JP2012166478A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成領域を短くすること。
【解決手段】第1の光硬化型インクを吐出する第1のヘッドと、第1のヘッドよりも所定方向の一方側に位置し、第1の光硬化型インクに光を照射して硬化させる光照射部と、光照射部よりも所定方向の一方側に位置し、第2の光硬化型インクを吐出する第2のヘッドと、第1のヘッド、光照射部、及び、第2のヘッドに対する媒体の相対位置を所定方向の一方側に移動させながら第1のヘッド及び第2のヘッドから光硬化型インクを吐出させることによって、媒体に画像を形成させる制御部と、を備え、第1のヘッドと第2のヘッドの間の所定方向の長さが光照射部の所定方向の長さ以下である画像形成装置。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
画像形成装置であるプリンターの中には、紫外線(光)を照射すると硬化するインク(紫外線硬化型インク)を使用するものがある。そして、紫外線硬化型インクを吐出する複数のヘッドの間に紫外線を照射する照射器が設けられたプリンターが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。このようなプリンターによれば、各ヘッドから吐出されるインクの色が異なる場合にも、異色のインク間での混色や滲みを抑制することができる。
特開2004−82452号公報
しかし、上記特許文献1に記載のように、ヘッドの間に照射器を設け、ヘッド間の長さを照射器の幅よりも長くしてしまうと、ヘッド間の長さが比較的に長くなり、画像形成領域が長くなってしまう。そうすると、画像形成領域内を搬送される(記録)媒体の搬送精度が低下してしまう問題が生じる。
そこで、本発明は、画像形成領域を短くすることを目的とする。
前記課題を解決する為の主たる発明は、第1の光硬化型インクを吐出する第1のヘッドと、前記第1のヘッドよりも所定方向の一方側に位置し、前記第1の光硬化型インクに光を照射して前記第1の光硬化型インクを硬化させる光照射部と、前記光照射部よりも前記所定方向の前記一方側に位置し、第2の光硬化型インクを吐出する第2のヘッドと、前記第1のヘッド、前記光照射部、及び、前記第2のヘッドに対する媒体の相対位置を前記所定方向の前記一方側に移動させながら、前記第1のヘッド及び前記第2のヘッドから光硬化型インクを吐出させることによって、前記媒体に画像を形成させる制御部と、を備え、前記第1のヘッドと前記第2のヘッドの間の前記所定方向の長さが、前記光照射部の前記所定方向の長さ以下であることを特徴とする画像形成装置である。
本発明の他の特徴は、本明細書、及び添付図面の記載により、明らかにする。
印刷システムの構成を示すブロック図である。 プリンターの概略断面図である。 比較例におけるヘッドと仮照射部の配置を説明する図である。 図4Aから図4Cは本実施形態におけるヘッドと仮照射部の配置を説明する図である。 変形例2におけるヘッドと仮照射部の配置を説明する図である。 変形例3におけるヘッドと仮照射部の配置を説明する図である。 図7Aから図7Cは変形例4におけるヘッドと仮照射部の配置を説明する図である。 変形例5におけるヘッドと仮照射部の配置を説明する図である。 変形例6におけるヘッドと仮照射部の配置を説明する図である。 変形例7におけるヘッドと仮照射部の配置を説明する図である。
===開示の概要===
本明細書の記載、及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかとなる。
即ち、第1の光硬化型インクを吐出する第1のヘッドと、前記第1のヘッドよりも所定方向の一方側に位置し、前記第1の光硬化型インクに光を照射して前記第1の光硬化型インクを硬化させる光照射部と、前記光照射部よりも前記所定方向の前記一方側に位置し、第2の光硬化型インクを吐出する第2のヘッドと、前記第1のヘッド、前記光照射部、及び、前記第2のヘッドに対する媒体の相対位置を前記所定方向の前記一方側に移動させながら、前記第1のヘッド及び前記第2のヘッドから光硬化型インクを吐出させることによって、前記媒体に画像を形成させる制御部と、を備え、前記第1のヘッドと前記第2のヘッドの間の前記所定方向の長さが、前記光照射部の前記所定方向の長さ以下である、ことを特徴とする画像形成装置である。
このような画像形成装置によれば、画像形成領域の所定方向の長さを短くすることができる。
かかる画像形成装置であって、前記第1のヘッドと前記第2のヘッドの間の前記所定方向の長さが、前記光照射部における光照射面の前記所定方向の長さ以下であること。
このような画像形成装置によれば、画像形成領域の所定方向の長さをより短くすることができる。
かかる画像形成装置であって、前記光照射部が、前記第1のヘッド及び前記第2のヘッドに対して、前記所定方向と交差する方向にずれて位置すること。
このような画像形成装置によれば、第1のヘッドと第2のヘッドの間の所定方向の長さを光照射部の所定方向の長さ以下にすることができる。
かかる画像形成装置であって、前記光照射部からの光を、前記第1のヘッドと前記第2のヘッドの間に位置する前記媒体上の前記第1の光硬化型インクへ導く導光部を有すること。
このような画像形成装置によれば、媒体上の第1の光硬化型インクを硬化させるために、光照射部からの光を有効に利用することができる。
かかる画像形成装置であって、前記導光部は、前記光照射部からの光を反射する面が前記所定方向に対向する一対の反射板を有すること。
このような画像形成装置によれば、光照射部からの光をヘッドの間に位置する媒体上の第1の光硬化型インクへ導くことができ、光照射部からの光を有効に利用することができる。
かかる画像形成装置であって、前記光照射部は、前記第1のヘッド及び前記第2のヘッドに対して、前記所定方向と交差する方向のうちの前記媒体から離れる側にずれて位置し、前記交差する方向の所定の位置における前記一対の反射板の前記所定方向の間隔の方が、前記所定の位置よりも前記交差する方向の前記離れる側の位置における前記一対の反射板の前記所定方向の間隔よりも、狭いこと。
このような画像形成装置によれば、第1の光硬化型インクに照射する光の照射強度を高めることができ、また、光照射部からの光を有効に利用することができる。
かかる画像形成装置であって、前記導光部は、前記光照射部からの光を集光するレンズを有すること。
このような画像形成装置によれば、光照射部からの光をヘッドの間に位置する媒体上の第1の光硬化型インクへ導くことができ、また、第1の光硬化型インクに照射する光の照射強度を高めることができる。
===印刷システムについて===
以下、「画像形成装置」をインクジェットプリンター(以下、プリンター)とし、プリンターとコンピューターが接続された印刷システムを例に挙げて実施形態を説明する。
図1は、印刷システムの構成を示すブロック図であり、図2は、プリンター1の概略断面図である。本実施形態のプリンター1は、紫外線(光)の照射によって硬化するインク(「光硬化型インク」に相当、以下「UVインク」と呼ぶ)を使用して、媒体S(例:紙、布、フィルム等)に画像を印刷する。UVインクは、紫外線硬化樹脂を含むインクであり、紫外線の照射を受けると紫外線硬化樹脂において光重合反応が起こることにより硬化する。なお、本実施形態のプリンター1は、媒体Sとして、媒体Sの搬送方向に連続する連続用紙(ロール紙)を使用する。ただし、これに限らず、例えば、単票紙であってもよい。
コンピューター60は、プリンター1と通信可能に接続されており、プリンター1に画像を印刷させるための印刷データをプリンター1に出力する。なお、コンピューター60には、アプリケーションプログラムから出力された画像データを印刷データに変換するためのプリンタードライバーがインストールされている。
コンピューター60から印刷データを受信したプリンター1は、コントローラー10により各ユニットを制御し、媒体Sに画像を印刷する。検出器群50がプリンター1内の状況を監視し、その検出結果に基づいて、コントローラー10は各ユニットを制御する。コントローラー10内のインターフェース部11は、外部装置であるコンピューター60とプリンター1との間でデータの送受信を行うためのものである。CPU12は、プリンター1全体の制御を行うための演算処理装置であり、ユニット制御回路14により各ユニットを制御する。メモリー13は、CPU12のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものである。
搬送ユニット20は、図2に示すように、搬送ローラー21A,21Bと搬送ベルト22を有する。媒体SはUVインクを吐出するヘッド31や紫外線を照射する照射部41,42の下を停まることなく一定の速度で搬送方向の下流側(所定方向の一方側)へ搬送される。なお、搬送ベルト22上の媒体Sは吸引吸着又は静電吸着されており、媒体Sの位置ずれが防止されている。
ヘッドユニット30は、UVインクを吐出する複数のヘッド31を有する。搬送方向の上流側から順に、イエローのUVインクを吐出するイエローヘッド31(Y)と、マゼンタのUVインクを吐出するマゼンタヘッド31(M)と、シアンのUVインクを吐出するシアンヘッド31(C)と、ブラックのUVインクを吐出するブラックヘッド31(K)が、配置されている。
各ヘッド31の下面(媒体Sと対向する面)では、UVインクを吐出する多数のノズルが搬送方向と交差する紙幅方向に所定の間隔で並んでいる(不図示)。よって、ヘッド31の下を媒体Sが通過する際にヘッド31からUVインクが吐出されることにより、搬送方向に沿う複数のドット列が紙幅方向に並んで印刷され、媒体Sに2次元の画像が印刷される。
なお、ノズルからのインク吐出方式は、駆動素子に電圧をかけて、インクが充填された圧力室を膨張・収縮させることによりインクを吐出するピエゾ方式でもよいし、発熱素子を用いてノズル内に気泡を発生させ、その気泡によってインクを吐出させるサーマル方式でもよい。
照射ユニット40は、媒体S上に着弾したUVインクに紫外線を照射してUVインクを硬化させるためのものであり、仮照射部41と本照射部42を有する。仮照射部41と本照射部42は、紫外線照射の光源として、例えば、多数の発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)や、メタルハライドランプ、水銀ランプなどを備えている。
仮照射部41及び本照射部42の紙幅方向の長さはヘッド31の紙幅方向の長さと同程度である。詳しく言うと、仮照射部41及び本照射部42における紫外線の照射面の紙幅方向の長さは、プリンター1が印刷可能な最大画像の紙幅方向の長さ以上であるとする。そうすることで、ヘッド31から吐出されたUVインクに対して紙幅方向の全域に亘って紫外線が照射される。
仮照射部41は、UVインクが完全に硬化しない程度に紫外線を照射し、UVインクを仮硬化させる。仮硬化により、媒体Sに着弾したUVインクの流動(ドットの広がり)を抑えることができる。
また、本実施形態のプリンター1では、図2に示すように、4個のヘッド31と4個の仮照射部41が搬送方向に交互に配置されている。よって、仮照射部41は、搬送方向の直ぐ上流側のヘッド31から吐出されたUVインクに対して、搬送方向の直ぐ下流側のヘッド31からUVインクが吐出される前に、紫外線を照射し、UVインクを仮硬化させる。そうすることで、異色のUVインク間での混色や滲みを抑制することができ、画像の画質を向上させることができる。
最後に、搬送方向の最下流側に配置された本照射部42が、4色のUVインク(YMCK)が完全に硬化するように4色のUVインクに対して紫外線を照射し、4色のUVインクを本硬化させる。こうして、媒体Sへの画像の印刷が完了する。よって、図2に示すように、搬送方向の最上流側に位置するイエローヘッド31(Y)から本照射部42までの領域を「画像形成領域」と呼ぶ。
このように、仮照射部41はUVインクを完全に硬化させず、本照射部42がUVインクを完全に硬化させる。よって、仮照射部41よりも本照射部42の方が、照射エネルギー(mJ/cm・単位面積あたりに照射させる紫外線の積算照射量)が高い。なお、照射エネルギー(mJ/cm)は、紫外線の照射強度(mW/cm)と照射時間(s)の積で定められる。
以上をまとめると、本実施形態のプリンター1では、コントローラー10(制御部に相当)が、ヘッド31や仮照射部41及び本照射部42に対して媒体Sを搬送方向の下流側に移動させながら、ヘッド31から媒体SにUVインクを吐出させ、仮照射部41及び本照射部42から媒体S上のUVインクに紫外線を照射させる。そうして、プリンター1は媒体S上にUVインクの画像を印刷する。
なお、上述のプリンター1に限らず、例えば、本照射部42を設けずに、ヘッド31の間に設けた照射部によって、UVインクを完全に硬化させてもよい。また、ヘッド31から吐出されるUVインクの色が同じであってもよい。また、例えば、イエローヘッド31(Y)が第1のヘッドに相当し、マゼンタヘッド31(M)が第2のヘッドに相当し、イエローヘッド31(Y)とマゼンタヘッド31(M)の間の仮照射部41が光照射部に相当する。
===ヘッド31と仮照射部41の配置:比較例===
図3は、比較例におけるヘッド31と仮照射部41の配置を説明する図である。ここで、仮照射部41における紫外線の照射面41aの搬送方向の長さ、即ち、照射面41aの幅長さを「L(a)」とする。なお、照射面41a(光照射部における光照射面に相当)とは、仮照射部41において紫外線を照射する面のことであり、例えば、LEDが取り付けられた面のことである。また、仮照射部41の搬送方向の長さ、即ち、仮照射部41の幅長さを「L(b)」とする。ここでは、仮照射部41の幅長さ「L(b)」が仮照射部41の最大の幅長さとする。そして、仮照射部41の幅長さが照射面41aの幅長さよりも長いとする(L(b)>L(a))。
比較例では、ヘッド31と仮照射部41の高さ(上下方向の位置)がほぼ同じであり、搬送方向に並ぶヘッド31の間に仮照射部41が収まっている。即ち、仮照射部41を挟んで搬送方向に並ぶ2つのヘッド31のうち、上流側のヘッド31(例:イエローヘッド31(Y))の下流側側面よりも下流側に仮照射部41の上流側側面が位置し、下流側のヘッド31(例:マゼンタヘッド31(M))の上流側側面よりも上流側に、仮照射部41の下流側側面が位置する。
そのため、比較例では、仮照射部41を挟んで搬送方向に並ぶ2つのヘッド31の間の搬送方向の長さL(h1)が仮照射部41の幅長さL(b)よりも長くなる(L(h1)>L(b))。つまり、比較例では、搬送方向に並ぶヘッド31の間隔が比較的に広い。
搬送方向に並ぶヘッド31の間隔が広いということは、搬送方向の最上流側に位置するイエローヘッド31(Y)から、搬送方向の最下流側に位置する仮照射部41までの搬送方向の長さ「L(f1)」が長く、画像形成領域の搬送方向の長さが長いということである。
画像形成領域の搬送方向の長さが長いと、搬送ローラー21A,21Bの間隔が広くなり、画像形成領域内を搬送される媒体Sが蛇行し易くなる。そうすると、ヘッド31から吐出されたUVインクは媒体S上の正しい位置に着弾せず、画像の画質が劣化してしまう。
言い換えれば、画像形成領域の搬送方向の長さが長いと、媒体Sの蛇行を防止するための機構(例えば、媒体Sを搬送するガイド部材や媒体Sの紙幅方向の端部を検知するセンサー等)を設ける必要があり、プリンター1の製造コストが上がってしまう。
また、画像形成領域の搬送方向の長さが長いと、プリンター1の幅(搬送方向の長さ)が長くなり、プリンター1が大型化してしまう。
そこで、本実施形態のプリンター1では、画像形成領域の搬送方向の長さを短くすることを目的とする。
===ヘッド31と仮照射部41の配置:本実施形態===
図4Aから図4Cは、本実施形態におけるヘッド31と仮照射部41の配置を説明する図である。図4Aは、ヘッド31と仮照射部41を紙幅方向から見た断面図である。本実施形態では、ヘッド31に対して仮照射部41が上下方向の上側(搬送方向と交差する方向における媒体から離れる側)にずれて位置する。
そして、ヘッド31の搬送方向の端部の位置と仮照射部41の搬送方向の端部の位置とが重複している。具体的に言うと、搬送方向に並ぶ2つのヘッド31のうち、上流側のヘッド31の下流側側面の方が、2つのヘッド31の間の仮照射部41の上流側側面よりも、下流側に位置し、下流側のヘッド31の上流側側面の方が、仮照射部41の下流側側面よりも上流側に位置する。つまり、搬送方向に並ぶヘッド31の間に仮照射部41が収まっていない。
そのため、本実施形態では、搬送方向に並ぶ2つのヘッド31の間の搬送方向の長さ、即ち、ヘッド間隔「L(h2)」が、仮照射部41の幅長さ「L(b)」よりも短い。更に、本実施形態では、ヘッド間隔L(h2)が、仮照射部41における照射面41aの幅長さ「L(a)」よりも短い。
つまり、本実施形態のプリンター1のように、仮照射部41をヘッド31に対して上下方向にずらして位置させることで、仮照射部41とヘッド31を干渉させずに、ヘッド間隔L(h2)を仮照射部41の幅長さL(b)よりも短くすることが出来る。
よって、比較例(図3)に比べて本実施形態(図4A)の方が、ヘッド間隔が狭くなる(L(h1)>L(h2))。ゆえに、比較例に比べて本実施形態の方が、イエローヘッド31(Y)から搬送方向最下流側の仮照射部41までの搬送方向の長さが短く(L(f1)>L(f2))、画像形成領域の搬送方向の長さを短くすることができる。また、ヘッド間隔L(h2)を仮照射部41の照射面41aの幅長さL(a)よりも短くすることで、画像形成領域の搬送方向の長さをより短くすることができる。
ゆえに、本実施形態では比較例に比べて、画像形成領域内を搬送される媒体Sが蛇行し難くなり、搬送精度が高まる。そうすると、ヘッド31から吐出されたUVインクの着弾位置ずれが抑制され、画像の画質が向上する。また、媒体Sの蛇行を防止するための機構を過度に設ける必要がなくなるため、プリンター1の製造コストを抑えることができる。また、プリンター1の幅(搬送方向の長さ)を短くすることができ、プリンター1の大型化を抑えることができる。
また、紫外線を照射する光源の熱により、仮照射部41の温度は比較的に高くなる。よって、仮照射部41をヘッド31に対して上下方向にずらして位置させることで、仮照射部41の熱がヘッド31に伝わり難くなり、ヘッド31の温度上昇を抑えることができる。そうすると、ヘッド31から吐出されるUVインクの粘度の変動を抑えることができ、ヘッド31から吐出されるUVインク量を安定させることができる。その結果、画像の画質が向上する。
また、仮照射部41をヘッド31に対して上下方向の上側、即ち、媒体S(搬送ベルト22)から離れる側にずらして位置させることで、仮照射部41の熱が媒体Sに伝わり難くなる。そうすると、媒体Sの収縮を抑えることができ、ヘッド31が吐出されたUVインクの着弾位置ずれを防止することができる。逆に、ヘッド31(ノズル面)から媒体Sまでの距離は短くなるので、ヘッド31から吐出されたUVインクの着弾位置ずれを防止することができる。その結果、画像の画質が向上する。
図4Bは、反射板70a,70bを説明する図である。本実施形態のプリンター1には、仮照射部41からの紫外線(光)を、搬送方向に並ぶ2つのヘッド31の間に位置する媒体S上のUVインクへ導くための一対の反射板70a,70b(導光部に相当)が設けられている。一対の反射板70a,70bは、紫外線を反射する面が搬送方向に対向するように配置され、仮照射部41からの紫外線を互いに反射する。なお、反射板70a,70bの構成材料として、例えば、アルミニウムや、紫外線を反射する材料を用いた鏡などが挙げられる。また、一対の反射板70a,70bは、仮照射部41と同様に、プリンター1が印刷可能な最大画像の紙幅方向の長さに応じて、紙幅方向に延びている。
そして、一対の反射板70a,70bは、仮照射部41の照射面41aにおける搬送方向の端部に取り付けられ、照射面41aから搬送方向に並ぶヘッド31の間まで下方に延びている。なお、本実施形態の一対の反射板70a,70bは、照射面41aからヘッド31のノズル面31aと同程度の高さまで(カバー部材71まで)、下方に延びている。
よって、図4Bに示すように、仮照射部41から照射された紫外線は、一対の反射板70a,70bに交互に反射されつつ、下方(媒体S側)に、且つ、搬送方向に並ぶ2つのヘッド31の間に導かれる。その結果、仮照射部41から照射された紫外線は最終的に搬送方向に並ぶ2つのヘッド31の間を通過する媒体S上のUVインクへ導かれ、UVインクを硬化させることができる。
このように、ヘッド間隔L(h2)を狭くする為にヘッド31に対して仮照射部41を上方にずらしたとしても、一対の反射板70a,70bを設けることで、仮照射部41からの紫外線を、ヘッド31の間を通過する媒体上のUVインクへ導くことができる。
また、仮照射部41から照射される紫外線が上下方向に沿う平行光ではなく散乱光である場合、仮照射部41からの一部の紫外線は、搬送方向に並ぶ2つのヘッド31の間よりも外側(搬送方向の上流側又は下流側)に向けて進行しようとする。そこで、搬送方向に対向する一対の反射板70a,70bを照射面41aに設けることで、2つのヘッド31の間よりも外側に進行しようとする紫外線を、反射板70a,70bに反射させ、2つのヘッド31の間に導くことができる。そのため、仮照射部41からの紫外線を有効に利用することができる。
また、上下方向の所定の位置における一対の反射板70a,70bの搬送方向の間隔の方が、その所定の位置よりも上方の位置(媒体から離れる側の位置)における一対の反射板70a,70bの搬送方向の間隔よりも、狭くなっている。詳しく言えば、一対の反射板70a,70bの搬送方向の間隔は下方側である程に徐々に狭くなっている。言い換えると、搬送方向下流側の反射板70aでは、上方の部位が下方の部位よりも搬送方向下流側にずれ、搬送方向上流側の反射板70bでは、上方の部位が下方の部位よりも搬送方向上流側にずれている。
本実施形態のように、仮照射部41における照射面41aの幅長さL(a)よりもヘッド間隔L(h2)が短い場合、ヘッド31の搬送方向における端部と照射面41aの搬送方向における端部とが互いに対向する。そのため、仮に、一対の反射板70a,70bが無いと、照射面41aの搬送方向における端部からの紫外線は、ヘッド31の上面31bを照射することになってしまう。
そこで、下方側である程に搬送方向の間隔が狭くなる一対の反射板70a,70bを設けることで、照射面41aの搬送方向における端部からの紫外線を、搬送方向に並ぶ2つのヘッド31の間に導くことができ、仮照射部41からの紫外線を有効に利用することができる。
このように、一対の反射板70a,70bにより、仮照射部41からの紫外線を有効に利用して、媒体上のUVインクを硬化させることができる。仮照射部41からの紫外線を有効に利用することで、媒体上のUVインクに照射する紫外線の照射強度を高めることが出来る。言い換えると、一対の反射板70a,70bにより仮照射部41からの紫外線の損失を減らすことができるので、仮照射部41で設定する紫外線の照射強度を下げることができる。そうすると、例えば、LEDの数を減らすることができ、コストダウンを図ることができる。
また、一対の反射板70a,70bは、仮照射部41からヘッド31のノズル面31aと同程度の高さまで、下方側である程に搬送方向の間隔が狭くなっている。そのため、下方側である程に紫外線を集光させることができ、媒体上のUVインクに照射する紫外線の照射強度を高めることができる。即ち、一対の反射板70a,70bにより、仮照射部41からの紫外線を集光させて、照射強度を強めて、UVインクに紫外線を照射することができる。
また、ヘッド31周辺にはインクミスト(媒体に着弾しなかった微小なインク滴)が浮遊している。仮照射部41の照射面41aにインクミストが付着してしまうと、照射面41aにてインクミストは硬化し、媒体上のUVインクへの紫外線の照射が阻害されてしまう。また、照射面41aに付着したUVインク(インクミスト)が硬化してしまうと、そのUVインクの除去作業(クリーニング作業)が困難となる。
そこで、一対の反射板70a,70bの下方側(媒体側)の端部に仮照射部41の照射面41aと対向させて、紫外線を透過するカバー部材71(例えば、ガラス)を取り付ける。そうすることで、仮照射部41の照射面41aは一対の反射板70a,70bとカバー部材71で囲われることになり、照射面41aへのインクミストの付着を抑制することができる。なお、カバー部材71は仮照射部41や反射板70a,70bと同様に紙幅方向に延びている。
また、仮照射部41の照射面41aと対向するカバー部材71の面(上面と下面の少なくとも一方)に、赤外線の透過を防止する加工を施すとよい(例えば、赤外線カットフィルターを設けるとよい)。そうすることで、仮照射部41の熱がヘッド31に伝わり難くなり、ヘッド31の温度上昇を抑えることができる。その結果、ヘッド31から吐出されるUVインクの粘度の変動を抑え、ヘッド31から吐出されるUVインク量を安定させることができる。
また、仮照射部41の照射面41aと対向するカバー部材71の面(上面と下面の少なくとも一方)に、紫外線の反射を防止する加工を施すとよい(例えば、紫外線反射防止フィルターを設けるとよい)。そうすることで、カバー部材71における紫外線の透過率が増し、媒体上のUVインクに照射する紫外線の照射強度を高めることができる。
図4Cは、仮照射部41と反射板70c,70dを搬送方向から見た断面図である。仮照射部41の照射面41aの紙幅方向における端部に、紫外線を反射する面が紙幅方向に対向するように、一対の反射板70c,70dが取り付けられている。この一対の反射板70c,70dは、仮照射部41の照射面41aからカバー部材71まで下方に延びている。また、この一対の反射板70c,70dの紙幅方向の間隔は上下方向の位置に関係なく一定である。
このように、紙幅方向に対向する反射板70c,70dを設けることによって、照射面41aの紙幅方向における外側に向けて進行しようとする紫外線を反射板70c,70dに反射させ、その紫外線を媒体上のUVインクに導くことができる。そうすることで、仮照射部41からの紫外線を有効に利用することができる。
また、仮照射部41の照射面41aは、搬送方向に対向する一対の反射板70a,70bと、紙幅方向に対向する一対の反射板70c,70dと、カバー部材71とで、囲われることになる。よって、照射面41aへのインクミストの付着をより抑制することができる。
ただし、これに限らず、例えば、搬送方向に対向する一対の反射板70a,70bは設けるが、紙幅方向に対向する一対の反射板70c,70dは設けないようにしてもよいし、カバー部材71を設けないようにしてもよい。また、仮照射部41からの紫外線を2つのヘッド31の間を通過する媒体上のUVインクへ導くために、反射板70a〜70dの代わりに、例えば、光ファイバーや導光板を設けてもよい。また、仮照射部41からの紫外線が上下方向に沿う平行光であり、ヘッド間隔が照射面41aの幅長さ以上であれば、反射板70a〜70dを設けなくてもよい。
===変形例1===
前述の実施形態(図4)では、搬送方向に並ぶ2つのヘッド31の間の搬送方向の長さL(h2)(ヘッド間隔)が、仮照射部41の幅長さL(b)よりも短く、且つ、照射面41aの幅長さL(a)よりも短い。
ただし、これに限らず、ヘッド間隔L(h)を仮照射部41の幅長さL(b)よりも短くし、且つ、照射面41aの幅長さL(a)よりも長くしてもよいし(L(b)>L(h)>L(a))、ヘッド間隔L(h)を照射面41aの幅長さL(a)と同じ長さにしてもよいし(L(b)>L(h)=L(a))、ヘッド間隔L(h)を仮照射部41の幅長さL(b)と同じ長さにしてもよい(L(b)=L(h)>L(a))。
これら何れの場合であっても、ヘッド間隔L(h1)が仮照射部41の幅長さL(b)よりも長い比較例(図3)に比べて、ヘッド間隔が狭くなる。ゆえに、画像形成領域の搬送方向の長さが短くすることができる。
===変形例2===
図5は、変形例2におけるヘッド31と仮照射部41の配置を説明する図である。図5に示す変形例2では、ヘッド31の搬送方向における両端部が、インクミストを回収する回収部32となっている。例えば、軸流ファン(不図示)で回収部32内を負圧にすることで、回収部32の吸込口32aから回収部32内にインクミストを吸引することができる。そうすることで、仮照射部41の照射面41aへのインクミストの付着をより抑制することができる。ただし、これに限らず、例えば、静電吸引力を利用してインクミストを回収するようにしてもよい。
このようにヘッド31の一部がインクミストを回収する回収部32である場合にも、搬送方向に並ぶ2つのヘッド31の間の搬送方向の長さ、即ち、ヘッド間隔L(h3)を、仮照射部41の幅長さL(b)以下にする(L(h3)≦L(b))。図5では、ヘッド31の搬送方向における両端部が回収部32となっているため、搬送方向に並ぶ2つのヘッド31のうち、上流側のヘッド31が有する回収部32の下流側端部と下流側のヘッド31が有する回収部32の上流側端部との間の搬送方向の長さが、ヘッド間隔L(h3)に相当する。
なお、搬送方向の最上流側のイエローヘッド31(Y)では、搬送方向の下流側端部にだけ回収部32(吸込口32a)を設けるようにしてもよい。
===変形例3===
図6は、変形例3におけるヘッド31と仮照射部41の配置を説明する図である。仮照射部41の幅長さL(b)が比較的に長い場合、前述の実施形態(図4)のように仮照射部41の上下方向の位置を同じにしてしまうと、仮照射部41が互いに干渉してしまう場合がある。この場合、図6に示すように、仮照射部41の上下方向の位置をずらすようにするとよい。
===変形例4===
図7Aから図7Cは、変形例4におけるヘッド31と仮照射部41の配置を説明する図である。前述の実施形態(図4)では、搬送方向に対向する一対の反射板70a,70bが、照射面41aからカバー部材71まで、下方側である程に、搬送方向の間隔が徐々に狭くなっている。
これに対して、図7Aに示す変形例4の一対の反射板70a,70bでは、照射面41aからヘッド31の上面31bまでは下方側である程に搬送方向の間隔が徐々に狭くなるが、ヘッド31の上面31bからカバー部材71までは搬送方向の間隔が一定となっている。図7Aでは、ヘッド31の搬送方向における側面31c,31dに反射板70a,70bの一部が取り付けられている。
このような反射板70a,70bであっても、仮照射部41から照射された紫外線は、一対の反射板70a,70bに交互に反射されて、ヘッド31の間を下方に導かれる。その結果、ヘッド31の間を通過する媒体上のUVインクに紫外線を照射することができる。
また、ヘッド間隔L(h4)が仮照射部41における照射面41aの幅長さL(a)よりも短い場合には、照射面41aの搬送方向端部から照射される紫外線をヘッド31の間に導くことができる。また、仮照射部41からの紫外線が散乱光である場合には、ヘッド31の間よりも外側に向けて進行しようとする紫外線を、反射板70a,70bに反射させ、ヘッド31の間に導くことができる。よって、仮照射部41からの紫外線を有効に利用することができる。
ただし、前述の実施形態(図4)の反射板70a,70bの方が変形例4(図7A)の反射板70a,70bに比べて、仮照射部41からの紫外線をより集光させることができるので、照射強度を強くすることができる。その一方で、変形例4の反射板70a,70bの方が前述の実施形態の反射板70a,70bに比べて、ヘッド31の間を通過する媒体S上のUVインクに紫外線を照射する時間を長くすることができ、また、ヘッド31からUVインクが吐出されてから紫外線が照射されるまでの時間を短くすることができる。そのため、印刷に使用するUVインクの照射条件に適した反射板70a,70bを使用するとよい。
図7Bに示す変形例4では、照射面41aからヘッド31の上面31bまでの間にしか、搬送方向に対向する一対の反射板70a,70bが設けられていない。しかし、図7Bに示す変形例4では、ヘッド31の搬送方向における側面31c,31dを、紫外線を反射する材料を用いた鏡面にしている。この場合であっても、仮照射部41から照射された紫外線は、一対の反射板70a,70bに交互に反射され、また、鏡面であるヘッド31の側面31c,31dに交互に反射され、ヘッド31の間を下方に導かれる。その結果、ヘッド31の間を通過する媒体上のUVインクに紫外線を照射することができる。
また、図7Cに示すように、ヘッド31の搬送方向における両端部がインクミストを回収する回収部32となっている場合には、回収部32の搬送方向における側面を、紫外線を反射する材料を用いた鏡面にするとよい。
なお、搬送方向の最上流側のイエローヘッド31(Y)では、少なくともヘッド31(又は、回収部32)の搬送方向下流側の側面を鏡面にすればよく、最下流側の仮照射部41に取り付ける一対の反射板70a,70bのうちの下流側の反射板70aは、図7Aに示す反射板70aや図5に示す反射板70aと同じ形状にするとよい。
==変形例5===
図8は、変形例5におけるヘッド31と仮照射部41の配置を説明する図である。前述の実施形態(図4)では、搬送方向に対向する一対の反射板70a,70bにより、仮照射部41からの紫外線をヘッド31の間に導いている。これに対して変形例5では、仮照射部41の照射面41aに集光レンズ72を取り付ける。また、ヘッド31の搬送方向における側面31c,31dに、搬送方向に対向する一対の反射板70a,70bを取り付ける。
なお、集光レンズ72の焦点位置が上下方向における媒体側(照射面41aの反対側)に位置するように、集光レンズ72を取り付ける。そのために、図8では、湾曲面を媒体側に向けた凸レンズを照射面41aに取り付ける。そうすることで、照射面41aからの紫外線は集光レンズ72によりヘッド31の間で集光する。ただし、これに限らず、例えば、両凸レンズを照射面41aに取り付けてもよい。
このような場合にも、集光レンズ72と一対の反射板70a,70bにより、仮照射部41からの紫外線を、ヘッド31の間を通過する媒体上のUVインクに導くことができる。また、集光レンズ72により紫外線が集光するため、UVインクに照射する紫外線の照射強度を高めることができる。
また、集光レンズ72のうち、照射面41aからヘッド31の上面31bまでの間に位置する部位の周囲に、紫外線を反射する反射部73を設けるとよい。そうすることで、ヘッド31の間よりも外側に進行しようとする紫外線を反射部73に反射させ、その紫外線をヘッド31の間へ導くことができる。そのため、仮照射部41からの紫外線を有効に利用することができる。
===変形例6===
図9は、変形例6におけるヘッド31と仮照射部41の配置を説明する図である。変形例6では、図7Aの変形例4と同じ一対の反射板70a,70bが設けられている。更に、変形例6では、一対の反射板70a,70bの間に仮照射部41からの紫外線を媒体側に集光する集光レンズ72(図9では両凸レンズ)が設けられている。
このような場合にも、集光レンズ72と一対の反射板70a,70bにより、仮照射部41からの紫外線を、ヘッド31の間を通過する媒体上のUVインクに導くことができる。また、集光レンズ72により紫外線が集光するため、UVインクに照射する紫外線の照射強度を高めることができる。
===変形例7===
図10は、変形例7におけるヘッド31と仮照射部41の配置を説明する図である。ここまで、ヘッド間隔が狭くなるように、ヘッド31に対して仮照射部41を上下方向の上方にずらしている。これに対して、変形例7では、ヘッド31に対して仮照射部41を紙幅方向(搬送方向と交差する方向)にずらす。
この場合であっても、搬送方向に並ぶ2つのヘッド31の間に仮照射部41を収めないので、搬送方向に並ぶ2つのヘッド31の間の搬送方向の長さ(ヘッド間隔)「L(h9)」を仮照射部41の幅長さ「L(b)」よりも短くすることができる。よって、画像形成領域の搬送方向の長さを短くすることができる。
図10では、ヘッド31に対して紙幅方向の両側に2つの仮照射部41が設けられ、図10の上図に示すように、一方の仮照射部41の上面から他方の仮照射部41の上面までの間に紫外線を反射する反射板74aが設けられている。そのため、各仮照射部41から、2つの仮照射部41の中央方向であり上方に向けて紫外線が照射されると、その紫外線は、上方に位置する反射板74aに反射されて、下方に位置する媒体上のUVインクへ導かれる。よって、ヘッド31の間を通過する媒体上のUVインクに仮照射部41からの紫外線を照射することができる。
なお、仮照射部41からの紫外線を、ヘッド31の間を通過する媒体上のUVインクへ導くために、上方の反射板74aに加えて、上方の反射板74aの一部と対向する下方の反射板74bや、搬送方向に対向する一対の反射板74c,74dを設けてもよい。
===その他の実施の形態===
上記の実施形態は、主としてインクジェットプリンター(画像形成装置)を有する印刷システムについて記載されているが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
<プリンターについて>
前述の実施形態では、固定されたヘッド31や仮照射部41の下を媒体が通過する際にヘッド31からUVインクを吐出するプリンター1を例に挙げているが、これに限らない。例えば、ノズル列と仮照射部が交互に並んだヘッドをノズル列方向と交差する移動方向に移動しながら画像を形成する動作と、ノズル列方向に媒体を搬送する動作と、を繰り返すプリンターであってもよい。
<インクについて>
前述の実施形態では、ヘッド31から吐出する光硬化型インクとして、紫外線硬化型インクを例に挙げているが、これに限らない。例えば、可視光を照射すると硬化するインクをヘッドから吐出し、照射部から可視光を照射する画像形成装置でもよい。
1 プリンター、10 コントローラー、11 インターフェース部、
12 CPU、13 メモリー、14 ユニット制御回路、
20 搬送ユニット、21A 搬送ローラー、21B 搬送ローラー、
22 搬送ベルト、30 ヘッドユニット、31 ヘッド、32 回収部、
40 照射ユニット、41 仮照射部、42 本照射部、
50 検出器群、60 コンピューター、
70a 反射板、70b 反射板、70c 反射板、70d 反射板、
71 カバー部材、72 集光レンズ、73 反射部、
74a 反射板、74b 反射板、74c 反射板、74d 反射板

Claims (7)

  1. 第1の光硬化型インクを吐出する第1のヘッドと、
    前記第1のヘッドよりも所定方向の一方側に位置し、前記第1の光硬化型インクに光を照射して前記第1の光硬化型インクを硬化させる光照射部と、
    前記光照射部よりも前記所定方向の前記一方側に位置し、第2の光硬化型インクを吐出する第2のヘッドと、
    前記第1のヘッド、前記光照射部、及び、前記第2のヘッドに対する媒体の相対位置を前記所定方向の前記一方側に移動させながら、前記第1のヘッド及び前記第2のヘッドから光硬化型インクを吐出させることによって、前記媒体に画像を形成させる制御部と、
    を備え、
    前記第1のヘッドと前記第2のヘッドの間の前記所定方向の長さが、前記光照射部の前記所定方向の長さ以下である、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記第1のヘッドと前記第2のヘッドの間の前記所定方向の長さが、前記光照射部における光照射面の前記所定方向の長さ以下である、
    画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記光照射部が、前記第1のヘッド及び前記第2のヘッドに対して、前記所定方向と交差する方向にずれて位置する、
    画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記光照射部からの光を、前記第1のヘッドと前記第2のヘッドの間に位置する前記媒体上の前記第1の光硬化型インクへ導く導光部を有する、
    画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置であって、
    前記導光部は、前記光照射部からの光を反射する面が前記所定方向に対向する一対の反射板を有する、
    画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置であって、
    前記光照射部は、前記第1のヘッド及び前記第2のヘッドに対して、前記所定方向と交差する方向のうちの前記媒体から離れる側にずれて位置し、
    前記交差する方向の所定の位置における前記一対の反射板の前記所定方向の間隔の方が、前記所定の位置よりも前記交差する方向の前記離れる側の位置における前記一対の反射板の前記所定方向の間隔よりも、狭い、
    画像形成装置。
  7. 請求項4から請求項6の何れか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記導光部は、前記光照射部からの光を集光するレンズを有する、
    画像形成装置。
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