JP2012154219A - 電動ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】回転子に形成された溝の異物が、回転子とステータとの間に溝外に排出されることを抑制する技術を提供する。
【解決手段】電動ポンプ10は、ケーシング12と回転子16とステータ50とを備える。回転子16は、ケーシング12内に収容され、ケーシング12に回転可能に取り付けられている。ステータ50は、回転子16の外周面に対向して配置されており、回転子16をケーシング12に対して回転させる。回転子16の外周面には、少なくとも回転子16の回転軸方向に伸びる溝22と、溝22を回転子16の回転軸に直交する断面で見たときに、溝22の回転子16の外周面側の端部の幅が溝22の最大の幅よりも小さくなるように溝22を覆う外壁と、が形成されている。
【選択図】図1

Description

本明細書では、電動ポンプを開示する。
特許文献1に、ケーシングに回転可能に取り付けられている回転子を備える電動ポンプが開示されている。回転子は、回転子に対向して配置されているステータによって回転される。ステータに対向する回転子の外周面には、らせん状の溝が形成されている。この構成では、らせん状の溝に流体内の異物が収容されるため、回転子とステータとの間に異物が挟まって、回転子の回転が阻害されることが防止されている。
実開平5−77595号公報
特許文献1の技術では、らせん状の溝内に収容された異物が、溝から回転子とステータとの隙間に排出される場合がある。この結果、溝から排出された異物が回転子とステータとの間に挟まって、回転子の回転が阻害される恐れがある。本明細書では、回転子に形成された溝の異物が、回転子とステータとの間に排出されることを抑制する技術を提供する。
本明細書によって開示される電動ポンプは、ケーシングと、回転子と、ステータとを備える。回転子は、ケーシング内に収容され、ケーシングに回転可能に取り付けられている。ステータは、回転子の外周面に対向して配置されており、回転子をケーシングに対して回転させる。回転子のステータと対向する外周面には、溝と外壁とが形成されている。溝は、回転子の少なくとも回転軸方向に伸びる。外壁は、溝を回転子の回転軸に直交する断面で見たときに、溝の外周面側の端部の幅が溝の最大の幅よりも小さくなるように、溝の外周面側の端部を覆う。
この構成によれば、溝の外周面側の端部を覆う外壁によって、溝内に収容された異物が、回転子とステータとの間に排出されることを抑制することができる。
外壁は、回転子の回転方向の後側から溝を覆っていてもよい。溝は、回転子の回転方向の前側で回転子とステータとの隙間に連通していてもよい。上記の電動ポンプでは、溝は、回転子の回転方向の前側で、回転子とステータとの隙間に連通している。従って、回転子が回転すると、回転子とステータとの隙間に存在する流体は、溝と連通している部分、即ち、回転子の回転方向の前側から溝内に流入し、回転子の回転方向の後側に向かって溝内を流れる。このため、溝内に収容された異物も、流体とともに回転子の回転方向の後側に流される。この結果、溝内に収容された異物は、外壁によって、溝内から回転子の外周面の外側に排出されることが防止される。これにより、溝内に収容された異物が、回転子とステータとの間に排出されることを抑制することができる。
回転子の回転軸に直交する断面における溝の断面積は、回転子の回転軸方向の一端側よりも他端側の方が小さくてもよい。この構成によれば、溝内の異物が、回転子の回転軸方向の一端側から他端側に向かって移動することを抑制することができる。これにより、溝内の異物の移動方向を制限することができる。
回転子の回転軸方向における溝の両端の少なくとも一方には、溝内の異物を集積する集積部が形成されていてもよい。この構成によれば、異物を集積部に集積することができる。これにより、溝内に収容された異物が、溝外に排出されることを防止することができる。
ケーシングは、ポンプ室とモータ室とを有していてもよい。回転子は、ポンプ室からモータ室に亘って位置していてもよい。溝は、回転子のモータ室内に位置している部分に形成されていてもよい。回転子は、ポンプ室内の流体を昇圧して、ケーシング外に吐出させるインペラと、溝の集積部の近傍の部分とポンプ室とを連通する連通路と、を備えていてもよい。この構成によれば、集積部に集積した異物を、連通路を介して、ポンプ室に排出することができる。ポンプ室に排出された異物は、インペラによって、ポンプ室内の流体とともにケーシング外に排出され得る。
ケーシングは、ポンプ室とモータ室とを有していてもよい。回転子は、ポンプ室からモータ室に亘って位置していてもよい。溝は、回転子のモータ室内に位置している部分に形成されていてもよい。回転子は、ポンプ室内の流体を昇圧して、ケーシング外に吐出させるインペラと、溝とポンプ室とを連通する連通路を備えていてもよい。この構成によれば、溝内に収容した異物を、連通路を介して、ポンプ室に排出することができる。ポンプ室に排出された異物は、インペラによって、ポンプ室内の流体とともにケーシング外に排出され得る。
実施例1の電動ポンプの概略縦断面図を示す。 図1のII-II断面の断面図を示す。 回転子の概略縦断面図を示す。 実施例2の電動ポンプの概略断面図を示す。 図4のV-V断面の断面図を示す。 図4のVI-VI断面の断面図を示す。 変形例の電動ポンプの概略縦断面図を示す。
図1に示す電動ポンプ10は、自動車のエンジンやインバータ等を冷却する冷却水を循環するために用いられる。図1に示すように、電動ポンプ10は、ケーシング12と、回転子16と、ステータ50と、を備える。
ケーシング12内には、ポンプ室10b及びモータ室10dの2個の室が形成されている。モータ室10dは、ポンプ室10bに隣接しており、ポンプ室10bと連通している。ポンプ室10bはケーシング12の上方に形成され、モータ室10dはケーシング12の下方に形成されている。ポンプ室10bの下端は、モータ室10dの上端に接続されている。ケーシング12には、吸入口10aと吐出口(図示省略)が形成されている。吸入口10aは、ケーシング12の上端に形成されており、ポンプ室10bの上端に接続している。吐出口は、ケーシング12の側面に形成されており、ポンプ室10bの外周に位置する通路10cに接続している。
ケーシング12の底面12aの中心部には、ベアリング30が固定されている。ベアリング30は、回転子16を回転可能に支持している。回転子16は、ケーシング12内に配置され、ポンプ室10bとモータ室10dとに収容されている。回転子16は、連通管14とインペラ18と磁石部20とを備える。
連通管14の下端は、ベアリング30に支持されている。連通管14は、モータ室10dからポンプ室10bまで伸びている。連通管14は、中空の円管形状を有している。連通管14の中間部分、詳しくはインペラ18と磁石部20との間の部分は、ケーシング12に固定されたベアリング32に、回転可能に支持されている。即ち、回転子16は、ベアリング30,32によって、ケーシング12に回転可能に取り付けられている。ベアリング32は、ケーシング12の内面に形成されている支持部12bに固定されている。支持部12bには、冷却水をポンプ室10bからモータ室10dに向かって流すための複数個の通過孔12cが形成されている。
連通管14の上端付近には、インペラ18が固定されている。インペラ18は、平面視した場合(図1の上方から見た場合)に、円形形状を有している。インペラ18は、連通管14と同軸上に配置されている。
インペラ18は、ポンプ室10b内に収容されている。ポンプ室10bとモータ室10dとは、インペラ18によって区切られている。即ち、インペラ18の下端よりも上方に位置する空間がポンプ室10bであり、インペラ18の下端よりも下方に位置する空間がモータ室10dである。インペラ18の上面は、インペラ18の外周端に向かって下方に傾斜している。インペラ18の上面には、一定の間隔で複数枚の羽根18aが形成されている。各羽根18aは、インペラ18の内周から外周に向かうに従って、インペラ18の半径方向に対して、回転子16の回転方向R(図2参照)に傾斜している。
連通管14の下端付近には、磁石部20が固定されている。磁石部20は、円筒形状を有している。磁石部20は、連通管14及びインペラ18と同軸上に配置されている。磁石部20は、磁石部20の周方向(即ち図2に示す回転方向R)に沿って、磁石部20の外周面20aの磁極が交互にS極又はN極となるように、永久磁石が配置されている。
磁石部20の外周面には、溝22が形成されている。溝22は、磁石部20の上端から、回転子16の回転軸方向に平行に下向きに伸びている。溝22の下端は、磁石部20の下端よりも上方に位置する。即ち、磁石部20には、溝22の下端と磁石部20の下端との間に、溝22が形成されていない部分が存在する。溝22の下端の下方に位置する磁石部20の部分を、集積部26と呼ぶ。なお、集積部26の上面は、平面状である。
図2に示すように、磁石部20の外周面20aには、4本の溝22が形成されている。4本の溝22は、磁石部20の外周面に沿って、等間隔に形成されている。4本の溝22は、同一形状を有している。磁石部20には、各溝22の回転方向Rの後側の端縁から、回転方向R(外周面20a)に沿って伸びる外壁28が形成されている。各外壁28は、回転方向Rの後側から、各溝22の外周面20a側の端部の一部を覆う。外壁28と溝22の底面22aとの間には、隙間が形成されている。なお、溝22は、磁石部20のうち、磁性が弱い領域に形成されている。これにより、溝22が磁石部20の磁場に影響することによって、電動ポンプ10のポンプ効率が低下することを抑制することができる。
磁石部20(回転子16)の回転軸に直交する断面で見た場合に、外壁28によって、溝22の外周面20a側の端部の幅(即ち外周面20aに沿った長さ)は、溝22の最大の幅よりも小さい。なお、以下では、溝22の外周面20a側の端部を、単に「溝22の開口」と呼ぶ。溝22の開口は、外壁28よりも、回転方向Rの前側に位置する。溝22は、溝22の開口を介して、モータ室10dに連通している。
磁石部20には、各溝22と連通管14とを連通する流路24が形成されている。流路24の一端は、溝22の集積部26の上面の近傍の底面22aに形成されている。流路24は、磁石部20の半径方向に伸びている。流路24の他端は、連通管14に形成されている連通孔14aに接続されている。これにより、各溝22と連通管14とが連通されている。流路24及び連通管14によって、各溝22とポンプ室10bとは連通している。
図1に示すように、溝22の流路面積は、下端から上端に向かって徐々に小さくなっている。言い換えると、磁石部20(回転子16)の回転軸に直交する断面における溝22の断面積は、溝22の下端から上端に向かって徐々に小さくなっている。
モータ室10dを形成するケーシング12には、磁石部20の外周面と対向するように、ステータ50が配置されている。ステータ50は、磁石部20の外側を一巡して配置されている。ステータ50と磁石部20の外周面との間には、若干の隙間が形成されている。なお、図示省略するが、ステータ50には、銅線が巻回されている。
次いで、電動ポンプ10の動作について説明する。ステータ50に電力が供給されると、回転子16は、連通管14を中心に回転する。この結果、インペラ18が回転し、冷却水が、ケーシング12の上端の吸入口10aから、ポンプ室10b内に吸引される。ポンプ室10bに吸引された冷却水は、インペラ18の回転によって昇圧されながら、ポンプ室10bの外周に位置する通路10cに到達する。即ち、インペラ18の中心から外側に向かうに従って、冷却水の水圧は高くなる。通路10cに到達した冷却水は、図示省略した吐出口からケーシング12外へ吐出される。
通路10cに到達した冷却水のうちの一部は、ポンプ室10bからモータ室10dに流入する。モータ室10d内の冷却水は、溝22の開口から溝22内に流入する。溝22内に流入した冷却水は、外壁28と溝22の底面22aとの間に向かって流れる。この結果、冷却水内の気泡や異物は、外壁28と溝22の底面22aとの間に収容される。
回転子16が回転している間では、冷却水は、溝22の開口から外壁28と溝22の底面22aとの間に向かって流れている。このため、外壁28と溝22の底面22aとの間に収容された気泡や異物が溝22内から回転子16とステータ50との間に排出されることを抑制することができる。これにより、冷却水内の異物が回転子16とステータ50との隙間に入り込んで、回転子16の回転が阻害されることを防止することができる。また、冷却水内の気泡によって、電動ポンプ10のポンプ効率が低下することを防止することできる。
溝22の流路面積は、下端から上端に向かって徐々に小さくなっている。このため、溝22内の冷却水が溝22の下端から上端に向かって流れることを抑制することができる。この結果、溝22内の異物が、溝22の上端から溝22外に排出されることを抑制することができる。
回転子16が回転している間では、溝22内の冷却水の水圧は、連通管14内の冷却水の水圧よりも高い。このため、冷却水は、図2の矢印F1に示すように、溝22内から流路24を介して、連通管14内に流入する。連通管14の上端近傍の冷却水は、インペラ18によって昇圧されていないため、連通管14内の冷却水よりも水圧が低い。このため、図3の矢印F2に示すように、連通管14内の冷却水は、連通管14を通過して、連通管14の上端からポンプ室10bに流入する。即ち、溝22内の冷却水は、流路24及び連通管14を介して、ポンプ室10bに流入する。この結果、溝22内の異物は、冷却水とともに、ポンプ室10bに排出される。これにより、溝22内の異物を吐出口からポンプ室10b外に排出することができる。
回転子16の回転が停止すると、溝22内の異物は、下方に落下する。この結果、溝22内の異物は、溝22の下端に設けられた集積部26上に集積される。この構成によれば、回転子16の回転停止時に、溝22内の異物が溝22の下端から溝22外に排出されることを防止することができる。また、流路24の一端は、集積部26の近傍に形成されている。このため、回転子16が回転すると、集積部26上に集積した異物は、冷却水とともに流路24及び連通管14を通過して、ポンプ室10bに排出される。これにより、集積部26上に異物が蓄積されることを防止することができる。
実施例2の電動ポンプ100について、実施例1の電動ポンプ10と異なる箇所を説明する。実施例2では、回転子116の構成が、実施例1の回転子16の構成とは異なる。図4に示すように、回転子116は、回転子16と同様に、インペラ18と磁石部20とを備える。インペラ18と磁石部20とは、中空円管形状の回転軸115に固定されている。回転軸115内には、固定軸114が挿入されている。これにより、回転子116は、ケーシング12の底面12aに固定されている固定軸114に回転可能に支持されている。
回転子116の固定軸114と対向する面、即ち、回転子116(回転軸115)の内面には、流体溝200が形成されている。図4に示すように、流体溝200は、磁石部20の流路24に接続されている位置から回転子116の上端まで伸びている。図5に示すように、回転子116には、4本の流体溝200が回転子116の回転方向に等間隔に形成されている。
図6に示すように、4本の流体溝200のそれぞれは、磁石部20に形成されている4本の流路24のそれぞれに連通している。
電動ポンプ100の構成でも、実施例1の電動ポンプ10と同様の効果を奏することができる。なお、回転子116が回転している間では、図4の矢印F3に示すように、冷却水は、溝22内から流路24を介して、流体溝200内に流入する。流体溝200の上端近傍の冷却水は、インペラ18によって昇圧されていないため、流体溝200内の冷却水よりも水圧が低い。このため、流体溝200内の冷却水は、流体溝200を通過して、ポンプ室10bに流入する。この結果、溝22内の異物は、冷却水とともに、ポンプ室10bに排出される。これにより、溝22内の異物を吐出口からポンプ室10b外に排出することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
(1)上記の実施例では、溝22の流路面積は、下端から上端に向かって、徐々に小さくなっている。しかしながら、溝22の下端から上端に向かう途中で、溝22の流路面積が急激に小さくなっていてもよい。あるいは、溝22の流路面積は、下端から上端まで一定であってもよい。すなわち、溝22の一方の端部の流路面積が、溝22の他方の端部の流路面積よりも小さければよい。これにより、溝22の他方の端部から一方の端部に向かって、冷却水が流れることを防止することができる。
(2)上記の実施例では、溝22が回転子16の回転軸方向に平行に伸びている。しかしながら、溝22は、回転子16の上端から下端に向かって、回転子16の回転軸方向に傾斜する方向(即ち螺旋状)に伸びていてもよい。この構成も、「回転子の少なくとも回転軸方向に伸びる溝」に含まれる。
(3)上記の実施例では、外壁28は、溝22の回転方向Rの後側の端縁から、回転方向R(外周面20a)に沿って伸びている。しかしながら、外壁28は、溝22の回転方向Rの前側の端縁から、回転子16の反回転方向に沿って伸びていてもよい。即ち、外壁28は、溝22の外周面20a側の端部の少なくとも一部を覆っていればよい。
(4)上記の実施例では、集積部26の上面は、平面状である。しかしながら、集積部26の上面には、下方に向かって凹む凹部が形成されていてもよい。この構成では、回転子16の回転が停止すると、溝22内の異物は、集積部26の凹部内に集積される。このため、異物が集積部26の凹部から、磁石部20とステータ50との間に排出されることを防止することができる。なお、この変形例の場合、流路24の一方の端は、集積部26の凹部内に形成されていてもよい。
(6)上記の実施例では、流路24の一方の端は、集積部26の近傍に形成されているが、流路24の一方の端は、集積部26の近傍でなくてもよい。溝22の底面22aのいずれかに形成されていてもよい。なお、1本の溝22に連通する流路24の本数は制限されない。例えば、1本の溝22に2本の流路24が連通していてもよい。この場合、一方の流路24の一方の端は、集積部26の近傍に位置していてもよい。他方の流路24の一方の端は、溝22の上方に位置していてもよい。
(7)上記の実施例では、溝22の下端に、集積部26が形成されている。しかしながら、集積部26は形成されていなくてもよい。例えば、図7に示すように、溝22は、磁石部20の下端まで伸びていてもよい。この場合、ケーシング12の底面12aに、集積溝300が形成されていてもよい。集積溝300は、溝22の下方に位置していてもよい。この構成では、溝22内に収容された異物は、回転子16の回転が停止すると、溝22の下端から落下し、集積溝300内に収容される。この構成によれば、溝22内に収容された異物が、回転子16とステータ50との隙間に入り込んで、回転子16の回転が阻害されることを防止することができる。なお、この変形例では、電動ポンプ10は、流路24を備えていなくてもよい。
(8)本明細書に開示されている技術は、ポンプ室10bとモータ室10dとが壁を隔てて配置される電動ポンプ等にも適用することができる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:電動ポンプ
12:ケーシング
14:連通管
16:回転子
18:インペラ
20:磁石部
22:溝
24:流路
26:集積部
28:外壁
30:ベアリング
50:ステータ

Claims (6)

  1. ケーシングと、
    前記ケーシング内に収容され、前記ケーシングに回転可能に取り付けられている回転子と、
    前記回転子の外周面に対向して配置されており、前記回転子を前記ケーシングに対して回転させるステータと、を備え、
    前記回転子の前記ステータと対向する外周面には、
    前記回転子の少なくとも回転軸方向に伸びる溝と、
    前記溝を前記回転子の回転軸に直交する断面で見たときに、前記溝の前記外周面側の端部の幅が前記溝の最大の幅よりも小さくなるように、前記溝の前記外周面側の端部を覆う外壁と、が形成されている、電動ポンプ。
  2. 前記外壁は、前記回転子の回転方向の後側から前記溝を覆っており、
    前記溝は、前記回転子の回転方向の前側で前記回転子と前記ステータとの隙間に連通している、請求項1に記載の電動ポンプ。
  3. 前記回転子の回転軸に直交する断面における前記溝の断面積は、前記回転子の回転軸方向の一端側よりも他端側の方が小さい、請求項1又は2に記載の電動ポンプ。
  4. 前記回転子の回転軸方向における前記溝の両端の少なくとも一方には、前記溝内の異物を集積する集積部が形成されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の電動ポンプ。
  5. 前記ケーシングは、ポンプ室とモータ室とを有しており、
    前記回転子は、前記ポンプ室から前記モータ室に亘って位置しており、
    前記溝は、前記回転子の前記モータ室内に位置している部分に形成されており、
    前記回転子は、前記ポンプ室内の流体を昇圧して、前記ケーシング外に吐出させるインペラと、
    前記溝の前記集積部の近傍の部分と前記ポンプ室とを連通する連通路と、を備える、請求項4に記載の電動ポンプ。
  6. 前記ケーシングは、ポンプ室とモータ室とを有しており、
    前記回転子は、前記ポンプ室から前記モータ室に亘って位置しており、
    前記溝は、前記回転子の前記モータ室内に位置している部分に形成されており、
    前記回転子は、ポンプ室内の流体を昇圧して、ケーシング外に吐出させるインペラと、
    前記溝と前記ポンプ室とを連通する連通路を備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の電動ポンプ。

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