JP2012185079A - エンコーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】振動や衝撃を受けたときのプリント板の振動を簡易な構成で抑制できる、信頼性の高いエンコーダを提供することを目的とする。
【解決手段】エンコーダ10は、ハウジング12と、ハウジング12内に設けられかつ被測定体の回転部と同期回転するように構成された略円板状の回転コード板14と、ハウジング12に取り付けられかつコード板14の上方に配置されたプリント板16とを有し、さらに、エンコーダに加わった振動や衝撃等によって共振しているときのプリント板16の変位が大きくなる箇所においてプリント板16に当接するような形状を備えた補強部材20を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、電動機や電動機により駆動される機器に取り付けられるエンコーダに関し、特には、振動や衝撃に対する耐久性が向上したエンコーダに関する。
近年、電動機や電動機により駆動される機器に取り付けられるエンコーダが、プレス機等の過大な振動や衝撃が加わる用途に用いられるケースが多くなってきている。エンコーダには電子部品が多く用いられており、過度な振動や衝撃により誤動作や破損に至る恐れがある。そのためエンコーダに加わる振動や衝撃を抑制し耐久性を向上させる必要がある。
エンコーダでは通常、電動機軸等の被検出体と同期回転する回転コード板と、該回転コード板のパターン情報等を検出する検出回路が形成されたプリント板とを有するが、該プリント板は回転コード板の上部に設置される場合が多く、そのためプリント板は外周部の数箇所をネジや接着剤等の手段によりハウジングに固定される。ここで、ハウジングの剛性を高めるための技術も提案されている。例えば特許文献1には、基板固定部材7の内径を基板部6側へ向かって大きくすることにより、基板固定部材7の剛性を高める旨が開示されている。
しかしながら、エンコーダに過度な振動・衝撃が加わると、プリント板の中心部が大きく振動し、この振動によって中心部に実装された電子部品等において誤動作や破損が生じる可能性がある。このように、エンコーダの振動や衝撃に対する耐久性を向上させるためには、プリント板中心部の振動を抑制することが要求される。この問題を解決する技術としては、例えば特許文献2に記載されているような、エンコーダ内に加速度センサを設置し、逆向きの加速度をかけることで衝撃を緩和する技術、特許文献3に記載されているような、エンコーダを防振ばね部材(板バネ)を介して固定する技術、及び特許文献4に記載されているような、耐振動性を強化したい箇所を樹脂で固める技術等が挙げられる。
さらに特許文献5には、振動を減衰させる目的で、ゴム等の防振材で作られた基板支持片9を介してプリント基板5を支持する技術が開示されている。
特開2008−3064号公報 特開2004−325171号公報 特開平7−243869号公報 特開2003−287025号公報 特開2010−286452号公報
特許文献2や3の方法では、エンコーダ内に加速度センサや複雑な処理回路、又は板バネを設ける必要があり、コストアップや小型化が難しい等の問題点がある。また、特許文献4の方法では、樹脂での強化に多大な手間と時間がかかりコストアップや生産性が低下するといった懸念がある。
そこで本発明は、振動や衝撃を受けたときのプリント板の振動を簡易な構成で抑制できる、信頼性の高いエンコーダを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ハウジングと、該ハウジング内に設けられかつ測定対象と同期回転するように構成された回転コード板と、該ハウジングに取り付けられかつ該回転コード板の上方に配置されたプリント板とを有するエンコーダにおいて、前記プリント板の共振時の振動を抑制すべく、該プリント板の外周部近傍以外の箇所で該プリント板と当接するように構成された補強部材を有することを特徴とする、エンコーダを提供する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のエンコーダにおいて、前記補強部材は、前記プリント板に当接している際に発生する反力によって変形し、前記エンコーダを保護するカバーに不動に保持される支柱部と、前記支柱部から前記プリント板の中心方向に向かって延びる梁部と、該梁部に設けられて前記プリント板の外周部近傍以外の箇所に当接するように構成された1つ以上の補助部材と、を有することを特徴とする、エンコーダを提供する。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のエンコーダにおいて、前記補強部材は、前記ハウジング、前記プリント板、又は前記エンコーダを保護するカバーのいずれかに固定される1つ以上の支柱部と、前記支柱部から前記プリント板の中心部上方に向かって延びる梁部と、該梁部に設けられて前記プリント板の外周部近傍以外の箇所に当接するように構成された1つ以上の補助部材と、を有することを特徴とする、エンコーダを提供する。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は3に記載のエンコーダにおいて、前記補助部材は、前記エンコーダを保護するカバーに直接取付けられることを特徴とする、エンコーダを提供する。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のエンコーダにおいて、前記補助部材は、エンジニアリングプラスチック、セラミック又は金属から作製されることを特徴とする、エンコーダを提供する。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のエンコーダにおいて、前記補助部材は、ピン状、板状又は球状であることを特徴とする、エンコーダを提供する。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載のエンコーダにおいて、前記梁部は、棒状又は板状であることを特徴とする、エンコーダを提供する。
本願発明に係るエンコーダは、プリント板の外周部近傍以外の箇所に当接する補強部材を具備するので、エンコーダに振動・衝撃が加わった場合、プリント板上で補強部材が当接している箇所は共振時に振動の節となり、共振時の振動が大幅に抑制され、プリント板上の電子部品等の故障や破損を防止することができる。
エンコーダがカバーを有する場合は、補強部材をプリント板に当接することにより生じる反力によって変形させ、変形した部分をカバーに押し当てるように構成することにより、別途の固定手段を用いなくとも、補強部材を好適に固定することができる。
エンコーダがカバーを有する場合は、該カバーに補助部材を取り付けることにより、該補助部材を支持するための部材を別途設ける必要がなくなる。
補強部材をエンジニアリングプラスチック、セラミック又は金属等の一定以上の硬度を有する材料から作製することにより、プリント板との当接箇所において確実に振動の節を形成し、共振時のプリント板の振動を大幅に抑制することができる。
従来技術に係るエンコーダの基本構成を示す斜視図である。 図1のエンコーダの側面図である。 図1のエンコーダのプリント板が振動する様子を説明する図である。 本発明の第1の実施形態に係るエンコーダの基本構成を示す側面図である。 本発明の第2の実施形態に係るエンコーダの基本構成を示す側面図である。 本発明の第3の実施形態に係るエンコーダの基本構成を示す側面図である。 本発明の第4の実施形態に係るエンコーダの基本構成を示す側面図である。 本発明の第5の実施形態に係るエンコーダの基本構成を示す側面図である。 (a)第5の実施形態おいて補強部材が変形する前の状態を略示する図であり、(b)変形した後の状態を略示する図である。
図1及び図2はそれぞれ、比較のために従来技術に係るエンコーダ100の概略構成を示す斜視図及び側面図である。エンコーダ100は、ハウジング102と、ハウジング102内に設けられかつ電動機等の被測定物の回転部(図示せず)と同期回転するように構成された回転コード板104と、ハウジング102に取り付けられかつ回転コード板104の上方に配置されたプリント板106とを有する。
図1及び図2に示すように、プリント板106は回転コード板104の上部に設置される場合が多く、そのためプリント板106は外周部の数箇所をネジ108や接着剤等の手段によってハウジング102に固定される。この場合にエンコーダに過度な振動や衝撃が加わると、エンコーダ100を略示した側面図3において破線で示すように、プリント板106は特にその中心部が大きく振動し、中心部に実装された電子部品等(図示せず)が振動により破損又は破壊する可能性がある。このように、エンコーダの振動や、衝撃に対する耐久性を向上させるためには共振時のプリント板の振動(振幅)を抑制することが必要である。
図4は、本発明の第1の実施形態に係るエンコーダ10の基本構成を示す図である。図示例のエンコーダ10は、測定対象である電動機又は電動機により回転駆動される被駆動体(図示せず)の回転角度位置を検出するように構成されたエンコーダであり、ハウジング12と、ハウジング12内に設けられかつ測定対象の回転部(図示せず)と同期回転するように構成された略円板状の回転コード板14と、ハウジング12に取り付けられかつコード板14の上方(測定対象と反対側)に配置されたプリント板16とを有し、プリント板16はコード板14の直径よりもいくらか大きい直径を備えた略円板形状を有し、ハウジング12上であってコード板14の外周縁よりいくらか外側に立設された支持体18によって、コード板14から上方にいくらか離隔して配置される。プリント板16には、コード板14の回転角度位置を検出できる光学素子等を含む電子部品等(図示せず)が実装され、該電子部品からの出力は図示しない処理回路等によって処理されて該測定対象の回転角度位置や回転速度が測定できるようになっている。
図4に示す第1の実施形態に係るエンコーダ10は、プリント板16の外周部近傍以外の箇所、すなわちエンコーダに加わった振動や衝撃等によって共振しているときのプリント板16の変位が大きくなる箇所(典型的には略円板形状の中心)においてプリント板16に当接するような形状を備えた補強部材20を有し、該補強部材20は、概ね両持ち梁形状を有し、詳細には、プリント板16の外周縁より外側のハウジング12上の部位であって、プリント板16の中心に関して互いに反対側の部位にネジ止め、接着、又は嵌合等により立設される2つの支柱部22と、一方の支柱部22の上端からプリント板16の中心部上方を通って他方の支柱部22の上端まで延びる梁部24と、梁部24の略中間から下向きに延びるように設けられてプリント板16の外周部近傍以外の箇所、例えばプリント板16の中心部に当接する補助部材26とを有する。梁部24は、例えば棒状又は板状の部材であり、補助部材26は、図4ではピン状の部材として示されている。しかし補助部材20は、略円板状のプリント板16の外周部近傍以外の箇所に当接していれば、球状でもよいし、或いは、例えば図4の紙面に垂直な方向に延びる板状部材でもよい。
補助部材26は、補助部材26がないとした場合に、プリント板16の共振時の変位が最も大きくなる箇所(図示例では中心部)と接していることが好ましい。このような構造を持つエンコーダ10に振動や衝撃が加わった場合、補助部材26がプリント板16に接しているため、図4にて破線で示すようにプリント板16中心部は共振時に振動の節となり、共振時の振動を大幅に抑制することが可能となる。この場合、プリント板16の外周部と中心部の間に振動の腹が生じることになるが、図3の場合に比べて該振動の共振周波数が高く、また共振時の変位も小さいため、プリント板16に実装された電子部品等への影響を最小限にすることが可能となる。
図5は、本発明の第2の実施形態に係るエンコーダ10aの基本構成を示す図である。なお図4の第1の実施形態と同様の構成要素には、同じ参照符号を付して詳細な説明は省略する。
第2の実施形態では、補強部材30は、概ね片持ち梁形状を有し、詳細には、ハウジング12上であってプリント板16の外周縁より外側の部位にネジ止め、接着、又は嵌合等により立設される支柱部32と、支柱部32の上端からプリント板16の中心部上方までプリント板16と略平行に延びる梁部34と、梁部34の先端から下向きに延びるように設けられてプリント板16の外周部近傍以外の箇所、例えばプリント板16の中心部に当接する補助部材26とを有する。このような構成によっても、補強部材30によって第1の実施形態と同等の効果を得ることができる。
図6は、本発明の第3の実施形態に係るエンコーダ10bの基本構成を示す図である。なお図4の第1の実施形態と同様の構成要素には、同じ参照符号を付して詳細な説明は省略する。
第3の実施形態は、上述の第1の実施形態といくらか類似するが、概ね両持ち梁形状の補強部材36が、ハウジング12ではなくプリント板16の外周部又はプリント板16を支持する支持体18に接続されている。すなわち、補強部材36は、プリント板16の外周縁又は支持体18の上部近傍部位であって、プリント板16の中心に関して互いに反対側の部位にネジ止め、接着、又は嵌合等により立設される2つの支柱部38と、一方の支柱部38の上端からプリント板16の中心部上方を通って他方の支柱部38の上端まで延びる梁部40と、梁部40の略中間から下向きに延びるように設けられてプリント板16の外周部近傍以外の箇所、例えばプリント板16の中心部に当接する補助部材26とを有する。このような構成によっても、補強部材36によって第1の実施形態と同等の効果が得られるとともに、補強部材36を第1の実施形態の補強部材20よりもコンパクトに構成できる。
図7は、本発明の第4の実施形態に係るエンコーダ10cの基本構成を示す図である。なお図4の第1の実施形態と同様の構成要素には、同じ参照符号を付して詳細な説明は省略する。
図7に示す第4の実施形態に係るエンコーダ10cは、ハウジング12に取り付けられかつプリント板16を覆い保護するカバー42を有する。カバー42は、平面視においてプリント板16よりも大きく、好ましくは平面視においてハウジング12と同一の寸法を有し、ハウジング12上でのプリント板16の高さ(図4では上下方向距離)よりも大きい距離だけプリント板16の上方に離隔配置される。
一方、補強部材45は、カバー42の下面44の略中央に取り付けられ、プリント板16の外周部近傍以外の箇所、すなわちエンコーダに加わった振動や衝撃等によって共振しているときのプリント板16の変位が大きくなる箇所(図示例では略円板形状の中心)においてプリント板16に当接するような形状を有し、図7ではピン状の部材として示されている。或いは補強部材45は、略円板状のプリント板16の中心部に当接していれば、球状でもよいし、或いは図7の紙面に垂直な方向に延びる板状部材でもよい。このような構成によっても、補強部材45は第1の実施形態と同等の効果を得ることができる。
なお第4の実施形態のように、エンコーダ10cがカバー42を有する場合は、カバー42の内面(下面)44に補強部材45を取り付けることにより、第1〜第3の実施形態で説明した支柱部や梁部等の支持部材を省略することができる。
図8は、本発明の第5の実施形態に係るエンコーダ10dの基本構成を示す図である。なお図4の第1の実施形態と同様の構成要素には、同じ参照符号を付して詳細な説明は省略する。
第5の実施形態は、エンコーダがカバーを有する点では第4の実施形態と共通するが、補強部材46が、単純なピン状、球状又は板状の部材ではなく、プリント板16に当接することにより生じる反力によって変形し、変形した部分がカバーに押し当てられることによってカバーに対して不動に保持される。以下、詳細に説明する。
図8に示すように、補強部材46は、プリント板16の外周部近傍以外の箇所、例えばプリント板16の中心部に当接するピン状、球状又は板状のプリント板当接部分47に加え、プリント板当接部分47の上端(反プリント板側端部)に接続されかつプリント板16の径方向外側に延びる第1の棒状又は板状部分48と、第1の棒状又は板状部分48の径方向外側端部に接続されかつ上方(反プリント板側)に延びる第2の棒状又は板状部分50とを有し、図8及び図9(a)に示すように、側面視で全体として上向き開口部を備えたコの字又はU字形状を呈する。なお補強部材46は、第2の棒状又は板状部分50の上端からさらにプリント板16の径方向外側に延びる第3の棒状又は板状部分52をさらに有してもよい。
図8に示すように、補強部材46のプリント板当接部分47は、プリント板16と当接している間はプリント板16からの反力F1を受ける。この反力F1により、図9(b)に示すように、第1の棒状又は板状部分48はプリント板当接部分47に接続されている部分が最も上方に変位するように撓み、これに伴って第2の棒状又は板状部分50及び第3の棒状又は板状部分52は径方向外側に変位する。この変位により、図8に示すように、第2の棒状又は板状部分50の上端部(又は第3の棒状又は板状部分52)がカバー42の内面に押し当てられて圧力F2が発生し、該圧力F2によって補強部材46はカバー42に対して不動に保持された状態となる。すなわち第5の実施形態では、補強部材46はプリント板16からの反力によって変形してカバー42に保持されるので、補強部材46をハウジング又はカバーに固定するための手段を別途設ける必要がなく、樹脂での強化のような生産性の低下といった問題も発生しない。
なお第5の実施形態でも、補強部材46は第1の実施形態と同等の効果を得ることができる。また上述の圧力F2を好適に発生させるためには、第2の棒状又は板状部分50(又は第3の棒状又は板状部分52)は、補強部材46に反力F1が作用していない状態(図9(a))において、プリント板16の径方向への寸法に関して、カバー42の内面から僅かに離れ又は軽く当接するような寸法を有し、かつ反力F1が作用しているとき(図9(b))はカバー42の内面に押し当てられて所望の圧力F2を生じさせるような寸法を有する。
なお補強部材がない場合のプリント板の振動は、上述のように図3の破線に示すような状態となるので、その振動振幅はプリント板の中心部が最も大きい。従って補強部材又はその補助部材は、できるだけプリント板16の中心部に近い部位或いは中心部そのものにおいてプリント板16に当接することが好ましく、上述の実施形態はいずれもそのような態様を示している。しかし、プリント板に対する補強部材又は補助部材の当接箇所は該プリント板の中央には限られず、外周部近傍以外の箇所、具体的には図4に示すように支持体18に支持されている部分より径方向内側のプリント板16の箇所であれば、該当接箇所において振動の節が形成されるので、振動抑制に関して一定の効果は得られる。例えば、図4に示す補強部材20の補助部材26は、プリント板16の振動方向に垂直な方向(図4では左右方向)について、該プリント板16の中心(重心)から、該プリント板16の当該方向寸法(例えば該プリント板が円形であれば直径、矩形等の多角形であれば対角線の長さ)の1/3以下、1/4以下、1/5以下、又は1/6以下に相当する距離の範囲内のプリント板16上の部位に当接するようにしてもよい。またプリント板に当接する補強部材又は補助部材を複数設け、プリント板の外周部近傍以外の複数個所に当接するように構成することも、振動の節の数を増やして共振時の変位を小さくできる点で有効である。
また第1〜第5の実施形態において説明した補強部材又は補助部材はいずれも、プリント板と当接し、該当接箇所を振動の節とすることで共振時の振動を抑制する。そのため、プリント板と当接する補強部材又は補助部材は、ゴム等の軟性材料ではなく、金属、セラミック又はエンジニアリングプラスチック等の、一定以上の硬度を有し機械的強度に優れた材料を用いることが好ましい。
以上述べてきたように、本願発明に係るエンコーダは、プリント板の共振時の振動を抑制すべく構成された補強部材を具備し、該補強部材は、カバー、ハウジング、又はプリント板に固定され、さらに該プリント板上で共振時の振動変位を抑制したい箇所と接するような形状となっている。このような構造を持つエンコーダに振動・衝撃が加わった場合、プリント板上で補強部材が当接している箇所は共振時に振動の節となり、共振時の振動を大幅に抑制することが可能となる。このとき、プリント板の外周部と補強部材が当接している箇所の間に振動の腹が生じることになるが、補強部材がない場合に比べ、振動の共振周波数が高く、共振時の変位も小さいため電子部品への影響を低減することが可能である。
さらに補強部材は、加速度センサを使用する場合のような複雑な処理回路が不要であり、また補強部材はねじ止めや、プリント板を抑える反力により不動に保持される等の簡単な構造とできるため、樹脂での強化のような生産性の低下といった問題は発生しない。このような簡単な構造の補強部材を用いることにより、プリント板中心部の振動を抑制でき、エンコーダの振動・衝撃に対する耐久性の向上を安価で、かつ簡単な構造で実現することができる。
なお、本願発明にやや近い構造を持つエンコーダとして特許文献5に記載のものが挙げられるが、特許文献5では振動を減衰させる目的でゴムなどの振動吸収機能を有する振動抑制材料を使用しているのに対し、本提案は振動の節を生み出すために金属など強度の高い材料を用いており、振動抑制方法が異なる。また特許文献5では、振動抑制材料はハウジングとプリント板との間、又はカバーとプリント板との間に並置する必要があるが、本願発明ではその必要はなく、エンコーダの組立てが容易である。
10 エンコーダ
12 ハウジング
14 回転コード板
16 プリント板
20 補強部材
26 補助部材
42 カバー

Claims (7)

  1. ハウジングと、該ハウジング内に設けられかつ測定対象と同期回転するように構成された回転コード板と、該ハウジングに取り付けられかつ該回転コード板の上方に配置されたプリント板とを有するエンコーダにおいて、
    前記プリント板の共振時の振動を抑制すべく、該プリント板の外周部近傍以外の箇所で該プリント板と当接するように構成された補強部材を有することを特徴とする、エンコーダ。
  2. 前記補強部材は、前記プリント板に当接している際に発生する反力によって変形し、前記エンコーダを保護するカバーに不動に保持される支柱部と、前記支柱部から前記プリント板の中心方向に向かって延びる梁部と、該梁部に設けられて前記プリント板の外周部近傍以外の箇所に当接するように構成された1つ以上の補助部材と、を有することを特徴とする、請求項1に記載のエンコーダ。
  3. 前記補強部材は、前記ハウジング、前記プリント板、又は前記エンコーダを保護するカバーのいずれかに固定される1つ以上の支柱部と、前記支柱部から前記プリント板の中心部上方に向かって延びる梁部と、該梁部に設けられて前記プリント板の外周部近傍以外の箇所に当接するように構成された1つ以上の補助部材と、を有することを特徴とする、請求項1に記載のエンコーダ。
  4. 前記補助部材は、前記エンコーダを保護するカバーに直接取付けられることを特徴とする、請求項1又は3に記載のエンコーダ。
  5. 前記補助部材は、エンジニアリングプラスチック、セラミック又は金属から作製されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のエンコーダ。
  6. 前記補助部材は、ピン状、板状又は球状であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のエンコーダ。
  7. 前記梁部は、棒状又は板状であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のエンコーダ。
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