JPH07243243A - 建築用造作部材 - Google Patents
建築用造作部材Info
- Publication number
- JPH07243243A JPH07243243A JP6459394A JP6459394A JPH07243243A JP H07243243 A JPH07243243 A JP H07243243A JP 6459394 A JP6459394 A JP 6459394A JP 6459394 A JP6459394 A JP 6459394A JP H07243243 A JPH07243243 A JP H07243243A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- base panel
- decorative
- architectural feature
- cutter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 1個の部材で複数の寸法や形状に対応でき
て、部材管理がし易く、コスト低下が図れる建築用造作
部材を提供する。 【構成】 基板11の表面に適宜化粧が施された建築用
造作部材10において、前記基板11の裏面の所定位置
に、該基板11の表面側に若干の厚さを残す深さの切込
み条溝13を形成させた。
て、部材管理がし易く、コスト低下が図れる建築用造作
部材を提供する。 【構成】 基板11の表面に適宜化粧が施された建築用
造作部材10において、前記基板11の裏面の所定位置
に、該基板11の表面側に若干の厚さを残す深さの切込
み条溝13を形成させた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築用造作部材に係
り、更に詳しくは、1個の部材で複数の寸法や形状に対
応できて、部材管理がし易く、コスト低下が図れる建築
用造作部材に関する。
り、更に詳しくは、1個の部材で複数の寸法や形状に対
応できて、部材管理がし易く、コスト低下が図れる建築
用造作部材に関する。
【0002】
【従来の技術】建築用造作部材には、例えば床と壁の継
ぎ目を覆い隠す幅木や、壁と天井の継ぎ目を覆い隠す廻
縁、ドア枠のような様々な部材がある。このような建築
用造作部材は、合板や繊維板などの木質の基板の表面
に、突板や塩化ビニル樹脂シートを貼着させることによ
り、表面化粧が施されたものが一般的である。
ぎ目を覆い隠す幅木や、壁と天井の継ぎ目を覆い隠す廻
縁、ドア枠のような様々な部材がある。このような建築
用造作部材は、合板や繊維板などの木質の基板の表面
に、突板や塩化ビニル樹脂シートを貼着させることによ
り、表面化粧が施されたものが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の建築用造作部材は、あらゆる建築に柔軟に対応でき
るように、さまざまな寸法や形状のものを用意する必要
があり、これにより部材管理が面倒になり、しかもそれ
ぞれの寸法や形状に合わせて小ロットずつしか生産でき
ないために、コスト高を招くという問題点があった。
来の建築用造作部材は、あらゆる建築に柔軟に対応でき
るように、さまざまな寸法や形状のものを用意する必要
があり、これにより部材管理が面倒になり、しかもそれ
ぞれの寸法や形状に合わせて小ロットずつしか生産でき
ないために、コスト高を招くという問題点があった。
【0004】本発明はかかる事情に鑑みなされたもの
で、1個の部材で複数の寸法や形状に対応できて、部材
管理がし易く、コスト低下が図れる建築用造作部材を提
供することを目的とする。
で、1個の部材で複数の寸法や形状に対応できて、部材
管理がし易く、コスト低下が図れる建築用造作部材を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の建築用造作部材は、基板の表面に適宜化粧が施さ
れた建築用造作部材において、前記基板の裏面の所定位
置に、該基板の表面側に若干の厚さを残す深さの切込み
条溝を形成させるように構成されている。なお、ここで
いう基板の表面側に残る若干の厚さとは、建築用造作部
材としての機能を果たす強度が確保でき、しかもカッタ
などによる切断がし易い厚さである。
記載の建築用造作部材は、基板の表面に適宜化粧が施さ
れた建築用造作部材において、前記基板の裏面の所定位
置に、該基板の表面側に若干の厚さを残す深さの切込み
条溝を形成させるように構成されている。なお、ここで
いう基板の表面側に残る若干の厚さとは、建築用造作部
材としての機能を果たす強度が確保でき、しかもカッタ
などによる切断がし易い厚さである。
【0006】また、請求項2記載の建築用造作部材は、
請求項1記載の建築用造作部材において、前記切込み条
溝の基板裏面側に、カッタ差し込み用のテーパ部を形成
させるように構成されている。
請求項1記載の建築用造作部材において、前記切込み条
溝の基板裏面側に、カッタ差し込み用のテーパ部を形成
させるように構成されている。
【0007】
【作用】請求項1または2記載の建築用造作部材は、カ
ッタなどを用いて、切込み条溝に沿って部材を切断する
ことにより、1個の建築用造作部材を、複数の寸法品や
形状品として利用することができ、これにより部材管理
が容易になり、しかも製造時には、兼用した品種分だけ
まとめて生産できるので、コスト低下が図れる。
ッタなどを用いて、切込み条溝に沿って部材を切断する
ことにより、1個の建築用造作部材を、複数の寸法品や
形状品として利用することができ、これにより部材管理
が容易になり、しかも製造時には、兼用した品種分だけ
まとめて生産できるので、コスト低下が図れる。
【0008】特に、請求項2記載の建築用造作部材にお
いては、テーパ部をガイドにして、カッタを切込み条溝
に差し込んで部材を切断するので、カッタの溝内への差
し込みが容易になり、切断し易くなる。
いては、テーパ部をガイドにして、カッタを切込み条溝
に差し込んで部材を切断するので、カッタの溝内への差
し込みが容易になり、切断し易くなる。
【0009】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の一実施例に係る建築用造作
部材の平面図、図2は同切断状態を示す断面図、図3は
同使用状態を示す断面図、図4は同他の使用状態を示す
断面図である。
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の一実施例に係る建築用造作
部材の平面図、図2は同切断状態を示す断面図、図3は
同使用状態を示す断面図、図4は同他の使用状態を示す
断面図である。
【0010】まず、図1〜4に基づいて、本発明の一実
施例に係る建築用造作部材10を説明する。図1に示す
ように、本発明の一実施例に係る建築用造作部材10
は、合板、パーティクルボード、繊維板または合成樹脂
などからなる基板11の表面に、突板、塩化ビニル樹脂
シートまたは化粧紙などからなる化粧板12が貼着され
たものを、ほぼJの字形に屈曲させたドア枠である。
施例に係る建築用造作部材10を説明する。図1に示す
ように、本発明の一実施例に係る建築用造作部材10
は、合板、パーティクルボード、繊維板または合成樹脂
などからなる基板11の表面に、突板、塩化ビニル樹脂
シートまたは化粧紙などからなる化粧板12が貼着され
たものを、ほぼJの字形に屈曲させたドア枠である。
【0011】このドア枠である建築用造作部材10は、
長さ37mm品として形成されており、建築用造作部材
10の長尺側の先部には、基板11の裏面の長さ27m
m品の寸法に該当する位置に、基板11の表面側に若干
の厚さを残す深さの切込み条溝13が、基板11の両側
面を貫通させて形成されている。
長さ37mm品として形成されており、建築用造作部材
10の長尺側の先部には、基板11の裏面の長さ27m
m品の寸法に該当する位置に、基板11の表面側に若干
の厚さを残す深さの切込み条溝13が、基板11の両側
面を貫通させて形成されている。
【0012】なお、ここでいう基板11の表面側に残る
若干の厚さとは、ドア枠としての機能を果たす強度が確
保でき、しかもカッタ切断がし易い厚さである。実際の
寸法は、基板11や化粧板12の厚さや材質などにより
異なり、一概に規定できないが、例えば基板11の素材
が中密度繊維板、化粧板12の素材が塩化ビニル樹脂で
その厚さが0.2mmの場合、基板11の表面側に残る
厚さは、1.0〜2.0mm、好ましくは1.5mm程
度である。また、切込み条溝13の基板11の裏面側に
は、カッタ14(図2参照)を差し込むためのテーパ部
13aが形成されている。
若干の厚さとは、ドア枠としての機能を果たす強度が確
保でき、しかもカッタ切断がし易い厚さである。実際の
寸法は、基板11や化粧板12の厚さや材質などにより
異なり、一概に規定できないが、例えば基板11の素材
が中密度繊維板、化粧板12の素材が塩化ビニル樹脂で
その厚さが0.2mmの場合、基板11の表面側に残る
厚さは、1.0〜2.0mm、好ましくは1.5mm程
度である。また、切込み条溝13の基板11の裏面側に
は、カッタ14(図2参照)を差し込むためのテーパ部
13aが形成されている。
【0013】図3に示すように、建築用造作部材10を
37mm品として使用する際には、壁板15により表裏
面が被われた柱16の側面の両側部に、一対の建築用造
作部材10を固着し、両建築用造作部材10の長尺側の
先端部を、化粧桟17の両側面の溝部18内に嵌入させ
て使用する。なお、化粧桟17の表面には、ドア19用
の戸当たり20が取り付けられている。また、建築用造
作部材10を27mm品として使用する際には、図2に
示すように、切込み条溝13にカッタ14の刃先を押し
当てて先端部分21を切断し、図4に示すように、27
mm品として使用する。なお、切込み条溝13にはテー
パ部13aが形成されているので、切込み条溝13にカ
ッタ14を差し込み易くなっている。
37mm品として使用する際には、壁板15により表裏
面が被われた柱16の側面の両側部に、一対の建築用造
作部材10を固着し、両建築用造作部材10の長尺側の
先端部を、化粧桟17の両側面の溝部18内に嵌入させ
て使用する。なお、化粧桟17の表面には、ドア19用
の戸当たり20が取り付けられている。また、建築用造
作部材10を27mm品として使用する際には、図2に
示すように、切込み条溝13にカッタ14の刃先を押し
当てて先端部分21を切断し、図4に示すように、27
mm品として使用する。なお、切込み条溝13にはテー
パ部13aが形成されているので、切込み条溝13にカ
ッタ14を差し込み易くなっている。
【0014】このように、建築用造作部材10に、カッ
タ14による簡単な切断作業により寸法変更が可能な1
本の切込み条溝13を形成させたので、1個の建築用造
作部材10を37mm品と27mm品という2つの寸法
品として利用でき、これにより部材管理が簡単になると
共に、両方の寸法品分のロット数をまとめて生産できる
ので、コスト低下が図れる。
タ14による簡単な切断作業により寸法変更が可能な1
本の切込み条溝13を形成させたので、1個の建築用造
作部材10を37mm品と27mm品という2つの寸法
品として利用でき、これにより部材管理が簡単になると
共に、両方の寸法品分のロット数をまとめて生産できる
ので、コスト低下が図れる。
【0015】以上、本発明を図面に基づいて説明した
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、要
旨を逸脱しない範囲での設計変更などがあっても本発明
に含まれる。例えば、実施例では、基板として表面に化
粧板を貼着させたものを用いたが、これに限定しなくて
も、例えば基板の表面に単にニス塗りなどを施して化粧
したものでもよい。
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、要
旨を逸脱しない範囲での設計変更などがあっても本発明
に含まれる。例えば、実施例では、基板として表面に化
粧板を貼着させたものを用いたが、これに限定しなくて
も、例えば基板の表面に単にニス塗りなどを施して化粧
したものでもよい。
【0016】また、実施例では、切込み条溝に、カッタ
差し込み用のテーパ部を形成させたが、このテーパ部は
必ずしも必要ではない。さらに、実施例では、建築用造
作部材に切込み条溝を1条だけ形成させたが、これに限
定しなくても、2条以上形成させてもよい。また、この
切込み条溝は、直線溝だけでなく、どのように屈曲また
は湾曲する溝であってもよい。
差し込み用のテーパ部を形成させたが、このテーパ部は
必ずしも必要ではない。さらに、実施例では、建築用造
作部材に切込み条溝を1条だけ形成させたが、これに限
定しなくても、2条以上形成させてもよい。また、この
切込み条溝は、直線溝だけでなく、どのように屈曲また
は湾曲する溝であってもよい。
【0017】
【発明の効果】請求項1または2記載の建築用造作部材
は、このように建築用造作部材に、カッタなどによる簡
単な切断作業により、寸法変更や形状変更が可能な切込
み条溝を形成させたので、1個の建築用造作部材を品種
の異なる複数の部材として兼用でき、これにより部材管
理が簡単になると共に、兼用した分だけ多量の部材を一
度に生産できて、コスト低下が可能になる。
は、このように建築用造作部材に、カッタなどによる簡
単な切断作業により、寸法変更や形状変更が可能な切込
み条溝を形成させたので、1個の建築用造作部材を品種
の異なる複数の部材として兼用でき、これにより部材管
理が簡単になると共に、兼用した分だけ多量の部材を一
度に生産できて、コスト低下が可能になる。
【0018】特に、請求項2記載の建築用造作部材にお
いては、切込み条溝にテーパ部を形成させたので、スム
ーズにカッタの刃先を切込み条溝内に差し込めるように
なり、部材の切断が円滑にできる。
いては、切込み条溝にテーパ部を形成させたので、スム
ーズにカッタの刃先を切込み条溝内に差し込めるように
なり、部材の切断が円滑にできる。
【図1】本発明の一実施例に係る建築用造作部材の平面
図である。
図である。
【図2】同切断状態を示す断面図である。
【図3】同使用状態を示す断面図である。
【図4】同他の使用状態を示す断面図である。
10 建築用造作部材 11 基板 12 化粧板 13 切込み条溝 13a テーパ部 14 カッタ 15 壁板 16 柱 17 化粧桟 18 溝部 19 ドア 20 戸当たり 21 先端部分
Claims (2)
- 【請求項1】 基板の表面に適宜化粧が施された建築用
造作部材において、前記基板の裏面の所定位置に、該基
板の表面側に若干の厚さを残す深さの切込み条溝を形成
させたことを特徴とする建築用造作部材。 - 【請求項2】 前記切込み条溝の基板裏面側に、カッタ
差し込み用のテーパ部を形成させたことを特徴とする請
求項1記載の建築用造作部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6459394A JPH07243243A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 建築用造作部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6459394A JPH07243243A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 建築用造作部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07243243A true JPH07243243A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=13262715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6459394A Pending JPH07243243A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 建築用造作部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07243243A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012180951A (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-20 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷却装置のドレン水蒸発装置 |
-
1994
- 1994-03-07 JP JP6459394A patent/JPH07243243A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012180951A (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-20 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷却装置のドレン水蒸発装置 |
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