JP2002108389A - 音声による個人名称検索、抽出方法およびその装置と車載ナビゲーション装置 - Google Patents

音声による個人名称検索、抽出方法およびその装置と車載ナビゲーション装置

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JP2002108389A
JP2002108389A JP2000300326A JP2000300326A JP2002108389A JP 2002108389 A JP2002108389 A JP 2002108389A JP 2000300326 A JP2000300326 A JP 2000300326A JP 2000300326 A JP2000300326 A JP 2000300326A JP 2002108389 A JP2002108389 A JP 2002108389A
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JP
Japan
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name
dictionary
personal
voice
voice recognition
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JP2000300326A
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English (en)
Inventor
Akiichi Kobayashi
明一 小林
Hiromi Tokifuji
浩美 時藤
Toshiaki Imanaga
俊昭 今永
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリ容量の比較的小さな音声認識用の単語
辞書を使用しても、全国の個人名称の検索ができるよう
にする。 【解決手段】 個人名称辞書をDVD−ROMなどから
取得する個人名称辞書取得手段101と、取得した個人
名称辞書から各個人名称を名字と名前に分離して所定数
だけ抽出する名字/名前分離抽出手段102と、分離抽
出した名字および名前に基づいて音声認識用の名字辞書
および名前辞書を作成する音声認識用名字/名前辞書作
成手段103と、音声により順番に入力された名字と名
前についてそれぞれ音声認識を実行する音声認識手段1
04と、音声認識された名字と名前から個人名称辞書を
検索する個人名称検索手段105と、検索結果を表示す
る検索結果表示手段106とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術的分野】本発明は、音声による個人
名称検索、抽出方法およびその装置と車載ナビゲーショ
ン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車載ナビゲーション装置の利便性
をより向上させるために、ナビゲーション装置本来の現
在位置を検出して地図上に表示するという機能に加え
て、現在位置から目的地までの推奨ルートを探索して表
示したり、任意の地点やルート沿線上の施設を、ジャン
ル、名称、電話番号、住所などから検索して地図上に表
示できるようになった。また、記憶媒体もCD−ROM
からより記憶容量の大きなDVD−ROMが使用される
ようになり、多くのデータが利用可能になった。例え
ば、電話番号から施設を検索する場合、DVD−ROM
には1000万件近くのデータが収容されており、リモ
コン操作により電話番号を入力すると、地図上の該当す
る位置にその施設を即座に表示させることができる。
【0003】また、音声認識による検索も可能であり、
例えば音声により「横浜市」、「都筑区」、「佐江戸
町」を区切って発声すると、それぞれ単語毎に音声認識
が行われ、認識が成功すると該当する地図がディスプレ
イに表示されるようになっている。このような音声によ
る入力は、リモコンによるテンキー操作よりも遥かに簡
便なため、これからもより普及すると考えられている。
さらに、最近では、施設だけでなく個人宅を目的地に設
定して、現在位置から個人宅への走行ルートの探索表示
も要望されている。このような個人宅への走行ルート探
索表示のためには、まず個人名称を検索してその個人名
称に付属している位置情報を取得しなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、個人宅
までのルート表示のために、個人名称の検索を音声認識
で行おうとすると、全国の個人名称データは3000万
件近くもあるので、DVD−ROMには収容できるもの
の、音声認識用の単語辞書として使用するメモリは、現
在のところ1万件程度の記録容量しかないので、音声認
識用メモリに全ての個人名称データを記憶させるのは不
可能である。
【0005】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、メモリ容量の比較的小さな音声認識用の
単語辞書を使用しても、全国の個人名称の検索が可能な
音声による個人名称検索、抽出方法およびその装置と、
その装置を搭載した車載ナビゲーション装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の個人名称検索方
法は、音声認識用の名字辞書と名前辞書とを用意し、最
初に名字を発声して音声認識を行い、前記名字に対する
音声認識が成功した場合には、次に名前を発声して音声
認識を行い、前記名前に対する音声認識が成功した場合
には、前記成功した名字と名前とから個人名称辞書を検
索することを特徴とするものであり、メモリ容量の比較
的小さな音声認識用の単語辞書を使用しても、全国の個
人名称の検索が可能になる。
【0007】また、本発明の個人名称検索方法は、前記
名字に対する音声認識が成功した場合に、前記名字を基
に前記個人名称辞書を検索して候補を絞り込み、次に名
前に対する音声認識が成功した場合に、前記絞り込んだ
候補の中から名前が一致する個人名称を検索することを
特徴とするものであり、検索時間を短縮することができ
る。
【0008】また、本発明の個人名称検索方法は、個人
名称辞書を検索する際に地域を限定することを特徴とす
るものであり、同姓同名が多い場合には地域を限定する
ことにより候補を絞り込むことができ、検索時間を短縮
することができる。
【0009】また、本発明の個人名称抽出方法は、個人
名称辞書から名字と名前をそれぞれ多い順番に所定件数
だけ抽出して音声認識用の名字辞書と名前辞書を作成す
ることを特徴とするものであり、限られたメモリ容量内
で認識データヒット率の高いデータを収容することがで
きる。
【0010】また、本発明の個人名称抽出方法は、個人
名称辞書から仮名表記で所定の文字数以上のもののうち
件数の多いもの順に所定件数だけそれぞれ名字と名前を
抽出した音声認識用の名字辞書と名前辞書を作成するこ
とを特徴とするものであり、例えば片仮名3文字以上で
かつ件数の多いもの順にそれぞれ名字と名前を抽出する
場合、2文字以下の場合はノイズが加わった場合に認識
率が低下するので、3文字以上とすることにより認識率
を高めることができる。
【0011】また、本発明の個人名称抽出装置は、個人
名称辞書を取得する個人名称辞書取得手段と、取得した
個人名称辞書から各個人名称を名字と名前に分離して所
定数だけ抽出する名字/名前分離抽出手段と、分離抽出
した名字および名前に基づいて音声認識用の名字辞書お
よび名前辞書を作成する音声認識用名字/名前辞書作成
手段とを備えたものであり、限られたメモリ容量内で認
識データヒット率の高い音声認識用名字/名前辞書を作
成することができる。
【0012】また、本発明の個人名称検索装置は、音声
により順番に入力された名字と名前についてそれぞれ音
声認識を実行する音声認識手段と、音声認識された名字
と名前から前記個人名称辞書を検索する個人名称検索手
段と、検索結果を表示する検索結果表示手段とを備えた
ものであり、メモリ容量の比較的小さな音声認識用の単
語辞書を使用しても、全国の個人名称の検索が可能にな
る。
【0013】また、本発明は、上記した音声による個人
名称検索装置を備えた車載ナビゲーション装置であり、
ナビゲーション装置の利便性および操作性を向上させる
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1における
音声による個人名称抽出装置の構成を示しており、個人
名称辞書を取得する個人名称辞書取得手段101と、取
得した個人名称辞書から各個人名称を名字と名前に分離
して所定数だけ抽出する名字/名前分離抽出手段102
と、分離抽出した名字および名前に基づいて音声認識用
の名字辞書および名前辞書を作成する音声認識用名字/
名前辞書作成手段103と、音声により順番に入力され
た名字と名前についてそれぞれ音声認識を実行する音声
認識手段104と、音声認識された名字と名前から個人
名称辞書を検索する個人名称検索手段105と、検索結
果を表示する検索結果表示手段106と、装置全体を制
御するCPU(中央処理装置)107とを備えている。
【0015】次に、上記個人名称抽出装置の動作につい
て説明する。個人名称辞書取得手段101は、例えばD
VD−ROMドライバであり、約3000万件の個人名
称とその付属データからなる個人名称辞書をDVD−R
OMから読み取る。なお、個人名称辞書取得手段101
は、通信回線を利用して外部から個人名称辞書を取得す
る手段であってもよい。名字/名前分離抽出手段102
は、取得した個人名称辞書から名字と名前をそれぞれ多
い順番に1万件ずつ抽出してメモリに一時的に記憶す
る。この方法では、記憶したデータの使用頻度が比較的
高いので認識データヒット率を90%以上に高めること
ができる。別の方法として、個人名称辞書から片仮名ま
たは平仮名3文字以上(濁点、半濁点は1文字に計上)
でかつ件数の多いもの順にそれぞれ名字と名前を1万件
ずつ抽出する。この方法では、2文字以下とすると、ノ
イズが加わった場合に認識率が低下するので、3文字以
上とすることにより認識率を高めることができる。音声
認識用名字/名前辞書作成手段103は、分離抽出した
名字および名前に基づいて音声認識用の名字辞書および
名前辞書をそれぞれ作成して記憶する。音声認識手段1
04は、音声により順番に入力された名字と名前につい
て、周知の音声認識技術を用いてそれぞれ音声認識を実
行する。個人名称検索手段105は、音声認識された名
字と名前を結合して個人名称辞書を検索する。または、
名字に対する音声認識が成功した場合に、その名字を基
に個人名称辞書を検索して候補を絞り込み、次に名前に
対する音声認識が成功したときに、その絞り込んだ候補
の中から名前が一致する個人名称を検索する。検索結果
表示手段106は、検索結果をリストで一覧表示する。
個人名称においては、同姓同名が多いので、そのような
場合には、検索結果として同姓同名の一覧が表示される
ことになるが、住所が氏名とともに表示されているの
で、使用者はその中から該当する氏名を選択することに
より、その個人についての付属データを取得することが
できる。なお、個人名称辞書を検索する際に地域、例え
ば都道府県またはその下の行政区域を限定することによ
り、候補の絞り込みができ、検索時間を短縮することが
できる。
【0016】このように、本実施の形態1によれば、個
人名称辞書を取得する個人名称辞書取得手段101と、
取得した個人名称辞書から各個人名称を名字と名前に分
離して所定数だけ抽出する名字/名前分離抽出手段10
2と、分離抽出した名字および名前に基づいて音声認識
用の名字辞書および名前辞書を作成する音声認識用名字
/名前辞書作成手段103と、音声により順番に入力さ
れた名字と名前についてそれぞれ音声認識を実行する音
声認識手段104と、音声認識された名字と名前から個
人名称辞書を検索する個人名称検索手段105と、検索
結果を表示する検索結果表示手段106と、装置全体を
制御するCPU107とを備えているので、メモリ容量
の比較的小さな音声認識用の単語辞書を使用しても、全
国の個人名称を検索することができる。
【0017】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2における個人名称検索装置および音声認識装置を備
えた車載ナビゲーション装置の構成を示している。図2
において、方位センサ1は、光ジャイロが使用され、自
車の進行方位を検出する。車速センサ2は、本装置を搭
載した車両の車輪の回転数に応じた車速パルスを発生す
る。各種センサ信号3は、リバーススイッチ、パーキン
グスイッチ、ライトスイッチなどの信号である。センサ
信号処理部4は、方位センサ1からの信号を基に車両の
進行方向を算出するとともに、車速センサ2からの車速
信号を基に走行距離を算出し、さらに各種センサ信号3
を基に制御に必要な信号を生成する。DVD−ROM5
は、地図データや音声データ、音声認識用の機能語辞
書、施設名称、住所、個人名称等の各辞書データが記録
されている。DVD−ROMドライブ6は、DVD−R
OM5から地図データや音声データ、音声認識用辞書デ
ータなどを読み出すものである。液晶ディスプレイ7
は、地図および現在の自車位置、方位、操作メニューな
どを表示するものであり、その前面にタッチパネルなど
の操作部を備えている。GPS受信機8は、複数の衛星
から送信される電波を受信演算することで自車の現在位
置(緯度・経度)を求めることができる。GPSアンテ
ナ9は、GPS電波を受信するためのアンテナである。
これらDVD−ROMドライブ6、液晶ディスプレイ
7、GPS受信機8等は、車両のダッシュボード上に配
置され、車内LAN10を通じて装置本体11の通信イ
ンターフェース12に接続されている。装置本体11
は、車両のトランクルームや車内のセンターコンソール
などに設置される。
【0018】マイク13は、車内の運転者近傍に配置さ
れ、使用者からの発声語句を入力するものであり、スピ
ーカ14は、検索結果や音声認識結果、走行ルート上の
交差点案内、分岐案内、料金所案内、出口案内などの音
声案内、リモコンでの操作内容を音声で指示したりする
場合に使用される。音声分析部15は、マイク13から
入力された語句の単語を周波数分析して短時間スペクト
ルの時系列を出力する。画像プロセッサ16は、地図デ
ータや自車の現在位置データ、建物データなどに基づき
表示画像の形成処理を行う。記憶部17は、プログラム
を格納したROMや作業データを一時的に格納するRA
M、画像データを格納するVRAMなどを備えている。
音声認識用辞書格納部18は、名字辞書および名前辞書
とその他の辞書を格納している。音声プロセッサ19
は、音声認識結果として出力された読み仮名を音声信号
に変換したり、検索結果や走行ルート上の音声案内、リ
モコンでの操作内容を表す音声信号をスピーカ14に出
力する。CPU(中央処理装置)20は、装置全体を制
御するものであり、ナビゲーション装置としての機能を
実現するために、現在位置算出手段、経路探索手段など
のプログラムを実行するとともに、個人名称検索装置お
よび音声認識装置としての機能を実現するために、個人
名称検索部21、名字/名前分離抽出部22、音素片記
号系列変換部23、辞書生成部24および類似度判定部
25などにおいて、それぞれのためのプログラムを実行
する。
【0019】次に、本実施の形態2におけるナビゲーシ
ョン装置の動作について説明する。図2において、所定
の操作により装置を立ち上げると、CPU20内の現在
位置検出手段が、GPS受信機8からの位置情報と、方
位センサ1および車速センサ2からの信号をセンサ信号
処理部4により処理したデータを基に、自車の正確な現
在位置を算出する。この自車位置情報に基づき、CPU
20が、DVD−ROMドライブ6を通じてDVD−R
OM5から該当する地図データを読み出し、画像プロセ
ッサ16により画像データに変換して記憶部17のVR
AMに一旦記憶した後、色信号に変換して通信インター
フェイス12を通じて液晶ディスプレイ7の画面上に自
車位置とともに表示する。また、マイク13を通じて目
的地などの住所名を入力すると、音声認識機能によりそ
の住所名を認識し、目的地が設定される。CPU20内
の経路探索手段は、この特定された目的地までの自車の
現在位置からの最適な案内経路を算出し、液晶ディスプ
レイ7の地図上に重ねて表示する。運転者は液晶ディス
プレイ7に表示された案内経路に沿って車両を進める
と、CPU20は、現在位置検出手段が算出した現在位
置情報と地図データ上の道路ネットワークデータを基
に、液晶ディスプレイ7上の自車位置マークを順次更新
してゆく。車両が案内経路中の分岐点などに差し掛かる
と、地図データに付加された音声案内がスピーカ14か
ら出力される。
【0020】次に、本実施の形態2における音声認識装
置について説明する。本実施の形態における音声認識装
置は、マイク13から入力された単語の音声を周波数分
析して短時間スペクトルの時系列(LPCケプストラム
係数列)を出力する音声分析部15と、複数単語の読み
仮名を音素片記号系列に変換する音素片記号系列変換部
23と、音素の短時間スペクトルからなる男性用と男性
女性共用の2つの認識テンプレートを格納する記憶部1
7の認識テンプレート格納ROMと、音素片記号列に対
応する認識テンプレートを接続して単語辞書を作成し、
音声認識用辞書格納部18に格納する辞書生成部24
と、音声分析部15から出力された単語の短時間スペク
トルの時系列と辞書生成部24で生成された単語辞書と
の類似度を計算し、両者の間の距離が最も小さい音素記
号系列を認識結果として出力する類似度判定部25と、
認識結果の読み仮名を音声としてスピーカ14から出力
する音声プロセッサ19とを備え、装置全体をCPU2
0が制御する。
【0021】音声認識に際しては、予めDVD−ROM
5から「施設検索」、「目的地設定」といった機能語
や、施設名称、住所、個人名称等の辞書データがDVD
−ROMドライブ6によって読み取られ、複数単語の読
み仮名を音素片記号系列変換部23によって音素片記号
系列に変換され、辞書生成部24においてそれぞれ男性
用認識テンプレートおよび男性女性共用認識テンプレー
トによりLPCケプストラム係数列に変換されて単語辞
書が生成され、記憶部17の単語辞書メモリに格納され
る。使用者が音声入力ボタンを押して、マイク13から
コマンドを発声すると、発声された単語が音声分析部1
5で周波数分析され、LPCケプストラム係数列に変換
されて出力される。類似度判定部25は、この入力され
た音声のLPCケプストラム係数列と単語辞書メモリ内
のLPCケプストラム係数列との類似度を計算し、距離
の最も小さいものを単語辞書内から選んで認識結果とし
て出力する。出力されたLPCケプストラム係数列の単
語は、音声プロセッサ19で音声信号に合成され、また
は定型フレーズの場合はADPCMから音声信号が復号
されて、スピーカ14から出力される。スピーカ14か
ら出力された音声が、使用者が発声した語句と異なる場
合は、操作のやり直しを3回を限度に行う。
【0022】本実施の形態2における車載ナビゲーショ
ン装置において、図1に示した実施の形態1における個
人名称検索装置は、個人名称辞書取得手段101がDV
D−ROMドライバ6に、名字/名前分離抽出手段10
2が名字/名前分離抽出部22に、音声認識用名字/名
前辞書作成手段103が音素片記号系列変換部23およ
び辞書生成部24に、音声認識手段104が上述した音
声認識装置に、個人名称検索手段105が個人名称検索
部21に、それぞれ相当する。したがって、DVD−R
OM5からDVD−ROM5により読み取られた個人名
称辞書データは、名字/名前分離抽出部22によりそれ
ぞれ名字と名前に分離されて、上位1万件ずつが抽出さ
れて記憶部17のRAMに一時的に記憶される。そし
て、名字と名前は音素片記号系列変換部23によって音
素片記号系列に変換され、辞書生成部24により名字辞
書および名前辞書が生成され、音声認識用辞書格納部1
8に格納される。
【0023】使用者が音声入力ボタンを押して、マイク
13からコマンドとして「個人名称検索」と発声する
と、発声された単語が音声分析部15で周波数分析さ
れ、LPCケプストラム係数列に変換されて出力され
る。類似度判定部25は、この入力された音声のLPC
ケプストラム係数列と単語辞書メモリ内のLPCケプス
トラム係数列との類似度を計算し、距離の最も小さいも
のを単語辞書内から選んで認識結果として出力する。出
力された認識結果は、音声プロセッサ19によりスピー
カ14から出力される。
【0024】次に、この車載ナビゲーション装置におけ
る個人名称検索処理について図3を参照して説明する。
まず始めに、上記のようにして「個人名称検索」コマン
ドが発声されると(ステップS1)、記憶部17のRA
Mに音声認識用辞書格納部18から名字辞書が転送され
る(ステップS2)。次に、音声案内に従って使用者が
検索したい個人名称の名字を発声すると(ステップS
3)、上記した音声認識装置により音声認識処理が行わ
れる(ステップS4)。音声認識が正しく行われた場合
は、個人名称検索部21が、認識結果を基にDVD−R
OMドライブ6を介してDVD−ROM5の個人名称辞
書を検索して、液晶ディスプレイ7に表示する(ステッ
プS5)。例えば検索したい個人名称が「スズキ タロ
ウ」である場合、まず名字「スズキ」が認識されると、
個人名辞書から「スズキ」の名字を有する個人名称が検
索される。この検索の間に、音声認識用辞書格納部18
から名前辞書が記憶部17のRAMに転送される(ステ
ップS6)。次いで音声案内に従って使用者が検索した
い個人名称の名前について発声すると(ステップS
7)、同様にしてその名前についての音声認識処理が実
行され(ステップS8)、個人名称検索部21が、認識
結果を基にDVD−ROM5の個人名称辞書を探索する
(ステップS9)。上記の例では「スズキ」の名字を有
する個人名称の中から「タロウ」という名前を有する個
人名称を検索し、該当する個人名称を住所とともに液晶
ディスプレイ7に一覧表示する(ステップS10)。一
覧表示の中から該当する個人名称を選択すると(ステッ
プS11)、CPU20は、その個人名称に付属する位
置データを読み出して、液晶ディスプレイ7に該当する
地図を表示して、その住所位置の個人宅を表示をする。
【0025】このように、本実施の形態2による車載ナ
ビゲーション装置は、個人名検索装置および音声認識装
置を備えているので、音声による個人名称の検索や音声
による操作や指示を行うことができ、従来のようなリモ
コン操作による文字入力に比べて操作性が一段と向上
し、入力時間の短縮化が図られるとともに、使用者は運
転に専念することができるので、安全運転に寄与するこ
とができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の個人名称
検索、抽出方法およびその装置は、音声認識用の名字辞
書と名前辞書とを用意し、最初に名字を発声して名字に
対する音声認識を行い、それが成功した場合には、次に
名前を発声して音声認識を行い、その名前に対する音声
認識が成功した場合には、名字と名前とから個人名称辞
書を検索するようにしたので、メモリ容量の比較的小さ
な音声認識用の単語辞書を使用しても、全国の個人名称
の検索を行うことができる。また、この個人名称検索装
置を車載ナビゲーション装置に適用した場合には、ナビ
ゲーション装置としての利便性および操作性を一段と向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における個人名称検索装
置の概略ブロック図
【図2】本発明の実施の形態2における個人名称検索装
置および音声認識装置を備えた車載ナビゲーション装置
の概略ブロック図
【図3】本発明の実施の形態2における個人名称検索処
理を示すフロー図
【符号の説明】
1 方位センサ 2 車速センサ 3 各種センサ信号 4 センサ信号処理部 5 DVD−ROM 6 DVD−ROMドライブ 7 液晶ディスプレイ 8 GPS受信機 9 GPSアンテナ 10 車内LAN 11 装置本体 12 通信インターフェイス 13 マイク 14 スピーカ 15 音声分析部 16 画像プロセッサ 17 記憶部 18 音声認識用辞書格納部 19 音声プロセッサ 20 CPU 21 個人名称検索部 22 名字/名前分離抽出部 23 音素片記号列変換部 24 辞書生成部 25 類似度判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09B 29/00 G09B 29/10 A 29/10 G10L 3/00 571V G10L 15/06 521C 15/18 537Z 15/00 551Q 15/28 (72)発明者 今永 俊昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下情報 システム株式会社内 Fターム(参考) 2C032 HB02 HB05 HB08 HB22 HC08 HC15 HC16 HC31 HD03 HD07 HD16 2F029 AA02 AB01 AB07 AC02 AC04 AC13 AC14 AC18 5D015 AA03 GG01 KK02 LL05 5H180 AA01 BB13 FF04 FF05 FF22 FF25 FF27 FF33

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声認識用の名字辞書と名前辞書とを用
    意し、最初に名字を発声して音声認識を行い、前記名字
    に対する音声認識が成功した場合には、次に名前を発声
    して音声認識を行い、前記名前に対する音声認識が成功
    した場合には、前記成功した名字と名前とから個人名称
    辞書を検索することを特徴とする音声による個人名称検
    索方法。
  2. 【請求項2】 前記名字に対する音声認識が成功した場
    合に、前記名字を基に前記個人名称辞書を検索して候補
    を絞り込み、次に名前に対する音声認識が成功した場合
    に、前記絞り込んだ候補の中から名前が一致する個人名
    称を検索することを特徴とする請求項1記載の音声によ
    る個人名称検索方法。
  3. 【請求項3】 個人名称辞書を検索する際に地域を限定
    することを特徴とする請求項1または2記載の音声によ
    る個人名称検索方法。
  4. 【請求項4】 個人名称辞書から名字と名前をそれぞれ
    多い順番に所定件数だけ抽出して音声認識用の名字辞書
    と名前辞書を作成することを特徴とする個人名称抽出方
    法。
  5. 【請求項5】 個人名称辞書から仮名表記で所定の文字
    数以上のもののうち件数の多いもの順に所定件数だけそ
    れぞれ名字と名前を抽出した音声認識用の名字辞書と名
    前辞書を作成することを特徴とする個人名称抽出方法。
  6. 【請求項6】 個人名称辞書を取得する個人名称辞書取
    得手段と、取得した個人名称辞書から各個人名称を名字
    と名前に分離して所定数だけ抽出する名字/名前分離抽
    出手段と、分離抽出した名字および名前に基づいて音声
    認識用の名字辞書および名前辞書を作成する音声認識用
    名字/名前辞書作成手段とを備えた個人名称抽出装置。
  7. 【請求項7】 音声により順番に入力された名字と名前
    についてそれぞれ音声認識を実行する音声認識手段と、
    音声認識された名字と名前から前記個人名称辞書を検索
    する個人名称検索手段と、検索結果を表示する検索結果
    表示手段とを備えた音声による個人名称検索装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の音声による個人名称検索
    装置を備えた車載ナビゲーション装置。
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