JP2012163285A - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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【課題】特別な検査装置を用いることなく、シリコングリスの塗布状態の良否を安価かつ容易に判定できる空気調和機の室外機を提供すること。
【解決手段】圧縮機50の制御装置に搭載される制御部96は、インバータ回路95を介して圧縮機用モータに対して1相通電または2相通電を行い、インバータ回路95に印加するPWM信号のオンオフデューティ比を変化させることにより、整流回路93への入力電流を変化させたとき、インバータ回路95または整流回路93に備える発熱部品に固着されるヒートシンクの温度または発熱部品の温度が第1所定温度から第2所定温度に到達するまでの計時時間を計時し、計時された計時時間と基準時間とを比較して、発熱部品とヒートシンクとの間のシリコングリスの塗布状態の良否を判定するようになっている。
【選択図】図5

Description

本発明は、空気調和機の室外機に関し、特に、発熱部品とヒートシンクとの間に挟んだシリコングリスの塗布状態の良否を判定できる空気調和機の室外機に関する。
従来から、発熱部品とヒートシンクとの間に挟んだシリコングリスの塗布状態の良否を判定する検査装置が知られている。この検査装置には、LED基板(発熱部品)にシリコングリスを塗布し、LED基板をシリコングリスを挟んで放熱フィン付支持部材(ヒートシンク)に取付けた後、LED基板から放熱フィンに至る熱伝導性の適否を判定するようにした装置がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に示す検査装置では、LEDを点灯させて赤外線センサでLED基板の温度を測定し、CPUで測定温度と基準温度とを比較して許容範囲であれば、熱伝導性が良くシリコングリスの塗布状態が良好であると判定するようになっている。
ところで、空気調和機の室外機に搭載する圧縮機の制御装置は、圧縮機に用いられるモータを制御する制御基板を備え、制御基板に発熱部品が実装されている。この発熱部品は放熱のためヒートシンクに取付けられるようになっている。したがって、空気調和機の室外機においても、上述のような検査装置を用いて、発熱部品とヒートシンクとの間に挟んだシリコングリスの塗布状態の良否を判定するように応用することも考えられる。
しかしながら、シリコングリスの塗布状態の良否を判定するために、このような検査装置を用いることは、設備コストがかかるだけでなく検査作業が煩雑になるという問題点があった。
特開2009−31050号公報
本発明は上記問題点に鑑み、特別な検査装置を用いることなく、シリコングリスの塗布状態の良否を安価かつ容易に判定できる空気調和機の室外機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の空気調和機の室外機は圧縮機の制御装置を備え、この制御装置に搭載される制御部は、シリコングリスの塗布状態の良否を判定する検査モードにおいて、インバータ回路を介して圧縮機用モータに対して1相通電または2相通電を行い、インバータ回路に印加するPWM信号のオンオフデューティ比を変化させることにより、整流回路への入力電流を変化させたとき、インバータ回路または整流回路に備える発熱部品に固着されるヒートシンクの温度または発熱部品の温度が第1所定温度から第2所定温度に到達するまでの計時時間を計時し、計時された計時時間と基準時間とを比較して、発熱部品とヒートシンクとの間のシリコングリスの塗布状態の良否を判定するようになっている。
また、本発明の空気調和機の室外機は圧縮機の制御装置を備え、この制御装置に搭載される制御部は、シリコングリスの塗布状態の良否を判定する検査モードにおいて、インバータ回路を介して圧縮機用モータに対して1相通電または2相通電を行い、インバータ回路に印加するPWM信号のオンオフデューティ比を変化させることにより、整流回路への入力電流を変化させたとき、インバータ回路または整流回路に備える発熱部品に固着されるヒートシンクの温度または発熱部品の温度を測定し、基準時間の間における第1所定温度からの温度上昇値を演算し、演算された温度上昇値と基準温度上昇値とを比較して、発熱部品とヒートシンクとの間のシリコングリスの塗布状態の良否を判定するようになっている。
本発明の空気調和機の室外機によれば、すでに搭載されている圧縮機の制御装置のみを用いているため、特別な検査装置を用いることなく、シリコングリスの塗布状態の良否を安価かつ容易に判定することができる。
本発明による空気調和機の室外機の前面側を示す外観斜視図である。 本発明による空気調和機の室外機の背面側を示す外観斜視図である。 本発明による空気調和機の室外機の内部構造を示す斜視図である。 電装品箱に配置された制御基板の周辺構造を示す概略断面図である。 圧縮機を制御する制御装置を示すブロック図である。 制御装置によるシリコングリスの塗布状態の良否判定の原理を示す説明図である。 制御装置によるシリコングリスの塗布状態の良否判定の原理を示す他の説明図である。 制御装置によるシリコングリスの塗布状態の良否を判定するための動作を示すフローチャートである。 制御装置によるシリコングリスの塗布状態の良否を判定するための動作を示す他のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。本実施形態における空気調和機の室外機は、図1乃至図3に示すように、本体10は、背面および左側面に吸込口Aを、前面に吹出口Bを備え、この吹出口Bに上下2個の格子状のファンガード10aを有する前面パネル10bを備えている。また、本体10は、背面に備えた吸込口Aに格子状の保護部材10fを有し、この保護部材10fの左側に背面パネル10gを備えている。さらに、本体10は、底面に底板10cを備え、底板10cから下方に本体10を地面に設置するための脚部20が設けられ、底板10cから上方に垂直に延びた上部仕切板31と下部仕切板32とからなる仕切板30が設けられている。
本体10内は、仕切板30によって、背面から左側面にかけて略L字状に形成された熱交換器40が設けられた熱交換室10dと、圧縮機用モータを搭載する圧縮機50が設けられた機械室10eとに区画されている。熱交換室10dには、吸込口Aと吹出口Bとを結ぶ空気通路が形成され、この空気通路に吸込口Aに対向するように、上部熱交換器40aと下部熱交換器40bとからなる熱交換器40が設けられ、吹出口Bに対向するように、上下2個の送風ファン60が設けられている。機械室10eには、圧縮機50の上方に電装品箱80が配置され、この電装品箱80に室外機の運転制御を行うための制御基板81や端子台82などが配置されている。
電装品箱80は、図3に示すように、上部仕切板31の一部を兼ねる側面板としての左側面板310と、本体10の前面側に位置する前面板80aと、本体10の背面側に位置する背面板80bと、この背面板80bの右端から直角に一体形成され、本体10の前面側に延びる側面板としての右側面板80cと、これらの背面板80bおよび右側面板80cに形成された下端フランジ部側に取付けられる下部箱体80dとを備えている。
前面板80aには、前面板80aの下端側に取付けられ、下部箱体80dの前面側に端子台82を取付けた補助板80aaを備えている。また、前面板80aには、背面板80b側に凹んだ断面コ字状の凹面部80abが形成されている。
制御基板81は、図3および図4に示すように、圧縮機50に搭載された圧縮機用モータをインバータ制御するための回路が実装されたインバータ制御用基板としての第1制御基板81aと、圧縮機50に搭載された圧縮機用モータの力率改善を行なう回路が実装された力率改善用基板としての第2制御基板81bを備えている。また、制御基板81は、圧縮機50に電源供給するための電源回路などが実装された電源用基板としての第3制御基板81cと、送風ファン60を駆動するファンモータに電源供給するための電源回路など、室外機全体の制御を行う回路が実装されたメイン制御用基板としての第4制御基板81dを備えている。
第1制御基板81aは、この第1制御基板81aが装着される第1基板ホルダー83を介して上部仕切板31の一部を兼ねる左側面板310の機械室10e側に取付けられ、第2制御基板81bは、この第2制御基板81bが装着される第2基板ホルダー84を介して背面板80bの本体10の前面側に取付けられている。第3制御基板81cは、右側面板80cの左側面板310側に取付けられ、第4制御基板81dは、本体10の前面側に各種電気部品が実装された実装面を向けて、前面板80aに形成された凹面部80abに取付けられている。
次に、図4を用いて、電装品箱80内に配置された第1制御基板81aの周辺構造について説明する。図4に示すように、左側面板310の機械室10e側に配置された第1制御基板81aには、室外機の運転時に、内部電流によって発熱する発熱部品としてのIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)を含むインバータ制御素子81aaが実装されている。
第1ヒートシンク85は、ベース部85aと、ベース部85aに一体形成され、熱交換室10d側に露出するように延びた複数の放熱フィン85bとを備えており、ベース部85aには、インバータ制御素子81aaが図示しないネジによって固着されている。このインバータ制御素子81aaの固着面とベース部85aとの間には、インバータ制御素子81aaが発熱した熱を放熱フィン85bに熱伝導し易くするために、シリコングリス86が塗布されている。
また、第1ヒートシンク85のベース部85aがネジ89によって第1基板ホルダー83に取付けられ、第1ヒートシンク85の温度を検出するための温度検出器としてサーミスタ87がネジ90によってベース部85aに取付けられている。このサーミスタ87は、第4制御基板81dへケーブル87aによって接続され、第4制御基板81dにより温度検出の動作が行われる。
第1ヒートシンク85の放熱フィン85bに、インバータ制御素子81aaの発熱した熱が伝わって放熱され、送風ファン60の作動で吸込口Aから本体10の背面側の上部熱交換器40aを介して吸込まれた空気により、放熱フィン85bの放熱が促進される。この結果、インバータ制御素子81aaが効果的に冷却されるようになっている。
このように、吸込口Aから上部熱交換器40aを介して吸込まれた空気で第1ヒートシンク85の放熱フィン85bの放熱を促進させることになっているので、吸込口Aから吸込まれた空気に含まれる外部よりの水滴が第1制御基板81a側に入らないようにするため、第1ヒートシンク85と第1基板ホルダー83とは、シール材91を介して密閉された構造になっている。なお、左側面板310と第1基板ホルダー83も図示しないシール材を介して密閉された構造になっている。
電装品箱80内に右側面板80cの左側面板310側に配置された第3制御基板81cには、室外機の運転時に、内部電流によって発熱する発熱部品としての整流素子81ca(ダイオードブリッジ)が実装されている。この整流素子81caは、右側面板80cの左側面板310側とは反対側に面するように配置されており、第1ヒートシンク85と同様に、図示しない第2ヒートシンクに固着されている。整流素子81caと第2ヒートシンクとの間にも、整流素子81caの発熱した熱が第2ヒートシンクに熱伝導し易くするために、シリコングリスが塗布されている。
また、図示しない第2ヒートシンクの温度を検出するための温度検出器として後述するサーミスタ88が第2ヒートシンクに取付けられている。このサーミスタ88は、第1ヒートシンク85に取付けられたサーミスタ87と同様に、第4制御基板81dへ図示しないケーブルによって接続され、第4制御基板81dにより温度検出の動作が行われる。
次に、電装品箱80内に配置された第1制御基板81a、第2制御基板81bおよび第3制御基板81cなどによる圧縮機50を制御する制御装置の電気的な構成について説明する。図5に示すように、圧縮機50の制御装置は、交流電源92を整流回路93で直流電源に変換してインバータ回路95に供給し、インバータ回路95で圧縮機50を制御するための交流電源に変換する。
整流回路93はダイオードがブリッジ接続された整流素子81caであり、整流回路93の入力側に入力交流電流を検出するための電流検出器として電流センサ98を備え、整流回路93の出力側に出力直流電圧を平滑化する平滑コンデンサ94を備えている。インバータ回路95は6個のIGBTとダイオードとがそれぞれ並列に接続され、かつ、三相ブリッジ接続されたインバータ制御素子81aaであり、平滑コンデンサ94で平滑化された出力直流電圧を三相交流電圧に変換して圧縮機50に搭載される圧縮機用モータに印加し、圧縮機用モータを駆動する。
サーミスタ87はインバータ回路95のインバータ制御素子81aaが固着された第1ヒートシンク85に取付けられており、第1ヒートシンク85の温度を検出する。このサーミスタ87での検出温度が所定温度を超えたとき、インバータ回路95へ印加する電圧を遮断し、インバータ制御素子81aaを発熱による破壊から保護する。また、サーミスタ88は整流回路93の整流素子81caが固着された第2ヒートシンクに取付けられており、第2ヒートシンクの温度を検出する。このサーミスタ88での検出温度が所定温度を超えたとき、整流回路93へ印加する電圧を遮断し、整流素子81caを発熱による破壊から保護する。
また、圧縮機50の制御装置は、インバータ回路95のインバータ制御素子81aaをオンオフ制御するための制御部96および駆動回路97を備えている。駆動回路97は制御部96からのインバータ制御素子81aaに印加するPWM信号のオンオフデューティ比の指示に基づいて、インバータ回路95のインバータ制御素子81aaをオンオフ制御する。
制御部96はタイマーを備えたマイクロコンピュータと記憶部96aとを内部に備えている。マイクロコンピュータは電流センサ98で検出された入力交流電流をディジタル値に変換して記憶部96aに記憶するとともに、入力交流電流値や圧縮機用モータの回転数などに応じてインバータ制御素子81aaに印加するPWM信号のオンオフデューティ比を算出して駆動回路97に指示する。マイクロコンピュータはサーミスタ87やサーミスタ88で検出された温度をディジタル値に変換して記憶部96aに記憶するとともに、検出温度値が記憶部96aに予め記憶された基準温度限界値に到達した場合には、インバータ回路95や整流回路93への電源供給を停止する。また、マイクロコンピュータは室内機99に接続され、室内機99との間で運転制御信号を送受信して室内機99の指示により室外機の運転を制御する。
また、圧縮機50の制御装置は、検査モードスイッチ100と判定表示部101を備えている。検査モードスイッチ100はシリコングリス86の塗布状態の良否を検査する検査モードを制御部96に指定するスイッチである。検査モードスイッチ100がオンの場合、制御部96によって検査モードで圧縮機50への電源供給が行われ、検査モードスイッチ100がオフの場合、制御部96によって通常運転モードで圧縮機50への電源供給が行われる。判定表示部101は検査モードスイッチ100の指定により、制御部96で判定されたシリコングリス86の塗布状態の良否結果を表示する。
次に、制御部96の検査モードの動作を説明する。なお、サーミスタ87で検出される検出温度が所定温度幅を変化する計時時間に基づいて、シリコングリス86の塗布状態の良否を判定する第1実施例と、サーミスタ87で検出される検出温度が所定温度から基準時間が経過した後の温度上昇に基づいて、シリコングリス86の塗布状態の良否を判定する第2実施例について説明する。なお、以後説明する入力電流とは実効値を示す。後述の所定電流I1と所定電流I2とは「所定電流I1<所定電流I2」の関係を持ち、所定温度T1と所定温度T2とは「所定温度T1<所定温度T2」の関係を持つものとする。
第1実施例において、制御部96はインバータ回路95に対し、駆動回路97を介して圧縮機用モータへの1相通電を指示する。そして、制御部96は電流センサ98で検出される整流回路93の入力電流が所定電流I1から所定電流I2に変化するように、駆動回路97に対してインバータ回路95へ印加するPWM信号のオンオフデューティ比を指示する。
制御部96は整流回路93の入力電流が所定電流I1から所定電流I2に変化したとき、内部に備えたタイマーにより、サーミスタ87で検出された温度が所定電流I1のときの所定温度T1から所定温度T2に到達するまでの計時時間tを計時する。そして、制御部96は、計時された計時時間tと予め実験的に求めた基準時間t’とを比較して、シリコングリス86の塗布状態の良否を判定し、判定結果を判定表示部101へ出力する。なお、記憶部96aには、所定電流I1、所定電流I2、所定温度T1、所定温度T2および基準時間t’がそれぞれ予め記憶されている。
第2実施例において、制御部96は整流回路93の入力電流が所定電流I1から所定電流I2に変化したとき、内部に備えたタイマーにより、サーミスタ87で検出された温度が所定電流I1のときの所定温度T1に到達した時点から予め実験的に求めた基準時間t’を計時する。
制御部96はタイマーで計時された基準時間t’が経過した時点で検出するサーミスタ87による検出温度TXを取込み、所定温度T1と検出温度TXとの差である温度上昇値Tを演算する。そして、制御部96は、演算された温度上昇値Tと予め実験的に求めた基準温度上昇値T’とを比較して、シリコングリス86の塗布状態の良否を判定し、判定結果を判定表示部101へ出力する。なお、記憶部96aには、所定温度T1、基準時間t’および基準温度上昇値T’がそれぞれ予め記憶されている。
以上説明してきた圧縮機50の制御装置によるシリコングリス86の塗布状態の良否判定の原理を図6および図7を用いて説明する。図6は上述の第1実施例によるサーミスタ検出温度の温度上昇を示すグラフであり、図7は上述の第2実施例によるサーミスタ検出温度の温度上昇を示すグラフである。
まず、第1実施例によるシリコングリス86の塗布状態の良否判定の原理について説明する。図6に示すように、制御部96は検査モードにおいて、インバータ回路95を介して圧縮機用モータへの1相通電を開始し、整流回路93の入力電流を所定電流I1(例えば、10A)に変化させ、サーミスタ87によるサーミスタ検出温度を所定温度T1(例えば、70℃)まで上昇させる。所定温度T1まで上昇したら、整流回路93の入力電流を所定電流I2(例えば、20A)に変化させ、サーミスタ87によるサーミスタ検出温度を所定温度T2(例えば、80℃〜90℃)まで上昇させる。
中央の線は、整流回路93の入力電流を所定電流I1としたとき、所定温度T1に上昇し、かつ、所定電流I2に変化させた時点から所定温度T2に到達するまでの時間が基準時間t’(例えば、60秒)となる基準温度上昇曲線を示している。上側の線は、この時間が基準時間t’よりも短い計時時間t1となる温度上昇曲線例を示している。下側の線は、この時間が基準時間t’よりも長い計時時間t2となる温度上昇曲線例を示している。
上側の線は、第1ヒートシンク85の温度が所定温度T1から所定温度T2までに到達する時間が短く、正常な温度特性になっている。これは、インバータ制御素子81aaで発熱した熱が熱伝達不良なく第1ヒートシンク85から良好に放熱され、シリコングリス86の塗布状態が良好であることを示している。
下側の線は、第1ヒートシンク85の温度が所定温度T1から所定温度T2までに到達する時間が長く、異常な温度特性になっている。これは、インバータ制御素子81aaで発熱した熱が熱伝達不良で内部にこもり、第1ヒートシンク85から良好に放熱されず、シリコングリス86の塗布状態が不良であることを示している。
このように、上述の第1実施例においては、整流回路93の入力電流を所定電流I1としたとき、サーミスタ検出温度が所定温度T1に上昇し、かつ、整流回路93の入力電流を所定電流I2に変化させた時点から所定温度T2に到達するまでの時間が基準時間t’以下の場合に、シリコングリス86の塗布状態が良好であることが判定でき、基準時間t’よりも長い場合に、シリコングリス86の塗布状態が不良であることが判定できる。
次に、第2実施例によるシリコングリス86の塗布状態の良否判定の原理について説明する。図7に示すように、制御部96は検査モードにおいて、インバータ回路95を介して圧縮機用モータへの1相通電を開始し、整流回路93の入力電流を所定電流I1(例えば、10A)に変化させ、サーミスタ87によるサーミスタ検出温度を所定温度T1(例えば、70℃)まで上昇させる。所定温度T1まで上昇したら、整流回路93の入力電流を所定電流I2(例えば、20A)に変化させる。所定電流I2に変化させた時点から基準時間t’(例えば、60秒)が経過した時点でのサーミスタ87によるサーミスタ検出温度を検出温度TX(T2、T3、T4)とする。
中央の線は、検出温度TXがT3のとき、検出温度T3と所定温度T1との差が基準温度上昇値T’(例えば、10度〜20度)となる基準温度上昇曲線を示している。上側の線は、検出温度TXがT4のとき、検出温度T4と所定温度T1との差が基準温度上昇値T’よりも大きい温度上昇値Tとなる温度上昇曲線例を示している。下側の線は、検出温度TXがT2のとき、検出温度T2と所定温度T1との差が基準温度上昇値T’よりも小さい温度上昇値となる温度上昇曲線例を示している。
上側の線は、第1ヒートシンク85の温度が所定温度T1からの基準時間t’後の温度上昇の変化が大きく、正常な温度特性になっている。これは、図6での説明と同様に、シリコングリス86の塗布状態が良好であることを示している。
下側の線は、第1ヒートシンク85の温度が所定温度T1からの基準時間t’後の温度上昇の変化が小さく、異常な温度特性になっている。これは、図6での説明と同様に、シリコングリス86の塗布状態が不良であることを示している。
このように、上述の第2実施例においては、整流回路93の入力電流を所定電流I1としたとき、サーミスタ検出温度が所定温度T1に上昇し、かつ、整流回路93の入力電流を所定電流I2に変化させた時点から基準時間t’後の検出温度TXを求め、この検出温度TXと所定温度T1との差が基準温度上昇値T’以上の場合に、シリコングリス86の塗布状態が良好であることが判定でき、基準温度上昇値T’よりも小さい場合に、シリコングリス86の塗布状態が不良であることが判定できる。
次に、制御部96によるシリコングリス86の塗布状態の良否判定動作を図8および図9のフローチャートを用いて説明する。図8および図9において、Sはステップを、数字はステップ番号をそれぞれ表す。
まず、上述の第1実施例による制御部96がシリコングリス86の塗布状態の良否を判定する場合について説明する。図8に示すように、制御部96は検査モードスイッチ100がオンであるかどうかにより、検査運転指示が有るかどうかを判断する(S1)。検査運転指示が有れば(S1−YES)、S3に移行し、検査運転指示がなければ(S1−NO)、S2に移行する。S2では、制御部96は室内機99からの運転制御信号に基づいて、圧縮機50を駆動する圧縮機用モータへ通常運転時の通電となるように駆動回路97に指示する。もしくは通常運転を停止した待機状態にする。次に、S1のステップに戻り、検査運転指示が有るまで通常運転による運転または停止を続行する。
S3では、制御部96は圧縮機50を駆動する圧縮機用モータの1相のみに通電するように駆動回路97に指示する。その後、制御部96は整流回路93の入力電流が所定電流I1になるように、駆動回路97にインバータ回路95に印加するPWM信号のデューティ比を指示し(S4)、サーミスタ87の検出温度を取込み、検出温度が所定温度T1になるまで待つ(S5)。
次に、制御部96は整流回路93の入力電流が所定電流I2になるように、駆動回路97にインバータ回路95に印加するPWM信号のデューティ比を指示し(S6)、タイマーをスタートする(S7)。S7においてタイマーをスタートした後、制御部96はサーミスタ87の検出温度を取込み、検出温度が所定温度T2となったらタイマーをストップする(S8)。
S8においてタイマーをストップした後、制御部96はカウントされたタイマー値に相当する計時時間tが基準時間t’以下か否かを判断する(S9)。計時時間tが基準時間t’以下であれば(S9−YES)、S10に移行し、計時時間tが基準時間t’より長ければ(S9−NO)、S11に移行する。
S10では、制御部96はシリコングリス86の塗布状態が良好であるため、この判定結果を判定表示部101に表示させる。S11では、制御部96はシリコングリス86の塗布状態が不良であるため、この判定結果を判定表示部101に表示させる。S10およびS11において判定表示部101に判定結果を表示させた後、制御部96は検査運転を終了する。
次に、上述の第2実施例による制御部96がシリコングリス86の塗布状態の良否を判定する場合について説明する。図9に示すように、制御部96は検査モードスイッチ100がオンであるかどうかにより、検査運転指示が有るかどうかを判断する(S20)。検査運転指示が有れば(S20−YES)、S22に移行し、検査運転指示がなければ(S20−NO)、S21に移行する。S21では、制御部96は室内機99からの運転制御信号に基づいて、圧縮機50を駆動する圧縮機用モータへ通常運転時の通電となるように駆動回路97に指示する。もしくは通常運転を停止した待機状態にする。次に、S20のステップに戻り、検査運転指示が有るまで通常運転による運転または停止を続行する。
S22では、制御部96は圧縮機50を駆動する圧縮機用モータの1相のみに通電するように駆動回路97に指示する。その後、制御部96は整流回路93の入力電流が所定電流I1になるように、駆動回路97にインバータ回路95に印加するPWM信号のデューティ比を指示し(S23)、サーミスタ87の検出温度を取込み、検出温度が所定温度T1になるまで待つ(S24)。
次に、制御部96は整流回路93の入力電流が所定電流I2になるように、駆動回路97にインバータ回路95に印加するPWM信号のデューティ比を指示し(S25)、タイマーをスタートさせた後、基準時間t’が経過するまで待つ(S26)。S26において基準時間t’の経過後、制御部96はサーミスタ87の検出温度を取込み、記憶部96aに検出温度TXを記憶する(S27)。
S27において検出温度TXを記憶した後、制御部96は所定温度T1と検出温度TXとの差を演算し、記憶部96aに温度上昇値Tとして記憶する(S28)。S28において温度上昇値Tを記憶した後、制御部96は温度上昇値Tが基準温度上昇値T’以上か否かを判断する(S29)。温度上昇値Tが基準温度上昇値T’以上であれば(S29−YES)、S30に移行し、温度上昇値Tが基準温度上昇値T’より小さければ(S29−NO)、S31に移行する。
S30では、制御部96はシリコングリス86の塗布状態が良好であるため、この判定結果を判定表示部101に表示させる。S31では、制御部96はシリコングリス86の塗布状態が不良であるため、この判定結果を判定表示部101に表示させる。S30およびS31において判定表示部101に判定結果を表示させた後、制御部96は検査運転を終了する。
以上説明してきた本発明の空気調和機の室外機によれば、圧縮機50の制御装置に搭載される制御部96は、シリコングリス86の塗布状態の良否を判定する検査モードにおいて、インバータ回路95を介して圧縮機用モータに対して1相通電を行い、インバータ回路95に印加するPWM信号のオンオフデューティ比を変化させることにより、整流回路93への入力電流を変化させたとき、インバータ回路95に備える発熱部品(インバータ制御素子81aa)に固着されるヒートシンク(第1ヒートシンク85)の温度が所定温度T1から所定温度T2に到達するまでの計時時間tを計時し、計時された計時時間tと基準時間t’とを比較して、発熱部品とヒートシンクとの間のシリコングリス86の塗布状態の良否を判定するようになっている。
また、圧縮機50の制御装置に搭載される制御部96は、シリコングリス86の塗布状態の良否を判定する検査モードにおいて、インバータ回路95を介して圧縮機用モータに対して1相通電を行い、インバータ回路95に印加するPWM信号のオンオフデューティ比を変化させることにより、整流回路93への入力電流を変化させたとき、インバータ回路95に備える発熱部品に固着されるヒートシンクの温度を測定し、基準時間t’の間における所定温度T1からの温度上昇値Tを演算し、演算された温度上昇値Tと基準温度上昇値T’とを比較して、発熱部品とヒートシンクとの間のシリコングリス86の塗布状態の良否を判定するようになっている。
したがって、圧縮機50の制御装置に搭載される制御部96に、シリコングリス86の塗布状態の良否を判定するための構成を備えているため、特別な検査装置を用いることなく、空気調和機の室外機のみでシリコングリス86の塗布状態の良否を安価かつ容易に判定できる。例えば、空気調和機の室外機のサービス点検時に、個別でシリコングリス86の塗布状態の良否を判定することができる。さらに、空気調和機の室外機の運転開始前や停止後にシリコングリス86の塗布状態の良否を判定するようにすれば、ユーザーが使用中であっても良否を判定できる。
また、圧縮機50の制御装置は、シリコングリス86の塗布不良の場合、インバータ回路95を介して圧縮機用モータへ1相通電を行うことで、インバータ回路95への通常のフル運転時よりも小さい電流でシリコングリス86の塗布状態を判定できるため、発熱部品に熱ストレスをかけずに判定できる。
なお、本実施形態では、圧縮機50の制御装置に搭載される制御部96は、第1ヒートシンク85に取付けられたサーミスタ87の検出温度に基づき、インバータ制御素子81aaと第1ヒートシンク85との間に挟んだシリコングリス86の塗布状態の良否を判定するようになっているが、本発明はこれに限らず、第2ヒートシンクに取付けられたサーミスタ88の検出温度に基づき、整流素子81caと第2ヒートシンクとの間に挟んだシリコングリスの塗布状態の良否を判定するようにしてもよい。この場合、整流素子81caの温度特性はインバータ制御素子81aaの温度特性とは異なるため、シリコングリスの塗布状態の良否を判定する条件として、所定温度T1、所定温度T2、基準時間t’および基準温度上昇値T’をインバータ制御素子81aaで設定した値と異なる値に設定すればよい。
また、本実施形態では、圧縮機50の制御装置に搭載される制御部96は、シリコングリスの塗布状態の良否を判定する条件として、所定温度T1、所定温度T2、基準時間t’および基準温度上昇値T’をインバータ制御素子81aaの場合も整流素子81caの場合も一定の値に設定するようにしたが、本発明はこれに限らず、実際には夏場や冬場の外気温の変化に応じて放熱特性も変化するため、シリコングリスの塗布状態の良否を判定する季節に応じた複数の値を設定してもよい。
また、本実施形態では、圧縮機50の制御装置に搭載される制御部96は、インバータ回路95を介して圧縮機用モータへ1相通電を行うようにしたが、本発明はこれに限らず、インバータ回路95に通常のフル運転時よりも小さい電流が流れるように、インバータ回路95を介して圧縮機用モータへ磁極の切換えを行わない(圧縮機用モータが回転しない)2相通電を行うようにしてもよい。
また、本実施形態では、インバータ制御素子81aaや整流素子81caに固着されるヒートシンクに取付けられたサーミスタでヒートシンクの温度を検出することで、シリコングリスの塗布状態の良否を判定するようにしたが、本発明はこれに限らず、インバータ制御素子81aaや整流素子81caにサーミスタが内蔵されている場合や、インバータ制御素子81aaや整流素子81caにサーミスタが外付けされている場合、これらのサーミスタによってインバータ制御素子81aaや整流素子81caの温度を検出することで、シリコングリスの塗布状態の良否を判定するようにしてもよい。
この場合、インバータ制御素子81aaや整流素子81caの温度を検出するため、図6において、インバータ制御素子81aaや整流素子81caで発熱した熱が熱伝達不良がなく第1ヒートシンク85や第2ヒートシンクから良好に放熱しているときは、サーミスタの検出温度が所定温度T1から所定温度T2までに到達する時間が長くなる。
また、インバータ制御素子81aaや整流素子81caで発熱した熱が熱伝達不良で内部にこもり、第1ヒートシンク85や第2ヒートシンクから良好に放熱していないときは、サーミスタの検出温度が所定温度T1から所定温度T2までに到達する時間が短くなる。
したがって、図6に示す温度上昇曲線例の正常と異常とが逆の温度特性になるため、図8に示すS9のステップでは、計時時間tが基準時間t’以上か否かを判断することになる。同様に、図7に示す温度上昇曲線例も正常と異常とが逆の温度特性になるため、図9に示すS29のステップでは、温度上昇値Tが基準温度上昇値T’以下か否かを判断することになる。
また、本実施形態では、整流回路93の入力電流を電流センサ98により検出するようにしたが、本発明はこれに限らず、整流回路93の出力電流を電流センサにより検出するようにし、制御部96は整流回路93の出力電流を変化させることで、シリコングリスの塗布状態の良否を判定するようにしてもよい。
また、本実施形態では、インバータ制御素子81aaと第1ヒートシンク85との間や整流素子81caと第2ヒートシンクとの間にシリコングリスが塗布されているが、本発明はこれに限らず、シリコングリスの塗布に替えて熱伝導シートなどの熱伝導部材を挟むようにしてもよい。この場合も、制御部96によってサーミスタの検出温度を取込むことで、熱伝導シートなどの熱伝導部材の挟持状態(配置状態)の良否を判定することができる。
なお、第2制御基板81bとして、内部電流によって発熱する発熱部品としてのIGBTを含む圧縮機用モータの力率改善用制御素子が実装される場合、この力率改善用制御素子にもヒートシンクが固着され、力率改善用制御素子とヒートシンクとの間にシリコングリスが塗布される。したがって、図5に示す制御装置には、図示を省略しているが、整流回路93と平滑コンデンサ94との間に力率改善用制御素子からなる力率改善回路が接続される。このため、力率改善用制御素子に固着されるヒートシンクにサーミスタを取付けて、制御部96によってサーミスタの検出温度を取込むことで、上述と同様に、シリコングリスの塗布状態の良否を判定することもできる。
10 本体
10a ファンガード
10b 前面パネル
10c 底板
10d 熱交換室
10e 機械室
10f 保護部材
10g 背面パネル
20 脚部
30 仕切板
31 上部仕切板
310 左側面板(側面板)
31b 開口部
32 下部仕切板
40 熱交換器
40a 上部熱交換器
40b 下部熱交換器
50 圧縮機
60 送風ファン
80 電装品箱
80a 前面板
80aa 補助板
80ab 凹面部
80b 背面板
80c 右側面板(側面板)
80d 下部箱体
81 制御基板
81a 第1制御基板
81aa インバータ制御素子
81b 第2制御基板
81c 第3制御基板
81ca 整流素子
81d 第4制御基板
82 端子台
83 第1基板ホルダー
83a 挿入部
84 第2基板ホルダー
85 第1ヒートシンク
85a ベース部
85b 放熱フィン
86 シリコングリス
87 サーミスタ
87a ケーブル
88 サーミスタ
89 ネジ
90 ネジ
91 シール材
92 交流電流
93 整流回路
94 平滑コンデンサ
95 インバータ回路
96 制御部
96a 記憶部
97 駆動回路
98 電流センサ
99 室内機
100 検査モードスイッチ
101 判定表示部
A 吸込口
B 吹出口

Claims (3)

  1. 交流電源を整流回路で直流電源に変換してインバータ回路に供給し、同インバータ回路で圧縮機に搭載される圧縮機用モータを駆動するための3相交流電源に変換する制御装置を備え、前記整流回路または前記インバータ回路の発熱部品とヒートシンクとの間に熱伝導部材が配置された空気調和機の室外機であって、
    前記制御装置は、前記ヒートシンクの温度を検出する温度検出器と、
    前記交流電源または前記直流電源の電流を検出する電流検出器と、
    前記インバータ回路への印加電圧を制御し、前記温度検出器と前記電流検出器が接続された制御部とを備え、
    前記制御部は、内部に記憶部を備え、前記熱伝導部材の配置状態の良否を判定する検査モードの際、前記電流検出器で検出した電流を第1電流となるように前記インバータ回路を介して前記圧縮機用モータに通電し、前記温度検出器が第1所定温度となった後、前記第1電流よりも大きい第2電流となるように前記圧縮機用モータに通電し、
    前記温度検出器で検出した温度が前記第1所定温度から、同第1所定温度よりも高い第2所定温度となるまでの時間を計測し、同時間と前記記憶部に予め記憶された基準時間とを比較して前記熱伝導部材の配置状態の良否を判定することを特徴とする空気調和機の室外機。
  2. 交流電源を整流回路で直流電源に変換してインバータ回路に供給し、同インバータ回路で圧縮機に搭載される圧縮機用モータを駆動するための3相交流電源に変換する制御装置を備え、前記整流回路または前記インバータ回路の発熱部品とヒートシンクとの間に熱伝導部材が配置された空気調和機の室外機であって、
    前記制御装置は、前記ヒートシンクの温度を検出する温度検出器と、
    前記交流電源または前記直流電源の電流を検出する電流検出器と、
    前記インバータ回路への印加電圧を制御し、前記温度検出器と前記電流検出器が接続された制御部とを備え、
    前記制御部は、内部に記憶部を備え、前記熱伝導部材の配置状態の良否を判定する検査モードの際、前記電流検出器で検出した電流を第1電流となるように前記インバータ回路を介して前記圧縮機用モータに通電し、前記温度検出器が第1所定温度となった後、前記第1電流よりも大きい第2電流となるように前記圧縮機用モータに通電し、
    前記温度検出器で検出した温度が前記第1所定温度から、前記第2電流となった時より前記記憶部に予め記憶された基準時間後に検出した温度となるまでの温度上昇値を演算し、同温度上昇値と前記記憶部に予め記憶された基準温度上昇値とを比較して前記熱伝導部材の配置状態の良否を判定することを特徴とする空気調和機の室外機。
  3. 前記温度検出器は、前記ヒートシンクの温度を検出する替わりに前記発熱部品の温度を検出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和機の室外機。
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