JP2012167609A - バルブタイミング調整装置 - Google Patents

バルブタイミング調整装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012167609A
JP2012167609A JP2011029656A JP2011029656A JP2012167609A JP 2012167609 A JP2012167609 A JP 2012167609A JP 2011029656 A JP2011029656 A JP 2011029656A JP 2011029656 A JP2011029656 A JP 2011029656A JP 2012167609 A JP2012167609 A JP 2012167609A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
hydraulic chamber
adjusting device
valve timing
vane rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011029656A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5626584B2 (ja
Inventor
Masashi Hayashi
将司 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2011029656A priority Critical patent/JP5626584B2/ja
Publication of JP2012167609A publication Critical patent/JP2012167609A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5626584B2 publication Critical patent/JP5626584B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Abstract

【課題】 独立したリリーフバルブを必要とせず、リリーフバルブ開弁時に流れる圧油により内部の異物を排出可能なバルブタイミング調整装置を提供する。
【解決手段】 ベーンロータ9は、オイルポンプから供給される作動油によってシューハウジング3に対して相対回動する。シールプレートユニット500は、ベーンロータ9とスプロケット1との間に設けられ、通常作動時、進角油圧室85と遅角油圧室81との間の内部漏れを防止する。例えば、ベーンロータ9が進角方向へ作動中、進角油圧室85の油圧が所定のリリーフ圧以上の高圧となると、油圧Pにより、可撓部51がスプロケット1側に撓み、ベーンロータ9との間にリリーフ通路54を形成する。これにより、シールプレートユニット500がリリーフバルブの機能を有する。また、バルブタイミング調整装置内部の異物を圧油により排出することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、吸気弁および排気弁の少なくともいずれか一方を開閉するバルブタイミングを変更するためのバルブタイミング調整装置に関する。
従来、内燃機関のクランクシャフトと同期回転するタイミングプーリやチェーンスプロケットを介してカムシャフトを駆動し、タイミングプーリやチェーンスプロケットとカムシャフトとの相対回動による位相差により吸気弁および排気弁の少なくともいずれか一方の開閉を行うベーン式のバルブタイミング調整装置が知られている。
ベーン式のバルブタイミング調整装置では、ベーン部を有するベーンロータが、ハウジングに対して相対回動可能に収容される。ベーン部の回転方向の一方側には進角油圧室が形成され、ベーン部の回転方向の他方側には遅角油圧室が形成される。進角油圧室または遅角油圧室の一方にオイルポンプ等の油圧供給源から作動油が供給され、進角油圧室または遅角油圧室の他方から作動油が排出されることにより、ベーンロータが油圧駆動されてハウジングに対して相対回動する。
ここで、例えば油圧系統の故障や異物等による油路の詰まりによって油圧回路が異常高圧となった場合にバルブタイミング調整装置や配管に過剰な油圧が作用することを防止するため、又は、必要以上の高油圧でオイルポンプを駆動させると内燃機関の効率が悪くなるため、所定のリリーフ圧以上の過剰圧を逃がすリリーフバルブを設ける場合がある。
例えば、特許文献1に記載のバルブタイミング制御装置では、オイルポンプと油圧制御弁との間にオイルフィルタが設けられ、このオイルフィルタを迂回するバイパス油路にリリーフバルブが設けられている。オイルフィルタの目詰まり等によってオイルフィルタのオイルポンプ側と油圧制御弁側との差圧が所定値以上となると、リリーフバルブが開弁し、作動油はバイパス油路を通って油圧制御弁に供給される。
特許第2998565号公報
特許文献1の構成では、独立したリリーフバルブを油路に設ける必要があり、部品コストや設置スペースが増大する。また、バイパス油路がバルブタイミング調整装置の外部に設けられるため、バルブタイミング調整装置の内部に異物が有る場合、リリーフバルブの閉弁時または開弁時に拘わらず、バルブタイミング調整装置内部の異物を作動油により排出することができない。したがって、内部の異物によるバルブタイミング調整装置の作動不良を防止することができない。
本発明は上記の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、独立したリリーフバルブを必要とせず、リリーフバルブ開弁時に流れる圧油により内部の異物を排出可能なバルブタイミング調整装置を提供することである。
請求項1〜5に記載の発明は、内燃機関の駆動軸と、当該駆動軸の駆動力により回転駆動されて吸気弁および排気弁を開閉する従動軸との位相を変化させることによって、吸気弁および排気弁の少なくとも一方の開閉タイミングを調整するバルブタイミング調整装置に係る発明である。
請求項1に記載のバルブタイミング調整装置は、第1ハウジング、ベーンロータ、第2ハウジングおよびシールプレートユニットを備える。
第1ハウジングは、駆動軸または従動軸の一方とともに回転し、当該一方の軸の軸方向の端面に開口を有するカップ状を呈する。ベーンロータは、第1ハウジングに収容され、駆動軸または従動軸の他方とともに回転し、第1ハウジングに対し所定角度範囲で相対回動可能な複数のベーン部を有し、ベーン部の回転方向の一方側に進角油圧室が形成され、ベーン部の回転方向の他方側に遅角油圧室が形成される。
第2ハウジングは、第1ハウジングの開口を塞ぐように第1ハウジングに固定される。
シールプレートユニットは、第1ハウジングのベーンロータに対して第2ハウジング側に収容され、1枚のプレートにより又は複数のプレートが積層されて構成され、板厚方向に弾性変形可能であってベーンロータの端面および第2ハウジングの端面に当接する。
シールプレートユニットは、複数の支持部と可撓部とを有する。複数の支持部は、進角油圧室側と遅角油圧室側とを結ぶ方向に延び、相対的に剛性が高い。可撓部は、複数の支持部同士の間に形成され、ベーンロータに当接可能であり、かつ相対的に剛性が低く油圧によって撓むことが可能である。
そして、進角油圧室または遅角油圧室の少なくともいずれか一方の油圧が所定の圧力以上となったとき、可撓部が第2ハウジング側に凹むように撓むことでベーンロータとの間に進角油圧室と遅角油圧室とを連通可能なリリーフ通路を形成する。
シールプレートユニットの基本的な機能は、ベーンロータの端面と第1ハウジングの端面との間のスラストクリアランスを埋め、進角油圧室と遅角油圧室との間で圧油が漏れる「内部漏れ」を抑制することである。内部漏れを抑制することで、オイルポンプから供給される圧油がバルブタイミング調整のために有効に使われる効率を向上する。そのため、オイルポンプのエネルギー効率が向上し、またバルブ開閉タイミングによる位相制御の精度を向上させることができる。
それに加え本発明では、進角油圧室または遅角油圧室の少なくともいずれか一方の油圧が所定の圧力以上となった場合において、シールプレートユニットの可撓部が撓んでリリーフ通路を形成し、進角油圧室と遅角油圧室とを連通させる。すなわち、故意に内部漏れを起こさせる。
これにより、シールプレートユニットがリリーフバルブの機能を有するため、独立したリリーフバルブを設ける必要がなくなる。また、バルブタイミング調整装置の内部に異物が有る場合、リリーフ通路に圧油が流れることにより異物を排出することができる。よって、内部の異物によるバルブタイミング調整装置の作動不良を防止することができる。
請求項2に記載の発明によると、シールプレートユニットは、ベーンロータ側に配置される可撓プレートと、第2ハウジング側に配置され支持部を形成する支持プレートとが積層されて構成される。可撓プレートのうち支持プレートの支持部に当接する被支持部以外の部分が可撓部を構成する。
これにより、可撓プレートと支持プレートとをそれぞれの特性に適した板厚または材質で形成し、それを組み合わせてシールプレートユニットを構成することができる。よって、リリーフ圧等の仕様に応じてシールプレートユニットの設計、調整等が容易となる。
請求項3に記載の発明によると、シールプレートユニットは、可撓部と支持部とを有する1枚のシールプレートにより構成される。
これにより、部品点数を低減することができる。
請求項4に記載の発明によると、複数の支持部は、リブによって構成される。
これにより、支持部と可撓プレートとの接触面積を広く取ることができる。したがって、支持部は、可撓プレートをより堅固に支持し、可撓部の撓みをより安定させることができる。
請求項5に記載の発明によると、複数の支持部は、連続して配列される複数の突起によって構成される。
支持部をリブで構成する場合と比較すると、複数の突起を配列した突起列により支持部を構成する場合、突起列の全体のサイズをリブのサイズと同等とすれば、複数の突起自体の総面積はリブの面積より小さくなる。そのため、プレス加工による応力を低減することができ、シールプレートの強度を向上させることができる。また、プレス金型は、突起用の同一形状の入れ子ピンを複数製作し、主型に組み付けることができるため、型製作およびメンテナンスが容易となる。
本発明の第1、第2実施形態のバルブタイミング調整装置を示す断面図である。 本発明の第1実施形態のバルブタイミング調整装置が適用される内燃機関を示す模式図である。 本発明の第1実施形態のバルブタイミング調整装置の最遅角位置を示す図1のB−B断面図である。 本発明の第1実施形態の可撓プレートを示す平面図である。 本発明の第1実施形態の支持プレートを示す(a)平面図、(b)(a)のD−D断面図である。 バルブタイミング調整装置の通常作動時における図3の(a)A5−A5断面、(b)C−C断面の模式図である。 バルブタイミング調整装置の高圧時における図3の(a)A5−A5断面、(b)C−C断面の模式図である。 本発明の第2実施形態のバルブタイミング調整装置の最遅角位置を示す第1のB−B断面図である。 本発明の第2実施形態のシールプレートを示す(a)平面図、(b)(a)のG−G断面図である。 バルブタイミング調整装置の通常作動時における図8の(a)E−E断面、(b)F−F断面の模式図である。 バルブタイミング調整装置の高圧時における図8の(a)E−E断面、(b)F−F断面の模式図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。バルブタイミング調整装置99は、図2に示すように、内燃機関96の吸気弁90側に適用され、クランクシャフト97と所定の位相差で吸気弁90を開閉する装置である。
スプロケット1はカムシャフト2に同軸に設置されている。排気弁ギア91はカムシャフト92に、駆動軸ギア98はクランクシャフト97に、それぞれ同軸に固定されている。カムシャフト2は吸気弁90を開閉し、カムシャフト92は排気弁93を開閉する。チェーン95がスプロケット1、排気弁ギア91および駆動軸ギア98に巻き掛けられて周回することにより、クランクシャフト97の駆動力がスプロケット1および排気弁ギア91に伝達され、これらが同期して回転する。
クランクシャフト97は、特許請求の範囲に記載の「駆動軸」に相当し、吸気弁90側のカムシャフト2は、特許請求の範囲に記載の「従動軸」に相当する。
まず、図1〜図3を参照して、バルブタイミング調整装置99の概略構成を説明する。
バルブタイミング調整装置99は、「ハウジング部材」としてのスプロケット1およびシューハウジング3に対するベーンロータ9の相対回動位置が変化することによりバルブタイミングを調整する。ここで、「進角させる」とはバルブタイミングを早めることをいい、「遅角させる」とはバルブタイミングを遅らせることをいう。図3における時計回り方向が「進角方向」であり、反時計回り方向が「遅角方向」である。また、対象物の進角方向の側を「進角側」といい、対象物の遅角方向の側を「遅角側」という。
ベーンロータ9がスプロケット1およびシューハウジング3に対して相対回動する「所定角度範囲内」の上下限を「最進角位置」および「最遅角位置」という。図3は、最遅角位置での断面図である。図1は、図3のA1−O−A2−A3−A4断面に対応する。
次に、バルブタイミング調整装置99の構成を順に説明する。以下の説明では、図1の右側を「後ろ側」、図1の左側を「前側」と表す。
スプロケット1およびシューハウジング3は、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「第2ハウジング」および「第1ハウジング」に相当する。
スプロケット1は、クランクシャフト97から駆動力を伝達されて回動する。スプロケット1は、中央部にカムシャフト2が嵌合する軸受穴1aを有する。スプロケット1は、また、ねじ14が貫通するねじ穴1hを有する。
シューハウジング3は、スプロケット1に当接する側が開口し、内側に収容室4を形成する有底の蓋状をなす。収容室4は、シュー部3a〜3d、及び、中央壁部3eに囲まれた空間である。シュー部3a〜3dは、中央壁部3eを中心として4方向の径外方向に放射状に膨らんで設けられる。収容室4の底部には、ワッシャ穴3fが形成される。
シュー部3a〜3dのそれぞれの周方向の間には中央壁部3eが形成される。中央壁部3eの断面は、ベーンロータ9のロータボディ部9eに対応する円弧状をなす。中央壁部3eには、4本のねじ14が螺合する4つのタップ孔3hが形成されている。
シュー部3a〜3dのそれぞれの内壁面の断面も円弧状をなす。また、シュー部3a〜3dのそれぞれの進角側および遅角側の壁は中央壁部3eとつながっている。シュー部3a〜3dは、それぞれベーンロータ9のベーン部9a〜9dを収容する。ここで、ベーン部9aのみ、ベーン部9b、9c、9dよりも周方向の幅が大きく、最遅角位置でベーン部9aの遅角側の側面がシュー部3aの遅角側の内壁に当接し、最進角位置でベーン部9aの進角側の側面がシュー部3aの進角側の内壁に当接するように形成されている。一方、ベーン部9b、9c、9dの遅角側の側面、進角側の側面は、いずれも最遅角位置、最進角位置でシュー部3b、3c、3dの内壁に当接しない。
ベーンロータ9は、ロータボディ部9eとベーン部9a〜9dとからなり、収容室4に収容される。ロータボディ部9eはシューハウジング3の中央壁部3eに対応し、ベーン部9a〜9dはシュー部3a〜3dに対応する。ベーンロータ9がシューハウジング3に対して相対回動することにより、下記4組の遅角油圧室と進角油圧室とが形成される。
(a)シュー部3aとべーン部9aとロータボディ部9eとに囲まれる空間において、ベーン部9aの進角側の空間は遅角油圧室81を形成し、ベーン部9aの遅角側の空間は進角油圧室85を形成する。
(b)シュー部3bとべーン部9bとロータボディ部9eとに囲まれる空間において、ベーン部9bの進角側の空間は遅角油圧室82を形成し、ベーン部9bの遅角側の空間は進角油圧室86を形成する。
(c)シュー部3cとべーン部9cとロータボディ部9eとに囲まれる空間において、ベーン部9cの進角側の空間は遅角油圧室83を形成し、ベーン部9cの遅角側の空間は進角油圧室87を形成する。
(d)シュー部3dとべーン部9dとロータボディ部9eとに囲まれる空間において、ベーン部9dの進角側の空間は遅角油圧室84を形成し、ベーン部9dの遅角側の空間は進角油圧室88を形成する。
これらの遅角油圧室81、82、83、84と進角油圧室85、86、87、88とは、それぞれ、ベーン部9a〜9dおよびロータボディ部9eによって区画されている。
ロータボディ部9eの外周部およびベーン部9a〜9dの外周部には、それぞれ、シューハウジング3の内壁面に面しラジアルクリアランスからの内部漏れを防止するためのシール部材7が、板ばね8に付勢される状態で設置される。
一方、スラストクリアランスについて、シューハウジング3の収容室4の深さはベーンロータ9の厚さよりもわずかに大きく形成され、収容室4の深さからベーンロータ9の厚さを差し引いた値がスラストクリアランスとなる。このスラストクリアランスからの内部漏れを防止するため、後述のシールプレートユニット500が設けられる。
ベーンロータ9は、中央に貫通穴9hを有する。貫通穴9hの後ろ側のリアインロー部9fと貫通穴9hの前側のフロントインロー部9gとは、同軸精度良く形成される。
リアインロー部9fの内壁にはカムシャフト2の先端部2aの外壁が嵌合する。また、リアインロー部9fの底面は、平面度、及び、中心軸に対する直角度が精度良く形成される。これにより、カムシャフト2の先端面とリアインロー部9fの底面とが精度良く面接触し、接触面からの油漏れを防止することができる。
フロントインロー部9gの内壁にはセンターワッシャ5の外壁が嵌合する。また、フロントインロー部9gの底面は、平面度、及び、中心軸に対する直角度が精度良く形成される。これにより、センターワッシャ5の端面とフロントインロー部9gの底面とが精度良く面接触し、接触面からの油漏れを防止することができる。
カムシャフト2の先端面の中央には、ベーンロータ9の貫通穴9hと接続する中央穴2bが形成される。また中央穴2bの底部にタップ穴2cが形成される。
センターワッシャ5は、ベーンロータ9の反対側にザグリ部が形成され、中央に貫通穴を有している。センターボルト15は、センターワッシャ5、ベーンロータ9の貫通穴9h、カムシャフト2の中央穴2bを貫通し、タップ穴2cに所定の締付トルクで締め込まれる。このときセンターボルト15の頭部座面がセンターワッシャ5のザグリ底面に当接し、その摩擦により緩みが防止される。これにより、カムシャフト2とベーンロータ9とが同軸に締結される。
次にシールプレートユニット500の構成について、図4、図5を参照して説明する。
シールプレートユニット500は、図4に示す可撓プレート50と図5に示す支持プレート55とが積層されて形成される。図4は、可撓プレート50をベーンロータ9側から視た図である。図5(a)は、支持プレート55をベーンロータ9側から視た図であり、図5(b)は、図5(a)のD−D断面の拡大図である。
可撓プレート50の外形は、シュー部3a〜3dに対応する扇状部50a〜50dと中央壁部3eに対応する環状部50eとからなっている。環状部50eは、カムシャフト2の先端部2aに嵌合するための嵌合穴53を有している。
支持プレート55の外形も同様に、シュー部3a〜3dに対応する扇状部55a〜55dと中央壁部3eに対応する環状部55eとからなっている。環状部55eは、カムシャフト2の先端部2aに嵌合するための嵌合穴58を有している。
可撓プレート50および支持プレート55は、例えばステンレス板をプレス加工して形成される。このとき、可撓プレート50と支持プレート55とは、板厚または材質の異なるプレートで形成されてもよい。例えば、可撓プレート50の板厚を支持プレート55の板厚よりも薄くしてもよい。あるいは、可撓プレート50を相対的に剛性が低く弾性変形しやすい材質で形成し、支持プレート55を相対的に剛性が高い材質で形成してもよい。
支持プレート55の扇状部55a〜55dおよび環状部55eの全域にわたって、基面部56からベーンロータ91側に突き出す複数のリブ57が設けられている。複数のリブ57は、回転軸Oを中心とする円弧状に径方向内側から外側に向かって配列される4列のリブ571、572、573、574からなっている。リブ571は環状部55eに形成され、リブ572、573、574は、扇状部55a〜55dに形成されている。リブ571〜574は、相対的に剛性が高く、特許請求の範囲に記載の「支持部」に相当する。
可撓プレート50は、支持プレート55のリブ571〜574の上面に当接するように積層される。可撓プレート50と支持プレート55とは、例えば、接着、スポット溶接、かしめ等で一体に接合されてシールプレートユニット500を形成してもよい。あるいは、可撓プレート50を支持プレート55に載置するのみで接合しなくてもよい。
可撓プレート50の扇状部50a〜50dのうち支持プレート55のリブ571〜574に当接する被支持部52を除く略平面状の部分は可撓部51を構成する。可撓部51は、相対的に剛性が低く油圧によって撓むことが可能である。
可撓部51の上端面から基面部56の下端面までの自由高さHeは、ベーンロータ9とスプロケット1とのスラストクリアランスよりわずかに大きく形成される。これにより、シールプレートユニット500のリブ571〜574が板厚方向に弾性変形することで、可撓部51がベーンロータ9の端面に当接するとともに、基面部56がスプロケット1の端面に当接する(図6参照)。
次に油圧の供給および排出に関する構成を説明する。
カムシャフト2のジャーナル部42は、図示しないシリンダヘッドに設けられた軸受部41により回転可能に支持されるとともに回転軸方向への移動を規制されている。遅角主油路38、進角主油路39は、それぞれカムシャフト2内部の遅角導入油路28、進角導入油路29に連通する。
ベーンロータ9内部で、遅角導入油路28は、油路を経由して遅角油圧室81、82、83、84と連通し、進角導入油路29は、油路を経由して進角油圧室85、87、88、89と連通する。図3には、遅角油圧室81に連通する油路31、進角油圧室85に連通する油路35を例示している。
切替バルブ49のオイルパン45側の2つのポートには、オイルポンプ46からの圧油を圧送する圧送油路47とオイルパン45へ油を排出する排出油路48とが接続される。また、切替バルブ49のバルブタイミング調整装置99側の2つのポートには、遅角主油路38と進角主油路39とが接続される。
切替バルブ49は、下記(イ)〜(ハ)の3モードを切り替えることができる。
(イ)圧送油路47と遅角主油路38とを連通し、排出油路48と進角主油路39とを連通する逆送モード49a
(ロ)いずれの連通をも遮断する停止モード49b
(ハ)圧送油路47と進角主油路39とを連通し、排出油路48と遅角主油路38とを連通する正送モード49c
以上の構成により、切替バルブ49の切替操作によって、オイルポンプ46からの圧油を遅角油圧室81、82、83、84へ、または、進角油圧室85、86、87、88へ選択的に供給すること、または、いずれへの供給も停止することができる。
(作動)
次にバルブタイミング調整装置99の作動を説明する。ここで、進角方向への作動を「進角作動」、遅角方向への作動を「遅角作動」という。
(I)図3に示すように、エンジン始動時、ポンプ46からの圧油が遅角油圧室81、82、83、84、進角油圧室85、86、87、88のいずれにもまだ導入されていない初期状態では、ベーンロータ9は最遅角位置にある。
(II)進角作動状態では、切替バルブ49の正送モード49cを選択すると、オイルポンプ46からの圧油は、供給油路47、進角主油路39、進角導入油路29を経由して進角油圧室85、86、87、88に分配される。進角油圧室85、86、87、88の油圧がそれぞれベーン部9a〜9dの遅角側の側面に作用するため、ベーンロータ9は進角方向へ相対回動する。このときの最大作動位置が「最進角位置」となる。
これにより、カムシャフト2のバルブタイミングが早められる。また、遅角油圧室81、82、83、84の圧油は、遅角導入油路28、遅角主油路38、排出油路48を経由してオイルパン45に排出される。
(III)次に、遅角作動状態では、切替バルブ49の逆送モード49aを選択すると、オイルポンプ46からの圧油は、圧送油路47、遅角主油路38、遅角導入油路28を経由して遅角油圧室81、82、83、84に分配される。遅角油圧室81、82、83、84の油圧がそれぞれベーン部9a〜9dの進角側の側面に作用するため、ベーンロータ9は遅角方向へ相対回動する。
これにより、カムシャフト2のバルブタイミングが遅らされる。また、進角油圧室85、86、87、88の圧油は、進角導入油路29、進角主油路39、排出油路48を経由してオイルパン45に排出される。
(IV)ベーンロータ9が進角方向あるいは遅角方向へ相対回動している途中で切替バルブ49の停止モード49bが選択されると、遅角油圧室81、82、83、84および進角油圧室85、86、87、88の圧油は流入および流出が遮断され、ベーンロータ9は中間の位置に保持され、所望のバルブタイミングを得ることができる。
以上、(I)〜(IV)の過程において油圧系統の故障や異物等による油路の詰まりによって進角油圧室85、86、87、88または遅角油圧室81、82、83、84の油圧が所定のリリーフ圧以上の高圧となった場合、本実施形態では、シールプレートユニット500がリリーフバルブとして機能する。このシールプレートユニット500の作用について、図6、図7を参照して説明する。
図6(a)および次の図7(a)は図3のA5−A5断面図であり、図1のQ部拡大図に相当する。図6(b)および次の図7(b)は図3のC−C断面図である。参考のため、図6(a)、図7(a)に、図3のC−C断面に対応する断面線を図示した。
図6、図7は、シュー部3a〜3dを代表してシュー部3aの断面を示す。
バルブタイミング調整装置99の停止時、あるいは、進角油圧室85およびは遅角油圧室81の油圧が所定のリリーフ圧未満での通常作動時には、図6に示すように、可撓部51がベーンロータ9の端面に当接し基面部56がスプロケット1の端面に当接することで、シールプレートユニット500の弾性力により内部漏れシール性が確保される。
一方、図7に示すように、オイルポンプ46からの圧油が進角油圧室85に供給されベーンロータ9が進角方向へ作動中(矢印M)、何らかの理由で進角油圧室85の油圧が所定のリリーフ圧以上となったと仮定する。すると、可撓部51が油圧Pを受けてスプロケット1側に撓み、ベーンロータ9の端面との間にリリーフ通路54を形成する。このとき、可撓部51を支持しているリブ571〜574は進角油圧室85と遅角油圧室81とを結ぶ方向に延びているため、リリーフ通路54は、進角油圧室85と遅角油圧室81とを結ぶ方向に形成される。そのため、進角油圧室85の過剰な圧油はリリーフ通路54を経由して遅角油圧室81にリリーフされ(破線矢印R)、オイルパン45へ排出される。
これにより、本実施形態では、シールプレートユニット500がリリーフバルブとして機能するため、独立したリリーフバルブを油路に設ける必要がない。
また、バルブタイミング調整装置99の内部に異物が有る場合、リリーフ通路54を圧油が流れることにより異物を排出することができる。よって、内部の異物によるバルブタイミング調整装置99の作動不良を防止することができる。
さらに、シールプレートユニット500は、可撓プレート50と支持プレート55とをそれぞれの特性に応じた板厚または材質で形成し、それを組み合わせて構成することができる。よって、リリーフ圧等の仕様に応じてシールプレートユニット500の設計、調整等が容易となる。
加えて、後述する第2実施形態のように複数の突起列で支持部を構成する場合に比べ、支持プレート55の支持部をリブで構成することで、可撓プレート50との接触面積を広く取ることができる。したがって、リブ57は、可撓プレート50をより堅固に支持し、可撓部51の撓みをより安定させることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態のバルブタイミング調整装置について、図1および図8〜図11を参照して説明する。第2実施形態は、第1実施形態に対してシールプレートユニットの構成のみが異なる。第1実施形態と共通の図1は、図8のA1−O−A2−A3−A4断面図に相当する。
以下の説明では、実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態のシールプレートユニットは、図9に示すように、1枚のシールプレート60から構成される。図9(a)は、シールプレート60をベーンロータ9側から視た図であり、図9(b)は、図9(a)のG−G断面の拡大図である。シールプレート60の外形は、第1実施形態の可撓プレート50および支持プレート55と同様に、シュー部3a〜3dに対応する扇状部60a〜60dと中央壁部3eに対応する環状部60eとからなる。環状部60eは、カムシャフト2の先端部2aに嵌合するための嵌合穴63を有している。シールプレート60は、例えばステンレス板をプレス加工して形成される。
扇状部60a〜60dおよび環状部60eの外縁部620は、スプロケット1側に屈曲している。また、扇状部60a〜60dおよび環状部60eの全域にわたって、板面からスプロケット1側に突き出す複数の突起62が設けられている。複数の突起62は、回転軸Oを中心とする円弧状に径方向内側から外側に向かって4列に配列され、突起列621、622、623、624を形成している。突起列621は環状部60eに形成され、突起列622、623、624は、扇状部60a〜60dに形成されている。また、外縁部620および突起列621〜624の高さは略同一である。
突起列621〜624は、相対的に剛性が高く、特許請求の範囲に記載の「支持部」に相当する。また、外縁部620のうち扇状部60a〜60dの径方向外側の円弧状部分も「支持部」の一部を構成する。
扇状部60a〜60dのうち上記の外縁部620および複数の突起62を除く略平面部分は可撓部61を構成する。可撓部61は、相対的に剛性が低く油圧によって撓むことが可能である。
可撓部61の上端面から外縁部620および突起列621〜624の下端までの自由高さHeは、ベーンロータ9とスプロケット1とのスラストクリアランスよりわずかに大きく形成される。これにより、シールプレート60の外縁部620および突起列621〜624が板厚方向に弾性変形することで、図10に示すように、可撓部61がベーンロータ9の端面に当接するとともに、突起62の下端および外縁部620の下端がスプロケット1の端面に当接する。
本実施形態では、シールプレート60がリリーフバルブとして機能する。このシールプレート60の作用について、図10、図11を参照して説明する。
図10(a)および次の図11(a)は図8のE−E断面図であり、図1のQ部拡大図に相当する。図10(b)および次の図11(b)は図8のF−F断面図である。参考のため、図10(a)、図11(a)に、図8のF−F断面に対応する断面線を図示した。
図10、図11は、シュー部3a〜3dを代表してシュー部3aの断面を示す。
バルブタイミング調整装置99の停止時、あるいは、進角油圧室85およびは遅角油圧室81の油圧が所定のリリーフ圧未満での通常作動時には、図10に示すように、可撓部61がベーンロータ9の端面に当接し突起62の下端および外縁部620の下端がスプロケット1の端面に当接することで、シールプレート60の弾性力により内部漏れシール性が確保される。
一方、図11に示すように、オイルポンプ46からの圧油が進角油圧室85に供給されベーンロータ9が進角方向へ作動中(矢印M)、何らかの理由で進角油圧室85の油圧が所定のリリーフ圧以上となったと仮定する。すると、可撓部61が油圧Pを受けてスプロケット1側に撓み、ベーンロータ9の端面との間にリリーフ通路64を形成する。このとき、可撓部61を支持している突起列621〜624は進角油圧室85と遅角油圧室81とを結ぶ方向に延びているため、リリーフ通路64は、進角油圧室85と遅角油圧室81とを結ぶ方向に形成される。そのため、進角油圧室85の過剰な圧油はリリーフ通路64を経由して遅角油圧室81にリリーフされ(破線矢印R)、オイルパン45へ排出される。
これにより、第1実施形態と同様、シールプレート60がリリーフバルブとして機能するため、独立したリリーフバルブを油路に設ける必要がない。また、バルブタイミング調整装置99の内部に異物が有る場合、リリーフ通路64を圧油が流れることにより異物を排出することができる。よって、内部の異物によるバルブタイミング調整装置99の作動不良を防止することができる。
また、シールプレートユニットが1枚のシールプレート60で構成されるため、第1実施形態に比べ、部品点数を低減することができる。
さらに、第1実施形態に対し、支持部は、リブでなく突起列によって構成される。この場合、突起列の全体のサイズをリブのサイズと同等とすれば、複数の突起自体の総面積はリブの面積より小さくなる。そのため、プレス加工による応力を低減することができ、シールプレートの強度を向上させることができる。また、プレス金型は、突起用の同一形状の入れ子ピンを複数製作し、主型に組み付けることができるため、型製作およびメンテナンスが容易となる。
(その他の実施形態)
(ア)上記第1実施形態は、積層タイプのシールプレートユニット500で支持部がリブ571〜574で構成される形態であり、上記第2実施形態は、1枚タイプのシールプレート60で支持部が突起列621〜624で構成される形態である。これに対し、積層タイプのシールプレートユニットの支持部が突起列で構成されてもよく、1枚タイプのシールプレートの支持部がリブで構成されてもよい。
(イ)支持部としてのリブまたは突起列は、4列に限らず、2列以上であればよい。
(ウ)積層タイプのシールプレートユニットは、1枚の可撓プレートと1枚の支持プレートから構成される形態に限らず、可撓プレートまたは支持プレートのいずれかを2枚以上、あるいは、可撓プレートおよび支持プレートの両方を2枚以上積層させて構成してもかまわない。
(エ)バルブタイミング調整装置は、吸気弁90側に限らず、排気弁93側に適用されてもよい。この場合、排気弁93側のカムシャフト92が特許請求の範囲に記載の「従動軸」に相当し、上記実施形態と逆の位相制御が行われる。すなわち、初期状態が最進角位置、最大作動状態が最遅角位置となる。
(オ)シュー部、ベーン部、及び、それに対応するシールプレートの扇状部の数は、各4個に限定されず、いくつであってもよい。
(カ)「第2ハウジング」は、上記実施形態のスプロケット1に限らず、クランクシャフト97からの駆動力をタイミングベルトによって伝達されるプーリであってもよい。
(キ)ベーンロータ9と共に回転する回転軸は、内燃機関96の従動軸であるカムシャフト2、92に限らず、駆動軸であるクランクシャフト97であってもよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々なる形態で実施することができる。
1 ・・・スプロケット(第2ハウジング)、
2 ・・・カムシャフト(従動軸)、
3 ・・・シューハウジング(第1ハウジング)、
3a〜3d ・・・シュー部、
9 ・・・ベーンロータ、
9a〜9d ・・・ベーン部、
500 ・・・シールプレートユニット、
50 ・・・可撓プレート、
51、61 ・・・可撓部、
52 ・・・被支持部、
54、64 ・・・リリーフ通路、
55 ・・・支持プレート、
56 ・・・基面部、
57 ・・・リブ(支持部)、
571〜574 ・・・リブ(支持部)、
60 ・・・シールプレート、
62 ・・・(複数の)突起(支持部)、
621〜623 ・・・突起列(支持部)、
81、82、83、84・・・遅角油圧室、
85、86、87、88・・・進角油圧室、
90 ・・・吸気弁、
93 ・・・排気弁、
97 ・・・クランクシャフト(駆動軸)、
99 ・・・バルブタイミング調整装置。

Claims (5)

  1. 内燃機関の駆動軸と、当該駆動軸の駆動力により回転駆動されて吸気弁および排気弁を開閉する従動軸との位相を変化させることによって、吸気弁および排気弁の少なくとも一方の開閉タイミングを調整するバルブタイミング調整装置であって、
    前記駆動軸または前記従動軸の一方とともに回転し、当該一方の軸の軸方向の端面に開口を有するカップ状の第1ハウジングと、
    前記第1ハウジングに収容され、前記駆動軸または前記従動軸の他方とともに回転し、前記第1ハウジングに対し所定角度範囲で相対回動可能な複数のベーン部を有し、前記ベーン部の回転方向の一方側に進角油圧室が形成され、前記ベーン部の回転方向の他方側に遅角油圧室が形成されるベーンロータと、
    前記第1ハウジングの前記開口を塞ぐように前記第1ハウジングに固定される第2ハウジングと、
    前記第1ハウジングの前記ベーンロータに対して前記第2ハウジング側に収容され、1枚のプレートにより又は複数のプレートが積層されて構成され、板厚方向に弾性変形可能であって前記ベーンロータの端面および前記第2ハウジングの端面に当接するシールプレートユニットと、
    を備え、
    前記シールプレートユニットは、
    前記進角油圧室側と前記遅角油圧室側とを結ぶ方向に延び相対的に剛性が高い複数の支持部と、前記複数の支持部同士の間に形成され、前記ベーンロータに当接可能であり、かつ、相対的に剛性が低く油圧によって撓むことが可能な可撓部と、を有し、
    前記進角油圧室または前記遅角油圧室の少なくともいずれか一方の油圧が所定の圧力以上となったとき、前記可撓部が前記第2ハウジング側に凹むように撓むことで前記ベーンロータとの間に前記進角油圧室と前記遅角油圧室とを連通可能なリリーフ通路を形成することを特徴とするバルブタイミング調整装置。
  2. 前記シールプレートユニットは、前記ベーンロータ側に配置される可撓プレートと、前記第2ハウジング側に配置され前記支持部を形成する支持プレートとが積層されて構成され、
    前記可撓プレートのうち前記支持プレートの前記支持部に当接する被支持部以外の部分が前記可撓部を構成することを特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング調整装置。
  3. 前記シールプレートユニットは、前記可撓部と前記支持部とを有する1枚のシールプレートにより構成されることを特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング調整装置。
  4. 前記複数の支持部は、リブによって構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
  5. 前記複数の支持部は、連続して配列される複数の突起によって構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
JP2011029656A 2011-02-15 2011-02-15 バルブタイミング調整装置 Expired - Fee Related JP5626584B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011029656A JP5626584B2 (ja) 2011-02-15 2011-02-15 バルブタイミング調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011029656A JP5626584B2 (ja) 2011-02-15 2011-02-15 バルブタイミング調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012167609A true JP2012167609A (ja) 2012-09-06
JP5626584B2 JP5626584B2 (ja) 2014-11-19

Family

ID=46971985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011029656A Expired - Fee Related JP5626584B2 (ja) 2011-02-15 2011-02-15 バルブタイミング調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5626584B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1162524A (ja) * 1997-08-28 1999-03-05 Denso Corp 内燃機関用バルブタイミング調整装置
JP2000240414A (ja) * 1999-02-16 2000-09-05 Mitsubishi Electric Corp ベーン式油圧アクチュエータ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1162524A (ja) * 1997-08-28 1999-03-05 Denso Corp 内燃機関用バルブタイミング調整装置
JP2000240414A (ja) * 1999-02-16 2000-09-05 Mitsubishi Electric Corp ベーン式油圧アクチュエータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP5626584B2 (ja) 2014-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5682614B2 (ja) バルブタイミング調整装置
JP5759654B2 (ja) 油圧バルブ
JP4459892B2 (ja) バルブタイミング調整装置
JP3075337B2 (ja) 内燃機関用バルブタイミング調整装置
JP5177715B2 (ja) バルブタイミング調整装置およびその組立方法
CN101845975A (zh) 阀门定时控制装置
JP2009185719A (ja) バルブタイミング調整装置
JP2016200031A (ja) バルブタイミング調整装置
US7506622B2 (en) Valve timing control system
JP4900451B2 (ja) バルブタイミング調整装置
JPH08121122A (ja) 内燃機関用バルブタイミング調整装置
JP5626584B2 (ja) バルブタイミング調整装置
JPH08121123A (ja) 内燃機関用バルブタイミング調整装置
JP3567551B2 (ja) 内燃機関用バルブタイミング調整装置
JP3627340B2 (ja) 弁開閉時期制御装置
JP4853676B2 (ja) バルブタイミング調整装置
JP4463186B2 (ja) バルブタイミング調整装置
JP5601542B2 (ja) バルブタイミング調整装置
JP4168450B2 (ja) バルブタイミング調整装置
JP5557064B2 (ja) バルブタイミング調整装置
JP3384559B2 (ja) 内燃機関用バルブタイミング調整装置
JP6432413B2 (ja) バルブタイミング調整装置
JP3780594B2 (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JPH1089021A (ja) 内燃機関のバルブタイミング可変装置
JP3499070B2 (ja) 弁開閉時期制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130412

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140904

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140917

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees