JP2012179750A - テープ印字装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】切断用の操作レバーを設ける場合において美観及び操作性を向上する。
【解決手段】カートリッジホルダ9と、カートリッジ8からカバーフィルム103を繰り出して搬送するためのテープ送りローラ駆動軸108と、サーマルヘッド23と、筐体2と、カバーフィルム103を排出する排出口15aと、軸心C1まわりに回動しカートリッジホルダ9を開閉可能なカートリッジカバー17aと、排出口15aの近傍に配置された固定刃40と、カッターレバー50と別体に構成し、可動刃41と反対側の先端部において可動状態のカッターレバー50からの操作力を受容して、可動刃41の固定刃40に対する接近方向への動作へ変換可能なアーム部51とを備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、被印字テープに印字を行うテープ印字装置に関する。
被印字テープに印字を行うテープ印字装置が既に知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来技術のテープ印字装置においては、ケース本体の内部に、カセットホルダ(カセット収納部)、搬送手段(テープ送りローラ軸)、印字手段(サーマルヘッド)が設けられている。カセットホルダにテープカセットが装着されると、搬送手段によってテープカセットの被印字テープロールから被印字テープが繰り出され、搬送される。搬送される被印字テープには印字手段により所望の印字が形成される。印字後のテープは、固定刃と可動刃との協働によって鋏状に切断されて、排出口からケース本体の外へ排出される。
このとき、上記のテープの切断は、操作者の手動操作によって行われる。すなわち、カセットホルダを開閉する蓋カバーの端部に、欠き取り部が設けられている。そして、この欠き取り部に収納されるように、操作レバーが設けられている。一方、上記可動刃には、アーム部が一体に構成されている。このアーム部は、操作レバーとは別体に構成されており、先端部(可動刃と反対側)において、上記のように操作されて動いた操作レバーからの操作力を受容する。これにより、可動刃は、固定刃に対して接近し、上記テープの切断を行う。
特開2002−137496号公報
上記従来技術において、上記操作レバーが設けられる欠き取り部を備える蓋カバーは、ケース本体のうち、第1方向(排出口近傍でのテープ搬送経路と直交する方向)に沿った一方側の端部の第1軸心まわりに回動する。一方、可動刃は、上記第1軸心よりも上記第1方向に沿ったケース本体の他方側に設けた第2軸心まわりに回動することで、上記切断を行う。すなわち、蓋カバーと可動刃とは互いに離れた別々の軸心のまわりでそれぞれ回動する。したがって、可動刃を操作する操作レバーを可動刃と一体的に構成した場合には、第2軸心まわりの回動軌跡を描く操作レバーと、第1軸心まわりの回動軌跡を描く蓋カバーとが、互いに異なる回動軌跡となる。
この結果、蓋カバーの欠き取り部に操作レバーを設ける際には、蓋カバーと操作レバーとの間の干渉を防止するために、それらの間に広めのクリアランスを設けるか、操作レバーの上面を蓋カバーの上面から一段引っ込めて設置する等の必要がある。このため、美観や操作性の向上の面で改善の余地があった。
本発明の目的は、切断用の操作レバーを設ける場合において美観及び操作性を向上することができる、テープ印字装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、被印字テープが巻回された被印字テープロールを収納したテープカセットを着脱可能なカセットホルダと、前記カセットホルダに装着されたテープカセットから前記被印字テープを繰り出して搬送するための搬送手段と、前記搬送手段により搬送される前記被印字テープに所望の印字を行う印字手段と、前記カセットホルダ、前記搬送手段、及び前記印字手段を内部に収納する、ケース本体と、前記搬送手段によるテープ搬送経路の下流側となる前記ケース本体の端部に設けられ、前記被印字テープを、前記ケース本体外へと排出する排出口と、前記排出口近傍における前記テープ搬送経路と直交する第1方向に沿った前記ケース本体の一方側の端部に位置する第1軸心まわりに回動し、前記カセットホルダを開閉可能な蓋カバーと、前記ケース本体内部における前記排出口の近傍に配置された固定刃と、前記ケース本体内において、前記第1方向に沿って前記第1軸心よりも前記ケース本体の他方側に位置する所定の第2軸心まわりに回動することで、前記固定刃に向かい前記第1方向に沿って遠近可能に構成され、前記テープ搬送経路に位置する前記印字後の前記被印字テープを前記固定刃と協働して鋏状に切断可能な可動刃と、前記蓋カバーのうち前記第1方向の端部でかつ当該第1方向に直交する第2方向の端部に設けられた欠き取り部に収納されるように設けられ、前記蓋カバーを閉じた状態では前記可動刃を操作可能な可動状態となるとともに、前記蓋カバーを開いた状態では前記可動刃を操作不能な非可動状態となる、操作レバーと、前記可動刃と一体に構成されるとともに前記操作レバーとは別体に構成され、前記可動刃と反対側の先端部において前記可動状態の前記操作レバーからの操作力を受容して、前記可動刃の前記固定刃に対する接近方向への動作へ変換可能なアーム部と、を有することを特徴とする。
本願発明のテープ印字装置においては、ケース本体の内部に、カセットホルダ、搬送手段、印字手段が設けられている。テープの切断は、操作者の手動操作によって行われる。すなわち、カセットホルダを開閉する蓋カバーの、第1方向(排出口近傍でのテープ搬送経路と直交する方向)及び第2方向の端部に、欠き取り部が設けられている。そして、この欠き取り部に収納されるように、操作レバーが設けられている。
操作レバーが設けられる欠き取り部を備える蓋カバーは、ケース本体のうち、上記第1方向に沿った一方側の端部の第1軸心まわりに回動する。一方、可動刃は、上記第1軸心よりも上記第1方向に沿ったケース本体の他方側に設けた第2軸心まわりに回動することで、上記切断を行う。すなわち、蓋カバーと可動刃とは互いに離れた別々の軸心のまわりでそれぞれ回動する。
そこで本願発明においては、操作レバーと可動刃とを一体とせず別体に構成し、可動刃に一体的に設けたアーム部の先端部で、操作レバーからの操作力を受容する構成としている。これにより、例えば操作レバーの回動中心を、上記蓋カバーと同軸の第1軸心とすることで、操作レバーの回動軌跡と蓋カバーの回動軌跡との干渉を防止することが可能となる。また例えば、蓋カバーが開いた状態では操作レバーは操作不能な非可動状態が前提であることから、この非可動状態では操作レバーとアーム部とが離間し、蓋カバーが閉じた状態の可動状態のみにおいて操作レバーとアーム部とが当接するように構成してもよい。この場合には、蓋カバーが開き動作するときには操作レバーはアーム部から離れるので、前述の回動軌跡の干渉の問題は生じない。
以上のようにして、本願発明においては、操作レバーを可動刃と一体的に構成した場合に生じる、蓋カバーと操作レバーとの間の干渉の問題を回避できる。したがって、例えば操作レバーの上面と蓋カバーの上面とを略同一の平面上(又は曲面上)で連続するように配置することで、美観を向上することができ、また操作性も向上することができる。
本発明によれば、切断用の操作レバーを設ける構成において、美観及び操作性を向上することができる。また、蓋カバーが開いた状態では操作レバーで可動刃を操作できないようにすることで、確実に安全性を向上することができる。
テープ印字装置を斜め上方向から見た外観を表す斜視図である。 テープ印字装置の側面図である。 カートリッジカバーの開蓋状態を表す斜視図である。 カートリッジカバーの開蓋状態を表す側面図である。 カートリッジの内部構造を表す概念的平面図である。 カッターレバーの部分平面図および部分側面図である。 カッターレバー押下時の状態を表す部分側面図である。 カッターレバー押下時の状態を斜め上方向から見た外観を表す斜視図である。 カッターレバー押下時の状態を表すテープ印字装置の側面図である。 カートリッジカバーの閉蓋途中の状態を表す部分側面図である。 カートリッジカバーの開蓋状態を表す拡大された部分側面図である。 アーム部をカッターレバーに回動可能に接続する変形例における、カッターレバーの部分平面図および部分側面図である。 カッターレバー押下時の状態を表す部分側面図である。 カートリッジカバーの開蓋状態を表す部分側面図である。 カートリッジカバーの閉蓋途中の状態を表す部分側面図である。 カッターレバーの移動をガイドするガイド部を設ける変形例における、カッターレバーの部分平面図および部分側面図である。 カッターレバー押下時の状態を表す部分側面図である。 カートリッジカバーの開蓋状態を表す部分側面図である。 カートリッジカバーの閉蓋途中の状態を表す部分側面図である。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
本実施形態のテープ印字装置は、所望の印刷を行ったテープを所定の長さに切断することにより印字ラベルを作成するものである。まず、このテープ印字装置の概略構成について説明する。
図1及び図2に示すように、テープ印字装置1は、その外郭を構成する筐体2(ケース本体)を備える。筐体2は、装置下面を構成しかつ装置側面と一体となった樹脂製の下カバー15と、装置上面を構成する樹脂製の上カバー17とにより構成されている。
下カバー15の側面には、凹部15bと、当該凹部内の奥部の中央に形成され、印字済ラベル用テープ109(後述の図5参照)を排出する排出口15aと、を備えている。
上カバー17には、前方向から後方向に向けて、文字入力等の種々の操作が行われるキーボード3と、電源スイッチや印刷キー等のテープ印字装置1の各種機能を実行させるための機能キー群4と、例えば矩形開口状の開口部を塞ぐように装着された透明パネル7とが設けられている。
また、上カバー17は、上面後部側にてカートリッジ8(テープカセット)を装着するために開放可能に構成され、カートリッジホルダ9を開閉するカートリッジカバー17a(蓋カバー)を備えている。このカートリッジカバー17aのうち、上記排出口15a近傍でのテープ搬送経路の方向Di(図1参照)と直交する方向D1(第1方向。図1参照)及びこれに直交する方向D2(第2方向。図1参照)の端部に、欠き取り部17bが設けられている(後述の図6(a)も参照)。そしてこの欠き取り部17bに収納されるように、上記印字済ラベル用テープ109をカットするためのカッターレバー50(操作レバー)が設けられている。
図3及び図4に示すように、テープ印字装置1の上面後部側には、カートリッジ8を着脱可能なカートリッジホルダ9が設けられている。このカートリッジホルダ9は、上記カートリッジカバー17aによって常には閉塞されており(図1及び図2参照)、カートリッジカバー17aを開放するとカートリッジホルダ9が露出されるようになっている。
次に、カートリッジ8及びカートリッジホルダ9の詳細構造を図5を用いて説明する。カートリッジ8は、筐体8Aと、この筐体8A内に配置され帯状の基材テープ101が巻回された第1ロール102(実際は渦巻き状であるが、図では簡略的に同心円状に示す)と、上記基材テープ101と略同じ幅である透明なカバーフィルム103(被印字テープ)が巻回された第2ロール104(被印字テープロール。実際は渦巻き状であるが、図では簡略的に同心円状に示す)と、インクリボン105(熱転写リボン、但し被印字テープが感熱テープの場合は不要)を繰り出すリボン供給側ロール111と、印字後のインクリボン105を巻取るリボン巻取りローラ106と、カートリッジ8のテープ排出部の近傍に回転可能に支持されたテープ送りローラ27とを有する。
第1ロール102は、リール部材102aの周りに上記基材テープ101を巻回している。基材テープ101は、例えば、内側に巻かれる側よりその反対側へ向かって、貼り合わせ用の粘着剤層、ベースフィルム、貼り付け用の粘着剤層、剥離紙の順序で積層され構成されている。第2ロール104は、リール部材104aの周りに上記カバーフィルム103を巻回している。
テープ送りローラ27は、上記基材テープ101と上記カバーフィルム103とを押圧し接着させ上記印字済ラベル用テープ109としつつ、前述したD1方向(図5にも図示)にテープ送りを行う。
また、印字済ラベル用テープ109の搬送経路に沿ってテープ送りローラ27及び圧着ローラ28の下流側には、上記カッターレバー50の操作により印字済ラベル用テープ109を所定の長さに切断するための、固定刃40及び可動刃41が設けられている(詳細な構造及び動作は後述)。
一方、カートリッジホルダ9には、カートリッジ8内の使用済みの上記インクリボン105を巻き取るための上記リボン巻取りローラ駆動軸107と、上記印字済ラベル用テープ109を搬送するためのテープ送りローラ駆動軸108(搬送手段)とが設けられている。前述のリボン巻取りローラ106及びテープ送りローラ27は、図示しない搬送用モータの駆動力が上記リボン巻取りローラ駆動軸107及び上記テープ送りローラ駆動軸108に伝達されることによって、連動して回転駆動される。またカートリッジホルダ9には、搬送されるカバーフィルム103に所望の印刷を行う印字ヘッド23(印字手段)が、カートリッジ8の装着時にその開口部に位置するように設けられている。
上記構成において、カートリッジ8が上記カートリッジホルダ9に装着されると、カバーフィルム103及びインクリボン105が印字ヘッド23とこれに対向するプラテンローラ26との間に狭持される。また、基材テープ101及びカバーフィルム103が、テープ送りローラ27とこれに対向する圧着ローラ28との間に狭持される。そして、リボン巻取りローラ106及びテープ送りローラ27が図5中矢印B及び矢印Cで示す方向にそれぞれ同期して回転駆動される。これにより、テープ送りローラ27、圧着ローラ28、及びプラテンローラ26が回転し、第1ロール102から基材テープ101が繰り出され、テープ送りローラ27へ供給される。一方、第2ロール104からはカバーフィルム103が繰り出されるとともに、印刷駆動回路(図示せず)により印字ヘッド23の複数の発熱素子が通電される。この結果、カバーフィルム103の裏面に印字が印刷される。
そして、上記基材テープ101と上記印刷が終了したカバーフィルム103とが上記テープ送りローラ27及び圧着ローラ28により接着されて一体化されて印字済ラベル用テープ109として形成され、テープ排出部よりカートリッジ8外へと搬出される。カバーフィルム103への印字が終了したインクリボン105は、リボン巻取りローラ駆動軸107の駆動によりリボン巻取りローラ106に巻取られる。
上記のようにしてカートリッジ8外へ搬出された印字済ラベル用テープ109は、上記カッターレバー50の操作に基づく固定刃40及び可動刃41の協働によって所定の長さに切断され、印字ラベル(図示せず)が生成される。なお、上述のように印字済ラベル用テープ109には印字後のカバーフィルム103が含まれているので、固定刃40及び可動刃41は、印字後のカバーフィルム103を切断する機能を果たしている。
このときの切断は、前述したように、欠き取り部17bに収納されるように設けられたカッターレバー50を操作者が手動操作することで、固定刃40と可動刃41との協働によって鋏状に行われる。本実施形態の最大の特徴は、この可動刃41を操作するカッターレバー50の構造にある。以下、その詳細について説明する。
図6(b)及び図7に示すように、カッターレバー50は、カートリッジカバー17aの上面と連続する平面矩形状の操作頭部50dと、この操作頭部50dの下面内縁端部から前方へ向けて突設された略への字状の操作アーム50bと、操作アーム50bと操作頭部50dとの接続部付近において略水平方向内方(図6(b)及び図7中の奥側)に向けて突設された駆動突起50aと、を備えている。操作アーム50bの基端側は、カートリッジカバー17aの欠き取り部17b位置における後部側下面に、連結部50cを介して揺動自在に枢着されている。なお、操作頭部50dの上面とカートリッジカバー17aの上面とは、略同一の平面上又は曲面上で連続するように配置されている。
一方、上記可動刃41には、アーム部51が一体に構成されている。このとき、カートリッジカバー17aのうち欠き取り部17bを構成する側壁面に、上端側が開放となった円弧スリット状のガイド溝52が形成されている。そして、このガイド溝52の位置に、上記アーム部51の(可動刃41と反対側に位置する)先端部51aが近接配置されている。図6(b)に示すようにカートリッジカバー17aが閉蓋された状態では、上記カッターレバー50の駆動突起50aがガイド溝52の上側開放端位置に配置され、上記アーム部51の先端部の上側に当接する。これにより、カッターレバー50と別体に構成されたアーム部51が、上記先端部においてカッターレバー50からの操作力を受容可能となり、カッターレバー50と可動刃41とが、連繋状態となる。
そして、上記の状態でカッターレバー50の操作頭部50d側が押下操作されると(図7、図8、及び図9参照)、カッターレバー50が連結部50cを回動支点に下方に回動され、駆動突起50aがガイド溝52に沿って下方に移動する。移動する駆動突起50aは、アーム部51の上記先端部を押下させる。この結果、可動刃41は、軸心C2(第2軸心)を回動中心として、排出口15aの近傍に位置する固定刃40側へ向かうように回動し(言い換えれば上記方向D1に沿って遠近移動し)、固定刃40に重なるように近接する(図7の状態)。これによって、印字済ラベル用テープ109は、上記のようにして鋏状に重なり合った固定刃40及び可動刃41の協働により、所定の長さに切断されて、下カバー15側面の凹部15b内奥部中央に形成され、搬送経路の下流側に位置する縦スリット状の排出口15aから筐体2の外へ排出される。
ところで、図10及び図11に示すように、上記カッターレバー50が設けられる欠き取り部17bを備えるカートリッジカバー17aは、前述のカートリッジホルダ9の開閉のために(図3及び図4参照)、筐体2のうち上記方向D1に沿った一方側(図10中の左側)の端部に位置する軸心C1(第1軸心)まわりに回動する。その一方、前述したように、可動刃41は、上記軸心C1よりも上記方向D1に沿った筐体2の他方側(図10中の右側)に設けた軸心C2まわりに回動することで、上記切断を行う(図7参照)。
すなわち、カートリッジカバー17aと可動刃41とは互いに離れた別々の軸心C1,C2のまわりでそれぞれ回動する。したがって、もし仮に、可動刃41を操作するカッターレバー50を可動刃41と一体的に構成した場合には、軸心C2まわりの回動軌跡を描くカッターレバー50と、軸心C1まわりの回動軌跡を描くカートリッジカバー17aとが、互いに異なる回動軌跡となる。この結果、カートリッジカバー17aの欠き取り部17bにカッターレバー50を設ける際には、前述した従来構造のように、カートリッジカバー17aとカッターレバー50との間の干渉を防止するために、それらの間に広めのクリアランスを設けるか、カッターレバー50の上面をカートリッジカバー17aの上面から一段引っ込めて設置する等の必要がある。このため、美観や操作性の向上が困難となる。
そこで、本実施形態では、上述のようにカッターレバー50と可動刃41とを一体とせず別体に構成するとともに、可動刃41に一体的に設けたアーム部51の先端部51aで、カッターレバー50からの操作力を受容する構成としている。これにより、軸心C1を回転中心としてカートリッジカバー17aが開蓋回動された状態では、カッターレバー50は操作不能状態でよいことが前提であることから、アーム部51の先端部51aをカッターレバー50から離間した状態(カッターレバーは非可動状態)とする(図10参照)。これにより、カッターレバー50は図11に示すようにカートリッジカバー17aと共に開方向に移動することができる。この結果、カートリッジカバー17aが開き動作するときにはカッターレバー50はアーム部51から離れ、軸心C2のまわりに回動する可動刃41側とは無関係となるので、前述の回動軌跡の干渉の問題を確実に回避することができる。
そして、前述したように、カッターレバー50が可動状態となるべきカートリッジカバー17aの閉じ状態では、アーム部51がカッターレバー50に当接することでカッターレバー50からの操作力を受けとめ(図7参照)、当該操作力を可動刃41の固定刃40への接近方向への動作に変換して切断を行う。以上のようにして、本実施形態によれば、カッターレバー50を可動刃41と一体的に構成した場合に生じる、カートリッジカバー17aとカッターレバー50との間の干渉の問題を回避できる。そして、この構成により、前述したように、カッターレバー50の上面とカートリッジカバー17aの上面とが、略同一の平面上又は曲面上で連続するような配置とすることができる(図1、図2、図4、図6(a)等参照)。これにより、カッターレバー50の配置箇所付近での滑らかな外観を実現でき、美観や操作性を確実に向上することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を説明する。
(1)アーム部をカッターレバーに回動可能に接続する場合
このような変形例を図12〜図15により説明する。なお、上記実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を簡略化又は省略する。
図12に示すように、本変形例においては、アーム部51は、可動刃41と反対側の先端部51a側に位置する接続部材53によって、カッターレバー50に対し回動可能に接続されている。すなわち、カッターレバー50の下面側に下方に向けて突設した操作基部55の下端部が、接続部材53を介しアーム部51の上記先端部51aに取り付けられている。そして、本変形例の特徴として、上記接続部材53は、上記カートリッジカバー17aの軸心C1と同軸(同一軸線上)となっている。
図13に示すように、カートリッジカバー17aの開蓋状態において、カッターレバー50が押下されると、当該カッターレバー50は係止部54にガイドされながら下方に移動し、接続部材53は軸心C1の位置(図12(b)参照)から外れて下方へ移動する。これにより、接続部材53はアーム部51の上記先端部51aを押下させ、可動刃41は軸心C2を回転中心として回動して可動刃41が固定刃40に近接する。この結果、上記実施形態と同様、印字済ラベル用テープ109は、上記カッターレバー50の操作に基づく固定刃40及び可動刃41の協働によって所定の長さに切断される。
ここで、カートリッジカバー17aの欠き取り部17bを構成する前壁面は、円弧状の係止部54となって下方に突出しており、上記操作基部55の円弧凹状の前端部側を当接係止させている。そして、図14及び図15に示すように、軸心C1を回転中心としてカートリッジカバー17aが開蓋回動されると、前述したようにカッターレバー50は、上記カートリッジカバー17aの軸心C1と同軸の接続部材53において回動可能であることから、カッターレバー50は、湾曲した係止部54によって係止されつつカートリッジカバー17aと共に開方向に移動する。すなわち、アーム部51との接続部である接続部材53を介し、カッターレバー50の回動中心を、カートリッジカバー17aと同軸の軸心C1とすることができる。したがってカッターレバー50の回動軌跡とカートリッジカバー17aの回動軌跡とが干渉することはない。
以上のようにして、本変形例においても、上記実施形態と同様、アーム部51の先端部51aでカッターレバー50からの操作力を受容しつつ、カッターレバー50の回動軌跡とカートリッジカバー17aの回動軌跡との干渉を確実に防止できる構成を、実現することができる。したがって、上記実施形態と同様、カッターレバー50の配置箇所付近での滑らかな外観を実現でき、美観や操作性を確実に向上することができる。
(2)カッターレバーの移動をガイドするガイド部を設ける場合
このような変形例を図16〜図19により説明する。なお、上記実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を簡略化又は省略する。
図16(a)及び図16(b)に示すように、本変形例では、カートリッジカバー17aの欠き取り部17bを構成する内壁面に、下端開放となった斜め方向の凹溝状の上側ガイド部58aが形成されている。また、これに対応して、下カバー15の後端部の欠き取り部17bに対応する位置には、上端開放となった斜め方向の凹溝状の下側ガイド部58aが形成されている。これら両ガイド部58a,58bは、カートリッジカバー17aの閉蓋状態においては、上下開放端同士が連結して、カッターレバー50の操作時の移動をガイドする一つの斜め方向のガイド部となる。
このとき、カッターレバー50の操作基部55には、細長角板状のスライダ突起56が内側方に向けて突設されている。このスライダ突起56は、上記上側ガイド部58aに摺動自在となって遊嵌されている。そして、このスライダ突起56の略中央上面には円柱状の駆動ピン57が突設されている。この駆動ピン57は、図16(b)に示すように、カートリッジカバー17aの閉蓋状態においては、両ガイド部58a,58bに近接配置されたアーム部51の先端部51aの上側に当接する。
図17に示すように、カートリッジカバー17aの閉蓋状態において、操作頭部50dが押下操作されると、カッターレバー50は、上記スライダ突起56が両ガイド部58a,58bによりガイドされながら、斜め下方側に向けて移動する。この移動により、スライダ突起56に設けた駆動ピン57が、アーム部51の先端部51aを押下する。これにより、前述と同様、可動刃41は軸心C2を回転中心として回動して可動刃41が固定刃40に近接する。この結果、上記実施形態と同様、印字済ラベル用テープ109は、上記カッターレバー50の操作に基づく固定刃40及び可動刃41の協働によって所定の長さに切断される。
一方、図18及び図19に示すように、軸心C1を回転中心としてカートリッジカバー17aが開蓋するように回動すると、アーム部51の先端部51aと上記駆動ピン57との当接係合が解消されてカッターレバー50はアーム部51から離れる(なおこの際、前述のガイド部58a,58bも互いに離間する)。これにより、上記実施形態と同様、カッターレバー50はカートリッジカバー17aと共に回動し、軸心C2のまわりに回動する可動刃41側とは無関係となるので、前述の回動軌跡の干渉の問題を確実に回避することができる。
以上のようにして、本変形例によっても、上記同様、アーム部51の先端部51aでカッターレバー50からの操作力を受容しつつ、カッターレバー50の回動軌跡とカートリッジカバー17aの回動軌跡との干渉を確実に防止できる構成を、実現することができる。したがって、カッターレバー50の配置箇所付近での滑らかな外観を実現でき、美観や操作性を確実に向上することができる。また、カートリッジカバー17aの閉じ状態におけるカッターレバー50の移動を円滑にガイドし、カッターレバー50の操作性を向上できる効果もある。
(3)その他
以上においては、基材テープ101とは別のカバーフィルム103に印刷を行ってこれらを貼り合わせる方式であったが、これに限られず、印字テープに備えられた被印字テープ層に印字を行う方式(貼りあわせを行わないタイプ)に本発明を適用してもよい。
また以上では、テープ印字装置の一例として、印字ラベル作成装置であるテープ印字装置1に本発明を適用した場合を説明したが、その他の態様のテープ印字装置にも適用可能である。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 テープ印字装置
2 筐体
15 下カバー
15a 排出口
17 上カバー
17a カートリッジカバー
17b 欠き取り部
50 カッターレバー
51 アーム部

Claims (5)

  1. 被印字テープが巻回された被印字テープロールを収納したテープカセットを着脱可能なカセットホルダと、
    前記カセットホルダに装着されたテープカセットから前記被印字テープを繰り出して搬送するための搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記被印字テープに所望の印字を行う印字手段と、
    前記カセットホルダ、前記搬送手段、及び前記印字手段を内部に収納する、ケース本体と、
    前記搬送手段によるテープ搬送経路の下流側となる前記ケース本体の端部に設けられ、前記被印字テープを、前記ケース本体外へと排出する排出口と、
    前記排出口近傍における前記テープ搬送経路と直交する第1方向に沿った前記ケース本体の一方側の端部に位置する第1軸心まわりに回動し、前記カセットホルダを開閉可能な蓋カバーと、
    前記ケース本体内部における前記排出口の近傍に配置された固定刃と、
    前記ケース本体内において、前記第1方向に沿って前記第1軸心よりも前記ケース本体の他方側に位置する所定の第2軸心まわりに回動することで、前記固定刃に向かい前記第1方向に沿って遠近可能に構成され、前記テープ搬送経路に位置する前記印字後の前記被印字テープを前記固定刃と協働して鋏状に切断可能な可動刃と、
    前記蓋カバーのうち前記第1方向の端部でかつ当該第1方向に直交する第2方向の端部に設けられた欠き取り部に収納されるように設けられ、前記蓋カバーを閉じた状態では前記可動刃を操作可能な可動状態となるとともに、前記蓋カバーを開いた状態では前記可動刃を操作不能な非可動状態となる、操作レバーと、
    前記可動刃と一体に構成されるとともに前記操作レバーとは別体に構成され、前記可動刃と反対側の先端部において前記可動状態の前記操作レバーからの操作力を受容して、前記可動刃の前記固定刃に対する接近方向への動作へ変換可能なアーム部と、
    を有することを特徴とするテープ印字装置。
  2. 請求項1記載のテープ印字装置において、
    前記操作レバーの上面と前記蓋カバーの上面とは、略同一の平面上又は曲面上で連続するように配置されている
    ことを特徴とするテープ印字装置。
  3. 請求項2記載のテープ印字装置において、
    前記アーム部は、
    前記可動刃と反対側の前記先端部に位置する、前記第1軸心と同軸の接続部材によって、前記操作レバーに対し回動可能に接続されている
    ことを特徴とするテープ印字装置。
  4. 請求項2記載のテープ印字装置において、
    前記アーム部の前記先端部は、
    少なくとも前記蓋カバーが開き状態にあるときは、前記操作レバーから離間した状態にあり、
    少なくとも、前記蓋カバーが閉じ状態にあってかつ前記操作レバーが操作された状態では、前記操作レバーと当接して前記操作レバーからの操作力を受けとめる
    ことを特徴とするテープ印字装置。
  5. 請求項4記載のテープ印字装置において、
    前記蓋カバー及び前記ケース本体に、前記操作レバーの前記操作時の移動をガイドするガイド部を設けた
    ことを特徴とするテープ印字装置。
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