たり時リーチモードA決定乱数判定テーブル1を図9(a)に示し、通常遊技状態において特1保留に基づいて特別図柄B、Cが決定されたときに選択される大当たり時リーチモードA決定乱数判定テーブル2を図9(b)に示す。
この大当たり時リーチモードA決定乱数判定テーブルにおいても、上記のハズレ時リーチモードA決定乱数判定テーブルと同様に、リーチモードA決定乱数に対して、変動モード番号、変動パターン抽選テーブルが対応付けられており、変動モード番号が決定されると、同時に、変動パターン抽選テーブルが決定されることとなる。
以上のように、大当たりの抽選結果が「ハズレ」であった場合には、まず、図7に示すリーチグループ決定乱数判定テーブルとリーチグループ決定乱数とによってグループ種別が決定される。そして、決定されたグループ種別に応じ、図8に示すハズレ時リーチモードA決定乱数判定テーブルとリーチモードA決定乱数とによって、変動モード番号、変動パターン抽選テーブルが決定される。一方、大当たりの抽選結果が「大当たり」であった場合には、決定された大当たり図柄(特別図柄の種別)、大当たり当選時の遊技状態等に応じ、図9に示す大当たり時リーチモードA決定乱数判定テーブルとリーチモードA決定乱数とによって、変動モード番号、変動パターン抽選テーブルが決定されることとなる。
図10は、変動パターン抽選テーブルを説明する図である。ここでは、変動パターン抽選テーブルAを図10(a)に示し、変動パターン抽選テーブルBを図10(b)に示すが、変動パターン抽選テーブルは、この他にも多数設けられている。
第1始動口20または第2始動口22に遊技球が入球すると、0〜238の範囲内から1つの変動パターン乱数が取得される。そして、上記の変動モード番号と同時に決定された変動パターン抽選テーブルと、取得した変動パターン乱数とに基づいて変動パターン番号が決定される。例えば、図10(b)に示す変動パターン抽選テーブルBによれば、取得した変動パターン乱数に拘わらず、必ず、「A1H」の変動パターン番号が決定される。
このように、大当たりの抽選が行われると、大当たりの抽選結果、そのときの遊技状態および保留数に応じて、変動モード番号、変動パターン番号が決定される。これら変動モード番号、変動パターン番号は、変動演出パターンを特定するものであり、そのそれぞれに、変動演出の態様および時間が対応付けられている。
図11は、変動時間決定テーブルを説明する図である。上記のように、変動モード番号が決定されると、図11(a)に示す変動時間1決定テーブルにしたがって変動時間1が決定される。この変動時間1決定テーブルによれば、変動モード番号ごとに変動時間1が対応付けられており、決定された変動モード番号に応じて、対応する変動時間1が決定される。
また、上記のように、変動パターン番号が決定されると、図11(b)に示す変動時間2決定テーブルにしたがって変動時間2が決定される。この変動時間2決定テーブルによれば、変動パターン番号ごとに変動時間2が対応付けられており、決定された変動パターン番号に応じて、対応する変動時間2が決定される。このようにして決定された変動時間1、2の合計時間が、大当たりの抽選結果を報知する変動演出の時間、すなわち、変動時間となる。
図12は、変動演出パターンの決定方法を説明する図である。上記したように、大当たりの抽選において特別図柄の種別が決定されると、当該決定された特別図柄の種別に応じて変動演出パターンが決定される。この変動演出パターンの決定に際しては、まず、大当たりの抽選が行われたときの遊技状態が確認され、次に、大当たりの当選可否が確認される。ここでは、通常遊技状態において、特1保留によって大当たりの抽選結果として「ハズレ」が導出された場合を一例として説明する。
通常遊技状態において、大当たりの抽選結果として「ハズレ」が導出されると、次に、始動口種別(保留種別)および保留数が確認され、このときの始動口種別および保留数に応じて、リーチグループ決定乱数判定テーブル(図7参照)が選択される。そして、選択されたリーチグループ決定乱数判定テーブルを参照してリーチグループ決定乱数の判定が行われ、このときの判定結果、すなわち、グループ種別に基づいて、リーチモードA決定乱数判定テーブル(図8、図9参照)が決定される。そして、決定されたリーチモードA決定乱数判定テーブルを参照してリーチモードA決定乱数の判定が行われて、変動モード番号、および、変動パターン抽選テーブルが決定され、当該決定された変動パターン抽選テーブルと変動パターン乱数とに基づいて、変動パターン番号が決定されることとなる。
以上のようにして変動モード番号が決定されると、当該決定された変動モード番号に対応する変動モードコマンドが副制御基板200に送信され、変動パターン番号が決定されると、当該決定された変動パターン番号に対応する変動パターンコマンドが副制御基板200に送信される。副制御基板200においては、受信した変動モードコマンドに基づいて、主に変動演出の前半の態様が決定され、受信した変動パターンコマンドに基づいて、主に変動演出の後半の態様が決定されることとなるが、その詳細については後述する。
図13は、大当たりに当選した場合に実行される特別遊技を制御するための特別電動役物作動テーブルを説明する図である。特別電動役物作動テーブルは、特別遊技の実行中に大入賞口開閉ソレノイド28cを通電制御するために参照されるものであり、本実施形態においては、特別電動役物作動テーブルとして、作動テーブル1〜3が設けられている。
そして、特別図柄Aが決定されると、図13(a)に示すように、作動テーブル1を参照して特別遊技が実行される。この作動テーブル1によれば、大入賞口28が29.0秒開放すること、または、大入賞口28に8個の遊技球が入球する(カウントC=8)ことのいずれかの条件が成立することによって終了するラウンド遊技が16回実行される。なお、各ラウンド遊技中、大入賞口28は1回のみ開放され、各ラウンド遊技間に設定される大入賞口28の閉鎖時間すなわちインターバル時間が2.0秒に設定されている。
また、特別図柄Bが決定されると、図13(b)に示すように、作動テーブル2を参照して特別遊技が実行される。この作動テーブル2によれば、大入賞口28が29.0秒開放すること、または、大入賞口28に8個の遊技球が入球する(カウントC=8)ことのいずれかの条件が成立することによって終了するラウンド遊技が4回実行される。なお、各ラウンド遊技中、大入賞口28は1回のみ開放され、各ラウンド遊技間に設定される大入賞口28の閉鎖時間すなわちインターバル時間が2.0秒に設定されている。
また、特別図柄Cが決定されると、図13(c)に示すように、作動テーブル3を参照して特別遊技が実行される。この作動テーブル3によれば、大入賞口28が29.0秒開放すること、または、大入賞口28に8個の遊技球が入球する(カウントC=8)ことのいずれかの条件が成立することによって終了するラウンド遊技が2回実行される。なお、各ラウンド遊技中、大入賞口28は1回のみ開放され、各ラウンド遊技間に設定される大入賞口28の閉鎖時間すなわちインターバル時間が2.0秒に設定されている。
図14は、上記のようにして特別遊技が実行された場合に、当該特別遊技の終了後の遊技状態を設定するための遊技状態設定テーブルを説明する図である。本実施形態では、図示のとおり、特別遊技の終了後に高確率遊技状態に設定され、高確率遊技状態の継続回数(以下、「高確回数」という)は70回に設定される。これは、高確率遊技状態が、大当たりの抽選結果が70回確定するまで継続することを意味している。ただし、上記した高確回数は1の高確率遊技状態における最大継続回数を示すものであり、上記の継続回数に到達するまでの間に大当たりに当選した場合には、再度、高確回数の設定が行われることとなる。したがって、特別遊技の終了後に高確率遊技状態に設定された場合に、当該高確率遊技状態において「大当たり」の抽選結果が導出されることなく、70回のハズレ抽選結果が導出されると、低確率遊技状態に遊技状態が変更されることとなる。
また、本実施形態では、高確率遊技状態に設定されるのと同時に、必ず時短遊技状態に設定される。このとき、時短遊技状態の継続回数(以下、「時短回数」という)は70回に設定される。これは、時短遊技状態が、大当たりの抽選結果が70回確定するまで継続することを意味している。ただし、上記した時短回数は1の時短遊技状態における最大継続回数を示すものであり、上記の継続回数に到達するまでの間に大当たりに当選した場合には、再度、時短回数の設定が行われることとなる。なお、ここでは、特別図柄の種別、および、大当たり当選時の遊技状態に拘わらず、特別遊技の終了後に同一の遊技状態に設定されることとしたが、特別遊技の終了後の遊技状態は、特別図柄の種別、および、大当たり当選時の遊技状態に基づいて、それぞれ決定されることとしてもよい。
図15は、当たり決定乱数判定テーブルを説明する図である。遊技領域16を流下する遊技球がゲート24を通過すると、第2始動口22の可動片22bを通電制御するか否かが対応付けられた普通図柄の決定処理(以下、「普図抽選」という)が行われる。
なお、詳しくは後述するが、遊技球がゲート24を通過すると、0〜99の範囲内から1つの当たり決定乱数が取得されるとともに、この乱数値がメインRAM100cの普図保留記憶領域に4つを上限として記憶される。したがって、普図保留記憶領域に4つの乱数値が記憶された状態で、遊技球がゲート24を通過した場合には、当該遊技球の通過に基づいて乱数値が記憶されることはない。以下では、ゲート24を遊技球が通過して普図保留記憶領域に記憶された乱数値(当たり決定乱数)を普図保留とよぶ。
非時短遊技状態において普図抽選を開始する場合には、図15(a)に示す当たり決定乱数判定テーブル1が参照される。この当たり決定乱数判定テーブル1によれば、当たり決定乱数が0であった場合に当選と判定し、当たり決定乱数が1〜99であった場合にはハズレと判定する。したがって、この場合の当選確率は1/100となる。
また、時短遊技状態において普図抽選を開始する場合には、図15(b)に示す当たり決定乱数判定テーブル2が参照される。この当たり決定乱数判定テーブル2によれば、当たり決定乱数が0〜98であった場合に当選と判定し、当たり決定乱数が99であった場合にはハズレと判定する。したがって、この場合の当選確率は99/100となる。なお、普図抽選によって当選の判定結果が得られた場合には当たり図柄が決定され、ハズレの判定結果が得られた場合にはハズレ図柄が決定される。
図16(a)は、普通図柄変動パターン決定テーブルを説明する図であり、図16(b)は、第2始動口開放制御テーブルを説明する図である。上記のように、普図抽選が行われると、普通図柄の変動パターンが決定される。ここでは、遊技状態が非時短遊技状態に設定されている場合には変動時間が10秒に決定され、遊技状態が時短遊技状態に設定されている場合には変動時間が1秒に決定される。このようにして変動時間が決定されると、当該決定された時間にわたって普通図柄表示器88が変動表示(点滅表示)される。そして、当たり図柄が決定された場合には普通図柄表示器88が点灯し、ハズレ図柄が決定された場合には普通図柄表示器88が消灯する。
そして、普図抽選によって当たり図柄が決定されるとともに、普通図柄表示器88が点灯した場合には、第2始動口22の可動片22bが、図16(b)に示すように通電制御される。すなわち、当たり図柄が決定された場合には、インターバルを挟んで始動口開閉ソレノイド22cが2.9秒×2回=5.8秒通電され、第2始動口22の可動片22bが合計で5.8秒開放される。
このように、非時短遊技状態および時短遊技状態には、それぞれ、第2始動口22を開閉するための開閉条件が、遊技進行条件として対応付けられており、時短遊技状態においては、非時短遊技状態よりも第2始動口22に遊技球が入球しやすくなる。つまり、時短遊技状態においては、ゲート24を遊技球が通過する限りにおいて、次々と普図抽選がなされるとともに、第2始動口22が頻繁に開放状態となるため、遊技者は遊技球の費消を低減しながら、大当たりの抽選を行うことが可能となる。
なお、第2始動口22の開閉条件は、普通図柄の当選確率、普通図柄の変動表示の時間、第2始動口22の開放時間の3つの要素を規定するものである。そして、本実施形態では、この3つの要素のうち2つの要素において、非時短遊技状態よりも時短遊技状態の方が有利に設定することで、時短遊技状態の方が、非時短遊技状態よりも、第2始動口22に遊技球が入球しやすくなるように設定した。しかしながら、時短遊技状態の方が、非時短遊技状態よりも、上記3つの要素全てにおいて有利に設定してもよいし、また、少なくとも1つの要素を有利にすることで、総合的に時短遊技状態の方が、非時短遊技状態よりも第2始動口22に遊技球が容易に入球するようにしてもよい。いずれにしても、遊技状態が非時短遊技状態に設定されている場合に、第1の条件にしたがって可動片22bが開閉制御され、遊技状態が非時短遊技状態に設定されている場合に、第1の条件よりも開状態になりやすい第2の条件にしたがって可動片22bが開閉制御されればよい。
次に、遊技機1における遊技の進行について、フローチャートを用いて説明する。
(主制御基板のメイン処理)
図17を用いて、主制御基板100のメイン処理を説明する。
電源基板より電源が供給されると、メインCPU100aにシステムリセットが発生し、メインCPU100aは、以下のメイン処理を行う。
(ステップS1)
メインCPU100aは、初期化処理として、電源投入に応じて、メインROM100bから起動プログラムを読み込むとともに、メインRAM100cに記憶されるフラグ等を初期化したり、副制御基板200に送信する各種のコマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶したりする。
(ステップS2)
次に、メインCPU100aは、リーチグループ決定乱数、リーチモードA決定乱数、変動パターン乱数を更新する。以下では、変動演出パターンを決定するためのリーチグループ決定乱数、リーチモードA決定乱数、変動パターン乱数を総称して変動演出用乱数と呼ぶ。
(ステップS3)
次に、メインCPU100aは、当たり図柄乱数用初期値更新乱数を更新する。この当たり図柄乱数用初期値更新乱数は、当たり図柄乱数の初期値および終了値を決定するためのものである。つまり、後述する当たり図柄乱数の更新処理によって当たり図柄乱数が、当たり図柄乱数用初期値更新乱数から、当該当たり図柄乱数用初期値更新乱数−1まで1周すると、当たり図柄乱数は、そのときの当たり図柄乱数用初期値更新乱数に更新されることとなる。このステップS3の処理が終了すると、以降は、所定の割込み処理が行われるまで、ステップS2とステップS3との処理を繰り返し行う。
(主制御基板100のタイマ割込処理)
図18を用いて、主制御基板100のタイマ割込処理を説明する。
主制御基板100に設けられたリセット用クロックパルス発生回路によって、所定の周期(4ミリ秒、以下「4ms」という)毎にクロックパルスが発生することで、以下のタイマ割込処理が実行される。
(ステップS100)
まず、メインCPU100aは、各種タイマカウンタを更新する時間制御処理を行う。ここで、各種タイマカウンタは、特に断る場合を除き、当該主制御基板100のタイマ割込処理の度に1ずつ減算され、0になると減算を停止する。
(ステップS200)
次に、メインCPU100aは、当たり図柄乱数を更新する処理を行う。具体的には、乱数カウンタを1加算して更新し、加算した結果が乱数範囲の最大値を超えた場合には、乱数カウンタを0に戻し、乱数カウンタが1周した場合には、その時の当たり図柄乱数用初期値更新乱数の値から乱数を更新する。なお、詳しい説明は省略するが、本実施形態では、大当たり決定乱数および当たり決定乱数は、主制御基板100に内蔵されたハードウェア乱数を用いている。この大当たり決定乱数および当たり決定乱数は、いずれも一定の規則にしたがって更新され、乱数列が一巡するごとに自動的に乱数列が変更されるとともに、システムリセット毎にスタート値が変更されるようになっている。
(ステップS300)
次に、メインCPU100aは、第1始動口検出スイッチ20a、第2始動口検出スイッチ22a、ゲート検出スイッチ24aに入力があったか否か判定する入力制御処理を行う。
(ステップS400)
次に、メインCPU100aは、特別図柄、特別電動役物の制御を行うための特図特電処理を行う。
(ステップS500)
次に、メインCPU100aは、普通図柄、普通電動役物の制御を行うための普図普電処理を行う。
(ステップS600)
次に、メインCPU100aは、一般入賞口18、第1始動口20、第2始動口22、大入賞口28に遊技球が入球したか否かを確認する。具体的には、一般入賞口検出スイッチ18a、第1始動口検出スイッチ20a、第2始動口検出スイッチ22a、大入賞口検出スイッチ28aから検出信号が入力された場合には、それぞれの検出信号に対応する賞球カウンタを更新するとともに、検出信号に対応する払出個数指定コマンドを払出制御基板120に送信する。なお、払出制御基板120において賞球の払い出しが行われると、その賞球ごとに主制御基板100にコマンドが送信され、当該コマンドを受信すると、賞球カウンタが0になるまで賞球カウンタを減算する。
(ステップS700)
次に、メインCPU100aは、遊技機1の遊技状態を外部に出力するための外部情報データ、第2始動口22を開閉制御するための第2始動口開閉ソレノイドデータ、大入賞口28を開閉制御するための大入賞口開閉ソレノイドデータ、各表示器80、82、84、86、88、90の表示データを作成する処理を行う。
(ステップS800)
次に、メインCPU100aは、上記ステップS700で作成した各データの信号を出力させるポート出力処理、および、上記各ステップでメインRAM100cの演出用伝送データ格納領域にセットされたコマンドを送信するコマンド送信処理を行う。
以下に、上記したタイマ割込処理のうち、ステップS300の入力制御処理、ステップS400の特図特電処理、ステップS500の普図普電処理について、詳細に説明する。
図19は、上記ステップS300の入力制御処理を説明するフローチャートである。
(ステップS330)
まず、メインCPU100aは、第1始動口検出スイッチ20aから検出信号が入力されたか、すなわち、遊技球が第1始動口20に入球したか否かを判定して、大当たりの抽選を行うための所定のデータをセットする。詳しくは、図20を用いて後述する。
(ステップS340)
次に、メインCPU100aは、第2始動口検出スイッチ22aから検出信号が入力されたか、すなわち、遊技球が第2始動口22に入球したか否かを判定して、大当たりの抽選を行うための所定のデータをセットする。詳しくは、図21を用いて後述する。
(ステップS350)
次に、メインCPU100aは、ゲート検出スイッチ24aから信号が入力されたか、すなわち、遊技球がゲート24を通過したか否かを判定して、普通図柄の抽選を行うための所定のデータをセットする。詳しくは、図22を用いて後述する。
図20は、上記ステップS330の第1始動口検出スイッチ入力処理を説明するフローチャートである。
(ステップS330−1)
まず、メインCPU100aは、第1始動口検出スイッチ20aから検出信号が入力されたか否かを判定する。第1始動口検出スイッチ20aから検出信号が入力されたと判定した場合にはステップS330−2に処理を移し、第1始動口検出スイッチ20aから検出信号が入力されていないと判定した場合には、第1始動口検出スイッチ入力処理を終了する。
(ステップS330−2)
次に、メインCPU100aは、保留記憶領域に記憶されている特1保留数(X1)が4未満であるか否かを判定する。その結果、特1保留数(X1)<4と判定した場合にはステップS330−3に処理を移し、特1保留数(X1)≧4と判定した場合には第1始動口検出スイッチ入力処理を終了する。
(ステップS330−3)
上記ステップS330−2において、特1保留数(X1)<4と判定した場合には、メインCPU100aは、特1保留数(X1)に「1」加算した値を新たな特1保留数(X1)として記憶する。
(ステップS330−4)
次に、メインCPU100aは、現在の大当たり決定乱数を取得して、保留記憶領域にある第1記憶部から第8記憶部まで順に空いている記憶部を検索し、空いている記憶部に取得した大当たり決定乱数を記憶する。
(ステップS330−5)
次に、メインCPU100aは、上記ステップS200で更新された当たり図柄乱数を取得するとともに、当該取得した当たり図柄乱数を、上記ステップS330−4で大当たり決定乱数を記憶したのと同じ記憶部に記憶する。
(ステップS330−6)
次に、メインCPU100aは、上記ステップS2で更新されたリーチグループ決定乱数を取得するとともに、上記ステップS330−4およびステップS330−5で各乱数を記憶したのと同じ記憶部に記憶する。
(ステップS330−7)
次に、メインCPU100aは、上記ステップS2で更新されたリーチモードA決定乱数を取得するとともに、上記ステップS330−4〜ステップS330−6で各乱数を記憶したのと同じ記憶部に記憶する。
(ステップS330−8)
次に、メインCPU100aは、上記ステップS2で更新された変動パターン乱数を取得するとともに、上記ステップS330−4〜ステップS330−7で各乱数を記憶したのと同じ記憶部に記憶する。
(ステップS330−9)
次に、メインCPU100aは、特1保留が記憶されたことを示す始動入賞コマンドを生成して演出用伝送データ格納領域にセットして、当該第1始動口検出スイッチ入力処理を終了する。
図21は、上記ステップS340の第2始動口検出スイッチ入力処理を説明するフローチャートである。
(ステップS340−1)
まず、メインCPU100aは、第2始動口検出スイッチ22aから検出信号が入力されたか否かを判定する。第2始動口検出スイッチ22aから検出信号が入力されたと判定した場合にはステップS340−2に処理を移し、第2始動口検出スイッチ22aから検出信号が入力されていないと判定した場合には、第2始動口検出スイッチ入力処理を終了する。
(ステップS340−2)
次に、メインCPU100aは、保留記憶領域に記憶されている特2保留数(X2)が4未満であるか否かを判定する。その結果、特2保留数(X2)<4と判定した場合にはステップS340−3に処理を移し、特2保留数(X2)≧4と判定した場合には第2始動口検出スイッチ入力処理を終了する。
(ステップS340−3)
上記ステップS340−2において、特2保留数(X2)<4と判定した場合には、メインCPU100aは、特2保留数(X2)に「1」加算した値を新たな特2保留数(X2)として記憶する。
(ステップS340−4)
次に、メインCPU100aは、現在の大当たり決定乱数を取得して、保留記憶領域にある第1記憶部から第8記憶部まで順に空いている記憶部を検索し、空いている記憶部に取得した大当たり決定乱数を記憶する。
(ステップS340−5)
次に、メインCPU100aは、上記ステップS200で更新された当たり図柄乱数を取得するとともに、当該取得した当たり図柄乱数を、上記ステップS340−4で大当たり決定乱数を記憶したのと同じ記憶部に記憶する。
(ステップS340−6)
次に、メインCPU100aは、上記ステップS2で更新されたリーチグループ決定乱数を取得するとともに、上記ステップS340−4およびステップS340−5で各乱数を記憶したのと同じ記憶部に記憶する。
(ステップS340−7)
次に、メインCPU100aは、上記ステップS2で更新されたリーチモードA決定乱数を取得するとともに、上記ステップS340−4〜ステップS340−6で各乱数を記憶したのと同じ記憶部に記憶する。
(ステップS340−8)
次に、メインCPU100aは、上記ステップS2で更新された変動パターン乱数を取得するとともに、上記ステップS340−4〜ステップS340−7で各乱数を記憶したのと同じ記憶部に記憶する。
(ステップS340−9)
次に、メインCPU100aは、特2保留が記憶されたことを示す始動入賞コマンドを生成して演出用伝送データ格納領域にセットして当該第2始動口検出スイッチ入力処理を終了する。
図22は、上記ステップS350のゲート検出スイッチ入力処理を説明するフローチャートである。
(ステップS350−1)
まず、メインCPU100aは、ゲート検出スイッチ24aから検出信号が入力されたか否かを判定する。その結果、ゲート検出スイッチ24aから検出信号が入力されたと判定した場合にはステップS350−2に処理を移し、ゲート検出スイッチ24aから検出信号が入力されていないと判定した場合には、当該ゲート検出スイッチ入力処理を終了する。
(ステップS350−2)
上記ステップS350−1において、ゲート検出スイッチ24aから検出信号が入力されたと判定した場合には、メインCPU100aは、普図保留数(Y)が4未満であるかを判定する。その結果、普図保留数(Y)<4と判定した場合にはステップS350−3に処理を移し、普図保留数(Y)≧4と判定した場合には、当該ゲート検出スイッチ入力処理を終了する。
(ステップS350−3)
上記ステップS350−2において、普図保留数(Y)<4と判定した場合には、メインCPU100aは、普図保留数(Y)に「1」加算した値を新たな普図保留数(Y)として記憶する。
(ステップS350−4)
次に、メインCPU100aは、現在の当たり決定乱数を取得して普通図柄保留記憶領域に記憶して、当該ゲート検出スイッチ入力処理を終了する。なお、普通図柄保留記憶領域は、第1記憶部〜第4記憶部の4つの記憶部を有しており、当たり決定乱数が取得されると、第1記憶部から順に当たり決定乱数が記憶されていない空きの記憶部が検索され、空いている記憶部のうちもっとも番号(序数)の小さい記憶部に、取得した当たり決定乱数が記憶される。
次に、図23〜図29を用いて、主制御基板100において実行される上記の特別図柄遊技に係る処理について説明する。
図23は、上記ステップS400の特図特電処理を説明するフローチャートである。
(ステップS410)
まず、メインCPU100aは、特図特電データの値をロードする。この特図特電データとしては、特別図柄変動開始処理の実行を示すデータ「00」と、特別図柄変動停止処理の実行を示すデータ「01」と、停止後処理の実行を示すデータ「02」と、特別電動役物制御処理の実行を示すデータ「03」と、特別遊技終了処理の実行を示すデータ「04」と、が設けられている。
そして、メインCPU100aは、上記ステップS410でロードした特図特電データの値に基づいて、特別図柄変動開始処理(ステップS420)、特別図柄変動停止処理(ステップS430)、停止後処理(ステップS440)、特別電動役物制御処理(ステップS450)、特別遊技終了処理(ステップS460)を実行する。これら各処理について、以下に、図面を参照して説明する。
図24は、上記ステップS420の特別図柄変動開始処理を説明するフローチャートである。この特別図柄変動開始処理は、上記ステップS410において、特図特電データ=00であると判定した場合に実行される。
(ステップS420−1)
メインCPU100aは、保留記憶領域に特1保留または特2保留が記憶されているか(特1保留数(X1)≧1または特2保留数(X2)≧1)を判定する。その結果、特1保留および特2保留のいずれかが記憶されていると判定した場合にはステップS420−2に処理を移し、特1保留および特2保留のいずれも記憶されていないと判定した場合にはステップS420−7に処理を移す。
(ステップS420−2)
上記ステップS420−1において、保留記憶領域に特1保留または特2保留が記憶されていると判定した場合には、メインCPU100aは、保留記憶領域のシフト処理を行う。ここでは、第1記憶部に記憶されている各乱数を所定の処理領域に記憶するとともに、第2記憶部〜第8記憶部に記憶されている各乱数を、1つ番号(序数)が小さい記憶部にシフトさせる。
(ステップS420−3)
次に、メインCPU100aは、大当たり決定乱数判定テーブル(図5参照)のうち、現在の遊技状態に対応するテーブルを選択し、当該選択したテーブルと、上記ステップS420−2において処理領域に記憶された大当たり決定乱数とに基づいて大当たりの抽選結果を導出する。
そして、導出した抽選結果が「大当たり」であった場合には、始動口種別(特1保留か特2保留か)に応じて当たり図柄決定乱数判定テーブル(図6参照)を選択するとともに、当該選択したテーブルと、上記ステップS420−2において処理領域に記憶された当たり図柄乱数とに基づいて特別図柄種別を決定する。また、導出した抽選結果が「ハズレ」であった場合には、始動口種別が第1始動口20(特1保留)であれば特別図柄Xを決定し、始動口種別が第2始動口22(特2保留)であれば特別図柄Yを決定する。そして、当該決定した特別図柄に対応するデータを、メインRAM100cの所定の領域に記憶する。また、この特別図柄決定処理においては、現在の遊技状態、すなわち、特別図柄を決定したときの遊技状態が遊技状態バッファに記憶される。
なお、この特別図柄変動開始処理によれば、特1保留および特2保留が保留記憶領域に記憶された順に処理される。ただし、特1保留および特2保留の双方が記憶されている場合に、特1保留および特2保留のいずれか一方を優先的に処理してもよい。
(ステップS420−4)
次に、メインCPU100aは、上記ステップS420−3で決定された特別図柄の種別を示す図柄決定コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。これにより、決定された特別図柄の種別に係る情報が、変動演出の開始時に副制御基板200に伝送されることとなる。
(ステップS421)
次に、メインCPU100aは、上記ステップS420−2において処理領域に記憶されたリーチグループ決定乱数、リーチモードA決定乱数、変動パターン乱数に基づいて、変動演出パターンを決定する変動演出パターン決定処理を行う。この変動演出パターン決定処理については、図25を用いて後述する。
(ステップS420−5)
次に、メインCPU100aは、第1特別図柄表示器80または第2特別図柄表示器82において、特別図柄の変動表示を開始するための変動表示データをセットする。これにより、特1保留に基づいて特別図柄の変動表示が行われる場合には、第1特別図柄表示器80が点滅表示を開始するとともに、特2保留に基づいて特別図柄の変動表示が行われる場合には、第2特別図柄表示器82が点滅表示を開始する。なお、ここで制御される点滅表示とは、各表示器80、82において「−」が所定の間隔で点滅することをいうものである。また、特1保留に基づいて特別図柄の変動表示が行われる場合には、変動表示の開始と同時に、特1保留が1つ減ることを示すように、第1特別図柄保留表示器84が表示制御され、特2保留に基づいて特別図柄の変動表示が行われる場合には、変動表示の開始と同時に、特2保留が1つ減ることを示すように、第2特別図柄保留表示器86が表示制御される。
(ステップS420−6)
次に、メインCPU100aは、特図特電処理において特別図柄変動停止処理が実行されるように、特図特電データに「01」をセットし、当該特別図柄変動開始処理を終了する。
(ステップS420−7)
また、上記ステップS420−1において、保留記憶領域に特1保留および特2保留のいずれも記憶されていないと判定した場合には、メインCPU100aは、デモ判定処理を実行する。このデモ判定処理において、メインCPU100aは、特別図柄の変動表示が行われていない時間を計時するとともに、所定時間に亘って特別図柄の変動表示が行われない場合には、演出表示部50aにデモ画面を表示するためのデモコマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。
図25は、上記ステップS421の変動演出パターン決定処理を説明するフローチャートである。
(ステップS421−1)
まず、メインCPU100aは、上記ステップS420−3で決定された特別図柄が大当たり図柄であるかを判定する。その結果、大当たり図柄であると判定した場合にはステップS421−2に処理を移し、大当たり図柄ではないと判定した場合にはステップS421−4に処理を移す。
(ステップS421−2)
上記ステップS421−1において、決定された特別図柄は大当たり図柄であると判定した場合には、メインCPU100aは、大当たり図柄として決定された特別図柄に係るデータをロードする。
(ステップS421−3)
次に、メインCPU100aは、上記ステップS421−2でロードした大当たり図柄に係るデータに基づいて、大当たり時リーチモードA決定乱数判定テーブル(図9参照)をセットする。
(ステップS421−4)
一方、上記ステップS421−1において、決定された特別図柄は大当たり図柄ではないと判定した場合には、メインCPU100aは、読み出した保留の種別(始動口種別)、現在の保留数を確認する。
(ステップS421−5)
次に、メインCPU100aは、上記ステップS421−4で確認した始動口種別、保留数、現在設定されている遊技状態に基づいて、リーチグループ決定乱数判定テーブル(図7参照)をセットする。
(ステップS421−6)
次に、メインCPU100aは、上記ステップS420−2で処理領域に書き込まれたリーチグループ決定乱数と、上記ステップS421−5でセットされたリーチグループ決定乱数判定テーブルとに基づいて、グループ種別を決定するとともに、当該決定したグループ種別を所定の処理領域に記憶する。
(ステップS421−7)
次に、メインCPU100aは、上記ステップS421−6で決定されたグループ種別に基づいて、ハズレ時リーチモードA決定乱数判定テーブル(図8参照)をセットする。
(ステップS421−8)
メインCPU100aは、上記ステップS421−3でセットされた大当たり時リーチモードA決定乱数判定テーブル、または、上記ステップS421−7でセットされたハズレ時リーチモードA決定乱数判定テーブルと、上記ステップS420−2で処理領域に書き込まれたリーチモードA決定乱数とに基づいて、変動モード番号を決定するとともに、当該決定した変動モード番号を所定の処理領域に記憶する。また、ここでは変動モード番号が決定されるのと同時に、変動パターン抽選テーブルが決定される。
(ステップS421−9)
次に、メインCPU100aは、上記ステップS421−8で決定された変動パターン抽選テーブル(図10参照)をセットする。
(ステップS421−10)
次に、メインCPU100aは、上記ステップS421−9でセットされた変動パターン抽選テーブルと、上記ステップS420−2で処理領域に書き込まれた変動パターン乱数とに基づいて、変動パターン番号を決定するとともに、当該決定した変動パターン番号を所定の処理領域に記憶する。
(ステップS421−11)
次に、メインCPU100aは、上記ステップS421−8で決定された変動モード番号、上記ステップS421−10で決定された変動パターン番号と、変動時間決定テーブル(図11参照)とに基づいて、変動時間1、2を決定する。そして、決定した変動時間1、2をそれぞれ記憶するとともに、変動時間1、2を積算した合計変動時間を算出して、変動時間タイマカウンタにセットする。また、ここでは、決定された変動モード番号に基づいて変動モードコマンドが生成され、変動パターン番号に基づいて変動パターンコマンドが生成される。これにより、変動演出パターン決定処理が終了となる。
図26は、上記ステップS430の特別図柄変動停止処理を説明するフローチャートである。この特別図柄変動停止処理は、上記ステップS410において、特図特電データ=01であると判定した場合に実行される。
(ステップS430−1)
メインCPU100aは、変動時間(ステップS421−11でセット)が経過したか否かを判定する。その結果、変動時間が経過したと判定した場合にはステップS430−2に処理を移し、変動時間は経過していないと判定した場合には当該特別図柄変動停止処理を終了する。
(ステップS430−2)
上記ステップS430−1において、変動時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、上記ステップS420−3で決定、記憶された特別図柄を、第1特別図柄表示器80または第2特別図柄表示器82に停止表示するための停止表示データをセットする。
(ステップS430−3)
次に、メインCPU100aは、図柄が確定したことを示す図柄確定コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。
(ステップS430−4)
次に、メインCPU100aは、上記のようにして特別図柄の停止表示を開始したら、停止表示時間カウンタに図柄を停止表示する時間をセットする。
(ステップS430−5)
次に、メインCPU100aは、特図特電処理において停止後処理が実行されるように、特図特電データに「02」をセットし、当該特別図柄変動停止処理を終了する。
図27は、上記ステップS440の停止後処理を説明するフローチャートである。この停止後処理は、上記ステップS410において、特図特電データ=02であると判定した場合に実行される。
(ステップS440−1)
メインCPU100aは、停止表示時間(ステップS430−4でセット)が経過したか否かを判定する。その結果、停止表示時間は経過していないと判定した場合には当該停止後処理を終了し、停止表示時間を経過したと判定した場合にはステップS440−2に処理を移す。
(ステップS440−2)
上記ステップS440−1において、停止表示時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、現在設定されている遊技状態を遊技状態バッファに記憶する。
(ステップS440−3)
次に、メインCPU100aは、時短回数更新処理を行う。ここでは、メインCPU100aは、現在の遊技状態が時短遊技状態であることを示す時短遊技フラグがオンしているか否かを判定する。そして、時短遊技フラグがオンしている場合には、メインRAM100cに設けられた時短回数記憶領域を更新する。この時短回数記憶領域には、時短遊技状態が終了するまでの残り変動回数を示す時短回数が記憶されており、ここでは、現在、記憶されている時短回数から「1」減算した値を新たな時短回数として記憶することとなる。なお、時短回数を更新した結果、時短回数=0となった場合には、同時に時短遊技フラグをオフする処理が行われることとなる。また、時短遊技フラグはオンしていないと判定した場合には、そのまま次のステップS440−4に処理を移す。
(ステップS440−4)
次に、メインCPU100aは、高確回数更新処理を行う。ここでは、メインCPU100aは、現在の遊技状態が高確率遊技状態であることを示す高確遊技フラグがオンしているか否かを判定する。そして、高確遊技フラグがオンしている場合には、メインRAM100cに設けられた高確回数記憶領域を更新する。この高確回数記憶領域には、高確率遊技状態が終了するまでの残り変動回数を示す高確回数が記憶されており、ここでは、現在、記憶されている高確回数から「1」減算した値を新たな高確回数として記憶することとなる。なお、高確回数を更新した結果、高確回数=0となった場合には、同時に高確遊技フラグをオフする処理が行われることとなる。また、高確遊技フラグはオンしていないと判定した場合には、そのまま次のステップS440−6に処理を移す。
(ステップS440−5)
次に、メインCPU100aは、現在の遊技状態を確認し、遊技状態コマンドを演出用伝送データ格納領域にセット。
(ステップS440−6)
次に、メインCPU100aは、停止表示されている図柄が大当たり図柄であるかを判定する。その結果、停止表示されている図柄は大当たり図柄ではないと判定した場合にはステップS440−7に処理を移し、停止表示されている図柄は大当たり図柄であると判定した場合にはステップS440−8に処理を移す。
(ステップS440−7)
上記ステップS440−6において、停止表示されている図柄は大当たり図柄ではないと判定した場合には、メインCPU100aは、特図特電処理において特別図柄変動開始処理が実行されるように、特図特電データに「00」をセットし、当該停止後処理を終了する。
(ステップS440−8)
一方、上記ステップS440−6において、停止表示されている図柄は大当たり図柄であると判定した場合には、メインCPU100aは、大当たり当選時遊技状態コマンドをセットする。この大当たり当選時遊技状態コマンドは、大当たり当選時の遊技状態が非時短遊技状態であるか、それとも時短遊技状態であるかを副制御基板200に伝達するためのコマンドである。
(ステップS440−9)
次に、メインCPU100aは、現在の遊技状態をリセットする処理を行う。
(ステップS440−10)
次に、メインCPU100aは、特別遊技の開始時に設定される待機時間であるオープニング時間をタイマカウンタにセットするとともに、オープニング処理が開始されることを副制御基板200に伝達すべく、オープニングコマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。
(ステップS440−11)
次に、メインCPU100aは、停止表示されている特別図柄(大当たり図柄)の種別に基づいて、メインRAM100cにラウンド遊技数(R)をセットする。具体的には、停止表示されている特別図柄が特別図柄Aであれば、ラウンド遊技数(R)として「16」をセットし、停止表示されている特別図柄が特別図柄Bであれば、ラウンド遊技数(R)として「4」をセットし、停止表示されている特別図柄が特別図柄Cであれば、ラウンド遊技数(R)として「2」をセットする。
(ステップS440−12)
次に、メインCPU100aは、右打ち報知ランプ92を点灯させるための点灯制御を行う。これにより、後述する特別電動役物制御処理の開始に伴って、右打ち報知ランプ92が点灯を開始することとなる。
(ステップS440−13)
次に、メインCPU100aは、特図特電処理において特別電動役物制御処理が実行されるように、特図特電データに「03」をセットして当該停止後処理を終了する。これにより、大当たり図柄が停止表示した後に特別遊技が開始されることとなる。
図28は、上記ステップS450の特別電動役物制御処理を説明するフローチャートである。この特別電動役物制御処理は、上記ステップS410において、特図特電データ=03であると判定した場合に実行される。
(ステップS450−1)
メインCPU100aは、上記ステップS440−10でセットしたオープニング時間が経過したかを判定する。その結果、オープニング時間が経過したと判定した場合にはステップS450−2に処理を移し、オープニング時間は経過していないと判定した場合には、当該特別電動役物制御処理を終了する。
(ステップS450−2)
上記ステップS450−1において、オープニング時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、エンディング処理中であるかを判定する。なお、エンディング処理は、当該特別電動役物制御処理において、全てのラウンド遊技が終了した後に実行される待機処理である。そして、現在、エンディング処理中であると判定した場合にはステップS450−10に処理を移し、エンディング処理中ではないと判定した場合にはステップS450−3に処理を移す。
(ステップS450−3)
上記ステップS450−2において、エンディング処理中ではないと判定した場合には、メインCPU100aは、図13に示す作動テーブル1、2に基づいて、大入賞口28の開閉を行う大入賞口開閉制御処理を実行する。
(ステップS450−4)
次に、メインCPU100aは、上記ステップS450−3における大入賞口開閉制御処理において、ラウンド遊技が開始されたか否かを判定する。その結果、ラウンド遊技が開始されたと判定した場合にはステップS450−5に処理を移し、ラウンド遊技の開始ではないと判定した場合にはステップS450−6に処理を移す。
(ステップS450−5)
上記ステップS450−4において、ラウンド遊技が開始されたと判定した場合には、メインCPU100aは、ラウンド遊技開始コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。なお、このラウンド遊技開始コマンドは、ラウンド遊技の回数ごとに設けられており、これによって、何回目のラウンド遊技が開始されたのかを副制御基板200に伝達することとなる。
(ステップS450−6)
当該ステップS450−6において、メインCPU100aは、上記ステップS450−3における大入賞口開閉制御処理において、1回のラウンド遊技が終了したかを判定する。その結果、1回のラウンド遊技が終了したと判定した場合にはステップS450−7に処理を移し、1回のラウンド遊技は終了していないと判定した場合には当該特別電動役物制御処理を終了する。
(ステップS450−7)
上記ステップS450−6において、1回のラウンド遊技が終了したと判定した場合には、メインCPU100aは、メインRAM100cに記憶されているラウンド遊技数(R)から「1」を減算した値を、新たなラウンド遊技数(R)として記憶する。
(ステップS450−8)
次に、メインCPU100aは、上記ステップS450−7で更新したラウンド遊技数(R)が、「0」となったかを判定する。その結果、ラウンド遊技数(R)が「0」であると判定した場合にはステップS450−9に処理を移し、ラウンド遊技数(R)は「0」ではないと判定した場合には当該特別電動役物制御処理を終了する。
(ステップS450−9)
上記ステップS450−8において、ラウンド遊技数(R)が「0」であると判定した場合には、メインCPU100aは、特別遊技の終了時に設定される待機時間であるエンディング時間をタイマカウンタにセットするとともに、エンディング処理が開始されることを副制御基板200に伝達すべく、エンディングコマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。
(ステップS450−10)
また、上記ステップS450−2において、エンディング処理中であると判定した場合には、メインCPU100aは、上記ステップS450−9でセットされたエンディング時間が経過したかを判定する。その結果、エンディング時間が経過したと判定した場合にはステップS450−11に処理を移し、エンディング時間は経過していないと判定した場合には当該特別電動役物制御処理を終了する。
(ステップS450−11)
上記ステップS450−10において、エンディング時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、右打ち報知ランプ92を消灯させるための消灯制御を行う。これにより、特別電動役物制御処理の終了に伴って、右打ち報知ランプ92が消灯することとなる。
(ステップS450−12)
次に、メインCPU100aは、特別電動役物制御処理の終了を副制御基板200に伝達すべく、特別遊技終了コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。
(ステップS450−13)
次に、メインCPU100aは、特図特電処理において特別遊技終了処理が実行されるように、特図特電データに「04」をセットし、当該特別電動役物制御処理を終了する。
図29は、上記ステップS460の特別遊技終了処理を説明するフローチャートである。この特別遊技終了処理は、上記ステップS410において、特図特電データ=04であると判定した場合に実行される。
(ステップS460−1)
まず、メインCPU100aは、メインRAM100cに記憶された特別図柄データ、および、遊技状態バッファに記憶された大当たり当選時の遊技状態に係るデータをロードする。そして、図14に示す遊技状態設定テーブルを参照し、特別遊技の終了後の遊技状態を設定する。具体的には、高確遊技フラグ、高確回数、時短遊技フラグ、時短回数を設定する。
(ステップS460−2)
次に、メインCPU100aは、遊技状態を確認し、遊技状態指定コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。この遊技状態指定コマンドは、上記ステップS460−1で設定された高確遊技フラグ、高確回数、時短遊技フラグ、時短回数、特別遊技の実行契機となった大当たり図柄の種別に係る情報を有している。
(ステップS460−3)
次に、メインCPU100aは、特図特電処理において特別図柄変動開始処理が実行されるように、特図特電データに「00」をセットし、当該特別遊技終了処理を終了する。
次に、図30〜図34を用いて、主制御基板100において実行される上記の普通図柄遊技に係る処理について説明する。
図30は、上記ステップS500の普図普電処理を説明するフローチャートである。
(ステップS510)
まず、メインCPU100aは、普図普電データの値をロードする。この普図普電データは、普通図柄変動開始処理の実行を示すデータ「10」と、普通図柄変動停止処理の実行を示すデータ「11」と、普通図柄停止後処理の実行を示すデータ「12」と、普通電動役物制御処理の実行を示すデータ「13」と、が設けられている。
次に、メインCPU100aは、普通図柄変動開始処理(ステップS520)、普通図柄変動停止処理(ステップS530)、普通図柄停止後処理(ステップS540)、普通電動役物制御処理(ステップS550)を実行する。これら各処理について、以下に、図面を参照して説明する。
図31は、上記ステップS520の普通図柄変動開始処理を説明するフローチャートである。
(ステップS520−1)
まず、メインCPU100aは、普図普電データが、普通図柄変動開始処理の実行を示すデータ「10」であるか否かを判定する。その結果、普図普電データ=10と判定した場合にはステップS520−2に処理を移し、普図普電データ=10ではないと判定した場合には当該普通図柄変動開始処理を終了する。
(ステップS520−2)
上記ステップS520−1において、普図普電データ=10と判定した場合には、メインCPU100aは、普図保留数(Y)が1以上であるかを判定する。その結果、普図保留数(Y)≧1と判定した場合にはステップS520−3に処理を移し、普図保留数(Y)<1と判定した場合には当該普通図柄変動開始処理を終了する。
(ステップS520−3)
上記ステップS520−2において、普図保留数(Y)≧1と判定した場合には、メインCPU100aは、普図保留数(Y)から「1」減算した値を新たな普図保留数(Y)として記憶する。
(ステップS520−4)
次に、メインCPU100aは、普通図柄保留記憶領域に記憶されている普図保留をシフトする処理を行う。具体的には、第1記憶部に記憶されている当たり決定乱数を所定の処理領域に複写するとともに、第2記憶部〜第4記憶部に当たり決定乱数が記憶されている場合には、これら各乱数を1つ番号(序数)の小さい記憶部にシフトさせる。具体的には、第1記憶部に記憶されている乱数を所定の処理領域に複写するとともに、第2記憶部に記憶されている乱数を第1記憶部にシフトさせて記憶する。同様に、第3記憶部および第4記憶部に乱数が記憶されている場合には、これら各乱数を番号(序数)の1つ小さい記憶部にシフトさせる。これにより、普通図柄保留記憶領域に記憶された普図保留は、記憶された順に処理領域に書き込まれることとなる。つまり、普通図柄保留記憶領域に記憶された乱数は、先に記憶された乱数から順に読み出されて、当選判定処理に用いられることとなる。
(ステップS520−5)
次に、メインCPU100aは、処理領域に複写された当たり決定乱数の当選判定処理を行う。具体的には、現在の遊技状態が非時短遊技状態である場合には、図15(a)に示す当たり決定乱数判定テーブル1を参照して、処理領域に複写された当たり決定乱数を判定する。また、現在の遊技状態が時短遊技状態である場合には、図15(b)に示す当たり決定乱数判定テーブル2を参照して、処理領域に複写された当たり決定乱数を判定する。
(ステップS520−6)
次に、メインCPU100aは、上記ステップS520−5の当選判定処理の結果が当選であるか否かを判定する。その結果、当選の判定結果が得られた場合にはステップS520−7に処理を移し、当選ではなくハズレの判定結果が得られた場合にはステップS520−8に処理を移す。
(ステップS520−7)
上記ステップS520−6において、判定結果が当選であると判定した場合には、メインCPU100aは、当たり図柄データをメインRAM100cの所定の領域に記憶する。
(ステップS520−8)
一方、上記ステップS520−6において、判定結果がハズレであると判定した場合には、メインCPU100aは、ハズレ図柄データをメインRAM100cの所定の領域に記憶する。
(ステップS520−9)
次に、メインCPU100aは、現在の遊技状態が、非時短遊技状態または時短遊技状態のいずれに設定されているかを確認するとともに、現在の遊技状態に応じて普図変動時間をセットする。具体的には、図16(a)の普通図柄変動パターン決定テーブルに示すように、現在の遊技状態が非時短遊技状態である場合には、普図変動時間カウンタに10秒をセットし、時短遊技状態である場合には普図変動時間カウンタに1秒をセットする。
(ステップS520−10)
次に、メインCPU100aは、普通図柄の変動表示を開始するための変動表示データをセットする。これにより、普通図柄の変動表示が行われる場合には、普通図柄表示器88が点滅表示を開始する。また、普通図柄の変動表示が開始するのと同時に、普図保留が1つ減ることを示すように、普通図柄保留表示器90が表示制御される。
(ステップS520−11)
次に、メインCPU100aは、現在の遊技状態を変動開始時の遊技状態として遊技状態バッファに記憶する。
(ステップS520−12)
次に、メインCPU100aは、普図普電処理において普通図柄変動停止処理が実行されるように、普図普電データに「11」をセットし、当該普通図柄変動開始処理を終了する。
図32は、上記ステップS530の普通図柄変動停止処理を説明するフローチャートである。
(ステップS530−1)
まず、メインCPU100aは、普図普電データが、普通図柄変動停止処理の実行を示すデータ「11」であるか否かを判定する。その結果、普図普電データ=11と判定した場合にはステップS530−2に処理を移し、普図普電データ=11ではないと判定した場合には当該普通図柄変動停止処理を終了する。
(ステップS530−2)
上記ステップS530−1において、普図普電データ=11と判定した場合には、メインCPU100aは、普図変動時間(ステップS520−9でセット)が経過したかを判定する。その結果、普図変動時間が経過したと判定した場合にはステップS530−3に処理を移し、普図変動時間は経過していないと判定した場合には当該普通図柄変動停止処理を終了する。
(ステップS530−3)
上記ステップS530−2において、普図変動時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、普通図柄表示器88に普通図柄を停止表示するための停止表示データをセットする。これにより、普通図柄表示器88において、普通図柄が停止表示されることとなる。
(ステップS530−4)
次に、メインCPU100aは、上記のようにして普通図柄の停止表示を開始したら、停止表示時間カウンタに図柄を停止表示する時間(変動停止時間)をセットする。
(ステップS530−5)
次に、メインCPU100aは、普図普電処理において普通図柄停止後処理が実行されるように、普図普電データに「12」をセットし、当該普通図柄変動停止処理を終了する。
図33は、上記ステップS540の普通図柄停止後処理を説明するフローチャートである。
(ステップS540−1)
まず、メインCPU100aは、普図普電データが、普通図柄停止後処理の実行を示すデータ「12」であるか否かを判定する。その結果、普図普電データ=12と判定した場合にはステップS540−2に処理を移し、普図普電データ=12ではないと判定した場合には当該普通図柄停止後処理を終了する。
(ステップS540−2)
上記ステップS540−1において、普図普電データ=12と判定した場合には、メインCPU100aは、停止表示時間(ステップS530−4でセット)が経過したか否かを判定する。その結果、停止表示時間は経過していないと判定した場合には当該普通図柄停止後処理を終了し、停止表示時間を経過したと判定した場合にはステップS540−3に処理を移す。
(ステップS540−3)
上記ステップS540−2において、停止表示時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、停止表示されている図柄が当たり図柄であるかを判定する。その結果、停止表示されている図柄は当たり図柄ではないと判定した場合にはステップS540−5に処理を移し、停止表示されている図柄は当たり図柄であると判定した場合にはステップS540−4に処理を移す。
(ステップS540−4)
上記ステップS540−3において、停止表示されている図柄は当たり図柄であると判定した場合には、メインCPU100aは、普図普電処理において普通電動役物制御処理が実行されるように、普図普電データに「13」をセットし、当該普通図柄停止後処理を終了する。
(ステップS540−5)
一方、上記ステップS540−3において、停止表示されている図柄は当たり図柄ではない(ハズレ図柄である)と判定した場合には、メインCPU100aは、普図普電処理において普通図柄変動開始処理が実行されるように、普図普電データに「10」をセットし、当該普通図柄停止後処理を終了する。
図34は、上記ステップS550の普通電動役物制御処理を説明するフローチャートである。
(ステップS550−1)
まず、メインCPU100aは、普図普電データが、普通電動役物制御処理の実行を示すデータ「13」であるか否かを判定する。その結果、普図普電データ=13と判定した場合にはステップS550−2に処理を移し、普図普電データ=13ではないと判定した場合には当該普通電動役物制御処理を終了する。
(ステップS550−2)
上記ステップS550−1において、普図普電データ=13と判定した場合には、メインCPU100aは、普通電動役物が制御中であるか、すなわち、すでに始動口開閉ソレノイド22cが通電制御中であるかを判定する。その結果、普通電動役物が制御中であると判定した場合には、ステップS550−5に処理を移し、普通電動役物は制御中ではないと判定した場合にはステップS550−3に処理を移す。
(ステップS550−3)
上記ステップS550−2において、普通電動役物は制御中ではないと判定した場合には、メインCPU100aは、普通図柄の変動開始時の遊技状態が、非時短遊技状態または時短遊技状態のいずれであったかを判定する。
(ステップS550−4)
次に、メインCPU100aは、始動口開閉ソレノイド22cの通電制御を開始すべく、上記ステップS550−3において確認した遊技状態に応じて開放テーブルをセットする。ここでは、始動口開閉ソレノイド22cの通電制御データとして、開放回数=2回、1回の開放時間=2.9秒となる通電制御データがセットされる。
(ステップS550−5)
また、上記ステップS550−2において、普通電動役物が制御中であると判定した場合には、メインCPU100aは、上記ステップS550−4でセットされた通電時間を経過したかを判定する。その結果、通電時間を経過したと判定した場合にはステップS550−6に処理を移し、通電時間は経過していないと判定した場合には当該普通電動役物制御処理を終了する。
(ステップS550−6)
上記ステップS550−5において、通電時間が経過したと判定した場合には、メインCPU100aは、始動口開閉ソレノイド22cの通電を停止する処理を行う。
(ステップS550−7)
次に、メインCPU100aは、普図普電処理において普通図柄変動開始処理が実行されるように、普図普電データに「10」をセットし、当該普通電動役物制御処理を終了する。
以上のように、主制御基板100において各種の処理が実行されることにより、特別図柄遊技および普通図柄遊技が進行することとなるが、こうした遊技の進行中には、主制御基板100から送信されるコマンドに基づいて、副制御基板200において、さまざまな演出を実行するための制御が行われる。以下では、遊技中において、遊技に用いる遊技球の貸し出しに必要な価値情報が記憶されたカード310の取り忘れを防止するための報知演出について説明する。
図35は、報知演出を説明する図である。上記したように、主制御基板100においては、特別遊技を実行制御する処理として特別電動役物制御処理(図28参照)が実行される。この特別電動役物制御処理では、所定時間に亘って待機状態となるオープニング処理と、オープニング処理に続いて実行され、遊技領域16に設けられた大入賞口28を開放して当該大入賞口28への遊技球の入球を可能とする大入賞口開閉制御処理(ラウンド遊技処理)と、この大入賞口開閉制御処理(ラウンド遊技処理)に続いて実行され、所定時間に亘って待機状態となるエンディング処理と、が行われる。報知演出は、主制御基板100におけるエンディング処理中に実行されることとなる。
具体的に説明すると、「大当たり」に当選して特別遊技が実行されるにあたり、オープニング処理が行われると、この間、図35(a)に示すように、演出表示部50aに「大当たり」と表示される。そして、大入賞口開閉制御処理(ラウンド遊技処理)が実行されている間は、不図示の種々の画像が演出表示部50aに表示されるとともに、こうした画像に重畳して、図35(b)に示すように、何回目のラウンド遊技の実行中であるかが演出表示部50aに表示される。そして、全てのラウンド遊技が終了してエンディング処理が開始されると、図35(c)に示すように、演出表示部50aにおいて、ラウンド遊技の終了を示す「END」という表示がなされる。また、エンディング処理中には、図35(d)に示すように、報知演出として、演出表示部50aに、「カードの取り忘れにご注意ください」という表示がなされ、カード310の取り忘れの注意喚起がなされることとなる。
上記のようにして、特別遊技の終了時に設定される待機時間であるエンディング処理中に報知演出が実行されることとなるが、こうした報知演出を、特別遊技が実行されるたびに行うこととすると、遊技者に鬱陶しさを与えるばかりか、演出効果の低下を招来し、遊技者を興醒めさせてしまうおそれがある。
また、本実施形態では、特別遊技において実行されるラウンド遊技の回数が、2回、4回、16回のいずれかであるが、例えば、ラウンド遊技が2回しか実行されなかった場合には、僅かな賞球しか獲得することができない。そのため、ラウンド遊技が2回しか実行されなかった場合には、特別遊技中に獲得した遊技球が、その後の遊技においてすぐに費消されてしまい、遊技を継続するために、価値情報に基づいた遊技球の貸し出しを受けなければならなくなってしまう可能性が高い。このような場合においても、遊技者がカード310を取り出してしまうと、すぐにカード310を再投入しなければならなくなってしまい、却って遊技者に煩わしさを与えてしまうことになる。
そこで、本実施形態では、4回もしくは16回のラウンド遊技が実行されたこと、換言すれば、所定数(4回のラウンド遊技で獲得可能な賞球数)以上の賞球を獲得可能な特別遊技が実行された場合にのみ、報知演出を実行することとしている。これにより、カード310を実際に取り出すべき場合に限って、遊技者にカード310の取り忘れについて注意喚起がなされることとなり、カード310を取り出した後、すぐにカード310を再投入しなければならないといった煩わしさを遊技者に与えないようにすることができる。
また、本実施形態では、特別遊技の終了後に、高確率遊技状態および時短遊技状態に設定されることから、特別遊技の終了後、短時間のうちに、かつ、あまり遊技球を費消せずに、再度、「大当たり」に当選する可能性が高い。つまり、多量の賞球を獲得可能な特別遊技が、短時間のうちに頻繁に実行されることもあり得るが、このような場合において、特別遊技の終了のたびに報知演出を実行すると、上述のとおり、遊技者を興醒めさせてしまいかねない。
そこで、本実施形態では、4回もしくは16回以上のラウンド遊技で構成される特別遊技の実行が、非時短遊技状態に設定されているときに決定された場合、換言すれば、所謂「初当たり」時に、所定数以上の賞球を獲得可能な特別遊技の実行が決定された場合には、必ず報知演出を実行するが、時短遊技状態に設定されているとき、換言すれば、所謂「連荘」時に、所定数以上の賞球を獲得可能な特別遊技の実行が決定された場合には、報知演出の実行について一定の制約を設けることとしている。
具体的には、非時短遊技状態において「大当たり」に当選した後、大当たりの抽選が非時短遊技状態において行われることなく、時短遊技状態が継続している間に、さらに1回もしくは複数回の「大当たり」に当選するという連荘状態では、最初に、4回もしくは16回のラウンド遊技で構成される特別遊技の実行時にのみ報知演出を行うこととしている。例えば、非時短遊技状態において、16回のラウンド遊技で構成される特別遊技が実行されたとする。そして、この特別遊技の終了後の遊技状態は時短遊技状態に設定されるが、このとき設定された時短遊技状態が継続している間に、再度、16回のラウンド遊技で構成される特別遊技が実行されたとする。この場合には、最初の特別遊技が実行されたときにのみ報知演出を実行し、2回目以降の特別遊技では報知演出を実行しないようにしている。
また、例えば、非時短遊技状態において、2回のラウンド遊技で構成される特別遊技が実行されたとする。そして、この特別遊技の終了後の遊技状態は時短遊技状態に設定されるが、このとき設定された時短遊技状態が継続している間に、今度は、16回のラウンド遊技で構成される特別遊技が実行されたとする。この場合には、最初の特別遊技が実行されたときには報知演出を実行しないが、2回目の特別遊技が実行されたときに報知演出を実行する。なお、この場合において、さらに、時短遊技状態が継続している間に4回または16回のラウンド遊技で構成される特別遊技が実行されたとしても、以後は、報知演出を実行しないようにしている。このようにすることで、短時間のうちに頻繁に報知演出が実行されてしまうといった事態を回避し、遊技者の興醒めを防止することができる。
以下に、上記の報知演出を実行するための副制御基板200における制御処理について説明する。
(副制御基板200のメイン処理)
図36は、副制御基板200のメイン処理を説明するフローチャートである。
(ステップS1000)
サブCPU200aは、電源投入に応じて、サブROM200bからメイン処理プログラムを読み込むとともに、サブRAM200cに記憶されるフラグ等の初期化、設定処理を行う。
(ステップS1001)
次に、サブCPU200aは、各演出乱数を更新する処理を行うとともに、以後は、割込み処理が行われるまで当該ステップS1001の処理を繰り返し行う。なお、演出乱数は複数種類設けられており、ここでは、それぞれの演出乱数が非同期的に更新されている。
(副制御基板200のタイマ割込処理)
図37は、副制御基板200のタイマ割込処理を説明するフローチャートである。副制御基板200には、所定の周期(4ms)でクロックパルスを発生するリセット用クロックパルス発生回路(不図示)が設けられている。そして、このリセット用クロックパルス発生回路によるクロックパルスの発生により、サブCPU200aはタイマ割込処理プログラムを読み込んで当該タイマ割込処理を開始する。
(ステップS1100)
まず、サブCPU200aは、副制御基板200で用いられる各種タイマカウンタの更新処理を行う。ここで、各種タイマカウンタは、特に断る場合を除き、当該副制御基板200のタイマ割込処理の度に1ずつ減算され、0になると減算を停止する。
(ステップS1200)
次に、サブCPU200aは、サブRAM200cの受信バッファに格納されているコマンドを解析するとともに、受信したコマンドに応じた種々の処理を行う。副制御基板200においては、主制御基板100からコマンドが送信されると、コマンド受信割込処理が行われ、主制御基板100から送信されたコマンドが受信バッファに格納される。ここでは、コマンド受信割込処理によって受信バッファに格納されたコマンドを解析することとなる。
(ステップS1300)
次に、サブCPU200aは、サブRAM200cの送信バッファにセットされているコマンドを画像制御基板210や電飾制御基板220へ送信し、タイマ割込処理を終了する。
図38は、上記コマンド解析処理のうち、図柄決定コマンドを受信した際に実行される図柄決定コマンド受信処理を説明するフローチャートである。上記したとおり、図柄決定コマンドは、主制御基板100において、特別図柄変動開始処理のステップS420−4(図24参照)でセットされた後、ステップS800の出力制御処理(図18参照)によって副制御基板200に送信される。
(ステップS1210−1)
図柄決定コマンドを受信すると、サブCPU200aは、当該図柄決定コマンドに基づいて、主制御基板100で決定された図柄情報をサブRAM200cに記憶する。
(ステップS1210−2)
次に、サブCPU200aは、図柄決定時の遊技状態として、現在の遊技状態をサブRAM200cのバッファに記憶し、当該図柄決定コマンド受信処理を終了する。
図39は、上記コマンド解析処理のうち、エンディングコマンドを受信した際に実行されるエンディングコマンド受信処理を説明するフローチャートである。上記したとおり、エンディングコマンドは、主制御基板100において、特別電動役物制御処理のステップS450−9(図28参照)でセットされた後、ステップS800の出力制御処理(図18参照)によって副制御基板200に送信される。
(ステップS1220−1)
エンディングコマンドを受信すると、サブCPU200aは、サブRAM200cに記憶されている図柄情報、すなわち、特別遊技の実行契機となった大当たり図柄の種別を確認する。
(ステップS1220−2)
次に、サブCPU200aは、上記ステップS1220−1で確認した大当たり図柄の種別が、特別図柄Cであるかを判定する。その結果、特別図柄Cであると判定した場合には当該エンディングコマンド受信処理を終了し、特別図柄Cではない(特別図柄AまたはBである)と判定した場合にはステップS1220−3に処理を移す。
(ステップS1220−3)
上記ステップS1220−2において、特別図柄Cではないと判定した場合には、サブCPU200aは、バッファに記憶されている図柄決定時の遊技状態を確認する。
(ステップS1220−4)
次に、サブCPU200aは、上記ステップS1220−3で確認した遊技状態が非時短遊技状態であるかを判定する。その結果、非時短遊技状態であると判定した場合にはステップS1220−6に処理を移し、非時短遊技状態ではないと判定した場合にはステップS1220−5に処理を移す。
(ステップS1220−5)
上記ステップS1220−4において、非時短遊技状態ではないと判定した場合には、サブCPU200aは、実行済みフラグがオフしているかを判定する。なお、この実行済みフラグは、以前に実行された特別遊技において既に報知演出が実行されているか否かを示すものである。その結果、実行済みフラグがオフしていると判定した場合にはステップS1220−6に処理を移し、実行済みフラグはオフしていない(オンしている)と判定した場合には当該エンディングコマンド受信処理を終了する。
(ステップS1220−6)
当該ステップS1220−6において、サブCPU200aは、報知演出を実行するための報知演出実行コマンドを送信バッファにセットする。なお、ここでセットされた報知演出実行コマンドは、上記ステップS1300のコマンド出力処理において画像制御基板210に送信される。この報知演出実行コマンドが画像制御基板210に送信されると、当該画像制御基板210において、報知演出を実行するための制御がなされる。
(ステップS1220−7)
次に、サブCPU200aは、実行済みフラグをオンして当該エンディングコマンド受信処理を終了する。
図40は、上記コマンド解析処理のうち、遊技状態コマンドを受信した際に実行される遊技状態コマンド受信処理を説明するフローチャートである。上記したとおり、遊技状態コマンドは、主制御基板100において、停止後処理のステップS440−5(図27参照)でセットされた後、ステップS800の出力制御処理(図18参照)によって副制御基板200に送信される。
(ステップS1230−1)
遊技状態コマンドを受信すると、サブCPU200aは、当該受信した遊技状態コマンドを解析し、遊技状態が時短遊技状態から非時短遊技状態に変更されたかを判定する。その結果、遊技状態が変更されたと判定した場合にはステップS1230−2に処理を移し、遊技状態は変更されていないと判定した場合には当該遊技状態コマンド受信処理を終了する。
(ステップS1230−2)
上記ステップS1230−1において、遊技状態が変更されたと判定した場合には、サブCPU200aは、受信した遊技状態コマンドに基づいて、変更後の遊技状態を記憶する。
(ステップS1230−3)
次に、サブCPU200aは、実行済みフラグがオンしているかを判定する。その結果、実行済みフラグがオンしていると判定した場合にはステップS1230−4に処理を移し、実行済みフラグはオンしていないと判定した場合には当該遊技状態コマンド受信処理を終了する。
(ステップS1230−4)
上記ステップS1230−3において、実行済みフラグがオンしていると判定した場合には、サブCPU200aは、実行済みフラグをオフして当該遊技状態コマンド受信処理を終了する。これにより、特別遊技の終了後に時短遊技状態に設定され、当該時短遊技状態に設定されている間に「大当たり」に当選することなく、70回の特別図柄の変動表示が終了したところで、実行済みフラグがオフされることとなる。つまり、上記の連荘状態が終了することによって実行済みフラグがオフされることから、以後に4回もしくは16回のラウンド遊技で構成される特別遊技が実行された場合には、当該特別遊技において報知演出が実行されることとなる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態においては、遊技の進行を制御する主制御基板100と、主制御基板100から送信されるコマンドに基づいて演出を実行制御する副制御基板200とにおいて、上記のとおりに協働することで変動演出が実行されることとした。しかしながら、主制御基板100および副制御基板200において、上記の各機能をどのように分担するかは適宜設計することが可能である。
また、上記実施形態では、大当たりの当選確率を異にする2つの遊技状態と、第2始動口22への遊技球の入球容易性を異にする2つの遊技状態とを組み合わせた4つの遊技状態が設けられているが、遊技状態の内容や種類はこれに限定されるものではない。また、上記実施形態では、特別遊技の終了後に、必ず、高確率遊技状態および時短遊技状態に設定されることとしたが、大当たり図柄の種類によっては、低確率遊技状態や非時短遊技状態に設定されることとしてもよい。さらには、1の遊技状態のみを設けることとし、常に一定の遊技進行条件に基づいて遊技の進行が制御されるようにしても構わない。
また、上記実施形態では、特別遊技の終了後に、必ず、時短遊技状態に設定されることとしたが、特別遊技の終了後に、非時短遊技状態に設定される場合が含まれてもよい。いずれにしても、特別遊技の終了後の遊技状態は、非時短遊技状態または時短遊技状態に設定されればよい。
また、上記実施形態における報知演出は一例に過ぎず、具体的な内容は特に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、演出表示部50aにおける表示によって報知演出を行うこととしたが、例えば、カード310の取り忘れの注意喚起を促す音声を音声出力装置58から出力してもよい。
また、上記実施形態では、エンディング処理中に報知演出を実行することとしたが、報知演出の実行タイミングはこれに限らない。したがって、例えば、オープニング中やラウンド遊技中に報知演出を実行してもよいし、エンディングの終了後、複数回の変動演出が実行されるまでの間に実行してもよい。
また、上記実施形態では、大当たり図柄が決定されるとともに、当該大当たり図柄が停止表示されることが、特別遊技を実行するための特定条件として予め設定された、所謂「第一種」の遊技について説明した。しかしながら、特別遊技を実行するための特定条件はこれに限らず、例えば、小当たり遊技中に大入賞口に入球した遊技球が特定領域に進入したことが、特別遊技を実行するための特定条件として予め設定された、所謂「第二種」の遊技機に本発明を適用することも可能である。いずれにしても、本発明は、予め設定された特定条件が成立すると、獲得可能な賞球数を異にする複数種類の特別遊技のうちのいずれかの特別遊技が実行される遊技機に広く適用可能である。
また、上記実施形態においては、ラウンド遊技の回数が2回、4回、16回の3種類の特別遊技が実行される場合について説明したが、獲得可能な賞球数を異にする複数種類の特別遊技が実行可能であれば、その具体的な内容や、獲得可能な賞球数等は適宜設計可能である。また、上記実施形態では、4回もしくは16回のラウンド遊技で構成される特別遊技が実行された場合に報知演出を実行することとしたが、例えば、16回のラウンド遊技で構成される特別遊技が実行された場合にのみ、報知演出を実行することとしてもよい。いずれにしても、報知演出は、複数種類の獲得可能な賞球数の中で最少の賞球数よりも多い所定数以上の賞球を獲得可能な特別遊技が実行された場合に実行すればよい。
また、上記実施形態においては、遊技機1が遊技球貸出装置300に接続される場合について説明したが、遊技機1は遊技球貸出装置300に必ずしも接続可能でなくともよい。
なお、上記実施形態において、図28に示す特別電動役物制御処理を実行するメインCPU100aが、本発明の特別遊技実行手段に相当する。
また、上記実施形態において、図39に示すエンディングコマンド受信処理を実行するサブCPU200aが、本発明の報知手段に相当する。
また、上記実施形態における可動片22bおよび始動口開閉ソレノイド22cによって、本発明の始動可変入賞装置が構成される。
また、上記実施形態において、図30に示す普図普電処理を実行するメインCPU100aが、本発明の開閉制御手段に相当する。
また、上記実施形態において、図24のステップS420−3の処理を実行するメインCPU100aが、本発明の抽選手段に相当する。
また、上記実施形態における時短遊技状態が本発明の特定遊技状態に相当し、非時短遊技状態が非特定遊技状態に相当する。
また、上記実施形態において、図29のステップS460−1の処理を実行するメインCPU100aが、本発明の遊技状態設定手段に相当する。
1 遊技機
8 遊技盤
16 遊技領域
22b 可動片
22c 始動口開閉ソレノイド
28 大入賞口
100 主制御基板
100a メインCPU
100b メインROM
100c メインRAM
200 副制御基板
200a サブCPU
200b サブROM
200c サブRAM

Claims (3)

  1. 遊技球が流下する遊技領域が形成された遊技盤と、
    遊技球の入球を不可能もしくは困難とする閉状態、または、該閉状態よりも遊技球の入球を容易とする開状態となる始動可変入賞装置と、
    前記始動可変入賞装置を前記閉状態または前記開状態に制御する開閉制御手段と、
    少なくとも前記始動可変入賞装置に遊技球が入球したことを条件として、特別遊技の実行可否を決定する抽選手段と、
    前記抽選手段によって前記特別遊技を実行する抽選結果が導出された後、獲得可能な賞球数を異にする種類以上の特別遊技のうちのいずれかの特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、
    前記抽選手段によって前記特別遊技の実行が決定された後、前記特別遊技実行手段によって該特別遊技が実行されると、該特別遊技の終了後の遊技状態を、前記始動可変入賞装置が第1の条件にしたがって開閉制御される非特定遊技状態、または、前記第1の条件よりも前記始動可変入賞装置が開状態になりやすい第2の条件にしたがって開閉制御される特定遊技状態に設定する遊技状態設定手段と、
    遊技球の貸し出しに必要な価値情報が記憶された記憶媒体の取り忘れを防止するための報知演出を実行する報知手段と、
    を備え、
    前記開閉制御手段は、遊技状態が前記非特定遊技状態に設定されている場合には前記第1の条件にしたがって前記始動可変入賞装置を開閉制御し、遊技状態が前記特定遊技状態に設定されている場合には前記第2の条件にしたがって前記始動可変入賞装置を開閉制御し、
    前記報知手段は、前記非特定遊技状態に設定されているときに前記抽選手段によって前記特別遊技の実行が決定され、かつ、前記複数種類の特別遊技のうち獲得可能な賞球数が最少となる最少特別遊技が実行される場合には前記報知演出を不実行とし、該非特定遊技状態に設定されているときに該抽選手段によって該特別遊技の実行が決定され、かつ、該最少特別遊技以外の特別遊技が実行されると該報知演出を実行することを特徴とする遊技機。
  2. 前記報知手段は、
    前記非特定遊技状態に設定されているときに前記抽選手段によって前記特別遊技の実行が決定された後、前記抽選手段による抽選が前記非特定遊技状態において行われることなく、前記特定遊技状態が継続している間に、さらに前記特別遊技の実行が決定される連荘状態において、最初に前記最少特別遊技以外の特別遊技が実行されると、前記報知演出を実行することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記特別遊技実行手段は、
    前記特別遊技を実行制御する処理として、所定時間に亘って待機状態となるオープニング処理と、該オープニング処理に続いて実行され、前記遊技領域に設けられた大入賞口を開放して該大入賞口への遊技球の入球を可能とするラウンド遊技処理と、該ラウンド遊技処理に続いて実行され、所定時間に亘って待機状態となるエンディング処理と、を実行制御し、
    前記報知手段は、
    前記エンディング処理中に前記報知演出を実行することを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
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