JP2007090742A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置本体に装填された記録媒体などの剛体の媒体に対して操作者が切断手段の操作をしたり、不用意に収容部カバーを開けることにより剛体の媒体を傷つけることがない印刷装置を提供することを目的とする。
【解決手段】収容部カバー6の挿通口16から装置外に突出し起立状態にして光ディスクDが装置本体2に装填されると、光ディスクDの挿入に押されて挿通口カバー20が所定の位置に移動し、その動きによって収容部カバー6に設けたカッタロック部材25がカッタ操作ボタン12をロックしてカッタ11の切断動作を禁止するとともに、収容部カバー6に設けたカバーロック部材30が装置本体2に設けた係止部24に係止されて収容部カバー6が装置本体2にロックされてその開放が禁止される。
【選択図】 図7

Description

本発明は、印刷媒体や剛体の媒体に対して印刷を行なう印刷装置に関する。
従来、光ディスクなどの記録媒体のレーベル面に印刷する印刷装置として特開2003−72155号公報に開示されているものがある。この印刷装置は、記録媒体を載置するトレイを備え、このトレイは装置本体に対して移動可能に設けられており、トレイを装置本体外に引き出して記録媒体を載置し、トレイを装置本体内に移動して装置本体内の印刷手段により印刷を行なう。この印刷手段は、サーマルヘッドを搭載したキャリッジを装置本体内に収容されたトレイの上で移動させることにより、トレイ上の記録媒体の所定の範囲に印刷を行なうものである。
しかし、前記従来の印刷装置では、記録媒体を載置して装置本体に対して移動させるトレイや、サーマルヘッドを搭載したキャリッジを装置本体内で移動させる印刷手段などを備えるため装置の構成が必ずしも簡単ではない。
そこで、本願の発明者は、より改良した記録媒体の印刷装置を開発した。その印刷装置は、例えば、特開2000−225746号公報に記載される従来の印刷用テープに印刷を行なうテープ印刷装置の印刷手段を採用してそれに改良を加えて印刷用テープへの印刷と共に記録媒体への印刷も可能にしたものである。すなわち、この印刷装置は、装置本体内の所定位置にサーマルヘッドとプラテンローラとを対峙させた印刷手段を備え、この印刷手段に対してインクリボン供給するべく、装置本体の所定位置に設けたカセット装填部にインクリボンを収容したリボンカセットを装填可能としており、その印刷手段を駆動することにより、起立状態でセットした記録媒体をインクリボンと共に搬送しつつ記録媒体のレーベル面に熱転写印刷を行なうように構成したものである。
この印刷装置では、従来のテープ印刷装置と同様に、印刷用テープ及びインクリボンを収容したテープカセットがカセット装填部に装填された場合には、その印刷用テープに熱転写印刷を行なう。一方、記録媒体及びインクリボンを収容したリボンカセットがカセット装填部に装填された場合には記録媒体に印刷を行なうものであるが、この印刷装置は、装置本体の幅及び奥行寸法に比べて高さ寸法が小さい扁平な箱型形状であり、ディスク状の記録媒体の直径に比べて装置本体の高さ寸法が小さいため、この装置本体に記録媒体を起立状態で装填し起立状態で搬送しながら印刷を行なえるようにするために、記録媒体の搬送路の上方に位置しカセット装填部を開閉可能に覆うカバーに、記録媒体が挿通されるスリット状の挿通口を搬送路に沿って形成している。
この印刷装置では、カバーを開いてカセット装填部にリボンカセットを装填し、カバーを閉じた後に、起立状態にした記録媒体を前記挿通口に通して装置本体内のセット位置に装填する。この状態では、記録媒体はカバーの挿通口にその起立状態の中間部分が挿通され、下半部が装置本体内に装填され、上半部がカバーから外部に露出する状態にある。そして、印刷手段の動作が開始されると、記録媒体及びインクリボンはサーマルヘッドとプラテンローラの間に挟まれ、回転駆動されるプラテンローラによって搬送路を一方向に搬送され、前記スリット状の挿通口内を起立状態で搬送される記録媒体のレーベル面にサーマルヘッドの発熱によってインクリボンのインクが転写される。
特開2003−72155号公報 特開2000−225746号公報
このような印刷装置では、印刷用テープへの印刷が可能な機能を有しているため、印刷用テープの切断手段を備えたものになるが、切断するべき印刷用テープと、切断することはできない剛体からなる記録媒体を共通の印刷手段により印刷を行うことになると、記録媒体への印刷のときに切断手段が動作すると記録媒体を破損したり、シート状の印刷用テープの切断用に設計された切断手段を記録媒体に対して動作させれば切断手段も故障してしまうことになる。特に、装置本体上に操作者が操作するための操作部を有し、この操作部の操作により切断動作するように構成した手動操作方式の切断手段を備えた場合には、記録媒体への印刷時に操作者が不注意により装置本体上に露出する操作部に触れて切断手段を動作させてしまう虞がある。
また、印刷開始時に記録媒体を装置本体に装填した後に、リボンカセットが未装着であったり、あるいは色違いのインクリボンのリボンカセットに交換したいような場合、カバーを開いてリボンカセットの装着や交換を行なうことになるが、記録媒体のセット状態のままで不用意に開閉カバーを開放すると、挿通口の縁部が記録媒体のレーベル面にぶつかりそこに傷をつける虞がある。
本発明は、上記の問題点を解決するものであり、装置本体に装填された記録媒体などの剛体の媒体に対して操作者が切断手段を操作して切断動作を行うことにより、その剛体の媒体を傷つけたり切断手段を傷めたりすることがなく、また印刷に使用する消耗品を交換するために装置本体に開閉可能に設けられたカバーの挿通口に前記剛体の媒体が挿通された状態で操作者が不用意にカバーを開放することにより、その剛体の媒体を傷つけたりすることがない印刷装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、印刷媒体に対して印刷を行う一方、剛体の媒体に対して印刷を行う印刷手段と、操作者の操作により動作して前記印刷手段により印刷された印刷媒体を切断するための切断手段とを備えた印刷装置であって、装置本体に設けられ、前記印刷媒体又は前記剛体の媒体を収容すると共に、印刷に使用する消耗品を交換可能に収容する収容部と、前記収容部を覆うべく前記装置本体に開閉可能に設けられ、その閉合状態において、前記装置本体に装填される前記剛体の媒体が挿通されてその一部が前記装置本体の外部に突出する挿通口を設けてある収容部カバーと、操作者の手動操作により動作する手動操作手段と、前記手動操作手段が操作者によって手動操作されることに連動して動作し、操作者の操作によって行われる前記切断手段の動作及び前記収容部カバーの開放を共に禁止する禁止手段とを備えたことを特徴としている。
請求項2の発明は、印刷媒体に対して印刷を行う一方、剛体の媒体に対して印刷を行う印刷手段と、操作者の操作により動作して前記印刷手段により印刷された印刷媒体を切断するための切断手段とを備えた印刷装置であって、装置本体に設けられ、前記印刷媒体又は前記剛体の媒体を収容すると共に、印刷に使用する消耗品を交換可能に収容する収容部と、前記収容部を覆うべく前記装置本体に開閉可能に設けられ、その閉合状態において、前記装置本体に装填される前記剛体の媒体が挿通されてその一部が前記装置本体の外部に突出する挿通口を設けてある収容部カバーと、前記剛体の媒体が前記装置本体に装填されることに連動して動作し、操作者の操作によって行われる前記切断手段の動作及び前記収容部カバーの開放を共に禁止する禁止手段とを備えたことを特徴としている。
請求項3の発明は、印刷媒体に対して印刷を行う一方、剛体の媒体に対して印刷を行う印刷手段と、操作者の操作により動作して前記印刷手段により印刷された印刷媒体を切断するための切断手段とを備えた印刷装置であって、装置本体に設けられ、前記印刷媒体又は前記剛体の媒体を収容すると共に、印刷に使用する消耗品を交換可能に収容する収容部と、前記収容部を覆うべく前記装置本体に開閉可能に設けられ、その閉合状態において、前記装置本体に装填される前記剛体の媒体が挿通されてその一部が前記装置本体の外部に突出する挿通口を設けてある収容部カバーと、前記装置本体に前記剛体の媒体が装填されたことを検出する検出手段と、前記検出手段により前記剛体の媒体の装填が検出されたときに、駆動源により駆動されて、操作者の操作によって行われる前記切断手段の動作及び前記収容部カバーの開放を共に禁止する禁止手段とを備えたことを特徴としている。
請求項4の発明は、前記構成において、前記禁止手段は、前記切断手段を動作不能にロック可能な手段、前記切断手段の操作部を操作不能に遮蔽する手段又は前記切断手段の操作部の操作を前記切断手段の切断刃に伝達しない手段のいずれかを備えると共に、前記装置本体に前記収容部カバーを開放不能にロック可能な手段、閉合状態で前記装置本体に係止される前記収容部カバーの係止を解除するために設けられる係止解除手段の操作部を操作不能に遮蔽する手段又は前記係止解除手段の操作部の操作を前記係止解除手段に伝達しない手段のいずれかを備えて構成するものである。
請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記手動操作手段は、前記装置本体に前記剛体の媒体を装填するべく前記収容部カバーに設けられた挿通口を開閉自在に覆い、前記剛体の媒体の装填時に操作者が開放操作する挿通口カバーで構成され、前記禁止手段は、前記挿通口カバーが操作者によって開放操作されることに連動して操作者の操作によって行われる前記切断手段の動作及び前記収容部カバーの開放を共に禁止するように構成するものである。
また、請求項6の発明は、前記剛体の媒体を、データを記録可能な記録媒体とするものである。
請求項1の発明によれば、手動操作手段が操作者によって手動操作されることに連動して禁止手段が動作し、操作者の操作によって行われる切断手段の動作及び収容部カバーの開放が共に禁止されるため、操作者が切断手段の操作を行うことにより剛体の媒体を傷つけたり切断手段を傷めたりすることを防止でき、また、操作者が剛体の媒体が挿通口に挿通された状態で不用意にカバーを開放することにより剛体の媒体を傷つけたりすることを防止できる。
請求項2の発明によれば、剛体の媒体が装置本体に装填されることに連動して禁止手段が動作し、操作者の操作によって行われる切断手段の動作及び収容部カバーの開放が共に禁止されるため、操作者が切断手段の操作を行うことにより剛体の媒体を傷つけたり切断手段を傷めたりすることを防止でき、また、操作者が剛体の媒体が挿通口に挿通された状態で不用意にカバーを開放することにより剛体の媒体を傷つけたりすることを防止できる。
請求項3の発明によれば、装置本体に剛体の媒体が装填されたことを検出することにより禁止手段が駆動源により駆動されて動作し、操作者の操作によって行われる切断手段の動作及び収容部カバーの開放が共に禁止されるため、操作者が切断手段の操作を行うことにより剛体の媒体を傷つけたり切断手段を傷めたりすることを防止でき、また、操作者が剛体の媒体が挿通口に挿通された状態で不用意にカバーを開放することにより剛体の媒体を傷つけたりすることを防止できる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。図1ないし図6は本発明の第1の実施形態に係る印刷装置を示している。図1は印刷装置および消耗品の斜視図、図2は印刷装置に印刷対象物を装填した状態の斜視図、図3は印刷装置の平面図、図4は図3のA―A線断面図、図5は印刷装置に印刷対象物を装填した状態の平面図、図6は図5の部分断面図を示している。この印刷装置1は、CD−RやDVD−Rなどのデータ記録可能なディスク状の記録媒体(光ディスク)の印刷面(レーベル面)に直に印刷することができるとともに、テープ状印刷媒体(印刷用テープ)にも印刷することができる。
印刷装置1の装置本体2の上面にはキー入力部3及び表示部4が設けられている。キー入力部3は、印刷する文字列のデータを入力する文字キー、印刷開始を指示する印刷キー、表示部4の表示画面上のカーソルを移動操作するカーソルキー、及び入力された文字列の編集処理、各種設定処理、印刷処理等に必要な種々の制御キーを備えている。表示部4は液晶表示装置であり、入力されたデータや処理内容などの必要な情報を表示する。
装置本体2は、印刷対象物や消耗品を収容するための収容部5を有し、この収容部5の上面の消耗品を着脱するための開口部が収容部カバー6により開閉される。収容部5には、テープカセット200と、リボンカセット210とが選択的に収容される。テープカセット200は、カセットケース201内に印刷用テープ202及びインクリボン203を保持し、リボンカセット210はカセットケース211内にインクリボン212を保持している。印刷用テープ202に印刷を行なう場合には、収容部5にテープカセット200を収容し、光ディスクDのレーベル面に印刷を行なう場合には、収容部5にリボンカセット210と光ディスクDを収容する。収容部5に光ディスクDを収容するときには、光ディスクDを起立させ、その起立状態で装置本体2内に装填する。
前記収容部5には、プラテンローラ7と印字ヘッド(サーマルヘッド)8とが対向して設けられると共に、リボン巻取軸9が設けられている。収容部5にテープカセット200が収容されたときには、プラテンローラ7は印刷用テープ202及びインクリボン203を重ねてサーマルヘッド8との間に挟んで下流側の開口部10に向けて搬送し、サーマルヘッド8はインクリボン203を介して印刷用テープ202に印刷を行なう。また、収容部5にリボンカセット210及び光ディスクDが収容されたときには、プラテンローラ7はインクリボン202及び光ディスクDを重ねてサーマルヘッド8との間に挟んで下流側の開口部10に向けて搬送し、サーマルヘッド8はインクリボン202を介して光ディスクDに印刷を行なう。リボン巻取軸9は、印刷に使用されたテープカセット200のインクリボン203及びリボンカセット210のインクリボン212をそれぞれのカセットケース201、211内に巻き取って回収する。装置本体2内の開口部10の近傍には、印刷された印刷用テープ202の先端側の印刷済部分を切断するためのカッタ11が設けられている。このカッタ11は、固定刃と可動刃を備え、これら固定刃と可動刃は印刷用テープ202の搬送路を隔てて互いに対向するように設けられている。固定刃は装置本体2に固定され、可動刃は固定刃に対して接離する方向に移動可能に設けられている。そして、装置本体2の上面にカッタ操作釦12が設けられており、印刷用テープ202への印刷後に操作者がカッタ操作釦12を手動操作により押し込むことによりカッタ11が動作して印刷用テープ202の切断が行われる。
収容部5の上に設けられた前記収容部カバー6は、装置本体2の背部に設けられたヒンジ13を介して装置本体2の上面に回動自在に取り付けられ、表示部4及び収容部5に対応する位置には透明な透視窓14,15が設けられている。また、収容部カバー6には、装置本体2の幅方向に沿って延びるスリット状の挿通口16が形成されている。この挿通口16は、収容部カバー6の一側部寄りに位置から他側部側に向って延び、その他側部側の端部が開閉カバー6の側部の外方に開放されている。前記開口部10から光ディスクDを起立状態で挿入したときには、その光ディスクDは挿通口16に沿って移動して収容部5のセット位置に達する。この際、光ディスクDはそのほぼ上半部が挿通口16から装置本体2の外部上方に突出する。そして、印刷時には、光ディスクDは挿通口16内に挿通された状態で下流側の開口部10に向けて搬送され、その搬送中に光ディスクDに対して印刷が行なわれる。
上記印刷装置1では、カッタ11は印刷後の印刷用テープ202を切断するためのものであり、光ディスクDが装置本体2に装填されている状態で操作者が不用意にカッタ操作釦12を押してカッタ11を動作させると、光ディスクDを傷つけてしまうことになる。また、光ディスクDのような樹脂板からなる剛体の媒体に対してカッタ11を動作させると、その切断刃も傷むことになる。また、上記印刷装置1では、上半部が収容部カバー6に形成した挿通口16から装置外に突出した状態で光ディスクDが装置本体2に装填されるため、リボンカセット210を交換するために操作者が不用意に収容部カバー6を開放すると、収容部カバー6の挿通口16の縁部が突き当たって光ディスクDを傷めることになる。このように、上記印刷装置1では、光ディスクDが装置本体2に装填された状態でカッタ操作釦12が操作されたり、収容部カバー6が開放されたりすると、光ディスクDを傷めてしまうため、カッタ11の動作と収容部カバー6の開放とを禁止するための構成を備えている。以下、それらの構成について説明する。
前記収容部カバー6の裏側には収容部カバー6と対向して支持板18が設けられ、その支持板18上には、挿通口カバー20が設けられると共に、この挿通口カバー20の動作に連動して動作するカッタロック部材25及びカバーロック部材30が挿通口カバー20の左右に配置されて設けられている。挿通口カバー20は、図示を省略するガイド機構により支持板18上を装置本体2の前後方向にのみ摺動自在に設けられている。この挿通口カバー20には摘み21が一体に設けられており、その摘み21が収容部カバー6に設けた操作窓17から装置外に突出して配置されている。この摘み21を操作者が摘んで装置本体2の後方に向けて手動操作することにより挿通口16を塞ぐ位置から開放する位置に挿通口カバー20を移動することができるようになっている。また、カッタロック部材25は、図示を省略するガイド機構により支持板18上を装置本体2の左右方向にのみ摺動自在に設けられている。このカッタロック部材25の一側部にはカッタ操作釦12に設けた係止穴23に対応してロックピン部26を備えると共に、カッタロック部材25の他側部と収容部カバー6の裏面中央部に設けたピン27の間には引っ張りばね28が張設されており、カッタロック部材25はピン27に向けて引っ張る方向に常時付勢されている。また、カバーロック部材30は、図示を省略するガイド機構により支持板18上を装置本体2の左右方向にのみ摺動自在に設けられている。このカバーロック部材30の一側部には装置本体2に設けた係止部24に対応してロックピン部31を備えると共に、カバーロック部材30の他側部と収容部カバー6の裏面中央部に設けたピン27の間には引っ張りばね32が張設されており、カバーロック部材30はピン27に向けて引っ張る方向に常時付勢されている。
また、挿通口カバー20の左右両側部には傾斜した摺接部22a、22bがそれぞれ設けられ、この摺接部22a、22bがカッタロック部材25及びカバーロック部材30にそれぞれに設けた傾斜した摺接部29,33に当接するようになっている。したがって挿通口カバー20が装置本体2の後方に向けて移動操作されて挿通口16を塞ぐ位置から開放する位置に移動するときには、互いに当接する傾斜した摺接部部分を介して挿通口カバー20の装置本体2の後方への移動の動きを、カッタロック部材25及びカバーロック部材30を装置本体2の左右の外方向に向けた動きに変えるようになっている。そして、その動きによってカッタロック部材25のロックピン部26がカッタ操作釦12の係止穴23に侵入し、カバーロック部材30のロックピン部31が装置本体2の係止部24に侵入する。挿通口カバー20に加わる力が解除されれば、ピン27に向けて引っ張る方向に常時付勢している引っ張りばね28、32のばね力により、カッタロック部材25及びカバーロック部材30はそれぞれ左右の内方向に向けて移動し係止が解除されると共に、その動きに押されて挿通口カバー20が挿通口16を塞ぐ位置まで復帰移動するようになっている。
また、前記収容部カバー6のヒンジ結合側とは反対の解放側の端部には装置本体2に閉合した収容部カバー6を装置本体2に係止するためのフック35が設けられている。一方、装置本体2にはフック35を係止するための係止片36が設けられ、この係止片36によるフック35の係止を解除するための係止解除機構が設けられている。この係止解除機構は、装置本体2の上部に操作者が操作可能に配置される係止解除釦37と、その係止解除釦37の下部に設ける操作軸38と、略L形状に形成されてそのL形状の一片部39aが操作軸38の下端部に当接するとともにL形状の他片部39bが回動軸となって装置本体2に支持される連結レバー39と、この連結レバー39と装置本体2との間に設けられ係止解除釦37や連結レバー39などの復帰動作用のスプリング40とで構成されている。そして、収容部カバー6のフック35を係止する係止片36が連結レバー39の他片部39bに設けられている。収容部カバー6を装置本体2に閉合すると、装置本体2側の係止片36に収容部カバー6のフック35が係止され、収容部カバー6は装置本体2に閉合状態に保持される。そこで、操作者が係止解除釦37を押圧操作すると、操作軸38に押されて連結レバー39の一片部39aが他片部39bを回動軸として時計回りに回動し、これに伴って連結レバー39の他片部39bに設けた係止片36も時計回りに回動することにより係止片36とフック35の係止が外れて収容部カバー6の開放が可能になる。
この印刷装置1では、光ディスクDに印刷を行う場合に、光ディスクDを装置本体2に装填するべく、操作者が摘み21を摘んで手動操作により挿通口カバー20を装置本体2の背部に向けて移動させて挿通口16を開放し、挿通口16を介して光ディスクDを装置本体2内に装填する。図5及び図6は光ディスクDを装填した状態を示している。挿通口16を開放するべく挿通口カバー20を装置本体2の背部に向けて移動させると、挿通口カバー20の動きに連動して、カッタロック部材25が引っ張りばね28の付勢力に抗してカッタ操作釦12に向けて移動し、そのロックピン部26がカッタ操作釦12に設けた係止穴23に侵入してカッタ操作釦12の操作を操作不能にする。同時に、挿通口カバー20の装置本体2の背部に向けての移動により、カバーロック部材30が装置本体2に設けた係止部24に向けて移動し、そのロックピン部31が係止部24の係止穴24aに侵入して装置本体2に収容部カバー6をロックし、収容部カバー6の開放を操作不能にする。この状態では、前記係止解除釦37を操作して係止片36とフック35の係止を解除しても、カバーロック部材30によって収容部カバー6が装置本体2にロックされているため、収容部カバー6を開放することはできない。
そして、光ディスクDへの印刷が終了して、光ディスクDを装置本体2から取り出すと、光ディスクDが挿通口16から取り除かれることにより、引っ張りばね28、32の付勢力によってカッタロック部材25及びカバーロック部材30がピン27の位置する収容部カバー6の中央に向けて引っ張られて移動し、それに伴って挿通口カバー20が装置本体2の前部に向けて移動して光ディスクDが退出した挿通口16を塞ぐ位置に復帰する。
なお、光ディスクDの装填時にのみ挿通口16を開口するために挿通口カバー20を開放するものであるから、収容部5にテープカセット200を収容して印刷用テープ202に印刷する場合には、挿通口カバー20は挿通口16を塞ぐ位置のままにしておく。この状態では、カッタロック部材25のロックピン部26はカッタ操作釦12の係止穴23に係止されていないため、カッタ11は手動操作可能であり、印刷された印刷テープ202をカッタ操作釦12を操作することにより切断することができる。また、カバーロック部材30も作動していないため、係止解除釦37の操作によって収容部カバー6の係止を解除して収容部カバー6を開放し、収容部5に対してテープカセット200の交換作業を自由に行うことができる。
この第1の実施形態の印刷装置1によれば、光ディスクDを装置本体2に装填するべく手動操作手段としての挿通口カバー20を手動操作により挿通口16を開放する位置に移動させると、その移動操作に連動してカッタロック部材25が動作してカッタ11を操作不能にし、また同時にカバーロック部材30が動作して収容部カバー6が装置本体2にロック状態となってその開放操作を不能にすることができる。このように、手動操作手段の操作によりカッタ11の切断動作と収容部カバー6の開放動作を禁止する手段を備えることにより、装置本体2に装填された光ディスクDに対してカッタ11を動作させて光ディスクDに傷を付けたり、収容部カバー6の挿通口16に光ディスクDを挿通した状態で収容部カバー6を開放することによって挿通口16の縁部を光ディスクDにぶつけて光ディスクに傷を付けるなどのトラブルを解消することができる。
次に、図7(A)、(B)は本発明の第2の実施形態に係る印刷装置の要部の平面図である。この印刷装置1は、第1の実施形態の印刷装置と同様に、カッタ11のロック機能と収容部カバー6のロック機能を備えており、それらの構成は同一である。第1の実施形態の印刷装置では、手動操作手段(手動操作用の摘み21を備えた挿通口カバー20)の手動操作によってカッタ11のロック機能と収容部カバー6のロック機能とを機能させるようにしたものであるが、この第2の実施形態に係る印刷装置では、光ディスクDが装置本体2に装填されることに連動してこれらの2つの機能を有効に機能させるようにしたものである。
この印刷装置1は、光ディスクDを装置本体2の右側面に設けられた開口部10からこの開口部10に端部が開口して位置する前記挿通口16に沿って装置本体2に装填するものである。前記開口部10の近傍及び前記挿通口16の端部に位置する挿通口カバー20の端部は装置本体2の背部(後部)から前部に向けて傾斜した傾斜部20aに形成されている。従って、光ディスクDを開口部10から挿入して挿通口16に沿って装置本体2内を移動すると、光ディスクDの挿入側の先端が傾斜部20aに突き当たって挿通口カバー20を装置本体2の背部に向けて移動させる。この挿通口カバー20の動きに連動してカッタロック部材25がカッタ操作釦12に向けて移動してロックピン部26がカッタ操作釦12の係止穴23に侵入し、同時にカバーロック部材30が装置本体2の係止部24に向けて移動してロックピン部31が係止穴に侵入することにより、カッタ11及び収容部カバー6をロック状態にすることができる(図7(B))。装置本体2から光ディスクDを取り出すと、引っ張りばね28,32の付勢によって挿通口カバー20が元の位置に復帰する。この動作は前述の第1の実施形態の場合と同一である。
したがって、この第2の実施形態の印刷装置1によれば、光ディスクDを装置本体2に装填すると、その光ディスクDの装填に連動してカッタロック部材25が動作してカッタ11を操作不能にし、また同時にカバーロック部材30が動作して収容部カバー6の開放操作を不能にすることができるので、装置本体2に装填された光ディスクDに対してカッタ11を動作させて光ディスクDに傷を付けたり、収容部カバー6の挿通口16に光ディスクDを挿通した状態で収容部カバー6を開放することによって挿通口16の縁部を光ディスクDにぶつけて光ディスクに傷を付けるなどのトラブルを解消することができる。
次に、図8は第3の実施形態に係る印刷装置の平面図である。この印刷装置1は、光ディスクDを装置本体2に装填すると、その光ディスクDの装填を検出して駆動源によりカッタ操作釦12及び収容部カバー6をロックする機構を動作させるように構成したものである。図8に図示のように、光ディスクDが装填される装置本体2あるいは収容部カバー6の挿通口16には光ディスクDの挿入を検出するためのセンサ42が設けられており、収容部カバー6の裏側にはソレノイド43,44が設けられ、このソレノイド43,44によってロックピン45,46を動作するようにしている。装置本体2に光ディスクDが装填されたことをセンサ42によって検出し、その検出信号に基づいて不図示の制御部によってソレノイド43,44が駆動される。このソレノイド43,44の駆動によりロックピン45がカッタ操作釦12の係止穴23に侵入し、同時にロックピン46が装置本体2の係止部24の係止穴に侵入してカッタ11及び収容部カバー6をロック状態にすることができる。装置本体2から光ディスクDが取り出されたことをセンサ42が検出すると、ソレノイド43、44への通電が停止されロックピン45,46がそれぞれの係止穴から退出してカッタ11及び収容部カバー6のロック状態が解除される。
したがって、この第3の実施形態の印刷装置1によれば、光ディスクDの装置本体2への装填がセンサ42によって検出されると、ソレノイド43、44が駆動されてカッタ11が操作不能にロックされ、また同時に収容部カバー6が装置本体2にロック状態となってその開放操作を不能にすることができるので、装置本体2に装填された光ディスクDに対してカッタ11を動作させて光ディスクDに傷を付けたり、収容部カバー6の挿通口16に光ディスクDを挿通した状態で収容部カバー6を開放することによって挿通口16の縁部を光ディスクDにぶつけて光ディスクに傷を付けるなどのトラブルを解消することができる。
次に、図9(A)、(B)は本発明の第4の実施形態に係る印刷装置の要部の平面図である。この印刷装置1は、光ディスクDを装置本体2に装填すると、その光ディスクDの挿入に連動して装置本体2に露出して設けられているカッタ操作釦12及び係止解除釦37を遮蔽する手段を設けることにより操作者の操作を不能にするものである。図9(A)、(B)において、50は第1の挿通口カバー、60は第2の挿通口カバーである。これらの第1の挿通口カバー50及び第2の挿通口カバー60は収容部カバー6の下部に重ねて配置され、それぞれ装置本体2の後方向及び前方向に向けて移動可能に設けられている。第1の挿通口カバー50には後端部に突出部51を有し、この突出部51は傾斜した摺接部52を有してその摺接部52が第1の遮蔽板55に傾斜して形成した摺接部56に当接している。第1の遮蔽板55は第1の挿通口カバー50に当接するとともに、引っ張りばね57に付勢されつつ収容部カバー6の左右方向に移動可能に設けられ、収容部カバー6の側方から外部に出没自在に設けられている。この第1の遮蔽板55が外部に突出したときにカッタ操作釦12の上部を覆ってこれを遮蔽するようにしている。この第1の挿通口カバー50の開口部10の近部の端部には図7の挿通口カバー20の場合と同様に傾斜部53が形成されている。
また、第2の挿通口カバー60は装置本体2の前部に向けて突出部61を有し、この突出部61は傾斜した摺接部62を有してその摺接部62が第2の遮蔽板65に傾斜して形成した摺接部66に当接している。第2の遮蔽板65は第2の挿通口カバー60に当接するとともに、引っ張りばね67に付勢されつつて収容部カバー6の左右方向に移動可能に設けられ、収容部カバー6の側方から外部に出没自在に設けられている。この第2の遮蔽板65が外部に突出したときに係止解除釦37の上部を覆ってこれを遮蔽するようにしている。この第2の挿通口カバー60の開口部10の近部の端部には第1の挿通口カバー50の傾斜部53とは反対に装置本体2の前部から背部に向けて傾斜した傾斜部63が形成されている。
この印刷装置1では、光ディスクDを開口部10から挿通口16に沿って装置本体2内に挿入すると、光ディスクDの挿入側の先端部が傾斜部53及び傾斜部63に突き当たり、第1の挿通口カバー50を装置本体2の背部に向けて移動させる一方、第2の挿通口カバー60を装置本体2の前部に向けて移動させ、これにより第1の遮蔽板55及び第2の遮蔽板65を側方に移動させて、カッタ操作釦12及び係止解除釦37の上部を覆ってこれを遮蔽するようにしている。このように、光ディスクDを装置本体2に装填した状態では、カッタ操作釦12及び係止解除釦37が第1の遮蔽板55及び第2の遮蔽板65によって遮蔽されることになり、それらの操作が不可能になる。装置本体2から光ディスクDが取り除かれると、引っ張りばね57、67の付勢力により第1の挿通口カバー50及び第2の挿通口カバー60は元の位置に復帰する。
したがって、この第4の実施形態の印刷装置1によれば、光ディスクDが装置本体2に装填されると、第1の遮蔽板55及び第2の遮蔽板65がカッタ操作釦12及び係止解除釦37の上部を覆ってカッタ操作釦12及び係止解除釦37の操作を不能にするため、装置本体2に装填された光ディスクDに対してカッタ11を動作させて光ディスクDに傷を付けたり、収容部カバー6の挿通口16に光ディスクDを挿通した状態で収容部カバー6を開放することによって挿通口16の縁部を光ディスクDにぶつけて光ディスクに傷を付けるなどのトラブルを解消することができる。
次に、図10は本発明の第5の実施形態に係る印刷装置の一部を切欠した平面図である。この印刷装置1は、図9に示す第4の実施形態の場合と同様に、第1の挿通口カバー70及び第2の挿通口カバー80を収容部カバー6の下部に備え、開口部10の近部の端部にそれぞれ傾斜方向の異なる傾斜部を有し、光ディスクDが装置本体2に装填されたときに、第1の挿通口カバー70を装置本体2の背部に向けて移動させる一方、第2の挿通口カバー80を装置本体2の前部に向けて移動させるように構成している。また、第1の挿通口カバー70の突出部71に傾斜形状の摺接部を設ける一方、カッタロック部材72にも傾斜形状の摺接部を設けて引っ張りばね73の付勢力を受けつつ第1の挿通口カバー70の移動に応じて左右方向に移動可能にした点で第1の実施形態の場合と同一の構成である。この第5の実施形態では、光ディスクDが装置本体2に装填されたときに、係止解除釦37の操作を収容部カバー6の係止解除機構に伝達しないようにした点に特徴がある。図10に図示のように、第2の挿通口カバー80には前方に突出した突出部81を備え、その突出部81の端部には傾斜形状の摺接部82を備えている。一方、収容部カバー6の係止解除機構は、図4に示すものと基本的構造は同一であるが、第2の挿通口カバー80の動作に連動するようにした点、図4に図示の係止解除機構の連結レバー39の他片部39bを分離・結合可能にした点で相違している。すなわち、連結レバー89は一片部90と分離・結合可能な2つの他片部91a、91bとで構成されており、一方の他片部91aは装置本体2の左右方向に移動可能に設けられるとともに、その他片部91aには第2の挿通口カバー80からの押圧を受ける受け部92を備え、この受け部92には突出部81の摺接部82と当接する傾斜形状の摺接部93を備えている。また、この他片部91aには、他片部91aを他片部91bに結合する方向に付勢するばね95が設けられている。94は他片部91aの端部に設けた図4の符号36に相当する係止片である。
この第5の実施形態による印刷装置1では、光ディスクDが装填されると、第1の挿通口カバー70が移動してカッタ操作釦12がロック状態なるとともに、第2の挿通口カバー80が図10(A)の状態から図10(B)の状態に移動して連結レバー89の他片部91a、91bが互いに切り離される。従って、連結レバー89の途中で接続が断たれるため、係止解除釦37の押圧操作にかかわらずその操作力によって係止片94を時計方向に回動させることができず、収容部カバー6の係止解除を行うことができなくなる。装置本体2から光ディスクDが取り除かれれば、ばね72、95の付勢力によって連結レバー89の2つの他片部91a、91bは再結合し、第1の挿通口カバー70及び第2の挿通口カバー80は元の位置に復帰する。
したがって、この第5の実施形態の印刷装置1によれば、光ディスクDの装置本体2への装填により、カッタ11が操作不能にロックされ、また同時に係止解除釦37の操作が係止解除機構の係止片97に伝達されずに収容部カバー6が装置本体2に係止されたままの状態となってその開放操作を不能にすることができるので、装置本体2に装填された光ディスクDに対してカッタ11を動作させて光ディスクDに傷を付けたり、収容部カバー6の挿通口16に光ディスクDを挿通した状態で収容部カバー6を開放することによって挿通口16の縁部を光ディスクDにぶつけて光ディスクに傷を付けるなどのトラブルを解消することができる。
次に、図11及び図12は第5の実施形態の変形例を示す動作説明図である。この変形例では、図10の収容部カバー6の係止解除を禁止する機構はそのまま採用し、図10に示すカッタ操作釦12のロック機構に代えてカッタ操作釦12の操作は可能にするもののカッタ11の切断刃を動作させないように構成したものである。図11において、11aは固定刃、11bは軸11cを中心に回動可能に設けた可動刃である。この可動刃11bのアーム部11dの端部にはカッタ操作釦12に接続するための切欠部11eが設けられている。11fは可動刃11bを固定刃11aに対して開く方向に付勢するばねであり、11gは可動刃11bを初期位置に停止させるストッパーである。一方、カッタ操作釦12は、復帰動作用ばね101によって上方に付勢されていると共に、カッタ操作釦12には軸102によって軸支して所定の角度を回動可能にして連結片103が設けられ、その連結片103の下端部に設けた連結ピン104がカッタ11の可動刃11bのアーム部11dに設けた切欠部11eに係脱可能になっている。105は連結片103を軸102を中心に時計方向に回動するように付勢しているばねである。なお、図11(A)の状態が連結片103の時計方向への回動範囲の限度位置であり、通常時には連結片103はばね105に付勢されてこの垂直姿勢をとっている。また、110は図10の第1の挿通口カバー70と同様な挿通口カバーであり、収容部カバー6の下部に挿通口16を開閉可能に設けられている。挿通口カバー110は光ディスクDが挿入される端部に上述の傾斜部111を備えており、またその下部には押圧部112を備え、且つばね113によって装置本体2の前部に向けて付勢されている。また、120は装置本体2内のカッタ11とカッタ操作釦12の配設位置との間を移動可能に設けた移動プレートであり、図示のように垂直向きにして所定の範囲内を移動可能に設けられている。なお、図示を省略しているが、移動プレート120は装置本体2の前部に向けて付勢されている。
このような構成において、図11(A)、(B)は光ディスクDが装填されていない状態と装填された状態を示している。また、図12(A)、(B)は光ディスクDが装填されていない状態と装填された状態において、カッタ操作釦12を操作した状態を示している。光ディスクDが装填されていない状態では、図11(A)、図12(A)に示すように、カッタ操作釦12に設けた連結片103は垂直状態であり、その下端部の連結ピン104がカッタ11の可動刃11bのアーム部11dに設けた切欠部11eに嵌り込んでいる。この状態では、カッタ操作釦12と可動刃11bとが連結片103で連結されているため、カッタ操作釦12の押圧操作により可動刃11bを固定刃11aに向けて回動させてカッタ11の切断動作を行わせることができる。したがって、印刷用テープを切断することができる。
ところが、装置本体2に光ディスクDを装填すると、図11(A)の状態から図11(B)の状態に変化する。すなわち、光ディスクDの装填により挿通口カバー110が装置本体2の背部に向けて移動し、この移動により挿通口カバー110の押圧部112が移動プレート120を装置本体2の背部に向けて垂直状態のままで平行移動させる。すると、カッタ操作釦12に設けた連結片103の下端部の連結ピン104が移動プレート120に押されて連結ピン104が可動刃11bのアーム部11dに設けた切欠部11eから脱出し、カッタ操作釦12と可動刃11bとの機械的な連結が断たれる。その状態を図11(B)に示している。したがって、図12(B)に図示のように、装置本体2に光ディスクDが装填された状態では、カッタ操作釦12を押し込んでもカッタ操作釦12の下部に設けた連結片103の下端部の連結ピン104が前記アーム部11dに設けた切欠部11eから脱出した状態で移動プレート120に沿って下方に移動するのみで、カッタ操作釦12の操作が可動刃11bに伝達されないため、カッタ11を切断動作させることができない。
したがって、図11及び図12の機構を用いれば、装置本体2に光ディスクDが装填された状態で誤ってカッタ操作釦12の操作しても光ディスクDを傷めたり、カッタ11の切断刃11a、11bを傷めたりすることがない。なお、図11(B)の状態で光ディスクDを装置本体2から取り出せば、挿通口カバー110はばね113の力によって装置本体2の前部に向けて復帰移動するとともに、移動プレート120も不図示のばねの力によって装置本体2の前部に向けて復帰移動する。これにより移動プレート120による規制が外された連結片103がばね105の力によって時計方向に回動し、連結ピン104が可動刃11bのアーム部11dに設けた切欠部11eに嵌り込んでカッタ操作釦12と可動刃11bとが連結状態に復帰することになる。図11(A)はその状態を示している。 図13は図9に示す実施形態の変形例の説明図である。図9の印刷装置では、第1の挿通口カバー50及び第2の挿通口カバー60が光ディスクDの装填時に光ディスクDに押されて移動するように構成したが、第1の挿通口カバー50及び第2の挿通口カバー60を手動操作によりそれぞれ所定の方向に移動するようにしてもよい。図13において、130は手動操作摘みであり、131は手動操作摘み130の下部に突出して形成した突出部である。図示の初期位置にある手動操作摘み130を収容部カバー6の挿通口16の端部から挿通口16に沿って他端部まで移動させることによって第1の挿通口カバー50及び第2の挿通口カバー60をそれぞれ所定の方向に移動させることができる。この手動操作機構は図10に示す実施形態及び上述したその変形例にも適用することができる。
また、図14は図9に示す実施形態の更に異なる変形例の説明図である。この例では、図9の印刷装置の第1の挿通口カバー50及び第2の挿通口カバー60をソレノイドの駆動によって移動させるものである。第1の挿通口カバー50及び第2の挿通口カバー60の開口部10と反対側の端部に図示のような傾斜部53a、63aを形成し、それに対応して傾斜部を有する作動部141をソレノイド140によって傾斜部53a、63aに向けて突き出して第1の挿通口カバー50及び第2の挿通口カバー60をそれぞれ所定の方向に移動させるものである。ソレノイド140の駆動は上述のように光ディスクDの装置本体2への装填を検出するセンサの信号に基づいて行う。この駆動源に基づいて動作する機構は図10に示す実施形態及び上述したその変形例にも適用することができる。
なお、以上説明した実施形態に限定することなく、それらの実施形態で説明したカッタ11の動作禁止のための各手段及び収容部カバー6の開放禁止のための各手段を適宜組み合わせて採用することができる。
また、この印刷装置では、記録媒体などの剛体の媒体に対してカッタ11の動作禁止と収容部カバー6の開放禁止の機能を有するものであるが、剛体の媒体は、光ディスクなどの記録媒体に限らずにプラスチックのカードなどであってもよい。
本発明の第1の実施形態に係る印刷装置および消耗品の斜視図。 その印刷装置に印刷対象物を装填した状態の斜視図。 その印刷装置の平面図。 図3のA―A線断面図。 その印刷装置に印刷対象物を装填した状態の平面図。 図5の部分断面図。 本発明の第2の実施形態に係る印刷装置の要部の平面図。 本発明の第3の実施形態に係る印刷装置の平面図。 本発明の第4の実施形態に係る印刷装置の要部の平面図。 本発明の第5の実施形態に係る印刷装置の一部を切欠した平面図。 本発明の第5の実施形態の変形例を示す動作説明図。 本発明の第5の実施形態の変形例を示す動作説明図。 本発明の第4の実施形態に係る印刷装置の変形例の説明図。 本発明の第4の実施形態に係る印刷装置の更に異なる変形例の説明図。
符号の説明
1…印刷装置
2…装置本体
3…キー入力部
4…表示部
5…収容部
6…収容部カバー
7…プラテンローラ
8…サーマルヘッド
9…リボン巻取軸
10…開口部
11…カッタ
12…カッタ操作釦
13…ヒンジ
16…挿通口
20…挿通口カバー
20a…傾斜部
21…摘み
22a、22b…摺接部
23…係止穴
24…係止部
25…カッタロック部材
26…ロックピン部
28…引っ張りばね
29…摺接部
30…カバーロック部材
31…ロックピン部
32…引っ張りばね
33…摺接部
35…フック
36…係止片
37…係止解除釦
38…操作軸
39…連結レバー
42…センサ
43、44…ソレノイド
45、46…ロックピン
50…第1の挿通口カバー
51…突出部
52…摺接部
53、53a…傾斜部
55…第1の遮蔽板
56…摺接部
57…引っ張りばね
60…第2の挿通口カバー
61…突出部
62、63a…摺接部
63…傾斜部
65…第2の遮蔽板
66…摺接部
67…引っ張りばね
70…第1の挿通口カバー
71…突出部
73…引っ張りばね
80…第2の挿通口カバー
81…突出部
82…摺接部
89…連結レバー
92…受け部
93…摺接部
95…ばね
130…手動操作摘み
92…ヘッド挿入部
140…ソレノイド
200…テープカセット
202…印刷用テープ
203…インクリボン
210…リボンカセット
212…インクリボン
D…光ディスク(剛体の媒体)

Claims (6)

  1. 印刷媒体に対して印刷を行う一方、剛体の媒体に対して印刷を行う印刷手段と、操作者の操作により動作して前記印刷手段により印刷された印刷媒体を切断するための切断手段とを備えた印刷装置であって、
    装置本体に設けられ、前記印刷媒体又は前記剛体の媒体を収容すると共に、印刷に使用する消耗品を交換可能に収容する収容部と、
    前記収容部を覆うべく前記装置本体に開閉可能に設けられ、その閉合状態において、前記装置本体に装填される前記剛体の媒体が挿通されてその一部が前記装置本体の外部に突出する挿通口を設けてある収容部カバーと、
    操作者の手動操作により動作する手動操作手段と、
    前記手動操作手段が操作者によって手動操作されることに連動して動作し、操作者の操作によって行われる前記切断手段の動作及び前記収容部カバーの開放を共に禁止する禁止手段と、
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 印刷媒体に対して印刷を行う一方、剛体の媒体に対して印刷を行う印刷手段と、操作者の操作により動作して前記印刷手段により印刷された印刷媒体を切断するための切断手段とを備えた印刷装置であって、
    装置本体に設けられ、前記印刷媒体又は前記剛体の媒体を収容すると共に、印刷に使用する消耗品を交換可能に収容する収容部と、
    前記収容部を覆うべく前記装置本体に開閉可能に設けられ、その閉合状態において、前記装置本体に装填される前記剛体の媒体が挿通されてその一部が前記装置本体の外部に突出する挿通口を設けてある収容部カバーと、
    前記剛体の媒体が前記装置本体に装填されることに連動して動作し、操作者の操作によって行われる前記切断手段の動作及び前記収容部カバーの開放を共に禁止する禁止手段と、
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
  3. 印刷媒体に対して印刷を行う一方、剛体の媒体に対して印刷を行う印刷手段と、操作者の操作により動作して前記印刷手段により印刷された印刷媒体を切断するための切断手段とを備えた印刷装置であって、
    装置本体に設けられ、前記印刷媒体又は前記剛体の媒体を収容すると共に、印刷に使用する消耗品を交換可能に収容する収容部と、
    前記収容部を覆うべく前記装置本体に開閉可能に設けられ、その閉合状態において、前記装置本体に装填される前記剛体の媒体が挿通されてその一部が前記装置本体の外部に突出する挿通口を設けてある収容部カバーと、
    前記装置本体に前記剛体の媒体が装填されたことを検出する検出手段と、
    前記検出手段により前記剛体の媒体の装填が検出されたときに、駆動源により駆動されて、操作者の操作によって行われる前記切断手段の動作及び前記収容部カバーの開放を共に禁止する禁止手段と、
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
  4. 前記禁止手段は、前記切断手段を動作不能にロック可能な手段、前記切断手段の操作部を操作不能に遮蔽する手段又は前記切断手段の操作部の操作を前記切断手段の切断刃に伝達しない手段のいずれかを備えると共に、前記装置本体に前記収容部カバーを開放不能にロック可能な手段、閉合状態で前記装置本体に係止される前記収容部カバーの係止を解除するために設けられる係止解除手段の操作部を操作不能に遮蔽する手段又は前記係止解除手段の操作部の操作を前記係止解除手段に伝達しない手段のいずれかを備えて構成する請求項1ないし3のいずれかに記載の印刷装置。
  5. 前記手動操作手段は、前記装置本体に前記剛体の媒体を装填するべく前記収容部カバーに設けられた挿通口を開閉自在に覆い、前記剛体の媒体の装填時に操作者が開放操作する挿通口カバーで構成され、
    前記禁止手段は、前記挿通口カバーが操作者によって開放操作されることに連動して操作者の操作によって行われる前記切断手段の動作及び前記収容部カバーの開放を共に禁止するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  6. 前記剛体の媒体はデータを記録可能な記録媒体である請求項1ないし5のいずれかに記載の印刷装置。
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