JP2012185898A - 光ディスク駆動装置および配線構造 - Google Patents

光ディスク駆動装置および配線構造 Download PDF

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Abstract

【課題】光ディスク駆動装置などに含まれる配線まわりからの輻射ノイズを低減する。
【解決手段】金属製の外装ケース1と、前記外装ケース1内に収納される内部ユニット2とを有し、さらに前記内部ユニット2が、光ディスクに対して情報信号の記録または再生を行うための光ピックアップユニット8と、前記光ピックアップユニット8に電気的に接続され且つ外部の電子機器との間で電気信号のやりとりを行うためのコネクタ11bを搭載したプリント配線板10とを備える光ディスク駆動装置において、前記外装ケース1が、前記コネクタ11bを外部に露出させるための開口部3dを備え、前記プリント配線板10が、前記コネクタ11bの周囲を囲むように形成されたグランドパターン10aを備え、前記外装ケース1の開口部3dの周縁部と前記グランドパターン10bとが電気的に接触している。
【選択図】図9

Description

本発明は、光ディスクに対して記録または再生を行う光ディスク駆動装置および配線構造に関する。
従来、DVD、ブルーレイディスク(BD)などの光ディスクに対して情報の記録または再生を行うための光ディスク駆動装置は、ゲーム機器、レコーダー、プレーヤー等の電子機器に搭載されている。
この種の光ディスク駆動装置は、光ディスクに対して光学的に記録/再生を行う光ピックアップユニットと、光ディスクを回転駆動させる回転駆動装置と、光ピックアップユニットを光ディスクの半径方向へ移動させる移動機構などを含む内部ユニットを有する。また、光ディスク駆動装置は、この内部ユニットを収納する導電性で金属製の外装ケースを有する。
特許文献1に示されるように、従来より、ハードディスクなどの情報記録再生装置は、内部ユニットに対する防塵および外部への輻射ノイズをシールドするために、内部ユニットが金属製の外装ケース内に収納されている。同様の理由で、光ディスク駆動装置においても、内部ユニットが金属製の外装ケースに収納されている。
特開2001−291985号公報
ところで、上記の光ディスク駆動装置のような、内部ユニットが外装ケース内に収納される装置においては、内部ユニットと外部の電子機器との間で電気信号をやりとりするための配線まわりから輻射されるノイズの対策も必要である。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みなされたもので、外装ケースに収納された内部ユニットと外部の電子機器との間で電気信号をやりとりするための配線まわりから輻射されるノイズを低減することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の第1の態様によれば、
金属製の外装ケースと、前記外装ケース内に収納される内部ユニットとを有し、さらに前記内部ユニットが、光ディスクに対して情報信号の記録または再生を行うための光ピックアップユニットと、前記光ピックアップユニットに電気的に接続され且つ外部の電子機器との間で電気信号のやりとりを行うためのコネクタを搭載したプリント配線板とを備える光ディスク駆動装置において、
前記外装ケースが、前記コネクタを外部に露出させるための開口部を備え、
前記プリント配線板が、前記コネクタの周囲を囲むように形成されたグランドパターンを備え、
前記外装ケースの開口部の周縁部と前記グランドパターンとが電気的に接触している、光ディスク駆動装置が提供される。
本発明の第2の態様によれば、
前記外装ケースが、外面から内部に向かってくぼみ、且つ底部に前記開口部が形成されたくぼみ部を備える、第1の態様に記載の光ディスク駆動装置が提供される。
本発明の第3の態様によれば、
金属製の外装ケースと、前記外装ケース内に収納される内部ユニットとを有し、さらに前記内部ユニットが、外部の電子機器との間で電気信号のやりとりを行うためのコネクタを搭載したプリント配線板を備える配線構造において、
前記外装ケースが、前記コネクタを外部に露出させるための開口部を備え、
前記プリント配線板が、前記コネクタの周囲を囲むように形成されたグランドパターンを備え、
前記外装ケースの開口部の周縁部と前記グランドパターンとが電気的に接触している、配線構造が提供される。
本発明によれば、外装ケースに収納された内部ユニットと外部の電子機器との間で電気信号をやりとりするための配線まわりから輻射されるノイズを低減することができる。
本発明の一実施の形態に係る光ディスク駆動装置の外観を示す斜視図 外装ケースを分解した状態を示す分解斜視図 光ディスク駆動装置の内部ユニットの概略構成を示す概略平面図 内部ユニットを第1ケース内に収容した状態を示す平面図 第1ケースと第2ケースとを取り付け、内部ユニットを外装ケース内に収納した完成状態の構造を部分的に示す断面図 第1ケースと制御回路ブロックのプリント配線板との位置関係を示す斜視図 図6において、プリント配線板を除いた状態を示す斜視図 制御回路ブロックにおいて、インターフェース用のコネクタ部分の構成を示す概略断面図 第1ケースの開口部の周縁部とプリント配線板のグランドパターンとの接触状態を示す概略図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る光ディスク駆動装置の外観を示す斜視図、図2は外装ケースを分解した状態を示す分解斜視図である。図1、図2に示すように、光ディスク駆動装置は、ディスク挿入口1aを有する導電性で金属製の外装ケース1内に内部ユニット2を収納することによって構成されている。また、外装ケース1は、内部ユニット2から発生した輻射ノイズの外部への放出を低減するシールドの役割も果たす。
外装ケース1は、四角形状の箱状の第1ケース3と、この第1ケース3の上部開口部を覆うように第1ケース3に被せられ、ディスク挿入口1aが形成された前面部4aを有する四角形状の蓋状の第2ケース4とから構成されている。まず、第2ケース4の前面部4aを第1ケース3の前面部に引っ掛けて仮固定し、次に、第2ケース4の後部を第1ケース3の後部に被せ、続いて第2ケース4の後部を第1ケース3の後部にビス5によってねじ止めすることにより、内部ユニット2が外装ケース1内に収納される。
図2に示すように、第1ケース3の上部開口部に、ビス5がねじ止めされるねじ穴を有する固定片3aが設けられている。その固定片3aに対応する第2ケース4の部分に、ビス5が貫通する貫通穴4bが設けられている。ビス5は、第2ケース4の穴4bを貫通した状態で、第1ケース3の固定片3aのねじ穴にねじ止めされる。
また、図2に示すように、第1ケース3の底面部に、内部ユニット2を第1ケース3内に固定するためのビスがねじ止めされるねじ穴を有する複数の取付部3bが形成されている。
外装ケース1は、厚さ0.4mm〜0.5mmの亜鉛処理鋼鈑を成形することによって作製することができる。特に、第1ケース3は、例えば、厚さ0.2mm〜0.3mmの銅板、ブリキ板、ステンレス板などの薄板板金などを用いて作製することができる。なお、防錆性を重視する場合、ブリキ板、ステンレス板を使用することが好ましい。加えてコスト面を重視する場合、ブリキ板を用いることが好ましい。
図3は光ディスク駆動装置の内部ユニットの概略構成を示す概略平面図である。図3に示すように、内部ユニット2は、金属製のユニット筐体2aに、光ディスクの中心を保持して高速で回転させるスピンドルモータ6と、ディスク挿入口1aから挿入される光ディスクをスピンドルモータ6まで案内するためのディスク挿入機構7と、光ディスクに対して情報信号の記録/再生を行う光ピックアップユニット8と、光ピックアップユニット8の電子部品にフレキシブル配線板9を介して電気的に接続されるプリント配線板10を有する制御回路ブロック11とを有する。
ディスク挿入機構7は、制御回路ブロック11によって制御されることにより、ディスク挿入口1aから挿入された光ディスクを内部ユニット2内に導入し、光ディスクをスピンドルモータ6まで案内し、光ディスクの中心をスピンドルモータ6の回転軸に位置合わせするように構成されている。
光ピックアップユニット8は、スピンドルモータ6によって回転されている光ディスクに所定の波長の光を照射するための半導体レーザと光学レンズとを搭載した光ピックアップ部8aと、この光ピックアップ部8aを光ディスクの径方向に直線移動可能に保持する案内軸8bと、光ピックアップ部8aを光ディスクの径方向に移動させるトラッキング機構とを有する。トラッキング機構は、光ピックアップ部8aに設けられたギア部8cと、そのギア部8cに噛み合う回転軸8dとを有する。制御回路ブロック11の制御によって回転軸8dが回転することにより、ギア部8cを介して光ピックアップ部8aが光ディスクの径方向に移動する。
また、前記光ピックアップユニット8の案内軸8bおよびトラッキング機構の回転軸8dは、ユニット筐体2aに設けられた保持部2bによって保持されている。
制御回路ブロック11は、プリント配線板10に、マイクロコンピュータなどの半導体集積回路素子11aおよびその周辺回路を搭載するとともに、外部の電子機器(図示せず)との間で電気信号のやりとりを行うためのインターフェース用のコネクタ11bを搭載することによって構成されている。前記制御回路ブロック11の半導体集積回路素子11aは、スピンドルモータ6、ディスク挿入機構7、光ピックアップユニット8を制御するとともに、光ピックアップユニット8を介して光ディスクに情報を書き込む信号または光ディスクから読み取った信号を処理するように構成されている。信号はまた、インターフェース用のコネクタ11bを介して、制御回路ブロック11と外部の電子機器との間でやりとりされる。
また、制御回路ブロック11のプリント配線板10には、プリント配線板10に実装されたコネクタ11bの周囲を囲むように形成されたグランドパターン10aが設けられている。このグランドパターン10aは、銅箔などの導電層とエポキシ樹脂などの絶縁層とを交互に重ね合わせて構成されたプリント配線板10の絶縁層の一部を切除して導電層を露出させることによって形成することができる。
このグランドパターン10aには、後述するように、グランドパターン10aと外装ケース1の第1ケース3とを電気的に接続するための、また、プリント配線板10を第1ケース3に機械的に取り付けるためのビスが貫通する貫通穴10bが形成されている。また、プリント配線板10の端部にも別のグランドパターン(図示せず)が設けられている。その別のグランドパターンを介して外装ケース1とユニット筐体2aとを電気的に接続するための、また、プリント配線板10をユニット筐体2aに機械的に取り付けるためのビスが貫通する貫通穴10cが設けられている(図3参照)。
図4は内部ユニットを第1ケース内に収容した状態を示す平面図である。図4に示すように、内部ユニット2は、制御回路ブロック11のプリント配線板10が底部側に位置するように第1ケース3内に収容され、第1ケース3の底部の取付部3bにビス(図示せず)によって取り付けられる。なお、図4に示すように、内部ユニット2は、図3に示す状態から裏返しにされた状態で第1ケース3に取り付けられる。
図5は、第1ケースと第2ケースとを取り付け、内部ユニットを外装ケース内に収納した完成状態の構造を部分的に示す断面図である。
図4、図5に示すように、光ディスクの径方向外側に移動した光ピックアップ部8aが最も近づく第1ケース3の部分、すなわち2つのビス5によって固定される後部側の側壁の部分に、突起3cが設けられている。本実施の形態において、突起3cは、具体的には、光ピックアップ部8aが最接近し、また2つのビス5の中間位置に対応する第1ケース3の側壁の中央部分に設けられている。
この突起3cは、外部に向かって突出し、第2ケース4が第1ケース3に取り付けられたときに、第2ケース4の側壁4cと接触するように構成されている。これにより、突起3cと第2ケース4とが電気的に接続される。突起3cは、第1ケース3の側壁の一部を押出し加工することによって形成される。または、第1ケース3の側壁の一部に平行な2本のスリットを形成し、2本のスリット間の部分を折り曲げ加工することによって突起3cを形成してもよい。さらに、第1ケース3の側壁に別の金属部材を溶接またはろう付けなどにより取り付けることによって突起3cを形成してもよい。なお、図4、図5においては、1個の突起3cを形成した例を示しているが、光ピックアップ部8aが最接近する側壁に、複数の突起3cを形成してもよい。
このような突起3cを設けた理由について説明する。図1〜図5に示すような、第1ケース3と第2ケース4とから構成される外装ケース1内に内部ユニット2を収納した構造の光ディスク駆動装置は、光ディスク駆動装置を内蔵する電子機器の小型化に伴い、小型化が要望されている。光ディスク駆動装置を小型化するために、内部ユニット2と外装ケース1との間のクリアランスの削減、外装ケース1の薄肉化、外装ケース1の組み立て構造の簡素化などが実行されている。
しかし、光ディスク駆動装置を小型化した場合、光ピックアップ部8aが光ディスクの最外周部に移動したとき、光ピックアップ部8aが最接近する第1ケース3の側壁の中央部分および/または対向する第2ケース4の側壁4cの中央部分が撓むことがあった。すなわち、2つのビス5の中間位置に対応する、固定されていない部分が撓むことがあった。また、このような撓みにより、第1ケース3の側壁と第2ケース4の側壁4cとの間に隙間が生じることがあった。
このような隙間が生じると、一方のビス5から他方のビス5に向かって延びる長穴が形成され、その長穴によって第1ケース3と第2ケース4との間の電気的な導通が十分に確保できなくなる。そして、第1ケース3の側壁と第2ケース4の側壁4cとの間から、すなわち長穴を介して輻射ノイズが漏れやすくなる。
そこで、図4、図5に示すように、光ピックアップ部8aが最接近する、第1ケース3の後部側の側壁の中央部分に突起3cを設けることにより、光ピックアップ部8aが最接近しても、第1ケース3と第2ケース4との電気的接続が維持されるようにしている。具体的には、第1ケース3に第2ケース4を取り付けたときに、突起部3cが第2ケースの側壁4cを外側に向かって押圧するように、突起部3cが第1ケース3に設けられている。
このような突起部3cを有する構造によれば、光ディスク駆動装置を小型化した場合であっても、光ピックアップ部8aが最接近する第1ケース3の側壁の部分と対向する第2ケースの側壁4cの部分との間の電気的導通を十分に確保することができる。その結果、第1ケース3と第2ケース4との間から外部への輻射ノイズの放出を低減させることができる。
なお、図3に示すように、光ピックアップ部8aが光ディスクの挿入方向と同一方向に、且つディスク挿入口1aに対向する側壁4cに向かって移動するように光ピックアップユニット8を配置するのが好ましい。または、光ピックアップ部8aが光ディスクの挿入方向と直交する方向に移動するように光ピックアップユニット8を配置するのが好ましい。これにより、ディスク挿入口1aを介する輻射ノイズの外部への漏れを抑制することができる。
また、突起3cは、第1ケース3の側壁から突出して第2ケース4の側壁4cと接触するのではなく、第2ケース4の側壁4cから突出して第1ケース3の側壁に接触してもよい。
さらに、突起3cに代わって、光ピックアップ部8aが最接近する第1ケース3の側壁の上端面に、第2ケース4の天板の裏面と電気的に接続する突起を設けてもよい。すなわち、光ピックアップ部8aの最接近によって隙間が生じうる第1ケース3と第2ケース4との間の部分に、電気的接続を維持するための突起を設ければよい。
図6は第1ケースと制御回路ブロックのプリント配線板との位置関係を示す斜視図、図7は図6において、プリント配線板を除いた状態を示す斜視図、図8は制御回路ブロックにおいて、インターフェース用のコネクタ部分の構成を示す概略断面図である。
図6、図7、図8に示すように、プリント配線板10に搭載されたコネクタ11bに対応する第1ケース3の底部の部分には、コネクタ11bを第1ケース3の外部に突出させるための開口部3dが設けられている。この開口部3dから突出した状態のコネクタ11bに、外部の電子機器(図示せず)との間で信号をやりとりするための外部接続ケーブルであるフラットケーブル12が差し込まれている。
また、第1ケース3の開口部3dは、第1ケース3の外側から内側に向かってくぼんでいるくぼみ部3eの底部に形成されている。このくぼみ部3eは、コネクタ11bが第1ケース3の底面を越えないように、開口部3dから突出したコネクタ11bの部分を収容できる大きさに形成されている。
さらに、コネクタ11bが収容されるくぼみ部3eの一部であって、コネクタ11bに差し込まれたフラットケーブル12が沿う面3fは、くぼみ部3eの底部から第1ケース3の外面に向かって傾斜する傾斜面で構成されている。フラットケーブル12を傾斜面3fに沿わせて、開口部3dから突出するコネクタ11bに差し込むことにより、容易にフラットケーブル12をコネクタ11bに電気的に接続することができる。なお、これを可能とするために、コネクタ11bは、開口部3dからコネクタ11bが突出する方向に対して交差する方向、好ましくは直交する方向にフラットケーブ12が差し込まれる差し込み口を備える。
このようなコネクタ11bまわりの配線構造によれば、フラットケーブ12を、導体である第1ケース3に沿った状態でコネクタ11bから延設することができる。これにより、フラットケーブル12において、コモンモード電流が流れるループ面積を小さくすることができる。その結果、フラットケーブル12から発生する輻射ノイズが低減され、それにより光ディスク駆動装置からの輻射ノイズが低減される。
また、コネクタ11bを突出させる開口部3dが第1ケース3の内側に向かってくぼんでいるくぼみ部3eの底部に形成されているため、コネクタ11bを第1ケース3の底面から越えることなく配置することができる。
なお、本実施の形態において、第1ケース3の開口部3dはくぼみ部3eの底部に形成されているが、本発明はこれに限らない。例えば、くぼみ部3eを形成することなく、プリント配線板10のコネクタ11bが外部に突出するための開口部3dを第1ケース3に形成してもよい。
また、コネクタ11bに接続されて第1ケース3のくぼみ部3eの傾斜面3fに沿った状態で配設される外部接続ケーブルは、フラットケーブル12に限らない。
上記したように、また図8に示すように、プリント配線板10は第1ケース3の取付部3bにビス13によってねじ止めされている。具体的には、コネクタ11bの周囲に形成されたグランドパターン10aが第1ケース3の開口部3dの周縁部に電気的に接触した状態で、プリント配線板10は第1ケース3に固定されている。
図9は、第1ケース3の開口部3dの周縁部とプリント配線板10のグランドパターン10aとの接触状態を示す概略図である。図9に示すように、プリント配線板10のグランドパターン10aは、ビス13によって第1ケース3の取付部3bに固定されることにより、第1ケース3の開口部3dの周縁部であるくぼみ部3eの底部(範囲Aの部分)に電気的に接触した状態で維持されている。
このようなコネクタ11bまわりの配線構造によれば、プリント配線板10のグランドパターン10aが確実に外装ケース1に電気的に接続される。また、プリント配線板10のグランドパターン10aがコネクタ11bの周囲を囲むように形成されて第1ケース3に電気的に接触しているため、コネクタ11bと開口部3dと間を介する輻射ノイズの外部への放出を低減させることができる。すなわち、コネクタ11bが、コネクタ11bと開口部3dとの間をシールドされた状態で開口部32dから突出する。これに加えて、コネクタ11bと開口部3dとの間を介する外装ケース1内部への異物混入も抑制することができる。
なお、外部の電子機器と電気信号のやりとりをするためのコネクタは、第1ケース3の開口部3dから突出するものに限らない。すなわち、外部の電子機器と電気信号のやりとりを可能とするために、コネクタは、開口部3dを介して、少なくとも外装ケース1の外部に露出していればよい。
以上、本実施の形態によれば、光ディスク駆動装置において、外部への輻射ノイズを低減させることができる。また、構造によって輻射ノイズを低減する構造ため、輻射ノイズの低減効果についてばらつきが小さい光ディスク駆動装置を提供することができる。
なお、本発明は、光ディスク駆動装置に限らない。本発明は、広義には、金属製の外装ケースと、外装ケース内に収納される内部ユニットとを有し、さらに内部ユニットが、外部の電子機器との間で電気信号のやりとりを行うためのコネクタを搭載したプリント配線板を備える配線構造である。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施の形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
2011年2月18日に出願された日本特許出願第2011−032805号の明細書、図面、及び特許請求の範囲の開示内容は、全体として参照されて本明細書の中に取り入れられるものである。
以上のように、本発明は、光ディスク駆動装置からの輻射ノイズを低減することができるため、光ディスク駆動装置を備える電子機器の輻射ノイズの低減のためにも適用可能である。
1 外装ケース
1a ディスク挿入口
2 内部ユニット
2a ユニット筐体
3 第1ケース
3a 固定片
3b 取付部
3c 突起
3d 開口部
3e くぼみ部
3f 傾斜面
4 第2ケース
4a 前面部
4b 穴
5、13 ビス
6 スピンドルモータ
7 ディスク挿入機構
8 光ピックアップユニット
8a 光ピックアップ部
8b 案内軸
8c ギア部
8d 回転軸
9 フレキシブル配線板
10 プリント配線板
10a グランドパターン
10b、10c ねじ穴
11 制御回路ブロック
11a 半導体集積回路素子
11b コネクタ
12 フラットケーブル

Claims (3)

  1. 金属製の外装ケースと、前記外装ケース内に収納される内部ユニットとを有し、さらに前記内部ユニットが、光ディスクに対して情報信号の記録または再生を行うための光ピックアップユニットと、前記光ピックアップユニットに電気的に接続され且つ外部の電子機器との間で電気信号のやりとりを行うためのコネクタを搭載したプリント配線板とを備える光ディスク駆動装置において、
    前記外装ケースが、前記コネクタを外部に露出させるための開口部を備え、
    前記プリント配線板が、前記コネクタの周囲を囲むように形成されたグランドパターンを備え、
    前記外装ケースの開口部の周縁部と前記グランドパターンとが電気的に接触している、光ディスク駆動装置。
  2. 前記外装ケースが、外面から内部に向かってくぼみ、且つ底部に前記開口部が形成されたくぼみ部を備える、請求項1に記載の光ディスク駆動装置。
  3. 金属製の外装ケースと、前記外装ケース内に収納される内部ユニットとを有し、さらに前記内部ユニットが、外部の電子機器との間で電気信号のやりとりを行うためのコネクタを搭載したプリント配線板を備える配線構造において、
    前記外装ケースが、前記コネクタを外部に露出させるための開口部を備え、
    前記プリント配線板が、前記コネクタの周囲を囲むように形成されたグランドパターンを備え、
    前記外装ケースの開口部の周縁部と前記グランドパターンとが電気的に接触している、配線構造。
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