JP2012176419A - 歯車部材の転造方法、歯車部材の製造方法および転造用素材 - Google Patents
歯車部材の転造方法、歯車部材の製造方法および転造用素材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012176419A JP2012176419A JP2011040048A JP2011040048A JP2012176419A JP 2012176419 A JP2012176419 A JP 2012176419A JP 2011040048 A JP2011040048 A JP 2011040048A JP 2011040048 A JP2011040048 A JP 2011040048A JP 2012176419 A JP2012176419 A JP 2012176419A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling
- diameter
- pair
- processed portion
- processed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Gears, Cams (AREA)
Abstract
【解決手段】 転造用素材30において、円柱状の加工部31と対の支持部33a,33bとの間に連結部32a,32bが形成される。また、連結部32a,32bの直径が加工部31の直径よりも小さくなるように形成される。また、加工部31の軸方向長さbがローラダイス12,22の幅aよりも短く、且つ、支持部間距離mがローラダイス12,22の幅aよりも長くなるように、加工部31、対の連結部32a,32bおよび対の支持部33a,33bが形成される。このような転造用素材30をローラダイス12,22で転造することにより、歯車形成部の歯底直径が支持部の直径よりも小さい歯車部材を精度良く転造成形することができる。
【選択図】 図3
Description
ところで、ローラダイスによりはすば歯車を転造成形する場合においては、図6に示すように転造用素材Wを対のローラダイスR1,R2で挟み込みながら回転させることで、転造用素材Wの側周面にはすば状の歯部Hが成形される。このとき、「歩み」と呼ばれる転造用素材Wの軸方向への移動現象が発生する。「歩み」が阻害された場合には歯車の成形精度が悪化する。また、「歩み」によって本来加工が不必要な箇所にローラダイスR1,R2が食いつくおそれがある。よって、「歩み」を阻害せず、且つ「歩み」によるローラダイスの食いつきを防止するため、従来では図7に示すような寸法に設計された転造用素材W1が用いられてきた。
本発明は、転造用素材の側周面にはすば状の歯部を転造により創成する歯車部材の転造方法であって、円柱状の加工部と、前記加工部の両端にそれぞれの一端側が連結した対の連結部と、前記連結部の他端側にそれぞれ連結した対の支持部とを備えるとともに、前記加工部の軸方向に垂直な平面で切断した前記対の連結部の断面の外形が前記平面で切断した前記加工部の断面の外形に囲まれた領域内に収まるように、前記対の連結部が形成されている転造用素材の前記加工部の側周面を、はすば状の歯部を有するとともに前記加工部の軸方向長さよりも長く且つ前記加工部の軸方向長さと前記加工部の軸方向に沿った前記対の連結部の長さとを合わせた長さである支持部間距離よりも短い幅を持つ加工ダイスで転造することにより、前記加工部の側周面にはすば状の歯部を創成することを特徴とする、歯車部材の転造方法を提供する。
Claims (8)
- 転造用素材の側周面にはすば状の歯部を転造により創成する歯車部材の転造方法であって、
円柱状の加工部と、前記加工部の両端にそれぞれの一端側が連結した対の連結部と、前記連結部の他端側にそれぞれ連結した対の支持部とを備えるとともに、前記加工部の軸方向に垂直な平面で切断した前記対の連結部の断面の外形が前記平面で切断した前記加工部の断面の外形に囲まれた領域内に収まるように、前記対の連結部が形成されている転造用素材の前記加工部の側周面を、はすば状の歯部を有するとともに前記加工部の軸方向長さよりも長く且つ前記加工部の軸方向長さと前記加工部の軸方向に沿った前記対の連結部の長さとを合わせた長さである支持部間距離よりも短い幅を持つ加工ダイスで転造することにより、前記加工部の側周面にはすば状の歯部を創成することを特徴とする、歯車部材の転造方法。 - 請求項1に記載の転造方法において、
前記支持部間距離と前記加工ダイスの幅との差が、転造時に前記転造用素材が軸方向に移動する最大距離よりも大きくなるように、前記転造用素材が設計されている、転造方法。 - 請求項1または2に記載の転造方法において、
前記連結部は前記加工部と同一軸を持つ円柱形状に形成されており、
前記連結部の直径は、前記加工部に創成されるはすば状の歯部の歯底直径以下である、転造方法。 - はすば状の歯部が転造により創成されている歯車部材の製造方法であって、
円柱状の素材の軸方向に異なる2箇所の部分を前記素材の直径よりも小さい直径に加工することにより、円柱状の加工部と、前記加工部の両端にそれぞれの一端側が連結するとともに前記加工部の軸線に一致した軸線を有し、前記加工部の直径よりも小さい直径を持つ円柱状の対の連結部と、前記連結部の他端側にそれぞれ連結するとともに前記加工部の軸線に一致した軸線を有する円柱状の対の支持部とを備える段付円柱状の転造用素材を成形する転造用素材成形工程と、
前記転造用素材の前記加工部の側周面を、はすば状の歯部を有するとともに前記加工部の軸方向長さよりも長く且つ前記加工部の軸方向長さと前記加工部の軸方向に沿った前記対の連結部の長さとを合わせた長さである支持部間距離よりも短い幅を持つ加工ダイスで転造することにより、前記加工部の側周面にはすば状の歯部を創成する転造工程と、
を含む、歯車部材の製造方法。 - 転造用素材であって、
はすば状の歯部を有する加工ダイスによって転造されることにより側周面にはすば状の歯部が形成される円柱状の加工部と、前記加工部の両端にそれぞれの一端が連結した対の連結部と、前記対の連結部の他端側にそれぞれ連結した対の支持部とを備え、
前記加工部の軸方向に垂直な平面で切断した前記対の連結部の断面の外形が前記平面で切断した前記加工部の断面の外形に囲まれた領域内に収まるように、前記対の連結部が形成されており、
前記加工部の軸方向長さが前記加工ダイスの幅よりも短く、且つ、前記加工部の軸方向長さと前記加工部の軸方向に沿った前記対の連結部の長さとを合わせた長さである支持部間距離が前記加工ダイスの幅よりも長く形成されている、転造用素材。 - 請求項5に記載の転造用素材において、
前記支持部間距離と前記加工ダイスの幅との差が、転造時に前記転造用素材が軸方向に移動する最大距離よりも大きくなるように、前記転造用素材が設計されている、転造用素材。 - 請求項5または6に記載の転造用素材において、
前記連結部は前記加工部と同一軸を持つ円柱形状に形成されており、
前記連結部の直径は、前記加工部に創成されるはすば状の歯部の歯底直径以下である、転造用素材。 - 請求項5乃至8のいずれか1項に記載の転造用素材において、
前記対の連結部および前記対の支持部は、前記加工部の軸線に一致した軸線を有する円柱形状に形成されており、
前記加工部の直径と前記支持部の直径は等しく、前記連結部の直径は前記加工部の直径および前記支持部の直径よりも小さい、転造用素材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011040048A JP5751409B2 (ja) | 2011-02-25 | 2011-02-25 | 歯車部材の転造方法、歯車部材の製造方法および転造用素材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011040048A JP5751409B2 (ja) | 2011-02-25 | 2011-02-25 | 歯車部材の転造方法、歯車部材の製造方法および転造用素材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012176419A true JP2012176419A (ja) | 2012-09-13 |
JP5751409B2 JP5751409B2 (ja) | 2015-07-22 |
Family
ID=46978665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011040048A Expired - Fee Related JP5751409B2 (ja) | 2011-02-25 | 2011-02-25 | 歯車部材の転造方法、歯車部材の製造方法および転造用素材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5751409B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61140343A (ja) * | 1984-12-12 | 1986-06-27 | Jidosha Kiki Co Ltd | 歯車転造装置 |
JPH0159060B2 (ja) * | 1982-11-19 | 1989-12-14 | Jidosha Kiki Co | |
WO2004110669A1 (ja) * | 2003-06-11 | 2004-12-23 | Nissei Co.,Ltd. | 螺旋体の転造加工方法とその転造用ダイス |
JP2005324222A (ja) * | 2004-05-13 | 2005-11-24 | Tsugami Corp | プレーンダイス及びこれを備えた転造装置 |
-
2011
- 2011-02-25 JP JP2011040048A patent/JP5751409B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0159060B2 (ja) * | 1982-11-19 | 1989-12-14 | Jidosha Kiki Co | |
JPS61140343A (ja) * | 1984-12-12 | 1986-06-27 | Jidosha Kiki Co Ltd | 歯車転造装置 |
WO2004110669A1 (ja) * | 2003-06-11 | 2004-12-23 | Nissei Co.,Ltd. | 螺旋体の転造加工方法とその転造用ダイス |
JPWO2004110669A1 (ja) * | 2003-06-11 | 2006-07-20 | 株式会社ニッセー | 螺旋体の転造加工方法とその転造用ダイス |
JP2005324222A (ja) * | 2004-05-13 | 2005-11-24 | Tsugami Corp | プレーンダイス及びこれを備えた転造装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5751409B2 (ja) | 2015-07-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2016031323A1 (ja) | ラックバー及びラックバーの製造方法 | |
WO2016152146A1 (en) | Rack bar and method for manufacturing said rack bar | |
JP2011127730A (ja) | ウォームホイール、電動パワーステアリング装置およびウォームホイールの製造方法 | |
CN104972179B (zh) | 用于利用蜗杆状切割工具进行工件的硬精加工的方法 | |
JP6307877B2 (ja) | 転造装置 | |
JP6059448B2 (ja) | タイミングベルト式冷間ロール成形機及び冷間ロール造管機 | |
JP5751409B2 (ja) | 歯車部材の転造方法、歯車部材の製造方法および転造用素材 | |
JP2009156351A (ja) | 一体化成形インターナル歯車 | |
JP6475354B2 (ja) | パワーステアリング装置用ねじ軸の製造方法及びパワーステアリング装置 | |
JP4888760B2 (ja) | ねじ軸形成方法及びボールねじ機構のねじ軸 | |
JP2005247311A (ja) | 中空ラック軸のラック歯成形方法及びそのための金型 | |
JP5552963B2 (ja) | ネジ軸の製造方法及び電動パワーステアリング用ネジ軸 | |
JP2020192681A (ja) | ラックバーの製造方法 | |
JP2007253198A (ja) | 転造工具及びウォームとウォームに併存するスプラインとの同時転造方法 | |
JP2006068771A (ja) | 転造装置、モータ、及びシャフトの製造方法 | |
JP2006046506A (ja) | 歯車装置の製造方法 | |
JP5671984B2 (ja) | 減速機、これを備える電動パワーステアリング装置、ならびに減速機の製造方法 | |
JP3826655B2 (ja) | 中空ラック軸、そのラック歯成形方法及びそのための金型 | |
JP5135837B2 (ja) | 歯車の転造方法および転造装置 | |
JP2007289999A (ja) | ウォーム軸転造加工用平ダイス | |
JP4233811B2 (ja) | 管継手用グリップリングおよびその製造方法並びにその製造装置 | |
JP4179501B2 (ja) | ピニオンギアの冷間鍛造成形方法 | |
JP2010058567A (ja) | シャフト及びその製造方法 | |
JP2005299706A (ja) | ウォーム及びこれの製造方法 | |
JP2002210532A (ja) | ウォームギヤの製造方法、ダイス及びウォームギヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140110 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141016 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141021 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141218 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150422 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150505 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5751409 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |