JP2012184896A - 給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シール材やパッキン等の追加なしに、簡単かつ軽量な構成で、外装体の防水構造を実現することのできる給湯装置を提供すること。
【解決手段】本発明の給湯装置は、屋外に設置され、内部に設けられた給湯用機器を覆う外装体を有する給湯装置であって、外装体は、複数の板金部品を組み合わせて構成され、そのうちの一の板金部品の一部と、他の板金部品の一部とが重ね合わされた重ね合わせ部を有し、重ね合わせ部の内側の板金部品には、内側に凸で外側に凹となる上下方向に伸びる溝4が板金加工により設けられており、該溝4により重ね合わせ部の外側の板金部品と内側の板金部品との間に排水路6が形成され、重ね合わせ部の外側の板金部品と内側の板金部品との隙間に外部から浸入した水が、排水路6を通って重力により下降し排水路6の下部から排出されるように構成されている。
【選択図】図11

Description

本発明は、給湯装置に関する。
屋外に設置される給湯装置においては、機器を収容する外装体(筐体)から内部に雨水が浸入した場合、浸入した雨水が、内部の電気電子部品にかかることで不具合が引き起こされたり、内部に残留した雨水によって内部構成板金の錆びが発生したりする。このため、従来より、外装体の防水構造が提案されている。例えば、特許文献1には、メンテナンス時に開閉を要する前面パネルを初めとして、外装体を構成する部品の継ぎ目からの雨水の浸入を防止するため、継ぎ目の部分にシール材を設け、雨水の浸入を防止する技術が開示されている。
また、特許文献2には、電気接続箱等に利用されるケースの防水構造として、部品の継ぎ目を構成する部分に互いに嵌合する凸部および凹部を設け、嵌合した凸部と凹部の隙間を通してケース外部からケース内部へと水が浸入する経路の途中に、該隙間で形成される経路と交差し、浸入した水を重力によりケース外部へと導く水抜き溝を形成した防水構造が開示されている。
特開2004−108669号公報 特開2001−7561号公報
しかしながら、特許文献1に示されたような給湯装置では、雨水の浸入が予測される外装体を構成する部品の継ぎ目部分の形状ごとに、その形状に合わせたシール材やパッキンを構成し、各部品にシール材やパッキンを貼り付ける必要があり、加工工数がかかるという問題がある。また、給湯装置においては、火災安全の観点から、内部の部品の故障等を原因として、仮に内部から発火した場合においても、装置外への延焼を防止するため、逆に、外部からのもらい火を防ぐ目的などで、外装体を構成する部品を、難燃性の樹脂で成形した操作用窓等を除き、すべて金属にて構成することが望まれている。このため、可燃性のシール材やパッキンを設けることは好ましくない。
また、特許文献2に開示された防水構造を給湯装置の外装体に適用した場合を考えると、部品の継ぎ目の形状が複雑になるとともに、水抜き溝を形成するために金属部品の厚みを厚くすることが必要となるので、給湯装置の重量が重くなり、給湯装置の運搬作業や設置作業の作業性が著しく悪化することになる。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、シール材やパッキン等の追加なしに、簡単かつ軽量な構成で、外装体の防水構造を実現することのできる給湯装置を提供することを目的とする。
本発明に係る給湯装置は、屋外に設置され、内部に設けられた給湯用機器を覆う外装体を有する給湯装置であって、外装体は、複数の板金部品を組み合わせて構成され、そのうちの一の板金部品の一部と、他の板金部品の一部とが重ね合わされた重ね合わせ部を有し、重ね合わせ部の内側の板金部品には、内側に凸で外側に凹となる上下方向に伸びる溝が板金加工により設けられており、該溝により重ね合わせ部の外側の板金部品と内側の板金部品との間に排水路が形成され、重ね合わせ部の外側の板金部品と内側の板金部品との隙間に外部から浸入した水が、排水路を通って重力により下降し排水路の下部から排出されるように構成されているものである。
本発明によれば、給湯装置の外装体を構成する板金部品の継ぎ目を、シール材やパッキン等の追加なしの簡単な構成で、確実に防水することが可能となる。また、重ね合わせ部の内側の板金部品に板金加工により設けた溝によって排水路を形成しているので、構成材料となる金属板の厚みを厚くする必要がなく、外装体を軽量化することができる。
本発明の実施の形態1の給湯装置の正面図である。 本発明の実施の形態1の給湯装置の背面図である。 本発明の実施の形態1の給湯装置の側面図である。 比較対照例の外装体の断面を示す参考図である。 比較対照例の外装体の断面を示す参考図である。 図4中のC部の雨水の浸入経路を示す図である。 図5中のD部の雨水の浸入経路を示す図である。 図5中のD部を拡大して示す図である。 本発明の実施の形態1の給湯装置が備える外装体の左側面ケースと背面ケースとの継ぎ目の重ね合わせ部を図1中のA−A線に相当する位置で切断した断面図である。 本発明の実施の形態1の給湯装置が備える外装体の右側面ケースと本体外配管接続口取り付けケースとの継ぎ目の重ね合わせ部を図1中のB−B線に相当する位置で切断した断面図である。 本発明の実施の形態1の給湯装置が備える外装体の右側面ケースと本体外配管接続口取り付けケースとの継ぎ目の重ね合わせ部の斜視図である。 本発明の実施の形態2の給湯装置が備える外装体の右側面ケースと本体外配管接続口取り付けケースとの継ぎ目の重ね合わせ部の斜視図である。 本発明の実施の形態3の給湯装置が備える外装体の右側面ケースと本体外配管接続口取り付けケースとの継ぎ目の重ね合わせ部の斜視図である。 本発明の実施の形態4の給湯装置が備える外装体の右側面ケースと本体外配管接続口取り付けケースとの継ぎ目の重ね合わせ部の斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1、図2、図3は、それぞれ、本発明の実施の形態1の給湯装置の正面図、背面図、側面図である。これらの図に示す給湯装置10は、屋外に設置されるものであり、複数の脚11により、地面または台座に固定される。給湯装置10は、内部に設けられた給湯用機器を覆う外装体2を有している。本実施形態の給湯装置10は、給湯用機器として、湯水が通る複数の配管1aや貯湯タンク1b等を内蔵している。ただし、本発明において、給湯用機器とは、これらに限定されるものではなく、ポンプ、熱交換器、加熱装置、制御装置など、給湯に関連して設けられたすべての機器を含む。
外装体2は、前面ケース2a、右側面ケース2b、左側面ケース2c、背面ケース2d、上面ケース2e、底面ケース2f、および本体外配管接続口取り付けケース2gを組み合わせて構成されている。前面ケース2a、右側面ケース2b、左側面ケース2c、背面ケース2d、上面ケース2e、底面ケース2f、および本体外配管接続口取り付けケース2gは、それぞれ、金属板を板金加工した板金部品で構成されている。これにより、外装体2を軽量にすることができ、給湯装置10の軽量化に寄与する。このため、給湯装置10の運搬作業や設置作業の作業性を良好とすることができる。
図4および図5は、それぞれ、比較対照例の外装体の断面を示す参考図である。図4は図1中のA−A線に相当する位置での断面であり、図5は図1中のB−B線に相当する位置での断面である。複数の板金部品を組み合わせて外装体を構成する場合、水平面に対し垂直な板金部品同士の継ぎ目において、一方の板金部品の一部と他方の板金部品の一部とを重ね合わせた重ね合わせ部を設けることがある。例えば、図4に示すように、左側面ケース2cの一部と、背面ケース2dの一部とがコーナー部を跨いで重ね合わされて重ね合わせ部が構成されている(同図中のC部)。同様に、右側面ケース2bの一部と、背面ケース2dの一部とがコーナー部を跨いで重ね合わされて重ね合わせ部が構成されている。また、図5に示すように、右側面ケース2bの一部と、本体外配管接続口取り付けケース2gの一部とが重ね合わされて重ね合わせ部が構成されている(同図中のD部)。同様に、左側面ケース2cの一部と、本体外配管接続口取り付けケース2gの一部とが重ね合わされて重ね合わせ部が構成されている。
図6は、図4中のC部の雨水の浸入経路を示す図であり、図7は、図5中のD部の雨水の浸入経路を示す図である。図4あるいは図5に示す構成では、給湯装置10が風雨に曝された場合に、図6あるいは図7に示すように、重ね合わせ部の内側の板金部品と外側の板金部品との微小隙間に外部からの雨水が表面張力によって浸入し、外装体2の内部にまで水が浸入する場合がある。
なお、給湯装置10を設置場所まで運搬したり設置場所での据付作業を伴う場合の安全配慮の観点から、板金部品の端面のエッジが作業者に容易に触れないよう構成する必要がある。このため、図5のような重ね合わせ部の場合、図8に示すように、エッジ部が相手部品の曲げ部にかからないような構成が必要とされる。
図4〜図6の比較対照例を参照して説明したような雨水の浸入を防止するため、本実施形態の給湯装置10が備える外装体2では、水平面に対し垂直な板金部品同士の継ぎ目の重ね合わせ部に排水路を設けている。この点に関し、以下、図9乃至図11を参照して説明する。
図9は、本実施形態の給湯装置10が備える外装体2の左側面ケース2cと背面ケース2dとの継ぎ目の重ね合わせ部を図1中のA−A線に相当する位置で切断した断面図である。図9に示すように、左側面ケース2cと背面ケース2dとの継ぎ目の重ね合わせ部では、内側に位置する背面ケース2dに、給湯装置10の設置状態に対して上下方向に伸びる溝3が板金加工によって設けられている。この溝3は、内側に凸で外側に凹となるように形成されていている。この溝3により、左側面ケース2cと背面ケース2dとの間(重ね合わせ部の内部)に、排水路5として機能する通路が形成されている。図1に示すように、このような溝3(排水路5)は、左側面ケース2cと背面ケース2dとの継ぎ目の上から下までほぼ全長に渡って形成されており、排水路5の下端は外部に開放している。左側面ケース2cと背面ケース2dと重ね合わせ部の微小隙間に水が浸入した場合、その水は、表面張力によって微小隙間を伝って排水路5に到達する。排水路5の太さ(通路面積)は、水が表面張力によって浸透することのできる隙間の寸法よりも十分に大きくされている。このため、排水路5に到達した水は、表面張力によって排水路5内にとどまることはできないので、重力によって排水路5を伝って下降し、排水路5の下端開口から外部に排出される。このようにして、左側面ケース2cと背面ケース2dと重ね合わせ部の微小隙間に浸入した水は、排水路5によって外部に確実に排水されるので、排水路5を超えて外装体2の内部に水が浸入することはない。以上、左側面ケース2cと背面ケース2dとの継ぎ目の重ね合わせ部の構成について説明したが、右側面ケース2bと背面ケース2dとの継ぎ目の重ね合わせ部も同様に構成されている。
図10は、本実施形態の給湯装置10が備える外装体2の右側面ケース2bと本体外配管接続口取り付けケース2gとの継ぎ目の重ね合わせ部を図1中のB−B線に相当する位置で切断した断面図である。図11は、同重ね合わせ部の斜視図である。なお、図11では、見易くするための便宜上、本体外配管接続口取り付けケース2gを、右側面ケース2bの内側に隠れている部分についても実線で描いている。
図10に示すように、右側面ケース2bと本体外配管接続口取り付けケース2gとの継ぎ目の重ね合わせ部では、内側に位置する本体外配管接続口取り付けケース2gに、給湯装置10の設置状態に対して上下方向に伸びる溝4が板金加工によって設けられている。この溝4は、内側に凸で外側に凹となるように形成されていている。この溝4により、右側面ケース2bと本体外配管接続口取り付けケース2gとの間(重ね合わせ部の内部)に、排水路6として機能する通路が形成されている。図11に示すように、このような溝4(排水路6)は、右側面ケース2bと本体外配管接続口取り付けケース2gとの継ぎ目の上から下までほぼ全長に渡って形成されており、排水路6の下端は外部に開放している。右側面ケース2bと本体外配管接続口取り付けケース2gと重ね合わせ部の微小隙間に水が浸入した場合、その水は、表面張力によって微小隙間を伝って排水路6に到達する。排水路6の太さ(通路面積)は、水が表面張力によって浸透することのできる隙間の寸法よりも十分に大きくされている。このため、排水路6に到達した水は、表面張力によって排水路6内にとどまることはできないので、重力によって排水路6を伝って下降し、排水路6の下端開口から外部に排出される。このようにして、右側面ケース2bと本体外配管接続口取り付けケース2gと重ね合わせ部の微小隙間に浸入した水は、排水路6によって外部に確実に排水されるので、排水路6を超えて外装体2の内部に水が浸入することはない。以上、右側面ケース2bと本体外配管接続口取り付けケース2gとの継ぎ目の重ね合わせ部の構成について説明したが、左側面ケース2cと本体外配管接続口取り付けケース2gとの継ぎ目の重ね合わせ部も同様に構成されている。
以上説明した構成を有する本実施形態の給湯装置10の外装体2によれば、水平面に対し垂直な板金部品同士の継ぎ目の重ね合わせ部から雨水等が外装体2の内部に浸入することを確実に防止することができる。このため、内部の電気電子部品に水かかることで不具合が引き起こされたり、内部に残留した雨水によって内部構成板金の錆びが発生したりすることを確実に防止することができる。また、板金部品の継ぎ目にシール材やパッキンを設ける必要がないので、コストを低減できるとともに、火災に対する安全性を向上することもできる。
また、外装体2を構成する板金部品に板金加工により設けた溝3,4によって排水路5,6を形成しているので、外装体2の構成材料となる金属板の厚みを厚くする必要がなく、外装体2を軽量化することができる。ここで、排水路5,6に到達した水を重力によって確実に下降させるためには、排水路5,6の太さ(通路面積)が、水が表面張力によって浸透することのできる隙間の寸法よりも十分に大きいことが重要である。これに対し、本実施形態によれば、外装体2を構成する板金部品に板金加工により設けた溝3,4によって排水路5,6を形成しているので、外装体2を構成する板金部品の厚みが薄くても、排水路5,6の十分な太さ(通路面積)に形成することができる。このため、外装体2を軽量化しつつ、優れた防水性を確保することができる。
特に、本実施形態では、図9、図10に示すように、排水路5,6(溝3,4)の深さや幅が、構成材料となる金属板の厚みよりも大きくされている。このため、排水路5,6の太さ(通路面積)を十分に確保することと、外装体2の軽量化とを十分に両立することができる。
また、重ね合わせ部の内側に位置する板金部品に排水路5,6を構成するための溝3,4を形成しているので、外部からは溝が見えない。このため、製品の外観を損ねることなく、上記効果を達成することができる。また、溝3,4がリブの働きをすることにより、重ね合わせ部の剛性を高める効果も得られる。
実施の形態2.
次に、図12を参照して、本発明の実施の形態2について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。図12は、本発明の実施の形態2の給湯装置が備える外装体2の右側面ケース2bと本体外配管接続口取り付けケース2gとの継ぎ目の重ね合わせ部の斜視図である。なお、図12では、見易くするための便宜上、本体外配管接続口取り付けケース2gを、右側面ケース2bの内側に隠れている部分についても実線で描いている。
図12に示すように、本実施形態の外装体2における右側面ケース2bと本体外配管接続口取り付けケース2gとの重ね合わせ部には、外部からの水が浸入する側から斜め下方向に伸びて排水路6に合流する補助排水路9が更に設けられている。補助排水路9は、排水路6と同様に、重ね合わせ部の内側に位置する右側面ケース2bに板金加工によって溝(補助溝)を形成することによって設けられたものである。補助排水路9の太さ(通路面積)は、水が表面張力によって浸透することのできる隙間の寸法よりも十分に大きくされている。
本実施形態では、このような補助排水路9を設けたことにより、右側面ケース2bと本体外配管接続口取り付けケース2gと重ね合わせ部の微小隙間に浸入した水は、表面張力により微小隙間を伝って、まず補助排水路9に到達する。そして、補助排水路9に到達した水は、表面張力によって補助排水路9内にとどまることはできないので、重力によって補助排水路9を伝って下降して排水路6に流入する。そして、重力によって排水路6を伝って下降し、排水路6の下端開口から外部に排出される。本実施形態によれば、このようにして、重ね合わせ部の微小隙間に浸入した水をより確実に排水路6に集めて排出することができるので、より優れた防水機能が得られる。特に、本実施形態では、高さの異なる位置に複数の補助排水路9を設けている。このため、重ね合わせ部の微小隙間に浸入した水を更に確実に排水路6に集めて排出することができるので、更に優れた防水機能が得られる。
なお、本実施形態では、右側面ケース2bと本体外配管接続口取り付けケース2gと重ね合わせ部について代表して説明したが、他の重ね合わせ部にも同様の補助排水路を設けることができることは言うまでもない。
実施の形態3.
次に、図13を参照して、本発明の実施の形態3について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。図13は、本発明の実施の形態3の給湯装置が備える外装体2の右側面ケース2bと本体外配管接続口取り付けケース2gとの継ぎ目の重ね合わせ部の斜視図である。なお、図13では、見易くするための便宜上、本体外配管接続口取り付けケース2gを、右側面ケース2bの内側に隠れている部分についても実線で描いている。
図13に示すように、本実施形態の外装体2における右側面ケース2bと本体外配管接続口取り付けケース2gとの重ね合わせ部には、上下方向に伸びる2本の排水路6a,6bが並行して設けられている。排水路6a,6bは、それぞれ、実施の形態1の排水路6と同様に、重ね合わせ部の内側に位置する右側面ケース2bに板金加工によって溝4a,4bを形成することによって設けられたものである。排水路6a,6bの太さ(通路面積)は、それぞれ、水が表面張力によって浸透することのできる隙間の寸法よりも十分に大きくされている。
本実施形態では、複数の排水路6a,6bを略並行して設けたことにより、重ね合わせ部の微小隙間に浸入した水をより確実に排出することができる。例えば、一方の排水路6aの途中が異物等により閉塞されて、浸入した水が排水路6aからあふれ、排水路6aを超えて内部に浸入した場合でも、その水が排水路6bに達したところで重力により排水路6bを伝って下降し、排水路6bの下端開口から外部に排出される。このため、本実施形態によれば、特に優れた防水機能が得られる。
なお、本実施形態では、右側面ケース2bと本体外配管接続口取り付けケース2gと重ね合わせ部について代表して説明したが、他の重ね合わせ部にも同様の構成を適用することができることは言うまでもない。また、図示の構成では、2本の排水路6a,6bを並行して設けているが、上下方向に伸びる3本以上の排水路を並行して設けてもよい。
実施の形態4.
次に、図14を参照して、本発明の実施の形態4について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。図14は、本発明の実施の形態4の給湯装置が備える外装体2の右側面ケース2bと本体外配管接続口取り付けケース2gとの継ぎ目の重ね合わせ部の斜視図である。なお、図14では、見易くするための便宜上、本体外配管接続口取り付けケース2gを、右側面ケース2bの内側に隠れている部分についても実線で描いている。
図14に示すように、本実施形態の外装体2における右側面ケース2bと本体外配管接続口取り付けケース2gとの重ね合わせ部には、上下方向に伸びる排水路6が設けられている。この排水路6は、実施の形態1と同様、重ね合わせ部の内側に位置する右側面ケース2bに板金加工によって溝4cを形成することによって設けられたものであるが、この溝4cは、右側面ケース2bの上端の手前までしか形成されていない。このため、排水路6は、その上端が閉塞している。このように構成したことにより、仮に排水路6の下端開口から微小生物(例えば、蟻や蜘蛛やなめくじ)が排水路6内に這い登ってきたとしても、この微小生物が製品内部へ侵入することを確実に防止することができる。なお、本実施形態では、右側面ケース2bと本体外配管接続口取り付けケース2gと重ね合わせ部について代表して説明したが、他の重ね合わせ部にも同様の構成を適用することができることは言うまでもない。
10 給湯装置
11 脚
1a 配管
1b 貯湯タンク
2a 前面ケース
2b 右側面ケース
2c 左側面ケース
2d 背面ケース
2e 上面ケース
2f 底面ケース
2g 本体外配管接続口取り付けケース
3,4,4a,4b,4c 溝
5,6 排水路
9 補助排水路

Claims (5)

  1. 屋外に設置され、内部に設けられた給湯用機器を覆う外装体を有する給湯装置であって、
    前記外装体は、複数の板金部品を組み合わせて構成され、そのうちの一の板金部品の一部と、他の板金部品の一部とが重ね合わされた重ね合わせ部を有し、
    前記重ね合わせ部の内側の板金部品には、内側に凸で外側に凹となる上下方向に伸びる溝が板金加工により設けられており、該溝により前記重ね合わせ部の外側の板金部品と内側の板金部品との間に排水路が形成され、
    前記重ね合わせ部の外側の板金部品と内側の板金部品との隙間に外部から浸入した水が、前記排水路を通って重力により下降し前記排水路の下部から排出されるように構成されている給湯装置。
  2. 外部からの水が浸入する側から斜め下方向に伸びて前記排水路に合流する補助排水路を形成するための補助溝が前記重ね合わせ部の内側の板金部品に更に設けられている請求項1記載の給湯装置。
  3. 高さの異なる位置に複数の前記補助排水路が設けられている請求項2記載の給湯装置。
  4. 前記排水路が複数本、略並行して設けられている請求項1乃至3の何れか1項記載の給湯装置。
  5. 前記排水路の上端が閉塞している請求項1乃至4の何れか1項記載の給湯装置。
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