JP2012183653A - 画像形成装置および該画像形成装置における液滴吐出検知方法 - Google Patents

画像形成装置および該画像形成装置における液滴吐出検知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ノズルの欠損の検知時間を短縮するとともに、どのノズルに欠損が生じているのかまで検知する。
【解決手段】複数のノズルを有する液滴吐出ヘッドと、各ノズルから吐出される液滴の吐出方向と交差するように発光素子からレーザ光を照射する発光部と、液滴がレーザ光に照射された際に生じる散乱光を受光して散乱光の光量に応じた検出信号を出力する受光部と、受光部の検出信号に基づいて各ノズルの液滴吐出状態を検出する液滴吐出検出手段を備え、発光部は、レーザ光の強度を該発光部からの距離に応じてだんだんと大きく又は小さくなるように照射し、液滴吐出検出手段は、液滴吐出状態によって検出信号に差異がでるように発光部からノズルまでの距離が異なるノズルを検出対象ノズルとして複数選択し、検出対象ノズルから液滴を同時に吐出した時の散乱光に基づいて液滴吐出状態を検出する。
【選択図】図7

Description

本発明は、画像形成装置および該画像形成装置における液滴吐出検知方法に関する。
インクジェット記録装置において、紙の幅ほどの長さを持つヘッド(ラインヘッド)を備えた記録装置においては、印字時には通常ヘッドを動かさず、その真下に紙を搬送し、その際にインクを吐出して画像形成を行っている。このような印字方法を取るため、ヘッドのノズルのつまりなどによりインクが吐出されなくなると、画像形成が正常に行えなくなる。
そこで、ノズルのつまりを解消する必要があるが、そのために、まずノズルの不吐出状態の検知が行われる。その検知手段としては、従来より、レーザダイオード(LD),フォトダイオード(PD)の組からなるセンサを用い、1列のノズルから1つずつ順にインク滴を吐出させて、LDから発せられたレーザ光がインク滴と交差した際に生ずる直接光または散乱光をPDにて検出することにより、ノズルの不吐出状態(欠損)を検知する技術が知られている。
近年、ヘッドの高集積化、高密度化に伴い、ノズルの欠損を検知する時間が大幅に増加するようになっている。このような状況にあることから、例えば特許文献1に開示の技術では、検出光の光軸方向を液滴吐出口の並び方向に対して傾けるとともに液滴の吐出タイミングを制御する、或いは複数の液滴の吐出タイミングをずらして吐出させる制御を行うことにより、複数の吐出液滴を検出光の断面内において互いに重ならない状態で存在させて、飛翔液滴の検出を行う検出系を採用し、異なる液滴吐出口から吐出される複数の液滴を同時に検出することにより、検出時間の短縮を達成している。
しかしながら、従来の、各ノズルから1つずつ順にインク滴を吐出させてノズルの欠損を検出するという手法では、ヘッドの高集積化、高密度化が行われている状況では、ノズルの欠損を検知するのに時間がかかり過ぎるという問題があった。また、特許文献1の技術では、複数のノズルからインク滴を同時に吐出して、液滴の個数を判定することはできるが、どのノズルに欠損が生じているのかまで判定することはできない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ノズルの欠損の検知時間を短縮するとともに、どのノズルに欠損が生じているのかまで検知することができる画像形成装置および該画像形成装置における液滴吐出検知方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数のノズルを有する液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドの各ノズルから吐出される液滴の吐出方向と交差するように発光素子からレーザ光を照射する発光部と、吐出された液滴が前記レーザ光に照射された際に生じる散乱光を受光して散乱光の光量に応じた検出信号を出力する受光部と、前記受光部から出力された信号に基づいて各ノズルの液滴吐出状態を検出する液滴吐出検出手段を備える画像形成装置であって、前記発光部は、前記レーザ光の強度を該発光部からの距離に応じてだんだんと大きく又は小さくなるように照射し、前記液滴吐出検出手段は、液滴吐出状態によって前記検出信号に差異がでるように前記発光部からの距離が異なるノズルを検出対象ノズルとして前記液滴吐出ヘッドから複数選択し、該検出対象ノズルから液滴を同時に吐出した時の散乱光に基づいて検出対象ノズルの各々の液滴吐出状態を検出することを特徴とする。
また、本発明は、複数のノズルを有する液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドの各ノズルから吐出される液滴の吐出方向と交差するように発光素子からレーザ光を照射する発光部と、吐出された液滴が前記レーザ光に照射された際に生じる散乱光を受光して散乱光の光量に応じた検出信号を出力する受光部と、前記受光部から出力された信号に基づいて各ノズルの液滴吐出状態を検出する液滴吐出検出手段を備える画像形成装置における液滴吐出検知方法であって、前記発光部は、前記レーザ光の強度を該発光部からの距離に応じてだんだんと大きく又は小さくなるように照射し、前記液滴吐出検出手段は、液滴吐出状態によって前記検出信号に差異がでるように前記発光部からの距離が異なるノズルを検出対象ノズルとして前記液滴吐出ヘッドから複数選択し、該検出対象ノズルから液滴を同時に吐出した時の散乱光に基づいて検出対象ノズルの各々の液滴吐出状態を検出することを特徴とする。
本発明によれば、複数の検出対象ノズルの各々から同時吐出される液滴による散乱光により液滴吐出状態を検知するので、ノズルの欠損の検知時間を短縮できる。さらに、レーザ光の集光点を吐出領域外に位置となるようにして、レーザ光径が、液滴吐出領域において発光ユニットからの距離が遠ざかるにつれて縮径または拡径するようにしたことにより、発光部からの距離が異なる検出対象ノズルの各々から吐出される液滴からの散乱光の強度に違いが生じることから、どのノズルに欠損が生じているのかまで検知することができるという効果を奏する。
図1は、印字ヘッドをライン上に配置したインクジェット記録装置の全体の概略構成を示す図である。 図2は、本実施形態のインクジェット記録装置の電気的システム構成を示す図である。 図3は、本実施形態のインクジェット記録装置の印字ユニット(全体)を示したものであり、インクジェト記録装置の所定の印字位置における吐出検知ユニットを含む印字ユニットを側面から見た概略図である。 図4は、本実施形態のインクジェット記録装置の印字ユニット(全体)を示したものであり、インクジェト記録装置の所定の印字位置における吐出検知ユニットを含む印字ユニットを上面から見た概略図である。 図5は、本実施形態のインクジェット記録装置の印字ユニット(全体)を示したものであり、インクジェト記録装置の所定の印字位置における吐出検知ユニットを含む印字ユニットを搬送方向から見た概略図である。 図6の(A)は、第1の実施例における、インクジェット記録装置に備える液滴吐出検出機構の側面図であり、(B)は、その(ノズル側から見た)平面図である。 図7は、同実施例の液滴吐出方法とその液滴吐出の検知を示した図である。 図8は、第1の実施例における検出対象ノズル間距離が広い場合のインク滴の吐出状態を示す図である。 図9は、第1の実施例における検出対象ノズル間距離が広い場合のPDの検出信号を表した図である。 図10は、第1の実施例における検出対象ノズル間距離が狭い場合のインク滴の吐出状態を示す図である。 図11は、第1の実施例における検出対象ノズル間距離が狭い場合のPDの検出信号を表した図である。 図12は、第1の実施例の動作フローチャートである。 図13は、第2の実施例の液滴吐出方法とその液滴吐出の検知を示した図である。 図14は、第2の実施例におけるインク滴の吐出状態を示す図である。 図15は、第2の実施例における1組の検出対象ノズルからの液滴吐出時のPDの検出信号を表わした図である。 図16は、第2の実施例におけるインク滴の吐出状態を示す図である。 図17は、第2の実施例における1組の検出対象ノズルからの液滴吐出時のPDの検出信号を表わした図である。 図18は、第2の実施例の動作フローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる実施の形態を詳細に説明する。
はじめに、印字ヘッドをライン上に配置したインクジェット記録装置の概略構成について、図1を用いて説明する。図1は、印字ヘッドをライン上に配置したインクジェット記録装置の全体の概略構成を示す図である。
図1に示すインクジェット記録装置10は、ラインプリンタとも呼ばれ、印字時には、ライン上に印字幅分の印字ヘッド11(以下、ヘッド11と記す)を固定して配置し、搬送されてきた記録用紙に印字するようになっている。このヘッド11には、インクを吐出するための複数のノズルが配置される。通常、印字ヘッドユニット12(以下、ヘッドユニット12と記す)に搭載されるヘッド11は、複数のものが千鳥状に並べて配置されるものであるが、ラインヘッドとして、1つのユニットを搭載しても構わない。
このヘッドユニット12には、通常、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインクを吐出する複数のヘッド11を用紙搬送方向に配置し、インク吐出方向を下方に向けて装着している。なお、インク色の数及び用紙搬送方向に対しての配列順序はこれに限るものではない。
また、図面には記載していないが、ヘッドユニット12には、各ヘッド11に各色のインクを供給するためのサブタンクを搭載している。この各色のサブタンクにはインク供給チューブを介して、カートリッジ装填部に装着されたインクカートリッジ(インクタンク)からインクが補充供給される。なお、このカートリッジ装填部にはインクカートリッジ(インクタンク)内のインクを送液するための供給ポンプユニットが設けられている。
通常、インクジェット記録装置10のヘッドユニット12は、ヘッド11のノズル開口部のインク乾燥防止のため、維持ユニット13でキャップした状態で待機している。ユーザが印字開始を始めるとヘッドユニット12は維持ユニット13でのキャップを解除し、印字開始するためのホームポジションへ移動する。印字は通常この位置で固定して行われる。印字が終わり、ヘッドユニット12をキャップさせたい場合は、待機状態として維持ユニット13へ移動しキャップさせる。長時間印字させない場合や電源を落とす場合は、この維持ユニット13でヘッド11のノズル開口部をキャップした状態にしておく。
図1の給紙ユニット14には、用紙をセットする給紙トレイが搭載されており、この給紙トレイから用紙を1枚ずつ分離し給送するようになっている。この給紙トレイは任意の用紙サイズに適用できるよう構成されており、用紙がセットされた際にセンサで検知して、用紙サイズと用紙の方向(縦か横か)も判別できるようになっている。また、センサにより給紙トレイの用紙が無くなった時や給紙時のエラ−も検知できるようになっている。また、連続で印字する時は、紙間も変更可能であり、用紙サイズや搬送速度(印字速度)に応じてその都度調整することも可能である。
給紙された用紙は、エアー吸着用ファン15によって発生される負圧によって、エアー吸着用の搬送ベルト16に吸着され一枚毎に搬送される。そこで用紙がヘッドユニット12を通過する時に各ヘッド11よりインクを吐出させて文字や画像を印字する。印字終了した用紙は、排紙ユニット17へ搬送され排紙トレイに蓄積される。
また、図1に示さないが、空吐出する際の廃液インクを収める廃液ユニット18がヘッドユニット12の下の所定の位置に配置されている。通常、この廃液ユニットは満タンになるとセンサで検知しユーザが廃液として捨てるようになっている。
次に、本実施形態のインクジェット記録装置の電気的システム構成について、図2を用いて説明する。図2は、本実施形態のインクジェット記録装置の電気的システム構成を示す図である。
図2に示すインクジェット記録装置10は、大まかにヘッド11を制御し印字を行うヘッドユニット12と、用紙を給紙トレイから給紙し搬送させるための給紙ユニット14と、ヘッド11のメンテナンス等を行うための維持ユニット13と、ヘッドユニット12を制御するヘッドコントロールボード19や各ユニットを制御する各種コントロールボード20から構成されている。
ヘッドコントロールボード19は、PC30からの印刷データに基づきヘッド11の各ノズルに対するインク滴の吐出やインク滴の吐出量を制御する。また、後述の吐出検知の際の制御も行う。このヘッドコントロールボード19、および各種コントロールボード20は、CPUや、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ又はDRAMなどの揮発性メモリ等のメモリを実装した制御手段である。ヘッドコントロールボード19のメモリには、ヘッドユニット12を制御するための制御プログラムや、後述の吐出検知を制御するためのプログラム等が記憶されている。
各ユニットと情報処理装置であるPC30とはUSBで接続され、PC30と各ユニットとのデータやコマンドのやりとりはUSB通信によって行われる。本インクジェット記録装置10では、給紙ユニット14と維持ユニット13はRS232Cで通信しているが、共通化を図るため、RS232CをUSBに変換している。これは市販の変換ケーブルを使用しており、これによりPC30とは全てのユニットがUSB通信できることになり、PC30では、接続された全てのユニットを異なるUSB機器として認識し、各識別IDにより通信、制御することができる。
また、ヘッドユニット12は、複数のヘッド11を制御できるヘッドコントロールボード19をそれぞれUSBで接続し、USBハブでまとめてPC30と接続するようになっている。図2では、ライン上に配置した10個のヘッド11を1枚のヘッドコントロールボード19で制御するように示しているが、印字サイズ等により1枚のヘッドコントロールボード19で制御できるヘッド11の数は10個に限定するものではない。
上記構成では、ヘッド11の構成を変更したい場合、それに対応したヘッドコントロールボード19をUSBで接続するだけで変更に対応することができるようになる。また、PC30からみれば、USB機器として認識されるので今まで通リ容易に対応が可能となる。
また、本実施形態では、給紙ユニット14からの所定のディスクリート信号をヘッドコントロールボード19にパラレルに接続する構成としている。よってヘッドコントロールボード19を追加する場合、このディスクリート信号をパラレルに接続していけば容易に対応することができる。
次に、本実施形態のインクジェット記録装置の吐出検知ユニットについて図3〜5を用いて説明する。
図3は、本実施形態のインクジェット記録装置の印字ユニット(全体)を示したものであり、インクジェト記録装置の所定の印字位置における吐出検知ユニットを含む印字ユニットを側面から見た概略図である。
図3に示す印字ユニットには、それぞれのヘッド列毎に吐出検知ユニットが装備されている。図3では、各色2個ずつ計8個の吐出検知ユニットが搭載されており、ヘッド11全体のノズルに応じた吐出検知を行うことができ、ノズルの欠損を検知するようになっている。
印字ユニットの両端には、吐出検知ユニットとしてそれぞれ吐出検知用の発光ユニット21と受光ユニット(図4の符号22)を搭載している。印字位置では、ヘッド11−搬送ベルト16間のギャップは通常1mm程度とされている。このギャップ間で吐出検知を行うが、印字直前に吐出検知を行って問題ない場合は、そのまま搬送ベルト16を動作させ印字用紙を搬送させて印字を行うものとする。また、印字直前の吐出検知でノズル欠損等が判明した時は、印字ユニットを維持位置へ移動しそのヘッド11やノズルのみ回復動作を行うものとする。
図4は、本実施形態のインクジェット記録装置の印字ユニット(全体)を示したものであり、インクジェト記録装置の所定の印字位置における吐出検知ユニットを含む印字ユニットを上面から見た概略図である。
図4に示す印字ユニットの両端には、それぞれ吐出検知用の発光ユニット21と受光ユニット22を搭載している。印字ユニットにはヘッド11が同図に示すように千鳥状に配列されており、ヘッド列毎にそれぞれ吐出検知ユニットが装備されている。
また、ここで使用する搬送ベルト16には、用紙を搬送させ吸引するための穴が開いている。通常この穴は均等に配置されており、本実施形態では、この搬送ベルト16の穴の移動に同期させて吐出検知用のインク滴を吐出させてノズルの欠損を検知するようになっている。
なお、同図には示していないが、維持位置(維持ユニット13上の所定位置)は、ヘッド11のクリーニング等の回復動作を行う場所であり、前述のように、この維持ユニット13にはヘッド11を乾燥等から防ぐためのキャップがあって、印字を行わない場合は通常ヘッド11はこのキャップで塞いでおくようになっている。
図5は、本実施形態のインクジェット記録装置の印字ユニット(全体)を示したものであり、インクジェト記録装置の所定の印字位置における吐出検知ユニットを含む印字ユニットを搬送方向から見た概略図である。図5では、所定の印字位置における吐出検知状態を示している。
印字ユニットの両端には、それぞれ吐出検知用の発光ユニット21と受光ユニット22がある。この発光ユニット21及び受光ユニット22を印字ユニットに取り付ける際は、光軸調整を行い精度よく取り付けることが必要であり、通常、取付用の冶具等を用いて取付けを行っている。発光ユニット21のLDから発せられるレーザ光は、ヘッド11−搬送ベルト16間のギャップを通る。従って、このレーザ光は、ヘッド11の各ノズルから吐出されるインク滴の吐出方向と交差するように照射されることになる。そして、このレーザ光がヘッド11から吐出されたインク滴にあたって散乱された散乱光を受光ユニット22のPDで受光する。なお、本実施形態では、レーザ光に反射した間接光(散乱光)をみる間接法により吐出検出を行うので、PDは、レーザ光の光軸からずれた位置に設けられる。この受光側のPDにて液滴を検知した時にその出力電圧レベルが上がることにより液滴の吐出を検出することができる。なお、PDの、光軸からずらした位置、距離によってそのPDの出力電圧レベルは変わる。
続いて以下では、本実施形態のインクジェット記録装置における液滴吐出検出に関してその詳細を説明する。
図6(A)、図6(B)はそれぞれ、インクジェット記録装置に備える液滴吐出検出機構の側面図、および(ノズル側から見た)平面図である。
図6に示す液滴吐出検出機構は、発光ユニット21のLDから照射されるレーザ光を、ヘッド11のノズルから吐出されるインク滴と交差するように照射し、吐出されたインク滴にレーザ光が照射された際に生じる散乱光を受光ユニット22のPDで受光して、このPDから出力される出力電圧レベルからインク滴の吐出を判定することにより、液滴吐出状態を検出する。
発光ユニット21は、LD、コリメートレンズ23、アパーチャ24を備え、LDが発するレーザ光はコリメートレンズ23とアパーチャ24を介して照射される。照射されるレーザ光は集光点を有し、この集光点は吐出領域外に位置となるようにしている。そのため、レーザ光径は、液滴吐出領域において発光ユニット21からの距離が遠ざかるにつれて縮径し、レーザ光の強度はレーザ光径が縮径するほど強くなる。本実施形態では、このレーザ光径を発光ユニット21からの距離が遠ざかるにつれて縮径するようにしているが、レーザ光径を発光ユニット21からの距離が遠ざかるにつれて拡径するようにしてもよい。その場合のレーザ光の強度はレーザ光径が拡径するほど弱くなる。いずれにせよ、後述の液滴吐出状態を検出することができる。
受光ユニット22は、PDを備え、吐出されたインク滴にレーザ光が照射された際に生じる散乱光をPDにより受光して、インク滴の吐出を検出する。PDは散乱光を受光するため、レーザ光が直接PDに入射しないよう、PDがレーザ光の光軸上から外れる位置となるように受光ユニット22は設置される。なお、レーザ光径を液滴吐出領域において発光ユニット21からの距離が遠ざかるにつれて縮径させた場合は、検出対象ノズルが発光ユニット21から遠ざかるにつれてPDの散乱光の検出信号のレベルは大きくなり、逆にレーザ光径を拡径させた場合はPDの検出信号のレベルは小さくなる。
ヘッド11は、図6(B)に示すように、ノズル列1、ノズル列2の2列のノズル列を備える。発光ユニット21から照射されるレーザ光の幅は、ノズル列間の幅よりも広く、ノズル列1、ノズル列2から吐出されるインク滴は全てこのレーザ光によって照射される。
(第1の実施例)
次に、液滴吐出検知方法の第1の実施例を、図7〜12を用いて説明する。
図7は、本実施例の液滴吐出方法とその液滴吐出の検知を示した図である。図7(A),7(C)に示すように、液滴吐出検出時に、ノズル列1はLD側の端のノズルからPD側に向かって、一方、ノズル列2はPD側の端のノズルからLD側に向かってそれぞれインク滴の順次吐出を同時に行う。ノズル列1とノズル列2の順次吐出は同期しており、インク滴は2ノズルずつ吐出されることになる。
ノズル列1のLD側のノズルと、ノズル列2のPD側のノズルから同時にインク滴が吐出されるため、両ノズルからインク滴が吐出された場合、吐出された2つのインク滴は、同時にレーザ光軸を通過する。レーザ光の幅はノズル列間の幅よりも広く、インク滴はノズル列1およびノズル列2の異なるノズル列から同時に吐出されているため、吐出された2つのインク滴は同時にレーザ光に照射され散乱光を生じる。このことにより、ノズル列1とノズル列2の吐出を同時に検出することができる(図7(B)参照)。
図8は、検出対象ノズル間距離が広い場合のインク滴の吐出状態を示し、図9は、その時のPDの検出信号を表した図である。以下の説明では、吐出領域を中央で2等分し、LD側領域に存在するノズルをLD側ノズル、PD側の領域に存在するノズルをPD側のノズルと称す。
検出信号は受光ユニット22のPDが受光する散乱光の光量に応じて出力される。ノズルに欠損がある場合には、散乱光を受光することができないため検出信号は出力されない。
LD側ノズルとPD側ノズルが同時に吐出した場合の検出信号は、受光部が2つの吐出インク滴から生じる散乱光を同時に受光するため、図9に示すように検出信号レベルは高くなる。
発光ユニット21のLDから照射されるレーザ光の強度は、LDから遠ざかりPD側に近づくほど強くなるため、インク滴に照射されるレーザ光の強度に差が生じる。このレーザ光強度の差から、LD側ノズルとPD側ノズル単体の吐出検出信号レベルには差が生じ、検出信号レベルはPD側ノズルの方が高くなる。
吐出液滴の数、吐出ノズルの位置により検出信号レベルがそれぞれ異なるため、図9に示すように3つの閾値を設定することで、LD側ノズル、PD側ノズルの吐出状態を個々に検出することができる。
図10は、検出対象ノズル間距離が狭い場合のインク滴の吐出状態を示し、図11は、その時のPDの検出信号を表した図である。
検出対象ノズル間距離が狭くなると、レーザ光上のほぼ同位置でインク滴が吐出されるため、インク滴に照射されるレーザ光強度には差がなくなり、LD側ノズルとPD側ノズル単体の吐出検出信号レベルはほぼ等しくなる。
一方、検出対象ノズル間距離が変化すると、LD側ノズルとPD側ノズル単体の検出信号は変化するものであるが、LD側ノズルとPD側ノズルから同時吐出された場合の検出信号レベルは検出対象ノズル間距離に依存せず一定である。
検出対象ノズル間距離が狭くなるとLD側ノズル、PD側ノズル単体の吐出検出レベル差が小さくなるため、検出対象ノズル間距離が広い場合のように、閾値によりノズルの吐出状態を検出するのが困難となる。そのため検出基準ノズル間隔Lを設定し、検出対象ノズル間距離がL以下になった場合には、後述の別処理にて個々のノズルの液滴吐出状態を検出する。なお、検出基準ノズル間隔Lの長さは、レーザ光の強度変化の度合いにより設定される。
次に、本実施例におけるインクジェト記録装置の吐出検知の際の動作について、図12を用いて説明する。図12は、本実施例におけるインクジェト記録装置の吐出検知の際の動作フローチャートである。なお、この吐出検知の際の制御は、ヘッドコントロールボード19によって行われる。
液滴吐出検出が開始されと、ノズル列1はLD側の端から、ノズル列2はPD側の端から検出対象ノズルとなるノズルが選択されて、ノズル列1とノズル列2の各検出対象ノズルからインク滴が同時に吐出される(ステップS101)。このとき、2つの検出対象ノズル間距離は検出基準ノズル間隔L以上であり、PDの検出信号により各検出対象ノズルからの各々の液滴吐出を検出できる(すなわち、各検出対象ノズルの液滴吐出状態によって検出信号に差異がでる)距離となっている。
検出対象ノズルからインク滴が吐出されると、このインク滴によりレーザ光が散乱され、その散乱光がPDに受光されてPDから検出信号が出力される。検出信号は、まず閾値Th1により判別され、検出信号レベルが閾値Th1を超える場合は(ステップS102でYes)、欠損なし(不良ノズルなし)とデータ処理される。
そして、全ノズルに対する液滴吐出検出が完了するまで(すなわち、ステップS104でNoではなくYesと判定されるまで)、ステップS105にて検出対象ノズルを変更してステップS101に戻り、一連の動作を繰り返す。なお、検出対象ノズルの変更は、各ノズル列の中央に向って1つ隣のノズルを検出対象ノズルとして選択することにより行う(本実施例において以下同様)。
一方、検出信号レベルが閾値Th1を超えなかった場合には、検出対象ノズルのどちらかのノズルが欠損しているか、両方とも欠損しているため、どちらの場合であるかを閾値Th3より判別する。検出信号レベルが閾値Th3を上回る場合には(ステップS106でYes)、片側ノズル欠損と判別され、ステップS108以降の欠損ノズル特定処理へと進む。一方、閾値がTh3を下回る場合には(ステップS106でNo)、両ノズル欠損と判別され、以後、前述のように検出対象ノズルを変更して一連の動作を繰り返す。
ステップS108では、具体的に欠損ノズルを特定する前に、検出対象ノズル間距離がL以上であるかどうかを判別する。検出対象ノズル間距離が一定(ここでは、検出基準ノズル間隔L)以上の場合は(ステップS108でYes)、LD側ノズルとPD側ノズル単体の検出信号レベルに差があるため、初めに出力された検出信号が閾値Th2により判別することができ、ステップS109にて不良ノズルを特定する。具体的には、検出信号レベルが閾値Th2を上回る場合はLD側ノズル欠損、閾値Th2を下回る場合はPD側ノズル欠損と判別され、以後、前述のように検出対象ノズルを変更して一連の動作を繰り返す。
一方、検出対象ノズル間距離がLより小さい場合は(ステップS108でNo)、LD側ノズルとPD側ノズル単体の検出信号レベルに差がないため。検出対象ノズルのうちの1ノズルからインク滴を再度吐出する(ステップS110)。このとき、出力された検出信号は閾値Th3により判別することができ、ステップS111にて不良ノズルを特定する。具体的には、検出信号レベルが閾値Th3を上回る場合には吐出を行っていない方のノズルが欠損、閾値Th3を下回る場合には吐出ノズルが欠損と処理され、以後、前述のように検出対象ノズルを変更して一連の動作を繰り返す。
一連の液滴吐出検出処理は、全ノズル終了するまで繰り返され、全ノズルが検出処理を終えて液滴吐出検出動作終了となる。
(第2の実施例)
次に、液滴吐出検知方法の第2の実施例を、図13〜18を用いて説明する。
図13は、本実施例の液滴吐出方法とその液滴吐出の検知を示した図である。図13(A),13(C)に示すように、液滴吐出検出時に、ノズル列1は、LD側の端のノズルから吐出領域中央ノズルに向かって、ノズル列2は吐出領域中央ノズルからPD側の端のノズルに向かってそれぞれインク滴の順次吐出を同時に行う。ノズル列1とノズル列2の順次吐出は同期しており、インク滴は2滴ずつ吐出されることになる。そして順次吐出終了後、ノズル列1とノズル列2を入れ替えて、吐出領域すべてのノズルの順次吐出することによって液滴吐出検出を行う。
ノズル列1とノズル2は、上記のようにして同期して順次吐出するため、検出対象ノズル間距離は常に一定となる。また、検出対象ノズル間距離は、第1の実施例の検出基準ノズル間隔Lよりも十分広いものとすることができる。従って、本実施例では、第1の実施例のように、検出対象ノズル間距離が検出基準ノズル間隔Lより小さい場合のように、検出対象ノズルのうちの1ノズルからインク滴を再度吐出して再検出をする必要がない。
図14および図16は、本実施例におけるインク滴の吐出状態を示し、図15および図17は、1組の検出対象ノズルからの液滴吐出時のPDの検出信号を表わした図である。図15は、検出対象ノズルがLD側の端のノズルと中央ノズルの時(図14参照)の検出信号であり、図17は、検出対象ノズルが中央ノズルとPD側の端のノズルの時(図16参照)の検出信号である。
図14に示した液滴吐出状態の場合と図16に示した液滴吐出状態の場合とでは検出対象ノズルの位置が異なる。インク滴を照射するレーザ光強度は、前述のように吐出ノズルの位置により異なるため、出力される検出信号レベルも異なる。レーザ光強度はPD側に近づくにつれて強くなるため、検出対象ノズルがPD側領域にある図16に示した液滴吐出状態の場合の方が図14に示した液滴吐出状態の場合よりも検出信号の電圧レベルが高いものとなる。
本実施例の液滴吐出検知方法は、検出対象ノズル間距離が常に一定で検出基準ノズル間隔Lよりもその間隔が広いため、常にLD側ノズルとPD側ノズルの単体の検出信号レベルに差が生じることを利用して、図15および図17に示すように3つの閾値(Th1,Th2,Th3)を設定することで、この閾値と検出信号のレベルから個々のノズルの液滴吐出状態を検出することができる。
なお、図15に示す検出信号と図17に示す検出信号を比較してわかるように、検出対象ノズルの位置によって検出信号レベルが異なるため、検出対象ノズルの位置に応じて、閾値を変更する。検出信号レベルは、検出対象ノズルがPD側に近づくほど高くなるため、閾値レベルも検出対象ノズルがPDに近づくにつれて高くする。このため、図15に示す閾値よりも図17に示す閾値のほうが閾値レベルは高くなる。このように閾値を変更するために、ノズルの位置毎の閾値を予め設定しておき、検出信号との比較の際、検出対象ノズルの位置に応じた閾値を用いるようにするとよい。
次に、本実施例におけるインクジェト記録装置の吐出検知の際の動作について、図18を用いて説明する。図18は、本実施例におけるインクジェト記録装置の吐出検知の際の動作フローチャートである。なお、この吐出検知の際の制御は、ヘッドコントロールボード19によって行われる。
本実施例における基本的な動作は、前述の第1の実施例における動作と同様のものとなっている。従って、ここでは共通する処理についての説明は省略する。ただし、本実施例では、第1の実施例のステップS101に対応する本実施例のステップS201において、液滴吐出検出が開始されると、ノズル列1はLD側の端から、ノズル列2は、ノズル列を2等分(吐出領域2等分)したPD側のノズル列中央よりの端から検出対象ノズルとなるノズルが選択されて、ノズル列1とノズル列2の各検出対象ノズルからインク滴が同時に吐出される。このとき、検出対象ノズル間距離は、検出基準ノズル間隔L以上の距離となっており、PDの検出信号により各検出対象ノズルからの各々の液滴吐出を検出できる(すなわち、各検出対象ノズルの液滴吐出状態によって検出信号に差異がでる)距離となっている。そして、後続の処理での吐出ノズルの変更の際には、PD側に向って1つ隣のノズルが検出対象ノズルとして選択される。これにより検出対象ノズル間距離が常に一定(検出基準ノズル間隔L以上)となるため、第1の実施例のように検出対象ノズル間距離が検出基準ノズル間隔L以上かまたは小さいかの判断(ステップS108)および検出対象ノズル間距離が検出基準ノズル間隔Lより小さい場合の処理(ステップS109,S110)が省かれ、欠損ノズル特定のために再度検出対象ノズルからインク滴を吐出する必要がなくなる。なお、図18には示さないが、前述のように3つの閾値は、検出対象ノズルの位置に応じた閾値を用いる。
以上、本実施形態のインクジェット記録装置10およびそのインク滴の吐出検知の手法の詳細を説明した。本実施形態では、2つのノズル列が平行に配置されたヘッド11から吐出されるインク滴を検知する際、インク滴を1組(2個)のノズルから同時に吐出させてその検知波形の電圧レベルよりノズルの欠損を検知する。これにより、同じノズル数であっても2個のノズルから同時に吐出してノズルの欠損を検知できるので、従来の1個のノズルからインク滴を吐出して吐出検知を行う場合よりも、検知時間を半減でき検知時間を短縮することができる。また、レーザ光の集光点を吐出領域外に位置となるようにして、レーザ光径が、液滴吐出領域において発光ユニット21からの距離が遠ざかるにつれて縮径または拡径するようにしたことにより、発光ユニット21からの距離が異なる検出対象ノズルの各々から吐出される液滴からの散乱光の強度に違いが生じることから、1組の検出対象ノズルのいずれのノズルが欠損しているかも判定することができる。
なお、本実施形態の画像形成装置における吐出検出を実行するための制御プログラムやその他のプログラムは、当該画像形成装置に備わるNV−RAMやROMやその他の不揮発性記憶媒体に予め組み込まれて提供される以外に、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録し提供することも可能である。
または、上記プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供または配布するように構成してもよい。
以上、発明を実施するための実施の形態について説明を行ったが、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨を損なわない範囲で変更することが可能である。
10 インクジェット記録装置
11 印字ヘッド(ヘッド)
12 印字ヘッドユニット(ヘッドユニット)
13 維持ユニット
14 給紙ユニット
15 エアー吸着用ファン
16 搬送ベルト
17 排紙ユニット
18 廃液ユニット
19 ヘッドコントロールボード
20 各種コントロールボード
21 発光ユニット
22 受光ユニット
23 コリメートレンズ
24 アパーチャ
30 PC
特開2006−110964号公報

Claims (12)

  1. 複数のノズルを有する液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドの各ノズルから吐出される液滴の吐出方向と交差するように発光素子からレーザ光を照射する発光部と、
    吐出された液滴が前記レーザ光に照射された際に生じる散乱光を受光して散乱光の光量に応じた検出信号を出力する受光部と、
    前記受光部から出力された信号に基づいて各ノズルの液滴吐出状態を検出する液滴吐出検出手段を備える画像形成装置であって、
    前記発光部は、前記レーザ光の強度を該発光部からの距離に応じてだんだんと大きく又は小さくなるように照射し、
    前記液滴吐出検出手段は、
    液滴吐出状態によって前記検出信号に差異がでるように前記発光部からの距離が異なるノズルを検出対象ノズルとして前記液滴吐出ヘッドから複数選択し、
    該検出対象ノズルから液滴を同時に吐出した時の散乱光に基づいて検出対象ノズルの各々の液滴吐出状態を検出する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記液滴吐出ヘッドは複数のノズル列が設けられており、前記検出対象ノズルは、異なるノズル列から1つずつ選択されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記発光部から照射されるレーザ光は、レンズおよびアパーチャを介して照射され、吐出領域外で集光しており、受光部側に近づくにつれレーザ光径が縮径または拡径することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記液滴吐出検出手段は、前記検出信号と予め定めた複数の閾値に基づいて前記検出対象ノズルの各々のノズルの吐出の有無を判定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記液滴吐出検出手段は、前記検出対象ノズルの間隔が所定間隔より小さくなった場合、1つの検出対象ノズルから再度吐出させてその液滴吐出状態を検出することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記液滴吐出検出手段は、前記閾値の大きさを、前記検出対象ノズルの位置に応じて変更することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載に画像形成装置。
  7. 複数のノズルを有する液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドの各ノズルから吐出される液滴の吐出方向と交差するように発光素子からレーザ光を照射する発光部と、吐出された液滴が前記レーザ光に照射された際に生じる散乱光を受光して散乱光の光量に応じた検出信号を出力する受光部と、前記受光部から出力された信号に基づいて各ノズルの液滴吐出状態を検出する液滴吐出検出手段を備える画像形成装置における液滴吐出検知方法であって、
    前記発光部は、前記レーザ光の強度を該発光部からの距離に応じてだんだんと大きく又は小さくなるように照射し、
    前記液滴吐出検出手段は、
    液滴吐出状態によって前記検出信号に差異がでるように前記発光部からの距離が異なるノズルを検出対象ノズルとして前記液滴吐出ヘッドから複数選択し、
    該検出対象ノズルから液滴を同時に吐出した時の散乱光に基づいて検出対象ノズルの各々の液滴吐出状態を検出する
    ことを特徴とする画像形成装置における液滴吐出検知方法。
  8. 前記液滴吐出ヘッドは複数のノズル列が設けられており、前記検出対象ノズルは、異なるノズル列から1つずつ選択されることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置における液滴吐出検知方法。
  9. 前記発光部から照射されるレーザ光は、レンズおよびアパーチャを介して照射され、吐出領域外で集光しており、受光部側に近づくにつれレーザ光径が縮径または拡径することを特徴とする請求項7または請求項8に記載の画像形成装置における液滴吐出検知方法。
  10. 前記液滴吐出検出手段により、前記検出信号と予め定めた複数の閾値に基づいて前記検出対象ノズルの各々のノズルの吐出の有無を判定することを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1項に記載の画像形成装置における液滴吐出検知方法。
  11. 前記検出対象ノズルの間隔が所定間隔より小さくなった場合、前記液滴吐出検出手段により、1つの検出対象ノズルから再度吐出させてその液滴吐出状態を検出することを特徴とする請求項7から請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置における液滴吐出検知方法。
  12. 前記液滴吐出検出手段により、前記閾値の大きさを、前記検出対象ノズルの位置に応じて変更することを特徴とする請求項7から請求項10のいずれか1項に記載に画像形成装置における液滴吐出検知方法。
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