JP2005306850A - 抗皮膚障害剤、及びこれを含有する皮膚外用剤 - Google Patents

抗皮膚障害剤、及びこれを含有する皮膚外用剤 Download PDF

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Abstract

【課題】 紫外線曝露に起因する皮膚肥厚、皮膚硬化、皮膚細胞外マトリックス成分の異常蓄積、及びコラーゲン架橋形成等の少なくとも一つ以上の皮膚障害を抑制又は改善する抗皮膚障害剤、及びそれらを有効成分として含有する皮膚外用剤の提供。
【解決手段】 ツツジ科植物果実抽出物及び/又はスイカズラ科植物果実抽出物を含有する抗皮膚障害剤、及びこれを有効成分として含有する皮膚外用剤。好ましくは、ツツジ科スノキ属のスノキ、ウスノキ、クロマメノキ、イワツツジ、シシャンボ、ナツハゼ、コケモモ、ローブッシュ・ブルーベリー、ハイブッシュ・ブルーベリー、クランベリー、ビルベリー、及びスイカズラ科スイカズラ属のクロミノウグイスカグラ(ハスカップ)からなる群から選ばれる少なくとも一種以上である抗皮膚障害剤。
【選択図】 なし

Description

本発明は、紫外線曝露に起因する皮膚障害を抑制又は改善する抗皮膚障害剤、及びこれを含有する皮膚外用剤に関する。更に詳細には、ツツジ科植物果実抽出物及び/又はスイカズラ科植物果実抽出物の抗皮膚障害剤を含有し、紫外線曝露に起因する皮膚細胞外マトリックス成分の異常蓄積、コラーゲン架橋形成、皮膚肥厚、皮膚硬化等の少なくとも一つ以上を抑制又は改善する化粧品や医薬品として有用な皮膚外用剤に関する。
紫外線(例えば、太陽光)の連続的な長期間曝露は皮膚にケミカルメディエーター、サイトカイン等による炎症を生じせしめ、シワ、タルミ、皮膚肥厚、皮膚硬化、日光性弾性線維症等の皮膚障害が生じる(非特許文献1参照)。特に表皮及び真皮が肥厚することにより、皮膚の弾性、保湿性が低下し、これが皮膚老化の要因の一つとなっていると考えられている。そこで、従来からこれらの障害を防ぐために、紫外線吸収剤(特許文献1、非特許文献2参照)、紫外線散乱剤(非特許文献3参照)が配合された外用剤、すなわち乳液、クリーム、ローション、美容液、ファンデーション、軟膏、パップ剤、貼付剤等が使用されている。
又、加齢、紫外線曝露等により生じる皮膚のシワやタルミ、ハリや弾力性の低下を予防、あるいは改善するために、レチノイン酸(非特許文献4参照)、抗炎症薬(非特許文献5参照)やオウバクエキス、シラカンバエキス、セージエキス、ローマカミツレエキス等(特許文献2参照)、メリッサ抽出物(特許文献3参照)、更に細胞外マトリックス成分の異常蓄積、皮膚肥厚、シワ等の抑制に活性型ビタミンD(非特許文献6参照)の配合が報告されている。
しかしながら、例えば、レチノイン酸を配合した皮膚外用剤は、真皮上層にコラーゲンを増殖させ、シワを含む紫外線による皮膚障害を改善する効果は有するが、塗布を中止すると元に戻ってしまうなどの問題もある。又、活性型ビタミンDはカルシウム代謝等の副作用の問題がある。他の紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、抗炎症薬、植物抽出物等を配合した皮膚外用剤においても、シワ形成、皮膚肥厚等の抑制、改善効果が十分ではなかったり、効果を高めるためにこれらの添加物を高濃度に配合すると製剤の使用感が損なわれたり、高温時や経時で変質する等の問題が生じる場合があった。
特開平09−268194号公報 特開平08−109122号公報 特開平09−241148号公報 菅原努、野津敬一著「太陽紫外線と健康」裳華房(1998) P.2〜100 ニコラス・J・ローウ/ナディム・A・ジャーム編「サンスクリーン剤と皮膚科学」フレグランスジャーナル社、1993年5月20日発行、P.195〜262 「フレグランスジャーナル」フレグランスジャーナル社編 2002年7月号 P.16〜27、33〜38 Lorraine H.Kligman著,"Effects of all−trans−retinoic acid on the dermis of hairless mice",Journal of the American Academy of Dermatology,1986年,vol.15,No.4,Part.2,October,P.779〜785 Bissett DL,et al.著,"Photoprotective effect of topical anti−inflammatory agents against ultraviolet radiation−induced chronic skin damage in the hairless mouse",1990年,vol.7,P.153〜158 Koshiishi I,et al.著,"1,25−dihydroxyvitamin D3 prevents the conversion of adipose tissue into fibrous tissue in skin exposed to chronic UV irradiation.",Toxicology and Applied Pharmacology,2001年,vol.173,P.99〜104
従って、紫外線曝露に起因する皮膚細胞外マトリックス成分の異常蓄積、コラーゲン架橋形成、皮膚肥厚、皮膚硬化等の皮膚障害を有効に抑制又は改善する抗皮膚障害剤、及び使用感や剤型に悪影響を及ぼすことなくこれを含有した皮膚外用剤の開発が望まれていた。
本発明者らは、上記目的を達成するために、すでに安全性が確認されている医薬品、化粧品原料、及び民間薬等で使用されている植物に着目し、鋭意研究を重ねた結果、ツツジ科植物果実抽出物、及びスイカズラ科植物果実抽出物が、紫外線曝露に起因する皮膚細胞外マトリックス成分の異常蓄積、コラーゲン架橋形成、さらには皮膚肥厚、皮膚硬化等の少なくとも一つ以上の皮膚障害の発現を抑制又は改善する効果に優れるとの新知見を得、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、ツツジ科植物果実抽出物及び/又はスイカズラ科植物果実抽出物を有効成分とする紫外線曝露に起因する皮膚障害を抑制改善する抗皮膚障害剤に関するものであり、好ましくはツツジ科スノキ属(Vaccinium)植物がスノキ(Vaccinium smallia var. glabrum)、ウスノキ(Vaccinium hirutum)、クロマメノキ(Vaccinium uliginosum)、イワツツジ(Vaccinium praestans)、シシャンボ(Vaccinium bracteatum)、ナツハゼ(Vaccinium oldhamii)、コケモモ(Vaccinium vitis−idaea)、ローブッシュ・ブルーベリー(Vaccinium angustifolium)、ハイブッシュ・ブルーベリー(Vaccinium corymboaum)、クランベリー(Vaccinium macrocarpon)、ビルベリー(Vaccinium Myrtitllus L.)、及びスイカズラ科スイカズラ属(Lonicera)植物がクロミノウグイスカグラ(ハスカップ;Lonicera caerulea)(以下、学名のラテン語表記は省略とする)からなる群から選ばれる少なくとも一種以上である前記抗皮膚障害剤に関するものである。また、紫外線曝露に起因する皮膚障害が、皮膚細胞外マトリックス成分の異常蓄積、コラーゲン架橋形成、皮膚肥厚、皮膚硬化の少なくとも一つ以上である抗皮膚障害剤に関するものである。また更には、該抗皮膚障害剤を有効成分として含有し、前記皮膚障害を抑制又は改善する皮膚外用剤、特に老化防止用の皮膚外用剤に関するものである。
本発明に係わるツツジ科植物果実抽出物及び/又はスイカズラ科植物果実抽出物は、紫外線曝露に起因する皮膚細胞外マトリックス成分の異常蓄積やコラーゲン架橋形成、皮膚肥厚、皮膚硬化の少なくとも一つ以上の皮膚障害の抑制又は改善に効果の高い抗皮膚障害剤である。また、前記抗皮膚障害剤を有効成分として含有する皮膚外用剤は、紫外線曝露に起因する前記皮膚障害を有効に抑制又は改善するものであり、従って、皮膚老化を防止する化粧品や医薬部外品等として有利に利用することができるものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられるツツジ科植物果実抽出物及び/又はスイカズラ科植物果実抽出物は、紫外線曝露に起因する皮膚細胞外マトリックス成分の異常蓄積、特にコラーゲンの異常産生や、コラーゲンの架橋形成、さらには皮膚肥厚、皮膚硬化等の少なくとも一つ以上の皮膚障害を抑制又は改善するものである。本発明に用いられるツツジ科植物及び/又はスイカズラ科植物としては、両科植物であれば特に制限はないが、ツツジ科植物スノキ属のスノキ、ウスノキ、クロマメノキ、イワツツジ、シシャンボ、ナツハゼ、コケモモ、ローブッシュ・ブルーベリー、ハイブッシュ・ブルーベリー、クランベリー、ビルベリー、スイカズラ科植物スイカズラ属のクロミノウグイスカグラ(ハスカップ)が効果の点から好ましい。
本発明に用いられるツツジ科植物及び/又はスイカズラ科植物の果実抽出物は、その調製法は特に限定されるものではなく、また抽出部位も果皮を含む果実のいずれか1ヶ所以上から抽出することができ、これらを乾燥、圧搾、或いは発酵等、適宜処理を施した後、低温もしくは室温〜加温下で溶媒により抽出する方法を挙げることができる。
抽出溶媒としては、例えば水、低級1価アルコール(メチルアルコール、エチルアルコール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール等)、液状多価アルコール(グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等)、低級アルキルエステル(酢酸エチル等)、炭化水素(ベンゼン、ヘキサン、ペンタン等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等)、エーテル類(ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジプロピルエーテル等)、アセトニトリル等が挙げられ、一種又は二種以上を用いることができる。特に好ましい抽出溶媒としては、水、水-エチルアルコール混合溶媒、エチルアルコール、2−プロパノール等が挙げられる。
更に抽出物は、分子量分画、溶媒分画、各種の精製処理(イオン交換樹脂、吸着剤等)等によって精製されたもの、凍結乾燥されたもの等いずれのものでも用いることができる。
具体的な製法としては、例えば植物果実の乾燥物を粉砕し、約10倍質量の濃度0〜100vol%の含水エチルアルコール又は1,3−ブチレングリコールを用い、室温で1〜5日間抽出又は還流抽出を2時間行った後、又は熱水抽出を1時間行なった後、ろ過し、更に抽出液を分子量分画、溶媒分画、各種の精製処理(イオン交換樹脂、吸着剤等)等によって精製し、凍結乾燥し、抽出物(固形物)を得る方法等がある。また、エチルアルコール、2−プロパノール溶媒においては溶媒を留去後、凍結乾燥し、抽出物(固形分)を得る。
本発明の抗皮膚障害剤のその形態については、ツツジ科植物果実抽出物及び/又はスイカズラ科植物果実抽出物として含む限り、特に制限はなく、液状、ペースト状、クリーム状、ゲル状等いずれの形態で用いることもでき、更にスプレードライ等により乾燥させて粉末として用いることもできる。
本発明の皮膚外用剤は、ツツジ科植物果実抽出物及び/又はスイカズラ科植物果実抽出物の抗皮膚障害剤を含有することを特徴とする。本発明の皮膚外用剤における抗皮膚障害剤の含有量は、特に限定されるものではないが、皮膚外用剤中、乾燥固形分として各々0.0001〜10質量%(以下、単に「%」と記す)であり、好ましくは0.001〜5%である。この範囲であれば、紫外線曝露に起因する皮膚細胞外マトリックス成分の異常蓄積、特にコラーゲンの異常産生やコラーゲン架橋形成、さらには、皮膚肥厚、皮膚硬化等の少なくとも一つ以上の皮膚障害の発現を抑制又はその症状を改善する効果に優れ、経時安定性の面からも良好なものが得られる。
本発明の抗皮膚障害剤を含有する皮膚外用剤には上記必須成分の他、化粧料や医薬部外品、外用医薬品等に通常使用される各種の成分、即ち、水、アルコール、油剤、界面活性剤、増粘剤、粉体、キレート剤、pH調整剤、美白剤、抗炎症剤、抗酸化剤、保湿剤、殺菌剤、血行促進剤等の各種薬効剤、動植物・微生物由来の抽出物、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、香料等を、本発明の効果を損なわない範囲で目的に応じて適宜加えることができる。
また、本発明の抗皮膚障害剤を含有する皮膚外用剤としては、化粧料、医薬部外品、医薬品等が挙げられ、剤型も水性剤型、油性剤型、乳化剤型、粉末剤型、固形剤型等いずれの剤型にも配合することができる。例えば、化粧料としては、化粧水、乳液、クリーム、美容液、パック、バスソルト、軟膏、ゲル剤、ファンデーション、パウダー、リップクリーム、口紅、日焼け止め製品等に用いることができる。
次に植物果実抽出物の製造例、及び実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに何ら制約されるものではない。
製造例1〜11:植物抽出物の製造
ツヅジ科植物果実及びスイカズラ科植物果実の抽出物の製造例を製造例1〜10に、また、比較例用試料として、既に皮膚の老化防止効果(表皮細胞増殖・分化の促進、角質ターンオバー促進、角質改善、美肌効果など)が知られているシラカバ樹皮抽出物の製造例を比較製造例11に示した。
[製造例1]
スノキ果実の乾燥物100gに対して、エチルアルコール1,000mLを加え、還流抽出を2時間行なった。これを加圧ろ過し、抽出液800mLを得、エバポレーターで減圧濃縮し、エタノールを留去後、この液を凍結乾燥し、固形物として8.1gを得た。
[製造例2]
ウスノキ果実の乾燥物100gに対して、25vol%エチルアルコール水溶液1,000mLを加え、還流抽出を2時間行なった。これを遠心分離、加圧ろ過し、膜分離を用い、分子量5,000以下のものを採取し、抽出液750mLを得、エバポレーターで減圧濃縮し、エタノールを留去後、この液を凍結乾燥し、固形物として10.6gを得た。
[製造例3]
クロマメノキ果実の乾燥物100gに対して、精製水1,000mLを加え、熱水抽出を1時間行なった。これを遠心分離、加圧ろ過し、膜分離を用い、分子量5,000以下のものを採取し、抽出液650mLを得、エバポレーターで減圧濃縮後、この液を凍結乾燥し、固形物として15.4gを得た。
[製造例4]
コケモモ果実乾燥物100gに対して、25vol%エチルアルコール水溶液1,000mLを加え、還流抽出を2時間行なった。これを遠心分離、加圧ろ過し、膜分離を用い、分子量5,000以下のものを採取し、抽出液780mLを得、エバポレーターで減圧濃縮し、エタノールを留去後、この液を凍結乾燥し、固形物として10.7gを得た。
[製造例5]
イワツツジ果実乾燥物100gに対して、エチルアルコール1,000mLを加え、還流抽出を2時間行なった。これを遠心分離、加圧ろ過し、膜分離を用い、分子量5,000以下のものを採取し、抽出液690mLを得、エバポレーターで減圧濃縮し、エタノールを留去後、この液を凍結乾燥し、固形物として13.7gを得た。
[製造例6]
ローブッシュ・ブルーベリー果皮100gに対して、エチルアルコール1,000mLを加え、還流抽出を2時間行なった。これを遠心分離、加圧ろ過し、抽出液810mLを得、エバポレーターで減圧濃縮し、エタノールを留去後、この液を凍結乾燥し、固形物として7.8gを得た。
[製造例7]
ハイブッシュ・ブルーベリー果皮100gに対して、エチルアルコール1,000mLを加え、還流抽出を2時間行なった。これを遠心分離、加圧ろ過し、抽出液760mLを得、エバポレーターで減圧濃縮し、エタノールを留去後、この液を凍結乾燥し、固形物として6.9gを得た。
[製造例8]
クランベリー果実乾燥物100gに対して、精製水1,000mLを加え、熱水抽出を1時間行なった。これを遠心分離、加圧ろ過し、膜分離を用い、分子量5,000以下のものを採取し、抽出液670mLを得、この液を凍結乾燥し、固形物として23.5gを得た。
[製造例9]
ビルベリー果実乾燥物100gに対して、精製水1,000mLを加え、熱水抽出を1時間行なった。これを遠心分離、加圧ろ過し、膜分離を用い、分子量5,000以下のものを採取し、抽出液670mLを得、この液を凍結乾燥し、固形物として23.5gを得た。
[製造例10]
クロミノウグイスカグラ(ハスカップ)果実100gに対して、50vol%1,3−ブチレングリコール水溶液1,000mLを加え、還流抽出を2時間行なった。これを遠心分離、加圧ろ過し、膜分離を用い、分子量5,000以下のものを採取し、抽出液720mLを得た。
[比較製造例11]
シラカバ樹皮の乾燥物の破砕物100gに対して、25vol%エチルアルコール水溶液1,000mLを加え、還流抽出を2時間行なった。これを遠心分離、加圧ろ過し、膜分離を用い、分子量5,000以下のものを採取し、抽出液660mLを得、エバポレーターで減圧濃縮し、エタノールを留去後、この液を凍結乾燥し、固形物として7.4gを得た。
実施例1:ヘアレスマウス紫外線照射による皮膚障害試験
下記調製方法により抗皮膚障害製剤を調製し、紫外線照射による皮膚肥厚、皮膚硬化、皮膚細胞外マトリックス成分の異常蓄積(総ヒドロキシプロリン量、デルマタン硫酸量)、コラーゲン架橋形成(ペプシン耐性ヒドロキシプロリン)について評価した。
[試料(抗皮膚障害製剤)の調製]
製造例1〜9、比較製造例11の抽出物を、固形分濃度5%になるように基剤(ポリエチレングリコール1000:エチルアルコール=1:1)に溶解し試料として、また、製造例10は抽出液の原液をそのまま試料として、ヘアレスマスウス紫外線照射による皮膚評価試験に用いた。
[試料塗布法と紫外線照射法]
1群8匹とし、紫外線照射90分前に上述の試料をヘアレスマウス(10週齢)背中に0.1g塗布し、一定量の紫外線(東芝FL20S・BLBランプ)を1日2時間(5回/週)20週間照射し(総照射量:750J/cm)、皮膚肥厚及び皮膚硬化、皮膚細胞外マトリックス成分の異常蓄積、コラーゲン架橋形成の抑制効果を調べた。
尚、これらの試料の紫外線吸収スペクトルを測定し、これらは評価試験に影響を与えないことを確認した。
[評価法]
(皮膚肥厚抑制効果)
紫外線照射前と紫外線照射20週後の皮膚の厚みをダイアル厚みゲージ(OZAK.MFG.CO.LTD.)を用い測定した。結果は、8匹の皮膚厚みの平均値、及びその20週間後の増加率で評価した。
(皮膚硬化抑制効果)
ヘアレスマウス背部中央部位の皮膚を指で摘み、復元に5秒以上を要する皮膚を皮膚硬化とし、マウス8匹中の発現率で評価した。
[皮膚細胞外マトリックス成分の異常蓄積;総ヒドロキシプロリン量、デルマタン硫酸量]
(総ヒドロキシプロリン;コラーゲン定量法)
皮膚中のヒドロキシプロリンを測定し、皮膚細胞外マトリックス成分異常蓄積量(コラーゲン異常蓄積量)を評価した。
ヒドロキシプロリンの定量は先ず、ヘアレスマウス背部皮膚の凍結切片(20ミクロン)を作製し、スライドガラス上で皮膚切片を加熱処理後、0.05%アルカリ性プロテアーゼ(アクチナーゼE;科研製薬製)(500チロシナーゼ単位/mL)で酵素分解(40℃−2時間)し、可溶化した。その後、真空封印し、6N塩酸を用い加水分解後(145℃−4時間)、Woessener法にてヒドロシキプロリンを発色させ、測定した。
(デルマタン硫酸定量法)
コラーゲン同様、皮膚細胞外マトリックス成分であるデルマタン硫酸の異常蓄積は紫外線照射による皮膚老化指標の一つで、この成分を測定することにより皮膚老化度を評価した。ヘアレスマウス背部皮膚をホルマリン固定後、6ミクロンの皮膚切片を作製し、スライドガラス上で該皮膚切片をコンドロイチナーゼABC(0.5単位/mL)及びコラーゲナーゼ(500マンデル単位/mL)で酵素分解(37℃−2時間)し、可溶化後、下記の条件のポストカラム法にてHPLC装置を用いて試料を分離し、反応試薬1及び反応試薬2と混合後、110℃−2分間チューブ内で反応させ、蛍光誘導体とし、蛍光検出器で測定した。
(HPLC条件)
HPLCカラム:DOCOSIL(4.6i.d.×150mm:センシュー科学社製)
蛍光検出:Ex.346nm、Em.410nm
移動相:8.5%アセトニトリル−1mMテトラn−ブチルアンモニウム水素硫酸
流速:1.5mL/分
カラム温度:60℃
反応試薬1:0.3M NaOH(0.25mL/分)
反応試薬2:0.25%2−シアノアセトアミド
(コラーゲン架橋:ペプシン耐性ヒドロキシプロリン定量法)
酸性プロテアーゼ(ペプシン;ナカライテスク社製)による分解の難易により、皮膚中のコラーゲン架橋度を評価した。
先ず、上記コラーゲン定量法で作製したヘアレスマウス背部皮膚の凍結切片(20ミクロン)をスライドガラス上で0.01%ペプシン(366単位/mL)で酵素分解(5℃−64時間)し、ペプシン可溶のコラーゲンを水にて洗浄し、除去した。その後、上述した同様な方法にてペプシン耐性のコラーゲンを加熱後、アクチナーゼEを用い酵素分解し、可溶化した。次に溶液を真空封印し、6N塩酸を用い加水分解後(145℃−4時間)、Woessener法にてヒドロシキプロリンを発色させ、ペプシン耐性ヒドロキシプロリンを測定した。
(ペプシン耐性ヒドロキシプロリン(%)算出法)
皮膚中の総ヒドロキシプロリンに対するペプシン耐性ヒドロキシプロリンの含有率を算出し、コラーゲン架橋形成の指標とした。
ペプシン耐性ヒドロキシプロリン含有率(%)=(ペプシン耐性ヒドロキシプロリン/総ヒドロキシプロリン)×100
皮膚肥厚、皮膚硬化、皮膚細胞外マトリックス成分の異常蓄積(総ヒドロキシプロリン量、デルマタン硫酸量)、コラーゲン架橋(ペプシン耐性ヒドロキシプロリン量、含有率)の評価結果をそれぞれ表1〜2に併せて示す。
表1〜2から明らかなように、本発明品製造例1〜10の果実抽出物はいずれも顕著な皮膚肥厚、皮膚硬化、細胞外マトリックス成分異常蓄積、コラーゲン架橋を抑制する効果に極めて優れたものであった。
実施例2 クリーム
(成分) (%)
(1)モノステアリン酸ポリエチレングリコール(40E.O.)2.0
(2)自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 5.0
(3)ステアリン酸 5.0
(4)ベヘニルアルコール 1.0
(5)流動パラフィン 10.0
(6)トリオクタン酸グリセリル 10.0
(7)スノキ果実抽出物*1 1.0
(8)クロマメノキ果実抽出物*2 2.0
(9)グリセリン 5.0
(10)防腐剤 適量
(11)香料 適量
(12)精製水 残量
*1 製造例1
*2 製造例3
(製法)
A.成分(1)〜(6)を混合し、加熱して70℃に保つ。
B.成分(9)、(10)及び(12)を混合し、加熱して70℃に保つ。
C.AにBを加えて乳化する。
D.Cに成分(7)、(8)、(11)を加えた後、冷却してクリームを得た。
実施例2は、変色変臭などがなく安定であり、肌に適用すると、滑らかなエモリエント効果が高く、皮膚肥厚、皮膚硬化など皮膚障害を抑制又は改善する効果に優れ、老化防止効果のあるものであった。
実施例3 化粧水
(成分) (%)
(1)グリセリン 10.0
(2)1,3−ブチレングリコール 6.0
(3)クエン酸 0.1
(4)クエン酸ナトリウム 0.3
(5)ウスノキ果実抽出物*1 0.5
(6)クランベリー果実抽出物*2 0.5
(7)精製水 残量
(8)ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 0.5
(9)エチルアルコール 8.0
(10)防腐剤 適量
(11)香料 適量
*1 製造例2
*2 製造例8
(製法)
A.成分(1)〜(7)を混合溶解する。
B.成分(8)〜(11)を混合溶解する。
C.AとBを混合して、均一にし、化粧水を得た。
実施例3は、変色変臭、沈殿などがなく安定であり、肌に適用すると、みずみずしい保湿感があり、皮膚肥厚、皮膚硬化などの皮膚障害を抑制又は改善する効果に優れ、老化防止効果のあるものであった。
実施例4 乳液
(成分) (%)
(1)モノステアリン酸ソルビタン 0.3
(2)モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)
ソルビタン 0.1
(3)親油型モノステアリン酸グリセリル 0.2
(4)ステアリン酸 0.5
(5)セタノール 0.5
(6)スクワラン 3.0
(7)流動パラフィン 4.0
(8)トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル 2.0
(9)ジメチルポリシロキサン 1.0
(10)水素添加大豆リン脂質 0.1
(11)カルボキシビニルポリマー水溶液(1.0%) 10.0
(12)水酸化ナトリウム 0.05
(13)グリセリン 5.0
(14)1,3−ブチレングリコール 7.0
(15)精製水 残量
(16)イワツツジ果実抽出物*1 0.1
(17)エチルアルコール 5.0
(18)無水ケイ酸 1.0
(19)防腐剤 適量
(20)香料 適量
*1 製造例5
(製法)
A.成分(1)〜(10)を加熱混合し、70℃に保つ。
B.成分(11)〜(15)を加熱混合し、70℃に保つ。
C.AにBを加えて混合し、均一に乳化する。
D.Cを冷却後(16)、(17)〜(20)を加え、均一に混合して乳液を得た。
実施例4は、変色変臭、分離などがなく安定であり、肌に適用すると、滑らかな保湿感があり、皮膚肥厚、皮膚硬化などの皮膚障害を抑制又は改善する効果に優れ、老化防止効果のあるものであった。
実施例5 パック
(成分) (%)
(1)ポリビニルアルコール 15.0
(2)無水ケイ酸 0.5
(3)ポリエチレングリコール 0.5
(4)ポリオキシプロピレンメチルグルコシド 5.0
(5)グリセリン 5.0
(6)精製水 残量
(7)エチルアルコール 10.0
(8)防腐剤 適量
(9)ローブッシュ・ブルーベリー果皮抽出物*1 0.05
(10)香料 適量
*1 製造例6
(製法)
A.成分(1)〜(6)を混合し、70℃に加熱して溶解する。
B.成分(7)〜(8)を混合して溶解する。
C.Bを先のAに加え、混合した後、冷却して(9)、(10)を均一に分散してパック
を得た。
実施例5は、変色変臭、分離などがなく安定であり、肌に適用すると、適度な緊張感があり、パックを剥がした後の肌は潤い感が高く、皮膚肥厚、皮膚硬化など皮膚障害を抑制又は軽減する効果に優れるものであった。
実施例6 リキッドファンデーション
(成分) (%)
(1)ジペンタエリトリットテトラ−12−ヒドロキシ
ステアリン酸セスキステアリン酸ヘミロジンエステル 2.0
(2)流動パラフィン 5.0
(3)ステアリン酸 2.0
(4)セタノール 1.0
(5)自己乳化型モノステアリン酸グリセリル 1.0
(6)パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 8.0
(7)ハイブッシュ・ブルーベリー果皮抽出物*1 0.01
(8)ビルベリー果実抽出物*2 0.01
(9)防腐剤 適量
(10)グリセリン 5.0
(11)トリエタノールアミン 1.0
(12)カルボキシメチルセルロース 0.2
(13)ベントナイト 0.5
(14)精製水 残量
(15)酸化チタン 6.0
(16)微粒子酸化チタン 2.0
(17)微粒子酸化亜鉛 5.0
(18)マイカ 2.0
(19)タルク 4.0
(20)着色顔料 4.0
(21)香料 適量
*1 製造例7
*2 製造例9
(製法)
A.成分(1)〜(6)を加熱し混合溶解する。
B.Aに成分(15)〜(20)を加え、均一に混合し、70℃に保つ。
C.成分(9)〜(14)を均一に溶解し、70℃に保つ。
D.CにBを添加して、均一に乳化する。
E.Dを冷却後、成分(7)、(8)、(21)を添加してリキッドファンデーションを得た。
実施例6は、変臭、分離などがなく安定であり、肌に適用すると、潤い感のあるメイク効果に優れ、日中の紫外線から肌を守り、皮膚肥厚、皮膚硬化など皮膚障害を抑制又は軽減する効果に優れ、老化防止効果のあるものであった。
実施例7 日焼け止め乳液
(成分) (%)
(1)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン 1.0
(2)ジメチルポリシロキサン 5.0
(3)オクタメチルシクロテトラシロキサン 20.0
(4)イソノナン酸イソトリデシル 5.0
(5)パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 5.0
(6)微粒子酸化チタン 10.0
(7)微粒子酸化亜鉛 10.0
(8)酸化ジルコニウム 5.0
(9)ポリスチレン末 3.0
(10)トリメチルシロキシケイ酸 0.5
(11)防腐剤 適量
(12)ジプロピレングリコール 3.0
(13)エチルアルコール 10.0
(14)精製水 残量
(15)食塩 0.2
(16)コケモモ果実抽出物*1 0.2
(17)クロミノウグイスカグラ果皮抽出物*2 0.2
(18)香料 適量
*1 製造例4
*2 製造例10
(製法)
A.成分(1)〜(10)を混合分散する。
B.成分(11)〜(15)を混合溶解する。
C.AにBを添加して、均一に乳化する。
D.Cに成分(16)〜(18)を添加して日焼け止め乳液を得た。
実施例7は、変臭、分離などがなく安定であり、肌に適用すると、さっぱりとしたエモリエント効果があり、日中の紫外線から肌を守り、皮膚肥厚、皮膚硬化など皮膚障害を抑制又は軽減する効果に優れるものであった。

Claims (6)

  1. ツツジ科植物果実抽出物及び/又はスイカズラ科植物果実抽出物を有効成分とする、紫外線曝露に起因する皮膚障害を抑制又は改善することを特徴とする抗皮膚障害剤。
  2. ツツジ科植物がスノキ属(Vaccinium)、スイカズラ科植物がスイカズラ属(Lonicera)である請求項1記載の抗皮膚障害剤。
  3. ツツジ科スノキ属(Vaccinium)植物がスノキ(Vaccinium smallia var. glabrum)、ウスノキ(Vaccinium hirutum)、クロマメノキ(Vaccinium uliginosum)、イワツツジ(Vaccinium praestans)、シシャンボ(Vaccinium bracteatum)、ナツハゼ(Vaccinium oldhamii)、コケモモ(Vaccinium vitis−idaea)、ローブッシュ・ブルーベリー(Vaccinium angustifolium)、ハイブッシュ・ブルーベリー(Vaccinium corymboaum)、クランベリー(Vaccinium macrocarpon)、ビルベリー(Vaccinium Myrtitllus L.)、及びスイカズラ科スイカズラ属(Lonicera)植物がクロミノウグイスカグラ(ハスカップ;Lonicera caerulea)からなる群から選ばれる少なくとも一種以上であることを特徴とする請求項1又は2記載の抗皮膚障害剤。
  4. 紫外線曝露に起因する皮膚障害が、皮膚細胞外マトリックス成分の異常蓄積、コラーゲン架橋形成、皮膚肥厚、皮膚硬化の少なくとも一つ以上であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の抗皮膚障害剤。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の抗皮膚障害剤を有効成分として含有することを特徴とする皮膚外用剤。
  6. 皮膚外用剤が老化防止用であることを特徴とする請求項5記載の皮膚外用剤。
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