JP2012170592A - 血圧計 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】制御部120に対して血圧測定をしようとする被測定者PA,PB,PCを選択して、選択した被測定者PA,PB,PCに適した腕帯部の加圧値を設定するための設定部380と、設定部380により選択された被測定者PA,PB,PCに対して、選択された被測定者に適した腕帯部2の加圧値により血圧測定を行う制御部120とを備える。
【選択図】図8
Description
そこで、血圧測定毎に、腕帯部の加圧不足を検知しながら腕帯部を加圧すると、腕帯部の加圧速度が遅くなり、最適な加圧力に加圧するまでの時間がかかり、被測定者の負担が大きくなる。
これを解決するため、上記構成によれば、同一の既登録者である被測定者は、異なる時間帯の血圧測定時間であっても、被測定者が負担感なく正確に血圧測定を行うことができる。
上記構成によれば、腕帯部と血圧計本体が別体であることから、上腕を腕帯部に挿入するだけで測定可能となる利便性を損なわず、血圧計本体の設置場所が被測定者から前方に離れていても、測定者が正しく、背を伸ばした状態にて腹圧の掛からない状態で血圧測定できる。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明の血圧計の実施形態の全体を示す斜視図である。図2(A)は、図1に示す血圧計の血圧計本体を左後ろ側から見た斜視図である。図2(B)は、図1に示す血圧計の血圧計本体を右後ろ側から見た斜視図である。
阻血用空気袋14は、血圧計本体10側からエアチューブ4を通じてエアを供給することにより上腕Tの動脈を加圧して阻血する。阻血用空気袋14の空気収容容量は、被測定者の上腕Tを必要な加圧力で加圧できるような容量である。図1に示すように、2つのK音検出用のマイクロフォン50は、腕帯部2が上腕Tに装着された状態では、互いに対向位置になるように配置されている。
図1に示すように、腕帯部2と血圧計本体10は、エアチューブ4と、電気配線5と、プラグ6を介して接続されている。エアチューブ4は、好ましくはフレキシブルなエラストマチューブである。エアチューブ4は、腕帯部2の阻血用空気袋14へのエアの給排気に用いられる。電気配線5は、上述した2つのマイクロフォン50に対して電気的に接続されている。プラグ6は、エアチューブ4と電気配線5を血圧計本体10側に対して、着脱可能に接続するために用いられる。
図3(A)は、腕帯部2の内部構造例を示す断面図であり、図3(B)は、腕帯部2を折り畳んだ状態を示す正面図であり、図3(C)は、腕帯部2を折り畳んだ状態を示す斜視図である。
図1と図3に示すように、腕帯部2は、外周方向に沿っては切れ目のない筒状の部材であり、所定(一定)の長さの外周を有していて、この腕帯部2の中に被測定者の上腕Tを通すことができるようになっている。図3(B)と図3(C)に示すように、腕帯部2は被測定者が簡単に折り畳むことができる柔軟性を有し、図1と図3(A)に示すように、例えば外布16と、内布17と、上腕Tを阻血するための阻血用空気袋14と、K音信号を検出する2つのK音検出用のマイクロフォン50を有している。
なお、2つのK音検出用のマイクロフォン50は、好ましくは腕帯部2の長手方向(軸方向)の中間位置よりも開口部11P側寄りの位置(肩側寄りではなく、手指より側の位置)に配置するのが良い。このようにすることで、2つのK音検出用のマイクロフォン50のいずれかを上腕Tの動脈に対応する部分に当てることができる。
このため、阻血用空気袋14の圧力は、腕帯部2の外側へは逃げずに上腕Tに対して加圧でき、2つのK音検出用のマイクロフォン50は上腕Tの皮膚面(被測定面)側に対して押し付けることができることから、正確な血圧測定をすることができる。
図1と図2に示すように、血圧計本体10は、筐体部60と、表示面部61と、腕帯部2の保持部62を有している。筐体部60と表示面部61と保持部62は、電気絶縁性を有する材料、例えばプラスチックにより作られている。表示面部61は、筐体部60の前面側に設けられ、被測定者が表示部63に表示される表示内容が見やすいように傾斜角度θを60度程度に傾斜されている。
図1に示すように、表示面部61は、表示部63と、透明な例えばアクリル板のような保護板64と、枠状の保持部材65を有している。表示部63は保持部材65により保持され、保護板64は保持部材65に固定されて表示部63の表面を保護している。この保持部材65は、筐体部60の破線で示す前面側開口部70に対して着脱可能に装着されている。この保持部材65を筐体部60から取り外すことにより、筐体部60の破線で示す前面側開口部70を通じて筐体部60の内部を露出させることができる。
図4に示すように、腕帯部の保持部62は、保持面62Aと脚部62Bを有している。筐体部60の下部側には、差込口67が形成されている。脚部62Bの先端部62Cは、この差込口67に挿入されることにより、腕帯部の保持部62は、筐体部60の背面66側に着脱可能に取り付けることができる。保持面62Aと筐体部60の背面66の間には、折り畳まれた腕帯部2を着脱可能に収納することができる。これにより、被測定者が腕帯部2を使用しない場合には、折り畳まれた腕帯部2を容易にしかも確実に収納することができる。被測定者が血圧測定しない場合に、腕帯部2が筐体部60の背部にあるので、被測定者は、腕帯部2により邪魔されることなく、表示部63の表示内容例えば時間や室温等を目視で確認できるので、血圧測定に適した温度(環境温度)であるか否か容易に確認でき、更には、血圧計1の見栄えを良くすることができる。このため、血圧計本体10は、使用しない時には例えば時計としてリビングルーム等に飾っておくことができる。
一方、プラグ6は例えばプラスチックにより作られており、本体6Aと、接続筒部6B、6Cと、接続ガイド部6Fを有する。接続筒部6B、6Cは、接続ガイド部6Fの面から平行に突出して形成されている。これらの接続筒部6B、6Cは、差込口73の差し込み穴73G、73Hにそれぞれ着脱可能に挿入される。接続筒部6Bは、電気配線5に接続されている電気端子部分であり、接続筒部6Cは、エアチューブ4に接続されたエア供給用端子である。
プラグ6に接続される腕帯部2は、複数のサイズ、例えば、大、中、小の3サイズのものが容易されており、使用者の上腕の大きさに合わせて最も適合したものを選択できるようになっている。また、プラグ6は、血圧計本体10の正面に向かって側面に設けることで、図5に示す駆動ポンプ110が万一暴走して異常に腕帯部2が加圧された場合であっても、複雑な電子回路や異常時のスイッチを設けたりすることなく、被測定者がプラグ6を引き抜くことで、腕帯部2の異常加圧を極めて容易に回避できる。
図2(B)に戻ると、筐体部60の側面部69には、スピーカ85と、ACアダプタを接続するための接続穴86が設けられている。この接続穴86には、ACアダプタ87の接続ジャック87Aが接続されることで、血圧計本体10には商用電源から電源供給できる。
図5に示すように、腕帯部2の阻血用空気袋14は、エアチューブ4を通じて、血圧計本体10内のエアフィルタ130、圧力検出部(圧力センサ)140、2つの駆動ポンプ110、制御バルブ111、そして排気バルブ112に接続されている。回路基板100には、制御部120等の要素が搭載されている。制御部120は、マイクロコンピュータなどのCPUとCPUにより実行される装置全体の制御プログラムや各種データを記憶するROMとワークエリアとして測定データや各種データを一時的に記憶するRAMなどを備え、各工程での処理、判断を行なう。
K音信号を検出する2つのマイクロフォン50は、電気配線5を通じて、フィルタ700とOSCアンプ162に電気的に接続されている。圧力検出部(圧力センサ)140は、腕帯部2内の圧力を検出する。2つのマイクロフォン50は、図5に示すように上腕に腕帯部2を装着したときに円周方向で対向位置になるように設けることで、K音を的確に検出できるが、マイクロフォン50の設定数は1つでもよい。
制御バルブ111と排気バルブ112は、腕帯部2内の阻血用空気袋14内のエアを抜いて加圧した上腕を減圧する減圧手段である。駆動部150は、制御部120の指令により、2つの駆動ポンプ110を駆動制御する。駆動部151は、制御部120の指令により、制御バルブ111と排気バルブ112を制御する。
音声用メモリ153には、血圧計を測定する際に被測定者に対して行うべき音声ガイダンス内容が予め記憶されている。
制御部120は、血圧測定時に、音声用メモリ153内の音声ガイダンス内容を、スピーカ85を通じて被測定者に報知できる。スピーカ85は、例えば最低血圧値と最高血圧値を測定開始する際に、「最低血圧値と最高血圧値を測定しています」という音声ガイダンスを流すことができる。
データ用メモリ154には、血圧測定に必要な一連の動作を行うためのプログラムや、図8(A)に示すような既登録者表示領域63Mが予め記憶されており、制御部120はこのプログラムに従って、血圧測定動作を実施する。
電源コントロール部160、K音アンプ161、OSCアンプ162が、制御部120に電気的に接続されている。K音アンプ161は、2つのマイクロフォン50により検出したK音を増幅して制御部120に供給する。2つのマイクロフォン50とK音アンプ161の間には、ノイズ除去フィルタ700が電気的に接続されている。OSCアンプ162は、マイクロフォン50により検出した脈波信号を増幅して制御部120に供給する。これにより、制御部120は、K音を認識し、脈波を認識できる。このノイズ除去フィルタ700は、マイクロフォン50に入った音の中から、K音を通し、K音以外の音楽ノイズを除去するためのフィルタであり、マイクロフォン50に入力されたK音の周波数範囲以外の周波数範囲をノイズとして除去して、K音の周波数範囲をK音アンプ161側に通すようになっている。
図6において、図5に示す制御部120が制御バルブ111と2つの駆動ポンプ110を作動して、阻血用空気袋14にエアを供給して上腕を時点t1まで加圧して、その後制御バルブ111が作動して阻血用空気袋14内のエア圧を傾きが一定になるように時点t2まで減圧させていく。制御部120は、この減圧させる途中では最高血圧と最低血圧を検出して、その後制御部120が排気バルブ112を作動して阻血用空気袋14内のエアを抜くようになっている。
図8(A)の被測定者テーブルTBでは、説明を簡単にするために、一例として、血圧を測定しようとする複数の被測定者としての2人の被測定者PAと被測定者PBが、既登録者として予め決めてある。
このように、2人の被測定者PAと被測定者PBが既登録者として既に決まっているので、既登録の各被測定者PA、PBに適した朝・夕の腕帯部2の加圧値を、図5に示すデータ用メモリ154において、被測定者テーブルTBに個別に登録できるようになっている。
これらの各被測定者PA、PBに適した腕帯部2の加圧値の設定や変更と、朝の時間帯と夕方の時間帯の設定や変更は、図5と図2に示す設定部380の機能選択キー400とアップダウンキー450を用いて、図8(B)に示すデータ用メモリ154に、予め設定することができる。つまり、この設定部380は、血圧測定をしようとする被測定者を選択して、選択した被測定者に適した腕帯部の加圧値を設定し、任意の朝の時間帯や夕方の時間帯を設定するのに用いられる。
図2に示す機能選択キー400は、被測定者が指で押す度に、図5に示す制御部120の指令により、図1に示すように最高血圧値や最低血圧値、時刻、環境温度、既登録者である複数の被測定者の既登録者表示領域63Mを表示部63に表示する表示モードと、腕帯部2の加圧値を設定するための加圧値設定モードと、朝の時間帯や夕方の時間帯の時刻を被測定者により任意に設定することができる測定時間設定モード等を、任意に選択することができる。図1に示す表示部63では、加圧値設定モードの際の表示内容と、測定時間設定モードの際の表示内容は表示していないが、表示部63は、加圧値設定モードでは、制御部120の指令により、朝の収縮期血圧に対応する腕帯部の加圧値VPA、VPBと、夕方の収縮期血圧に対応する腕帯部の加圧値WPA、WPBを表示できる。同様にして、表示部63は、測定時間設定モードでは、制御部120の指令により、朝の時間帯と夕方の時間帯を表示できるようになっている。
被測定者が、図8(B)の機能選択キー400を押して表示モードを選択して、図1に示すように、複数の被測定者の既登録者表示領域63Mを表示部63に表示させると、この既登録者表示領域63Mでは、既登録者である例えば複数の被測定者PA,PBが表示される。被測定者がアップキー451やダウンキー452を操作することで、既登録者表示領域63Mに表示中の既登録者である複数の被測定者PA,PBの中から、どちらか一方の任意の被測定者を選択することができる。
例えば血圧測定時間が、夕方の時間帯であって、既登録者として被測定者PAを選択すれば、制御部120には被測定者PAの夕方の収縮期血圧に対応する腕帯部の加圧値WPAを設定できる。また、例えば血圧測定時間が、夕方の時間帯であって、既登録者として被測定者PBを選択すれば、制御部120には被測定者PBの夕方の収縮期血圧に対応する腕帯部の加圧値WPBを設定できる。
また、被測定者が図8(B)の機能選択キー400を押して測定時間設定モードを選択して、アップキー451とダウンキー452を押すことで、予め朝の血圧測定時間帯や夕方の血圧測定時間帯の時間を設定できる。従って、被測定者は、必要に応じて好みの朝の時間帯と夕方の時間帯の数値を設定したり変更して、図8(B)に示すデータ用メモリ154内の被測定者テーブルTBに記憶させることができる。
以下の説明では、図8(A)の測定者テーブルTBに示す2人の被測定者PAと被測定者PBは、既登録者であるが、さらに測定者テーブルTBに示す被測定者PCは、新規の被測定者(使用者)であって既登録者ではない場合を例として説明する。
なお、血圧計1を購入して最初の計測にあっては、既登録者は無く、測定する人ごとに最初の測定でデータをとる場合には、測定者毎に以下の新規の被測定者による測定をして、そのデータを登録するようにすることができる。
図7を参照すると、図7に示すステップS1では、被測定者が図8(A)に示す新規の被測定者PCである場合には、ステップS2において、この新規の被測定者PCは、図5に示す機能選択キー400を押して加圧値設定モードを選択して、アップキー451とダウンキー452を押す。これにより、新規の被測定者PCは、手動により、個別に朝の収縮期血圧に対応する加圧値VPCを設定し、個別に夕方の収縮期血圧に対応する加圧値WPCを設定することができる。
そして、図7のステップS4では、図5に示す制御部120が制御バルブ111と2つの駆動ポンプ110を作動して、阻血用空気袋14にエアを供給して上腕を図6の時点t1まで自動的に加圧する。
ステップS4−1で加圧を停止し、その後、図7のステップS5では、制御バルブ111が作動して阻血用空気袋14内のエア圧を傾きが一定になるように減圧させながら、マイクロフォン50がK音または脈波を検出することで、対応した阻血用空気袋14内のエア圧に基づき、最高血圧(収縮期血圧)値を決定する。
被測定者が血圧測定をする際に、腕帯部2に内蔵された2つマイクロフォン50を用いてK音または脈波を検出することができ、血圧計1はK音を確実に検出して正確に血圧測定することができる。 すでに説明したが、このK音は、腕帯部2の阻血用空気袋14の内圧を最高血圧値以上に上げて血管を一旦圧閉した後、内圧を徐々に下げて内圧が最高血圧値以下になり、血管が開き始めると発生し、内圧が最低血圧値以下になり、血管の圧閉が消失するまでの間検出できる音信号である。
このステップS10では、既登録者の被測定者PAまたは被測定者PBが図2に示す開始/停止スイッチ88を長押しするかどうかを、図5の制御部120が判断する。既登録者の被測定者PAまたは被測定者PBが開始/停止スイッチ88を長押ししたと制御部120が判断した場合には、制御部120は、ステップS14において、既登録者の被測定者PAまたは被測定者PBが、自動による腕帯部2の加圧値設定操作を解除して、手動で腕帯部2の加圧値を設定するものと判断して、ステップS5に移り、ステップS5からステップS9までを実行する。
このステップS11では、具体的な既登録者として被測定者PAと被測定者PBのいずれが実際に指定されるかを、制御部120が判断する。この場合に、被測定者PAと被測定者PBのいずれかも指定されない場合には、ステップS9に移って血圧測定動作を終了する。
ステップS11において具体的な既登録者として被測定者PAと被測定者PBのいずれが実際に指定される場合には、図7のステップS12において、具体的な既登録者として被測定者PAと被測定者PBのいずれかを指定して選択する。例えば図2の既登録者表示領域63Mにおいて、被測定者PBを選択した場合には、被測定者PBが選択された時刻に合わせて、図8(A)において、被測定者PBの朝の収縮期血圧に対応する腕帯部の加圧値VPBであるか、被測定者PBの夕方の収縮期血圧に対応する腕帯部の加圧値WPBのいずれかが、図8(B)のクロック500が計時している現在時間に従って自動的に選択できる。
また、上述したステップS12とS13では、既登録者の例として、被測定者PAを選択して、被測定者PAが、例えば被測定者PAの朝の収縮期血圧に対応する腕帯部の加圧値VPAを選択しても良い。既登録者の例として、被測定者PAを選択して、被測定者PAが、例えば被測定者PAの夕方の収縮期血圧に対応する腕帯部の加圧値WPAを選択しても良い。
そして、次回の測定時には、被測定者が新規の被測定者ではなく既登録者であれば、制御部120は、その既登録者である被測定者に適した腕帯部の加圧値をデータ用メモリ154から読みだして、制御部120は、腕帯部2をいわゆる「個別測定モード」で加圧動作させることで、各被測定者が負担感なく迅速で正確な血圧測定が可能になる。
ステップS5−1では、制御部120が脈波検出結果に決められた加圧値で脈波を検出したか判断して、決められた加圧値以外の場合には、ステップS3で記憶した腕帯部の加圧値を修正して、初めての被測定者PCの加圧値として、図8(A)に示すデータ用メモリ154内の被測定者テーブルTBに、再度記憶させることができる。その後、ステップS6からステップS9を実行する。
図8(A)に示す2人の被測定者PAと被測定者PBが既登録者であるが、これに限らず、3人以上の被測定者を既登録者として登録してももちろん良い。
図1と図3に示す腕帯部2は、タグ33を有している。これに対して、図9に示す腕帯部2は、別の形状のタグ233を有している。このタグ233は、開口部11R側から開口部11Pにかけて腕帯部2の長手方向に沿って、外布16に対して固定されている。タグ233は、腕帯部2の開口部11RからV方向に沿って突出して設けられているつまみ部分233Aと、図9(B)に示すように指Fを通すための指挿入部233Bを有している。タグ233は、例えば布部材あるいはプラスチック部材であっても良い。
また、図10に示す本発明の別の実施形態では、外側が剛性を有し、取っ手2Vを備えたプラスチック製の腕帯部2を用いることができ、血圧計本体や腕帯部におけるマイクロフォンの配置構造は、上述のようにしてもよい。すなわち、本発明の血圧計の実施形態としては、上述した腕帯部の外側がソフトな外布で覆われているタイプのものと、図10に示す腕帯部の外側がプラスチック製等の硬い表面部材を有するタイプのものの両方を含んでいる。
Claims (4)
- 被測定者の上腕に装着される腕帯部と、前記腕帯部内を加圧する加圧手段と、制御部と、前記腕帯部内の圧力を検出する圧力センサと、前記腕帯部内の圧力を減圧する減圧手段と、を備え、前記圧力センサからの圧力信号を受けて前記制御部により前記加圧手段と前記減圧手段を制御して血圧を測定する血圧計であって、
前記制御部に対して、血圧測定をしようとする前記被測定者を選択して、選択した前記被測定者に適した前記腕帯部の加圧値を設定するための設定部と、
前記設定部により選択された前記被測定者に対して、前記選択された前記被測定者に適した前記腕帯部の加圧値により血圧測定を行う前記制御部と
を備えることを特徴とする血圧計。 - 前記制御部に接続され、前記設定部により既に登録された前記被測定者を既登録者として予め記憶し、前記既登録者である前記被測定者に適した前記腕帯部の加圧値を予め記憶している記憶部を有することを特徴とする請求項1に記載の血圧計。
- 前記記憶部には、同一の前記既登録者である前記被測定者について、異なる時間帯における前記腕帯部の加圧値を予め記憶していることを特徴とする請求項2に記載の血圧計。
- 前記腕帯部は、血圧計本体とは別体になっており、前記腕帯部は、前記上腕に装着された時に前記上腕を阻血する阻血用空気袋と、前記上腕に装着された時にコロトコフ音検出用の前記マイクロフォンとを収納し、前記阻血用空気袋は、前記血圧計本体内の前記加圧手段と前記減圧手段に対して接続されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の血圧計。
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