JP2012177899A - 像加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱ベルト部材の新品交換を繰り返しても、温度検出部と加熱ベルト部材の内側面との接触状態が一定に再現されて、定着画像に光沢のばらつきや光沢ムラを発生させないで済む像加熱装置を提供する。
【解決手段】温度検出部105は、ステー102から弾性的に支持されることにより、定着ベルト101の回転方向における加熱ニップNの下流側で定着ベルト101の内側面に当接する。挿入ガイド109は、圧接部材103及びステー102に沿って挿入される定着ベルト101の縁の高さに位置して、定着ベルト101との干渉に伴って温度検出部105を定着ベルト101の内側へ案内する。温度検出部105は、軽量化して定着ベルト101の内側面に対する追従性を高めるべく、温度検出素子105bを表面側に埋め込んだ状態で、挿入ガイド109を含めた全体を発泡樹脂材料で一体にモールド成形されている。
【選択図】図8

Description

本発明は、加熱ベルト部材と加圧回転体の加熱ニップで、トナー像を担持した記録材を加熱処理する像加熱装置、詳しくは加熱ベルト部材の温度を検出するための温度検出部の構造に関する。
トナー像を転写された記録材を像加熱装置により加熱加圧して記録材にトナー像を定着させる画像形成装置が広く用いられている。半定着又は定着済トナー像を担持した記録材を加熱加圧して所望の表面性を画像に付与する単体の像加熱装置も実用化されている。
像加熱装置として、近年、局所的に加熱された加熱ベルト部材と加圧回転体の加熱ニップで、トナー像を担持した記録材を加熱処理する加熱ベルト方式の像加熱装置が実用化されている(特許文献1)。加熱ベルト方式の像加熱装置は、加熱される質量が小さいため、起動後、加熱処理が可能な温度に達するまでの時間が短くて済むので、いわゆるオンデマンド方式の画像形成に有利である。
このような像加熱装置において、製造現場や設置場所等で加熱ベルト部材の取り付け工程が必要となる。その一例として、特許文献2には、現場で像加熱装置から加熱ベルト部材だけを抜き取って新品交換できるようにした像加熱装置の組み立て構造が示される。
特開2004−151442号公報 特開平10−171276号公報
特許文献1の像加熱装置では、加熱ベルト部材を内側から加圧支持する支持構造の温度を検出して加熱ベルト部材の加熱ヒータを制御しているため、加熱ニップの温度制御の精度が低くなる。加熱ベルト方式の像加熱装置では、加熱される質量が小さいため、加熱ベルト部材の記録材に接触した領域で支持構造の温度を検出しても、記録材の加熱温度と検出された温度とのばらつきが大きくなる。ばらつきの大きな検出温度に基づいて加熱ベルト部材の加熱を制御すると、定着画像に光沢のばらつきが発生する。
そこで、加熱ベルト部材の回転方向における加熱ニップの下流側で加熱ベルト部材の内側面に温度検出部を接触させて温度を検出することが提案された。記録材に接触して加熱を行った直後の加熱ベルトの温度を検出することで、記録材の加熱温度に極めて近い温度を検出できるからである。
しかし、この場合、温度検出部は、弾性的に付勢されて加熱ベルト部材の内側面へ接触する構造となり、加熱ベルト部材を抜き取ると、外側へ突き出してしまう。このため、加熱ベルト部材の新品交換の際に、挿入される新しい加熱ベルト部材の縁に温度検出部が干渉する(図6参照)。挿入される新しい加熱ベルト部材の縁に温度検出部が干渉して姿勢が曲がると、温度検出部と加熱ベルト部材の内側面との接触が不安定になって、検出された温度のばらつきが大きくなって、定着画像に光沢ムラが発生する。
本発明は、加熱ベルト部材の新品交換を繰り返しても、温度検出部と加熱ベルト部材の内側面との接触状態が一定に再現されて、定着画像に光沢のばらつきや光沢ムラを発生させないで済む像加熱装置を提供することを目的としている。
本発明の像加熱装置は、円筒状の加熱ベルト部材と、前記加熱ベルト部材の内側面を支持する支持部と、前記支持部に支持された前記加熱ベルト部材の外側面に当接して前記加熱ベルト部材との間に記録材の加熱ニップを形成する加圧回転体と、前記加熱ニップを加熱するために前記加熱ベルト部材を加熱する加熱手段と、前記支持部に支持されて前記加熱ベルト部材へ向かって突出して前記加熱ベルト部材の温度を検出する温度検出部とを備え、前記支持部に沿って前記加熱ベルト部材を移動して、前記支持部に対する前記加熱ベルト部材の抜き取り及び挿入が可能なものである。そして、前記加熱ベルト部材を前記支持部へ挿入する際に、前記加熱ベルト部材を案内して前記温度検出部への挿入を円滑にするとともに、挿入時の前記加熱ベルト部材と前記温度検出部の接触を緩和する傾斜面が前記温度検出部に付設されている。
本発明の像加熱装置では、温度検出部に付設された傾斜面が、挿入される加熱ベルト部材の縁に摺擦して、温度検出部に対する加熱ベルト部材の接触の程度を軽減することができる。温度検出部を支持する構造にも加熱ベルト部材の端部にも挿入方向の無理な力がかかることがない。
したがって、加熱ベルト部材の新品交換を繰り返しても、温度検出部と加熱ベルト部材の内側面との接触状態が一定に再現されて、定着画像に光沢のばらつきや光沢ムラを発生させないで済む。
画像形成装置の構成の説明図である。 定着装置の長手方向に垂直な断面構成の説明図である。 定着装置を出口側から見た構成の説明図である。 定着ベルトの交換作業の前半部分の説明図である。 定着ベルトの交換作業の後半部分の説明図である。 比較例の定着装置の構成の説明図である。 実施例1の定着装置における温度検出部の構成の説明図である。 温度検出部にかかる力の釣り合いの説明図である。 定着ベルトの縁と温度検出部の干渉の説明図である。 実施例2の定着装置の構成の説明図である。 定着フランジの取り付け構造の説明図である。 実施例2の定着装置における温度検出部の構成の説明図である。 定着ベルトの縁と温度検出部の干渉の説明図である。 実施例3の定着装置の構成の説明図である。 温度検出部の構成の説明図である。 挿入ガイドの配置の説明図である。 挿入ガイドを有しない比較例の説明図である。 挿入ガイドの効果の説明図である。 実施例4の温度検出部の構成の説明図である。 比較例の温度検出部の構成の説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明は、定着ベルト部材の内側面に温度検出部が弾性的に付勢されて接触している限りにおいて、実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
従って、トナー像を転写された記録材を加熱加圧してトナー像を記録材に定着させる画像形成装置であれば、モノクロ/フルカラー、枚葉型/記録材搬送型/中間転写型、トナー像形成方式、転写方式の区別無く実施できる。像加熱装置は、定着装置の他に、画像の光沢や表面性を調整する表面加熱装置を含む。
本実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途の画像形成装置で実施できる。
<画像形成装置>
図1は画像形成装置の構成の説明図である。図1に示すように、画像形成装置1は、中間転写ベルト31に沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部PY、PM、PC、PKを配列したタンデム型中間転写方式のフルカラープリンタである。
画像形成部PYでは、感光ドラム11(Y)にイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト31に一次転写される。画像形成部PMでは、感光ドラム11(M)にマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト31に一次転写される。画像形成部PC、PKでは、感光ドラム11(C)、11(K)にそれぞれシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて中間転写ベルト31に順次一次転写される。
記録材Pは、記録材カセット20から1枚ずつ取り出されてレジストローラ23で待機する。記録材Pは、レジストローラ23によって中間転写ベルト31上のトナー像にタイミングを合わせて二次転写部T2へ給送されて、中間転写ベルト31からトナー像を二次転写される。四色のトナー像を二次転写された記録材Pは、定着装置40へ搬送され、定着装置40で加熱加圧を受けてトナー像を定着された後に、排出ローラ63によって外部トレイ64へ排出される。
一方、記録材Pの両面にトナー像を形成する場合、定着装置40によって一方の面のトナー像を定着された記録材Pは、フラッパ61によって上方へ案内される。記録材Pは、搬送路73によってスイッチバック搬送されることにより表裏反転され、その後、両面搬送路70を搬送されて、レジストローラ23で待機する。そして、二次転写部T2で他方の面にもトナー像を形成されて、定着装置40によってトナー像を定着された後に、外部トレイ64へ排出される。
画像形成部PY、PM、PC、PKは、現像装置14(Y)、14(M)、14(C)、14(K)で用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は、実質的に同一に構成される。以下では、イエローの画像形成部PYについて説明し、他の画像形成部PM、PC、PKに関する重複した説明を省略する。
画像形成部PYは、感光ドラム11の周囲に、帯電ローラ12、露光装置13、現像装置14、転写ブレード17、及びドラムクリーニング装置15を配置している。
帯電ローラ12は、感光ドラム11の表面を一様な電位に帯電させる。露光装置13は、レーザービームを走査して感光ドラム11に画像の静電像を書き込む。現像装置14は、静電像を現像して感光ドラム11にトナー像を形成する。転写ブレード17は、電圧を印加されて感光ドラム11のトナー像を中間転写ベルト31へ一次転写させる。
像加熱装置として、従来は、熱ローラ方式が広く用いられていたが、近年では、クイックスタートや省エネルギの観点からベルト加熱方式が広く利用されている。ベルト加熱方式の定着装置40は、電子写真プロセス・静電記録プロセス・磁気記録プロセス等の画像形成装置の定着装置として用いれば好適である。画像形成装置1は、転写シート・エレクトロファックスシート・静電記録紙・OHPシート・印刷用紙・フォーマット紙などの記録材に、転写方式あるいは直接方式にて未定着画像(トナー像)を形成する。定着装置40は、未定着画像を記録材面に永久固着画像として加熱定着させる。
<定着装置>
図2は定着装置の長手方向に垂直な断面構成の説明図である。図3は定着装置を出口側から見た構成の説明図である。図2に示すように、定着装置40は、定着ベルト101を用いたベルト加熱方式、加圧ローラ駆動方式の定着装置である。
定着装置40は、セラミックヒータ110と加圧ローラ106との間に伝熱部材としての定着ベルト101を挟ませて加熱ニップNを形成させる。定着装置40は、セラミックヒータ110を固定した圧接部材103によって内側面を支持された定着ベルト101と、加圧ローラ106の間に加熱ニップNを形成する。定着ベルト101と加圧ローラ106との間に未定着トナー像を担持させた記録材Pを導入して、未定着トナー像を定着ベルト101に重ね合わせて定着ニップNで一体に挟持搬送させる。これにより、定着ベルト101を介してセラミックヒータ110の熱を与えながら、加熱ニップNの加圧力で未定着トナー像を記録材面に定着させる。
定着ベルト101は、記録材Pに熱を伝達する発熱部材として円筒状に形成された耐熱性のベルト材料であり、円筒状の薄肉金属の基層上に樹脂材料の弾性層が形成されている。定着ベルト101は、非回転に配置された圧接部材103に対してルーズに外嵌させてある。
定着ベルト101は、熱容量を小さくしてクイックスタート性を向上させるために、ベルト膜厚は100μm以下、好ましくは50μm以下20μm以上の耐熱性のある材料が好ましい。材料としては、PTFE、PFA、FEPの単層、あるいはポリイミド、ポリアミドイミド、PEEK、PES、PPS等の外周表面にPTFE、PFA、FEP等をコーティングした複合層ベルトを使用できる。定着ベルト101は、金属製のベルト材料にすることもできる。
圧接部材103は、記録材Pの搬送方向に交差する方向を長手とする横断面が略半円弧状の耐熱性・断熱性の部材である。圧接部材103は、加圧ローラ106に当接する定着ベルト101をバックアップして、定着ベルト101の回転時の搬送安定性を図る役目をする。圧接部材103は、加圧ローラ106と定着ベルト101とが圧接することで形成される加熱ニップNの加圧を行う。
圧接部材103は、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、PEEK樹脂、PES樹脂、PPS樹脂、PFA樹脂、PTFE樹脂、LCP樹脂等の絶縁性及び耐熱性の良い材料が用いられる。
ステー102は、定着ベルト101を長手方向に貫通して非回転に配置された鋼製の梁部材である。ステー102は、圧接部材103の強度を確保するために、定着ベルト101の内面側に配置される。ステー102は、比較的柔軟な樹脂製の圧接部材103の裏面を連続的に支持して、圧接部材103に長手方向のたわみ強度を持たせ、かつ圧接部材103の下面を長手方向で直線状に矯正させる。
セラミックヒータ110は、加熱手段としてのセラミックヒータである。セラミックヒータ110は、特許文献1に示されるように、細長い薄板状のセラミック基板と、この基板面に具備させた通電発熱抵抗体層を基本構成とする。セラミックヒータ110は、発熱抵抗体層に対する通電により、全体に急峻な立ち上がり特性で昇温する低熱容量のヒータである。セラミックヒータ110は、圧接部材103の下面に長手に沿って具備された嵌め込み溝103a内に嵌め込まれて支持される。
加圧ローラ106は、ステンレスの円筒形の芯金の周りに、シリコーンゴム・フッ素ゴム・フッ素樹脂などの耐熱性・弾性層を、同心一体にローラ状に成形被覆させ、表層に離型層を設けてある。離型層は、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、フルオロシリコーンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム、PFA、PTFE、FEP等の離型性及び耐熱性の高い材料を選択してある。
図3に示すように、加圧ローラ106の芯金の両端部には、PEEK、PPS、液晶ポリマー等の耐熱性樹脂よりなる不図示の軸受部材が装着され、加圧ローラ106は、定着フレーム114の側板に回転自由に保持させて配設してある。
ステー102の長手方向の両端部に、定着フランジ104が非回転に取り付けられている。定着フランジ104は、定着フレーム114の側板に対して非回転に勘合保持される。定着フランジ104は、円筒状の定着ベルト101の端部を回転自在に支持する。
図2に示すように、定着フランジ104は、圧接部材103とステー102との組立体の両端にはめ込まれ、定着ベルト101の周方向の回転を案内するとともに、定着ベルト101の長手方向への抜け出しを阻止している。
温度検出部105は、定着ベルト101の内側面の温度を検出してセラミックヒータ110の制御回路120へフィードバックする。温度検出部105は、温度検出素子105bを有し、板バネ部105cによって外側へ付勢されて、所定の接触圧で定着ベルト101の内側面に接触する。
<定着ベルト交換作業>
図4は定着ベルトの交換作業の前半部分の説明図である。図5は定着ベルトの交換作業の後半部分の説明図である。図2に示すように、支持構造の一例である圧接部材103及びステー102は、円筒状の加熱ベルト部材の一例である定着ベルト101を貫通して非回転に配置されて定着ベルト101の内側面を支持する。
加圧回転体の一例である加圧ローラ106は、圧接部材103に支持された定着ベルト101の外側面に当接して定着ベルト101との間に記録材Pの加熱ニップNを形成する。
加熱手段の一例であるセラミックヒータ110は、加熱ニップNを加熱するために定着ベルト101を加熱する。定着ベルトユニット113は、圧接部材103及びステー102に沿って定着ベルト101を移動させて新品に交換可能である。
ところで、ベルト加熱方式は、熱ローラ方式に比べて定着ベルト101の耐久性に問題がある。そのため、定着ベルト101のみ交換できる定着装置40が提案されている。定着装置40の場合、画像形成装置1の中で最も寿命の短い回転体である定着ベルト101だけを交換できるので、他の未だ寿命のある部品は、そのまま使用し続けることが可能になった。これにより、画像形成装置1の維持コストを大幅に抑えることができるとともに、省資源という意味からも実に効率の良い使い方ができるようになった。
図1に示すように、定着装置40は、全体が手前側へ引き出されて、画像形成装置1から取り外され、図4の(a)に示すように、作業テーブル上に載置される。
図4の(a)に示すように、最初に、定着ベルトユニット113と加圧ローラ106の両端が定着フレーム114の側板に組み立てられている。
図4の(b)に示すように、次に、定着ベルトユニット113の両端の固定ねじを取り外して、定着ベルトユニット113を矢印A方向に持ち上げて、定着フレーム114から取り出す。
図5の(a)に示すように、次に、片側の定着フランジ104を矢印B方向にスライドさせて、定着ベルトユニット113から取り外す。
図5の(b)に示すように、次に、定着ベルト101を、取り外した定着フランジ104側、すなわち矢印C方向へ抜き取る。抜き取った定着ベルト101は、寿命を迎えているため、廃棄する。そして、定着ベルト101を抜き取った状態で、圧接部材103の下面に残っている耐熱グリスをアルコールで清掃する。その後、圧接部材103(セラミックヒータ110)に新しい耐熱グリスを塗布する。そして、新しい定着ベルト101を、先ほど定着ベルト101を抜き取った側から矢印D方向へ挿入する。
図5の(a)に示すように、新しい定着ベルト101を挿入して先頭の端部を定着フランジ104に保持させた状態で、先ほど取り外した定着フランジ104を矢印E方向に挿入して再度取り付ける。
図4の(b)に示すように、最後に、組み立てられた定着ベルトユニット113を定着フレーム114に嵌めれば、定着ベルト101の交換が完了する。定着装置40は図1に示す画像形成装置1へ戻される。
<比較例>
図6は比較例の定着装置の構成の説明図である。図2に示すように、温度検出部105は、信号線を兼ねた並列な複数の板ばね部材の一例である板バネ部105cによって外側へ付勢されているため、定着ベルト101を抜き取ると、外側へ突き出す。このため、新しい定着ベルト101を挿入した際には、温度検出部105に定着ベルト101の縁が干渉する。定着装置40では、図5の(b)に示すように、定着ベルト101を矢印D方向へ挿入時に、定着ベルト101の端面が、定着ベルト101の内面温度を検出する温度検出部105と干渉してしまう。
定着ベルト101の端面が温度検出部105の端部に突き当たった状態で無理に押し込むと、定着ベルト101の縁に折り目が付くことがある。定着ベルト101の縁が干渉した状態で、温度検出部105を指で内側へ押して定着ベルト101の内側へ沈める際に、定着ベルト101を斜めに挿入して端部をステー102に衝突させることがある。このような理由で、定着ベルトユニット113を大変組みづらいという問題があった。
定着ベルト101の挿入時に、定着ベルト101が温度検出部105を潰してしまい、的確な温度検知ができなくなることがあった。定着ベルト101の挿入時に温度検出部105の板バネ部105cがねじれ変形して、温度検出部105が斜めになって、定着ベルト101の内側面との接触が不安定になることがあった。このような理由で、定着ベルト101の交換の前後で加熱ニップNの温度や温度分布が変化して画像の光沢度が違ってくることがあった。
そこで、以下の実施例では、温度検出部105に挿入方向の傾斜面を設けて、定着ベルト101の縁との干渉を緩和している。これにより、定着ベルト101の単体交換において定着ベルト101の内面温度を検出する温度検出部105の温度検出の確実性を確保しつつ、定着ベルト101の交換性を向上させている。
<実施例1>
図7は実施例1の定着装置における温度検出部の構成の説明図である。図8は温度検出部にかかる力の釣り合いの説明図である。図9は定着ベルトの縁と温度検出部の干渉の説明図である。
図2に示すように、温度検出部105は、支持部の一例であるステー102から弾性的に支持されることにより、定着ベルト101の回転方向における加熱ニップNの下流側で、定着ベルト101の内側面に当接する。
図7の(a)に示すように、傾斜面の一例である挿入ガイド109は、温度検出部105に設けられ、定着ベルト101の取り付け動作時に定着ベルト101と接触することで温度検出部105をその弾性的な支持に逆らって定着ベルト101の内側へ案内する。
温度検出部105は、軽量化して定着ベルト101の内側面に対する追従性を高めるべく、温度検出素子105bを表面側に埋め込んだ状態で、挿入ガイド109を含めた全体を発泡樹脂材料で一体にモールド成形されている。
温度検出部105は、温度検出素子105bの信号線を兼ねた並列な2枚の板ばね部材を用いて、定着ベルト101の回転方向における上流側へ向かって定着ベルト101の内側面を外側へ押圧するようにステー102から弾性的に支持されている。
センサ保持部105eには、圧接部材103の不図示の嵌合軸と嵌合する嵌合穴105fが設けられている。温度検出部105は、温度検出素子105bを定着ベルト(101:図2)の内側面に接触させて、温度を検出する。断熱スポンジ105gは、温度検出素子105bの検出面を定着ベルト101に倣わせるためのクッション性を有するスポンジ材料である。
図7の(b)に示すように、絶縁テープ115は、温度検出素子105bを埋め込んだ温度検出部105の断熱スポンジ105gの外側面を覆わせて巻かれた低摩擦の絶縁性テープ材料である。温度検出部105は、保持部(固定部)105eを圧接部材103に取り付けて位置決め保持される。
板バネ部105cは、温度検出部105を、定着ベルト101の内側面へ向かって付勢するための弾性を有する。板バネ部105cは、ステンレス製であり、温度検出素子105bの導通経路にもなっている。板バネ部105cは、温度検出部105が定着ベルト101内面に当接する方向にバネ性を持ち、確実に定着ベルト101の内側面に接触するようになっている。
図7の(a)に示すように、温度検出部105には、挿入ガイド(傾斜面)109を左右両側に設けてある。挿入ガイド109は、断熱スポンジ105gを斜めに切り落として傾斜面を形成し、絶縁テープ115で覆って挿入時の摩擦抵抗を低くしている。
図8の(a)に示すように、定着ベルト101の端部が挿入ガイド109の傾斜面に干渉する。本実施例では、定着ベルト101がないときには温度検知部105は板バネ部105cにより定着フランジ104の定着ベルト101の支持面の延長線Lよりも外側に配置されるように、板バネ部105cが設定されている。その理由としては、温度検知部と定着ベルトとの接触性を高めるためである。実施例1では、延長線L上に温度検知部が配置される構成となっている。図8の(b)に示すように、挿入ガイド109は、定着ベルト101の内面よりΔt1だけ内側から温度検出素子105bが配置された温度検出部105の先端に向かってテーパ状になっており、定着ベルト101の挿入ガイドの役割をもつ。このとき、温度検出部105の先端は、定着ベルト101内面からΔt2だけ外側に位置している。
F:定着ベルト挿入ガイドが定着ベルトから受ける力
F1:力Fの定着ベルト挿入方向に対して垂直方向の分力
F2:力Fの定着ベルト挿入方向の分力
Δt1:挿入ガイド先端と定着ベルト内面位置の差
Δt2:温度検出部先端と定着ベルト内面位置の差
図5の(b)に示すように、定着ベルト101を矢印D方向へ挿入する際、図8の(b)に示すように、先端の温度検出素子105bは、Δt2だけ定着ベルト101の内面より外側に出ている。
しかし、実施例1では、温度検出部105が傾斜面の挿入ガイド109を具備しているため、定着ベルト101を矢印D方向へ挿入する際、挿入ガイド109は、定着ベルト101に当たって力Fを受ける。そして、その力Fの内側へ向かう分力F1が温度検出部105全体を定着ベルト101の内面よりも内側へ押し込む。この力F1の働きにより、図6の比較例のように温度検出部105に対して特別な配慮を要することなく、容易に定着ベルト101を挿入することが可能になる。
定着ベルト101の交換終了後、温度検出部105の温度検出素子105bは、板バネ部105cの弾性によって、定着ベルト101の内面に対して元通りの姿勢と圧力で当接する。
図9の(a)、(b)に示すように、温度検出部105は、定着ベルト101を左右どちらの方向から挿入してもよいように、挿入ガイド(傾斜面)109を左右の両側に設けている。挿入ガイド109は、そり状に折り曲げた板材料で形成してもよく、板材料の表面を絶縁テープ115で覆ってもよい。本発明を適用することで、同様の効果が得られる。
<実施例2>
図10は実施例2の定着装置の構成の説明図である。図11は定着フランジの取り付け構造の説明図である。図12は実施例2の定着装置における温度検出部の構成の説明図である。図13は定着ベルトの縁と温度検出部の干渉の説明図である。
図10に示すように、固定側フランジ部材の一例である定着フランジ104aは、ステー102の一方の端部に固定されて、定着ベルト101の一方の端部の内側面と縁に摺擦する。着脱側フランジ部材の一例である定着フランジ104bは、ステー102の他方の端部に着脱可能に取り付けられて、定着ベルト101の他方の端部の内側面と縁に摺擦する。挿入ガイド109は、ステー102の長手方向における定着フランジ104bが配置される側に設けられて、定着フランジ104aが配置される側には設けられない。
定着ベルトユニット113の長手方向の両端に定着フランジ104a、104bが取り付けられている。ヒータやセンサを外部の温調回路に接続するためのハーネス117が取り付けられた片側の定着フランジ104aは、ビス108によって定着ベルトユニット113に固定されている。したがって、定着ベルト101を抜き取りできる方向は、反対側の定着フランジ104bの方向に限られている。ただし、定着フランジ104aとステー102の勘合方法は、取り外しに時間がかかる方式であれば、ビス108には限定されない。
図11に示すように、片側の定着フランジ104aは、定着ベルト101を貫通させたステー102や圧接部材103とビス108で締結させている。このため、定着フランジ104aは、工具を使用することでしか取り外せなくなっている。この構成により、定着ベルト101の交換時において、定着ベルト101の挿入方向が規制される。つまり、定着フランジ104aと反対側方向にのみ定着ベルト101の抜き差しができるようになっている。
図12に示すように、温度検出部105の温度検出素子105bは、挿入ガイド109(傾斜面)を具備している。挿入ガイド109は、ステー102に対してビス108で締結されている定着フランジ104aの反対側にのみ配設されている。
挿入ガイド109を含めた温度検出部105の全体は、実施例1と同様に、断熱スポンジ105gで外観形状を形成して絶縁テープ115で表面を覆ってある。ただし、挿入ガイド109は、金属板や樹脂板を折り曲げて形成してもよく、厚手の絶縁材料から削り出して形成してもよく、本発明を適用することで同様の効果が得られる。
定着ベルトユニット113交換手順は、図4、図5を参照して説明したとおりであるが、定着フランジ104bを抜き取って、定着フランジ104b側から定着ベルト101の抜き差しを行うことが異なる。
図13に示すように、耐久寿命を迎えた定着ベルト101を抜き取ると、温度検出部105は、ばね付勢によって定着ベルト101よりも外側へ突き出す。しかし、この状態でも、挿入ガイド109の一部が定着ベルト101の内側に位置するように、挿入ガイド109の傾斜面の長さ(温度検出部105の大きさ)が設計されている。
このため、定着ベルト101を矢印D方向へ挿入する際、定着ベルト101の端部が挿入ガイド109に干渉すると、定着ベルト101の端部が挿入ガイド109に傾斜面に沿ってスムーズに案内される。図8の(b)に示すように、挿入ガイド109は、定着ベルト101に当たって力Fを受けて、その力Fの内側へ向かう分力F1が温度検出部105全体を定着ベルト101の内側へ押し込む。これにより、図6の比較例のように温度検出部105に対して特別な配慮を要することなく、容易に定着ベルト101を挿入することが可能になる。
そして、定着ベルト101の交換終了後、温度検出部105の温度検出素子105bは、板バネ部105cにより定着ベルト101の内面に元通りの状態で当接している。
<実施例3>
図14は実施例3の定着装置の構成の説明図である。図15は温度検出部の構成の説明図である。図16は挿入ガイドの配置の説明図である。図17は挿入ガイドを有しない比較例の説明図である。図18は挿入ガイドの効果の説明図である。
図14に示すように、実施例3の定着装置40Bは、温度検出部140が定着ベルトユニット113Bの組み立て状態で定着ベルト101に対して非接触である以外は、図2に示す実施例1の定着装置40と同様に構成される。そのため、図14〜図18中、実施例1と共通する構成には、図2〜図12と共通の符号を付して、重複する説明を省略する。
定着装置40Bは、ステー102に沿って定着ベルト101を移動して、ステー102に対する定着ベルト101の抜き取り及び挿入が可能である。温度検出部140は、ステー102に固定して定着ベルト101の内側面に対して非接触に配置されることにより、定着ベルト101の温度を検出する。
図15の(b)に示すように、温度検出部140は、定着ベルト101へ向かって水平方向に筒状に突き出した壁部の一例である保持体122の底に赤外線検出素子を配置する。赤外線検出素子は、保持体122の底の外側まで拡張して黒色のフィルム121を配置している。フィルム121には、第一サーミスタの一例である感熱素子131と第二サーミスタの一例である温度補償用感熱素子132とが配置される。温度補償用感熱素子132は、感熱素子131に近接してフィルム121に固定されて感熱素子131の周囲温度を検知する。
突出部の一例である挿入ガイド125は、支持部側の一例であるステー102側に根元を支持されて温度検出部140よりも加熱ベルト部材側の一例である定着ベルト101側へ先端部を突出させている。挿入ガイド125は、保持体122から隙間を持たせて保持体122を上下に挟んで配置された一対の板状部材で構成される。
付設された傾斜面の一例であるテーパ形状126は、定着ベルト101をステー102に挿入して取り付ける際に定着ベルト101と接触して定着ベルト101を温度検出部140に接触しない位置へ案内する。テーパ形状126は、定着ベルト101の抜き取り及び挿入をする方向における一対の挿入ガイド125の両端部に配置される。
図14に示すように、実施例3の定着装置40Bは、圧接部材103に内側面を支持された定着ベルト101に加圧ローラ106を圧接して記録材の加熱ニップNを形成する。温度検出部140は、非接触にて対向物の温度を検出する非接触サーミスタである。温度検出部140は、温度検知回路141によって、定着ベルト101の内側の表面温度を非接触にて計測している。
図15の(a)に示すように、温度検出部140の保持体122の両端部に取り付け用の孔123が配置される。保持体122は、定着ベルト(101)へ向かう方向に突出した開口部133を有する。
図15の(b)に示すように、温度検出部140の保持体122は、一端に赤外線入射のための開口部133を有する。樹脂フィルム121は、保持体122と裏蓋142の間に配設された高分子材料からなる回路基板である。樹脂フィルム121は、ポリイミド(PI)等の樹脂で形成される。
サーミスタ素子を用いた感熱素子131は、樹脂フィルム121上に密着させて固定してある。感熱素子131は、開口部133から入射した赤外線によって加熱された定着ベルト101の温度を検出する。温度補償用感熱素子132は、感熱素子131に近接した位置の樹脂フィルム121上に密着させて固定してある。温度補償用感熱素子132は、感熱素子131と出力特性が等しいサーミスタ素子を用いて、保持体122と裏蓋142に封止された空間の温度を感熱素子131の周囲温度として検出する。
定着ベルト101から放射された赤外線が保持体122の開口部133から入射して樹脂フィルム121に達すると、樹脂フィルム121固有の吸収スペクトルに応じた波長の赤外光を吸収して樹脂フィルム121の温度が上昇する。樹脂フィルム121の温度上昇は、樹脂フィルム121に密着固定した感熱素子131によって検知される。
同時に、定着ベルト101からの輻射熱や周囲の部材の温度によって保持体122及び裏蓋142の温度も上昇する。温度検知回路141は、保持体122及び裏蓋142の温度の影響を排除して定着ベルト101の温度を検出するために、温度補償用感熱素子132によって保持体122及び裏蓋142の温度変動を検知する。温度検知回路141は、検知結果に基づいて、感熱素子131の出力からその温度変動分を取り除いている。温度検知回路141は、温度補償用感熱素子132によって温度検出部140の周囲の熱輻射や対流の影響による温度変化を検知して、これら温度変化を補償する。これによって、温度検出部140による定着ベルト101の温度の検出感度が高められている。
図16に示すように、温度検出部140は、ビス124によってステー102に固定支持される。温度検出部140を上下方向Cに挟んで一対の挿入ガイド125がステー102に固定して配置される。
挿入ガイド125は、液晶ポリマー樹脂(LCP)やポリイミド(PI)といった耐熱性の樹脂で構成される。挿入ガイド125は、温度検出部140の近傍に配置され、定着ベルト(101)の回転軸線方向Aの両端部にテーパ形状126が施されている。テーパ形状126は、寿命に達した定着ベルト101を回転軸線方向Aに移動してステー102から抜取り、その後、新品の定着ベルト101を逆方向に移動して挿入する際の作業性を良くしている。
テーパ形状126は、温度検出部140に対して、回転軸線方向Aに長く、定着ベルト101に向かう方向Bに高くなるように成形されている。
図5の(b)に示すように、ステー102から定着ベルト101を抜き取り/挿入する際に、定着ベルト101の端部は定着フランジ104に嵌っていない。定着ベルト101の端部が定着フランジ104に嵌っていない状態では、定着ベルトユニット113の軸垂直断面内で定着ベルト101が自由に移動して位置を規制することができない。
図17に示すように、比較例の定着装置40Eでは、挿入ガイド125をステー102に設けていないため、定着ベルト101が温度検出部140と直接に接触してしまう。その場合、特に定着ベルト101を新品に交換する過程で、定着ベルト101の内面に付着した潤滑材や汚れが温度検出部140に付着してしまう可能性がある。
図15の(b)に示すように、保持体122には、樹脂フィルム121上に感熱素子131を固定してあるため、開口部133から侵入した潤滑材や汚れが樹脂フィルム121に付着すると、感熱素子131による定着ベルト101の温度検出感度が低下する。また、温度補償用感熱素子132は、開口部133から侵入した潤滑材や汚れの影響を受けないため、周辺温度の影響を取り除く温度補償の精度が低下する。このため、保持体122に潤滑材や汚れが付着すると、温度検出部140の温度検知精度が低下する可能性がある。
図18に示すように、実施例3の定着装置40Bでは、温度検出部140を上下に囲うように挿入ガイド125を形成している。このため、定着ベルト101をステー102から抜き取り/挿入する際に、定着ベルト101の内面が温度検出部140に直接に接触することがない。図5の(b)に示すように、ステー102から定着ベルト101を抜き取り/挿入する際に、図16に示すように、定着ベルト101が温度検出部140に接触する前に挿入ガイド125に接触する。定着ベルト101は、テーパ形状126によって円滑に案内されて、温度検出部140に接触しない位置へ持ち上げられて、温度検出部140を通過する。
実施例3の定着装置40Bでは、挿入ガイド125に沿って定着ベルト101の抜き取り/挿入が行われるため、定着ベルト101の内面の潤滑剤や汚れが非接触サーミスタを用いた定着ベルト101の温度検知に影響を及ぼすことが無くなる。
<実施例4>
図19は実施例4の温度検出部の構成の説明図である。図20は比較例の温度検出部の構成の説明図である。図19中、(a)は実施例4における非接触サーモスイッチの概略断面図、(b)はその概略斜視図である。図20中、(a)は比較例における非接触サーモスイッチの概略断面図、(b)はその概略斜視図である。
実施例4の定着装置は、図14に示す温度検出部140を図19に示す温度検出部140Bに置き換えて構成される。そのため、図19、図20中、実施例3と共通する構成には、図14〜図16と共通の符号を付して、重複する説明を省略する。
図19の(a)に示すように、温度検出素子の一例であるバイメタル素子127は、ステー102側に固定されて定着ベルト101の内側面に対して非接触に配置され、定着ベルト101の温度に応答して動作する。
突出部の一例であるケース130は、ステー102に根元を支持されてバイメタル素子127よりも定着ベルト101側へ先端部を突出させている。ケース130は、バイメタル素子127の周囲を壁状に囲んで先端側が開放された状態でバイメタル素子127を支持する壁部材である。
温度検出部に付設された傾斜面の一例であるケース130のテーパ形状131は、定着ベルト101をステー102に挿入して取り付ける際に、定着ベルト101と接触して定着ベルト101をバイメタル素子127に接触しない位置へ案内する。テーパ形状131は、定着ベルト101の抜き取り及び挿入をする方向のケース130の壁に形成されている。
温度検出部140Bは、バイメタル素子を用いた非接触サーモスイッチである。温度検出部140Bは、所定温度に加熱されると、バイメタル素子の形状が反転してスイッチ接点がONする形式の非接触サーモスイッチである。温度検出部140Bは、図14に示す温度検出部140と同様に、ステー102に固定して配置されて、定着ベルト101の温度を非接触に検出する。
図19の(a)に示すように、温度検出部140Bは、バイメタル素子127から離れた位置に、付勢バネ129に支持された接点部材128を配置している。付勢バネ129とバイメタル素子127は、ケース130に保持されている。
図19の(b)に示すように、ケース130は、バイメタル素子127の中央の最も高い点よりも定着ベルト101側になるように、周囲を囲む壁部分132が高く形成されている。そして、定着ベルト(101)の回転軸線方向Aにおけるケース130の両端部には、テーパ形状131が施されている。
図20の(a)に示すように、比較例の温度検出部140Fは、内部構造は、実施例4と同一であるが、ケース130の周囲を囲む壁部分132は、バイメタル素子127の中央の最も高い点よりも定着ベルト101側になるように形成されている。また、定着ベルト(101)の回転軸線方向Aにおけるケース130の両端部には、テーパ形状131が施されていない。
比較例の温度検出部140Fは、バイメタル素子127の中央がケース130から突き出しているため、ステー102から定着ベルト101を抜き取り/挿入する際に、定着ベルト101内面とバイメタル素子127とが接触する。このとき、バイメタル素子127の表面に定着ベルト101内面の潤滑剤や汚れが付着したり、摩擦傷が入ったりして、定着ベルト101の温度検知の精度が低下する可能性がある。
図19の(a)に示すように、実施例4の温度検出部140Bの場合、定着ベルト101をステー102から抜き取り/挿入する際に、定着ベルト101の内面がバイメタル素子127に直接に接触することがない。図5の(b)に示すように、ステー102から定着ベルト101を抜き取り/挿入する際に、定着ベルト101がバイメタル素子127に接触する前にケース130の周囲を囲む壁部分132に接触する。定着ベルト101は、テーパ形状131によって円滑に案内されて、バイメタル素子127に接触しない位置へ持ち上げられて、バイメタル素子127を通過する。
実施例4の温度検出部140Bでは、ケース130の周囲を囲む壁部分132に沿って定着ベルト101の抜き取り/挿入が行われる。このため、定着ベルト101の内面の潤滑剤や汚れがバイメタル素子127を用いた定着ベルト101の温度検知に影響を及ぼすことが無くなる。定着ベルト101内面とバイメタル素子127を接触させないことにより、定着装置の温度制御の精度を高く保つことが可能となる。
40 定着装置、101 定着ベルト、102 ステー
103 圧接部材、103a 嵌め合い溝
104、104a 定着フランジ、105 温度検出部
105b 温度検出素子、105c 板バネ部、105e 保持部
105f 嵌合穴、105g 断熱スポンジ
106 加圧ローラ、108 嵌合ビス、109 挿入ガイド
110 加熱部材、113 定着ベルトユニット
114 定着フレーム、115 絶縁テープ
120 制御回路、121 フィルム、122 保持体、123 孔
124 ビス、125 挿入ガイド、126 テーパ形状
127 バイメタル素子、128 接点部材、129 付勢バネ
130 ケース、131 テーパ形状、132 壁部分
140、140B 温度検出部

Claims (10)

  1. 円筒状の加熱ベルト部材と、
    前記加熱ベルト部材の内側面を支持する支持部と、
    前記支持部に支持された前記加熱ベルト部材の外側面に当接して前記加熱ベルト部材との間に記録材の加熱ニップを形成する加圧回転体と、
    前記加熱ニップを加熱するために前記加熱ベルト部材を加熱する加熱手段と、
    前記支持部に支持されて前記加熱ベルト部材へ向かって突出して前記加熱ベルト部材の温度を検出する温度検出部と、を備え、
    前記支持部に沿って前記加熱ベルト部材を移動して、前記支持部に対する前記加熱ベルト部材の抜き取り及び挿入が可能な像加熱装置において、
    前記加熱ベルト部材を前記支持部へ挿入する際に、前記加熱ベルト部材を案内して前記温度検出部への挿入を円滑にするとともに、挿入時の前記加熱ベルト部材と前記温度検出部の接触を緩和する傾斜面が前記温度検出部に付設されていることを特徴とする像加熱装置。
  2. 円筒状の加熱ベルト部材と、
    前記加熱ベルト部材の内側面を支持する支持部と、
    前記支持部に支持された前記加熱ベルト部材の外側面に当接して前記加熱ベルト部材との間に記録材の加熱ニップを形成する加圧回転体と、
    前記加熱ニップを加熱するために前記加熱ベルト部材を加熱する加熱手段と、を備え、前記支持部に沿って前記加熱ベルト部材を移動して、前記支持部に対する前記加熱ベルト部材の抜き取り及び挿入が可能な像加熱装置において、
    前記支持部から弾性的に支持されることにより、前記加熱ベルト部材の内側面に当接する温度検出部を備え、
    前記温度検出部は、前記加熱ベルト部材を前記支持部に挿入して取り付ける際に前記加熱ベルト部材と接触することで前記温度検出部を前記加熱ベルト部材の内側へ案内する傾斜面を有することを特徴とする像加熱装置。
  3. 前記支持部の一方の端部に固定されて、前記加熱ベルト部材の一方の端部の内側面と縁に摺擦する固定側フランジ部材と、
    前記支持部の他方の端部に着脱可能に取り付けられて、前記加熱ベルト部材の他方の端部の内側面と縁に摺擦する着脱側フランジ部材と、を有し、
    前記傾斜面は、前記支持部の長手方向における前記着脱側フランジ部材が配置される側に設けられて、前記固定側フランジ部材が配置される側には設けられないことを特徴とする請求項2記載の像加熱装置。
  4. 前記温度検出部は、温度検出素子を表面側に埋め込んだ状態で前記傾斜面を含めて発泡樹脂材料で成形されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の像加熱装置。
  5. 前記温度検出部は、前記温度検出素子の信号線を兼ねた並列な複数の板ばね部材を用いて、前記加熱ベルト部材の回転方向における上流側へ向かって前記加熱ベルト部材の内側面を外側へ押圧するように前記支持部から弾性的に支持されていることを特徴とする請求項4記載の像加熱装置。
  6. 円筒状の加熱ベルト部材と、
    前記加熱ベルト部材の内側面を支持する支持部と、
    前記支持部に支持された前記加熱ベルト部材の外側面に当接して前記加熱ベルト部材との間に記録材の加熱ニップを形成する加圧回転体と、
    前記加熱ニップを加熱するために前記加熱ベルト部材を加熱する加熱手段と、を備え、前記支持部に沿って前記加熱ベルト部材を移動して、前記支持部に対する前記加熱ベルト部材の抜き取り及び挿入が可能な像加熱装置において、
    前記支持部側に固定して前記加熱ベルト部材の内側面に対して非接触に配置されることにより、前記加熱ベルト部材の温度を検出する温度検出部と、
    前記支持部側に根元を支持されて前記温度検出部よりも前記加熱ベルト部材側へ先端部を突出させた突出部と、を備え、
    前記突出部は、前記加熱ベルト部材を前記支持部に挿入して取り付ける際に前記加熱ベルト部材と接触した際に前記加熱ベルト部材を前記温度検出部に接触しない位置へ案内する傾斜面を形成されていることを特徴とする像加熱装置。
  7. 前記温度検出部は、前記加熱ベルト部材へ向かって水平方向に筒状に突き出した壁部の底に赤外線検出素子を配置し、
    前記突出部は、前記壁部から隙間を持たせて前記壁部を上下に挟んで配置された一対の板状部材で構成され、
    前記加熱ベルト部材の抜き取り及び挿入をする方向における前記一対の板状部材の両端部に前記傾斜面が配置されていることを特徴とする請求項6記載の像加熱装置。
  8. 前記赤外線検出素子は、前記壁部の外側まで拡張して配置された黒色のフィルムと、前記フィルムに固定した第一サーミスタと、前記第一サーミスタに近接して前記フィルムに固定されて前記第一サーミスタの周囲温度を検知する第二サーミスタと、を有することを特徴とする請求項7記載の像加熱装置。
  9. 円筒状の加熱ベルト部材と、
    前記加熱ベルト部材の内側面を支持する支持部と、
    前記支持部に支持された前記加熱ベルト部材の外側面に当接して前記加熱ベルト部材との間に記録材の加熱ニップを形成する加圧回転体と、
    前記加熱ニップを加熱するために前記加熱ベルト部材を加熱する加熱手段と、を備え、前記支持部に沿って前記加熱ベルト部材を移動して、前記支持部に対する前記加熱ベルト部材の抜き取り及び挿入が可能な像加熱装置において、
    前記支持部側に固定して前記加熱ベルト部材の内側面に対して非接触に配置されて、前記加熱ベルト部材の温度に応答して動作する温度検出素子と、
    前記支持部側に根元を支持されて前記温度検出素子よりも前記加熱ベルト部材側へ先端部を突出させた突出部と、を備え、
    前記突出部は、前記加熱ベルト部材を前記支持部に挿入して取り付ける際に前記加熱ベルト部材と接触した際に前記加熱ベルト部材を前記温度検出素子に接触しない位置へ案内する傾斜面を形成されていることを特徴とする像加熱装置。
  10. 前記突出部は、前記温度検出素子の周囲を壁状に囲んで先端側が開放された状態で前記温度検出素子を支持する壁部材であって、
    前記加熱ベルト部材の抜き取り及び挿入をする方向の前記壁部材に前記傾斜面が配置されていることを特徴とする請求項9記載の像加熱装置。
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