JP2012178296A - アルカリ蓄電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のアルカリ蓄電池10は、主活物質としての酸化カドミウムと予備充電活物質としての金属カドミウムと糊剤とを主成分とする活物質ペーストが導電性を有する電極基板に塗着されて形成されたカドミウム負極を備えているとともに、予備充電活物質としての金属カドミウムは、粒子状の金属カドミウムと海綿状の金属カドミウムとの混合粉からなる。これにより、粒子状のカドミウムは活性度が高いために、放電開始初期に放電されて失活することとなるが、海綿状のカドミウムは活性度が低いため、放電開始初期に放電されず、放電末期まで未放電の金属カドミウムとして存在する割合が多くなり、放電末期の負極の放電性を補うことができるようになる。
【選択図】 図1
Description
(1)粒子状の金属カドミウム
硫酸カドミウム(CdSO4)の水溶液中に亜鉛粉末を投入し、置換反応により粒子状カドミウムを生成させた。なお、得られた粒子状の金属カドミウムの活性度は300mAh/g以上であった。
一方、硫酸カドミウム(CdSO4)の水溶液中に電極を浸漬し、通電することにより海綿状カドミウムを析出させた。なお、得られた海綿状の金属カドミウムの活性度は280mAh/g以下であった。
a.実施例1
上述した粒子状の金属カドミウムが75質量%で、上述した海綿状の金属カドミウムが25質量%となるように混合して予備充電活物質とした。この後、主活物質である酸化カドミウム80質量部に、得られた予備充電活物質20質量部と、有機高分子糊料(例えば、セルロース系水溶性高分子)1質量部と、ナイロン繊維1質量部と、水30質量部とを混合・混練して活物質ペーストとした。ついで、得られた活物質ペーストを導電性を有する電極基板の両面に塗布した後、乾燥させて活物質層を形成させた。この後、所定の寸法に切断して、カドミウム負極11を作製し、これを実施例1のカドミウム負極aとした。
上述した粒子状の金属カドミウムが50質量%で、上述した海綿状の金属カドミウムが50質量%となるように混合して予備充電活物質とした。この後、主活物質である酸化カドミウム80質量部に、得られた予備充電活物質20質量部と、有機高分子糊料(例えば、セルロース系水溶性高分子)1質量部と、ナイロン繊維1質量部と、水30質量部とを混合・混練して活物質ペーストとした。ついで、得られた活物質ペーストを導電性を有する電極基板の両面に塗布した後、乾燥させて活物質層を形成させた。この後、所定の寸法に切断して、カドミウム負極11を作製し、これを実施例2のカドミウム負極bとした。
上述した粒子状の金属カドミウムが25質量%で、上述した海綿状の金属カドミウムが75質量%となるように混合して予備充電活物質とした。この後、主活物質である酸化カドミウム80質量部に、得られた予備充電活物質20質量部と、有機高分子糊料(例えば、セルロース系水溶性高分子)1質量部と、ナイロン繊維1質量部と、水30質量部とを混合・混練して活物質ペーストとした。ついで、得られた活物質ペーストを導電性を有する電極基板の両面に塗布した後、乾燥させて活物質層を形成させた。この後、所定の寸法に切断して、カドミウム負極11を作製し、これを実施例3のカドミウム負極cとした。
主活物質である酸化カドミウム80質量部に、上述のようにして得られた予備充電活物質としての粒子状の金属カドミウム20質量部と、有機高分子糊料(例えば、セルロース系水溶性高分子)1質量部と、ナイロン繊維1質量部と、水30質量部とを混合・混練して活物質ペーストとした。ついで、得られた活物質ペーストを導電性を有する電極基板の両面に塗布した後、乾燥させて活物質層を形成させた。この後、所定の寸法に切断して、カドミウム負極11を作製し、これを比較例1のカドミウム負極xとした。
主活物質である酸化カドミウム80質量部に、上述のようにして得られた予備充電活物質としての海綿状の金属カドミウム20質量部と、有機高分子糊料(例えば、セルロース系水溶性高分子)1質量部と、ナイロン繊維1質量部と、水30質量部とを混合・混練して活物質ペーストとした。ついで、得られた活物質ペーストを導電性を有する電極基板の両面に塗布した後、乾燥させて活物質層を形成させた。この後、所定の寸法に切断して、カドミウム負極11を作製し、これを比較例2のカドミウム負極yとした。
一方、ニッケル焼結基板(電極基板;多孔度が80%のもの)を硝酸ニッケルを主成分とする含浸液に浸漬し、乾燥した後、水酸化ナトリウム水溶液に浸漬して水和後、水洗して、硝酸ニッケルを水酸化ニッケルに活物質化させる。このような化学含浸法を所定回数(例えば8回)繰り返して、ニッケル焼結基板の空孔内に所定量のニッケル活物質(水酸化ニッケルを主体とする正極活物質)が充填された極板とし、これを所定の寸法に切断して、ニッケル正極12とした。
ついで、上述のようにして作製されたカドミウム負極11(a,b,c,x,y)およびニッケル正極12とを用いて、図1に示されるように、セパレータ13を介してカドミウム負極11(a,b,c,x,yのいずれか)とニッケル正極12とが対向するように渦巻状に巻回して渦巻状電極群をそれぞれ作製した。ついで、渦巻状電極群の下部に延出する負極基板に負極集電体11aを抵抗溶接するとともに、渦巻状電極群の上部に延出する正極基板に正極集電体12aを抵抗溶接して渦巻状電極体をそれぞれ作製した。
ついで、以上のようにして得られた各電池A,B,C,X,Yを用いて、これらの各電池を常温(約25℃)下で、0.1Itの充電電流で16時間充電し、1時間休止させた後、10Itの放電電流で電池電圧が0.8Vになるまで放電させて、放電時間から10It放電時の放電容量(高率放電容量)を求めると、下記の表1に示すような結果となった。
なお、下記の表1において、高率放電容量については、電池Xの結果を100とし、他の電池A,B,C,Yについては、それとの比で示している。また、500サイクル目の放電容量については、電池Yの結果を100とし、他の電池A,B,C,Xについては、それとの比で示している。
Claims (2)
- 主活物質としての酸化カドミウムと予備充電活物質としての金属カドミウムと糊剤とを主成分とする活物質ペーストが導電性を有する電極基板に塗着されて形成されたカドミウム負極を備えたアルカリ蓄電池であって、
前記予備充電活物質としての金属カドミウムは、粒子状の金属カドミウムと海綿状の金属カドミウムとの混合粉からなることを特徴とするアルカリ蓄電池。 - 前記海綿状の金属カドミウムの混合割合は、前記予備充電活物質の全質量に対して25質量%以上で、75質量%以下であることを特徴とする請求項1に記載のアルカリ蓄電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011041255A JP2012178296A (ja) | 2011-02-28 | 2011-02-28 | アルカリ蓄電池 |
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JP2011041255A JP2012178296A (ja) | 2011-02-28 | 2011-02-28 | アルカリ蓄電池 |
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Family Applications (1)
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JP2011041255A Pending JP2012178296A (ja) | 2011-02-28 | 2011-02-28 | アルカリ蓄電池 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61292856A (ja) * | 1985-06-19 | 1986-12-23 | Sanyo Electric Co Ltd | カドミウム陰極の製造方法 |
JPH0377280A (ja) * | 1989-08-18 | 1991-04-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ニッケルカドミウム蓄電池の製造法 |
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JP2002298837A (ja) * | 2001-03-29 | 2002-10-11 | Sanyo Electric Co Ltd | アルカリ蓄電池用ペースト式カドミウム負極 |
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- 2011-02-28 JP JP2011041255A patent/JP2012178296A/ja active Pending
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