JP2012189259A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】前面パネルに塗装や印刷による加飾層を設けることなく、加飾層が設けられた場合と同等の優れた情報伝達の機能性および外観の意匠性を有する室内機を得る。
【解決手段】室内機は、半透明または不透明な樹脂材料で成形され、室内機本体の本体開口部を開閉自在に覆う前面パネル保持具310と、保持具開口部350を覆って前面パネル保持具310に貼付されたスクリーン320と、保持具面部を覆って前面パネル保持具310に係止され、透明または半透明な樹脂材料で成形された前面パネル330と、前面パネル保持具310が本体開口部を覆った際、スクリーン320に押し付けられ、スクリーン320に向けて光を出射する発光手段251を具備する投影装置と、を有し、前面パネル330とスクリーン320との間に隙間302が形成される。
【選択図】図8

Description

本発明は空気調和機の室内機、特に、運転状況等を表示する機能を有する空気調和機の室内機に関するものである。
空気調和機の運転状況等を表示する機能を有する空気調和機の室内機(以下、単に「室内機」と称す)について、発明者等が、表示の視認性が良く、且つ、意匠性に優れた室内機を提供している(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−103427号公報(第5頁、第4図)
特許文献1に開示された室内機は、前面パネルの後面に向けて光を出射する発光手段を搭載した投影装置を有するものであって、前面パネルの後面に塗装または印刷された加飾層を設けることによって、発光手段の点灯時には、発光手段から出射された光が室内機の外部から透視可能であり、一方、発光手段の消灯時には、投影装置が室内機の外部から透視不可能にしたものである。
このため、発光手段から出射された光によって前面パネルに所定の文字や図形を表示することによって、使用者に運転状態等を知らせることができる。一方、発光手段の消灯時には、前面パネルに運転状態等が表示されないで、使用者は前面パネルそのものを視認するだけで、前面パネルの奥(後面寄り)に投影装置が設置されていることに気が付かない。したがって、情報伝達の機能性に優れるだけでなく、外観の意匠性が向上している。
しかしながら、特許文献1に開示された室内機は前記のような優れものでありながら、以下のような改善点があった。
(あ)前面パネルの後面に塗装によって加飾層を設ける際、前面パネルの前面に塗料が付着しないようにマスキングを施す必要がある。このための作業工数が、前面パネルの製造コストの低廉化のネックになる。
(い)一定の厚さの加飾層を形成する作業が要求されるため、高い作業技能が要求され、また、膜厚管理が困難になる。
(う)塗装に替えて印刷によって加飾層を設ける場合、前面パネルの形状によっては(たとえば、側縁に形成されたフランジが高い場合等)、前面パネルの後面の全域にインクがのらない。
(え)前面パネルに塗料やインクが付着するため、リサイクルが困難になる。
本発明は、上記改善点を解決するものであって、第1の目的は、塗装や印刷による加飾層を設けることなく、加飾層が設けられた場合と同等の優れた情報伝達の機能性および外観の意匠性を有する室内機を、安価に提供することにある。また、第2の目的は、リサイクルを容易にすることにある。さらに、第3の目的は、運転状態を明りょうに表示することによって、使用者の意識に訴え、省エネの促進を図ることにある。
本発明に係る空気調和機の室内機は、前面側に本体開口部を具備する室内機本体と、
該室内機本体に設置され、前記本体開口部を解放自在に覆う前面パネル保持具と、
該前面パネル保持具に貼付され、該前面パネル保持具に形成された保持具開口部を覆うスクリーンと、
前記前面パネル保持具に設置され、前記前面パネル保持具の前面側を覆う前面パネルと、
前記前面パネル保持具の後面側に配置され、前記保持具開口部に向けて光を出射することができる発光手段を具備する投影装置と、を有し、
前記前面パネルの後面にシボ加工によって凹凸が形成されると共に、前記前面パネルの後面と前記スクリーンの前面との間に隙間が設けられ、
前記前面パネル保持具が前記室内機本体の本体開口部を覆い、且つ、前記発光手段が消灯した時は、前記前面パネルおよび前記スクリーンによって前記投影装置が覆い隠され、
前記前面パネル保持具が前記室内機本体の本体開口部を覆い、且つ、前記発光手段が点灯した時は、前記発光手段が出射する光が前記スクリーンおよび前記前面パネルを透過することを特徴とする。
本発明に係る空気調和機の室内機は、前記回動パネルが室内機本体の本体開口部を覆った状態で、発光手段が消灯した時は、前面パネルおよびスクリーンによって投影装置が覆い隠され、一方、発光手段が点灯した時は、発光手段が出射する光がスクリーンおよび前面パネルを透過する。
このため、発光手段から出射された光を、所定の文字や図形が描かれた印刷シート(マスキングシートに同じ)を通してスクリーンの後面に出射すれば、スクリーンに描かれた所定の文字や図形がスクリーンの後面および前面に投影される。
(イ)したがって、前面パネルを透過して、スクリーンに投影された「光の像」を使用者は視認することができるから、運転状態に対応した所定の文字や図形を印刷シートに描いておけば、使用者に、光の像によって運転状態等を知らせることができる。なお、印刷シートを設けない場合でも、発光手段の点滅によって、運転状態等を使用者に知らせることができる。
特に、前面パネルの後面に「シボ加工」によって凹凸が形成されると共に、前面パネルの後面とスクリーンの前面との間に「隙間」が設けられることによって、スクリーンに投影された「光の像」が微妙に散乱して、奥行き感を与えながら、軟らかく浮き上がる。よって、意匠性が向上して高級感が増すと共に、塵埃等が付着してもこれが目立たなくなるから、清潔感が増す。
(ロ)一方、発光手段の消灯時には、前面パネルおよびスクリーンによって投影装置が覆い隠されるから、使用者は、前面パネルの奥(後面寄りの位置)に投影装置が設置されていることに気が付かない。つまり、前面パネルの前面のみを視認することになる。
したがって、情報伝達の機能性に優れるだけでなく、外観の意匠性が向上している。
特に、前面パネルの後面にシボ加工によって凹凸が形成されると共に、前面パネルの後面とスクリーンの前面との間に隙間が設けられることによって、前面パネルを通してスクリーン(特に、スクリーンの周縁と前面パネル保持具との境界)を視認することが困難になるため、意匠性が向上する。
(ハ)このとき、従来技術では加飾層を設ける際に、マスキング作業や膜厚管理が必要であったところ、本発明ではかかる作業が不要になるから、製造コストが安価になる。
(ニ)また、前面パネル(前面パネル支持具)の形状に関わらず所望の範囲にスクリーンを貼付することができる。たとえば、スクリーンと前面パネル保持具の面部とを略同じ大きさ(広がり)にしておけば、仮に両者の色彩や模様が相違する場合であっても、両者の境界が不明りょうになり意匠性が担保される。
(ホ)さらに、前面パネルには特別の塗料等が塗布されないから、前面パネルをそのままリサイクルすることができ、また、前面パネル保持具にはスクリーンが貼付されるだけであるから、貼付されたスクリーンを剥がすだけで前面パネル保持具を容易にリサイクルすることができ、再資源化が促進され、環境保全に好適である。
(ヘ)なお、保持具開口部の大きさや形状は限定されるものではないから、保持具開口部を大きくして、運転状態等(たとえば、二酸化炭素排出量)を大きく且つ明りょうに表示することによって、使用者の意識に訴え(たとえば、設定温度の調整を促し)、省エネの促進に寄与することが可能になる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機を説明する一部(前面パネル)を分解して示す斜視図。 図1に説明する室内機の前面パネルが閉じられた状態を示す断面図。 図1に説明する室内機を説明する全体部材を分解して示す斜視図。 図1に説明する室内機の一部構成部材を分解して示す斜視図。 図1に示す室内機の一部構成部材の組立状態を示す断面図。 図1に示す室内機に設置された投影装置の構成部材を分解して示す斜視図。 図1に示す室内機に設置された投影装置の構成部材を組み立てた状態を示す側面視の断面図。 図7に示す投影装置が設置された状態を示す側面視の部分断面図。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室内機を説明する一部(前面パネル)を分解して示す斜視図。 図9に示す室内機の一部構成部材の組立状態を示す断面図。 図9に示す室内機の一部の設置状況を示す側面視の断面図。
[実施の形態1]
(空気調和機の室内機−その1)
図1〜図4は本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機を説明するものであって、図1は一部(前面パネル)を分解して示す斜視図、図2は前面パネルが閉じられた状態を示す側面視の断面図、図3は全体構成を分解して示す斜視図、図4は一部構成部材を分解して示す斜視図、図5は一部構成部材の組立状態を示す断面図である。
なお、以下に示す各図において同じ部分または相当する部分には同じ符号を付している。また、各図は模式的に描いたものであって、本発明は図示された形態に限定するものではない。
(室内機)
図1〜図3において、空気調和機の室内機(以下「室内機」と称す)1は、吸引口111および吹出口113を具備する室内機本体110と、吸引口111から吹出口113に至る風路112を形成する送風手段120と、風路112内に配置された熱交換手段130と、を有している。そして、室内機本体110には、本体開口部116を覆う前面パネル保持具310(前面パネル330が一体的に設置されている)と、運転状況等を表示する投影装置200と、運転制御のためのセンサーユニット400と、制御ユニット160と、が設置されている。
(室内機本体)
室内機本体110は室内の壁等に固定される基台114(以下、基台114側を「後面」と称す)と、基台114に固定される筐体(前面枠に同じ)115と、を有している。そして、筐体115の本体開口部116を覆う前面パネル保持具310が、筐体115の前面寄り(室内機本体110の前面に同じ)に着脱自在かつ回動自在に設置されている。
筐体115の上面には吸引口111が形成され、筐体115の下面(前面の一部を含む)には吹出口113が形成され、基台114の一部が風路112の一部(後面側)を形成している。また、吹出口113には、前面上下風向ベーン117および下面上下風向ベーン118が設置されている。
送風手段120は基台114に装着されるものであって、風路112を形成している。
熱交換手段130は基台114に装着されるものであって、後面側部分および前面側部分を具備し、風路112の送風手段120よりも上流側に配置され、図示しない室外機から供給される冷媒が流通する伝熱管131と、伝熱管131が貫通する複数枚の放熱フィン132と、を具備している。
そして、熱交換手段130の前面側部分の下方には、熱交換手段130から滴下したドレンを受け止めるドレンパン140が、基台114に装着されている。なお、ドレンパン140の下面の後面側は風路112の一部を形成するものであって、図示しない左右風向調整装置が設置されている。
さらに、風路112の吸引口111の近くで前面寄りに、フィルター151を清掃するためのフィルター自動清掃ユニット150が着脱自在かつ移動自在に設置されている(基台114には爪によって固定され、熱交換手段130にはネジによって固定されている)。そして、本体開口部116の上下方向の略中央に、フィルター151から落下した塵埃を貯溜するためのダストボックス152が設置されている。
(前面パネル保持具)
図4の(a)において、前面パネル保持具310は、半透明または不透明な樹脂材料によって一体成型されたものであって、断面円弧状の保持具面部311と、保持具面部311の円弧状の周縁に連続して凹面側に突出した保持具端縁フランジ部312a、312bと、保持具面部311の直線状の周縁に連続して凹面側に突出した保持具側縁フランジ部313a、313bと、を有している。すなわち、保持具面部311は保持具端縁フランジ部312a、312bおよび保持具側縁フランジ部313a、313bとによって、包囲されている。
また、保持具端縁フランジ部312a、312bの端縁には凸面側に突出する保持具端縁突当部314a、314bが形成され、保持具側縁フランジ部313a、313bの端縁には凸面側に突出する保持具側縁突当部315a、315bが形成されている。
さらに、前面パネル保持具310を、筐体115に着脱自在かつ回動自在に設置するための支点となる保持具支持腕316a、316bと、筐体115に着脱不能かつ回動不能に固定するための保持具係止爪317a、317bと、が形成されている。
また、保持具側縁フランジ部313a、313bには凸面側に突出した、前面パネル330を設置するための係止突起318a、318bが形成されている。
さらに、後記する投影装置200から出射された光を通すための保持具開口部350a、350bが形成されている。なお、保持具開口部350a、350bは、投影装置200を形成する基板ホルダー240が侵入自在な大きさ(広がり)を有し、基板ホルダー240の形状や数量によって、その形状や数量が変動し、それぞれの形状が相違する場合がある。
さらに、センサーユニット400のセンシング範囲(赤外線の検出可能範囲)を確保するための保持具切欠部340が形成されている。なお、センサーユニット400が設置されない場合には、当然に、保持具切欠部340は形成されないし、センサーユニット400が、前面パネル保持具310の側縁部から離れて中央寄りに設置される場合には、保持具切欠部340は側縁部から離れ、全周が包囲されている「保持具開口部」を呈することになる。なお、以下、共通する内容の説明においては、符号の添え字「a、b」の記載を省略する。
(スクリーン)
図4の(b)において、前面パネル保持具310の保持具面部311の凸面側(表面に同じ)に、保持具開口部350a、350bを覆うスクリーン320a、320b(以下、共通する内容の説明においては、符号の添え字「a、b」の記載を省略する)が貼付されている。
スクリーン320は厚さが0.1〜0.5mm程度(たとえば、約0.2mm)の可撓性を有するシート状で、半透明または不透明の樹脂材料であって、強い光(発光された出射光等)を透過させる一方、弱い光(発光しない物体からの反射光等)を遮蔽するものである。すなわち、発光しない物体を覆い隠す(発光しない物体の有無を視認できない状態にする)ことができるものである。
そして、スクリーン320は前面パネル保持具310と同色で同柄(たとえば、共に無地)であるから、スクリーン320の周縁は不明りょうで、貼付されていることが分かり難くなっている。なお、スクリーン320を1枚にして、前面パネル保持具310と保持具面部311と略同じ大きさ(広がり)にしておけば、スクリーン320の周縁が、保持具面部311と保持部端縁フランジ部312との繋ぎ目(断面略円弧状で滑らかに繋がっている)や、保持具面部311と保持部側縁フランジ部313との繋ぎ目(断面略円弧状で滑らかに繋がっている)に略一致するから、仮に、両者の色彩や模様が相違する場合であっても、両者の境界が不明りょうになり、貼付されていることが分かり難くなる。
(前面パネル)
図4の(c)において、前面パネル330は、透明または半透明な樹脂材料によって一体成型されたものであって、断面円弧状のパネル面部331と、パネル面部331の円弧状の周縁に連続して凹面側に突出したパネル端縁フランジ部332a、332bと、パネル面部331の直線状の周縁に連続して凹面側に突出したパネル側縁フランジ部333a、333bと、を有している。
また、パネル側縁フランジ部333a、333bには、前面パネル保持具310に形成された係止突起318a、318bが侵入する係止孔338a、338bが形成されている。なお、貫通した係止孔338a、338bに替えて、凹面側に形成された凹部(凸面側の底を有する)にしてもよい。なお、以下、共通する内容の説明においては、符号の添え字「a、b」の記載を省略する。
また、前面パネル保持具310に準じて、センサーユニット400のセンシング範囲(赤外線の検出可能範囲)を確保するためのパネル切欠部360が形成されているが、センサーユニット400が設置されない場合や設置位置が変動した場合には、パネル切欠部360は形成されなかったり、周囲が包囲された保持具開口部が形成されたりする。
さらに、パネル面部331の凹面(後面)には「シボ加工S(図中、点線にて示す)」によって細かい凹凸が形成されている。したがって、パネル面部331を透過した光は細かく散乱されるため、後記するようにスクリーン320に投影された文字や図形が軟らかく浮き上がるから、高級感が増すと共に、仮に塵埃等が付着してもこれが目立たなくなるから、清潔感が増す。
図5は、前面パネル保持具310に前面パネル330が設置された状態を示すものであって、(a)は側縁に沿った断面図、(b)は端縁に沿った断面図である。
図5の(a)および(b)において、前面パネル保持具310に形成された係止突起318a、318bが、前面パネル330の係止孔338a、338bにそれぞれ侵入(係止)することによって、前面パネル330は前面パネル保持具310に接合されている。
このとき、パネル端縁フランジ部332の端縁334が保持具端縁フランジ部312の保持具端縁突当部314に密着し、パネル側縁フランジ部333の端縁335が保持具側縁フランジ部313の保持具側縁突当部315に密着している。また、パネル面部331の凹面(後面)と保持具面部311の凸面(前面)との間に「隙間301」が、およびパネル面部331の凹面(後面)とスクリーン320の前面との間に「隙間302」が、それぞれ形成されている。
したがって、パネル面部331、パネル側縁フランジ部333、およびパネル端縁フランジ部332のパネル面部331に近い範囲には、前面パネル330を前面パネル保持具310に接合するための手段(接着剤、ネジ、係止手段等)がないから、前面の景観が簡素であって、意匠性に優れている。
また、パネル端縁フランジ部332の端縁334が保持具端縁フランジ部312の保持具側縁突当部314に密着し、パネル側縁フランジ部333の端縁335が保持具側縁フランジ部313の保持具側縁突当部315に密着しているから、前面パネル330と前面パネル保持具310とによって、密閉空間が形成される。したがって、かかる空間への塵埃の侵入が防止されるから、前面パネル330の裏面(シボ加工Sが施されている)やスクリーン320が清浄に保たれる。よって、美観が保たれる。
また、従来のように加飾層を形成する場合には、マスキング作業や膜厚管理が必要であったのに対し、本発明ではこれらが不要になるから、製造コストが安価になる。
また、前面パネル保持具310の形状(前面パネル330の形状に同じ)に関わらず所望の範囲に、所望の形状のスクリーン320を貼付することができる。たとえば、スクリーン320と前面パネル保持具310の保持具面部311とを略同じ大きさ(広がり)にしておけば、スクリーン320の周縁が保持具面部311の周縁に略一致するから、仮に両者の色彩や模様が相違する場合であっても、両者の境界が不明りょうになり意匠性が担保される。
さらに、貼付されたスクリーン320を剥がすだけで、前面パネル保持具310を容易にリサイクルすることができるから、また、前面パネル330には塗装等が施されていないため、そのままリサイクルすることができるから、再資源化が促進され、環境保全に好適である。
なお、図5は模式的に示すものであって、スクリーン320の厚さや、前面パネル330と前面パネル保持具310との隙間301や前面パネル330とスクリーン320との隙間302、は誇張して描かれている。また、前面パネル330に形成された係止孔338に替えて係止突起を形成し、一方、前面パネル保持部310に形成された係止突起318に替えて係止孔または係止凹部を形成してもよい。
(投影装置の構成)
次に、投影装置について詳細に説明する。
図6〜図8は本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機に設置された投影装置を説明するものであって、図6は構成部材を分解して示す斜視図、図7は構成部材を組み立てた状態を示す側面視の断面図、図8は室内機に設置された状態を示す側面視の部分断面図である。
図6および図7において、水平方向の左右に投影装置200a、200bが設置されている。両者は表示内容が相違するものの構成は同じであるから、同じ内容については、符号の添え字「a、b」を省略する。投影装置200は、枠状の投影装置カバー220と、表示内容が印刷された印刷シート230と、印刷シート230が前面に貼付された基板ホルダー240と、基板ホルダー240にネジ止めされる基板250と、板状の投影装置ベース260と、を有している。
(投影装置カバー)
投影装置カバー220は、樹脂材料で成形され、カバー内壁221およびカバー外壁222を具備する断面略J字状の枠体である。カバー外壁222には、投影装置カバー220を投影装置ベース260に設置するためのカバー孔223が複数箇所に形成されている。
(印刷シート)
印刷シート230は、スクリーン320に投影される数字や図形(記号、イラスト等)の輪郭が縁取り印刷(マスキングに同じ)されたもので、基板ホルダー240の前面に接着剤で貼り付けられている。
なお、印刷シート230の光が通過する範囲(マスキングによって覆われた範囲を除く範囲)は、無色であっても所定の色彩を有してもよい。また、前記数字や図形は、運転状態等を意味するものであって、たとえば、運転モード(冷房、暖房、乾燥、強弱(緩急)等)、設定温度(℃)、当該運転を開始してからの消費電力量(kWh)、消費電力量に対応した電気代(円)、消費電力量を二酸化炭素の排出量に換算した値(kg)、あるいは、それらの月間(週間)累計値等の何れか1以上であるが、これらに限定するものではない。
(基板ホルダー)
基板ホルダー240は、ABS等の樹脂材料によってボックス状に成形され、ホルダー前面241の表面に印刷シート230が貼付され、ホルダー前面241には、基板250に実装された発光手段(LED)251が挿入されるホルダー投光窓242が形成されている。ホルダー投光窓242の大きさ(開口面積)は、これに挿入される発光手段251の数量(1個または2個以上)に応じて決定されている。
そして、基板ホルダー240は、投影装置ベース260と投影装置カバー220とによって形成される函体に抜け出し不能に収納されている。このとき、基板ホルダー240のホルダー前面241の外周に沿ってホルダー筒部243が形成され、ホルダー筒部243の先端の外周に、複数のホルダーフランジ244が設けられている。
(基板)
基板250には、表示手段としての発光手段(たとえば、LED)251が実装され、基板ホルダー240(正確にはホルダー筒部243)にネジ止めされている。発光手段251の出射する光の強さや色彩は限定するものではない。
(投影装置ベース)
投影装置ベース260は、ABS等の樹脂材料から成形されており、投影装置カバー220のカバー外壁222の内側に侵入自在なベース筒部261を有し、ベース筒部261には投影装置カバー220のカバー孔223に陥入自在なベース突起262が形成されている。したがって、投影装置ベース260と投影装置カバー220とは、前者のベース突起262が後者のカバー孔223に陥入した状態で、一体化し、カバー内壁221によって囲まれた開口部を有する函体を形成している。
そして、投影装置ベース260は、筐体115に設置されている。
なお、投影装置ベース260に突出する回動用アーム(図示しない)を設け、回動用アームの先端を筐体115に回動自在または着脱自在に設置することによって、投影装置200を回動自在または着脱自在、すなわち、本体開口部116から移動自在または撤去自在にしてもよい。
(付勢手段)
前記函体の内部には左右両側に付勢手段(たとえば、コイルバネ)290が配設され、基板ホルダー240を投影装置ベース260から離れる方向に付勢している。したがって、基板ホルダー240のホルダー前面241(その表面に印刷シート230が貼付されている)は、カバー内壁221によって囲まれた開口部を貫通して、前記函体の外部に突出している。
このとき、基板ホルダー240のホルダーフランジ244は投影装置カバー220(投影装置ベース260に固定されている)のカバー内壁221の端部に当接するから、基板ホルダー240が前記函体から抜け出すことがない。
(発光手段の点灯状況)
図8において、前面パネル保持具310が閉じて本体開口部116を塞いだ際、前面パネル保持具310の保持具開口部350に、投影装置200を形成する基板ホルダー240の先端部(前面寄りの範囲)が侵入し、スクリーン320(前面パネル保持具310に貼付されている)に印刷シート230(基板ホルダー240のホルダー前面241に貼付されている)が押し付けられている。したがって、仮に、前面パネル保持具310に反り等がある場合でも、スクリーン320に印刷シート230が密着して押し付けられることになる。
そして、スクリーン320と前面パネル330とは半透明であって、弱い光を透過させないから、発光手段251が消灯した状態では、室内機1の外から、投影装置200の存在を視認することができない。
一方、発光手段251からの出射光はこれを透過するから、発光手段251を点灯することによって、印刷シート230に印刷された数字や図形が、前面パネル330の前面に投影されることになる。すなわち、複数の発光手段251の点灯要領を変更することによって、必要な運転状態等が使用者に周知されることになるから、使用者の意識を喚起し、省エネ運転が促進される。
このとき、前面パネル330の簡素な面に、数字や図形が光によって浮き上がるように表示されるから、機能性が担保されると共に、清涼感および高級感が醸し出され、室内機1の商品価値が向上する。特に、前面パネル330の裏面にはシボ加工が施され、且つ、前面パネル330とスクリーン320との間には隙間302が形成されるから、前記数字や図形の輪郭が滲み(ぼやけ)、奥行き感がでるため、意匠性がさらに向上する。
なお、隙間302の広さ(大きさ)は、限定するものではなく、過剰に広くすると投影された数字や文字等が滲んで(ぼやけて)判別不能になり、一方、過剰に近づけたり、当接したりすると、奥行き感が阻害されたり、スクリーン320に付着した塵埃が、前面パネル330を透過して視認されたりする。
表1は、かかる状態を示すものであって、数字や文字等が殆どぼやけないで鮮明に判別できる隙間302の広さ(大きさ、「距離」と称す)を二重丸(◎)で、ぼけるけれども判別可能な距離を一重丸(○)で、ぼけて判別不能な距離を三角(△)で示し、また、付着した塵埃が前面パネル330を透過して視認不能な距離を一重丸(○)で、付着した塵埃が前面パネル330を透過して視認可能な距離をバツ(×)で、それぞれ示している。
すなわち、隙間302は2.0mm程度で、1.5〜2.5mmの範囲が好適である。
なお、隙間301の広さ(大きさ)は限定するものではないが、前面パネル330の奥行き感をだして、付着した塵埃が前面パネル330を透過して視認不能なように、広いことが好ましい。そこで、後記する実施の形態2において説明するように、隙間301がパネル面部331の周縁になるほど、広く(大きく)なるようにしてもよい。
Figure 2012189259
(発光手段の消灯状況)
一方、スクリーン320と前面パネル330とは半透明であって、弱い光(発光しない物体からの反射光等)を遮蔽するものであるから、発光手段251を消灯することによって、印刷シート230や基板ホルダー240等の投影装置200を構成する部材が、覆い隠され、室内機1の外部からこれを視認することができない。すなわち、使用者は、前面パネル330の裏側(後面寄りの位置)に投影装置200が設置されていることに気付かなくなる。
そして、前面パネル330には、開口部がなく、又、接着剤が付着した痕跡や前面パネル330の奥にあるものの影が透過しない。したがって、前面パネル330は、それ自体が簡素な面を有し、意匠性が阻害されることなく、清涼感および高級感が維持され、室内機1の商品価値が向上している。
なお、保持具開口部350の大きさや形状、あるいは数量は限定されるものではないから、保持具開口部350を大きくして、運転状態等(たとえば、二酸化炭素排出量)を大きく且つ明りょうに表示することによって、使用者の意識に訴え(たとえば、設定温度の調整を促し)、省エネの促進に寄与することが可能になる。
(センサーユニット)
さらに、投影装置200に挟まれて運転制御のためのセンサーユニット400が配置されている。センサーユニット400はセンサー本体401と、センサー本体401を揺動させられる(所定の回転角度の間を往復する)センサーモーター402と、を有し、センサーモーター402が筐体115に固定されている。
また、前面パネル保持具310には保持具切欠部340が、前面パネル330にはパネル切欠部360がそれぞれ形成されているから、前面パネル保持具310が室内機本体110の本体開口部116を覆った際、センサーユニットのセンシング範囲が確保されている。
したがって、前面パネル保持具310(前面パネル330が一体的に接合されている)が室内機本体110の本体開口部116を覆った状態で、センサー本体401は、室内の広い範囲をセンシングすることが可能になっている。
なお、センサー本体401は、室内の温度分布(人間の位置を含む)や人間の体感温度、あるいは室内空気に含まれる塵埃の量等を検知するものであるが、これに限定するものではない。また、本発明はセンサーユニット400の種類や形状を限定するものではなく、さらに、センサーユニット400の設置を省略してもよい。
[実施の形態2]
(空気調和機の室内機−その2)
図9〜図11は本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室内機を説明するものであって、図9は一部(前面パネル)を分解して示す斜視図、図10は、その一部構成部材の組立状態を示す断面図、図11は一部の設置状況を示す側面視の断面図である。
なお、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。また、各図は模式的に描いたものであって、本発明は図示された形態に限定するものではない。
本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室内機(以下、「室内機」と称す)2は、実施の形態1に示す室内機1における、前面パネル保持具310、スクリーン320および前面パネル330を、それぞれ前面パネル保持具510、スクリーン520および前面パネル530に変更すると共に、投影装置200を投影装置600に、変更したものであって、これを除く構成は、室内機1に同じである。
以下、説明の便宜上、実施の形態1における各部位の符号と実施の形態2における各部位の符号とは、同一または相当する部位については下二桁(一と十の位)を同一にし、前者では「3」または「2」であった百の位の数字を、後者ではそれぞれ「5」または「6」にして、一部の説明を省略する。以下、主に相違点について説明する。
(前面パネル保持具等)
図9および図10において、前面パネル保持具510は、前面パネル保持具310に形成された保持具開口部350a、350bに替えて、パネル中央に大きな保持具開口部550が形成され、一方、前面パネル保持具310に形成された保持具切欠部340が撤去されている。
そして、パネル面部531の凹面(後面)には、実施の形態1と同様に、シボ加工によって細かい凹凸が形成されている。
さらに、パネル面部531の凹面(後面)とスクリーン520の前面との間に隙間502が形成され、パネル面部531の凹面(後面)と保持具面部511の凸面(前面)との間に隙間501が形成され、隙間501はパネル端縁フランジ部532またはパネル側縁フランジ部533(保持具端縁フランジ部512または保持具側縁フランジ部513に同じ)に近づくほど、広く(大きく)なっている。
したがって、パネル面部531を透過した光は細かく散乱されるため、実施の形態1と同様に、スクリーン520に投影された文字や図形が軟らかく浮き上がるから、高級感が増すと共に、仮に塵埃等が付着してもこれが目立たなくなるから、清潔感が増す。
さらに、隙間501はパネル面部531の周縁に近づくほど広く(大きく)なっているから、前面パネル530の奥行き感が助長されている。また、これに伴って隙間502(パネル面部531とスクリーン520との間隔)は、スクリーン520の中央範囲よりも周縁に近い範囲で広く(大きく)なっている。このため、前記投影された文字や図形の形状を過剰に滲ませる(ぼやけさせる)ことなく、パネル面部531の周縁に近い範囲における奥行き感を助長すると共に、スクリーン520の周縁と保持具面部511との境界を、さらに目立なくしている。
(投影装置)
図11において、投影装置600は、図示しない筐体115に付勢手段(コイルスプリング)690によって弾性的に支持された投影装置ベース660と、投影装置ベース660に固定された基板ホルダー640と、基板ホルダー640に保持された基板650と、基板650に搭載された発光手段(LED)651と、を有している。
(基板ホルダー)
基板ホルダー640は、ABS等の樹脂材料によってボックス状に成形され、外周に沿って形成されたホルダー筒部643が投影装置ベース660に接合され、内部にホルダー隔壁644が形成されている。ホルダー隔壁644は基板650を支持すると共に、複数のホルダー投光窓642を形成している。
そして、ホルダー投光窓642には、基板650に搭載された発光手段(LED)651が挿入されている。なお、ホルダー投光窓642の大きさ(開口面積)は、これに挿入される発光手段651の数量(1個または2個以上)に応じて決定されている。
(投影装置ベース)
投影装置ベース660は、ABS等の樹脂材料から成形されており、基板ホルダー640が接合されている。
そして、投影装置ベース660は付勢手段690によって、筐体115(図示しない)に弾性的に設置されている。
(発光手段の点灯状況)
したがって、前面パネル保持具310が閉じて本体開口部116を塞いだ際、前面パネル保持具310の保持具開口部550に、投影装置600を形成する基板ホルダー640の先端部(前面寄りの範囲)が侵入し、スクリーン520(前面パネル保持具510に貼付されている)に印刷シート630(基板ホルダー640のホルダー前面641に貼付されている)が押し付けられている。したがって、仮に、前面パネル保持具510に反り等がある場合でも、スクリーン520に印刷シート630が密着して押し付けられることになる。
このとき、基板ホルダー640は、ホルダー隔壁644の前面側の端部がスクリーン520に密着しているから、所定のホルダー投光窓642に出射された光が、これに隣接するホルダー投光窓642に漏れることがない。
そして、スクリーン520と前面パネル530とは、半透明であるものの、発光手段251からの出射光はこれを透過するから、複数の発光手段251の点灯要領を変更することによって、所望の光の像を前面パネル530の前面に鮮明に投影することができる。すなわち、運転状態等と関連付けた光の像にすることによって、必要な運転状態等が使用者に周知されることになるから、使用者の意識を喚起し、省エネ運転が促進される。
このとき、前面パネル530の簡素な面に、数字や図形が光によって浮き上がるように表示されるから、機能性が担保されると共に、清涼感および高級感が醸し出され、室内機2の商品価値が向上する。
(発光手段の消灯状況)
一方、スクリーン520と前面パネル530とは半透明であって、弱い光(発光しない物体からの反射光等)を遮蔽するものであるから、発光手段651を消灯することによって、基板ホルダー640のホルダー前面641や発光手段651等の投影装置600を構成する部材が、覆い隠され、外部からこれを視認することができない。すなわち、使用者は、前面パネル530の裏側(後面寄りの位置)に投影装置600が設置されていることに気付かなくなる。
したがって、室内機2は、実施の形態1に示す室内機1と同様に、清涼感および高級感が維持され、商品価値が向上している。
なお、以上は、投影装置600が印刷シートを具備しないものを示しているが、本発明はこれに限定するものではなく、ホルダー前面641に実施の形態1に示す印刷シート230を貼付してもよい。さらに、センサーユニットの設置あるいは配置位置に応じて、保持具切欠部を形成してもよい。また、実施の形態1に示す室内機1において、実施の形態2に準じて、隙間301が、パネル面部331の周縁になるほど広く(大きく)なるようにしてもよい。
1:室内機(実施の形態1)、2:室内機(実施の形態2)、110:室内機本体、111:吸引口、112:風路、113:吹出口、114:基台、115:筐体、116:本体開口部、117:前面上下風向ベーン、118:下面上下風向ベーン、120:送風手段、130:熱交換手段、131:伝熱管、132:放熱フィン、140:ドレンパン、150:フィルター自動清掃ユニット、151:フィルター、152:ダストボックス、160:制御ユニット、200:投影装置、220:投影装置カバー、221:カバー内壁、222:カバー外壁、223:カバー孔、230:印刷シート、240:基板ホルダー、241:ホルダー前面、242:ホルダー投光窓、243:ホルダー筒部、244:ホルダーフランジ、250:基板、251:発光手段、260:投影装置ベース、261:ベース筒部、262:ベース突起、301:隙間、302:隙間、310:前面パネル保持具、311:保持具面部、312:保持具端縁フランジ部、313:保持具側縁フランジ部、314:保持具端縁突当部、315:保持具側縁突当部、316:保持具支持腕、317:保持具係止爪、318:係止突起、320:スクリーン、330:前面パネル、331:パネル面部、332:パネル端縁フランジ部、333:パネル側縁フランジ部、334:端縁、335:端縁、338:係止孔、340:保持具切欠部、350:保持具開口部、360:パネル切欠部、400:センサーユニット、401:センサー本体、402:センサーモーター、501:隙間、502:隙間、510:前面パネル保持具、511:保持具面部、520:スクリーン、530:前面パネル、531:パネル面部、600:投影装置、630:印刷シート、640:基板ホルダー、641:ホルダー前面、642:ホルダー投光窓、643:ホルダー筒部、644:ホルダー隔壁、651:発光手段、660:投影装置ベース、690:付勢手段、S:シボ加工。

Claims (10)

  1. 前面側に本体開口部を具備する室内機本体と、
    該室内機本体に設置され、前記本体開口部を解放自在に覆う前面パネル保持具と、
    該前面パネル保持具に貼付され、該前面パネル保持具に形成された保持具開口部を覆うスクリーンと、
    前記前面パネル保持具に設置され、前記前面パネル保持具の前面側を覆う前面パネルと、
    前記前面パネル保持具の後面側に配置され、前記保持具開口部に向けて光を出射することができる発光手段を具備する投影装置と、を有し、
    前記前面パネルの後面にシボ加工によって凹凸が形成されると共に、前記前面パネルの後面と前記スクリーンの前面との間に隙間が設けられ、
    前記前面パネル保持具が前記室内機本体の本体開口部を覆い、且つ、前記発光手段が消灯した時は、前記前面パネルおよび前記スクリーンによって前記投影装置が覆い隠され、
    前記前面パネル保持具が前記室内機本体の本体開口部を覆い、且つ、前記発光手段が点灯した時は、前記発光手段が出射する光が前記スクリーンおよび前記前面パネルを透過することを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 前記前面パネルの後面と前記前面パネル保持具の前面との間に形成された隙間が、前記前面パネルの周縁に近づくほど広くなることを特徴とする請求項1記載の空気調和機の室内機。
  3. 前記前面パネル保持具は、断面略円弧状の保持具面部と、該保持具面部を包囲して凹面側に突出する保持具フランジ部と、該保持具フランジ部の端縁から凸面側に突出する保持具突当部と、を有し、
    前記前面パネルは、断面略円弧状のパネル面部と、該パネル面部を包囲して凹面側に突出するパネルフランジ部と、を有し、
    前記前面パネル保持具に前記前面パネルが設置される際、前記保持具フランジ部が前記パネルフランジ部を覆い、且つ、前記保持具突当部に前記パネルフランジ部の端縁が当接することを特徴とする請求項1または2記載の空気調和機の室内機。
  4. 前記保持具フランジ部に凸面側に突出する係止突起が形成され、
    前記パネルフランジ部を貫通する係止孔または前記パネルフランジ部の凹面側に陥没した係止凹部が形成され、
    前記前面パネル保持具に前記前面パネルが設置される際、前記係止突起が前記係止孔または前記係止凹部に侵入することを特徴とする請求項3記載の空気調和機の室内機。
  5. 前記前面パネル保持具の両端部に、前記室内機本体に回動自在に設置されるための保持具支持腕と、前記室内機本体に回動不能に固定されるための保持具係止爪と、が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の空気調和機の室内機。
  6. 前記スクリーンが前記保持具面部の全域を覆うことを特徴とする請求項3乃至5の何れかに記載の空気調和機の室内機。
  7. 前記スクリーンが前記前面パネル保持具と略同一色彩または略同一模様であることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の空気調和機の室内機。
  8. 前記スクリーンは可撓性を具備するシート状であって、
    前記投影装置は前記室内機本体に設置され、表示内容が印刷された印刷シートと、該印刷シートが前面に貼付された基板ホルダーと、該基板ホルダーに固定された基板と、該基板に搭載された発光手段と、前記基板ホルダーを保持する投影装置ベースと、を有し、
    前記前面パネル保持具が前記室内機本体の本体開口部を覆った際、前記印刷シートが前記スクリーンの後面に押し付けられることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の空気調和機の室内機。
  9. 前記基板ホルダーと前記投影装置ベースとの間に、付勢手段が設けられていることを特徴とする請求項8記載の空気調和機の室内機。
  10. 前記投影装置を形成する前記基板ホルダーは、付勢手段を介して前記室内機本体に設置されていることを特徴とする請求項8記載の空気調和機の室内機。
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