JP5611153B2 - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Description

本発明は空気調和機の室内機、特に、運転状況等を表示する機能を有する空気調和機の室内機に関するものである。
従来、運転状況等を表示する機能を有する空気調和機の室内機として、前面側に前面パネルが取り付けられ、回動パネル開口部が形成された回動パネルと、回動パネル開口部に設置されたスクリーンと、スクリーンに向けて光を出射する発光手段を搭載した投影装置と、を有する発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−64351号公報(第7−9頁、図8)
特許文献1に開示された空気調和機の室内機は、回動パネルおよびスクリーンが不透明材料によって、前面パネルが透明材料または半透明材料によってそれぞれ形成されている。そのため、回動パネルが室内機本体の前面開口部を覆った状態で、発光手段が消灯している時は、前面パネルおよびスクリーンによって投影装置が覆い隠されるから、外観の意匠性が向上するという特徴を有していた。
また、回動パネルが室内機本体の前面開口部を覆った状態で、発光手段が点灯した時、発光手段が出射する光はスクリーンおよび前面パネルを透過する。したがって、例えば、発光手段から出射された光を、所定の文字や図形が描かれた印刷シート(マスキングシートに同じ)を通してスクリーンの後面に出射すれば、スクリーンに投影された「光の像」を前面パネルを通して視認することができるから、ユーザー(在室者)に運転状態等を知らせることができ、情報伝達の機能性に優れているという特徴を有していた。
しかしながら、特許文献1に開示された空気調和機の室内機は、投写された「光の像」の鮮明度を高めるため、スクリーンに投影装置の前面(前面に貼付された印刷パネル)を押し付けているため、押し付け力が強い場合には、スクリーンが撓んだり、剥がれたりして損傷するおそれがあった。
また、回動パネルの前面側に矩形状のスクリーンを貼り付けているため、スクリーンの周縁(回動パネルとの段差)が、前面パネルを通して視認され、意匠性が損なわれるおそれがあった。
このため、これらのおそれを低減したいという要請があった。
本発明は前記おそれを解消するためになされたものであって、第1の目的は、スクリーンの損傷のおそれを解消すること、第2の目的は、意匠性を向上させることにある。
本発明に係る空気調和機の室内機は、前面に本体開口部を具備する室内機本体と、該室内機本体に設置され、前記本体開口部を覆い且つ開放する回動パネルと、該回動パネルの前面に貼付され、該回動パネルに形成された回動パネル開口部を覆うスクリーンと、前記回動パネルに隙間を空けて設置され、前記回動パネルの前面を覆う前面パネルと、前記室内機本体に設置され、前記スクリーンに向けて光を出射することができる発光手段を具備する投影装置と、を有し、前記投影装置が、前記発光手段が搭載された基板を収納する基板収納箱を具備し、該基板収納箱の前面側に、前記回動パネルの後面に当接する当接部と、前記回動パネル開口部に侵入自在な侵入部とが形成され、前記侵入部の前面が前記スクリーンに当接した際、前記当接部が前記回動パネルの後面に当接し、前記侵入部の前面に、光透過範囲と光不透過範囲とを具備する印刷シートが設置され、前記基板収納箱の侵入部が、角部に面取り部が形成された略四角柱であって、前記基板収納箱の当接部が、前記面取り部の後面側に形成され、前記回動パネル開口部の隅部に面付け部が形成され、前記当接部が前記面付け部の後面に当接した際、前記侵入部の前面もしくは前記印刷シートが前記スクリーンに当接することを特徴とする。
この発明の空気調和機の室内機は、投影装置の基板収納箱の前面側に形成された侵入部が回動パネル開口部に侵入して、その前面がスクリーンに当接した際、当接部が回動パネルの後面に当接するから、侵入部が侵入することができる最大距離が決まっている。すなわち、スクリーンが過剰に押し付けられることがないから、スクリーンが撓んだり、剥がれたりするおそれがなくなる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機を説明する一部(前面パネル)を分解して示す斜視図。 図1に示す室内機を説明する側面視の断面図。 図1に示す室内機を説明する全体構成を分解して示す斜視図。 図1に示す室内機を説明する一部構成部材を分解して示す斜視図。 図1に示す室内機を説明する一部構成部材の組立状態を示す断面図。 図1に示す室内機を説明する投影装置を分解して示す斜視図。 図1に示す室内機を説明する組み立てられた投影装置が設置された状態を示す側面視の部分断面図。 図7の一部を拡大して示す部分断面図。 図1に示す室内機を説明する投影装置の基板ホルダーを示す斜視図。 図1に示す室内機を説明する投影装置の構成部材同士の関係を示す一部構成部材を透過した斜視図。
[実施の形態1]
図1〜図4は本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機を説明するものであって、図1は一部(前面パネル)を分解して示す斜視図、図2は前面パネルが閉じられた状態を示す側面視の断面図、図3は全体構成を分解して示す斜視図、図4は一部構成部材を分解して示す斜視図、図5は一部構成部材の組立状態を示す断面図である。なお、以下に示す各図において同じ部分または相当する部分には同じ符号を付している。また、各図は模式的に描いたものであって、本発明は図示された形態に限定されるものではない。
(室内機)
図1〜図3において、空気調和機の室内機(以下「室内機」と称す)100は、吸引口111および吹出口113を具備する室内機本体110と、吸引口111から吹出口113に至る風路112を形成する送風手段120と、風路112内に配置された熱交換手段130と、を有している。そして、室内機本体110には、前面開口部116を覆う回動パネル310(前面パネル330が一体的に設置されている)と、運転状況等を表示する投影装置200と、運転制御のためのセンサーユニット400と、制御ユニット160と、が設置されている。
(室内機本体)
室内機本体110は室内の壁等に固定される基台114(以下、基台114側を「後面」と称す)と、基台114に固定される筐体(前面枠に同じ)115と、を有している。そして、筐体115の前面開口部116を覆う回動パネル310が、筐体115の前面寄り(室内機本体110の前面に同じ)に着脱自在かつ回動自在に設置されている。
筐体115の上面には吸引口111が形成され、筐体115の下面(前面の一部を含む)には吹出口113が形成され、基台114の一部が風路112の一部(後面側)を形成している。また、吹出口113には、前面上下風向ベーン117および下面上下風向ベーン118が設置されている。
送風手段120は基台114に装着されるものであって、風路112を形成している。熱交換手段130は基台114に装着されるものであって、後面側部分および前面側部分を具備し、風路112の送風手段120よりも上流側に配置され、図示しない室外機から供給される冷媒が流通する伝熱管131と、伝熱管131が貫通する複数枚の放熱フィン132と、を具備している。
そして、熱交換手段130の前面側部分の下方には、熱交換手段130から滴下したドレンを受け止めるドレンパン140が、基台114に装着されている。なお、ドレンパン140の下面の後面側は風路112の一部を形成するものであって、図示しない左右風向調整装置が設置されている。
さらに、風路112の吸引口111の近くで前面寄りに、フィルター151を清掃するためのフィルター自動清掃ユニット150が着脱自在かつ移動自在に設置されている(基台114には爪によって固定され、熱交換手段130にはネジによって固定されている)。そして、前面開口部116の上下方向の略中央に、フィルター151から落下した塵埃を貯溜するためのダストボックス152が設置されている。
(回動パネル)
図4の(a)および(b)において、回動パネル310は、不透明な樹脂材料で成形された断面円弧状の板体である回動パネル面部311を具備し、回動パネル面部311の左右方向の中央で、やや下寄りの位置に、略四角形の回動パネル開口部312が形成されている。回動パネル開口部312の四隅には直角三角形の面付け部313が形成され、下側の側縁の中央には所定面積の突き出し部314が形成されているから、回動パネル開口部312は一部の辺が直線でない八角形と言うことができる。なお、面付け部313の後面は、ストッパーとして機能する(これについては別途詳細に説明する)。
回動パネル開口部312は、後記する投影装置200の一部が侵入自在な大きさを有し、後記するスクリーン320によって覆われる。
また、センサーユニット400のセンシング範囲(赤外線の検出可能範囲)を確保するための回動パネル孔315が形成されている。したがって、センサーユニット400の設置位置に応じて、回動パネル孔315の位置は移動する。
さらに、回動パネル面部311の円弧状の端部の凹面側には、剛性を高めるための端部フランジ316a、316bと、筐体115に着脱自在かつ回動自在に設置するための支点となる支持腕318a、318bと、筐体115に着脱不能かつ回動不能に固定するための係止爪(図示しない)と、が形成されている。
また、回動パネル面部311の直線状の凹面側には、上側の側縁に剛性を高めるための側部フランジ317aと、下側の側縁に近い位置に側部フランジ317bと、が形成されている。側部フランジ317bは、回動パネル開口部312と回動パネル孔315との間に設けられている。
なお、センサーユニット400が設置されない場合には、当然に、回動パネル孔315は形成されない。また、回動パネル開口部312に形成された突き出し部314は、センサーユニット400との関係で投影装置200の形状を設計した結果であるから、センサーユニット400が設置されない場合には、回動パネル開口部312の突き出し部314は形成されない。
(スクリーン)
図5の(a)において、回動パネル310の凸面側(表面に同じ)に貼付され、回動パネル開口部312を覆うスクリーン320は、厚さが0.1〜0.5mm程度(たとえば、約0.2mm)の可撓性を有するシート状で、半透明または不透明の樹脂材料であって、強い光(発光された出射光等)を透過させる一方、弱い光(発光しない物体からの反射光等)を遮蔽するものである。すなわち、発光しない物体を覆い隠す(発光しない物体の有無を視認できない状態にする)ことができるものである。そして、回動パネル310と同色で同柄(たとえば、共に無地)であるから、スクリーン320の周縁は不明りょうで、貼付されていることが分かり難くなっている。
特に、スクリーン320は、下辺321と上辺322とが直線で、側辺323a、323bが円弧状の略等脚台形であって、側辺323a、323bと上辺322とが滑らかに繋がっている。このため、前面パネル330を通して見た際、スクリーン320の周縁(回動パネル310との段差)はさらに不明りょうになっている。
(前面パネル)
図5の(b)において、前面パネル330は、透明または半透明な樹脂材料で成形された面材である前面パネル面部331を有し、回動パネル面部311の曲面の曲率半径と略同じ曲率半径の曲面を具備する断面円弧状の板体であって、回動パネル310の凸面側(表面に同じ)を覆うものである。
すなわち、前面パネル面部331の円弧状の端部の凹面側には、剛性を高めるための端部フランジ336a、336bが形成され、直線状の側部の凹面側には、剛性を高めるための側部フランジ337a、337bが形成され、側部フランジ337a、337bには、回動パネル310に形成された係止手段に係止するための係止手段(図示しない)が形成されている。
また、回動パネル310の回動パネル孔315の位置に対応して、センサーユニット400のセンシング範囲(赤外線の検出可能範囲)を確保するための前面パネル切欠部335が形成されている。なお、センサーユニット400が設置されない場合や設置位置が変動した場合には、前面パネル切欠部335は形成されなかったり移動したりする。このとき、切欠形状が孔形状になる場合がある。
さらに、前面パネル330の凹面は平坦面(平滑面)に限定するものではなく、シボ加工によって細かい凹凸が形成されたものであってもよい。このとき、投影された文字や図形が軟らかく浮き上がるから、高級感が増すと共に、塵埃等が付着してもこれが目立たなくなるから、清潔感が増す。
(投影装置の構成)
次に、投影装置について詳細に説明する。
図6〜図10は本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機に設置された投影装置を説明するものであって、図6は投影装置を分解して示す斜視図、図7は組み立てられた投影装置が室内機に設置された状態を示す側面視の部分断面図、図8は図7の一部を拡大して示す部分断面図、図9は投影装置の構成部材(基板ホルダー)を示す斜視図、図10は投影装置の構成部材同士(基板ホルダーと回動パネル)の関係を示す一部構成部材(印刷シート)を透過した斜視図である。
図6〜図10において、投影装置200は、投影装置ベース枠部220と、表示内容が印刷された印刷シート230と、印刷シート230が前面に貼付された基板ホルダー240と、基板ホルダー240にネジ止めされる基板250と、投影装置ベース枠部220に接合されて投影装置ベース底部260を形成する板状のベース板部261と、を有している。そして、ベース板部261は筐体115に設置されている。
(投影装置ベース枠部)
投影装置ベース枠部220はABS等の樹脂材料で成形され、断面四角形の筒体であるベース筒部221と、ベース筒部221の前面側の端部において内周側に突出するベースフランジ222と、ベース筒部221の後面側の端部の近くにおいて、所定の間隔を空けて複数箇所に形成されたベース係止孔223とを具備している。
(投影装置ベース底部)
投影装置ベース底部260はABS等の樹脂材料から成形され、板状のベース板部261と、投影装置ベース枠部220のベース筒部221内に侵入自在なベース円環突起262と、ベース円環突起262の外周に形成され、投影装置ベース枠部220のベース係止孔223に係止するベース係止突起263と、を具備している。
したがって、ベース筒部221内にベース円環突起262を侵入させ、さらに、ベース係止孔223にベース係止突起263を係止させることによって、投影装置ベース枠部220と投影装置ベース底部260とは一体化し、投影装置ベースを形成する。
なお、本発明はかかる形態に限定するものではなく、ベース円環突起262内にベース筒部221を侵入自在にして、ベース円環突起262の内面にベース係止突起263を形成してもよく、あるいは、ベース円環突起262に係止用の孔または凹部を形成し、かかる孔または凹部に係止する突起をベース筒部221に形成してもよい。
(印刷シート)
印刷シート230は、スクリーン320に投影される数字や図形(記号、イラスト等)の輪郭が縁取り印刷(マスキングに同じ)されたもので、基板ホルダー240の前面に接着剤で貼り付けられている。
なお、印刷シート230の光が通過する範囲(マスキングによって覆われた範囲を除く範囲)は、無色であっても所定の色彩を有してもよい。また、前記数字や図形は、運転状態等を意味するものであって、たとえば、運転モード(冷房、暖房、乾燥、強弱(緩急)等)、設定温度(℃)、当該運転を開始してからの消費電力量(kWh)、消費電力量に対応した電気代(円)、消費電力量を二酸化炭素の排出量に換算した値(kg)、あるいは、それらの月間(週間)累計値等の何れか1以上であるが、これらに限定するものではない。
(基板ホルダー)
基板ホルダー240は、投影装置ベース(投影装置ベース枠部220と投影装置ベース底部260とが一体化している)と共に、基板250を収納する基板収納箱を形成するものである。
すなわち、基板ホルダー240は、ABS等の樹脂材料によって成形された断面四角形の枠体であるホルダー枠部241と、ベース筒部221の前面側の端面に形成された侵入部242と、ベース筒部221の前面側の端面に形成された当接部245と、ベース筒部221の後面側の端部の外周に形成されたホルダーフランジ246と、基板250を保持するための基板保持部247と、を具備している。侵入部242は回動パネル開口部312内に侵入自在であって、その外周形状は回動パネル開口部312の内周形状と略同一(僅かに小さい相似形)、すなわち、四角に直角三角形の面取り部243と、下側の側面の中央には所定面積の凹部244とがそれぞれ形成されている。当接部245は、面取り部243に相当する位置に形成されている(図9参照)。
そして、侵入部242には、基板250に実装された発光手段(LED)251によって発せられた光を通過させるためのホルダー投光窓248が形成されている。ホルダー投光窓248の大きさ(開口面積)は、これに対応した発光手段251の数量(1個または2個以上)に応じて決定されている。また、侵入部242の前面に印刷シート230が貼付され、全てのホルダー投光窓248は印刷シート230によって覆われている。
当接部245の前面と侵入部242の前面は平行であって、両者の距離(面取り部243に形成された段差の高さに同じ)H2は、回動パネル面部311の厚さT3から印刷シート230の厚さT2を引いたものに同じである(H2=T3−T2、図8参照)。
すなわち、侵入部242が回動パネル開口部312内に侵入して、当接部245の前面が回動パネル310の面付け部313の後面に当接した際、印刷シート230の前面が、スクリーン320(回動パネル310の前面に貼付されている)の後面に、丁度当接するようになっている。このため、スクリーン320に過剰な力が作用することはなく、スクリーン320と印刷シート230との間に隙間ができることがない。
なお、前記のように2箇所において同時に当接し、しかも、厳密に、印刷シート230の前面がスクリーン320の後面を押し込まないようにすることは困難であるため、印刷シート230の前面がスクリーン320の後面を僅かに押し込むようにしている。
例えば、当接部245の前面と侵入部242の前面との距離H2と印刷シート230の厚さT2とを合計した値(H2+T2)をプラス公差(例えば、−0.00mm、+0.01mm)で製作し、回動パネル面部311の厚さT3をマイナス公差(例えば、−0.01mm、+0.00mm)で製作すれば、スクリーン320と印刷シート230との間に隙間ができることがなく、しかも、スクリーン320を最大で0.02mmだけ押し込む程度に抑えられる。
なお、当接部245の前面と侵入部242の前面とは円弧面であるため、前記「平行」とは、一方が他方に向かって距離H2だけ平行移動したことに同じである。
また、本発明は、当接部245を直角三角形状に限定するものではなく、ホルダー枠部241の外面の全周に形成された突条または所定の間隔を空けて配置された複数の突起にしてもよい。また、当接部245は、面付け部313の後面に当接する限り、その形状は限定されるものではなく、円柱等であってもよい。
さらに、回動パネル開口部312の形状も限定するものではなく、面付け部313を有しない四角形や楕円形にして、面付け部313に替えて、その縁に近い所定位置に当接部245が当接するようにしてもよい。
(基板)
基板250には、表示手段としての発光手段(たとえば、LED)251が実装され、基板ホルダー240内に収納され、基板保持部247によって保持されている。なお、発光手段251の出射する光の強さや色彩は限定するものではない。
(付勢手段)
基板250の後面と投影装置ベース底部260のベース板部261の前面との間に、付勢手段であるコイルスプリング290が配置され、基板250を前面方向に押し出している。このとき、基板250は基板保持部247に押し当てられているから、基板ホルダー240が前面方向に押し出されている。
そして、基板ホルダー240の当接部245が回動パネル310の面付け部313に当接しない場合、基板ホルダー240のホルダーフランジ246が、投影装置ベース枠部220のベースフランジ222に当接するから、基板ホルダー240は進退自在であって、投影装置ベース枠部220から抜け出し不能に保持されている(図10参照)。
なお、以上は、ホルダーフランジ246およびベースフランジ222の両方が、環状に形成されたものを示しているが、本発明はこれに限定するものではなく、前記当接が可能で、前記抜け出しを防止する限り、所定の間隔を空けて配置された所定の幅の板片状であってもよい。
また、以上は、コイルスプリング290が基板250を介して基板ホルダー240を付勢しているが、本発明はこれに限定するものではなく、コイルスプリング290が基板保持部247を直接付勢してもよい。また、コイルスプリング290に替えて、例えば、ウレタン等の合成樹脂を用いてもよい。
(発光手段の点灯状況)
前記のように、回動パネル310が閉じて、室内機本体110の前面開口部116を塞いだ際、回動パネル310の回動パネル開口部312に、投影装置200を形成する基板ホルダー240の侵入部242が侵入し、当接部245が回動パネル310の面付け部313に当接している。
したがって、仮に、回動パネル310に反り等がある場合、あるいは、回動パネル310が閉じた際の姿勢が微妙に変化した場合でも、回動パネル310に貼付されたスクリーン320の後面に、侵入部242の前面に貼付された印刷シート230の前面が当接し、しかも、スクリーン320に過剰な力が作用しない。
そして、スクリーン320と前面パネル330とが所定の間隔を空けて重なった状態は半透明または不透明であるものの、発光手段251からの出射光はこれを透過するから、発光手段251を点灯することによって、印刷シート230に印刷された数字や図形が、前面パネル330の前面に投影されることになる。
すなわち、複数の発光手段251の点灯要領を変更することによって、必要な運転状態等が使用者に周知されることになるから、使用者の意識を喚起し、省エネ運転が促進される。そして、前面パネル330の簡素な面に、数字や図形が光によって浮き上がるように表示されるから、機能性が担保されると共に、清涼感および高級感が醸し出され、室内機100の商品価値が向上する。
(発光手段の消灯状況)
一方、スクリーン320と前面パネル330とが所定の間隔を空けて重なった状態は半透明または不透明であって、弱い光(発光しない物体からの反射光等)を遮蔽するものであるから、発光手段251を消灯することによって、印刷シート230の周縁(回動パネル310との段差)や基板ホルダー240等の投影装置200を構成する部材が、覆い隠され、室内機100の外部からこれを視認することができない。
すなわち、使用者は、前面パネル330の裏側(後面寄りの位置)に投影装置200が設置されていることに気付かなくなる。
そして、前記のように、スクリーン320は、下辺321と上辺322とが直線で、側辺323a、323bが円弧状の略等脚台形であるから、スクリーン320の周縁(回動パネル310との段差)は不明りょうになっている。
(センサーユニット)
さらに、投影装置200に挟まれて運転制御のためのセンサーユニット400が配置されている。センサーユニット400はセンサー本体401と、センサー本体401を揺動させられる(所定の回転角度の間を往復する)センサーモーター402と、を有し、センサーモーター402が筐体115に固定されている。
また、回動パネル310には回動パネル孔315が、前面パネル330には前面パネル切欠部335がそれぞれ形成されているから、回動パネル310が室内機本体110の前面開口部116を覆った際、センサーユニットのセンシング範囲が確保されている。
したがって、回動パネル310(前面パネル330が一体的に接合されている)が室内機本体110の前面開口部116を覆った状態で、センサー本体401は、室内の広い範囲をセンシングすることが可能になっている。
なお、センサー本体401は、室内の温度分布(人間の位置を含む)や人間の体感温度、あるいは室内空気に含まれる塵埃の量等を検知するものであるが、これに限定するものではない。また、本発明はセンサーユニット400の種類や形状を限定するものではなく、さらに、センサーユニット400の設置を省略してもよい。
(投影装置の変形例)
以上に説明した投影装置200は、筐体115に設置された基板ホルダー240と投影装置ベース底部260との間にコイルスプリング290が配置され、基板ホルダー240が前面側に付勢されているが、本発明はこれに限定するものではなく、基板ホルダー240と投影装置ベース底部260との間からコイルスプリング290を撤去して、コイルスプリング290を筐体115と基板ホルダー240との間に配置してもよい。
このとき、基板ホルダー240、投影装置ベース枠部220および投影装置ベース底部260は一体的に接合され、かかる接合体の内部に基板250が設置されている(図示しない)。
100:室内機、110:室内機本体、111:吸引口、112:風路、113:吹出口、114:基台、115:筐体、116:前面開口部、117:前面上下風向ベーン、118:下面上下風向ベーン、120:送風手段、130:熱交換手段、131:伝熱管、132:放熱フィン、140:ドレンパン、150:フィルター自動清掃ユニット、151:フィルター、152:ダストボックス、160:制御ユニット、200:投影装置、220:投影装置ベース枠部、221:ベース筒部、222:ベースフランジ、223:ベース係止孔、230:印刷シート、240:基板ホルダー、241:ホルダー枠部、242:侵入部、243:面取り部、244:凹部、245:当接部、246:ホルダーフランジ、247:基板保持部、248:ホルダー投光窓、250:基板、251:発光手段、260:投影装置ベース底部、261:ベース板部、262:ベース円環突起、263:ベース係止突起、290:コイルスプリング、310:回動パネル、311:回動パネル面部、312:回動パネル開口部、313:面付け部、314:突き出し部、315:回動パネル孔、316a:端部フランジ、316b:端部フランジ、317a:側部フランジ、317b:側部フランジ、318a:支持腕、318b:支持腕、320:スクリーン、321:下辺、322:上辺、323a:側辺、323b:側辺、330:前面パネル、331:前面パネル面部、335:前面パネル切欠部、336a:端部フランジ、336b:端部フランジ、337a:側部フランジ、337b:側部フランジ、400:センサーユニット、401:センサー本体、402:センサーモーター。

Claims (7)

  1. 前面に本体開口部を具備する室内機本体と、
    該室内機本体に設置され、前記本体開口部を覆い且つ開放する回動パネルと、
    該回動パネルの前面に貼付され、該回動パネルに形成された回動パネル開口部を覆うスクリーンと、
    前記回動パネルに隙間を空けて設置され、前記回動パネルの前面を覆う前面パネルと、
    前記室内機本体に設置され、前記スクリーンに向けて光を出射することができる発光手段を具備する投影装置と、を有し、
    前記投影装置が、前記発光手段が搭載された基板を収納する基板収納箱を具備し、
    該基板収納箱の前面側に、前記回動パネルの後面に当接する当接部と、前記回動パネル開口部に侵入自在な侵入部とが形成され、
    前記侵入部の前面が前記スクリーンに当接した際、前記当接部が前記回動パネルの後面に当接し、
    前記侵入部の前面に、光透過範囲と光不透過範囲とを具備する印刷シートが設置され、
    前記基板収納箱の侵入部が、角部に面取り部が形成された略四角柱であって、前記基板収納箱の当接部が、前記面取り部の後面側に形成され、
    前記回動パネル開口部の隅部に面付け部が形成され、
    前記当接部が前記面付け部の後面に当接した際、前記侵入部の前面もしくは前記印刷シートが前記スクリーンに当接することを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 記当接部が前記回動パネルの後面に当接した際、前記侵入部に替えて、前記印刷シートが前記スクリーンに当接することを特徴とする請求項1記載の空気調和機の室内機。
  3. 前記基板収納箱が、前記発光手段が搭載された基板を保持する基板ホルダーと、前記基板ホルダーを進退自在、且つ抜け出し不能に保持する投影装置ベースと、前記基板ホルダーを前面側に付勢する付勢手段と、を具備し、
    前記基板ホルダーの前面側に、前記当接部および前記侵入部が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の空気調和機の室内機。
  4. 前記スクリーンが、側辺が円弧状の略等脚台形であって、側辺と上辺とが滑らかに繋がっていることを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の空気調和機の室内機。
  5. 前記回動パネルが不透明材料によって形成され、
    前記前面パネルが透明材料または半透明材料によって形成され、
    前記スクリーンが半透明材料または不透明材料によって形成され、
    前記回動パネルが室内機本体の前面開口部を覆い、且つ、前記発光手段が消灯した時は、前記前面パネルおよび前記スクリーンによって前記投影装置が覆い隠され、
    前記回動パネルが室内機本体の前面開口部を覆い、且つ、前記発光手段が点灯した時は、前記発光手段が出射する光が前記スクリーンおよび前記前面パネルを透過することを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の空気調和機の室内機。
  6. 前記前面パネルの後面に、シボ加工によって凹凸が形成されていることを特徴とする請求項記載の空気調和機の室内機。
  7. 前記スクリーンが前記回動パネルと略同一色彩または略同一模様であることを特徴とする請求項5または6記載の空気調和機の室内機。
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