JP3990591B2 - エンコーダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータなどの回転軸に装着され該回転軸の回転数及び/又は回転角度位置を検出するエンコーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、回転軸に装着され所定の光透過パターンを有する回転板と、前記回転板を挟んで対向配置されて前記光透過パターンを通して光を授受する発光素子及び受光素子と、を備えたエンコーダが提供されている。このエンコーダでは、発光素子からの光を回転板の光透過パターンを通して受光素子が受光し、その受光信号に基づいて回転軸の回転数及び/又は回転位置の検出を行う。
【0003】
この種のエンコーダとして、特開平9−297040号公報に開示されたエンコーダがある。この従来のエンコーダは、前記回転板、前記発光素子及び前記受光素子の他に、前記発光素子及び受光素子の一方を備えてベース部材に対して取付けられたベース部側回路基板と、前記発光素子及び受光素子の他方を備え且つ前記回転板から前記回転軸の軸線方向の他方の側に間隔をあけて配置されて前記ベース部材に対して取付けられる非ベース部側回路基板と、前記ベース部側回路基板の回路と前記非ベース部側回路基板の回路とを電気的に接続するコネクタと、を備えている。前記コネクタは、雄型コネクタ本体に雄型端子が取付けられてなる雄型コネクタ半部と、雌型コネクタ本体に前記雄型端子と嵌合される雌型端子が取付けられてなる雌型コネクタ半部とからなるものである。また、この従来のエンコーダでは、ベース部材には、雄型コネクタ半部及び雌型コネクタ半部の雄型コネクタ本体及び雌型コネクタ本体が嵌合状態で保持されるコネクタ本体嵌合部が、形成されている。
【0004】
前記公報によれば、この従来のエンコーダでは、製品の歩留まりが大幅に向上するという利点と、振動によるノイズの発生や出力の断続が発生することがないという利点とが、得られると説明されている。その説明内容は、以下の通りである。
【0005】
前記従来のエンコーダでは、コネクタを用いてベース部側回路基板の回路と非ベース部側回路基板の回路とを接続するため、ベース部側回路基板側のユニットと非ベース部側回路基板のユニットを別個に扱うことができる。そのため組み立てが容易になる上、両者を別個に検査することができて、検査の結果不具合があった場合でも、個別に交換することができる。したがって、製品の歩留まりが大幅に向上する。
【0006】
また、前記従来のエンコーダでは、ベース部材のコネクタ本体嵌合部に雄型コネクタ本体及び雌型コネクタ本体が嵌合され、またベース部側回路基板及び非ベース部側回路基板もベース部材に直接取付けられている。そのため、回転板の回転により振動が発生したり、外部からの振動が加わった場合でも、ベース部材、雄型コネクタ半部及び雌型コネクタ半部並びにベース部側回路基板及び非ベース部側回路基板は、個別にバラバラに振動するのではなく、各部材が実質的に一体になった状態で一緒に振動する。その結果、雄型端子及び雌型端子との接触部に磨耗または摩擦が発生したり、または両端子が非接触状態になったりすることがない。したがって、ベース部側回路基板の回路と非ベース部側回路基板の回路をコネクタを用いて接続しても、ノイズの発生や出力の断続が発生することがない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のエンコーダでは、雄型コネクタ本体に雄型端子が取付けられてなる雄型コネクタ半部と、雌型コネクタ本体に前記雄型端子と嵌合される雌型端子が取付けられてなる雌型コネクタ半部とからなるコネクタが用いられており、前記コネクタ自体の価格が比較的高く、ひいては従来のエンコーダは高価なものとなっていた。
【0008】
また、前記従来のエンコーダでは、振動によるノイズの発生や出力の断続の発生を防止するべく、ベース部材に前記コネクタ本体嵌合部を形成している。そのため、ベース部材の構造が複雑化してしまい、この点からも、従来のエンコーダは高価なものとなっていた。
【0009】
さらに、前記従来のエンコーダでは、ベース部材に形成したコネクタ本体嵌合部に前記コネクタを構成する雄型コネクタ本体及び雌型コネクタ本体を嵌合することによって、振動によるノイズの発生や出力の断続の発生を防止しようとしている。しかし、このような嵌合状態では、コネクタ本体嵌合部と雄型コネクタ本体及び雌型コネクタ本体との間の微小な隙間によるガタツキを完全に阻止することは不可能であり、ノイズの発生や出力の断続の発生を確実に防止することができるとは言えない。前記公報には、前記ガタツキがない状態で嵌合する旨の記載があるが、実際上前記ガタツキを完全になくすことは不可能であるし、前記ガタツキを極力小さくしようとすれば、非常に高い精度が要求され、価格が大幅に高くなってしまう。
【0010】
さらにまた、前記従来のエンコーダでは、前述した構成のコネクタが用いられているので、コネクタの配置スペースが増大し、その分、大型化せざるを得なかった。
【0011】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、製品の歩留まりを向上させることができ、しかも、低価格化及び小型化を図ることができるとともに、振動によるノイズの発生や出力の断続の発生をより確実に防止することができるエンコーダを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の第1の態様によるエンコーダは、回転軸に装着され所定の光透過パターンを有する回転板と、前記回転板を挟んで対向配置されて前記光透過パターンを通して光を授受する発光素子及び受光素子と、前記発光素子及び前記受光素子のうちの一方が取り付けられた絶縁性のベース部材と、前記発光素子及び前記受光素子のうちの他方が取り付けられ前記ベース部材に着脱可能に固定された絶縁性の支持部材と、前記支持部材に取り付けられた前記発光素子又は前記受光素子が電気的に接続され前記支持部材に取り付けられた支持部材側回路基板と、前記ベース部材及び前記支持部材のうちの一方に植設された導電性ピンと、前記ベース部材及び前記支持部材のうちの他方に植設され前記導電性ピンを着脱可能に受け入れたソケットピンと、を備え、前記ベース部材側と前記支持部材側との間の所定の電気的な接続が、前記導電性ピン及び前記ソケットピンを経由して行われるものである。
【0013】
本発明の第2の態様によるエンコーダは、前記第1の態様において、前記導電性ピンの大部分が、前記ベース部材及び前記支持部材のうちの一方内に埋め込まれ、前記ソケットピンの大部分が、前記ベース部材及び前記支持部材のうちの他方内に埋め込まれたものである。
【0014】
本発明の第3の態様によるエンコーダは、前記第1又は第2の態様において、前記導電性ピン及び前記ソケットピンのうちの少なくとも一方は、前記ベース部材又は前記支持部材に、圧入又はインサート成形されることにより植設されたものである。
【0015】
本発明の第4の態様によるエンコーダは、前記第1乃至第3のいずれかの態様において、前記支持部材に植設された前記導電性ピン又は前記ソケットピンは、前記支持部材側回路基板にリード線を介することなく電気的に接続されたものである。
【0016】
本発明の第5の態様によるエンコーダは、前記第1乃至第4のいずれかの態様において、前記ベース部材に取り付けられた前記発光素子又は前記受光素子が電気的に接続され前記ベース部材に取り付けられたベース部材側回路基板を備えたものである。
【0017】
本発明の第6の態様によるエンコーダは、前記第5の態様において、前記ベース部材に植設された前記導電性ピン又は前記ソケットピンは、前記ベース部材側回路基板にリード線を介することなく電気的に接続されたものである。
【0018】
本発明の第7の態様によるエンコーダは、前記第1乃至第6のいずれかの態様において、前記ベース部材及び前記支持部材は、互いの相対的な位置を位置決めするための位置決め構造を有するものである。
【0019】
本発明の第8の態様によるエンコーダは、前記第7の態様において、前記位置決め構造は、前記ベース部材及び前記支持部材のうちの一方に突設又は形成された位置決めピン又は凸部と、前記ベース部材及び前記支持部材のうちの他方に形成され前記位置決めピン又は凸部に適合する凹部と、を含むものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるエンコーダについて、図面を参照して説明する。
【0021】
図1は、モータ30に取り付けられた本発明の一実施の形態によるエンコーダ1を示す部分縦断面図である。図2は、図1中のA−A’矢視図である。図3は、図1中のB−B’矢視図である。図4は、支持部材6側の組立体をベース部材5に装着する前の状態を示す断面図であり、図3に対応している。図5(a)は図3中のソケットピン27及び導電性ピン26のみを示す拡大断面図、図5(b)は図4中のソケットピン27及び導電性ピン26のみを示す拡大断面図である。図6は、一部を切り欠いた図1中のC−C’矢視図である。図7は、図1中のD−D’矢視図である。図8は、図1中のE−E’矢視図である。なお、図2、図3、図4及び図6において、モータ30の図示は省略している。なお、以下の説明において、上下は図1中の上下に従うものとする。
【0022】
本実施の形態によるエンコーダ1は、モータ30の回転軸31の上端側において、モータ30の筐体31に取り付けられている。モータ30の回転軸31は、筐体32を貫通して上方へ突出している。
【0023】
本実施の形態によるエンコーダ1は、モータ30の回転軸31に装着され所定の光透過パターンを有する回転板(符号板)2と、回転板2を挟んで対向配置されて前記光透過パターンを通して光を授受するLED等の発光素子3及びフォトトランジスタ等の受光素子4と、発光素子3が取り付けられた絶縁性のベース部材5と、受光素子4が取り付けられベース部材5に着脱可能に固定された絶縁性の支持部材6と、支持部材6に取り付けられた受光素子4が電気的に接続され支持部材6に取り付けられた支持部材6側回路基板7と、を備えている。
【0024】
図1に示すように、中空円筒のボス8が回転軸31の上端部に嵌め込まれ、回転板は、留め金9でボス8に固定されることにより、回転軸31に対して装着されている。また、留め金9上には、リング状で所定パターンに分割された磁極を有する永久磁石10が固定されている。留め金9は、永久磁石10の支持台を兼ねている。回路基板7における永久磁石10との対向位置には、MRセンサなどで構成される磁気センサ11が搭載されている。すなわち、本実施の形態によるエンコーダ1は、受光素子4からの信号に基づいて回転軸31の回転数及び/又は回転位置を検出するのみならず、磁気センサ11からの信号に基づいて回転軸31の回転数を検出するように構成されている。もっとも、本発明では、必ずしも、永久磁石10及び磁気センサ11を設けて磁気による回転数検出を行う必要はない。なお、ボス8の側部に設けたねじ孔にねじ12を螺合し、このねじ12を回転軸31に強く押し当てることにより、ボス8(ひいては、回転板2及び永久磁石)の回転軸7への固定及び位置決めが実現されている。この位置決めに用いるねじ12を締めたり緩めたりする場合には、ベース部材5の周壁部5cに設けた孔又はスリット(図示せず)を通してドライバを挿入すればよい。
【0025】
本実施の形態では、ベース部材5は、図1、図6乃至図8に示すように、その概略形状が上方の開口した有底円筒状となるように、ポリカーボネート又はその他の絶縁性樹脂などで成形されたものである。ベース部材5の底部5aには、回転軸31が貫通する貫通穴5bが形成されている。ベース部材5は、図1、図6及び図7に示すように、モータ30の筐体32上に4本のねじ13により固定されている。
【0026】
ベース部材5は、図1、図3、図4及び図7に示すように、発光素子3及び受光素子4に対応する付近に、回転板2に衝突しない高さを有する肉厚部5dを有している。肉厚部5dの下面側には、発光素子3を搭載したベース部材側回路基板14を配置するための凹部5eが形成されている。回路基板14は、この凹部5eに配置され、2本のねじ15により肉厚部5dに固定されている。このように、本実施の形態では、発光素子3は、回路基板14を介してベース部材5に取り付けられている。肉厚部5dには、凹部5eと連通し発光素子3を受け入れる受け入れ孔5fが形成され、さらに、受け入れ孔5fに連通するとともに上部に開口する孔5gが形成されている。孔5f,5gは、発光素子3から発して回転板2へ向かう光の光路を形成しており、その途中に、発光素子3を略平行光にするレンズ16が設けられている。
【0027】
本実施の形態では、支持部材6は、図1及び図2に示すように、その概略形状がリング状となるように、ポリカーボネート又はその他の絶縁性樹脂などで成形されたものである。支持部材6は、図1及び図2に示すように、ベース部材5の周壁部5cの上面に、4本のねじ17により着脱可能に固定されている。支持部材6は、図3及び図4に示すように、受光素子4を搭載した回路基板18を取り付けるための取り付け部6aを有しており、取り付け部6aに、回路基板18がねじ等(図示せず)により固定されている。このように、本実施の形態では、受光素子4は、回路基板18を介して支持部材6に取り付けられている。回路基板18と回路基板7との間がリード線(図示せず)により電気的に接続され、これにより、受光素子4が回路基板7に電気的に接続されている。もっとも、受光素子4を回路基板7に搭載することにより、受光素子4を直接回路基板7に電気的に接続してもよい。この場合、受光素子4は、回路基板7を介して支持部材6に取り付けられることになる。
【0028】
回路基板7は、支持部材6の開口を塞ぐように、支持部材6の上面に4本のねじ19で取り付けられている。回路基板7には、発光素子3に駆動信号を供給するための回路、及び、受光素子4及び磁気センサ11からの信号に基づいて回転軸31の回転角度位置及び回転数を示すエンコーダ出力信号を得る回路が、搭載されている。図1及び図2には、それらの回路を構成する一部の電気部品20,21,22も示している。また、回路基板7には、ケーブル23及びその先端に設けられたコネクタ24を介して、外部から電源の供給を受けるとともに外部へエンコーダ出力信号を出力するためのコネクタ25も、搭載されている。コネクタ24がコネクタ25に対して脱着可能であることは、言うまでもない。
【0029】
そして、本実施の形態では、図3乃至図6に示すように、支持部材6には、2本の導電性ピン26が植設され、ベース部材5には、2本の導電性ピン26をそれぞれ受け入れた2本のソケットピン27が植設されている。支持部材6は絶縁性を有しているので、2本の導電性ピン26が電気的に短絡又はリークするようなことはない。同様に、ベース部材5は絶縁性を有しているので、2本のソケットピン27が電気的に短絡又はリークするようなことはない。
【0030】
本実施の形態では、導電性ピン26は、支持部材6に上下に貫通した貫通孔(導電性ピン26の径より小径の貫通孔)内に圧入することにより、支持部材6に植設されている。もっとも、導電性ピン26は、例えば、支持部材6の成形時にインサート成形により植設してもよい。図3及び図4からわかるように、導電性ピン26の大部分が支持部材6に埋め込まれている。本実施の形態では、導電性ピン26の上端部は、支持部材6から上方へ突出し、回路基板7に形成されたスルーホール(図示せず)に挿通してそこに半田付けされている。導電性ピン26の下端部は、ソケットピン27のソケット部27a内に進入し得るように、支持部材6から下方へ突出している。
【0031】
また、本実施の形態では、ソケットピン27は、ベース部材5の肉厚部5dに形成され上下に貫通した貫通孔(ソケットピン27のソケット部27aより小径の貫通孔)5h内に、圧入されている。特に、ソケット部27aが貫通孔5h内に圧入されている。ソケットピン27のピン部27bは、ソケット部27aより小径であるため、圧入はされておらず単に貫通孔5h内に挿入されている。もっとも、ソケットピン27は、例えば、ベース部材5の成形時にインサート成形により植設してもよい。図3及び図4からわかるように、ソケットピン27の大部分がベース部材5に埋め込まれている。本実施の形態では、ソケットピン27は、図3乃至図5に示すように、ソケット部27aと、ピン部27bと、ソケット部27a内に設けられ導電性ピン26との電気的な接続を良好にするための接触片27cと、を有している。このようなソケットピン27は、市販されており、コネクタに比べて非常に安価である。ソケットピン27として、例えば、PRECI−DIP株式会社製の品番01702−13−2010などのソケットピンを用いることができる。なお、ソケットピン27の構造は、図5に示す例に限定されるものではない。
【0032】
ソケットピン27のピン部27bの下端部は、ベース部材5の肉厚部5dから凹部5e内へ突出し、回路基板14に形成されたスルーホール(図示せず)に挿通して、そこに半田付けされている。
【0033】
本実施の形態では、このようにして、ベース部材5側の発光素子3が搭載された回路基板14と、支持部材6側の回路基板7とが、2組の導電性ピン26及びソケットピン27を経由して電気的に接続されている。これにより、発光素子3が、回路基板14を介して回路基板7に接続され、発光素子3に駆動信号が与えられる。なお、回路基板14を用いずに、ソケットピン27のピン部27bの下部と発光素子3との間を、リード線によって電気的に接続してもよい。
【0034】
なお、本実施の形態とは逆に、支持部材6に2本のソケットピン27を植設し、ベース部材5に2本の導電性ピン26を植設してよい。また、支持部材6に導電性ピン26及びソケットピン27を1本ずつ植設し、ベース部材5にソケットピン27及び導電性ピン26を一本ずつ植設してもよい。また、本実施の形態では、導電性ピン26及びソケットピン27を経由して発光素子3に駆動信号を供給するだけであるので、それらは2組だけ設けられている。しかし、本発明では、導電性ピン26及びソケットピン27の組数は、これに限定されず、必要に応じて適宜変更してもよい。
【0035】
また、本実施の形態では、ベース部材5及び支持部材6は、互いの相対的な位置を位置決めするための位置決め構造を有している。具体的には、本実施の形態では、この位置決め構造は、図1及び図2に示すように、ベース部材5の周壁部の上面の180゜の位置関係をなす2箇所にそれぞれ突設された2本の位置決めピン28と、支持部材6の下面の対応する2箇所にそれぞれ形成され位置決めピン28に適合する凹部6bと、から構成されている。なお、位置決めピン28は、例えば、ベース部材5に予め形成した孔(位置決めピン28より小径の孔)内に圧入することによって、突設することができる。位置決めピン28に代えて、ベース部材5の成形時に、位置決めピン28に相当する凸部を形成してもよい。また、本実施の形態とは逆に、位置決めピン28又は前記凸部を支持部材6に突設又は形成し、これに適合する凹部をベース部材5に形成してもよい。
【0036】
支持部材6はねじ17でベース部材5に着脱可能に固定されるが、ねじ17が挿通される支持部材6の孔は必然的にねじ17の径より大きいので、前述した位置決め構造がない場合には支持部材6をベース部材5に対して精度良く位置決めすることができず、ひいては、回転板2に対する受光素子4の相対的な位置を精度良く再現することができない。これに対し、本実施の形態のように位置決め構造を有していれば、支持部材6をベース部材5に対して精度良く位置決めすることができ、ひいては、回転板2に対する受光素子4の相対的な位置を精度良く再現することができる。
【0037】
なお、図面には示していないが、エンコーダ1はカバーで覆われる。ケーブル23は、このカバーに形成された孔から外部に導出される。
【0038】
次に、本実施の形態によるエンコーダ1の組み立て手順の一例について、説明する。
【0039】
まず、図4に示すように、ベース部材5側の組立体と、支持部材6側の組立体とを用意する。
【0040】
ベース部材5側の組立体は、例えば、次のようにして組み立てる。まず、ベース部材5にソケットピン27を圧入する。次に、発光素子3を搭載した回路基板14を、ねじ15でベース部材5に固定する。次いで、ソケットピン27のピン部27bの下端部を回路基板14のスルーホールに半田付けする。また、レンズ16をベース部材5に取り付ける。これにより、図4中のベース部材5側の組立体が得られる。
【0041】
支持部材6側の組立体は、例えば、次のようにして組み立てる。まず、支持部材6に導電性ピン26を圧入する。次に、受光素子4を搭載した回路基板18を予めリード線で回路基板7と接続しておき、回路基板14を支持部材6に取り付ける。次いで、回路基板7をねじ19で支持部材6に固定する。その後、導電性ピン26の上端部を回路基板7のスルーホールに半田付けする。これにより、図4中の支持部材6側の組立体が得られる。
【0042】
次に、ベース部材5側の組立体のベース部材5を、ねじ13でモータ30の筐体32に固定する。
【0043】
次いで、ボス8に、回転板2、留め金9及び永久磁石10を固定する。その後、ボス8を、モータ30の回転軸31にねじ12で固定する。このとき、モータ30の磁極位置と回路基板7の原点位置とがだいたい一致するように調整する。
【0044】
その後、導電性ピン26がソケットピン27のソケット部27a内に進出するように、かつ、位置決めピン28が凹部6bに適合するように、支持部材6をベース部材5に対して位置決めした後に、支持部材6側の組立体の支持部材6を、ねじ17でベース部材5に固定する。このとき、図4に示す状態から図3に示す状態となる。
【0045】
次に、ケーブル23のコネクタ24を回路基板7上のコネクタ25に装着し、磁極の微調整を行う。モータ30を回転させる。モータ30の回転により回転板2が回転する。発光素子3からの光が回転板2に照射され、回転板2の透光領域を通過した光を光信号として受光素子4が受けて、受光素子4がこの光信号を電気信号に変換し、この電気信号を回路基板7に搭載された回路がモータ30の回転軸の回転角度位置信号としてケーブル23を介して出力する。この回転角度位置信号とモータの磁極位置をモニタして、原点(磁極)調整を行う。原点がずれているときは、一旦モータ30を停止させた後に、ねじ12をゆるめてボス8ひいては回転板2の回転方向の位置を調整し、その後ねじ12を締め付ける。再度前述したモニタを行い、原点がずれていれば以上の調整作業を繰り返す。原点がずれていなければ、原点調整を終了する。このような調整は、先の説明からわかるように、位置決めピン28によって支持部材6がベース部材5に対して精度良く位置決めされた状態で行われることになる。
【0046】
最後に、図示しないカバーで前述した要素を覆い、本実施の形態によるエンコーダ1が完成する。
【0047】
本実施の形態によるエンコーダ1では、導電性ピン26及びソケットピン27を用いてベース部材5側の回路と支持部材6側の回路とを接続するため、ベース部材5側の組立体と支持部材6側の組立体とを別個に扱うことができる。そのため組み立てが容易になる上、両者を別個に検査することができて、検査の結果不具合があった場合でも、個別に交換することができる。したがって、本実施の形態によれば、製品の歩留まりが大幅に向上する。
【0048】
また、本実施の形態では、前述した従来のエンコーダで用いられていたようなコネクタではなく、導電性ピン26及びソケットピン27が用いられている。導電性ピン26及びソケットピン27の価格は、コネクタに比べて非常に安価であるので、本実施の形態によれば、従来のエンコーダに比べて低価格化を実現することができる。
【0049】
さらに、本実施の形態では、導電性ピン26が絶縁性の支持部材6に植設されているので、導電性ピン26が雄型(又は雌型)コネクタ半部の端子に相当し、絶縁性の支持部材6が、受光素子4及び回路基板7の支持部(取り付けベース)となるという本来の機能のみならず、雄型(又は雌型)コネクタ半部の雄型(又は雌型)コネクタ本体(コネクタハウジング)としての機能も同時に果たすことになる。同様に、本実施の形態では、ソケットピン27が絶縁性のベース部材5に植設されているので、ソケットピン27が雌型(又は雄型)コネクタ半部の端子に相当し、絶縁性のベース部材5が、発光素子3及び他の部材の取り付けベースとなるという本来の機能のみならず、雌型(又は雄型)コネクタ半部の雌型(又は雄型)コネクタ本体(コネクタハウジング)としての機能も同時に果たすことになる。
【0050】
そして、本実施の形態では、支持部材6がねじ17でベース部材5に固定され、両者が一体化される。したがって、雄型コネクタ本体と雌型コネクタ本体とを固定して一体化したのと同じ結果となる。このため、本実施の形態によれば、両者の間にガタツキ等が生ずることがないことから、導電性ピン26とソケットピン27との接続部に振動が与える影響が大幅に低減され、前述した従来のエンコーダに比べて、振動によるノイズの発生や出力の断続の発生をより確実に防止することができる。
【0051】
また、本実施の形態によれば、ベース部材5には、前記従来のエンコーダで必要であったコネクタ本体嵌合部が全く不要となるので、ベース部材5の構造が簡単ですみ、この点からも、前記従来のエンコーダに比べて、より一層の低価格化を実現することができる。
【0052】
さらに、本実施の形態によれば、前述したように、支持部材6及びベース部材5がコネクタ本体(コネクタハウジング)として兼用されていることになるので、コネクタ本体の部分を別個に要していた前記従来のエンコーダに比べて、より小型化を図ることができる。
【0053】
さらにまた、本実施の形態によれば、ベース部材5と支持部材6との位置決め構造(位置決めピン28及び凹部6b)を有しているため、ユーザの使用中に回路基板7に不具合が発生した場合(使用中に不具合が発生するのは、ほとんど回路基板7である。)、製造時の組立時に必要であった信号をモニタしながらの原点調整を行うことなく、単に図4中の支持部材6側の組立体のみを交換するだけですむ。これは、エンコーダ1の製造時において、信号をモニタしながらの原点調整が、位置決めピン28によって支持部材6がベース部材5に対して精度良く位置決めされた状態で行われ、支持部材6側の組立体を新たなものに交換しても、位置決めピン28によって、支持部材6をベース部材5に対して精度良く、製造時における原点調整を行った位置に位置決めすることができ、ひいては、回転板2に対する受光素子4の相対的な位置を精度良く再現することができるからである。したがって、本実施の形態によれば、メンテナンス費用を大幅に低減することできる。
【0054】
もっとも、本発明では、ベース部材5と支持部材6との位置決め構造は必ずしも設ける必要はない。この場合には、メンテナンス費用の低減という利点は得られないものの、前述したその他の利点は得ることができる。
【0055】
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではない。
【0056】
例えば、前述した実施の形態の場合とは逆に、発光素子3を支持部材6に取り付け、受光素子4をベース部材5に取り付けてもよい。
【0057】
また、前述した実施の形態は、モータ30の回転軸31をエンコーダ1の回転軸とする例であるが、エンコーダ30内に専用の回転軸を設け、この専用の回転軸とモータ30の回転軸31とを機械的に接続するようにしてもよい。その場合、ベース部材5に当該専用の回転軸を支持する軸受を取り付ければよい。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、製品の歩留まりを向上させることができ、しかも、低価格化及び小型化を図ることができるとともに、振動によるノイズの発生や出力の断続の発生をより確実に防止することができるエンコーダを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】モータに取り付けられた本発明の一実施の形態によるエンコーダを示す部分縦断面図である。
【図2】図1中のA−A’矢視図である。
【図3】図1中のB−B’矢視図である。
【図4】支持部材側の組立体をベース部材に装着する前の状態を示す断面図である。
【図5】支持部材側の組立体をベース部材に装着する前後の状態のソケットピン及び導電性ピンのみを示す拡大断面図である。
【図6】一部を切り欠いた図1中のC−C’矢視図である。
【図7】図1中のD−D’矢視図である。
【図8】図1中のE−E’矢視図である。
【符号の説明】
1 エンコーダ
2 回転板
3 発光素子
4 受光素子
5 ベース部材
5f 位置決めピンに適合する凹部
6 支持部材
7 支持部材側回路基板
14 ベース部材側回路基板
26 導電性ピン
27 ソケットピン
28 位置決めピン

Claims (8)

  1. 回転軸に装着され所定の光透過パターンを有する回転板と、
    前記回転板を挟んで対向配置されて前記光透過パターンを通して光を授受する発光素子及び受光素子と、
    前記発光素子及び前記受光素子のうちの一方が取り付けられた絶縁性のベース部材と、
    前記発光素子及び前記受光素子のうちの他方が取り付けられ前記ベース部材に着脱可能に固定された絶縁性の支持部材と、
    前記支持部材に取り付けられた前記発光素子又は前記受光素子が電気的に接続され前記支持部材に取り付けられた支持部材側回路基板と、
    前記ベース部材及び前記支持部材のうちの一方に植設された導電性ピンと、
    前記ベース部材及び前記支持部材のうちの他方に植設され前記導電性ピンを着脱可能に受け入れたソケットピンと、
    を備え、
    前記ベース部材側と前記支持部材側との間の所定の電気的な接続が、前記導電性ピン及び前記ソケットピンを経由して行われることを特徴とするエンコーダ。
  2. 前記導電性ピンの大部分が、前記ベース部材及び前記支持部材のうちの一方内に埋め込まれ、前記ソケットピンの大部分が、前記ベース部材及び前記支持部材のうちの他方内に埋め込まれたことを特徴とする請求項1記載のエンコーダ。
  3. 前記導電性ピン及び前記ソケットピンのうちの少なくとも一方は、前記ベース部材又は前記支持部材に、圧入又はインサート成形されることにより植設されたことを特徴とする請求項1又は2記載のエンコーダ。
  4. 前記支持部材に植設された前記導電性ピン又は前記ソケットピンは、前記支持部材側回路基板にリード線を介することなく電気的に接続されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のエンコーダ。
  5. 前記ベース部材に取り付けられた前記発光素子又は前記受光素子が電気的に接続され前記ベース部材に取り付けられたベース部材側回路基板を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のエンコーダ。
  6. 前記ベース部材に植設された前記導電性ピン又は前記ソケットピンは、前記ベース部材側回路基板にリード線を介することなく電気的に接続されたことを特徴とする請求項5記載のエンコーダ。
  7. 前記ベース部材及び前記支持部材は、互いの相対的な位置を位置決めするための位置決め構造を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のエンコーダ。
  8. 前記位置決め構造は、前記ベース部材及び前記支持部材のうちの一方に突設又は形成された位置決めピン又は凸部と、前記ベース部材及び前記支持部材のうちの他方に形成され前記位置決めピン又は凸部に適合する凹部と、を含むことを特徴とする請求項7記載のエンコーダ。
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