JP2012193121A - マトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤 - Google Patents

マトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤 Download PDF

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Abstract

【課題】安全性が良好で皮膚老化の防止にとって重要である、新規なマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤の提供。
【解決手段】水、低級アルコール、液状多価アルコール、及びこれらの混液を抽出溶媒として、モクセイ科の植物であるオリーブの葉からの抽出物を有効成分として含有することを特徴とするマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤。
【選択図】図1

Description

本発明は、新規なマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤に関する。
皮膚のしわ形成、くすみ、きめの消失、弾力性の低下といった肌の老化といわれる現象は、加齢による線維芽細胞の増殖能の低下によるエラスチン線維等の産生能の低下が一因とされているが、皮膚の紫外線への暴露、空気の著しい乾燥、過度の皮膚洗浄等の外部刺激が、エラスチン線維の分解を引き起こす結果、しわ形成、くすみ、きめの消失、弾力性の低下等を原因とする肌荒れや皮膚の老化の症状が現れるといわれている。
老化に伴う皮膚のしわ形成、くすみ、きめの消失、弾力性の低下といった肌の現象には、従来から紫外線が多く関与していることが知られている。また組織学的に見ると、コラーゲンやエラスチン等の真皮マトリックス成分の減少、変性、さらには基底膜損傷や表皮厚肥が起こっている。このような変化を引き起こす因子として、特にマトリックスメタロプロテアーゼ(matrix metalloproteinase:以下MMPと略すこともある)の関与が指摘されている。マトリックスメタロプロテアーゼには多くの種類が知られており、構造、機能においては共通点を有しているものの、基質特異性が異なっている(非特許文献1)。コラゲナーゼに属するMMP 1は、真皮マトリックスの主要成分であるI型、III型コラーゲンを分解する。ゼラチナーゼ群に属する、MMP 2、MMP 9は基底膜成分であるIV型コラーゲンやラミニン、真皮マトリックス成分のエラスチン等を分解する。ストロムライシン群に属するMMP
3、MMP 10はプロテオグリカンIV型コラーゲン、ラミニン等を分解する酵素として知られている。また、膜結合型としてMMP 14、MMP 15、MMP 16、MMP
24等の分子種も知られている。これらは紫外線の照射により、その発現が亢進し、細胞外マトリックスの減少、変性を引き起こし、皮膚のしわ形成等に重篤な影響を及ぼすことが示唆されている。(非特許文献2、非特許文献3)
加齢や日光暴露による皮膚老化により、マトリックスメタロプロテアーゼ活性は上昇し、細胞外マトリックスの分解が亢進する。近年、表皮ゼラチナーゼがしわ形成を誘導し、その過程に基底膜障害が関与することが示唆され、特に慢性的な紫外線照射は皮膚でのゼラチナーゼ(MMP 2、MMP 9)産生を誘導し、しわ形成期に一致して表皮真皮結合部で基底膜障害を引き起こすことも報告されている(非特許文献4、非特許文献5)
よって、加齢や日光暴露による皮膚老化では、マトリックスメタロプロテアーゼ活性が亢進されている状態であることが考えられ、マトリックスメタロプロテアーゼの産生抑制、活性化抑制が皮膚老化の防止にとって重要であることが考えられる。これまでマトリックスメタロプロテアーゼの阻害作用を有する薬剤を探索するための検討がなされてきており例えば、クロバナツルアズキ抽出物(例えば、特許文献1参照)、エルカンプーレ抽出物(例えば、特許文献2参照)、茶抽出物(例えば、特許文献3参照)、等を有効成分として含有するマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤が提案されている。
モクセイ(Oleaceae)科オリーブ(Olea)属オリーブ(Olea europaea Linne)の葉から得られる成分には、ポリフェノールの一種であるオレユーロペインが含有されていることが知られている。香粧品分野におけるオリーブ葉抽出物の利用については、メラニン生成抑制剤としての美白化粧料への配合(例えば、特許文献4参照)、活性酸素除去効果(例えば、特許文献5参照)、アドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツ分解作用(例えば、特許文献6参照)等が開示され、オリーブ葉抽出物の様々な効果が注目されている。
しかしながら、オリーブの葉抽出物において、マトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害に関しては全く知られていない。
宮崎香,生化学全68巻12号,PP1791−1807(1996) Gary J.Fisher et al. Nature, 379 ( 25 ),335 ( 1996 ) Gary J.Fisher et al. The New EnglandJournalof Medicine, 337 ( 20 ),1419 ( 1997 ) Onoue S. etal. J Dermatol Sci, 33, 105 – 111 ( 2003 ) BrenneisenP. et al. Photochem Photobiol, 64, 887 – 885 ( 1996 )
特開2007−217352号公報 特開2007−204398号公報 特開2003−183175号公報 特開H11−335233号公報 特開2000−128765号公報 特開2001−122758号公報
上記の種々のマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤は、安全性、安定性等が確認されていないものもあり、活性阻害効果が十分ではない場合もある。したがって、本発明の課題はマトリックスメタロプロテアーゼ活性を抑制する効果の高い化合物を有効成分とするマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤を提供することにある。
本発明者は上記課題を解決するため、種々の植物抽出物について鋭意検討した結果、オリーブの葉からの抽出物が、マトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害効果を示すものであることを見出し、本発明を完成した。
本発明によれば、安全性が良好な、新規なマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤を提供することができる。
マトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害結果を示す図。 ゼラチンザイモグラフィー結果を示す図。
以下、本発明について詳細に説明する。なお、本明細書において、「〜」はその前後の数値を含む範囲を意味するものとする。
本発明に用いるオリーブ(Olea europaea Linne)の葉は、モクセイ科オリーブ属の植物である。本発明はオリーブの葉の抽出物(以下、オリーブ葉抽出物と略す)を用いたものである。
本発明に用いられるオリーブ葉抽出物は、一般的な方法で調製することができる。抽出溶媒としては特に限定されないが、例えば、水;メチルアルコール、エチルアルコール等の低級一価アルコール;グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の液状多価アルコール;アセトン等のケトン類;エチルエーテル等のエーテル類;酢酸エチル等のエステル類;等の一種又は二種以上を用いることができる。中でも安全性、効果の面から水、低級一価アルコール、液状多価アルコール及びこれらの混合物が好ましく、水、エタノール、1,3−ブチレングリコール及びこれらの混合物が特に好ましい。抽出は前記オリーブ葉を室温又は加温下で溶媒中に所定の時間浸漬することによって実施できる。また、抽出前に、乾燥、細切、圧搾又は醗酵等の前処理を行うこともできる。
前記オリーブ葉抽出物は、調製後、そのままマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤として用いることができる。また、所望により、適宜の期間そのまま放置し熟成させた後に、マトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤として用いることもできる。必要ならば、本発明の効果に影響のない範囲で、更に、濾過又はイオン交換樹脂等により、脱臭、脱色等の精製処理を施して用いることもできる。又、液体クロマトグラフィー等の分離手段を用い、活性の高い画分を取り出して用いることもできる。
前記オリーブ葉抽出物は、液状、ペースト状、ゲル状等いずれの形態であってもよい。すなわち、抽出溶媒を含む液状の抽出液をそのままあるいは濃縮してから用いても良いし、また、抽出液を減圧乾燥、又は凍結乾燥等により乾固させて固体状とした後に用いることもできる。また、スプレードライ等により乾燥させて粉末として用いることもできる。また更には、これら固体状あるいは粉末の抽出物を適宜溶媒に再溶解して抽出液として用いても良い。
本発明のマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤は、種々の用途に用いることができる。例えばリウマチ、歯周病、角膜炎等においてマトリックスメタロプロテアーゼ活性が異常亢進することが知られており、マトリックスメタロプロテアーゼ阻害剤は、これらの治療薬としての可能性が検討されている。本発明のマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤は、安全性も高く、また配合時の安定性にも優れているので、食品(飲料も含む)への配合や、化粧料又は皮膚外用剤の有効成分として用いるのが好ましい。
本発明のマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤を含有する化粧料又は皮膚外用剤は、皮膚に適用することにより、マトリックスメタロプロテアーゼの活性を抑制する。その結果、エラスチンの過剰な分解が起こらず、皮膚の柔軟性や弾力性が維持され、しわ・たるみ等の老徴現象が改善される。即ち、老化防止用化粧料又は皮膚外用剤、及びしわ・たるみ改善用化粧料又は皮膚外用剤として優れた効果を奏する。
また、マトリックスメタロプロテアーゼは、炎症反応における免疫細胞の遊走に関与しているので、本発明のマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤は炎症抑制用化粧料又は皮膚外用剤としても有用である。
前記化粧料又は皮膚外用剤中における、本発明のマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤の配合量は特に限定されてないが、一般的には、マトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害の観点から全組成に対して乾燥固形分に換算して好ましくは0.0001〜1質量%(以下単に%で表す)であるのが好ましく、より好ましくは0.001〜0.1%である。この範囲内であれば、本発明のマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤を安定に配合することができ、かつ高い老化防止効果やしわ・たるみ改善効果又は炎症抑制効果を発揮することができる。
また、前記化粧料又は皮膚外用剤には、本発明の効果を損なわない範囲で、製造に通常使用される成分、例えば、水(精製水、温泉水、深層水等)、油剤、界面活性剤、金属セッケン、ゲル化剤、粉体、アルコール類、水溶性高分子、皮膜形成剤、樹脂、包接化合物、抗菌剤、香料、消臭剤、塩類、pH調整剤、清涼剤、植物・動物・微生物由来の抽出物、美白剤、消炎剤、活性酸素除去剤、血行促進剤、収斂剤、抗脂漏剤、保湿剤、キレート剤、角質溶解剤、酵素、ホルモン類、ビタミン類等を必要に応じて添加することができる。
本発明の化粧料又は皮膚外用剤の性状は液状、ゲル状、クリーム状、半固形状、固形状、スティック状、パウダー状等のいずれであってもよく、乳液、クリーム、化粧水、美容液、パック、洗顔料、メーキャップ化粧料等の皮膚用化粧料に属する形態;シャンプー、ヘアートリートメント、ヘアースタイリング剤、養毛剤、育毛剤等の頭髪化粧料に関する形態;等とすることができる。また、本発明の薬効剤は、上記の各種化粧料に配合できる他、分散液、軟膏、エアゾール、貼付剤、パップ剤、リニメント剤等の皮膚外用等に配合することもできる。
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明の範囲は下記の実施例に限定されることはない。
[製造例1:オリーブ葉抽出物の調製]
オリーブの葉100gを粉砕し、1Lの50容量%エタノール水溶液に入れ、加熱還流して抽出した。不溶物を濾過後、濾液を減圧下で濃縮し、エタノールを留去して約15gのオリーブ葉抽出物を得た。
[比較例:タチジャコウソウ抽出液の調整]
タチジャコウソウ全草1Kgを粉砕し、5Lの50容量%1,3−ブチレングリコール溶液を加えて室温で1週間浸漬後ろ過する。ろ液を1週間冷暗所に保存して生ずるオリや沈殿を再ろ過し、溶媒を除去して約30gのタチジャコウソウ抽出液を得た。
[実施例1:ゼラチナーゼ活性阻害試験]
試験溶液として、上記オリーブ葉抽出物の乾燥固形分濃度として、0.001%、0.01%、0.1%の各水溶液を調製した。実施したゼラチナーゼ活性阻害試験は非特許文献4を参照しゼラチンザイモグラフィーを行った。ゼラチンザイモグラフィーはゼラチンを基質タンパクとし、試料をゼラチン含有ゲルを用いたSDS−PAGEにより展開した後、ゲルを非イオン性界面活性剤を含む中性緩衝液に浸し、SDSを除去することによりゼラチナーゼに属するMMP 2やMMP 9をリナチュレーションし、ゲル中のゼラチンを分解させ、染色した後にゼラチンが分解された部分を染色されない活性バンドとして検出する方法である。本発明では、0.5%のゼラチンを含有する7.5%アクリルアミドゲルを用いてSDS−PAGEを行い、その後ゲルを1時間、2.5%のTriton
X−100中で振とうさせた。さらにその後、酵素反応用バッファー(0.05M Tris−HCl、0.15M NaCl、5mMCaCl2、0.02%NaN3、pH7.4)中で35度の恒温中で24時間反応させた。その後ゲルを取り出し、0.1%のAmido black 10Bで染色し、10%酢酸と30%メタノールを用いて脱色した。最後に検出したバンドをNIH Image 1・55を用いて定量した。
また、本発明のオリーブ葉抽出物のゼラチナーゼ活性阻害効果を検証するために、比較対象として特許公報3645990号等により既にマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤として知られる、タチジャコウソウ抽出液の阻害効果を測定した。結果を、オリーブ葉抽出物の結果とともに、図1に併せて示す。図1のグラフに示した結果から、従来有効なマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤として知られるタチジャコウソウ抽出液よりも顕著な効果を示し、また本発明のマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤は、低濃度でも顕著なマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害作用を有していることがわかった。従って、本発明のマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤を用いることによって、より高いマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害作用を得ることができる。又、従来より配合量を減少した場合においても同等以上の効果が得られるので、配合組成の選択の幅が広がり、本発明のマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤を用いることは、製剤上有利である。
以下は、本発明のマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤を含有する化粧料又は皮膚外用剤の例である。
[実施例2:洗顔料]
(製法)
A.下記成分(1)〜(7)を加熱溶解する。
B.下記成分(8)〜(11)を加熱溶解する。
C.AにBを加え混合する。
D.Cを冷却後、下記成分(12)〜(14)を加え混合し、洗顔料を得た。
(成分) (%)
(1)ラウリン酸 5.0
(2)ミリスチン酸 18.5
(3)ステアリン酸 6.0
(4)グリセリン 12.0
(5)ポリエチレングリコール1500 5.0
(6)水酸化カリウム 6.5
(7)精製水 残量
(8)ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 5.0
(9)ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 1.8
(10)ポリオキシエチレン(7.5E.O.)ラウリルエーテル
2.0
(11)ジステアリン酸エチレングリコール 1.0
(12)ヒドロキシプロピルメチルセルロース1%水溶液 5.0
(13)オリーブ葉抽出物(注1) 0.01
(14)香料 適量
(注1)
オリーブの葉100gを粉砕し、1Lの99%エタノール水溶液に入れ、加熱還流して抽出したものをろ過後そのまま用いた。
(乾燥固形分濃度1.0%)
[実施例3:化粧水]
(製法)
A.下記成分(1)〜(6)を混合溶解する。
B.下記成分(7)〜(12)を混合溶解する。
C.AにBを加え混合し、化粧水を得た。
(成分) (%)
(1)クエン酸 0.05
(2)クエン酸ナトリウム 0.2
(3)ピロリドンカルボン酸ナトリウム(50%)水溶液 0.5
(4)グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
(5)グリセリン 3.0
(6)1,3−ブチレングリコール 8.0
(7)精製水 残量
(8)エタノール 10.0
(9)オリーブ葉抽出物(注1) 1.0
(10)香料 適量
(11)防腐剤 適量
(12)モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)
ソルビタン 0.5
[実施例4:乳液(水中油型)]
(製法)
A.下記成分(1)〜(13)を加熱溶解し、70℃に保つ。
B.下記成分(14)〜(19)を加熱溶解し、70℃に保つ。
C.AにBを加え乳化し、更に下記成分(20)を加え混合する。
D.Cを冷却し、下記成分(21)を加え混合し、乳液を得た。
(成分) (%)
(1)ステアリン酸 1.0
(2)セタノール 0.5
(3)親油型モノステアリン酸グリセリン 0.5
(4)流動パラフィン 2.0
(5)スクワラン 3.0
(6)ホホバ油 3.0
(7)パルミチン酸セチル 0.2
(8)パルミチン酸レチノール 0.2
(9)酢酸トコフェロール 0.05
(10)防腐剤 適量
(11)モノステアリン酸ソルビタン 0.3
(12)モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)
ソルビタン 0.5
(13)ジブチルヒドロキシトルエン 0.1
(14)トリエタノールアミン 0.5
(15)1,3−ブチレングリコール 15.0
(16)グリセリン 3.0
(17)ポリエチレングリコール6000 0.5
(18)オリーブ葉抽出物(注2) 1.5
(19)精製水 残量
(20)カルボキシビニルポリマー1%水溶液 8.0
(21)香料 適量
(注2)オリーブの葉100gを細切し、50%1,3−ブチレングリコール水溶液1Lに室温にて1週間浸漬しろ過後、1週間冷暗所に保存して生じる沈殿を再ろ過してそのまま用いた。(乾燥固形分濃度2.0%)
[実施例5:クリーム]
(製法)
A.下記成分(1)〜(14)を加熱溶解し、70℃に保つ。
B.下記成分(15)〜(20)を加熱溶解し、70℃に保つ。
C.AにBを加え乳化し、更に下記成分(21)を加え混合する。
D.Cを冷却し、下記成分(22)を加え混合し、クリームを得た。
(成分) (%)
(1)ステアリン酸 2.5
(2)セタノール 2.5
(3)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.0
(4)ワセリン 2.0
(5)ジペンタエリトリット脂肪酸エステル 2.0
(6)ミリスチン酸イソトリデシル 5.0
(7)流動パラフィン 8.0
(8)スクワラン 5.0
(9)ミツロウ 1.0
(10)パルミチン酸セチル 2.0
(11)セスキオレイン酸ソルビタン 0.5
(12)モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)
ソルビタン 1.5
(13)コエンザイムQ10 0.1
(14)防腐剤 適量
(15)トリエタノールアミン 1.2
(16)1,3−ブチレングリコール 8.0
(17)グリセリン 2.0
(18)ポリエチレングリコール20000 0.5
(19)オリーブ葉抽出物(注2) 2.0
(20)精製水 残量
(21)カルボキシビニルポリマー1%水溶液 10.0
(22)香料 適量
[実施例6:油中水型日焼け止めクリーム]
(製法)
A.下記成分(1)〜(8)を70℃で加熱混合した。
B.下記成分(9)〜(12)及び(14)〜(15)を50℃で加温混合した。
C.AにBを加えて乳化し、冷却後(13)を添加して油中水型日焼け止めクリームを得た。
(成分) (%)
(1)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン(注4) 2.0
(2)パルミチン酸オクチル 15.0
(3)デカメチルシクロペンタシロキサン 20.0
(4)トリベヘン酸グリセリル 1.0
(5)微粒子酸化亜鉛 12.0
(6)微粒子酸化チタン 3.0
(7)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル(注5) 7.0
(8)4−tertブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン
(注6) 1.0
(9)ジプロピレングリコール 5.0
(10)エタノール 5.0
(11)ポリエチレン末 3.0
(12)防腐剤 適量
(13)香料 適量
(14)オリーブ葉抽出物(注3) 0.5
(15)精製水 残量
(注3)オリーブ葉100gを乾燥後粉砕したものをジプロピレングリコール1Lに浸漬し、50℃に加温しながら6時間混合攪拌した。5℃に冷却し、1日放置後ろ過したものをそのまま用いた。(乾燥固形分濃度3.0%)
(注4)KF−6017(信越化学工業社製)
(注5)ユビナールMC80(BASF社製)
(注6)PARSOL 1789(L.C.UNITED社製)
[実施例7:パック化粧料]
(製法)
A.下記成分(1)〜(5)及び(15)を70℃で加熱混合し、室温まで冷却する。
B.Aに下記成分(6)〜(14)を添加混合してパック化粧料を得た。
(成分) (%)
(1)ポリビニルアルコール 15.0
(2)グリセリン 10.0
(3)ポリオキシエチレン(10)メチルグルコール 3.0
(4)トリオクタン酸グリセリル 5.0
(5)ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸ナトリウム 1.0
(6)エタノール 20.0
(7)カオリン 2.0
(8)酸化チタン 2.0
(9)グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
(10)乳酸(50%水溶液) 0.5
(11)乳酸ナトリウム(50%水溶液) 0.5
(12)防腐剤 適量
(13)香料 適量
(14)オリーブ葉抽出物(注3) 0.2
(15)精製水 残量
[実施例8:リキッドファンデーション]
(製法)
A.下記成分(1)〜(7)を70℃で加熱混合し、この混合物に下記成分(13)〜(18)を加えて混合し70℃に保つ。
B.下記成分(8)〜(12)を70℃で加熱混合する。
C.BにAを加えて乳化し、冷却後、下記成分(19)〜(20)を添加してリキッドファンデーションを得た。
(成分) (%)
(1)ジペンタエリトリット脂肪酸エステル 2.0
(2)流動パラフィン 5.0
(3)ステアリン酸 2.0
(4)セタノール 1.0
(5)自己乳化型モノステアリン酸グリセリル 1.0
(6)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 8.0
(7)防腐剤 適量
(8)グリセリン 5.0
(9)トリエタノールアミン 1.0
(10)カルボキシメチルセルロース 0.2
(11)ベントナイト 0.5
(12)精製水 残量
(13)酸化チタン 6.0
(14)微粒子酸化チタン 2.0
(15)微粒子酸化亜鉛 4.0
(16)マイカ 2.0
(17)タルク 4.0
(18)着色顔料 適量
(19)オリーブ葉抽出物(注3) 0.1
(20)香料 適量
上記で調製した種々の化粧料又は皮膚外用剤は、皮膚に適用することにより、肌のしわやたるみを改善し、ハリのある美しい肌にする、老化防止効果にすぐれたものであった。

Claims (2)

  1. モクセイ(Oleaceae)科オリーブ(Olea)属オリーブ(Olea europaea Linne) の葉より抽出されたオリーブ葉抽出物を有効成分とする、マトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤
  2. マトリックスメタロプロテアーゼがゼラチナーゼ群に属するMMP
    2及び/又はMMP 9であることを特徴とする請求項1記載のマトリックスメタロプロテアーゼ活性阻害剤
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