JP2012165859A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 一つのまとまりをなして呼称された名前を録音した名前音データを、名前毎に記憶する名前音データ記憶手段と、名前を文字入力する名前入力手段と、入力された名前に対応する名前音データを検索する名前音データ検索手段と、検索した名前音データを再生する名前音データ再生手段と、を備え、名前音データ検索手段は、入力された名前と名前音データに録音された名前とが一致せずに、入力された名前に対応する名前音データが検索されないときに、入力された名前を構成する文字の最後尾側の文字から1文字以上を除いた先頭側文字列を、入力された名前とみなして検索する構成としてある。
【選択図】 図6
Description
例えば、「リーチ」、「大当り」、「ボーナス確定」などの遊技用語を録音した音声データをプログラムで定められたタイミングで出力する。
このような遊技システムでは、遊技中における名前の呼称により、遊技者を驚かせることができるとともに、ゲームの主人公になったような気持ちにさせることができるので、ゲーム性を向上させる新たな趣向として注目されている。
例えば、「たかし」という名前を文字入力した場合では、「た」、「か」、「し」の各音を、一定の間隔で出力することから、肉声で呼びかけるようなまとまりのよい滑らかな音声として聴こえず、趣のないデジタル音となってしまった。
このような問題は、名前を一つのまとまりをなすように呼称した肉声音を録音するとともに、これを音声データとして記憶することで解決できるものの、音源ROMの容量制限から記憶可能な音声データ数には限りがあるため、全ての人名に対応する音声データを記憶することは困難であった。
遊技機には、スロットマシン、パチンコ機など様々な種類があるが、本実施形態では、本発明をスロットマシンに適用した場合について説明する。
本実施形態のスロットマシン1は、複数のリールを回転させることによって遊技媒体であるメダルを獲得できる一般的な回胴式遊技機であるものの、一つのまとまりをなして呼称された名前を録音した名前音データを、名前毎に記憶するとともに、遊技者により入力された名前に対応する名前音データを再生することで、遊技者の名前を聴こえよく滑らかに発音された音声で呼ぶことができるようになっている。
さらに、この入力された名前に対応する名前音データがないときには、入力された名前を構成する文字の最後尾側の文字から1文字以上を除いた先頭側文字列を、入力された名前とみなし、これに対応する名前音データを検索して再生することで、名前音データ数を限定できるようになっている。以下、本実施形態に係るスロットマシン1の各部の構成について詳述する。
図1は、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの外観を示す概略正面図、図2は、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの内部構成を示す概略斜視図、図3は、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの内部構成を示すブロック図である。
さらに、前扉1aには、各リール41a,41b,41cに表示された図柄を視認可能とする表示窓6が、各操作手段の上側に設けられている。また、前扉1a上部には、効果音、遊技者の名前等が出力されるスピーカ9が設けられている。
また、筐体1bの下部には、メダルの貯留・払出しを行うメダル払出装置7が設けられる。メダル払出装置7には、メダルを貯留するホッパー7aが設けられ、メダル投入口2より投入されたメダルは、メダルセレクタ2bにより検出されるとともに、ホッパー7aに誘導されるようになっている。
ゲーム可能なメダル数となったときに、スタートレバー3が操作されると、制御部10は、ドラムユニット4を駆動して、各リール41a,41b,41cを回転させる制御を行う。
演出制御部20は、コンピュータとして構成され、表示制御部20aと音制御部20bとを制御することで、映像演出及び音響演出を行うとともに、本発明の特徴となっている、名前の受付けから、名前に対応する名前音データの検索、検索した名前音データの再生までの一連の動作処理を実行する。
また、演出制御部20には決定ボタン8a,矢印キー8bが接続され、遊技者が名前を入力できるようになっている。
以下、演出制御部20について詳細に説明する。
具体的には、演出制御部20は、制御部10からの制御信号にもとづいてスロットマシン1のそのときの状態を判定し、その状態に応じた演出を行うように表示制御部20aと音制御部20bとに指示し、この指示を受けた表示制御部20aと音制御部20bが、この指示に従った画像データ、音声データを以下のように出力するようになっている。
また、この画像データの中には、50音表と、決定キー,消去キー,漢字への変換を行う変換キーなどの所定の操作キー等が配置されたソフトキーボードの画像がある。
演出制御部20は、決定ボタン8a、矢印キー8bの操作にもとづき、このソフトキーボードを表示器8に表示させるように表示制御部20aに指示するとともに、矢印キー8bの操作にもとづいてカーソルを移動表示させるようになっている。さらに、決定ボタン8aが操作されたときにカーソルの位置する50音の文字を一文字ずつ受け付けるとともに、カーソルが決定キー上に位置するときに決定ボタン8aが操作されると、入力された名前を符号化(アスキーコード)して演出制御部20のRAMに記憶するようになっている。
また、演出制御部20は、この入力された名前に対応する文字キャラクタを、遊技中の所定のタイミングで表示器8に表示させるように表示制御部20aに指示する。
具体的には、演出制御部20のROMには、入力を禁止するNGワード(誹謗・中傷する言葉、卑猥な言葉など)が予め既定された文字列として記憶され、演出制御部20は、遊技者の入力を一文字ずつ受け付けながら、記憶したNGワードとの照合を行い、入力される文字列がNGワードのときは、名前としてRAMに記憶しないようになっている。
このようにNGワードの入力を禁止するのは、NGワードはそもそも音声データとして記憶されていないものの、本実施形態では、入力された文字列は名前として表示器8に表示されるので、このようなNGワードを表示させないためである。
音声ROMには、効果音データ、音声データが記憶され、この音声データには、「ボーナス確定」などの遊技用語を録音した音声データの他に、遊技者を名前で呼称するための名前音データがある。
名前音データは、音声ROMにおいて、名前ごとに割り当てられたアドレスの記憶領域に格納され、演出制御部20からの指示により、ロードされて再生されるようになっている。
本実施形態の名前音データは、男性の名前を「くん」付けで呼称したものが録音されている。すなわち、「○○くん」が、一つのまとまりをなして呼称された録音データとなっている。また、名前音データは、一定の基準で選りすぐった複数の男性の名前を録音したデータ群となっている。
これらの名前音データは音声ROMに格納されていると同時に、この名前音データの各音の全部又は一部を文字に置換した名前音文字置換データが、演出制御部20のROMに記憶されている。
また、この名前音文字置換データは、それぞれ音声ROMに格納されている名前音データのアドレスの番地と一対一で対応付けられている。
これにより、演出制御部20において実行される所定の検索処理により、名前音文字置換データの中から入力された名前と一致する名前音文字置換データが検索されるとともに、検索された名前音文字置換データのアドレス番地が指定され、この指定にもとづいて、音声ROMから名前音データがロードされるようになっている。
例えば、入力された名前の「ひろと」と、名前音文字置換データの中の文字列「ひろと」とを、「ひ」、「ろ」、「と」の順に1文字ずつ同じ文字か否かの照合を行ないながら、名前音文字置換データ「ひろと」を検索する。すべての文字が一致すると、その名前音文字置換データと対応付けられたアドレス番地が指定され、「ひろとくん」と呼称する名前音データが音声ROMからロードされる。
また、入力された名前「りょうすけ」と、名前音文字置換データの中の文字列「りょうすけ」とを、「り」、「ょ」、「う」、「す」、「け」の順に1文字ずつ同じ文字か否かの照合を行ないながら、対応する名前音文字置換データ「りょうすけ」を検索する。すべての文字が一致すると、その名前音文字置換データと対応付けられたアドレス番地が指定され、「りょうすけくん」と呼称する名前音データが音声ROMからロードされるようになっている。
ロードされた名前音データは、PCM音源に転送されることで、そこで再生されてスピーカ9から出力される。
この場合の一定の基準とは、例えば、遊技可能な対象者の各年代において、名前の人気度を示す所定のランキングデータのうちの上位の名前(ベスト10位)までに該当する名前とすることができる。
具体的には、本実施形態の名前音データの元になる名前は、図4(b)に示すように、毎年公表される、「生まれた赤ちゃんに名づけた名前のベスト10」を参考にして、遊技可能な対象者(例えば、2011年現在18歳[1993年生まれ]〜49歳[1962年生まれ])の各年代のランキングデータ(32年分)から重複する名前を除き、これらから選んだ名前となっている。
このように、名前音データとなっている名前を、遊技可能な対象者の各年代で、かつ、人気のある上位の名前に対応させることで、数多くの遊技者の名前に対応させながら、名前音データ数を削減することができる。
すなわち、名前のすべてを呼称したものを音声データ化とすると、上記のランキングデータにおける名前であったとしても、すべての名前(単純計算で、32×10通り)の名前音データを記憶することは、音声ROM容量の制限から困難である。そこで、本実施形態では、名前音データの一部又はすべてを、先頭側文字列を呼称したものとすることで、名前が異なっても、先頭側文字列は同じことがあるので、データ容量の削減ができるようになっている。
そこで、本発明では、このような名前の構成に着目して、入力された名前に対応する名前音データがないとき、すなわち、入力された名前と構成する文字がすべて一致する名前音文字置換データがないときは、入力された名前を構成する文字の最後尾側の文字から1文字以上を除いた先頭側文字列を、入力された名前の要部とみなし、これに対応する名前音文字置換データ(名前音データ)を検索するようになっている。
本実施形態に係る検索処理は、入力された名前と、前述の名前音文字置換データとを、各名前を構成する文字の先頭側から順に同じ文字か否かの照合を行い、照合結果の連続して一致する文字で構成された文字列を、先頭側文字列とし、この先頭側文字列に対応する名前音データを、入力された名前に対応する名前音データとして検索する連続照合処理となっている。
さらに、連続照合処理において求めた先頭側文字列を構成する文字の種類を判定することで、入力された名前の要部を抽出し、これと名前音文字置換データとの照合を行なって名前音データを検索する要部抽出処理をも実行可能となっている。
連続照合処理では、入力された名前と、名前音データから「くん」の音を除いた各音を文字に置換した名前音文字置換データとを、各名前を構成する文字の先頭側から順に同じ文字か否かの照合を行い、照合結果の連続して一致する文字で構成された文字列を、先頭側文字列とし、この先頭側文字列に対応する名前音データを、入力された名前に対応する名前音データとして処理する。
その結果、「た」、「か」、「と」の各文字は同じであるものの、名前音文字置換データには、「し」が存在しないことから、「し」の照合において照合結果の一致が途切れることになる。
このような場合、連続照合処理では、照合結果の連続して一致する文字で構成された文字列を、先頭側文字列とすることから、入力された名前「たかとし」を構成する文字の最後尾の文字「し」を除いた先頭側文字列「たかと」が、入力された名前とみなされ、「たかと」の名前音文字置換データに対応する名前音データが、入力された名前「たかとし」に対応する名前音データとして検索されることになる。検索された名前音データは、「たかと」を「くん」付けで呼称した「たかとくん」となる。
その結果、「し」、「ょ」、「う」、「た」の各文字は先頭の文字から照合結果が連続して一致するものの、名前音文字置換データには、「ろ」、「う」が存在しないことから、「ろ」の照合において照合結果の一致が途切れることになる。
このような場合、連続照合処理では、照合結果の連続して一致する文字で構成された文字列を、先頭側文字列とすることから、入力された名前「しょうたろう」を構成する文字の最後尾から2文字「ろう」を除いた先頭側文字列「しょうた」が、入力された名前とみなされ、「しょうた」の名前音文字置換データに対応する名前音データが、入力された名前「しょうたろう」に対応する名前音データとして検索されることになる。検索された名前音データは、「しょうた」を「くん」付けで呼称した「しょうたくん」となる。
このように、連続照合処理では、先頭の文字から照合結果が連続して一致する限り、その文字列を先頭側文字列とすることから、入力された名前と、入力された名前に対応する名前音データ(名前音文字置換データ)との共通する文字数が多くなるという利点がある。
例えば、上記の入力された名前「しょうたろう」を例に挙げて説明すると、「しょうたろう」を愛称で呼称する場合、一般的には、「しょうくん」と呼称し、「しょうたくん」とは呼称しない。つまり、連続照合処理で求めた先頭側文字列には、入力された名前の要部は含まれているものの、要部そのものとは限らない。そこで、本実施形態では、連続照合処理で求めた先頭側文字列から、さらに、入力された名前の要部を抽出し、これと名前音文字置換データとの照合を行なって名前音データを検索する要部抽出処理を実行するようになっている。
要部抽出処理は、連続照合処理で求めた先頭側文字列のうちで、先頭から数えて2番目の文字の種類が小文字のときは、先頭から3文字を入力された名前の要部として抽出し、それ以外のときは、先頭から2文字を入力された名前の要部として抽出し、この要部と文字列の一致する名前音文字置換データの名前音データを、入力された名前に対応する名前音データとして処理する。
このように、名前を構成する文字の種類に着目して、要部を抽出するのは、人名において、以下のような称呼上の慣習があるからである。
同様に、図5(b)に示すように、「ひろし」、「ひろゆき」、「ひろかず」、「ひろと」とそれぞれ名前が異なるものの、これらの名前の人は、「ひろくん」と呼称されることが多い。
このように、先頭から数えて2番目の文字の種類が小文字でない名前の場合、先頭から2文字を、愛称として呼称することから、これを要部とすることができる。
また、図5(d)に示すように、「りょう」、「りょうた」、「りょうすけ」、「りょういち」とそれぞれ名前は異なるものの、これらの名前の人は、「りょうくん」と呼称されることが多い。
このように、先頭から数えて2番目の文字の種類が小文字の名前の場合、先頭から3文字を、愛称として呼称することから、これを要部とすることができる。
そこで、要部抽出処理では、人名におけるこのような称呼上の慣習に着目して連続照合処理で求めた先頭側文字列から要部を抽出する。
この検索は、連続照合処理と同様、要部「しょう」と、名前音文字置換データとを、「し」、「ょ」、「う」の順に1文字ずつ照合する手法でもよいし、又は連続照合処理に実行する前に、予め要部「しょう」を抽出する要部抽出処理を実行しておき、その後、連続照合処理において、この抽出した要部の先頭の文字から順に1文字ずつ照合する手法でもよい。
その結果、「し」、「ょ」、「う」の各文字の照合が一致したときは、その名前音文字置換データに対応する名前音データが、入力された名前「しょうたろう」に対応する名前音データとして検索されることになる。検索された名前音データは、「しょう」を「くん」付けで呼称した「しょうくん」となる。
要部抽出処理では、連続照合処理で求めた先頭側文字列「たかと」を構成する、先頭から数えて文字の2番目の文字が小文字ではないので、先頭から2文字の「たか」を要部として抽出し、これと文字列の一致する名前音文字置換データを検索する。
この検索は、上記の「しょう」場合と同様な手法で行われ、その結果、「た」、「か」の各文字の照合結果が一致したときは、その名前音文字置換データに対応する名前音データが、入力された名前「たかとし」に対応する名前音データとして検索されることになる。検索された名前音データは、「たか」を「くん」付けで呼称した「たかくん」となる。
このようして、入力された名前から要部を抽出することで、日本人の名前であれば、ほとんどの名前の要部を正確に抽出できる。
なお、名前音データに、人名の要部のみ録音したものを数多く含めておくことはいうまでもない。
まず、演出制御部20は、遊技者により名前が入力されると(S1)、入力された名前がNGワードか否かの判定を行う(S2)。演出制御部20は、遊技者の入力を一文字ずつ受け付けながら、ROMに記憶したNGワードとの照合を行い、入力される文字列がNGワードのときは(S2−Yes)、入力を拒否し、文字データとしてRAMに記憶せずに、NGワード以外の文字列(名前)の入力待ちとなる(S1)。
一方、NGワードでないときは(S2−No)、入力された名前と、名前音データの各音を文字に置換した名前音文字置換データとを照合する連続照合処理を実行する(S3)。
このように、先頭の文字から照合結果が連続して一致する限り、その文字列が入力された名前とみなされることから、入力された名前に対応する名前音データ(名前音文字置換データ)との共通する文字数が多くなり、入力された名前に近い名前で呼称することができる。
また、先頭の文字から照合結果の連続して一致する文字列には、入力された名前の要部が含まれているとともに、その文字列が要部そのものの場合もある。
具体的には、図7に示すように、演出制御部20は、連続照合処理で検索された先頭側文字列(名前音文字置換データと同義)において、先頭側文字列の先頭から数えて2番目の文字が小文字か否かの判定を行い(S11)、2番目の文字が小文字であれば(S11−Yes)、先頭側文字列の先頭から数えて3文字を要部とみなして処理を終了する。この要部は、その後、再び実行される連続照合処理に入力される。
S2とS3との間で呼び出される場合は、連続照合処理が実行される前に入力された名前から要部を抽出し、連続照合処理においてこの要部と照合結果の連続して一致する文字で構成された名前音文字置換データが検索される。この場合、直接的に名前の要部が抽出されるとともに、これと照合結果の連続して一致する文字で構成された名前音文字置換データ(名前音データ)が検索されることから、検索処理速度が向上する。
具体的には、名前出力処理は、制御部10から所定のタイミングで送信される制御信号の指示に従って実行する演出処理のうちの一つであり、名前入力処理で記憶した名前音データの記憶先アドレス及び名前音文字置換データ、又は入力された名前の文字データをRAMから読み込み(ロード)、このロードした名前音文字置換データ又は入力された名前の文字データに対応する文字キャラクタの表示を、表示制御部20aに指示して表示させるとともに、読み込んだ名前音データの記憶先アドレスの有無に応じて、記憶先アドレスがあるときには、この記憶先アドレスに対応する名前音データの再生を音制御部20bに指示して再生させるようになっている。
一方、記憶先アドレスが記憶されていないときには(RAMの所定領域が、例えば、ゼロ)、名前音文字置換データも記憶されていないことから、入力された名前の文字データをロードし、この文字データに対応する文字キャラクタの表示を、表示制御部20aに指示して表示させる。
なお、RAMに記憶した文字データもないときには、すなわち、名前が入力されていないときには、予め定められた(デフォルトの)名前音データの再生及び文字キャラクタの表示を行なわせるようになっている。
まず、演出制御部20は、記憶した名前音データのアドレス及び名前音文字置換データをRAMからロードし(S21)、アドレスの有無の判定を行う(S22)。
アドレスが記憶されているときには(S22−Yes)、このアドレスに格納されている名前音データの再生を、音制御部20bに指示して再生させるとともに、ロードした名前音文字置換データに対応する文字キャラクタの表示を、表示制御部20aに指示して表示させ(S23)、処理を終了する。
一方、アドレスが記憶されていないときには(S22−No)、入力された名前の文字データをロードし、この文字データに対応する文字キャラクタの表示を、表示制御部20aに指示して表示させ(S24)、処理を終了する。
このような名前出力処理を実行することで、遊技者が名前で呼称されることになり、これにより遊技者を驚かせることができるとともに、ゲームの主人公になったような気持ちにさせることができる。
また、入力される名前として、男性の名前を例に挙げて説明したが、女性の名前を入力することもできる。
また、名前の入力は、決定ボタンや矢印キーからに限らず、遊技者の所持する携帯端末からの無線通信による入力など、任意な入力手段を用いることができる。
また、すべての人名に対応可能なように、50音のそれぞれに対応した(ただし、重複する音は除く)名前音データを記憶しておくこともできる。この場合、例えば、「あーくん」、「いーくん」の順に、「わーくん」までとする。
また、本実施形態の名前音文字置換データは、「くん」の音を除いたが、「くん」の音を含む名前音データの各音をすべて文字に置換したものとすることもできる。
この場合には、名前の入力において「くん」を入力させ、これと同じ名前音文字置換データを検索することもできるし、「くん」の入力がなければ、入力された名前の最後尾に「くん」を付加したものを入力された名前として、これと同じ名前音文字置換データを検索することもできる。
また、本実施形態では、スロットマシンを例に挙げて説明したが、パチンコ機やその他の遊技機にも適用可能であることはいうまでもない。
2 メダル投入口
3 スタートレバー
4 ドラムユニット
5(5a,5b,5c) 停止ボタン
6 表示窓
7 メダル払出装置
8 表示器
8a 決定ボタン(名前入力手段)
8b 矢印キー(名前入力手段)
9 スピーカ
10 制御部
20 演出制御部(名前音データ記憶手段,名前音データ検索手段,名前音データ再生手段)
Claims (6)
- 録音した音声データを再生して出力する遊技機であって、
一つのまとまりをなして呼称された名前を録音した名前音データを、名前毎に記憶する名前音データ記憶手段と、
名前を文字入力する名前入力手段と、
入力された名前に対応する名前音データを検索する名前音データ検索手段と、
検索した名前音データを再生する名前音データ再生手段と、を備え、
前記名前音データ検索手段は、
入力された名前と名前音データに録音された名前とが一致せずに、入力された名前に対応する名前音データが検索されないときに、入力された名前を構成する文字の最後尾側の文字から1文字以上を除いた先頭側文字列を、前記入力された名前とみなし、これに対応する名前音データを検索する
ことを特徴とする遊技機。 - 前記名前音データ検索手段は、
入力された名前を構成する文字と、名前音データに録音された名前を構成する文字とが同じ文字か否かの照合を、各名前の先頭の文字から順に行い、照合結果の連続して一致する文字で構成された前記先頭側文字列を、前記入力された名前とみなして検索する
ことを特徴とする遊技機。 - 前記名前音データ検索手段は、
入力された名前の、又は前記照合結果の連続して一致する文字で構成された先頭側文字列の、先頭から数えて2番目の文字が小文字のときは、先頭から3文字を、入力された名前とみなして検索し、
それ以外のときは、先頭から2文字を、入力された名前とみなして検索する
ことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。 - 前記名前音データ検索手段は、
入力された名前を構成する文字がすべて同じ文字のときは、先頭の1文字を、前記入力された名前とみなして検索する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の遊技機。 - 前記名前音データとなる名前を、遊技可能な対象者の各年代において、名前の人気度を示す所定のランキングデータのうちの上位の名前に対応させた
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の遊技機。 - 前記名前入力手段による文字入力において、予め既定された所定の文字列の入力を受け付けない
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の遊技機。
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