JP2012189820A - 光制御板の製造方法および液晶表示装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液晶表示装置に組み込まれたときに液晶パネルより観察者側に配置され、基材層と、該基材層上に光を透過可能に並列された光透過部及び該光透過部間に光を吸収可能に形成された光吸収部を有する光学機能層と、液晶表示装置の表示面を保護する前面板と、を備えた光制御板の製造方法であって、帯状の基材層上に光学機能層を形成し、帯状の光学シートを作製する光学シート作製工程と、所定の大きさに形成された前面板に、帯状の光学シートの光学機能層側の面を貼合する貼合工程と、貼合工程の後、帯状の光学シートを所定の大きさに裁断する裁断工程と、を含む光制御板の製造方法、並びに該光制御板の製造方法を用いた液晶表示装置の製造方法とする。
【選択図】図1
Description
本発明の光制御板の製造方法は、液晶表示装置に組み込まれたときに液晶パネルより観察者側に配置される、基材層と、該基材層上に光を透過可能に並列された光透過部及び該光透過部間に光を吸収可能に形成された光吸収部を有する光学機能層と、液晶表示装置の表示面を保護する前面板と、を備えた光制御板を製造する方法である。図1は、一つの実施形態にかかる本発明の光制御板の製造方法によって製造される光制御板10を概略的に示した断面図である。図1において、紙面上側が、光制御板10を液晶表示装置に組み込んだときに観察者側となる側である。
基材層11は、後で詳しく説明する光学機能層12を形成するための基材として機能する層である。基材層11には、透光性を有するものが用いられる。このようなものとしては、例えば、ポリカーボネートやシクロオレフィン、TAC(トリアセチルセルロース(Triacetylcellulose))などのフィルムを挙げることができる。これらの中で、入手の容易性、コスト、光学機能層12との接着性等の観点から、ポリカーボネートが好ましい。ここでいうポリカーボネートは、ポリカーボネートを主ポリマーとするもので、たとえば劣化防止剤、可塑剤、軟化剤等の充填剤を含む、あるいは(メタ)アクリル樹脂等との複合体であっても良い。
光学機能層12は、光制御板10が液晶表示装置に組み込まれたときに、光源側から入射した光の光路を制御するとともに、迷光や外光を適切に吸収する機能を有する層である。図2は、図1に示した光学機能層12の一部を拡大して示した図である。図1、図2及び適宜示す図を参照しつつ光学機能層12についてさらに説明する。
図1に戻って、粘着剤層17について説明する。粘着剤層17は粘着剤を含む粘着剤組成物によって構成される層である。当該粘着剤組成物は、光を透過させるとともに、適切な粘着性を有すればその材質は特に限定されるものではない。ただし、粘着剤層17と隣接する層との界面での光の屈折を抑制する観点からは、粘着剤層17の屈折率は、粘着剤層17に隣接する層のうち一方の層の屈折率と同じ、又は粘着剤層17に隣接する層のうち一方の層の屈折率と他方の層の屈折率との間の値にすることが好ましい。粘着剤層17の粘着力は、例えば、数N/25mm以上20N/25mm以下程度とすることができる。
前面板20は、映像光を透過可能な透明な基材層20aを有しており、該基材層20aの一方の面側の周縁部には着色層20bが形成されている。前面板20を備えることによって、光制御板10を液晶表示装置に組み込んだときに、該液晶表示装置の表示面面を保護することができる。また、前面板20に着色層20bを備えさせることによって、光制御板10を液晶表示装置に組み込んだときに、該液晶表示装置の画像表示領域の周辺部に設置されている端子、バックライト等の部材を、観察者側から見えないようにすることができる。
これまでの光制御板10の説明では、基材層11、該基材層11上に形成された光学機能層12、及び前面板20について説明した。しかしながら、本発明の光制御板の製造方法によって製造される光制御板には、該光制御板の用途に応じてその他の様々な機能を有する層を備えさせることができる。当該その他の層としては、従来の光学シートに用いられていたものを特に限定することなく用いることができる。具体的には、反射防止(AR)層、防眩(AG)層、ハードコート(HC)層、帯電防止(AS)層、防汚層などを挙げることができる。これらの層の積層順、及び積層数は、光制御板の用途に応じて適宜決定される。以下、これらの層の機能などについて説明する。
AG層は、観察者が画面を見た時のぎらつきを防止(防眩)することができる防眩フィルムで構成される層である。AG層に用いられる防眩フィルムは通常に入手できるものを適用することが可能である。
HC層は、画像表示面に傷がつくことを抑えるために耐擦傷性を付与することができる機能を有するフィルムが配置された層である。
AS層は、帯電、すなわち静電気が帯電することを防止することができる機能を有するフィルムが配置された層である。これには通常に入手できるASフィルムを適用することが可能である。
防汚層は画面表面の汚れを防止することができる機能を有するフィルムが配置された層である。
工程S10は、帯状の基材層上に光学機能層を形成し、帯状の光学シートを作製する工程である。より具体的には、工程S10は、図4に示したように、光透過部形成工程(以下、「工程S11」と記載する場合がある。)及び光吸収部形成工程(以下、「工程S12」と記載する場合がある。)を有している。
工程S11は、帯状の基材層11の表面に沿って並列し、光を透過可能な光透過部13、13、…を形成する工程である。図5(a)は、工程S11の一例を模式的に示した断面図である。図5(b)は、工程S11を経て得られるシートの断面を概略的に示した図である。図5(a)及び図5(b)を参照しつつ、工程S11について説明する。
工程S12は、工程S11で形成された光透過部13、13、…間に、光を吸収可能な光吸収部13、13、…を形成する工程である。図6(a)は、工程S12の一例を模式的に示した斜視図である。図6(b)は、工程S12を経て得られる光学シートの断面を概略的に示した図である。図6(a)及び図6(b)を参照しつつ、工程S12について説明する。
工程S20は、所定の大きさに形成された前面板20に、上述したようにして作製した帯状の光学シートに備えられる光学機能層12側の面を貼合する工程である。なお、帯状の光学シートを作製した後、工程S20までの間に、当該光学シートを一旦ロール状に巻回し、輸送又は保管することができる。このように光学シートをロール状に巻回する場合は、工程S20において、当該ロールから光学シートを巻き戻しつつ、所定の大きさに形成された前面板20と貼合する。
工程S30は、工程S20の後、帯状の光学シート70を工程S20で貼合した前面板20の大きさに合わせて裁断する工程である。上述したようにして帯状の光学シート70に備えられる光学機能層12と所定の大きさに形成された板状体71に備えられる前面板20とを貼合した後、帯状の光学シート70を前面板20の大きさに合わせて裁断することによって、光学機能層12と前面板20とを備えた光制御板10を作製することができる。
次に、本発明の液晶表示装置の製造方法について説明する。本発明の液晶表示装置の製造方法は、光源、該光源より観察者側に配置される液晶パネル、並びに、該液晶パネルより観察者側に配置され、基材層と、該基材層上に光を透過可能に並列された光透過部及び該光透過部間に光を吸収可能に形成された光吸収部を有する光学機能層と、前記液晶表示装置の表示面を保護する前面板とを備えた光制御板、を具備する液晶表示装置の製造方法であって、上記本発明の光制御板の製造方法によって光制御板を作製する工程と、液晶パネルの観察者側に光制御板を配置する工程と、を有している。図8、図9及び適宜示す図を参照しつつ、本発明の表示装置の製造方法について説明する。
11 基材層
12 光学機能層
13 光透過部
14 光吸収部
15 バインダー
16 光吸収粒子
17 粘着剤層
18 粘着剤層
20 前面板
20a 基材層
20b 着色層
30 映像源
31、33 偏光板
32 液晶パネル
70 帯状の光学シート
71 板状体
72 粘着剤組成物
A 空気層
Claims (2)
- 液晶表示装置に組み込まれたときに液晶パネルより観察者側に配置される、
基材層と、該基材層上に光を透過可能に並列された光透過部及び該光透過部間に光を吸収可能に形成された光吸収部を有する光学機能層と、前記液晶表示装置の表示面を保護する前面板と、を備えた光制御板の製造方法であって、
帯状の前記基材層上に前記光学機能層を形成し、帯状の光学シートを作製する光学シート作製工程と、
所定の大きさに形成された前記前面板に、前記帯状の光学シートの前記光学機能層側の面を貼合する貼合工程と、
前記貼合工程の後、前記帯状の光学シートを前面板の大きさに合わせて裁断する裁断工程と、
を含む光制御板の製造方法。 - 光源、該光源より観察者側に配置される液晶パネル、並びに、該液晶パネルより観察者側に配置される、基材層と、該基材層上に光を透過可能に並列された光透過部及び該光透過部間に光を吸収可能に形成された光吸収部を有する光学機能層と、前記液晶表示装置の表示面を保護する前面板とを備えた光制御板、を具備する液晶表示装置の製造方法であって、
請求項1に記載の光制御板の製造方法によって前記光制御板を作製する工程と、
前記液晶パネルの観察者側に前記光制御板を配置する工程と、
を含む液晶表示装置の製造方法。
Priority Applications (1)
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JP2011053416A JP2012189820A (ja) | 2011-03-10 | 2011-03-10 | 光制御板の製造方法および液晶表示装置の製造方法 |
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JPH1195028A (ja) * | 1997-09-19 | 1999-04-09 | Sumitomo Chem Co Ltd | 光学フィルム貼合基板の製造方法 |
JP2005037418A (ja) * | 2002-07-04 | 2005-02-10 | Fuji Photo Film Co Ltd | 偏光板貼合方法及び装置 |
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2011
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