JP2012171109A - 熱転写受像シート、フォトブック及び印画物の作製方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 基材シートの両面に染料受容層を設けた熱転写受像シートの両面の染料受容層に、熱転写による画像が形成された印画物において、画像形成された部分を含む箇所で、折り曲げた際、その折り部で、画像にシワ等の欠陥が生じることなく、昇華転写による両面に熱転写画像を有する、優れた画像品質を有する印画物を得ることができる熱転写受像シートを提供することを目的とする。
【解決手段】 台紙2の表裏の両面に、少なくとも染料受容層3、9を設けた熱転写受像シート1において、該台紙2の折り曲げ予定線12に、切断部6を設けた構成である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、熱転写受像シート及びその熱転写受像シートを使用したフォトブック、さらに印画物の作製方法に関し、更に詳しくは、台紙の表裏の両面に、少なくとも染料受容層を設けた熱転写受像シートで、折り曲げ予定線の箇所で、折り曲げ可能である熱転写受像シートと、その熱転写受像シートの両面に熱転写画像を形成した印画物を、多数枚重ねて、一端を綴じたフォトブック、さらに印画物の作製方法に関するものである。
従来、種々の熱転写記録方法が知られているが、それらの中でも、昇華転写用染料を記録材とし、これをポリエステルフィルム等の基材上に適当なバインダーで担持させた染料層を有する熱転写シートから、昇華染料で染着可能な被転写材、例えば、紙やプラスチックフィルム等に染料受容層を形成した熱転写受像シート上に昇華染料を熱転写し、各種のフルカラー画像を形成する方法が提案されている。この場合には、加熱手段として、プリンターのサーマルヘッドによる加熱によって、3色または4色の多数の加熱量が調整された色ドットを熱転写受像シートの受容層に転移させ、該多色の色ドットにより原稿のフルカラーを再現するものである。このように形成された画像は、使用する色材が染料であることから、非常に鮮明で、かつ透明性に優れているため、得られる画像は中間色の再現性や階調性に優れ、従来のオフセット印刷やグラビア印刷による画像と同様であり、かつフルカラー写真画像に匹敵する高品質画像の形成が可能である。
また、マルチメディアに関連した様々なハードおよびソフトの発達により、上記の熱転写方法は、コンピューターグラフィックス、衛星通信による静止画像そしてCD−ROMその他に代表されるデジタル画像及びビデオ等のアナログ画像のフルカラーハードコピーシステムとして、その市場を拡大している。
この熱転写方法による熱転写受像シートの具体的な用途は、多岐にわたっている。代表的なものとしては、印刷の校正刷り、画像の出力、CAD/CAMなどの設計およびデザインなどの出力、CTスキャンや内視鏡カメラなどの各種医療用分析機器、測定機器の出力用途そしてインスタント写真の代替として、また身分証明書やIDカード、クレジットカード、その他カード類への顔写真などの出力、さらに遊園地、ゲームセンター、博物館、水族館などのアミューズメント施設における合成写真、記念写真としての用途など多岐になってきている。
そのような用途の一つとして、両面にプリント可能な熱転写受像シートが挙げられる。両面にプリント可能な熱転写受像シートは、シート枚数を減少させて省資源化を図るだけでなく、写真アルバム等の小冊子状にする新しい形態のカラープリントを作製することや、ハガキや各種のカード類等の作製に使用することにも適している。したがって、両面にプリント可能な熱転写受像シートとして、いくつかの提案がある。
例えば、特許文献1には、一方の面の受容層と他方の面の受容層とが、互いに異なる樹脂で構成され、更に一方の面の受容層自体もしくは両方の面の受容層自体を非ブロッキング性にするために、微粉末シリカ、アルミナ等を含有する被熱転写シートが提案されている。また特許文献2では、基材シートの両面に染料受容層を形成し、前記染料受容層の双方がマット化されてなる熱転写受像シートが示されている。
また両面に記録可能な記録媒体として、特許文献3に、基材上に画像形成層を有する記録媒体で、その画像形成層が線状に連続して他の画像形成層部分よりも薄肉に形成されて、折り曲げ易くされた易折り曲げ部を有する記録媒体であり、上記画像形成層が基材の両面に形成されていることが記載されている。
上記の特許文献1、2に示すような熱転写受像シートでは、印画における高濃度を確保する、また印画品質を高めるために、基材として断熱性、クッション性を有する多孔質フィルムなどを用いている。このような熱転写受像シートの画像形成された部分を含む箇所で、折り曲げた場合、折り部がきれいな線状にならなく、画像にシワ等の欠陥が生じて、印画物としての価値が低下する問題がある。特に、フォトブックを構成する中面の印画物を捲って観賞する際に、印画物が綴じられているので、印画物の表裏を見る際、印画物の全面に画像が形成された印画物に折り部が生じ、問題になる場合があった。
また、特許文献3の記録媒体では、折り曲げ部を他の画像形成層部分よりも薄肉に形成しており、インクジェット記録方式では画質に問題がないとしても、昇華転写による熱転写画像を形成した場合、十分な画像品質を得ることができない。
特許第2736411号公報 特開平5−229265号公報 特許第3508493号公報
したがって、上記の問題を解決するために本発明の目的は、基材シートの両面に染料受容層を設け、その両面の染料受容層に熱転写による画像が形成された印画物において、画像形成された部分を含む箇所で、折り曲げた際、その折り部で、画像にシワ等の欠陥が生じることなく、昇華転写による両面に熱転写画像を有する、優れた画像品質を有する印画物を得ることができる熱転写受像シートを提供するものである。また、上記の印画物を多数枚重ねて、該印画物の一端で綴じたフォトブックにおいて、該印画物の所定の部分で折って、その折り部で、画像にシワ等の欠陥が生じることなく、高画質の印画物を多数枚、観賞できるフォトブックを提供することである。さらに、上記の印画物を効率よく、容易に作製できる印画物の作製方法を提供することである。
本発明におけるフォトブックとは、主として写真(アナログ・デジタル)を入力素材として、熱転写受像シートに出力されている印画物であり、表紙と中面(印画物)が一体となって綴じられているもので、フォトブックを構成する印画物が脱落しないものである。
上記目的は以下の本発明によって達成される。即ち、本発明は、請求項1として、台紙の表裏の両面に、少なくとも染料受容層を設けた熱転写受像シートにおいて、該台紙の折り曲げ予定線に、切断部を設けたことを特徴とする熱転写受像シートである。この熱転写受像シートにより、熱転写による画像が形成された印画物において、画像形成された部分を含む箇所で、折り曲げた際、その折り部で、画像にシワ等の欠陥が生じることなく、昇華転写による両面に熱転写画像を有する、優れた画像品質を有する印画物が得られる。また、請求項2として、請求項1に記載する切断部が、折り曲げ予定線の一端から他端まで、連続して切断されていることを特徴とする。これにより、折り曲げ予定線の位置で、非常に折り易くなる。
また、請求項3として、請求項1に記載する切断部が、折り曲げ予定線の一端から他端まで、カット部とアンカット部とが繰り返し、形成されたミシン目状であることを特徴とする。これにより、熱転写受像シートを作製する際、台紙の供給時などの搬送性が安定してので、切断部が正確な位置に形成され、折り適性の高いものである。
本発明は、請求項4として、請求項1〜3のいずれかに記載する熱転写受像シートが、台紙の表裏の両面に、粘着剤層、基材、染料受容層の順に積層された構成を有することを特徴とする。この構成の熱転写受像シートは、台紙の表裏両面に粘着剤層を加圧して貼り合わせるだけで、容易に作製することができるので、安価に入手しやすい。
また、本発明は、請求項5として、請求項1〜4のいずれかに記載する熱転写受像シートの両面に熱転写画像を形成した印画物を多数枚重ねて、該印画物の一端を綴じたことを特徴とするフォトブックである。そのフォトブックを構成する印画物の所定の部分で折って、その折り部で、画像にシワ等の欠陥が生じることなく、高画質の印画物を多数枚、観賞できる。
また本発明は、請求項6として、染料受容層、基材、粘着剤層、剥離シートの順に積層した熱転写受像シール1を用い、該染料受容層に熱転写による画像を形成しておき、
次に、前記熱転写受像シール1の剥離シートを剥離して、折り曲げ予定線に切断部を有する台紙の一方の面と、粘着剤層が接するように、台紙と熱転写受像シール1を貼り合わせて、
染料受容層、基材、粘着剤層、剥離シートの順に積層した熱転写受像シール2を用い、該染料受容層に熱転写による画像を形成しておき、
次に、前記熱転写受像シール2の剥離シートを剥離して、前期の折り曲げ予定線に切断部を有する台紙の他方の面と、粘着剤層が接するように、台紙と熱転写受像シール2を貼り合わせて、印画物を作製することを特徴とする印画物の作製方法である。これによれば、台紙の表裏両面に粘着剤層を加圧して貼り合わせるだけで、容易に作製することが可能となった。
また本発明は、請求項7として、染料受容層、透明基材、剥離層、第2の基材の順に積層された中間転写媒体1を用い、該染料受容層に熱転写による画像を形成しておき、
次に、折り曲げ予定線に切断部を有する台紙の一方の面と、前記の中間転写媒体1の染料受容層とが接するように、台紙に中間転写媒体1を熱転写し、第2の基材を剥離し、台紙の一方の面に、熱転写画像が形成された染料受容層、透明基材を積層させ、
染料受容層、透明基材、剥離層、第2の基材の順に積層された中間転写媒体2を用い、該染料受容層に熱転写による画像を形成しておき、
次に、折り曲げ予定線に切断部を有する台紙の他方の面と、前記の中間転写媒体2の染料受容層とが接するように、台紙に中間転写媒体2を熱転写し、第2の基材を剥離し、台紙の他方の面に、熱転写画像が形成された染料受容層、透明基材を積層させ、印画物を作製することを特徴とする印画物の作製方法である。これによれば、上記の熱転写受像シールを用いた作製方法と異なり、剥離シートを剥がして、巻き取るような工程が必要でなく、熱転写工程のみで、台紙上に、熱転写画像が形成された染料受容層、透明基材を積層でき、工程が少なく、作業性が高い。
本発明の熱転写受像シートによれば、その両面の染料受容層に熱転写画像を形成した印画物として、画像形成された部分を含む箇所の折り曲げ予定線で、折り曲げ易く、また折り曲げた際、その折り部で、画像にシワ等の欠陥が生じることなく、昇華転写の熱転写画像を、両面に有する、優れた画像品質を有する印画物を得ることができた。
また、本発明のフォトブックによれば、そのフォトブックを構成する印画物の所定の部分で折って、その折り部で、画像にシワ等の欠陥が生じることなく、高画質の印画物を多数枚、観賞でき、十分に満足できるものであった。
また、本発明の印画物の作製方法によれば、所定の折り部で、折っても画像にシワ等の欠陥が生じることなく、高画質の熱転写画像を両面に有する印画物を効率よく、容易に作製できた。
本発明の熱転写受像シートである一つの実施例を示す断面図である。 本発明の熱転写受像シートの熱転写画像の形成後の印画物である一つの例を示す断面図である。 本発明の熱転写受像シートの台紙の切断部の一つの実施例を示す平面図及び断面図である。 本発明の熱転写受像シートの台紙の切断部の他の実施例を示す平面図及び断面図である。 本発明のフォトブックである一つの実施例を示す概略図である。 本発明の印画物の作製方法を説明する概略図である。 本発明の印画物の作製方法を説明する概略図である。
次に、発明の実施の形態について、詳述する。
図1に本発明の熱転写受像シートである一つの実施例を示す。図示した熱転写受像シート1では、折り曲げ予定線に、切断部6を設けた台紙2の表裏の両面に、粘着剤層5(7)、基材4(8)、染料受容層3(9)の順に積層された構成である。図示はしていないが、基材4(8)と染料受容層3(9)との間に、接着性を高めるため、白色性を高めるため等の各種機能を有した中間層を設けることができる。
図2に、本発明の熱転写受像シートの熱転写画像の形成後の印画物である一つの例を示す。図示した印画物30では、折り曲げ予定線に、切断部6を設けた台紙2の表裏の両面に、染料受容層3(9)、透明基材10(11)の順に積層された構成である。但し、染料受容層3(9)には、熱転写による画像23(35)が形成されている。また、図示はしていないが、染料受容層3(9)と透明基材10(11)との間に、接着層を設けることにより、両者の接着性を高めることができる。
図3は、本発明の熱転写受像シートを構成する台紙2の切断部6の一つの実施例を示すもので、図3の1)が台紙の平面図であり、図3の2)がそのp−p´における断面図である。切断部6が、折り曲げ予定線(折り曲げ予定箇所)12の一端13から、他端(14)まで、連続して切断されているものである。折り曲げを予定している箇所で、台紙2の一端13から他端14まで、全て切断されているので、熱転写受像シートの折られた状態の折り目が、一端から他端まで全て均一な厚さであり、非常に折り易いもので、折り目が不揃いな部分がなく、整然としたものである。
図3で示した台紙2の切断部6の大きさに関し、一端13から他端14までの長さmは熱転写受像シートの長さに相当し、切断部6の幅nは、台紙の厚さと材質に応じて、さらに台紙の他に染料受容層などを含んだ熱転写受像シート全体の厚さと材質に応じて、折り曲げ易さと、熱転写受像シートの外観、特に表面の平坦性を維持できるように決められる。
図4は、本発明の熱転写受像シートを構成する台紙2の切断部6の他の実施例を示すもので、図4の1)が台紙の平面図であり、図4の2)がそのq−q´における断面図である。切断部6が、折り曲げ予定線(折り曲げ予定箇所)の一端13から、他端(14)まで、カット部15とアンカット部16とが繰り返し、形成されたミシン目状のものである。その正面図で示されるように、台紙の切断部6におけるカット部15は、台紙の一方の表面から、他方の面に貫通した切り込みである。
以下、上記の実施例で使用される熱転写受像シートを構成する各層及び加工部について、詳細に説明する。尚、本発明の熱転写受像シートは、本発明で規定する印画物の熱転写画像を形成する前の状態のものである。
(台紙)
本発明において使用する台紙2は、例えば、コンデンサーペーパー、グラシン紙、硫酸紙、またはサイズ度の高い紙、合成紙(ポリオレフィン系、ポリスチレン系)、上質紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、壁紙、裏打用紙、合成樹脂またはエマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙、板紙等、セルロース繊維紙、あるいはポリエステル、ポリアクリレート、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、セルロース誘導体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール等のフィルムが挙げられる。また、これらの材料を2種以上使用し、多層に貼り合わせた複合基材を使用することもできる。
台紙の厚さは、特に制限されないが、取扱い性や強度等を考慮して適宜選択され、通常50〜200μm程度である。また、台紙の片面または両面に、必要に応じて易接着処理してもよい。例えば、台紙表面に、従来公知のプライマー処理を行なって、プライマー層を設けることができる。また、コロナ放電処理を行ってもよい。
(染料受容層)
本発明における熱転写受像シートの染料受容層3、9は、熱転写シートから移行してくる昇華染料を受容し、形成された画像を維持する為のものである。受容層を形成する為の樹脂としては、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスルフォン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる。
また、熱転写シートとの離型性を向上させるために、受容層中に離型剤を含有することができる。離型剤としてはポリエチレンワックス、アミドワックス、テフロン(登録商標)パウダー等の固形ワックス類、フッ素系またはリン酸エステル系界面活性剤、シリコーンオイル、反応性シリコーンオイル、硬化型シリコーンオイル等の各種変性シリコーンオイル、各種シリコーン樹脂などが挙げられるが、シリコーンオイルが好ましい。上記シリコーンオイルとしては油状のものも用いることができるが、硬化型のものを用いても良い。硬化型シリコーンオイルとしては反応硬化型、光硬化型、触媒硬化型等が挙げられるが、反応硬化型、触媒硬化型のシリコーンオイルが特に好ましい。
これらシリコーンオイルの添加量は受容層を構成する樹脂の0.5〜30質量%が好ましい。また、受容層の表面の一部に上記離型剤を適当な溶媒に溶解あるいは分散させて塗布した後、乾燥させることにより離型剤層を設けることもできる。離型剤層の厚さは、0.01〜5.0μm、特に0.05〜2.0μmが好ましい。なお、受容層を形成する際にシリコーンオイルを添加して形成すると、塗布後に表面にシリコーンオイルがブリードアウトするが、これを硬化させても離型剤層を形成することができる。なお、上記受容層の形成に際しては、受容層の白色度を向上させて転写画像の鮮明度を更に高める目的で、酸化チタン、酸化亜鉛、カオリン、クレー、炭酸カルシウム、微粉末シリカ等の顔料や充填剤を添加することができる。また、フタル酸エステル化合物、セバシン酸エステル化合物、リン酸エステル化合物等の可塑剤を添加するのもよい。
上記の如き熱可塑性樹脂及び他の必要な添加剤、例えば、離型剤、可塑剤、充填剤、架橋剤、硬化剤、触媒、熱離型剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤等を加えたものを、適当な有機溶剤に溶解したり、あるいは有機溶剤や水に分散した分散体を、例えばグラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の形成手段により塗布及び乾燥して、染料受容層を形成することができる。後述する中間層等の塗布も、上記の染料受容層の形成手段と同様の方法で行われる。このように形成される染料受容層の塗布量は、通常、乾燥状態で0.5〜50g/m2程度、好ましくは2〜10g/m2である。また、このような染料受容層は連続被覆であることが好ましいが、不連続の被覆として形成してもよい。
(中間層)
染料受容層と基材の間には、染料受容層と基材との接着性、白色度、クッション性、隠蔽性、帯電防止性、カール防止性等の付与を目的とし、従来公知のあらゆる中間層を必要に応じて設けることができる。中間層に用いるバインダー樹脂としてはポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリスルフォン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、エポキシ樹脂、セルロース系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂等が挙げられ、これらの樹脂のうちの活性水酸基を有するものについてはさらにそれらのイソシアネート硬化物をバインダーとすることもできる。
また、白色性、隠蔽性を付与する為に酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム等のフィラーを添加することが好ましい。さらに、白色性を高める為にスチルベン系化合物、ベンゾイミダゾール系化合物、ベンゾオキサゾール系化合物等を蛍光増白剤として添加したり、印画物の耐光性を高める為にヒンダードアミン系化合物、ヒンダードフェノール系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、ベンゾフェノン系化合物等を紫外線吸収剤あるいは酸化防止剤として添加したり、あるいは帯電防止性を付与する為にカチオン系アクリル樹脂、ポリアニリン樹脂、各種導電性フィラー等を添加することができる。中間層の塗工量は、乾燥状態で0.5〜30g/m2程度が好ましい。
(基材)
本発明の熱転写受像シートが、台紙の表裏の両面に、粘着剤層、基材、染料受容層の順に積層された構成を有する場合、その使用する基材4、8は、上記に説明した台紙と同様の材料が挙げられる。但し、本発明の熱転写受像シートは、両面に熱転写画像を有する印画物として利用されることから、カール防止性などを考慮して、台紙上に設ける基材4と基材8は、同一の材質及び厚さのものを使用することが好ましい。カール防止性などを考慮して、基材だけでなく、台紙上に設ける粘着剤層、染料受容層など、台紙の両面で設けるものは、全て一対で同一の材質及び厚さで形成して、台紙を中心にして上下が対称にすることが好ましい。
(粘着剤層)
粘着剤層5、7は、基材の染料受容層側と反対側に設けられ、基材と台紙を接着させるものである。印画物の作製方法で説明するが、台紙に貼り合わせる前では、粘着剤層は、剥離シートを積層させておき、熱転写受像シールとして、準備しておく。粘着剤層を構成する材料としては、従来公知の溶剤系粘着剤および水系粘着剤のいずれも使用することができる。例えば酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル−アクリル共重合体、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン樹脂、天然ゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム等が挙げられる。
本発明に用いられる粘着剤は、基材及び台紙との接着力が良好で、かつ、後述する剥離シートとの剥離強度が所定の範囲内になるようなものを選択して使用することが好ましい。粘着剤層は、粘着剤層用塗工液を従来公知の方法、例えばグラビアコート、グラビアリバースコート、ロールコート等の方法で、基材の背面側に塗布、乾燥して形成することができる。粘着剤層の厚さは、乾燥状態で、通常1〜50g/m2である。
(剥離シート)
剥離シート29は、従来公知のプラスチックフィルムまたは、ポリラミ紙の表面にシリコーン等の公知の離型剤で離型処理を施した材料が使用できる。これらの剥離シートは20μm〜100μmの厚みのものが使用できる。
(透明基材)
本発明の熱転写受像シートが、台紙の表裏の両面に、染料受容層、透明基材の順に積層された構成を有する場合、その使用する透明基材10、11は、熱転写画像が形成された染料受容層の上に、全面覆う形態で、保護層として機能する。透明性と、耐候性、耐摩擦性、耐薬品性等の耐久性を有するものであれば、いずれのものでも良く、例えば、0.5〜100μm、好ましくは10〜40μm程度の厚さのポリエチレンテレフタレートフィルム、1,4−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリフェニレンサルフィドフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリサルホンフィルム、アラミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、セロハン、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ナイロンフィルム、ポリイミドフィルム、アイオノマーフィルム等が挙げられる。
但し、本発明の熱転写受像シートは、両面に熱転写画像を有する印画物として利用されることから、カール防止性などを考慮して、台紙上に設ける透明基材10と透明基材11は、同一の材質及び厚さのものを使用することが好ましい。カール防止性などを考慮して、透明基材だけでなく、台紙上に設ける染料受容層など、台紙の両面で設けるものは、全て一対で同一の材質及び厚さで形成して、台紙を中心にして上下が対称にすることが好ましい。
(切断部)
切断部6は、折り曲げ予定線の一端から他端まで、連続して切断されている場合と、折り曲げ予定線の一端から他端まで、カット部15とアンカット部16とが繰り返し、形成されたミシン目状である場合の2通りがある。本発明で記載する折り曲げ予定線(12)は、その予定線の位置で、表裏の両面に熱転写画像を有する印画物を、折り曲げることが可能なことを示すもので、その折り曲げ予定線の位置に、台紙の切断部が設けられているので、結果的に折り曲げやすい箇所になっている。図3で示したように、切断部6が所定の幅と、長さを有することからも、折り曲げ予定線は、切断部の中央線に限られるものではなく、切断部の幅の範囲の領域を含むもので、折り曲げることが可能な箇所として、「線」だけでなく、「領域」を含んだ意味とする。
上記の連続して切断する場合、例えば、台紙の厚さが50〜100μmのセルロース繊維紙で、熱転写受像シート全体の厚さが150〜250μmである場合、切断部6の幅nは、1mm〜3mmで施すことが好ましい。
前記のミシン目状の切断部の場合、ミシン目は、例えばカット部15の長さが2mm〜5mm、アンカット部16の長さは0.5mm〜2mm程度が好ましく用いられる。上記のミシン目の加工は、ミシン刃を取り付けた上型と台座の間に、台紙を挿入して、上型を上下動させる方法や、シリンダータイプのロータリーカッター方法でも、形成することができる。
折り曲げ易さの観点から、切断部が、折り曲げ予定線の一端から他端まで、連続して切断されていることが好ましく、また熱転写受像シートの製造し易さの観点からは、切断部が、折り曲げ予定線の一端から他端まで、カット部とアンカット部とが繰り返し、形成されたミシン目状であることが好ましい。折り曲げ易さでは、熱転写受像シートの一端から、他端までの折り曲げられる箇所の全ての台紙が、切断されているので、折り曲げられる箇所の熱転写受像シートの総厚が他の部分よりも薄くなっているので、折り曲げる際の応力が少なくなり、非常に折り曲げ易くなるからである。また、熱転写受像シートの製造し易さでは、台紙を供給して熱転写受像シートを製造する際、切断部が連続して切断されていると、切断部を境にして、二つの台紙を分離して、供給する必要があり、位置合わせ等の手間が掛かってしまうが、切断部が、折り曲げ予定線の一端から他端まで、カット部とアンカット部とが繰り返し、形成されたミシン目状であれば、上記の台紙供給は、単独の台紙のみを供給すればよく、単純な工程となるので、製造し易くなるからである。
両面に熱転写画像を形成する熱転写受像シートで、折り曲げる部分に、折り曲げ易くするために、一方の表面から、他方の表面まで貫通した切断部として、ミシン目を形成する加工、あるいは一方の表面から、台紙まで切り込みを入れる加工が考えられるが、熱転写画像形成前に加工していれば、染料受容層のその加工された箇所に、熱転写画像が形成されない、つまり画像抜けが生じる問題がある。また。上記加工が熱転写画像形成後の加工の場合は、印画物表面に切り込みのキズがあり、製品の外観上の問題がある。それに対して、本発明で適用する切断部は、熱転写受像シートの表面に露出しない中央の芯部である台紙のみに、加工されて形成されているので、上記の問題がなく、切断部の位置に相当する印画物表面の平坦性を維持でき、製品外観が優れている。
(フォトブック)
図5は、本発明のフォトブックである実施例を示すものである。図5の1)には、上記に説明した熱転写受像シートの両面に熱転写画像を形成した印画物30を多数枚重ねたものと、表・表紙17、裏・表紙18、背表紙19を組み合わせる前の状態を説明する概略図である。図5の2)は、図5の1)で示した各部材を組み合わせて、印画物の一端を綴じたフォトブック20を示す概略図である。図5の1)に示すように、印画物30の左辺側に、印画物を構成する台紙に切断部6が直線状に、上辺から下辺に到る範囲で連続して形成されている。その印画物30が、切断部6の位置が全て揃った状態で、多数枚重なったものが用意される。この多数枚重なったものに対して、表・表紙17を最上部にセットし、また裏・表紙18を最下部にセットする。
表・表紙17の左辺側に折り部21が形成され、また裏・表紙18の左辺側に折り部22が形成されている。その折り部21、22は、各表紙にハーフカットなどを形成して作製する、あるいは筋押し加工を行なって形成することができる。但し、印画物30の切断部6と、各表紙の折り部21、22は位置を合わせて重ねる。その表・表紙17と裏・表紙18の間に、多数枚の印画物が重なったものを挟み込んで、左端に背表紙19の裏面の全面に、製本用糊または接着剤を用いて、表・表紙17、多数枚の印画物の端面、裏・表紙18を接着して、一体化させる。また、背表紙の裏面に、ヒートシール接着剤を全面に予め塗工して形成しておけば、表・表紙17、多数枚の印画物、裏・表紙18を揃えて、背表紙をコの字型にして、ヒートシールすることで、それらを一体化させることも可能である。
本発明のフォトブックは、印画物を多数枚重ねて、該印画物の一端を綴じた形態であり、上記の方法に限らず、例えば、切断部6と左端の間の綴じ代の部分に、ファイル穴を形成し、そのファイル穴にファイル金具を通して、綴じることができる。このように印画物を多数枚重ねて、該印画物の一端を綴じたフォトブックにすれば、図5の2)に示すように、印画物30に施された切断部6の部分で折って、その折り部で、画像23にシワ等の欠陥が生じることなく、高画質の印画物30を、めくるだけで、簡単に多数枚の印画物を観賞することが可能となる。
(印画物の作製方法)
熱転写受像シートが、台紙の表裏の両面に、粘着剤層、基材、染料受容層の順に積層された構成を有する場合で、染料受容層に熱転写画像が形成された印画物の作製方法について、説明する。その印画物の作製方法の概略説明図である図6を利用して説明する。熱転写受像シール1(28)の巻取りが供給部24に設置される。その熱転写受像シール1(28)は、染料受容層3、基材4、粘着剤層5、剥離シート29の順に積層した構成である。
熱転写受像シール1(28)が供給部24の巻取りから、搬送され、サーマルヘッドとプラテンロールからなる熱転写記録部25にて、染料受容層に、図示していない基材上に染料層を有する熱転写シートから染料が転写されて、熱転写画像23が形成される。
次に、熱転写受像シール1(28)の剥離シート29が、染料受容層/基材/粘着剤層の積層体から剥離して、巻取り部26で巻上げられる。また、その剥離した染料受容層/基材/粘着剤層の積層体が、折り曲げ予定線に切断部を有する台紙2と、粘着剤層が接するように、貼合部27にて、該台紙2と熱転写受像シール1(28)とが貼り合わせられる。尚、図示してはいないが、台紙2と熱転写受像シール1(28)とが貼合したものは、連続状に巻上げておく。
次に、供給部24に、熱転写受像シール2の巻取りを設置し、上記の熱転写受像シール1の場合と同様に、熱転写記録部25にて、染料受容層に、熱転写画像を形成する。尚、その熱転写受像シール2は、染料受容層9、基材8、粘着剤層7、剥離シートの順に積層した構成である。
次に、熱転写受像シール2の剥離シートが、染料受容層/基材/粘着剤層の積層体から剥離して、巻取り部26で巻上げられる。また、その剥離した染料受容層/基材/粘着剤層の積層体が、上記の熱転写受像シール1と貼合された台紙2の巻取りから搬送されて、台紙2の熱転写受像シール1が積層された側と反対面と、粘着剤層7が接するように、貼合部27にて、台紙2と熱転写受像シール2とが貼り合わせられる。尚、図示してはいないが、台紙2と熱転写受像シール1及び熱転写受像シール2とが貼合した印画物は、シートカットされる。これによって、両面に熱転写画像を有する印画物が作製される。
次に、台紙の表裏の両面に、熱転写画像が形成された染料受容層、透明基材の順に積層された構成を有する印画物の作製方法について、説明する。その印画物の作製方法の概略説明図である図7を利用して、説明する。中間転写媒体1(31)の巻取りが供給部32に設置される。その中間転写媒体1(31)は、染料受容層3、透明基材10、剥離層、第2の基材の順に積層された構成である。
中間転写媒体1(31)が供給部32の巻取りから、搬送され、サーマルヘッドとプラテンロールからなる熱転写記録部33にて、染料受容層に、図示していない基材上に染料層を有する熱転写シートから染料が転写されて、熱転写画像が形成される。
次に、折り曲げ予定線に切断部を有する台紙2の一方の面と、前記の中間転写媒体1(31)の熱転写画像が形成された染料受容層3とが接するように、熱転写部(34)にて、台紙2に中間転写媒体1の染料受容層3、透明基材10を熱転写して積層させる。尚、図示してはいないが、剥離層を有する第2の基材を剥離して巻き取り、また台紙2上に、染料受容層3、透明基材10を積層したものは、連続状に巻上げておく。
次に、供給部32に、中間転写媒体2の巻取りを設置し、上記の中間転写媒体1の場合と同様に、熱転写記録部33にて、染料受容層に、熱転写画像を形成する。尚、その中間転写媒体2は、染料受容層9、透明基材11、剥離層、第2の基材の順に積層された構成である。
次に、折り曲げ予定線に切断部を有する台紙2の他方の面、すなわち台紙2の染料受容層3、透明基材10を積層した側と反対面と、上記の中間転写媒体2の熱転写画像が形成された染料受容層9とが接するように、熱転写部(34)にて、台紙2に中間転写媒体2の染料受容層9、透明基材11を熱転写して積層させる。尚、図示してはいないが、剥離層を有する第2の基材を剥離して巻き取り、また台紙2と中間転写媒体1及び中間転写媒体2とが積層した印画物は、シートカットされる。この場合、中間転写媒体1、2が積層した印画物とは、染料受容層と透明基材の積層体が台紙の両面に積層したことを意味する。これによって、両面に熱転写画像を有する印画物が作製される。この構成の印画物は、表裏の最表面に透明基材が位置しているので、耐擦過性や耐溶剤性などの耐久性が高いものである。
1 熱転写受像シート
2 台紙
3、9 染料受容層
4、8 基材
5、7 粘着剤層
6 切断部
10、11 透明基材
12 折り曲げ予定線
13 一端
14 他端
15 カット
16 アンカット
17 表・表紙
18 裏・表紙
19 背表紙
20 フォトブック
21、22 折り部
23、35 画像
24、32 供給部
25、33 熱転写記録部
26 巻取り部(剥離シート)
27 貼合部
28 熱転写受像シール1
29 剥離シート
30 印画物
31 中間転写媒体1
34 熱転写部

Claims (7)

  1. 台紙の表裏の両面に、少なくとも染料受容層を設けた熱転写受像シートにおいて、該台紙の折り曲げ予定線に、切断部を設けたことを特徴とする熱転写受像シート。
  2. 前記の切断部が、折り曲げ予定線の一端から他端まで、連続して切断されていることを特徴とする請求項1に記載する熱転写受像シート。
  3. 前記の切断部が、折り曲げ予定線の一端から他端まで、カット部とアンカット部とが繰り返し、形成されたミシン目状であることを特徴とする請求項1に記載する熱転写受像シート。
  4. 前記の台紙の表裏の両面に、粘着剤層、基材、染料受容層の順に積層された構成を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載する熱転写受像シート。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載する熱転写受像シートの両面に熱転写画像を形成した印画物を多数枚重ねて、該印画物の一端を綴じたことを特徴とするフォトブック。
  6. 染料受容層、基材、粘着剤層、剥離シートの順に積層した熱転写受像シール1を用い、該染料受容層に熱転写による画像を形成しておき、
    次に、前記熱転写受像シール1の剥離シートを剥離して、折り曲げ予定線に切断部を有する台紙の一方の面と、粘着剤層が接するように、台紙と熱転写受像シール1を貼り合わせて、
    染料受容層、基材、粘着剤層、剥離シートの順に積層した熱転写受像シール2を用い、該染料受容層に熱転写による画像を形成しておき、
    次に、前記熱転写受像シール2の剥離シートを剥離して、前期の折り曲げ予定線に切断部を有する台紙の他方の面と、粘着剤層が接するように、台紙と熱転写受像シール2を貼り合わせて、印画物を作製することを特徴とする印画物の作製方法。
  7. 染料受容層、透明基材、剥離層、第2の基材の順に積層された中間転写媒体1を用い、該染料受容層に熱転写による画像を形成しておき、
    次に、折り曲げ予定線に切断部を有する台紙の一方の面と、前記の中間転写媒体1の染料受容層とが接するように、台紙に中間転写媒体1を熱転写し、第2の基材を剥離し、台紙の一方の面に、熱転写画像が形成された染料受容層、透明基材を積層させ、
    染料受容層、透明基材、剥離層、第2の基材の順に積層された中間転写媒体2を用い、該染料受容層に熱転写による画像を形成しておき、
    次に、折り曲げ予定線に切断部を有する台紙の他方の面と、前記の中間転写媒体2の染料受容層とが接するように、台紙に中間転写媒体2を熱転写し、第2の基材を剥離し、台紙の他方の面に、熱転写画像が形成された染料受容層、透明基材を積層させ、印画物を作製することを特徴とする印画物の作製方法。
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