JP2012180951A - 冷却装置のドレン水蒸発装置 - Google Patents

冷却装置のドレン水蒸発装置 Download PDF

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Abstract

【課題】並設された複数枚の蒸発板の設置状態を維持し、且つ、ドレン水の浸透による当該ドレン水の蒸発処理効率の維持も図ることができる冷却装置のドレン水蒸発装置を提供する。
【解決手段】ドレン水蒸発装置は、冷却装置の冷媒回路を構成する冷却器からのドレン水を受容して蒸発処理する蒸発皿と、該蒸発皿内に載置され、ドレン水が浸透して当該ドレン水の蒸散を促進する蒸発部材とを備える。蒸発部材は、複数枚並設された蒸発板53と、各蒸発板に形成された挿通孔54、56と、この挿通孔内に挿通されて各蒸発板間に渡る短冊状の接続部材とを備えている。
【選択図】図14

Description

本発明は冷却装置の冷媒回路を構成する冷却からのドレン水を受容して蒸発処理するドレン水蒸発装置に関する。
従来よりこの種の冷却装置のドレン水蒸発装置は、冷蔵ショーケースなどの本体下部に形成された機械室内に金属製の蒸発皿を設け、冷却器からのドレン水をこの蒸発皿にて受容していた。そして、この蒸発皿内に配設される電気ヒータにて、蒸発皿内のドレン水を強制的に加熱処理していた。
これ以外にも、ドレン水を受容する蒸発皿内に繊維織布や多孔質プラスチック材などの吸水性の良い材料を板状に成形した蒸発板を複数枚設けて蒸発表面積を拡大し、ドレン水をこの蒸発板に吸収させ、送風中に発散させることによって蒸発処理能力を向上させている。
例えば、特許文献1に示す如きドレン水蒸発装置では、各蒸発板の下縁前後に切込が形成されており、同じく切込が所定間隔で形成された接続部材に各蒸発板の切込を嵌合接続することにより、各蒸発板を相互に所定の間隔を保持している。
特開平10−205982号公報
ところで、上述した如き従来の構成では、各蒸発板は、下端のみで接続部材に嵌合接続されているため、経年劣化した際、ドレン水の吸水により蒸発板全体が重みが増していくと、その起立姿勢を維持できなくなる。蒸発板の上端部が隣接する蒸発板に寄りかかる姿勢となると、蒸発板間の通風が阻害され、蒸発処理効率が低下する問題がある。
そこで出願人は図25に示す構造を先に開発した。図25では蒸発板100の左右両側の上下に、その縁部から内方に向けて下部切込101、101、及び、側部切込102、102を形成し、これら切込101、102内に短冊状の接続部材(図示せず)を挿入して各蒸発板を接続するようにした。係る構成によれば、各蒸発板100の下部両側に加えて上部両側も接続部材で接続できるので、各蒸発板100の起立姿勢を良好に維持することが可能となる。
しかしながら、係る構成では蒸発板100の下部から吸収されて当該蒸発板100内を上方に向けて浸透していくドレン水の両側部の通路(図25に破線矢印で示す)が、上部において切り込まれた切込102によって切断されてしまう。このとき、ドレン水は蒸発板の両側縁側(切込102の入口側)は通過できないので、蒸発板100の内方(切込102の奥部より内方)に迂回して上昇しなければならなくなるため、ドレン水が蒸発板100全体に渡って浸透し難くなり、蒸発処理能力に限界が生じてしまうという問題が発生した。
本発明は係る従来の技術的課題を解決するためになされたものであり、並設された複数枚の蒸発板の設置状態を維持し、且つ、ドレン水の浸透による当該ドレン水の蒸発処理効率の維持も図ることができる冷却装置のドレン水蒸発装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明のドレン水蒸発装置は、冷却装置の冷媒回路を構成する冷却器からのドレン水を受容して蒸発処理する蒸発皿と、該蒸発皿内に載置され、ドレン水が浸透して当該ドレン水の蒸散を促進する蒸発部材とを備えたものであって、蒸発部材は、複数枚並設された蒸発板と、各蒸発板に形成された挿通孔と、この挿通孔内に挿通されて各蒸発板間に渡る短冊状の接続部材とを備えていることを特徴とする。
請求項2の発明の冷却装置のドレン水蒸発装置は、上記発明において挿通孔は蒸発板の下部に形成された下部挿通孔と、この下部挿通孔よりも上方における蒸発板の上部に形成された上部挿通孔であり、下部挿通孔の少なくとも接続部材が挿通される部分は上下方向に長く、上部挿通孔の少なくとも接続部材が挿通される部分は横方向に長いことを特徴とする。
請求項3の発明の冷却装置のドレン水蒸発装置は、上記各発明において接続部材は所定間隔で形成された複数の切込を有し、接続部材が各蒸発板の挿通孔内に挿通された状態で、接続部材の各切込内に各蒸発板の挿通孔の縁部がそれぞれ進入して係合することを特徴とする。
請求項4の発明の冷却装置のドレン水蒸発装置は、上記発明において切込の入口は拡開されていることを特徴とする。
請求項5の発明の冷却装置のドレン水蒸発装置は、請求項3又は請求項4の発明において蒸発板の中心から見て外側となる挿通孔の縁部が接続部材の切込内に進入して係合することを特徴とする。
請求項6の発明の冷却装置のドレン水蒸発装置は、請求項3乃至請求項5の発明において蒸発板の挿通孔の縁部と接続部材の切込との係合を維持する押さえ部材を備えたことを特徴とする。
請求項7の発明の冷却装置のドレン水蒸発装置は、上記発明において押さえ部材は、挿通孔内に挿通されて各蒸発板間に渡る短冊状を呈しており、接続部材が各蒸発板の挿通孔内に挿通された後、各切込内に挿通孔の縁部がそれぞれ係合した状態で構成される当該挿通孔内の残余空間に押さえ部材が挿通され、接続部材の移動を阻止することを特徴とする。
請求項8の発明の冷却装置のドレン水蒸発装置は、上記発明において蒸発板の挿通孔は十字状を呈しており、押さえ部材は、接続部材とは直交する向きで各蒸発板の挿通孔内に挿通されることを特徴とする。
請求項9の発明の冷却装置のドレン水蒸発装置は、請求項7又は請求項8の発明において接続部材と押さえ部材は、最も外側となる蒸発板の外側において相互に固定されることを特徴とする。
本発明によれば、冷却装置の冷媒回路を構成する冷却器からのドレン水を受容して蒸発処理する蒸発皿と、該蒸発皿内に載置され、ドレン水が浸透して当該ドレン水の蒸散を促進する蒸発部材とを備えた冷却装置のドレン水蒸発装置において、蒸発部材は、複数枚並設された蒸発板と、各蒸発板に形成された挿通孔と、この挿通孔内に挿通されて各蒸発板間に渡る短冊状の接続部材とを備えている。即ち、接続部材を通す挿通孔は従来の如き切込では無いので、蒸発板の上部にも挿通孔を形成して接続部材により接続するようにしても、蒸発板の下部から吸収されて当該蒸発板内を上方に向けて浸透していくドレン水は、挿通孔に至った後、その周囲を迂回して更に上昇することができるようになる。
これにより、従来の切込による構造に比してドレン水が蒸発板全体(特に、上部)に渡って浸透し易くなるので、接続部材による接続箇所の追加に伴うドレン水の蒸発処理効率の低下を解消、若しくは、最小限に抑えることができるようになる。
特に請求項2の発明によれば、上記発明に加えて挿通孔として、蒸発板の下部に形成された下部挿通孔と、この下部挿通孔よりも上方における蒸発板の上部に形成された上部挿通孔とを設け、下部挿通孔の少なくとも接続部材が挿通される部分は上下方向に長く、上部挿通孔の少なくとも接続部材が挿通される部分は横方向に長い形状としたので、各蒸発板を、下部挿通孔に挿通される接続部材と、上部挿通孔に挿通される接続部材とによって起立保持することができるようになる。そのため、各蒸発板の間隔を強固に保持することができるようになり、ドレン水を吸収した状態であっても、蒸発板の上端が隣接する蒸発板に寄りかかってしまい、蒸発板間の通風が阻害され、蒸発処理効率が低下する不都合を解消することができる。
また、上部挿通孔に横断面が横方向となる状態で挿通される接続部材のみでは、接続される各蒸発板が横方向に波打ち状に変形してしまう場合があるが、各蒸発板の下部挿通孔には横断面が上下方向となる状態で挿通される接続部材が設けられるため、係る変形を未然に防止することができるようになる。
また、請求項3の発明によれば、上記各発明に加えて接続部材は所定間隔で形成された複数の切込を有し、接続部材が各蒸発板の挿通孔内に挿通された状態で、接続部材の各切込内に各蒸発板の挿通孔の縁部がそれぞれ進入して係合するようにしたので、接続部材の切込と蒸発板の挿通孔縁部との係合により、各蒸発板の間隔を良好に維持することができるようになる。
この場合、請求項4の発明の如く接続部材の切込の入口を拡開させれば、蒸発板の挿通孔縁部を切込内に進入させ易くなり、蒸発部材の組立作業性が著しく向上する。
また、請求項5の発明の如く蒸発板の中心から見て外側となる挿通孔の縁部が接続部材の切込内に進入して係合するようにすれば、逆に蒸発板の中心方向の挿通孔の縁部を接続部材の切込内に進入させる場合の如く、接続部材を挿通孔内で移動させる作業により、蒸発板自体が内方に押されて波打ってしまう不都合が生じない。
また、請求項6の発明の如く蒸発板の挿通孔の縁部と接続部材の切込との係合を維持する押さえ部材を設ければ、振動や通風によって接続部材が移動して切込から挿通孔の縁部が離脱して係合が解除され、接続部材が挿通孔から抜けて蒸発部材が分解してしまう等の不都合を未然に回避することができるようになる。
この場合、請求項7の発明の如く押さえ部材を、挿通孔内に挿通されて各蒸発板間に渡る短冊状を呈するものとし、接続部材が各蒸発板の挿通孔内に挿通された後、各切込内に挿通孔の縁部がそれぞれ係合した状態で構成される当該挿通孔内の残余空間に押さえ部材を挿通し、接続部材の移動を阻止するようにすれば、押さえ部材の挿通孔への挿通によって接続部材全体を押さえて効果的に蒸発部材の分解を防止することが可能となると共に、押さえ部材自体により、蒸発部材の組立強度を更に向上させることができるようになる。
また、請求項8の発明の如く蒸発板の挿通孔を十字状とし、押さえ部材を、接続部材とは直交する向きで各蒸発板の挿通孔内に挿通するようにすれば、接続部材をより確実に押さえて挿通孔から抜け出る不都合を効果的に防止することができるようになる。
更に、請求項9の発明の如く接続部材と押さえ部材を、最も外側となる蒸発板の外側において相互に固定するようにすれば、振動や通風によって接続部材及び押さえ部材が蒸発板から抜けてしまう不都合を未然に回避することができると共に、接続部材と押さえ部材の固定作業も容易に行えるようになるものである。
本発明を適用した一実施例のショーケースの(他面側からみた)正面図である。 図1を側板とは反対側から見た縦断側面図である。 ショーケースの一部透視平面図である。 機械室内の(他面側からみた)正面図である。 図4を側板とは反対側から見た側面図である。 機械室内の平面図である。 ドレン水蒸発装置の部分拡大図である。 ドレン水蒸発装置の部分拡大図である。 制御装置のブロック図である。 一実施例の蒸発部材の他面側から見た図である。 図10の蒸発部材の側板側から見た図である。 図10の蒸発部材の平面図である。 図12のA部分の拡大図である。 図10の蒸発部材の蒸発板の正面図である。 図10の蒸発部材の接続部材の正面図である。 図15の接続部材の部分拡大図である。 図10の蒸発部材の押さえ部材の正面図である。 図10の蒸発部材の組立手順を説明する他面側から見た図である。 図10の蒸発部材の組立手順を説明する平面図である。 図10の蒸発部材の組立手順を説明するもう一つの他面側から見た図である。 図10の蒸発部材の組立手順を説明するもう一つの平面図である。 他の実施例の接続部材の部分拡大図である。 他の実施例の蒸発板の正面図である。 もう一つの他の実施例の蒸発板の正面図である。 蒸発板の比較例を示す図である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について冷却装置としてのショーケース1を例に挙げて詳述する。図1は本発明を適用した一実施例のショーケース1の(他面側からみた)正面図、図2は図1を側板9とは反対側から見た縦断側面図、図3はショーケース1の一部透視平面図をそれぞれ示している。
実施例のショーケース1は、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗に設置されて飲料や食品を冷却しながら陳列販売するためのショーケースであり、全体として上面が開口する断熱壁2とその上方に設けられた天壁3との間に一面、当該一面に対向する他面(図1に面する面)及び一側面(図1では向かって左側面)の開口4、6、7にて三面が開口した陳列室8が構成されている。断熱壁2は天壁3よりも外側に張り出しており、また、側面開口7の隅角部は湾曲形状とされ、陳列室8の他側面(図1では向かって右側面)は側板9にて閉塞されている。
陳列室8の中央部には、側板9から一側の側面開口7の手前(側面開口7側の陳列室8の背面となる位置)間での範囲で内部中空のダクト部材11が上下に渡って構成されている。このダクト部材11は一面開口4側の陳列室8の背面となる背面板12と、他面開口6側の陳列室8の背面となる背面板13と、側面開口7側の陳列室8の背面となる背面板14とにより構成されている。
また、陳列室8の底面には断熱壁2の底面2A上方に間隔を存して陳列棚16、17、18が着脱自在に取り付けられている。なお、断熱壁2の底面2A上方に設けられる陳列棚16、17、18は通常、デッキパンと称される。陳列棚16は一面開口4側の陳列室8に、陳列棚17は他面開口6側の陳列室8に、陳列棚18は側面開口7側の陳列室8にそれぞれ対応している。そして、前記ダクト部材11は、この陳列棚16乃至18から天壁3までに至る寸法で構成されている。
そして、この陳列棚16乃至18と断熱壁2の底面2Aとの間から前記ダクト部材11内及び天壁3内に連続した冷気ダクト19が構成されており、この冷気ダクト19は陳列室8の一面開口4、他面開口6及び側面開口7の上縁及び下縁にそれぞれ開口形成された一面の冷気吐出口32、他面の冷気吐出口33、側面の冷気吐出口34及び一面の冷気吸込口36、他面の冷気吸込口37、側面の冷気吸込口38に連通している。
また、ダクト部材11の背面板12及び13、14の両側部には上下に渡って、透明板材(ガラス或いは硬質樹脂)から構成された陳列棚43・・・が複数段架設されている。この場合、各段の陳列棚43は一面開口4側の陳列室8から側面開口7側の陳列室8を経て他面開口6側の陳列室8側に渡って設けられる。
そして、陳列室8下方の断熱壁2の底面2A上の冷気ダクト19内に冷却装置の冷媒回路を構成する冷却器44が設置される。本実施例では、当該冷却器44は、それぞれ冷気吸込口36、37に略平行に延在して配設されると共に、側面開口7側の端部は、冷気吸込口38が形成される断熱壁2側端付近にまで延在している。そして、それぞれの冷却器44と冷気吸込口36、37との間には、図示しない送風機が長手方向に渡って複数台設置されている。
一方、断熱壁2の下方には、四方が一面、他面、一側面のそれぞれに着脱自在に取り付けられるパネル20、21、22及び他側面側に設けられる側板9下部によって区画される機械室10が形成されている。パネル20は一面開口4側と同じ側に、パネル21は他面開口6側と同じ側に、パネル22は側面開口7側と同じ側にそれぞれ対応している。
次に、図4乃至図6を参照してショーケース1下部に構成された機械室10内について説明する。図4は機械室10内の(他面側からみた)正面図、図5は図4を側板とは反対側から見た側面図、図6は機械室10内の平面図をそれぞれ示している。
機械室10の底面は、ユニットベース23により構成されており、当該ユニットベース23は、四隅に設けられる脚部24・・によって、ユニットベース23と設置床面との間には、四方が開放された排気通路が形成されている。
ユニットベース23上(機械室10内)には、前記冷却器44と共に冷却装置の冷媒回路を構成する圧縮機27や凝縮器25、凝縮器用送風機26、本願発明に係る冷却装置のドレン水蒸発装置28などが設置されている。
そして、本実施例では、陳列室8の一面開口側と同じ側(即ち、機械室10の一面)に設けられているパネル(一面側パネル)20には、凝縮器用送風機26の運転により外気(機械室10外の空気)を機械室10内に吸引するための複数の吸気口20Aが形成されている。また、当該パネル20が設けられる機械室10の一面と対向する機械室10の他面に設けられるパネル(他面側パネル)21には、機械室10内の排気を外部に排出するための排気口21Aが複数形成されている。
これにより、機械室10内は、吸気口20Aが設けられる一面側パネル20側が空気の上流側となり、排気口21Aが設けられる他面側パネル21側が空気の下流側となる。そのため、機械室10の空気上流側に発熱機器である圧縮機や凝縮器25を配設し、その空気下流側にその排熱を利用するドレン水蒸発装置28を配設する。
次に、機械室10内に設置されたドレン水蒸発装置28について、上記各図に加え、図7及び図8の部分拡大図を参照して詳述する。本実施例において、ドレン水蒸発装置28は、補助蒸発皿29と、蒸発皿30と、ドレン水タンク31とを備えている。
補助蒸発皿29は、これら蒸発皿の内、最も高い位置に配設されており、冷却器44から流下したドレン水を一旦受容する。当該補助蒸発皿29は、所定の深さ寸法を有しており、当該補助蒸発皿29内には、詳細は後述する蒸発部材39が設けられている。この補助蒸発皿29の上部側面には、当該補助蒸発皿29にて処理しきれいないドレン水を蒸発皿30に溢出させるオーバーフローパイプ40が接続されている。
蒸発皿30は、補助蒸発皿29よりも低い位置であって、ドレン水タンク31よりも高い位置に配設されており、これら蒸発皿のうち、主となる蒸発皿を構成する。蒸発皿30は、所定の深さを有する矩形状を呈しており、その底面には、当該蒸発皿30内に受容されたドレン水を加熱する加熱装置としての電気ヒータ45が配設されている。当該電気ヒータ45の通電制御は、後述する制御装置Cにより行う。また、当該蒸発皿30内には、詳細は後述する蒸発部材41が設けられている。
そして、この蒸発皿30の底部側面には、当該蒸発皿30内に受容されたドレン水を当該蒸発皿30よりも低い位置に設けられたドレン水タンク31に排出する排水栓46が設けられている。当該排水栓46の排水口46Aは、ドレン水タンク31上、本実施例では、ドレン水タンク31の把手側に形成される開口31A上方にて開口する。本実施例において当該排水栓46は、手動により開閉可能とされるものを採用する。
また、蒸発皿30の底面には、当該蒸発皿30にて処理しきれないドレン水をドレン水タンク31に溢出させるオーバーフローパイプ47が接続されている。本実施例において、当該オーバーフローパイプ47は、上端47Aが所定の高水位HWLよりも高い位置にて開口し、下端47Bがドレン水タンク31上、本実施例では、ドレン水タンク31の把手側に形成される図示しない開口上方にて開口する。
更に、当該蒸発皿30には、当該蒸発皿30内に貯留されたドレン水が上記所定の高水位HWLよりも低い所定の低水位LWLであるか否かを検出する低水位センサ(低水位検出手段)48及び所定の高水位HWLであるか否かを検出する高水位センサ49(高水位検出手段)が設けられている。何れもセンサボックス50内に配設されていると共に、制御装置Cに接続されている。
ドレン水タンク31は、補助蒸発皿29及び蒸発皿30よりも低い位置に設けられるものであり、機械室10の一面側から他面側に延在してレール部材42に摺動自在に保持される。当該蒸発皿31は、レール部材42から抜き差し自在とされており、本実施例では、機械室10の他面側に設けられた把手31Bによって蒸発皿31Aを引き出して別途ドレン水を外部に廃棄可能とされている。
本実施例では、当該ドレン水タンク31は、把手31B側のみに上記各開口31Aが形成され、その他の上面が閉塞されたタンク状を呈している。そのため、ドレン水タンク31内にドレン水が受容された状態で、把手31Bを持って機械室10内から引き出し、当該把手31Bを上側とした略垂直状態としても、受容されたドレン水をこぼすことなく廃棄場所まで運ぶことが可能とされる。
次に、図9を参照して上記制御装置Cについて説明する。制御装置Cは、汎用のマイクロコンピュータにより構成されており、当該入力側には、少なくとも上述した如き低水位センサ48と、高水位センサ49と、各種スイッチが設けられたコントロールパネル51が接続されている。制御装置Cの出力側には、圧縮機27、凝縮器用送風機26、図示しない冷気循環用送風機、電気ヒータ45及び、ドレン水警報装置(本実施例ではブザー)52等が接続されている。
以上の構成により、圧縮機27が運転されると圧縮機27から吐出された高温高圧のガス冷媒は、凝縮器25で放熱して凝縮し、図示しない減圧装置で減圧された後、冷却器44に流入する。そして、当該冷却器44にて冷媒は蒸発し、そのときに冷却作用を発揮する。そして、冷気循環用送風機が運転されると、一面、他面の冷気吸込口36、37、及び一側面の冷気吸込口38から冷気ダクト19内に吸い込まれた空気は、そこで冷却器44と熱交換して冷却される。ダクト部材11内の冷気ダクト19を上昇した冷気は、天壁3に至り、陳列室8の一面開口4、他面開口6及び側面開口7の上縁にそれぞれ開口形成された冷気吐出口32、33、34より各開口4、6、7に向けて吐出される。そして、冷気は各開口4、6、7にエアーカーテンを構成した後、一面、他面の冷気吸込口36、37及び側面の冷気吸込口38から再び冷気ダクト19内に吸い込まれる循環を繰り返す。
また、上記冷却運転に伴い凝縮器用送風機26が運転されると、一面側パネル20に形成される吸気口20Aを介して機械室10外の空気(外気)が機械室10内に吸引される。吸気口20Aから吸い込まれた空気は、圧縮機27や凝縮器25を冷却した後、その下流側に配設されるドレン水蒸発装置28を通過した後、機械室10の他面に設けられるパネル21の排気口21Aより外部に排出される。
係る冷却運転によって、冷却器44には着霜が生じるが、冷却器44は定期的に除霜が行われる。この除霜時に生じた除霜水や陳列室8から落下したドレン水は、断熱壁2の底面2A上に滴下し、当該底面2Aに形成された排水口を介して機械室10内に配設されるドレン水蒸発装置28に排出される。
ここで、冷却器44から排出されたドレン水は、先ず初めに、ドレン水蒸発装置28の補助蒸発皿29に一旦受容される。当該補助蒸発皿29には、後に詳述する蒸発部材41と同様の構成の蒸発部材39が設けられているので、当該補助蒸発皿29内に受容されたドレン水の蒸散処理を促進させることができる。
そして、この補助蒸発皿29にて受容しきれなくなったドレン水は、上部側面に形成されたオーバーフローパイプ40を介して蒸発皿30に溢出する。これにより、蒸発皿30内のドレン水が上記所定の低水位LWLまで貯留された場合、センサボックス50に設けられた低水位センサ48がドレン水の低水位を検出し、制御装置Cは、これに基づき、電気ヒータ45に通電し発熱させる。これにより、当該蒸発皿30に受容されたドレン水の蒸散処理を促進させることができる。また、当該蒸発皿30にも後に詳述する蒸発部材41が設けられているので、当該蒸発皿30内に受容されたドレン水の蒸散処理を促進させることができる。
上記電気ヒータ45による加熱処理によっても更に、蒸発皿30内のドレン水の水位が上昇し、所定の高水位HWLまで貯留された場合には、センサボックス50に設けられた高水位センサ49がドレン水の高水位を検出し、制御装置Cは、これに基づき警報装置52による警報操作を動作させる。本実施例では、ブザーにより発報を行う。
使用者は、当該ブザーの発報により蒸発皿30の排水動作を行う。即ち、蒸発皿30に設けられた排水栓46を開放して蒸発皿30内のドレン水をドレン水タンク31に排出させる。そして、ドレン水タンク31を機械室10から引き出して、ドレン水を外部に排水する。これにより、ドレン水の漏洩による浸水を未然に回避することができる。
ブザーの発報は、所定時間の鳴動、若しくは、コントロールパネル51に設けられたスイッチによって停止させることができる。そのため、直ぐに上記排水動作を行うことができない場合や気づかなかった場合には、排水栓46を開放するまで時間を要することとなる。この場合、蒸発皿30内のドレン水は、上記所定の高水位HWLよりも高い水位となり、当該位置にて上端47Aが開口したオーバーフローパイプ47よりドレン水タンク31に溢出させることができる。これにより、フェールセーフが実現される。
ここでは、警報装置52の警報動作に基づいて排水動作を行うこととしているが、これに限定されるものではなく、例えば、設置された店舗等の繁忙時間の前に任意に排水栓46を開放して、それまで蒸発皿30内に受容されているドレン水を機械室10内に抜き差し自在に取り付けられたドレン水タンク31に排出し、外部に廃棄処理しても良い。
このような使用態様が可能となることで、蒸発皿30内がドレン水を受容しきれなくなるまで待つことなく、当該蒸発皿30内の殆どのドレン水を抜き差し自在なドレン水タンク31に排出して、外部に廃棄処理を行うことができる。従って、蒸発皿30のドレン水の貯留量にかかわらず、任意のタイミングで廃棄処理を行うことができ、利便性の向上を図ることができる。
特に、このような三面が開口して陳列室8が形成されるショーケース1は、開口面積が大きいため、夏場などでは、ドレン水の排出量が多くなる。従って、ドレン水の管理が煩雑化するが、このように、蒸発皿30内のドレン水の廃棄タイミングが限定されないため、好適にドレン水の廃棄処理を実現でき、ドレン水の漏洩による設置床面への浸水を未然に回避することができる。また、本実施例では、蒸発皿30の前段には、補助蒸発皿29が設けられているため、ドレン水蒸発装置28全体のドレン水の蒸散処理能力を高めることができ、ドレン水の廃棄処理の回数を低減させることができる。
尚、実施例において蒸発皿30内のドレン水をドレン水タンク31に排水する排水栓46は、手動のものを採用しているがこれに限定されるものではなく、制御装置Cによって開閉制御されるものを採用しても良い。この場合、コントロールパネル51に設けられた排水栓開閉スイッチを操作することにより、当該排水栓46を開閉制御可能とする。これにより、使用者が気づかないうちに当該排水栓46が開放され、当該ドレン水タンク31内からドレン水が外部に溢出してしまう不都合を回避することができる。
次に、図10乃至図21を参照して前述した蒸発部材41の構成について詳述する。図10は蒸発部材41の他面側から見た図、図11は蒸発部材41の側板9側から見た図、図12は蒸発部材41の平面図をそれぞれ示している。尚、蒸発皿30に設けられる蒸発部材41と、補助蒸発皿29に設けられる蒸発部材39とは略同様の構成とされているため、ここでは蒸発皿30に設けられる蒸発部材41を例に挙げて説明するが、補助蒸発皿29に設けられる蒸発部材39を構成する後述する蒸発板53は、図2に示すように冷却器44から補助蒸発皿29にドレン水を案内するドレンパイプ55の対応する位置と、それ以外の位置とでは、高さ寸法が異なって形成されている。図4では、ドレンパイプ55の形状に応じてこれを回避すべく、側板9とは反対側が最も低く、側板9側が最も高くなるように、3種類の高さ寸法とされているものとする。
蒸発皿40内に載置される蒸発部材41は、複数枚並設された蒸発板53・・と、各蒸発板53を接続するための接続部材60と、この接続部材60を押さえてその抜けを防止するための押さえ部材61等から構成されている。
蒸発板53は、蒸発皿40内のドレン水の蒸散面積を拡大するために、ドレン水が浸透していって、その表面から拡散しやすくする部材であり、例えば繊維織布や多孔質プラスチック材などの吸水性の良い材料を矩形板状に成形したものである。
各蒸発板53の下部の両側部(蒸発板53を正面から見た両側部)には、図14に示すように下部挿通孔54、54が穿設されており、各下部挿通孔54、54よりも上方における蒸発板53の上部の両側部(蒸発板53を正面から見た両側部)には、上部挿通孔56、56がそれぞれ穿設されている。各挿通孔54、56の開口形状は細長い同一形状とされているが、各下部挿通孔54は上下方向(略垂直方向)に長く形成されており、各上部挿通孔56は横方向(略水平方向)に長く形成されている。
一方、各蒸発板53を接続する接続部材60は、厚さ寸法の薄い、幅狭、長尺の軽量樹脂板材にて構成された短冊状を呈している。この接続部材60の厚さ寸法は各挿通孔54、56の高さ(短い方の寸法)と略同等若しくは少許小さい寸法とされ、幅寸法は各挿通孔54、56の幅(長い方の寸法)と略同等若しくは少許小さい寸法とされている。そして、この接続部材60は、各蒸発板53下部の両側部に形成された下部挿通孔54、54、及び、上部の両側部に形成された上部挿通孔56、56内にそれぞれ挿通され、各蒸発板53間に渡って延在する。
そのため、下部挿通孔54に挿入された接続部材60は、厚さ方向に相当する横方向からの力には容易に変形するが、幅方向に相当する上下方向からの力にはある程度の強度を有すると共に、上部挿通孔56に挿入された接続部材60は、厚さ方向に相当する上下方向からの力には容易に変形するが、幅方向に相当する横方向からの力にはある程度の強度を有することになる。
また、接続部材60の長さ寸法は並設された状態で最も外側の各蒸発板53、53間の寸法よりも少許長く設定されており、これにより、各蒸発板53に挿通された状態で、接続部材60の長手方向の両端は、最も外側の各蒸発板53、53より外側に突出する。
また、接続部材60には複数の切込57が形成されている。各切込57は図15、図16に示すように接続部材60の長手方向に渡って所定の間隔で形成されており、長い方の縁部から内方に向かって所定寸法で切り込まれている。この切込57の幅寸法は蒸発板53が進入して係合することができるように、蒸発板53の厚さ寸法と略同等或いは少許大きい寸法とされている。また、切込57の間隔は並設される各蒸発板53の間隔に一致する。
他方、各接続部材60を押さえて挿通孔54、56から抜けてしまうことを防止するための押さえ部材61も、厚さ寸法の薄い、幅狭、長尺の軽量樹脂板材にて構成された短冊状を呈している。この押さえ部材61の厚さ寸法も各挿通孔54、56の高さ(短い方の寸法)と略同等若しくは少許小さい寸法とされ、幅寸法は実施例では接続部材60よりも小さい寸法とされている。そして、この押さえ部材61は、各蒸発板53下部の両側部に形成された下部挿通孔54、54、及び、上部の両側部に形成された上部挿通孔56、56内に接続部材60と共にそれぞれ挿通され、各蒸発板53間に渡って延在する。
そのため、この実施例では下部挿通孔54に挿入された押さえ部材61も、厚さ方向に相当する横方向からの力には容易に変形するが、幅方向に相当する上下方向からの力にはある程度の強度を有すると共に、上部挿通孔56に挿入された押さえ部材61も、厚さ方向に相当する上下方向からの力には容易に変形するが、幅方向に相当する横方向からの力にはある程度の強度を有することになる。
また、押さえ部材61の長さ寸法も並設された状態で最も外側の各蒸発板53、53間の寸法よりも少許長く設定されており、これにより、各蒸発板53に挿通された状態で、押さえ部材61の長手方向の両端は、最も外側の各蒸発板53、53より外側に突出する。
以上の構成で、次に蒸発部材41の組立手順を説明する。先ず、図18及び図19に示す如く所定枚数(複数枚)の蒸発板53を所定の間隔で図示しない治具にセットする。このとき、各蒸発板53の下部挿通孔54、54、及び、上部挿通孔56、56は同一線上に並ぶ。次に、最も外側となる蒸発板53の外側から各挿通孔54、56内に接続部材60を黒矢印の如く挿入していく。
このとき、下部挿通孔54に挿通する接続部材60は、横断面が上下方向となる状態で且つ切込57の入口が下側となる向きとされる。即ち、切込57の入口が蒸発板53の中心(図19に一点鎖線で示す)から見て下部挿通孔54の外側の縁部側となる向きとされて挿通される。また、図14の向かって左側の上部挿通孔56に挿通する接続部材60は、横断面が横方向となる状態で且つ切込57の入口が向かって左側となる向きとされる。更に、図14の向かって右側の上部挿通孔56に挿通する接続部材60は、横断面が横方向となる状態で且つ切込57の入口が向かって右側となる向きとされる。即ち、切込57の入口が蒸発板53の中心から見て各上部挿通孔56の外側の縁部側となる向きとされて挿通される。
そして、全ての蒸発板53の各挿通孔54、56にそれぞれ接続部材60(合計4本)を挿通する。このとき、接続部材60の両端部は最も外側の蒸発板53、53より外側に突出する。次に、下部挿通孔54に挿通された接続部材60を図18に白抜き矢印で示す如く下方に移動させ、接続部材60の各切込57内に下部挿通孔54の縁部(蒸発板53の中心から見て外側となる縁部)を進入させ、係合させる。
また、図14の向かって左側の上部挿通孔56に挿通された接続部材60は、図19に白抜き矢印で示す如く蒸発板53の中心から見て外側となる方向(図14中左方向)に移動させ、接続部材60の各切込57内に上部挿通孔56の縁部(蒸発板53の中心から見て外側となる縁部)を進入させ、係合させる。更に、図14の向かって右側の上部挿通孔56に挿通された接続部材60は、図19に白抜き矢印で示す如く蒸発板53の中心から見て外側となる方向(図14中右方向)に移動させ、接続部材60の各切込57内に上部挿通孔54の縁部(蒸発板53の中心から見て外側となる縁部)を進入させ、係合させる。
この状態で、各挿通孔54、56内には接続部材60との間に切込57の寸法分の残余空間が構成される。この残余空間内に押さえ部材61を挿通する。押さえ部材61は全ての蒸発板53の各挿通孔54、56内の残余空間内にそれぞれ挿通される(合計4本)。このとき、押さえ部材61の両端部は最も外側の蒸発板53、53より外側に突出する。また、押さえ部材61の横断面形状(特に、幅寸法)は、各挿通孔54、56内の残余空間(特に、その長い方の寸法)と略同等若しくは少許小さい形状とされるので、この状態で下部挿通孔54に挿通された接続部材60の上方(蒸発板53の中心方向)への移動は阻止され、図14の向かって左側の上部挿通孔56に挿通された接続部材60の向かって右方(蒸発板53の中心方向)への移動も阻止され、図14の向かって右側の上部挿通孔56に挿通された接続部材60の向かって左方(蒸発板53の中心方向)への移動も阻止される。これにより、接続部材60の切込57と挿通孔54、56の縁部との係合は維持されることになる。
次に、最も外側の蒸発板53、53より外側に出ている部分の接続部材60及び押さえ部材61の端部を留め具(実施例ではステープラー)62で分解可能に相互に固定する。これにより、接続部材60及び押さえ部材61は各蒸発板53の挿通孔54、56から抜けなくなり、蒸発部材41は完成する。
このように、蒸発板53の両側下部にそれぞれ形成された下部挿通孔54と、この下部挿通孔54よりも上方における蒸発板53の両側上部にそれぞれ形成された上部挿通孔56とを設け、下部挿通孔54は上下方向に長く、上部挿通孔56は横方向に長い形状としたので、各蒸発板53を、下部挿通孔54に挿通される接続部材60と、上部挿通孔56に挿通される接続部材60とによって起立保持することができるようになる。そのため、各蒸発板53の間隔を強固に保持することができるようになり、ドレン水を吸収した状態であっても、蒸発板53の上端が隣接する蒸発板53に寄りかかってしまい、蒸発板53間の通風が阻害され、蒸発処理効率が低下する不都合を解消することができる。
また、上部挿通孔56に横断面が横方向となる状態で挿通される接続部材60のみでは、接続される各蒸発板53が横方向に波打ち状に変形してしまう場合があるが、各蒸発板53の下部両側の下部挿通孔54には横断面が上下方向となる状態で挿通される接続部材60が設けられるため、係る変形を未然に防止することができるようになる。
また、接続部材60は所定間隔で形成された複数の切込57を有しており、接続部材60が各蒸発板53の挿通孔54、56内に挿通された状態で、接続部材60の各切込57内に各蒸発板53の挿通孔54、56の縁部がそれぞれ進入して係合するようにしたので、接続部材60の切込57と蒸発板53の挿通孔54、56縁部との係合により、各蒸発板53の間隔を良好に維持することができるようになる。
特に、蒸発板53の中心から見て外側となる挿通孔54、56の縁部が接続部材60の切込57内に進入して係合するようにしている。ここで、蒸発板53の中心方向の挿通孔54、56の縁部を接続部材60の切込57内に進入させると、接続部材60を挿通孔54、56内で移動させる作業は蒸発板53をその中心方向に押すかたちとなり、蒸発板53自体が内方に波打ってしまう。しかしながら、実施例のように蒸発板53の中心から見て外側となる挿通孔54、56の縁部が接続部材60の切込57内に進入するようにすることで、係る不都合の発生を防止できる。
また、蒸発板53の挿通孔54、56の縁部と接続部材60の切込57との係合を維持する押さえ部材61を設けているので、ショーケース1の搬送時等の振動や通風によって接続部材60が移動して切込57から挿通孔54、56の縁部が離脱して係合が解除され、接続部材60が挿通孔54、56から抜けて蒸発部材41が分解してしまう等の不都合を未然に回避することができるようになる。
この場合、押さえ部材61は、挿通孔54、56内に挿通されて各蒸発板53間に渡る短冊状を呈しており、接続部材60が各蒸発板53の挿通孔54、56内に挿通された後、各切込57内に挿通孔54、56の縁部がそれぞれ係合した状態で構成される当該挿通孔54、56内の残余空間に押さえ部材61を挿通し、接続部材60の移動を阻止するようにしているので、押さえ部材61の挿通孔54、56への挿通によって接続部材60全体を押さえて効果的に蒸発部材41の分解を防止することが可能となると共に、押さえ部材61自体により、蒸発部材41の組立強度を更に向上させることができる。
また、接続部材60と押さえ部材61を、最も外側となる蒸発板53の外側において相互に固定するようにしているので、振動や通風によって接続部材60及び押さえ部材61が蒸発板53から抜けてしまう不都合を未然に回避することができる。また、接続部材60と押さえ部材61の固定も蒸発板53の外側で行えるので固定作業も容易に行えるようになる。
上述の如く組み立てられた蒸発部材41は、各蒸発板53の並列方向に対し略直交する方向、即ち蒸発部材41の側方より凝縮器用送風機26からの風が通過するように蒸発皿30内に載置する。
蒸発部材41が上述したように構成されているため、蒸発皿30内にドレン水が貯留されると、当該蒸発部材41の下部は、蒸発皿30内に貯留されたドレン水に浸漬されるかたちとなるため、ドレン水は各蒸発板53に吸収される。吸収されたドレン水は毛細管現象により浸透して上昇していき、ドレン水上に露出している部分に移動する。一方、凝縮器用送風機26が運転されると、ドレン水上に露出している部分の各蒸発板53には通風が行われ、そこに移動してきたドレン水は当該部分の蒸発板53の表面から蒸散される。
このとき、蒸発板53に接続部材60を通す挿通孔54、56は従来の如き切込では無いので、蒸発板53の上部に上部挿通孔56を形成して接続部材60により接続するようにしても、蒸発板53の下部から吸収されて図14中破線矢印の如く当該蒸発板53内を上方に向けて浸透していくドレン水は、上部挿通孔56に至った後、その周囲(図14における上部挿通孔56の左右)を迂回して更に上昇することができるようになる(図14)。
これにより、従来の切込による構造に比してドレン水が蒸発板53全体(特に、上部)に渡って浸透し易くなるので、接続部材60による接続箇所の追加に伴うドレン水の蒸発処理効率の低下を解消、若しくは、最小限に抑えることができるようになる。
更に、蒸発皿30には蒸発部材41の側方より通風されるが、各蒸発板53の上部挿通孔56に挿入される接続部材60は、その横断面が略横方向となっているため、蒸発部材41の側方からの通風を阻害しない。そのため、各蒸発板53間の通風を確保でき、蒸発処理効率を確保することができる。また、下部挿通孔54に挿通される接続部材60は、その横断面が略垂直方向となるが、当該接続部材60は、蒸発皿30に貯留されたドレン水に没しているため、当該通風を阻害に影響を及ぼさない。
また、実施例では上述したように、冷却器44から補助蒸発皿29にドレン水を案内するドレンパイプ55に対応する位置の蒸発部材39の蒸発板53の高さ寸法は、他の蒸発板53よりも低く形成されている。そして、上部挿通孔56は当該高さ寸法の低い蒸発板53の上縁より低い位置の各蒸発板53に形成しておけば、ドレンパイプ55を避けるかたちで支障なく各蒸発板53を接続することができる。そのため、蒸発部材39が取り付けられた状態であっても、支障なくドレンパイプ55のメンテナンスを行うことが可能となる。
尚、図22は接続部材60の他の実施例の部分拡大図を示している。この場合、切込57の入口は先端に向けて徐々に拡開された形状を呈している。このように、接続部材60の切込57の入口を拡開させれば、蒸発板53の挿通孔54、56の縁部を切込57内に進入させ易くなり、蒸発部材41の組立作業時間を著しく短縮することが可能となる。
また、図23は蒸発板53の他の実施例の正面図を示している。この場合、蒸発板53に形成された下部挿通孔54及び上部挿通孔56は何れも十字状を呈しており、下部挿通孔54には、接続部材60が挿通される上下方向に長い挿通部54A以外に、押さえ部材61の幅寸法と略同等若しくは少許大きい寸法で横方向に長い挿通部54Bが形成されている。また、上部挿通孔56には、接続部材60が挿通される横方向に長い挿通部56A以外に、押さえ部材61の幅寸法と略同等若しくは少許大きい寸法で上下方向に長い挿通部56Bが形成されている。
そして、前述同様に下部挿通孔54の挿通部54Aの下側の縁部を接続部材60の切込57に係合させる。この状態で接続部材60の上縁は挿通部54Bの下縁と面一となるようにする。そして、挿通部54Bに押さえ部材61を挿通する。また、図23の向かって左側の上部挿通孔56の挿通部56Aの向かって左側の縁部を接続部材60の切込57に係合させる。この状態で接続部材60の向かって右側の縁部は挿通部54Bの向かって左側の縁部と面一となるようにする。そして、挿通部56Bに押さえ部材61を挿通する。更に、図23の向かって右側の上部挿通孔56の挿通部56Aの向かって右側の縁部を接続部材60の切込57に係合させる。この状態で接続部材60の向かって左側の縁部は挿通部54Bの向かって右側の縁部と面一となるようにする。そして、挿通部56Bに押さえ部材61を挿通する。
このような構成とすれば、押さえ部材61が接続部材60とは直交する向きで各蒸発板53の挿通孔54、56内に挿通されて接続部材60を押さえることになるので、接続部材60をより確実に押さえて挿通孔54、56から抜け出る不都合を効果的に防止することができるようになる。
但し、上部挿通孔56の挿通部56Bに挿通される押さえ部材61はその横断面の長手方向が上下方向となるため、蒸発部材41の側方からの通風の邪魔になることも考えられる。その場合には、図24に示すように下部挿通孔54のみ図23と同様の十字状とすれば良い。
また、挿通孔を十字状とした場合には、ステープラー等の留め具62にて接続部材60と押さえ部材61を固定することは難しいので、その場合には両者を蒸発板53の外側にて接着剤等で固定すると良い。
1 ショーケース(冷却装置)
2 断熱壁
8 陳列室
10 機械室
25 凝縮器
26 凝縮器用送風機
27 圧縮機
28 ドレン水蒸発装置
29 補助蒸発皿
30 蒸発皿
31 ドレン水タンク
39、41 蒸発部材
44 冷却器
53 蒸発板
54 下部挿通孔(挿通孔)
56 上部挿通孔(挿通孔)
57 切込
60 接続部材
61 押さえ部材
62 留め具(ステープラー)

Claims (9)

  1. 冷却装置の冷媒回路を構成する冷却器からのドレン水を受容して蒸発処理する蒸発皿と、該蒸発皿内に載置され、ドレン水が浸透して当該ドレン水の蒸散を促進する蒸発部材とを備えたドレン水蒸発装置において、
    前記蒸発部材は、複数枚並設された蒸発板と、各蒸発板に形成された挿通孔と、該挿通孔内に挿通されて前記各蒸発板間に渡る短冊状の接続部材とを備えていることを特徴とする冷却装置のドレン水蒸発装置。
  2. 前記挿通孔は前記蒸発板の下部に形成された下部挿通孔と、該下部挿通孔よりも上方における前記蒸発板の上部に形成された上部挿通孔であり、
    前記下部挿通孔の少なくとも前記接続部材が挿通される部分は上下方向に長く、前記上部挿通孔の少なくとも前記接続部材が挿通される部分は横方向に長いことを特徴とする請求項1に記載の冷却装置のドレン水蒸発装置。
  3. 前記接続部材は所定間隔で形成された複数の切込を有し、前記接続部材が前記各蒸発板の挿通孔内に挿通された状態で、前記接続部材の各切込内に前記各蒸発板の挿通孔の縁部がそれぞれ進入して係合することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の冷却装置のドレン水蒸発装置。
  4. 前記切込の入口は拡開されていることを特徴とする請求項3に記載の冷却装置のドレン水蒸発装置。
  5. 前記蒸発板の中心から見て外側となる前記挿通孔の縁部が前記接続部材の切込内に進入して係合することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の冷却装置のドレン水蒸発装置。
  6. 前記蒸発板の挿通孔の縁部と前記接続部材の切込との係合を維持する押さえ部材を備えたことを特徴とする請求項3乃至請求項5のうちの何れかに記載の冷却装置のドレン水蒸発装置。
  7. 前記押さえ部材は、前記挿通孔内に挿通されて前記各蒸発板間に渡る短冊状を呈しており、
    前記接続部材が前記各蒸発板の挿通孔内に挿通された後、各切込内に前記挿通孔の縁部がそれぞれ係合した状態で構成される当該挿通孔内の残余空間に前記押さえ部材が挿通され、前記接続部材の移動を阻止することを特徴とする請求項6に記載の冷却装置のドレン水蒸発装置。
  8. 前記蒸発板の挿通孔は十字状を呈しており、前記押さえ部材は、前記接続部材とは直交する向きで前記各蒸発板の挿通孔内に挿通されることを特徴とする請求項7に記載のドレン水蒸発装置。
  9. 前記接続部材と押さえ部材は、最も外側となる前記蒸発板の外側において相互に固定されることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の冷却装置のドレン水蒸発装置。
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