JP2012193572A - 車両用ドア開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第2ケーブル25の車両後側に配置される端末に設けられたテンショナー29と、車両ボディ側に固定され第2ケーブル25の張力方向とは異なる組付方向Aからテンショナー29が装着される収容凹部33aを有すホルダ部33と、車両ボディの意匠面を形成するレールカバー5に形成され組付方向Aとは逆方向へのテンショナー29の移動を規制する押さえ部50とを備える。
【選択図】図4
Description
本発明の目的は、ケーブルの張力方向とは異なる組付方向で車両ボディ側に組み付けられるテンショナーの外れを抑制することができる車両用ドア開閉装置を提供することにある。
同構成によれば、前記押さえ部は、前記車両ボディの意匠面を形成する既存の前記ボディ外装部材に一体的に形成されることで、部品点数の増大を抑制することができる。
第2ケーブル25の端末が取着されたテンショナー29をホルダ部33に取着する際には、図5に示すように、収容凹部33aの上側にテンショナケース41(テンショナー29)を配置した状態で、挟持片45を位置決め部35bに係合(当接)させる態様でこれに位置決めしつつ、組付方向Aに沿ってテンショナケース41を収容凹部33aに挿入・装着する。これにより、テンショナケース41の上端縁から下方(組付方向A)に延設された挟持片45がテンショナケース41との間で側壁35(収容凹部33a)の開口端部を挟持するとともに、係止部45aがテンショナ係止孔35aに嵌入・係止し、テンショナケース41が収容凹部33aから抜け止めされる。
(1)本実施形態では、ホルダ部33の収容凹部33aに装着されたテンショナー29(テンショナケース41)は、押さえ部50により組付方向Aとは逆方向、即ち収容凹部33aから外れる方向への移動が規制される。従って、車両ボディ1側(収容凹部33a)へのテンショナー29の固定が不完全であっても、該テンショナー29の外れを抑制することができる。また、テンショナー29の組付方向Aは、第2ケーブル25の張力方向Bとは異なることで、組付方向に制約等の著しい車両後部においても柔軟に対応してテンショナー29を組み付けることができる。さらに、押さえ部50は、既存のレールカバー5に一体的に形成されることで、部品点数の増大を抑制することができる。また、専用部品として押さえ部を設ける必要がないため、その分の配置スペースの制約や意匠性、組付性、整備性の悪化を解消することができる。
・図7(a)に示すように、レールカバー5から離隔するに従って組付方向Aの逆方向に徐々に突出するガイド部61を有するテンショナケース60であってもよい。そして、レールカバー5に、ガイド部61の傾斜面61aの傾斜角度に合わせて傾斜する押さえ部63を設けてもよい。この場合、図7(b)に示すように、車両ボディ1側(ホルダ部33)への固定が不完全な状態でレール取付溝3bにレールカバー5が装着されると、ガイド部61の傾斜面61aが押さえ部63の対向面に押圧される。このとき、ガイド部61の傾斜面61aに、組付方向Aへの分力Fが発生することで、レールカバー5の装着が完了するまでテンショナケース60が組付方向Aに移動する。このように、テンショナケース60(テンショナー29)をホルダ部33に組み付けようとする作用が働くことで、テンショナー29の外れた状態をある程度のレベルで自動的に修復することができる。ガイド部61の傾斜面61a及び押さえ部63の各々に設定された傾斜角度は、補助手段を構成する。
・前記実施形態において、テンショナー29の組付方向(A)は、張力方向Bと異なるのであれば任意である。また、組付方向は、直線移動方向に限定されるものではなく、例えば位置決め部35bに挟持片45を仮止めした状態で、位置決め部35bを支点にテンショナー29を回転させながら収容凹部33aにテンショナー29を装着する組付方向であってもよい。
・請求項1における「前記車両ボディの意匠面を形成するボディ外装部材に設けられ」とは、ボディ外装部品に一体形成された場合のみを言うのではなく、ボディ外装部品が複数部材で構成されておりその中の直接車両ボディの意匠面を形成しない部材に設けられている場合も含むものとする。具体的には、リアバンパが車両外側の意匠部材と、車両内側の補強部材(又は車両に取り付ける取付ブラケット)とにより構成された場合において、車両内側の補強部材(又は車両に取り付ける取付ブラケット)に「押さえ部」を設けてもよい。あるいは、リアコンビネーションランプの意匠面を形成する前面カバー(例えば、特開2010−135087号公報の「前面カバー3」)と、灯具ボディ(例えば、特開2010−135087号公報の「灯具ボディ2」)とにより構成された場合において、灯具ボディに「押さえ部」を設けてもよい。
(イ)請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用ドア開閉装置において、
前記押さえ部及び前記テンショナー間には、前記支持部材から外れた前記テンショナーを前記押さえ部が押圧する際に前記テンショナーに対し前記組付方向への分力を発生する補助手段が設定されていることを特徴とする車両用ドア開閉装置。同構成によれば、前記支持部材から前記テンショナーが外れているとき、該テンショナーが前記押さえ部に押圧されることで、前記補助手段により前記テンショナーに対して前記組付方向への分力が発生される。このように、前記テンショナーを前記支持部材に組み付けようとする作用が働くことで、前記テンショナーの外れた状態を自動的に修復することができる。
Claims (5)
- 車両ボディに形成されたドア開口を開閉する車両ドア側に固定され、駆動源及び該駆動源により回転駆動されるドラムを有する駆動部材と、
前記ドラムに巻回され、両端末が車両前後方向に離隔されて前記車両ボディ側にそれぞれ連結されるケーブルとを備え、
前記駆動部材により前記ケーブルを選択的に巻取り・繰出しすることで前記車両ドアを開閉作動させる車両用ドア開閉装置において、
前記ケーブルの車両後側に配置される前記端末に設けられたテンショナーと、
前記車両ボディ側に固定され、前記ケーブルの張力方向とは異なる組付方向から前記テンショナーが装着される収容凹部を有する支持部材と、
前記車両ボディの意匠面を形成するボディ外装部材に設けられ、前記組付方向とは逆方向への前記テンショナーの移動を規制する押さえ部とを備えたことを特徴とする車両用ドア開閉装置。 - 請求項1に記載の車両用ドア開閉装置において、
前記テンショナーは、
前記収容凹部に装着され、前記端末を前記ケーブルの張力方向に移動可能に収容するテンショナケースと、
前記テンショナケースに収容され、前記端末を付勢して前記ケーブルに張力を付与する付勢部材とを備え、
前記テンショナケースに前記組付方向の逆方向に突設され、前記押さえ部との間隙を設定する調整片を備えたことを特徴とする車両用ドア開閉装置。 - 請求項2に記載の車両用ドア開閉装置において、
前記テンショナケースに片持ち支持されて前記組付方向に延設され、前記テンショナケースとの間で前記収容凹部の開口端部を挟持する挟持片を備え、
前記調整片は、前記テンショナケースに対して前記挟持片よりも前記組付方向の逆方向に突出してなることを特徴とする車両用ドア開閉装置。 - 請求項3に記載の車両用ドア開閉装置において、
前記収容凹部の開口端から前記組付方向の逆方向に突設され、前記挟持片と係合して前記支持部材に対する前記テンショナケースの前記張力方向における位置決めをする位置決め部を備えたことを特徴とする車両用ドア開閉装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用ドア開閉装置において、
前記押さえ部は、前記ボディ外装部材に一体に形成されたことを特徴とする車両用ドア開閉装置。
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- 2011-03-17 JP JP2011059314A patent/JP5617711B2/ja not_active Expired - Fee Related
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