JP2012156216A - 太陽電池モジュールの固定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】太陽電池モジュールを固定するための貫通孔周囲に応力集中が起こり、保護部材に亀裂等が形成されることを抑制する。
【解決手段】
太陽電池モジュールを設置位置に固定する固定部材を設置し、固定部材上の太陽電池モジュールの一部を挟んで固定する押さえ板を設け、さらに、太陽電池モジュールを固定部材か押さえ板の少なくともいずれかに粘着固定し、押さえ板と固定部材とで挟み込み固定する。
【選択図】図2
【解決手段】
太陽電池モジュールを設置位置に固定する固定部材を設置し、固定部材上の太陽電池モジュールの一部を挟んで固定する押さえ板を設け、さらに、太陽電池モジュールを固定部材か押さえ板の少なくともいずれかに粘着固定し、押さえ板と固定部材とで挟み込み固定する。
【選択図】図2
Description
本発明は、太陽電池モジュールの設置に関する。
近年、環境に配慮する動きが広がっており、これに伴って太陽電池の普及が進んでいる。太陽電池を使用するためには、太陽電池セルを有する太陽電池モジュールを固定部材に取り付ける必要がある。
例えば、特許文献1には、太陽電池セルを保護する保護部材に貫通孔を形成した、ハトメ付き太陽電池モジュールが記載されており、屋根または構造部にハトメを接合部材として用いて、太陽電池モジュールを固定することが開示されている。
また、特許文献2には、太陽電池セルを樹脂層又はフレキシブルシートで保護し、この樹脂層又はフレキシブルシートに補強部材を取り付け、さらに補強部材と樹脂層又はフレキシブルシートに貫通孔を設けることが開示されている。
図11に、補強部材50を用いた従来の太陽電池モジュール1cの構成を示す。図11において、(a)は平面図、(b)は(a)のF−F断面図、(c)は固定部材に取り付けた構成の側面図ある。従来の太陽電池モジュール1cは、太陽電池セル2の周囲に補強部材50、51を配置するように構成され、表面保護部材3と裏面保護部材4は、太陽電池セル2と補強部材50、51を、封止材5によって全体を封止して、ラミネートした構成となっている。
この太陽電池モジュール1cには、固定部材である架台40(Cチャンネル)に、固定用ボルト32で、太陽電池モジュール1cを取り付け固定するための貫通孔31を有し、貫通孔31は、表面保護部材4、封止材3、補強部材50、裏面保護部材5を貫通して開いている構成となっている。
特許文献3には、太陽電池モジュール全面を補強板に両面テープで固定した、補強板付き太陽電池モジュールを、建築物等に固定するため、防水性弾性体の押さえ部材を貼り付けたフレームに、差し込んで固定する構成が記載されている。
太陽電池セルを保護する保護部材が、可撓性材料により形成される場合、保護部材にネジや紐等を通す貫通孔を設けると、ネジや紐等が保護部材を支持する力により、保護部材に亀裂等が形成される可能性がある。これを防止するためには、特許文献2に記載されているように、補強部材と保護部材とが重なった部分に貫通孔を設けたり、太陽電池セルの周囲に補強部材を配置して、封止材により補強部材ごとラミネートした太陽電池モジュールとして、補強部材が配置された箇所に貫通孔を設けるように構成することができる。
しかし、太陽電池モジュールの貫通孔に、ネジなどの固定部材を通すことで、太陽電池モジュールの貫通孔の周囲に応力が集中して、貫通孔の周囲が変形し、破損が発生する。
また、補強部材を太陽電池セルと共にラミネートした太陽電池モジュールの場合は、補強部材配置箇所に貫通孔を設けるので、パンチングプレスやドリルなどを用いた加工も必要となる。
また、補強部材を太陽電池セルと共にラミネートした太陽電池モジュールの場合は、補強部材配置箇所に貫通孔を設けるので、パンチングプレスやドリルなどを用いた加工も必要となる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、補強部材が、太陽電池モジュール本体に一体となってラミネートされた複雑な構造を採らずに、保護部材の亀裂や破損が発生することなく、太陽電池モジュールを固定部材に取り付け固定できる構成を提供することにある。
また、太陽電池モジュールが固定用の貫通孔を有する場合においても、貫通孔周囲の応力集中が発生せずに、太陽電池モジュールの変形や破損が生じないようにする構成を提供することにある。
本発明に係る太陽電池モジュールは、太陽電池セルと保護部材を備えており、保護部材は可撓性を有し、かつ太陽電池セルの全体を封止している。また、太陽電池モジュールは、少なくとも対向する2辺を有する形状である。そして、太陽電池モジュールの設置位置で、太陽電池モジュールの対向する2辺の少なくとも一部が載る位置に、固定部材を設置し、固定部材上で太陽電池モジュールの一部を挟む押さえ板と、固定部材か押さえ板の少なくともいずれかに、太陽電池モジュールを粘着あるいは接着固定した構成で、太陽電池モジュールの一部を固定部材と押さえ板とで挟んで固定する。
押さえ板と固定部材との挟み込み固定方法は、押さえ板と固定部材とを、ネジやボルトを用いたネジ止めで押し当て固定することができでる。また、押さえ板を折り曲げた形状とし、L型の場合は、一方の面で太陽電池モジュールを固定部材の間で挟み、押さえ板の垂直な他方の面を、固定部材の側面に固定するか、あるいは、押さえ板を設置面から折り曲げて固定部材の側面に平行に伸びて太陽電池モジュールを挟むように、太陽電池モジュールと水平な面が形成されるように更に折り曲げた形状として、押さえ板を設置面に固定することで、太陽電池モジュールを固定部材に押し付け固定するようにできる。
このように、本発明によれば、固定部材である例えば架台に、太陽電池モジュール設置面の部分的箇所を直接あるいは間接的に押し当てて固定する構成において、太陽電池モジュールの一部が粘着あるいは接着された上で、挟み込み固定されるので、固定箇所が、面で力を受けるようになり、固定部材への太陽電池モジュールの固定箇所が、応力集中を緩和できるように構成でき、固定による太陽電池モジュールの変形や破損の発生を抑制することが可能となる。
本発明によれば、太陽電池モジュールの補強部材を必要とせず、太陽電池モジュールの保護部材を亀裂等で傷めることなく、固定部材に太陽電池モジュールの確実な取り付け固定が実施できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、第1の実施形態に係る太陽電池モジュール構成図である。そして、図1の(a)は平面図であり、(b)は(a)のA−A断面図である。
図1は、第1の実施形態に係る太陽電池モジュール構成図である。そして、図1の(a)は平面図であり、(b)は(a)のA−A断面図である。
この太陽電池モジュール1aは、太陽電池セル2と、表面保護部材3と、裏面保護部材4とを有し、表面保護部材3と裏面保護部材4は、太陽電池セル2を封止材5によって全体を封止して、ラミネートした構成となっている。そして、太陽電池モジュール1aは、可撓性を有している。さらに、太陽電池モジュール1aには、貫通孔30を有しており、貫通孔30は、表面保護部材3と裏面保護部材4のうち対向する2辺のそれぞれに沿って複数設けられていて、等間隔であることが好ましい。そして、この貫通孔30は、図1においては、太陽電池モジュール1aの長さ方向(A−A断面に垂直な方向)の両側に設けられているが、太陽電池モジュール1aの幅方向(A−A断面方向)に設けても良い。
本実施形態における太陽電池モジュール1aは、可撓性基板を用いて形成されているため、可撓性を有している。そして表面保護材3及び裏面保護材4は、封止樹脂からなる封止材5によって取り付けられ、太陽電池セル2を封止している。太陽電池セル2を封止する方法としては、例えば、真空ラミネート法やロールラミネート法が用いられる。
表面保護材3は、例えば、4フッ化エチレン−エチレン共重合体、フッ化ビニリデン樹脂、3フッ化塩化エチレン樹脂、ETFE(Ethylene tetrafluoroethylene)、アクリル樹脂、3フッ化塩化エチレン樹脂コートアクリル樹脂、又はポリエステル樹脂からなるフィルムである。
封止材5である封止樹脂は、ラミネートフィルムであり、例えばエチレン酢酸ビニル共重合体(以下、EVAという)、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、アクリル樹脂、フッ素樹脂、又はポリイソブチレン等の樹脂材料からなるフィルムである。なお封止樹脂はある程度の接着性を有しているため、貫通孔30の側面から封止樹脂の内部には水分は浸入しない。
裏面保護材4は、例えばアルミ箔ラミネート1フッ素化ビニル樹脂、アルミ箔ラミネートポリエステル樹脂、4フッ化エチレン−エチレン共重合体、フッ化ビニリデン樹脂、3フッ化塩化エチレン樹脂、PET(Polyethylene terephthalate)、PEN(Polyethylene naphthalate)、アクリル樹脂、3フッ化塩化エチレン樹脂コートアクリル樹脂、又はポリエステル樹脂からなるフィルムである。
なお、図1に示す例では、4つの太陽電池セル2が設けられている。そして表面保護材3と裏面保護材4の封止樹脂には、各太陽電池セル2を互いに電気的に接続する為の配線が太陽電池セル2とともに封止されている。
本実施形態において太陽電池セル2及び表面保護材3と裏面保護材4は、いずれも平面形状が矩形を有している。
さらに、第1の実施形態である図1においては、太陽電池モジュール1aの長さ方向の対向する2辺のそれぞれに沿って、表面保護部材3側の表面には押さえ板10aを設け、裏面保護部材4側の表面にはシート状からなる粘着層20aを設ける。
さらに、第1の実施形態である図1においては、太陽電池モジュール1aの長さ方向の対向する2辺のそれぞれに沿って、表面保護部材3側の表面には押さえ板10aを設け、裏面保護部材4側の表面にはシート状からなる粘着層20aを設ける。
そして、太陽電池モジュール1aに設けられている貫通孔30は、押さえ板10aと粘着層20aが設けられた位置に存在し、押さえ板10aと粘着層20aも貫通することで、貫通孔30を構成している。
図2は、第1の実施形態を固定部材に取り付けた構成の側面図である。第1の実施形態においては、太陽電池モジュール1aを固定するため、架台40としてCチャンネルを用いた。架台40は、太陽電池モジュール1aの長さ方向の対向する2辺それぞれに沿って配置し、粘着層20aを介して、太陽電池モジュール1aを置き、その上に押さえ板10a配置して、貫通孔30部を固定ネジ32により、ネジ止め固定するように構成する。
次に、第2の実施形態について説明する。図3は、第2の実施形態に係る太陽電池モジュール構成図である。図3では、(a)が平面図であり、(b)は(a)のB−B断面図、(c)は(a)のC−C断面図、である。
図3では、第1の実施形態の図1と、粘着層20bの形状が異なっている以外は、同一の構成となっている。すなわち、粘着層20bは、貫通孔30の位置を含む所定の幅に設けられており、貫通孔30の数だけ分割されている。
すなわち、B−B断面においては、図3(b)のように、粘着層20bと押さえ板10aが存在するが、C−C断面である図3(c)においては、押さえ板10aのみとなっているような構成となる。
さらに、別の実施形態として、図4に示す第3の実施形態がある。図4は、(a)が平面図であり、(b)は(a)のD−D断面図、(c)は(a)のE−E断面図である。
この実施形態においては、図3の第2の実施形態に比べて、粘着層20bは同一形状であり、押さえ板10bが異なる形状となっている。
この実施形態においては、図3の第2の実施形態に比べて、粘着層20bは同一形状であり、押さえ板10bが異なる形状となっている。
図4においては、押さえ板10bも、粘着層20bと同一の形状になっており、貫通孔30部を含む所定の範囲に設けられている。
すなわち、D−D断面においては、図4(b)のように、粘着層20bと押さえ板10bが存在するが、E−E断面である図4(c)の場所においては、粘着層20bも押さえ板10bも配置されていないような構成となる。
すなわち、D−D断面においては、図4(b)のように、粘着層20bと押さえ板10bが存在するが、E−E断面である図4(c)の場所においては、粘着層20bも押さえ板10bも配置されていないような構成となる。
ここで、本実施例においては、押さえ板10bと粘着層20bは、同一の大きさと同一の形状であるが、特にこれに限定されるものではなく、太陽電池モジュール1aの大きさや重量に係る固定部材である架台40との設置面積や、太陽電池モジュール1aが受ける風力からによる固定ネジ32を用いる貫通孔30が受ける応力を考慮して、固定ネジ32のサイズや貫通孔30の大きさ、その間隔と数を決め、押さえ板10bと粘着層20bの配置範囲を決定すれば良い。そして、押さえ板10bと粘着層20bとは、同一の大きさや形状である必要もなく、適宜決定すれば良い。
すなわち、この発明は、太陽電池モジュール1aの固定部材への固定において、太陽電池モジュール1aの一部を、押さえ板10(10a,10b)と架台40とで挟み込んで圧縮固定すると同時に、せん断力の影響を緩和するために、シート状粘着層20(20a,20b)による接着による固定を同時に行なうことで、挟む箇所の面で力を受けるような構成とすることにある。
図4では、押さえ板10bと粘着層20bは、矩形である太陽電池モジュール1aの長辺方向の両側に、それぞれ5箇所に等間隔で設けられているが、太陽電池モジュール1aを固定できれば、それぞれの辺に少なくとも2箇所ずつあれば良く、その場所や間隔・数は、設置場所や風圧などの設置状況と太陽電池モジュールのサイズなどにより、適宜決定することができる。
また、図1〜図4である第1の実施形態〜第3の実施形態において、太陽電池モジュール1aは矩形形状をしているが、特にこれに限定されるものではなく、少なくとも対向する2辺があって、少なくとも、この対向する2辺に、本発明の固定装置を適用すれば良い。さらに、太陽電池モジュールが、楕円形状のように対向する2辺を有しない場合においても、太陽電池モジュールを少なくとも3箇所で固定をすることが可能であり、本発明を適用することが可能である。
次に、図1〜図4である第1の実施形態〜第3の実施形態において、押さえ板10と粘着層20の様々な変形例について説明する。
まず、図2で示したように、押さえ板10a,10bと粘着層20a,20bによって、太陽電池モジュール1aを挟むように配置する構成が、図1から図4の第1の実施形態から第3の実施形態で説明した第1例である。これに対して、図1(a)、図2(a)、図3(a)からみた押さえ板10と粘着層20の位置関係は同様であるが、図1(b)、図2(b)、図3(b)として側面からみた時の構成の変形例について説明する。
まず、図2で示したように、押さえ板10a,10bと粘着層20a,20bによって、太陽電池モジュール1aを挟むように配置する構成が、図1から図4の第1の実施形態から第3の実施形態で説明した第1例である。これに対して、図1(a)、図2(a)、図3(a)からみた押さえ板10と粘着層20の位置関係は同様であるが、図1(b)、図2(b)、図3(b)として側面からみた時の構成の変形例について説明する。
図5は、太陽電池モジュールの固定方法の第2例を示す側面図である。この変形例では、太陽電池モジュール1aにおいて、その表面保護部材3側に配置する押さえ板10cは、表面保護部材3と接する側が凹凸形状となっており、太陽電池モジュール1aを押さえ付ける時の面圧を大きく取れる構成となっている。
このため、太陽電池モジュール1aが架台40に対してズレを生じて、固定ネジ32と貫通孔30部の接触による貫通孔周囲の応力集中による破損が生じる現象に対して、太陽電池モジュール1aと架台40の間に、粘着層20を配置し、面で力を受ける構成に加えて、押さえ板10cによって面圧が大きくなる分、架台40に対する太陽電池モジュール1aのズレ量をさらに小さくできるので、太陽電池モジュール1aの貫通孔30部の変形や破損の抑制効果が、より向上する。
図6は、太陽電池モジュールの固定方法の第3例を示す側面図である。この変形例では、太陽電池モジュール1aにおいて、その表面保護部材3側に、粘着層20を設け、さらにその上に押さえ板10を配置し、固定ネジ32を締めることで、太陽電池モジュール1aを押さえ板10に貼り付けた上で、押さえ板10と架台40で太陽電池モジュール1aを挟んで固定する構成である。
以上の第1の実施形態〜第3の実施形態における第1例〜第3例の構成により、貫通孔30部での補強材が不要となり、押さえ板10又は架台40に、シート状の粘着層20により太陽電池モジュール1aを貼り付けた状態で、太陽電池モジュール1aを押さえ板10と架台40で挟み、固定部材に接する部分での面で力を受けることになるので、貫通孔30の周りの応力集中か緩和される。
そして、シート状の粘着層20としては、例えば、両面テープや接着剤を用いることができる。
また、貫通孔30は、押さえ板10に予め加工し、それに対応する架台40にも固定ネジ32用のネジ穴を用意する必要があるが、太陽電池モジュール1aや粘着層20には、予め貫通孔30を設けておいても、設けて無くても良く、設けない場合には、固定ネジ32で固定を行なう時に、太陽電池モジュール1aや粘着層20の貫通孔30がない箇所に、固定ネジ32をねじ込みながら孔を開けるようにしても良い。
また、貫通孔30は、押さえ板10に予め加工し、それに対応する架台40にも固定ネジ32用のネジ穴を用意する必要があるが、太陽電池モジュール1aや粘着層20には、予め貫通孔30を設けておいても、設けて無くても良く、設けない場合には、固定ネジ32で固定を行なう時に、太陽電池モジュール1aや粘着層20の貫通孔30がない箇所に、固定ネジ32をねじ込みながら孔を開けるようにしても良い。
図6に示す第3例においては、粘着層20を太陽電池モジュール1aと押さえ板10の間に配置しており、図2で示す第1例では、粘着層20a,20bを架台40と太陽電池モジュール1aの間に配置するように構成しているが、粘着層20は、太陽電池モジュール1aの両面に配置されていても良い。
具体的には、図7に示す図6の第3例の変形例のように、太陽電池モジュール1aの表面保護部材3側には、押さえ板10との間に粘着層20を配置し、太陽電池モジュール1aの裏面保護部材4側には、架台40との間に粘着層21を配置するような構成にすることもできる。
この図7の構成により、貫通孔30部の変形や破損の抑制効果がさらに向上し、太陽電池モジュール1aを傷めずに架台40への確実な固定を行なうことが可能となる。
次に、貫通孔30を有しない太陽電池モジュール1bによる、固定について説明する。
次に、貫通孔30を有しない太陽電池モジュール1bによる、固定について説明する。
図8は、太陽電池モジュールの固定方法の第4例を示す側面図である。この変形例では、貫通孔30を有しない太陽電池モジュール1bを、架台40である本実施例でのCチャンネンの上面に粘着層20を介して配置し、断面がL型を有する押さえ板10dを用い、押さえ板10dのL型の内側の一方の面(第一接触面と称す)と、それに鉛直な他方の内側の面(第二接触面と称す)に対して、第一接触面を太陽電池モジュール1bの表面保護部材3側の表面に接触させ、第二接触面を架台40のCチャンネンの上面と鉛直な側面に接触させ、押さえ板10dの第一接触面で太陽電池モジュール1bを押さえ付けた状態で、押さえ板10dの第二接触面を、架台40の側面に固定ネジ33で固定するように構成する。
図9は、太陽電池モジュールの固定方法の第5例を示す側面図である。この変形例は、図8の第4例に対して、太陽電池モジュール1bを粘着層20を介して架台40に貼り付けるのではなく、図6の第3例のように、太陽電池モジュール1bを押さえ板10dに粘着層20で貼り付けた状態で、固定される構成である。
次に、図10は、太陽電池モジュールの固定方法の第6例を示す側面図である。この変形例は、図8の第4例に対して、押さえ板10の形状が、太陽電池モジュール1bの表面保護部材3側の表面に接触する第一接触面と、第一接触面に鉛直な第二接触面と、第一接触面に平行でかつ第二接触面に鉛直で、第一接触面とは反対方向に曲がっている第三接触面を有する形状となっている押さえ板10eを用いて、架台40のCチャンネンの粘着層20を介して太陽電池モジュール1bを貼り付ける上面と対象の下面を、太陽電池モジュール1bを固定する屋根または構造部に、押さえ板10eの第三接触面を合わせて固定ネジ34で固定するように構成する。
この図10における第6例においては、図8の第4例と異なり、架台40が固定ネジ35で固定する屋根または構造部を基準にして、架台40の高さと、粘着層20の厚さと、太陽電池モジュール1bの厚さと、そして太陽電池モジュール1bと粘着層20とを押さえ付けて圧縮される分を考慮して、所定の圧縮圧力で太陽電池モジュール1bを押さえられるような、屋根または構造部から太陽電池モジュール1bの表面保護部材3表面までの高さになるように、押さえ板10eの高さ(第二接触面の高さ方向の長さ)を決めておけば、押さえ板10eを設置して固定ネジ34を用いて取り付け固定するだけで、必要な圧力で太陽電池モジュール1bを押さえて固定がなされる。
このように、第1の実施形態〜第3の実施形態における第4例〜第6例の構成により、太陽電池モジュール本体に、固定用の貫通孔30を設ける必要がなく、太陽電池モジュール本体の破損や損傷の起こる箇所を無くすことができ、押さえ板10又は架台40に、シート状の粘着層20により太陽電池モジュール1bを貼り付けた状態で、太陽電池モジュール1bを押さえ板10と架台40で挟み、固定部材に接する部分での面で力を受けるように構成し、太陽電池モジュール1bに局所的な応力集中が起こることを避け、確実な固定が実施できる。
また、図8〜図10の第4例〜第6例の構成においても、図7のように、太陽電池モジュール1bの両面に、粘着層20,21を配置する構成とすることもできる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
1a,1b太陽電池モジュール
2 太陽電池セル
3 表面保護部材
4 裏面保護部材
5 封止材
10(10a,10b,10c,10d,10e) 押さえ板
20(20a,20b),21 粘着層
30 貫通孔
32 固定ネジ
40 架台
2 太陽電池セル
3 表面保護部材
4 裏面保護部材
5 封止材
10(10a,10b,10c,10d,10e) 押さえ板
20(20a,20b),21 粘着層
30 貫通孔
32 固定ネジ
40 架台
Claims (12)
- 太陽電池セルと、
前記太陽電池セルの全体を封止し、かつ可撓性を有する保護部材と、
前記保護部材が少なくとも対向する2辺を有する形状の太陽電池モジュールと、
前記太陽電池モジュールを固定する固定部材と、
前記太陽電池モジュールの対向する2辺において、それぞれの辺の少なくとも一部を前記固定部材の上に位置するように配置し、
前記太陽電池モジュールを前記固定部材と挟み込むための押さえ板を有し、
さらに前記押さえ板と前記固定部材との間に、前記太陽電池モジュールと粘着層を備えた、
太陽電池モジュールの固定装置。
- 前記押さえ板と、前記粘着層と、前記固定部材とを、前記太陽電池モジュールの対向する2辺のそれぞれに、少なくとも2箇所に備えた、
請求項1に記載の太陽電池モジュールの固定装置。
- 前記押さえ板、前記粘着層、前記固定部材の少なくともいずれかが、前記太陽電池モジュールの対向する2辺の全体に連続して形成するようにした、
請求項1に記載の太陽電池モジュールの固定装置。
- 前記太陽電池モジュールは矩形形状であって、
少なくとも前記太陽電池モジュールの対向する2辺が長辺である箇所に、
前記押さえ板と前記粘着層と前記固定部材とを設けている、
請求項1ないし3のいずれかに記載の太陽電池モジュールの固定装置。
- 少なくとも前記太陽電池モジュールと前記固定部材との間に粘着層を有する構成である、
請求項1ないし4のいずれかに記載の太陽電池モジュールの固定装置。
- 少なくとも前記押さえ板と前記太陽電池モジュールとの間に粘着層を有する構成である、
請求項1ないし4のいずれかに記載の太陽電池モジュールの固定装置。
- 前記押さえ板の一面に凹凸を有し、
前記凹凸が、前記太陽電池モジュールに接するように配置した構成である、
請求項1ないし5のいずれかに記載の太陽電池モジュールの固定装置。
- 前記押さえ板が貫通孔を有し、
前記貫通孔は、前記押さえ板を前記太陽電池モジュール上に配置した状態で、前記太陽電池モジュールの前記保護部材の縁と前記太陽電池セルの間の位置に設けた
請求項1ないし7のいずれかに記載の太陽電池モジュールの固定装置。
- 前記押さえ板が、前記太陽電池モジュールの対向する2辺におけるそれぞれの辺 全体に連続して形成され、
前記押さえ板に複数の前記貫通孔が設けられている、
請求項1ないし8のいずれかに記載の太陽電池モジュールの固定装置。
- 前記押さえ板の前記貫通孔部で、
前記太陽電池モジュールの一部と、前記粘着層とを挟む前記押さえ板と前記固定部材とを固定ネジで固定する構成とする
請求項8ないし9のいずれかに記載の太陽電池モジュールの固定装置。
- 前記押さえ板が屈曲形状であって、
前記屈曲形状の前記押さえ板が、第一面と第二面を有し、
前記押さえ板の第一面が前記太陽電池モジュールを固定部材とで挟むように位置し、
前記固定部材の前記太陽電池モジュールを挟む面に対して鉛直な面に、前記押さえ板の第二面を接合させて固定する、
請求項1ないし7のいずれかに記載の太陽電池モジュールの固定装置。
- 前記押さえ板が屈曲形状であって、
前記太陽電池モジュールを固定部材とで挟む前記押さえ板の第一面と、
前記押さえ板の第一面に鉛直に折れ曲がった第二面と、
前記押さえ板の第二面を、前記第一面とは逆の方向に鉛直に曲げた第三面とを有し、
前記固定部材を固定する固定面に、前記押さえ板の第三面を接して固定する、
請求項1ないし7のいずれかに記載の太陽電池モジュールの固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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