JP2012176516A - ラベルプリンター - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる種類のテープカセットが一つ装着可能なカセット装着部を有するラベルプリンターにおいて、複数種類のテープカセットを使用して印刷を行う際にテープカセットの交換回数を少なくすることができること。
【解決手段】ナンバリング対象範囲設定の処理(S101)とナンバリング枚数設定の処理(S102)に基づき印刷内容を設定する。「TO値(I)」設定の処理(S104)と「カセット種(I)」設定の処理(S105)に基づき、同一種類のテープカセットからラベル作成を一括して行う基準となる範囲(I)を設定する。装着カセット指示メッセージ表示にて、範囲(I)に適したテープカセットの種類を指示するメッセージを出力させる。印刷内容の印刷を範囲(I)毎に行わせる印刷処理を行う。その後は、範囲(I)の全てについて、装着カセット指示メッセージ表示と印刷処理を順次に繰り返して行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、異なる種類のテープカセットが一つ装着可能なカセット装着部を有するラベルプリンターに関するものである。
従来のラベルプリンターには、例えば、下記特許文献1に記載されたテープ状ラベル作成装置のように、インクリボンのリボン色を、「黒」だけでなく、「赤」や「緑」や「青」・・などの複数色とする複数種類のリボンカセットをテープカセットとは別体のものとして準備し、これらリボンカセットをテープカセットに対して着脱可能に構成するとともに、多色印字に供する印字色を、印字する一方、入力したテキストに対して、設定した複数色で印字する各印字色毎の印字対象範囲を設定する色別範囲設定処理を実行するようにし、設定した印字色と同様のリボン色を有するリボンカセットを順次取り替えるとともに、2回目以降の各印字に際して、前回の印字における印字テープの送り量だけ印字テープを巻き戻すことで、複数色でカラフルに多色印字したラベルを作成するものがある。
このようなテープ状ラベル作成装置において、ナンバリング及び印字色の設定されたテキストを印字する際には、現在の印字色の設定されている文字列にナンバリングが設定されているならば、その文字列がカウントアップされつつ、印字テープの長手方向に連続して印字される。ナンバリングの設定されていない文字列ならば、同じ文字列が印字テープの長手方向に連続して印字される。最終色を除く他の印字色を印字する際には、印字テープを巻き戻しつつ、リボンカセットの交換後、同様に印字される。最終色は切断処理を伴って同様に印字される。
以上のようなテープ状ラベル作成装置であれば、入力されたテキストが自動的に更新されたラベルを複数枚作成する際にリボンカセットの交換回数を少なくすることができるとされる。
特開平9−240117号公報
しかしながら、異なる種類のテープカセットが一つ装着可能なカセット装着部を有するラベルプリンター、例えば、インクリボンの交換不能な異なる種類のテープカセットのうち一つが装着可能なカセット装着部を有するラベルプリンターにおいては、上記特許文献1記載の技術にとって重要な要素であるリボンカセットの交換自体が存在しないことから、上記特許文献1の技術を設計変更しながら具体的に適用しても、入力されたテキストが自動的に更新されたラベルを複数枚作成する際にテープカセットの交換回数を少なくさせることはできなかった。
そこで、本発明は、上述した点を鑑みてなされたものであり、異なる種類のテープカセットが一つ装着可能なカセット装着部を有するラベルプリンターにおいて、複数種類のテープカセットを使用して印刷を行う際にテープカセットの交換回数を少なくすることができることを課題とする。
この課題を解決するためになされた請求項1に係る発明は、ラベルプリンターであって、異なる種類のテープカセットが一つ装着可能なカセット装着部と、前記カセット装着部に装着されるテープカセットの種類を含んだ印刷情報を入力するための入力部と、前記カセット装着部に装着されたテープカセットのテープに前記入力部で入力された印刷情報に基づいた印刷を行う印刷部と、前記カセット装着部に装着されるテープカセットの種類を指示する旨のメッセージを出力する出力部と、前記入力部と前記印刷部と前記出力部とを制御するプロセッサーと、を備え、前記プロセッサーは、以下(1)〜(5)の各処理を実行し、(1)印刷内容を前記入力部で入力された印刷情報に基づいて設定し、(2)前記カセット装着部に装着される同一種類のテープカセットのテープからラベルの作成を一括して行う基準となる印刷単位を前記入力部で入力された印刷情報に基づいて一又は複数設定し、(3)前記(2)の処理で設定された印刷単位に適したテープカセットの種類を指示するメッセージを前記出力部に出力させ、(4)前記(1)の処理で設定された印刷内容の印刷を前記(2)の処理で設定された印刷単位で前記印刷部に行わせ、(5)前記(2)の処理で設定された印刷単位の全てについて前記(3)の処理と前記(4)の処理を順次に繰り返して行うこと、を特徴とする。
すなわち、本発明のラベルプリンターは、異なる種類のテープカセットが一つ装着可能なカセット装着部を有するラベルプリンターであって、入力部と印刷部と出力部とを制御するプロセッサーが以下(1)〜(5)の各処理を実行すれば、つまり、(1)印刷内容を入力部で入力された印刷情報に基づいて設定し、(2)カセット装着部に装着される同一種類のテープカセットのテープからラベルの作成を一括して行う基準となる印刷単位を入力部で入力された印刷情報に基づいて一又は複数設定し、(3)上記(2)の処理で設定された印刷単位に適したテープカセットの種類を指示するメッセージを出力部に出力させ、(4)上記(1)の処理で設定された印刷内容の印刷を上記(2)の処理で設定された印刷単位で印刷部に行わせ、(5)上記(2)の処理で設定された印刷単位の全てについて上記(3)の処理と上記(4)の処理を順次に繰り返して行えば、異なる種類のテープカセットが一つ装着可能なカセット装着部を有するラベルプリンターにおいて、複数種類のテープカセットを使用して印刷を行う際にテープカセットの交換回数を少なくすることができる。
本発明の一実施形態に係るラベルライターで実行される制御プログラムであって、ナンバリング印刷も可能な制御プログラムが表されたフローチャート図である。 同ラベルライターで実行される制御プログラムであって、ナンバリング印刷も可能な制御プログラムが表されたフローチャート図である。 同ラベルライターで実行される制御プログラムであって、ナンバリング印刷も可能な制御プログラムが表されたフローチャート図である。 同ラベルライターで実行される制御プログラムであって、ナンバリング印刷も可能な制御プログラムが表されたフローチャート図である。 同ラベルライターで作成される印刷情報のデータと印刷順情報とが表された図である。 同ラベルライターで実行される制御プログラムであって、ナンバリング印刷も可能な制御プログラムが表されたフローチャート図である。 同ラベルライターが有する液晶ディスプレイの表示例が表された図である。 同ラベルライターが有する液晶ディスプレイの表示例が表された図である。 本発明の一実施形態に係るラベルライターを表した平面図である。 同ラベルライターを表した側面図である。 同ラベルライターの制御系を表したブロック図である。 同ラベルライターで作成されたラベルが貼付された棚を表した斜視図である。 同ラベルライターで実行される制御プログラムであって、デーベース印刷も可能な制御プログラムが表されたフローチャート図である。 同ラベルライターで実行される制御プログラムであって、デーベース印刷も可能な制御プログラムが表されたフローチャート図である。 同ラベルライターで実行される制御プログラムであって、デーベース印刷も可能な制御プログラムが表されたフローチャート図である。 同ラベルライターで実行される制御プログラムであって、デーベース印刷も可能な制御プログラムが表されたフローチャート図である。 同ラベルライターで実行される制御プログラムであって、デーベース印刷も可能な制御プログラムが表されたフローチャート図である。 同ラベルライターが有するデータベースを表した概念図である。
[1.本発明の構成]
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図9や図10に表したように、本発明の一実施形態に係るラベルライター1は、カバー2や、複数の文字キー等を有するキーボード3、液晶ディスプレイ4、カセット装着部5、カセットセンサー7等を有する。キーボード3は、印刷キー3Aや、ナンバリング設定キー3B、矢印キー3C、エンターキー3D、データベース印刷設定キー3F等を有する。尚、符号3Eが付されたキーは、ANYキーの一例である。カセットセンサー7は、カセット装着部5に装着されたテープカセット6のテープ色やインクリボン色を検出する。尚、テープカセット6のインクリボン色は、ラベルライター1で作成されたラベルLの文字色に相当する。
テープカセット6は、テープが巻回されたものとインクリボンが巻回されたものとが収納されたものであって、テープ又はインクリボンを交換することはできないものである。従って、テープ色又はインクリボン色(文字色)を現状色から所望色に変更させたい場合には、カセット装着部5に装着中のテープカセット6を所望のテープ色及びインクリボン色(文字色)を有したテープカセット6に交換させる必要がある。すなわち、テープ色及びインクリボン色(文字色)が同一であるテープカセット6は同一種類のテープカセット6であり、テープ色又はインクリボン色(文字色)が異なるテープカセット6は異なる種類のテープカセット6である。
図11に示すように、ラベルライター1は、制御部60や、ヘッド駆動回路68、切断用モーター駆動回路69、搬送モーター駆動回路70等を有する。制御部60は、CPU61や、CG−ROM62、EEPROM63、ROM64、RAM66により構成される。更に、制御部60は、ヘッド駆動回路68や、切断用モーター駆動回路69、搬送モーター駆動回路70に接続される。その上、制御部60は、キーボード3や、液晶ディスプレイ4、カセットセンサー7、接続インターフェース81、通信インターフェース82にも接続される。
CPU61は、ラベルライター1における各種制御の中枢を担う中央演算処理装置である。従って、CPU61は、キーボード3等からの入力信号及び各種制御プログラム等に基づいて、液晶ディスプレイ4等を制御する。
CG−ROM62は、印字される文字や記号の画像データがコードデータと対応させてドットパターンで記憶されるキャラクタージェネレータ用メモリである。EEPROM63は、記憶内容の書込・消去ができる不揮発性メモリであり、後述するデータ等が記憶される。ROM64には、ラベルライター1における各種制御プログラムやデータが記憶される。
RAM66は、CPU61での演算結果等が一時的に記憶される記憶装置である。RAM66には、例えば、キーボード3の入力により編集された印字データ等が記憶される。接続インターフェース81は、不図示のパーソナルコンピューターを接続するためのものである。通信インターフェース82は、不図示の周辺機器等からの通信データを受信するためのものである。
ヘッド駆動回路68は、CPU61からの制御信号に基づいてサーマルヘッド71に駆動信号を供給し、サーマルヘッド71の駆動状態を制御する回路である。切断用モーター駆動回路69は、CPU61からの制御信号に基づいて切断用モーター72に駆動信号を供給し、切断用モーター72の駆動制御を行う回路である。搬送モーター駆動回路70は、CPU61からの制御信号に基づいてテープ搬送モーター73に駆動信号を供給し、テープ搬送モータ−73の駆動制御を行う制御回路である。
CPU61は、これらの制御回路68,69,70を使用することにより、カセット装着部5に装着中のテープカセット6内でインクリボンを介して印刷させたテープを、当該テープカセット6外で切断させることによりラベルLを作成する。従って、ヘッド駆動回路68や、搬送モーター駆動回路70、サーマルヘッド71、テープ搬送モーター73等により「印刷部」が構成される。切断用モーター駆動回路69や切断用モーター72等により「カット部」が構成される。
カセットセンサー7は、上述したように、カセット装着部5に装着されたテープカセット6のテープ色やインクリボン色を検出する。尚、カセットセンサー7の検出原理には、例えば、カセット装着部5に装着中のテープカセット6から突出する複数の突出片を検知し、検知された複数の突出片の組合せに基づいてテープカセット6のテープ色やインクリボン色を検出するものがある。
[2.本発明の第1動作]
次に、本実施形態に係るラベルライター1で実行されるナンバリング印刷について説明する。図1乃至図4、図6のフローチャートで表されたナンバリング印刷も可能な制御プログラムの各々は、EEPROM63等に記憶されるとともにCPU61により実行される。
図1に表されたように、本実施形態に係るラベルライター1で実行されるナンバリング印刷も可能な制御プログラムでは、先ず、S11において、キー入力があったか否かが判定される。この判定は、キーボード3からの入力信号に基づいて行われる。ここで、キー入力がなかった場合(S11:NO)には、S11自身に戻ることにより、キー入力がなされるまで待機する。これに対して、キー入力があった場合(S11:YES)には、S12に進む。
S12では、入力されたキーが印刷キー3Aであったか否かが判定される。この判定も、キーボード3からの入力信号に基づいて行われる。ここで、入力されたキーが印刷キー3Aでなかった場合(S12:NO)には、S13に進む。S13では、入力されたキーが文字キーであったか否かが判定される。この判定も、キーボード3からの入力信号に基づいて行われる。ここで、入力されたキーが文字キーであった場合(S13:YES)には、S17の文字入力処理に進んで、入力された文字キーに基づいて印刷内容がRAM66内で編集された後、上記S11に戻って、上記S11以降の処理が繰り返される。
これに対して、入力されたキーが文字キーでなかった場合(S13:NO)には、S14に進む。S14では、入力されたキーがナンバリング設定キー3Bであったか否かが判定される。この判定も、キーボード3からの入力信号に基づいて行われる。ここで、入力されたキーがナンバリング設定キー3Bでなかった場合(S14:NO)には、S15のその他の処理に進んで、入力されたキーに基づいてその他の処理が行われた後、上記S11に戻って、上記S11以降の処理が繰り返される。これに対して、入力されたキーがナンバリング設定キー3Bであった場合(S14:YES)には、S16のナンバリング設定処理に進む。
ナンバリング設定処理では、図2に表されたように、先ず、S100において、RAM66に確保された変数Iに「1」が代入される。その後は、S101に進む。S101では、ナンバリング対象範囲設定の処理が行われる。この処理を具体的に言えば、例えば、図2上でS101の横隣に表された液晶ディスプレイ4ではアンダーラインでナンバリング対象範囲を示しており、ナンバリング対象範囲の設定には、カーソルでナンバリング対象範囲の開始位置を設定した後、カーソルでナンバリング対象範囲の終了位置を設定するようにしている。尚、図2上でS101の横隣に表された液晶ディスプレイ4には、印刷対象の文字がナンバリング対象範囲の文字をナンバリングの初期値の形で含みながら表示されている。これらの入力は、上記図1のS17の文字入力処理で行われる。換言すれば、S17において、ナンバリングの初期値を含んで印刷対象の文字が入力された後、S101で、ナンバリングの初期値を表す文字上にナンバリング対象範囲を設定している。その後は、S102に進む。
S102では、ナンバリング枚数設定の処理が行われる。この処理を具体的に言えば、例えば、図2上でS102の横隣に表された液晶ディスプレイ4のアンダーライン上のように、ナンバリング印刷の所望枚数の「15」枚がキーボード3による入力を介して設定される。その後は、S103に進む。
S103では、RAM66に確保された変数である「FROM値(I)」に「ナンバリング対象範囲」が代入される。「ナンバリング対象範囲」とは、上記S101で入力されたナンバリングの初期値である。従って、上述したように、上記S101においてナンバリングの初期値である「1990」がキーボード3による入力を介して設定されたケースでは、「FROM値(I)」に「1990」が代入される。その代入がなされた「FROM値(I)」は、RAM66に記憶される。このとき、変数Iは「1」であることから、「1990」が「FROM値(1)」に代入され、その代入がなされた「FROM値(1)」が、RAM66に記憶される。その後は、S104に進む。
S104では、RAM66に確保された変数である「TO値(I)」が設定される。この処理を具体的に言えば、例えば、図2上でS104の横隣に表された液晶ディスプレイ4のアンダーライン上のように、「1994」がキーボード3を介して入力されると、「TO値(I)」に「1994」が設定される。その設定がなされた「TO値(I)」は、RAM66に記憶される。このとき、変数Iは「1」であることから、「1994」が「TO値(1)」に代入され、その代入がなされた「TO値(1)」が、RAM66に記憶される。その後は、S105に進む。
S105では、RAM66に確保された変数である「カセット種(I)」が設定される。この処理を具体的に言えば、例えば、図2上でS105の横隣に表された液晶ディスプレイ4のアンダーライン上のように、「白地/黒文字」がキーボード3を介して入力されると、「カセット種(I)」に「白地/黒文字」が設定される。その設定がなされた「カセット種(I)」は、RAM66に記憶される。このとき、変数Iは「1」であることから、「白地/黒文字」が「カセット種(1)」に代入され、その代入がなされた「カセット種(1)」が、RAM66に記憶される。尚、「白地/黒文字」とは、「白地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)のテープカセット6」を意味する。その後は、S106に進む。
S106では、残り設定があるか否かが判定される。この処理を具体的に言えば、例えば、図2上でS104やS105の横隣に表された各液晶ディスプレイ4のように、「1990」が「FROM値(1)」に設定され、「1994」が「TO値(1)」に設定されたケースでは、上記S102のナンバリング枚数設定の処理で入力されたナンバリング印刷の所望枚数である15枚に満たないので、残り設定があるとされ(S106:YES)、S107に進む。
S107では、変数Iが「1」でインクリメントされる。その後は、S108に進む。S108では、「TO値(I−1)+1」が「FROM値(I)」に代入される。この処理を具体的に言えば、例えば、上述したケースにおいて、直前のS107でインクリメントされた変数Iが「2」になるときは、「TO値(1)+1」に相当する「1994+1」の「1995」が「FROM値(2)」に代入される。その代入がなされた「FROM値(2)」は、RAM66に記憶される。
その後は、上記S104に戻って、上記S104以降の処理が繰り返し行われる。具体的に言えば、例えば、直前のS107でインクリメントされた変数Iが「2」になるときは、S104で「TO値(2)」が設定され、S105で「カセット種(2)」が設定される。
一方、上述したS106において、例えば、上述したように、「1990」が「FROM値(1)」に設定されたケースでは、上記S104で「2004」が「TO値(I)」に設定されると、上記S102のナンバリング枚数処理で入力されたナンバリング印刷の所望枚数である15枚となるので、残り設定がないとされ(S106:NO)、S109に進む。
S109では、設定エラーがないか否かが判定される。この判定は、S101乃至S105におけるキーボード3のキー入力に基づいて行われる。ここで、設定エラーがある場合(S109:NO)には、上記S100に戻って、上記S100以降の処理が繰り返される。一方、設定エラーがない場合(S109:YES)には、S110に進む。
S110では、ナンバリング条件保存の処理が行われる。この処理では、上記S100乃至S108の各処理が行われることによってRAM66に記憶された「FROM値(I)」、「TO値(I)」、「カセット種(I)」が、ナンバリング条件のデータに加工され、その加工されたナンバリング条件のデータがRAM66に保存される。この処理を具体的に言えば、例えば、図2に表されたナンバリング条件のデータD1がRAM66に記憶される。その後は、上記図1のS11に戻る。
ちなみに、図2に表されたナンバリング条件のデータD1の内容は、「印刷枚数 n」と、「範囲(1)」、「範囲(2)」、…で構成される。具体的に言えば、例えば、上述したケースでは、「印刷枚数 n」として、上記S102のナンバリング枚数設定の処理で入力されたナンバリング印刷の所望枚数である「15」が保存される。「範囲(1)」には、「FROM値(1),TO値(1),カセット種(1)」に相当する「1990,1994,白地/黒文字」が保存される。すなわち、「範囲(1)」には、「1990」から「1994」のナンバリングの範囲と、白地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)のテープカセット6の種類が保存される。「範囲(2)」には、「FROM値(2),TO値(2),カセット種(2)」に相当するデータが保存される。以下、「TO値(I)」が「2004」となる「範囲(I)」まで、すなわち、「範囲(1)」、「範囲(2)」、…、「範囲(I)」が保存される。
一方、上記図1のS12において、入力されたキーが印刷キー3Aであった場合(S12:YES)には、S18の印刷処理に進む。
印刷処理では、図3に表されたように、S201において、印刷前エラーチェックがOKか否かが判定される。印刷前エラーチェックには、テープカセット6がカセット装着部5に装着されているか否かのチェックなどがある。ここで、印刷前エラーチェックがOKでない場合(S201:NO)には、S201の2に進む。S201の2では、エラー処理が行われる。この処理では、本実施形態に係るラベルライター1をエラー状態にさせる。エラー状態では、エラー内容が液晶ディスプレイ4に表示される。ここで、ANYキーのいずれか(例えば、キー3E)が入力されると、本実施形態に係るラベルライター1をエラー状態から抜け出させることができる。その後は、上記図1のS11に戻る。これに対して、印刷前エラーチェックがOKである場合(S201:YES)には、S202に進む。
S202では、全てが「ANY」であるか否かが判定される。この判定は、上記図2のS110でRAM66に記憶されたナンバリング条件の内容に基づいて行われる。具体的には、ナンバリング条件のデータD1に含まれる各「カセット種(I)」の全てが「ANY」であるか否かが判定される。尚、「ANY」とは、テープカセット6の種類が何も設定されていないことをいう。そして、図7に表されたように、ナンバリングの範囲に対するテープカセット6として「ANY」を全て設定することもできる。この場合には、ナンバリングの全ての範囲に対するテープカセット6の種類は何も設定されない。ここで、例えば、図7に表されたように、全てが「ANY」である場合(S202:YES)には、S203の通常印刷処理が行われる。このとき、上記図2のS110でRAM66にナンバリング条件が記憶されていても、テープカセット6の交換を催促しない通常のナンバリング印刷が行われる。その後は、上記図1のS11に戻る。これに対して、全てが「ANY」でない又はいずれかが「ANY」である場合(S202:YES)には、S203の2の印刷情報並べ替え処理に進む。
印刷情報並べ替え処理では、図4に表されたように、S302において、印刷情報中のカセット種が取得される。この処理を具体的に言えば、例えば、上記図2のS110でRAM66に記憶されたナンバリング条件のデータD1の中から、「範囲(1)」、「範囲(2)」、…、「範囲(I)」の各データが抽出されることにより、図5の上段に表された印刷情報のデータD2が作成され、さらに、図5の上段に表された印刷情報のデータD2の中から、「カセット種(I)」に相当する「白地/黒文字」、「黄地/黒文字」、及び「白地/黒文字」が取得される。尚、印刷情報のデータD2はRAM66に記憶される。その後は、S303に進む。
S303では、上記S302で取得された「カセット種(I)」をもって、印刷情報がソートし直されることにより、印刷順情報が作成される。この処理を具体的に言えば、例えば、印刷情報のデータが図5の上段に表された印刷情報のデータD2の場合には、図5に表されたように、印刷情報のデータD2から印刷順情報のデータD3が作成される。印刷順情報のデータD3はRAM66に記憶される。印刷情報のデータD2は、上記S302で抽出・作成されたものである。印刷順情報のデータD3は、上記S302で取得された「カセット種(I)」をもって、印刷情報のデータD2がソートし直されたものである。つまり、同一種類のテープカセット6が設定された「カセット種(I)」が連続するように、「範囲(1)」、「範囲(2)」、…、「範囲(I)」の順番が並び替えられる。図5に表された印刷順情報のデータD3の例では、「カセット種(I)」に設定された「白地/黒文字」が連続するように、「範囲(1)」、「範囲(2)」、…、「範囲(I)」の順番が並び替えられる。すなわち、図5に表された印刷順情報のデータD3では、「範囲(1)」の「1990,1994,白地/黒文字」」(つまり、「FROM値(1),TO値(1),カセット種(1))が「印刷順(1)」として並べられ、続いて、「範囲(3)」の「2000,2004,白地/黒文字」(つまり、「FROM値(3),TO値(3),カセット種(3)」)が「印刷順(2)」として並べられ、続いて、「範囲(2)」の「1995,1999,黄地/黒文字」(つまり、「FROM値(2),TO値(2),カセット種(2)」)が「印刷順(3)」として並べられる。その後は、上記図3のS204に進んで、装着カセットチェック処理が行われる。
装着カセットチェック処理では、図6に表されたように、S401において、カセット色替えのタイミングであるか否かが判定される。この判定は、上記図4のS303で作成された印刷順情報に基づいて行われる。この処理を具体的に言えば、例えば、図5の印刷順情報のデータD3がRAM66に記憶されている場合には、同一種類のテープカセット6が設定された「印刷順(1)」と「印刷順(2)」の処理(「白地/黒文字」の処理)時は、カセット色替えのタイミングでないとされ(S401:NO)、「印刷順(3)」の処理(「黄地/黒文字」の処理)時になると、カセット色替えのタイミングであるとされる(S401:YES)。
ここで、カセット色替えのタイミングでない場合(S401:NO)には、S404に進む。S404では、カセット装着部5に装着中のテープカセット6が設定通りであるか否かを判定する。この判定は、カセットセンサー7による検知結果と上記図4のS303で作成された印刷順情報とに基づいて行われる。この処理を具体的に言えば、例えば、図5の印刷順情報のデータD3がRAM66に記憶されている場合には、「印刷順(1)」又は「印刷順(2)」の処理(「白地/黒文字」の処理)」中は、白地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)のテープカセット6がカセット装着部5に装着中であれば、カセット装着部5に装着中のテープカセット6が設定通りであるとされ(S404:YES)、白地(テープ色)又は黒文字(インクリボン色)でないテープカセット6がカセット装着部5に装着中であれば、カセット装着部5に装着中のテープカセット6が設定通りでないとされる(404:NO)。さらに、「印刷順(3)」の処理(「黄地/黒文字」の処理)中は、黄地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)のテープカセット6がカセット装着部5に装着中であれば、カセット装着部5に装着中のテープカセット6が設定通りであるとされ(S404:YES)、黄地(テープ色)又は黒文字(インクリボン色)でないテープカセット6がカセット装着部5に装着中であれば、カセット装着部5に装着中のテープカセット6が設定通りでないとされる(S404:NO)。
ここで、カセット装着部5に装着中のテープカセット6が設定通りでない場合(S404:NO)には、S402に進む。上記S401において、カセット色替えのタイミングである場合(S401:YES)でも、S402に進む。
S402では、装着カセット指示メッセージ表示が行われる。この処理では、液晶ディスプレイ4に装着カセット指示メッセージが表示される。この処理を具体的に言えば、例えば、図5の印刷順情報のデータD3がRAM66に記憶されている場合において、「印刷順(1)」又は「印刷順(2)」の処理(「白地/黒文字」の処理)」になると、または、「印刷順(1)」や「印刷順(2)」の処理(「白地/黒文字」の処理)のときに、白地(テープ色)又は黒文字(インクリボン色)でないテープカセット6がカセット装着部5に装着中であれば、図6上でS402の横隣以降に表された液晶ディスプレイ4のように、白地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)のテープカセット6をカセット装着部5に装着させることを促すメッセージ(エラーメッセージ)として、「白地/黒文字カセットを装着して下さい。」が表示される。そして、「印刷順(3)」の処理(「黄地/黒文字」の処理)になると、または、「印刷順(3)」の処理(「黄地/黒文字」の処理)のときに、図6上でS402の横隣以降に表された液晶ディスプレイ4のように、黄地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)のテープカセット6をカセット装着部5に装着させることを促すメッセージ(エラーメッセージ)として、「黄地/黒文字カセットを装着して下さい。」が表示される。
尚、RAM66に記憶されているナンバリング条件において、ナンバリングの範囲に対するテープカセット6として「ANY」と設定された場合には、「ANY」と設定された「印刷順(I)」の処理(「テープカセット6の種類が何も設定されていないケース」の処理)になると、図8に表された液晶ディスプレイ4のように、「次のカセットを装着して下さい。」とのメッセージが表示される。
このようにして、図6のS402の装着カセット指示メッセージ表示が行われると、S403に進んで、ANYキーのいずれか(例えば、キー3E)が入力されるまで待機状態にされる(S403:NO)。このとき、ユーザーに対しては、カセット装着部5に装着中のテープカセット6を適切なものと交換した後でANYキーのいずれか(例えば、キー3E)を押下することが望まれる。
ANYキーのいずれか(例えば、キー3E)が入力されると(S403:YES)、上記S404に進む。ここで、カセット装着部5に装着中のテープカセット6が設定通りでない場合(S404:NO)には、上記S402に戻って、上記S402以降の処理を繰り返す。これに対して、カセット装着部5に装着中のテープカセット6が設定通りである場合(S404:YES)には、上記図3のS205に進む。
S205では、印刷処理が行われる。この処理では、上記図1のS17の文字入力処理の処理内容等に基づき、ヘッド駆動回路68や、搬送モーター駆動回路70、サーマルヘッド71、テープ搬送モーター73等により構成される「印刷部」によって、カセット装着部5に装着中のテープカセット6のインクリボンで当該テープカセット6のテープにラベルLの1枚分に相当する印刷が行われる。
さらに、ユーザーがセッティングすれば、切断用モーター駆動回路69や切断用モーター72等により構成される「カット部」によって、カセット装着部5に装着中のテープカセット6のテープに対して当該印刷に伴うカット加工が施される。このカット加工は、ハーフカットであってもよい。尚、「カット部」が本実施の形態とは異なり手動式のものであれば、「カット部」がユーザーによって操作されることによって、カセット装着部5に装着中のテープカセット6のテープに対して当該印刷に伴うカット加工が施される。
尚、RAM66にナンバリング条件が記憶されている場合には、RAM66に記憶されたナンバリング条件に従ったナンバリング印刷が行われる。このとき、図3上でS205の横隣に表された液晶ディスプレイ4のように、「印刷中」の文字と、現時点でのナンバリング印刷の枚数(例えば、1(枚)、2(枚)、…、15(枚))と、ナンバリング印刷の総枚数(15(枚))とが表される。このようにして、S205の印刷処理が行われると、S206に進む。
S206では、最終印刷であるか否かが判定される。この判定は、具体的に言えば、例えば、図5の印刷順情報のデータD3がRAM66に記憶されている場合には、「印刷順(1)」や「印刷順(2)」や「印刷順(3)」の処理中は最終印刷でないとされ(S206:NO)、「印刷順(3)」の処理が終了時点になると最終印刷であるとされる(S206:YES)。ここで、最終印刷でない場合(S206:NO)には、S207に進んで、印字データの更新を行った後、上記S204に戻って、上記S204の以降の処理が繰り返される。これにより、新たなラベルLの1枚分に相当する印刷が行われる。これに対して、最終印刷である場合(S206:YES)には、上記図1のS11に戻って、上記S11以降の処理が繰り返される。
すなわち、本実施形態に係るラベルプリンター1は、異なる種類のテープカセット6が一つ装着可能なカセット装着部5を有するラベルプリンター1であって、キーボード3と「印刷部」と液晶ディスプレイ4とを制御するCPU61が以下(1)〜(5)の各処理を実行する。尚、「印刷部」は、ヘッド駆動回路68や、搬送モーター駆動回路70、サーマルヘッド71、テープ搬送モーター73等により構成される。
つまり、CPU61は、(1)ナンバリング対象範囲設定の処理(S101)とナンバリング枚数設定の処理(S102)とにおけるキーボード3のキー入力(印刷情報)に基づいて印刷内容を設定する。その印刷内容を具体的に言えば、例えば、図2上でS101,S102の横隣の各液晶ディスプレイ4の表示内容がナンバリング条件としてRAM66に記憶されている場合では、「連絡票ファイル」や「年」の文字や、ナンバリングの初期値である「1990」、ナンバリング印刷の所望枚数の「15」枚等である。
さらに、CPU61は、(2)「TO値(I)」設定の処理(S104)と「カセット種(I)」設定の処理(S105)におけるキーボード3のキー入力(印刷情報)に基づいて、カセット装着部5に装着される同一種類のテープカセット6のテープからラベルLの作成を一括して行う基準となる印刷単位を一又は複数設定する。その印刷単位を具体的に言えば、例えば、図2に表されたナンバリング条件のデータD1から図5に表された印刷情報のデータD2が抽出・作成される場合では、「1990」から「1994」のナンバリングの範囲に対して白地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)のテープカセット6が設定された印刷単位である範囲(1)と、「1995」から「1999」のナンバリングの範囲に対して黄地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)のテープカセット6が設定された印刷単位である範囲(2)と、「2000」から「2004」のナンバリングの範囲に対して白地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)のテープカセット6が設定された印刷単位である範囲(3)である。
この点、本実施形態に係るラベルプリンター1では、CPU61による印刷情報並べ替え処理(S203の2)で作成される印刷順情報のデータD3のように、カセット装着部5に装着される同一種類のテープカセット6のテープからラベルLの作成を一括して行う基準となる印刷単位(範囲(I))が並べ替えられる。印刷順情報のデータD3では、「1990」から「1994」のナンバリングの範囲に対して白地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)のテープカセット6が設定された印刷単位である範囲(1)に相当する「印刷順(1)」と、「2000」から「2004」のナンバリングの範囲に対して白地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)のテープカセット6が設定された印刷単位である範囲(3)に相当する「印刷順(2)」と、「1995」から「1999」のナンバリングの範囲に対して黄地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)のテープカセット6が設定された印刷単位である範囲(2)に相当する「印刷順(3)」の順番で並べられている(図5参照)。
さらに、CPU61は、(3)装着カセット指示メッセージ表示(S402)において、上記(2)の処理(「TO値(I)」設定の処理(S104)と「カセット種(I)」設定の処理(S105))で設定された印刷単位である範囲(I)に適したテープカセット6の種類を指示するメッセージを液晶ディスプレイ4に出力させる。
さらに、CPU61は、(4)印刷処理(S205)において、上記(1)の処理(ナンバリング対象範囲設定の処理(S101)とナンバリング枚数設定の処理(S102))で設定された印刷内容の印刷を上記(2)の処理(「TO値(I)」設定の処理(S104)と「カセット種(I)」設定の処理(S105))で設定された印刷単位である範囲(I)毎に「印刷部」に行わせる。その印刷は、印刷順情報のデータD3で並べられている「印刷順(1)」「印刷順(2)」「印刷順(3)」の順をもって行われる。
さらに、CPU61は、(5)最終印刷であるか否かを判定することによって(S206)、上記(2)の処理(「TO値(I)」設定の処理(S104)と「カセット種(I)」設定の処理(S105))で設定された印刷単位である範囲(I)の全てについて、上記(3)の処理(装着カセット指示メッセージ表示(S402))と上記(4)の処理(印刷処理(S205))を順次に繰り返して行う。この点、上記(3)の処理(装着カセット指示メッセージ表示(S402)は、印刷順情報のデータD3で並べられている「印刷順(1)」「印刷順(2)」「印刷順(3)」の順をもって行われる。但し、「印刷順(1)」「印刷順(2)」の両者では、テープカセット6の種類として、白地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)である「白地/黒文字」が同一設定されているので(図5参照)、「印刷順(1)」の処理から「印刷順(2)」の処理に移行されるタイミング(S401:YES)において、テープカセット6の種類が適したものであれば、(3)装着カセット指示メッセージ表示(S402)が省略されてもよい。
以上より、本実施形態に係るラベルプリンター1では、異なる種類のテープカセット6が一つ装着可能なカセット装着部5を有するラベルプリンター1であって、複数種類のテープカセット6を使用して印刷を行う際にテープカセット6の交換回数を少なくすることができる。
また、本実施形態に係るラベルプリンター1では、カセット装着部5に装着されたテープカセット6のインクリボンを使用して、当該テープカセット5のテープに上記(2)の処理(「TO値(I)」設定の処理(S104)と「カセット種(I)」設定の処理(S105))で設定された印刷単位である範囲(I)毎の印刷が「印刷部」によって行われる(S205)。そして、例えば、図2に表されたナンバリング条件のデータD1から図5に表された印刷情報のデータD2が抽出・作成される場合では、上記(3)の処理(装着カセット指示メッセージ表示(S402))で使用されるテープカセット6の種類がカセット装着部5に装着可能なテープカセット6のテープ色及びインクリボン色で構成されているので、上記(4)の処理(印刷処理(S205))で印刷が行われる際に、テープ色又はインクリボン色が異なるテープカセット6毎にまとめた印刷単位である範囲(I)毎の印刷が「印刷部」によって行われることから、つまり、「印刷順(1)」及び「印刷順(2)」の印刷単位である範囲(1)及び範囲(3)では、白地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)のテープカセット6で印刷が行われ、「印刷順(3)」の印刷単位である範囲(2)では、黄地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)のテープカセット6で印刷が行われることから、視覚的識別が容易な色違いのラベルLを作成することができる。
例えば、本実施形態に係るラベルプリンター1において、図2に表されたナンバリング条件のデータD1から図5に表された印刷情報のデータD2が抽出・作成される場合では、白地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)のラベルLが「1990」から「1994」のナンバリングの範囲及び「2000」から「2004」のナンバリングの範囲で引き続き連続してまとめて作成され、その直後に、黄地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)のラベルLが「1995」から「1999」のナンバリングの範囲で作成される。
図12は、それらのラベルLが貼付された整理棚101を表した斜視図である。図12に表された整理棚101においては、「連絡票ファイル 1990年」と「連絡票ファイル 1991年」と「連絡票ファイル 1992年」と「連絡票ファイル 1993年」と「連絡票ファイル 1994年」の5枚のラベルLが白地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)で作成され、「連絡票ファイル 1995年」と「連絡票ファイル 1996年」と「連絡票ファイル 1997年」と「連絡票ファイル 1998年」と「連絡票ファイル 1999年」の5枚のラベルLが黄地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)で作成され、「連絡票ファイル 2000年」と「連絡票ファイル 2001年」と「連絡票ファイル 2002年」と「連絡票ファイル 2003年」と「連絡票ファイル 2004年」の5枚のラベルLが白地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)で作成されていることから、それらのラベルLが貼付された整理棚101の引き出しの前板102について視覚的識別が容易となる。つまり、テープカセット6の交換が最も少なくなる形態をもって作成された視覚的に識別可能な各ラベルLを介して、一目で年代別の区分けがわかる。
また、本実施形態に係るラベルプリンター1では、CPU61が以下(6)〜(7)の各処理を実行する。つまり、CPU61は、(6)カセット装着部5に装着中のテープカセット6が設定通りであるか否かを判定することによって(S404)、カセットセンサー7で検出されたテープカセット6の種類と上記(3)の処理(装着カセット指示メッセージ表示(S402))で液晶ディスプレイ4に表示されたメッセージで指示されたテープカセット6の種類とが一致しない場合には(S404:NO)、上記(4)の処理(印刷処理(S205))を実行する前に上記(3)の処理(装着カセット指示メッセージ表示(S402))を続行する。
さらに、CPU61は、(7)カセットセンサー7で検出されたテープカセット6の種類と上記(3)の処理(装着カセット指示メッセージ表示(S402))で液晶ディスプレイ4に表示されたメッセージで指示されたテープカセット6の種類とが一致した場合に限って(S404:YES)、上記(4)の処理(印刷処理(S205))の実行に移行することを許可する。以上より、本実施形態に係るラベルプリンター1では、間違ったテープカセット6の交換を防止することができる。
また、本実施形態に係るラベルプリンター1では、例えば、図2に表されたナンバリング条件のデータD1から図5に表された印刷情報のデータD2が抽出・作成される場合のように、キーボード3で入力されるキー入力(印刷情報)には印刷枚数情報とナンバリング情報とが含まれており、つまり、上記(1)の処理(ナンバリング対象範囲設定の処理(S101)とナンバリング枚数設定の処理(S102))で設定された印刷内容がナンバリングによって自動的に更新される印刷内容であるが、このような場合でも上述した各効果を奏することができる。
また、本実施形態に係るラベルプリンター1では、切断用モーター駆動回路69や切断用モーター72等で構成される「カット部」をもCPU61が制御することができる。そして、CPU61は、上記(4)の処理(印刷処理(S205))の際には、以下(4)’の処理を実行する。つまり、CPU61は、(4)’上記(1)の処理(ナンバリング対象範囲設定の処理(S101)とナンバリング枚数設定の処理(S102))で設定された印刷内容の印刷と当該印刷に伴うカット加工を上記(2)の処理(「TO値(I)」設定の処理(S104)と「カセット種(I)」設定の処理(S105))で設定された印刷単位である範囲(I)毎に、つまり、印刷順情報のデータD3に並べられている「印刷順(1)」「印刷順(2)」「印刷順(3)」(図5参照)で「印刷部」と「カット部」に行わせることにより、複数種類のテープカセット6を使用して印刷を行う際にテープカセット6のテープに当該印刷に伴うカット加工(ハーフカットも含む)を施すことができる。
[3.本発明の第2動作]
また、本実施形態に係るラベルプリンター1では、例えば、図18に表されたデータベース201をEEPROM63等に記憶させておき、キーボード3を介して入力されるキー入力(印刷情報)において、ナンバリング情報に代えて図18に表されたデータベース201のレコード番号情報202等を含ませれば、上述したナンバリング印刷に代えて、以下のデータベース印刷を行うことが可能である。
つまり、図18に表されたデータベース201によれば、レコード番号情報202が「1」「6」〜「8」「12」〜「15」にそれぞれ対応する名前については、住所が「○○県」の人なので、例えば、青地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)のテープカセット6を対応させ、青地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)のラベルLにその名前がそれぞれ作成される。また、レコード番号情報202が「2」「4」「11」「16」にそれぞれ対応する名前については、住所が「○△県」の人なので、例えば、黄地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)のテープカセット6を対応させ、黄地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)のラベルLにその名前がそれぞれ作成される。また、レコード番号情報202が「3」「5」「9」「10」にそれぞれ対応する名前については、住所が「○×県」の人なので、例えば、白地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)のテープカセット6を対応させ、白地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)のラベルLにその名前がそれぞれ作成される。
尚、図18に表されたデータベース201の名前フィールド204では、上記の各条件の下で作成されたラベルLのイメージを表している。つまり、図18に表されたデータベース201に登録されている人々について、住所別に色分けした名前のラベルLがそれぞれ作成される。
この点、データベース201のレコード番号情報202の範囲を限定して、上述したデータベース印刷を行えば、その限定範囲内の名前について、住所が「○○県」「○△県」「○×県」という抽出条件の下で、異なるテープカセット6の種類毎にまとめて各ラベルLに印刷することもできる。
以下に、本実施形態に係るラベルライター1で実行されるデータベース印刷について説明する。図13乃至図17は、データベース印刷も可能な制御プログラムが表されたフローチャート図である。尚、図13乃至図17のフローチャートで表されたデータベース印刷も可能な制御プログラムの各々は、EEPROM63等に記憶されるとともにCPU61により実行される。
尚、データベース印刷については、上記ナンバリング印刷と動作(処理)上の差分がない限り説明は省略され、上記ナンバリング印刷と同一の動作(処理)には原則として同一符号が付される。
図13に表されたように、本実施形態に係るラベルライター1で実行されるデータベース印刷も可能な制御プログラムでは、以下の各処理を除けば、上記図1に表されたナンバリング印刷も可能な制御プログラムが同様にして実行される。
先ず、入力されたキーが文字キーでなかった場合(S13:NO)には、S14の2に進む。S14の2では、入力されたキーがデータベース印刷設定キー3Fであったか否かが判定される。この判定も、キーボード3からの入力信号に基づいて行われる。ここで、入力されたキーがデータベース印刷設定キー3Fでなかった場合(S14の2:NO)には、S15のその他の処理に進んで、入力されたキーに基づいてその他の処理が行われた後、上記S11に戻って、上記S11以降の処理が繰り返される。これに対して、入力されたキーがデータベース印刷設定キー3Fであった場合(S14の2:YES)には、S16の2のデータベース印刷設定処理に進む。
図14は、データベース印刷設定処理のプログラムが表されたフローチャート図である。図14に表されたように、データベース印刷設定処理では、S1001において、印刷レコード範囲設定が行われる。この処理を具体的に言えば、例えば、図14上でS1001の横隣に表された液晶ディスプレイ4の下段のように、開始レコードの値である「001」と終了レコードの値である「012」がキーボード3を介して入力される。入力可能な値は、レコード番号情報202、つまり、図18に表されたデータベース201のレコード番号フィールド203に格納された各値である。尚、図14上でS1001の横隣に表された液晶ディスプレイ4の上段には、図18に表されたデータベース201の最大レコード範囲を示す「データベースレコード 1 to 16」が表されている。その後は、S1002に進む。
S1002では、印刷条件設定が行われる。この処理を具体的に言えば、例えば、図14上でS1002の横隣に表された液晶ディスプレイ4の下段では、抽出条件フィールドである「住所」と印刷フィールドである「名前」がキーボード3を介して入力されている。これらの入力の際には、「レコードNO」「名前」「住所」が矢印キー3Cの押下に従って順次に表示され、エンターキー3Dの押下によって決定される。もっとも、これらの入力は、外部機器からデータ転送により行ってもよい。この点、「レコードNO」は、図18に表されたデータベース201のレコード番号フィールド203を示す。「名前」は、図18に表されたデータベース201の名前フィールド204を示す。「住所」は、図18に表されたデータベース201の住所フィールド205を示す。尚、図14上でS1002の横隣に表された液晶ディスプレイ4の上段には、本操作を示す「印刷条件設定」が表されている。その後は、S1003に進む。
S1003では、印刷データ抽出条件かつ印刷カセット設定が行われる。この処理を具体的に言えば、例えば、図14上でS1003の横隣以降に表された各液晶ディスプレイ4の下段では、「抽出条件設定1」として、抽出条件(印刷データ抽出条件)である「○○県」とCASSETTE(印刷カセット設定)である「青地/黒文字カセット」がキーボード3を介して入力されている。さらに、「抽出条件設定2」として、抽出条件(印刷データ抽出条件)である「○△県」とCASSETTE(印刷カセット設定)である「黄地/黒文字カセット」がキーボード3を介して入力されている。さらに、「抽出条件設定3」として、抽出条件(印刷データ抽出条件)である「○×県」とCASSETTE(印刷カセット設定)である「白地/黒文字カセット」がキーボード3を介して入力されている。CASSETTE(印刷カセット設定)の入力の際には、「青地/黒文字カセット」「黄地/黒文字カセット」「白地/黒文字カセット」など、本実施形態に係るラベルプリンター1のカセット装着部5に装着可能なテープカセット6の種類が矢印キー3Cの押下に従って順次に表示され、エンターキー3Dの押下によって決定される。このとき、テープカセット6の種類が何も設定されない「ANY」も表示・決定することも可能である。尚、図14上でS1003の横隣以降に表された各液晶ディスプレイ4の上段には、本操作を示す「抽出条件設定1」「抽出条件設定2」「抽出条件設定3」がそれぞれ表されている。その後は、S1004に進む。
S1004では、設定完了であるか否かが判定される。この判定は、キーボード3のキー入力に基づいて行われる。ここで、設定完了でない場合(S1004:NO)には、上記S1003に戻って、印刷データ抽出条件かつ印刷カセット設定が再び行われる。これに対して、設定完了である場合(S1004:YES)には、S1005に進む。
S1005では、条件外データカセット設定が行われる。この処理を具体的に言えば、例えば、図14上でS1005の横隣斜下に表された液晶ディスプレイ4の下段では、「抽出条件設定n」として、抽出条件(印刷データ抽出条件)である「***」とCASSETTE(条件外印刷カセット設定)である「黄地/黒文字カセット」がキーボード3を介して入力されている。抽出条件(印刷データ抽出条件)である「***」とは、上記S1003で設定された各抽出条件(印刷データ抽出条件)以外の抽出条件(印刷データ抽出条件)をいう。つまり、上記の具体例で言えば、「***」が示す抽出条件(印刷データ抽出条件)は、住所が「○○県」「○△県」「○×県」以外であることである。CASSETTE(条件外印刷カセット設定)の入力は、上記S1003の処理におけるCASSETTE(印刷カセット設定)の入力と同様である。その後は、S1006に進む。
S1006では、データベース印刷条件保存が行われる。この処理を具体的に言えば、上記S1001乃至上記S1003、上記S1005における入力内容がデータベース印刷条件としてRAM66に記憶される。その後は、上記図13のS11に戻る。
一方、上記図13のS12において、入力されたキーが印刷キー3Aであった場合(S12:YES)には、S18の印刷処理に進む。
図15は、印刷処理のプログラムが表されたフローチャート図である。図15に表された印刷処理のプログラムでは、以下の各処理を除けば、上記図3に表された印刷処理のプログラムが同様にして実行される。
先ず、印刷前エラーチェックがOKである場合(S201:YES)には、S202の2に進む。S202の2では、データベース印刷であるか否かが判定される。この判定は、上記図14のS1006でRAM66に記憶されたデータベース印刷条件の内容に基づいて行われる。ここで、データベース印刷でない場合(S202の2:NO)には、S203の通常印刷処理が行われる。このとき、上記図14のS1006でRAM66にデータベース印刷条件が記憶されているが、そのデータベース印刷条件の内容に色替え設定がない場合には、テープカセット6の交換を催促しない通常のデータベース印刷が行われる。尚、データベース印刷条件の内容に色替え設定がない場合とは、抽出条件(印刷データ抽出条件)に対するテープカセット6の種類が何も設定されていない場合をいう。この場合を具体的に言えば、上記図14のS1003の印刷データ抽出条件かつ印刷カセット設定において、例えば、各抽出条件(印刷データ抽出条件)である「○○県」「○△県」「○×県」に対するCASSETTE(印刷カセット設定)のテープカセット6として、「ANY」がそれぞれ設定された場合をいう。その後は、上記図13のS11に戻る。これに対して、データベース印刷である場合(S202の2:YES)には、S203の3の印刷情報並べ替え処理に進む。
図16は、印刷情報並べ替え処理のプログラムが表されたフローチャート図である。図16に表されたように、印刷情報並べ替え処理では、S1101において、印刷条件が取得される。この処理を具体的に言えば、例えば、上記図14のS1006でRAM66に記憶されたデータベース印刷条件から、図16のS1101の横隣に表されたデータDD1が作成される。データDD1には、「抽出条件フィールド=“住所”」と「印刷フィールド=“名前”」が含まれている。その後はS1102に進む。
S1102では、抽出条件がすべて完了したか否かが判定される。この判定は、上記図14のS1006でRAM66に記憶されたデータベース印刷条件に基づいて行われる。ここで、抽出条件がすべて完了していない場合(S1102:NO)には、S1103に進む。
S1103では、抽出条件が取得される。この処理を具体的に言えば、例えば、上記図14のS1006でRAM66に記憶されたデータベース印刷条件から、図16のS1103の横隣斜上に表されたデータDD2が作成される。データDD2には、「抽出条件1(○○,青地/黒文字カセット)」「抽出条件2(○△,黄地/黒文字カセット)」「抽出条件3(○×,白地/黒文字カセット)」が含まれている。その後はS1104に進む。
S1104では、データベースから該当レコードが抽出される。この処理を具体的に言えば、例えば、上記図14のS1006でRAM66に記憶されたデータベース印刷条件に基づいて、図18に表されたデータベース201から、図16のS1104の横隣に表されたデータDD3が作成される。データDD3では、S1001の印刷レコード範囲設定で入力された開始レコードの値である「001」と終了レコードの値である「012」とで定義される範囲の中から、「抽出条件1(○○,青地/黒文字カセット)」に対する該当レコードとして、「−該当レコードリスト1“○○○○”,“×○△○”,“△×○□”,…」の各名前が抽出され、「抽出条件2(○△,黄地/黒文字カセット)」に該当レコードとして、「−該当レコードリスト2“○○○△”,“△○○○”,“△△△△”」の各名前が抽出され、「抽出条件3(○×,白地/黒文字カセット)」に該当レコードとして、「−該当レコードリスト3“○△○○”,“○×△△”,“××△△”,…」の各名前が抽出される。その後はS1105に進む。
S1105では、印刷リストへ追加が行われる。この処理を具体的に言えば、例えば、S1103のデータDD2及びS1104のデータDD3から、図16のS1105の横隣斜下に表されたデータDD4が作成される。データDD4には、「印刷リスト1:抽出条件1,該当レコードリスト1」「印刷リスト2:抽出条件2,該当レコードリスト2」「印刷リスト3:抽出条件3,該当レコードリスト3」が含まれている。データDD4は、RAM66内の印刷リストに追加される。その後は、S1106に進む。
S1106では、RAM66内の印刷リストが同種類のカセット6の順番に並び替えられる。この処理を具体的に言えば、例えば、データDD4がRAM66内の印刷リストに追加されている場合には、RAM66内の印刷リストにおいて、先ず、「印刷リスト1:抽出条件1,該当レコードリスト1」に含まれる「青地/黒文字カセット」が設定された印刷リストが順次に並べられ、続いて、「印刷リスト2:抽出条件2,該当レコードリスト2」に含まれる「黄地/黒文字カセット」が設定された印刷リストが順次に並べられ、続いて、「印刷リスト3:抽出条件3,該当レコードリスト3」に含まれる「白地/黒文字カセット」が設定された印刷リストが順次に並べられる。その後は、上記図15のS204に進む。
上記図15のS204では、装着カセットチェック処理が行われる。図17は、装着カセットチェック処理のプログラムが表されたフローチャート図である。図17に表された装着カセットチェック処理のプログラムでは、以下の処理を除けば、上記図6に表された装着カセットチェック処理のプログラムが同様にして実行される。
つまり、S402では、装着カセット指示メッセージ表示が行われる。この処理では、液晶ディスプレイ4に装着カセット指示メッセージが表示される。この処理を具体的に言えば、例えば、図16のデータDD4を追加した印刷リストがRAM66に記憶されている場合において、「印刷リスト1」の処理又は「印刷リスト1」に順次に並べられた印刷リストの処理になると、または、「印刷リスト1」の処理又は「印刷リスト1」に順次に並べられた印刷リストの処理のときに、青地(テープ色)又は黒文字(インクリボン色)でないテープカセット6がカセット装着部5に装着中であれば、図17上でS402の横隣以降に表された液晶ディスプレイ4のように、青地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)のテープカセット6をカセット装着部5に装着させることを促すメッセージ(エラーメッセージ)として、「青地/黒文字カセットを装着して下さい。」が表示される。続いて、「印刷リスト2」の処理及び「印刷リスト2」に順次に並べられた印刷リストの処理になると、または、「印刷リスト2」の処理及び「印刷リスト2」に順次に並べられた印刷リストの処理のときに、黄地(テープ色)又は黒文字(インクリボン色)でないテープカセット6がカセット装着部5に装着中であれば、図17上でS402の横隣以降に表された液晶ディスプレイ4のように、黄地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)のテープカセット6をカセット装着部5に装着させることを促すメッセージ(エラーメッセージ)として、「黄地/黒文字カセットを装着して下さい。」が表示される。続いて、「印刷リスト3」の処理及び「印刷リスト3」に順次に並べられた印刷リストの処理になると、または、「印刷リスト3」の処理及び「印刷リスト3」に順次に並べられた印刷リストの処理のときに、白地(テープ色)又は黒文字(インクリボン色)でないテープカセット6がカセット装着部5に装着中であれば、図17上でS402の横隣以降に表された液晶ディスプレイ4のように、白地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)のテープカセット6をカセット装着部5に装着させることを促すメッセージ(エラーメッセージ)として、「白地/黒文字カセットを装着して下さい。」が表示される。
但し、RAM66に記憶されている印刷リストにおいて、データベース印刷に対するテープカセット6として「ANY」が設定されている場合には、「ANY」を有する「印刷リスト○」の処理になると、上記図17上でS402の横隣以降に表された液晶ディスプレイ4のうち、最も下に表された液晶ディスプレイ4のように、「次のカセットを装着して下さい。」とのメッセージが表示される。
尚、上記図15のS205における印刷処理においては、現在の印刷中の枚数や最終的な印刷の総数が液晶ディスプレイ4に表示されることはない。
以上より、例えば、図18に表されたデータベース201に基づいて、レコード番号情報202が「1」「6」〜「8」「12」にそれぞれに対応する「○○○○」「×○△○」「△×○□」「□□○○」「△△△○」の名前が印刷された各ラベルLが、青地(テープ色)と黒文字(インクリボン色)をもって作成される。以下、同様にして、レコード番号情報202が「2」「4」「11」にそれぞれ対応する「○○○△」「△○○○」「△△△△」の名前については、黄地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)のテープカセット6で各ラベルLがそれぞれ作成される。さらに、レコード番号情報202が「3」「5」「9」「10」にそれぞれ対応する「○△○○」「○×△△」「××△△」「△○▽▽」の名前については、白地(テープ色)で黒文字(インクリボン色)のテープカセット6で各ラベルLがそれぞれ作成される。
このようにして、図14のS1001で設定される印刷レコード範囲に関する情報や、図14のS1002で設定されるフィールドの特定に関する情報や、図14のS1003,S1005で設定される抽出条件に関する情報で設定される印刷内容が、それらの情報によって自動的に更新される印刷内容であっても、上述した各効果を奏することができる。
[4.その他]
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、上記(2)の処理(上記図2のS104,S105や上記図14のS1003)において、キーボード3のキー入力(印刷情報)に基づき、カセット装着部5に装着される同一種類のテープカセット6のテープからラベルLの作成を一括して行う基準となる印刷単位を一又は複数設定する際には、ラミネートテープ・ノンラミネートテープ・セキュリティテープ・強粘着ラミネートテープ・フレキシブルIDテープ・ファブリックテープ等のテープカセット6の機能を印刷単位の構成要素として加えてもよいし、テープカセット6のテープ幅を印刷単位の構成要素として加えてもよい。
また、本実施形態に係るラベルプリンター1において、上記(4)の処理(印刷処理(上記図3又は上記図15のS205))以外の処理は、接続インターフェース81に接続される不図示のパーソナルコンピューター上で行ってもよい。
また、本実施形態に係るラベルプリンター1では、間違ったテープカセット6の交換やテープカセット6の交換をしないことが許されるのであれば、上記図6又は上記図17のS404の判断処理を省略してもよい。
1 ラベルプリンター
3 キーボード
4 液晶ディスプレイ
5 カセット装着部
6 テープカセット
7 カセットセンサー
61 CPU
68 ヘッド駆動回路
69 切断用モーター駆動回路
70 搬送モーター駆動回路
71 サーマルヘッド
72 切断用モーター
73 テープ搬送モーター
201 データベース
202 レコード番号情報
203 レコード番号フィールド
204 名前フィールド
205 住所フィールド
L ラベル

Claims (6)

  1. ラベルプリンターであって、
    異なる種類のテープカセットが一つ装着可能なカセット装着部と、
    前記カセット装着部に装着されるテープカセットの種類を含んだ印刷情報を入力するための入力部と、
    前記カセット装着部に装着されたテープカセットのテープに前記入力部で入力された印刷情報に基づいた印刷を行う印刷部と、
    前記カセット装着部に装着されるテープカセットの種類を指示する旨のメッセージを出力する出力部と、
    前記入力部と前記印刷部と前記出力部とを制御するプロセッサーと、を備え、
    前記プロセッサーは、以下(1)〜(5)の各処理を実行し、
    (1) 印刷内容を前記入力部で入力された印刷情報に基づいて設定し、
    (2) 前記カセット装着部に装着される同一種類のテープカセットのテープからラベルの作成を一括して行う基準となる印刷単位を前記入力部で入力された印刷情報に基づいて一又は複数設定し、
    (3) 前記(2)の処理で設定された印刷単位に適したテープカセットの種類を指示するメッセージを前記出力部に出力させ、
    (4) 前記(1)の処理で設定された印刷内容の印刷を前記(2)の処理で設定された印刷単位で前記印刷部に行わせ、
    (5) 前記(2)の処理で設定された印刷単位の全てについて前記(3)の処理と前記(4)の処理を順次に繰り返して行うこと、
    を特徴とするラベルプリンター。
  2. 請求項1に記載するラベルプリンターであって、
    前記カセット装着部に装着されたテープカセットのインクリボンを使用して当該テープカセットのテープに前記(2)の処理で設定された印刷単位の印刷が前記印刷部によって行われ、
    前記(3)の処理で使用されるテープカセットの種類が前記カセット装着部に装着可能なテープカセットのテープ色及びインクリボン色で構成されること、を特徴とするラベルプリンター。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれか一つに記載するラベルプリンターであって、
    前記カセット装着部に装着されたテープカセットの種類を検出する検出部を備え、
    前記プロセッサーは、以下(6)〜(7)の各処理を実行し、
    (6) 前記検出部で検出されたテープカセットの種類と前記(3)の処理で前記出力部によって出力されたメッセージで指示されたテープカセットの種類とが一致しない場合には、前記(4)の処理を実行する前に前記(3)の処理を続行し、
    (7) 前記検出部で検出されたテープカセットの種類と前記(3)の処理で前記出力部によって出力されたメッセージで指示されたテープカセットの種類とが一致した場合に限って、前記(4)の処理の実行に移行することを許可すること、
    を特徴とするラベルプリンター。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載するラベルプリンターであって、
    前記入力部で入力される印刷情報には印刷枚数情報とナンバリング情報とが含まれていること、を特徴とするラベルプリンター。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載するラベルプリンターであって、
    フィールドに格納される印刷データとレコードに関する情報とフィールドに関する情報とが組み合わされたデータベースを備え、
    前記入力部を介して入力される印刷情報には抽出条件に関する情報と前記データベースのレコードの範囲に関する情報とフィールドを特定する情報とが含まれていること、を特徴とするラベルプリンター。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載するラベルプリンターであって、
    前記プロセッサーに制御され、前記カセット装着部に装着されたテープカセットのテープにカット加工を施すカット部を備え、
    前記プロセッサーは、前記(4)の処理に代えて以下(4)’の処理を実行し、
    (4)’前記(1)の処理で設定された印刷内容の印刷と当該印刷に伴うカット加工を前記(2)の処理で設定された印刷単位で前記印刷部と前記カット部に行わせること、
    を特徴とするラベルプリンター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015112820A (ja) * 2013-12-12 2015-06-22 ブラザー工業株式会社 印刷装置

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