JP2012145022A - 電動ポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡易な構成で、回転体と固定軸との潤滑性が向上する技術を提供する。
【解決手段】 電動ポンプ10の回転体16は、固定軸14に回転可能に取り付けられている。回転体16は、ポンプ室10bに収容されるインペラ18及びモータ室10dに収容される磁石40を備える。回転体16の固定軸14に対向する内面には、固定軸14に沿って伸びている潤滑溝20が形成されている。インペラ18には、インペラ18のモータ室10d側の面からポンプ室10b側の面まで貫通し、モータ室10d側からポンプ室10b側に向かって冷却水が通過する圧力調整孔24が形成されている。圧力調整孔24を通過する冷却水によって、潤滑溝20内に冷却水が吸引される。
【選択図】 図1
【解決手段】 電動ポンプ10の回転体16は、固定軸14に回転可能に取り付けられている。回転体16は、ポンプ室10bに収容されるインペラ18及びモータ室10dに収容される磁石40を備える。回転体16の固定軸14に対向する内面には、固定軸14に沿って伸びている潤滑溝20が形成されている。インペラ18には、インペラ18のモータ室10d側の面からポンプ室10b側の面まで貫通し、モータ室10d側からポンプ室10b側に向かって冷却水が通過する圧力調整孔24が形成されている。圧力調整孔24を通過する冷却水によって、潤滑溝20内に冷却水が吸引される。
【選択図】 図1
Description
本明細書では、電動ポンプを開示する。
特許文献1に、インペラを備える回転体が固定軸回りを回転することによって、ケーシング内に導入された流体を昇圧して、ケーシング外に吐出する電動ポンプが開示されている。回転体には固定軸が取付けられる取付孔が形成されており、その取付孔の内面に流通経路が形成されている。流通経路に流体が流れることによって、回転体と固定軸との間の潤滑性が向上する。この電動ポンプでは、流通経路に多くの流体を導入するために、流通経路内に、循環用インペラが配置されている。
特許文献1の技術では、流通経路に循環用インペラを配置しているため、電動ポンプの構成が複雑になる。本明細書では、簡易な構成で、回転体と固定軸との潤滑性が向上する技術を提供する。
本明細書によって開示される技術は、電動ポンプである。この電動ポンプは、ケーシング、固定軸、回転体及びステータを備える。ケーシングは、ポンプ室と、ポンプ室に連設されているモータ室とを有する。固定軸は、ケーシングに固定され、モータ室側からポンプ室側に向かって伸びている。回転体は、ポンプ室に収容されるインペラ及びモータ室に収容される回転子を備える。回転体は、固定軸に回転可能に取り付けられている。ステータは、回転子と対向しており、回転体を固定軸回りに回転させる。回転体は、固定軸が貫通する取付孔を有している。取付孔の内面には、固定軸に沿って伸びている流体溝が形成されている。インペラには、モータ室側の空間とポンプ室側の空間とを連通し、モータ室側の空間からポンプ室側の空間に向かって流体が通過する流体通路が形成されている。流体通路は、流体通路を通過する流体によって、流体溝内に流体が吸引されるように形成されている。
上記の電動ポンプでは、ポンプ室に吸引された流体は、インペラの回転によって、インペラの外周縁に向かって流れ、インペラの外周縁側で昇圧される。昇圧された流体の大部分はケーシング外に吐出されるが、昇圧された流体の一部はポンプ室からモータ室に流入する。一方、ポンプ室内のインペラの固定軸近傍の流体は、ポンプ室内のインペラの外周縁近傍の流体と比較して昇圧されていない。このため、モータ室内の流体の圧力は、ポンプ室内のインペラの固定軸近傍の流体の圧力と比較して高くなる。
上記の電動ポンプでは、インペラに、モータ室側の空間とポンプ室側の空間とを連通する流体通路が形成されている。この結果、モータ室内の高圧な流体は、流体通路を通って、ポンプ室内に流入する。即ち、流体通路は、モータ室内とポンプ室内との流体の圧力差を緩和し、インペラがポンプ室側に押圧されることを抑制するために形成されている。上記の電動ポンプでは、流体通路を流れる流体によって、流体溝内の一部の流体が流体溝外(例えば流体溝内又はポンプ室内)に吸引され、その結果、モータ室内の流体が流体溝内へ吸引される。これにより、流体溝内を流体が流れ易くなり、回転体と固定軸との間の潤滑性を向上させることができる。この構成によれば、インペラがポンプ室側に押圧されることを抑制するための流体通路内を流れる流体を利用して、流体溝内に流体を吸引する。このため、流体溝内に循環用インペラ等を配置することなく、簡易な構成で、回転体と固定軸との間の潤滑性を向上させることができる。
流体通路は、流体溝と連通していてもよい。この構成では、流体通路を通過する流体によって、流体溝内の溝が、流体通路と流体溝とが連通している部分で流体通路に吸引される。この結果、モータ室内の流体が流体溝内へ吸引される。これにより、流体溝内を流体が流れ易くなり、回転体と固定軸との間の潤滑性を向上させることができる。流体通路の少なくとも一部は、流体溝と一体に形成されていてもよい。
インペラは、流体通路から流体溝まで伸びる連通路を備えていてもよい。流体通路は、連通路が接続されている位置よりも前記ポンプ室側に、モータ室側からポンプ室側に向かって、流体通路の通路面積が徐々に大きくなる拡大部分を有していてもよい。この構成によれば、連通路を介して、流体溝内から流体通路内に吸引される流体の量を多くすることができる。これにより、流体溝内を流れる流体の流量が多くなり、回転体と固定軸との間の潤滑性を向上させることができる。
流体通路は、連通路が接続されている位置よりもモータ室側に、モータ室側からポンプ室側に向かって、流体通路の通路面積が徐々に小さくなる縮小部分を有していてもよい。この構成では、流体通路内の流体の速度は縮小部分を通過する間に上昇する一方で、流体の圧力は減少する。このため、縮小部分で高速となった流体によって、流体溝内の流体が連通路を介して流体通路内に吸引される。この結果、流体溝内にモータ室内の流体が吸引され、流体溝内を流れる流体の流量が多くなり、回転体と固定軸との間の潤滑性が向上される。
流体通路のポンプ室側の開口端は、流体溝のポンプ室側の開口端の近傍に形成されていてもよい。この構成によれば、流体通路を通過した流体が流体通路のポンプ室側の開口端から流出し、その流出した流体の吸引力によって、流体溝の流体がポンプ室側に吸引される。これにより、流体溝内を流れる流体の流量が多くなり、回転体と固定軸との間の潤滑性を向上させることができる。
回転体は、回転子とインペラとの間に位置しており、固定軸の軸方向に見たときに、回転子の外形よりも大きい外形を有する鍔部を備えていてもよい。この構成によれば、鍔部によって、流体内の異物がモータ室内に侵入することを抑制することができる。この結果、流体溝内、即ち、回転体と固定軸との間に吸引される流体内に含まれる異物の量を低減することができる。
回転体の取付孔の内面のうち、固定軸と摺動する軸受部分において、回転体を固定軸に直交する断面で見たときに、流体溝の固定軸側の端部の幅は、流体溝の最大の幅よりも小さくてもよい。この構成によれば、流体溝を通過する流体の流量を確保しつつ、回転体の内面に開口する流体通路の幅を小さくすることができる。ポンプ室内の流体の圧力は、インペラの周方向に不均一となる。このため、回転体は、固定軸の軸方向と垂直な方向に押圧される。この結果、回転体は、固定軸に接触するまで、固定軸の軸方向に垂直な方向に偏心する。流体溝が形成されている箇所で回転体と固定軸とが接触する場合には、固定軸の一部が流体溝内に入るために、流体溝が形成されていない箇所で回転体と固定軸とが接触する場合と比較して、回転体の偏心量が大きくなる。この構成によれば、流体溝の固定軸側の端部の幅が、流体溝の最大の幅よりも小さくされているために、流体溝の固定軸側の端部の幅が最大の幅で形成されている場合と比較して、回転体の偏心量を抑制することができる。このため、回転体の振動量を低減することができる。
実施例1の電動ポンプ10は、自動車のエンジンやインバータ等を冷却する冷却水を循環するために用いられる。図1に示すように、電動ポンプ10は、ケーシング12と、固定軸14と、回転体16と、ステータ50と、を備える。
ケーシング12内には、ポンプ室10b及びモータ室10dの2個の室が形成されている。モータ室10dは、ポンプ室10bに隣接しており、ポンプ室10bと連通している。ポンプ室10bはケーシング12の上方に形成され、モータ室10dはケーシング12の下方に形成されている。ポンプ室10bの下端は、モータ室10dの上端に接続されている。固定軸14の下端は、ケーシング12の底面12aに固定されている。固定軸14は、底面12aから上方に向かってモータ室10d内を伸び、その先端はポンプ室10bに達している。ケーシング12には、吸入口10aと吐出口(図示省略)が形成されている。吸入口10aは、ケーシング12の上端に形成されており、ポンプ室10bの上端に接続している。吐出口は、ケーシング12の側面に形成されており、ポンプ室10bの外周に位置する通路10cに接続している。
固定軸14には、回転体16が回転可能に取り付けられている。回転体16は、インペラ18と磁石40(「回転子」の一例)とを備える。インペラ18の上面は、インペラ18の外周端に向かって下方に傾斜している。図2に示すように、インペラ18は、平面視した場合(図1の上方から見た場合)に、円形形状を有している。インペラ18の上面には、一定の間隔で複数枚の羽根18a(本実施例では6枚)が形成されている。各羽根18aは、インペラ18の内周から外周に向かうに従って、インペラ18の半径方向に対して、回転体16の回転方向R(図2の矢印R)に傾斜している。
インペラ18には、インペラ18を上下方向に貫通する(即ちインペラ18から見てポンプ室10b側の空間とモータ室10d側の空間とを連通する)圧力調整孔24(「流体通路」の一例)が形成されている。インペラ18は、3個の圧力調整孔24を備える。3個の圧力調整孔24は、回転体16の回転方向Rに、等間隔に配置されている。圧力調整孔24は、隣接する2枚の羽根18aの間に形成されている。
図1に示すように、圧力調整孔24は、インペラ18の下面(モータ室10d)側から上面(ポンプ室10b)側に向かうに従って、孔径(即ち孔面積)が徐々に小さくなる縮径部分24aと、孔径(即ち孔面積)が一定である一定部分24bと、インペラ18の下面側から上面側に向かうに従って、孔径(即ち孔面積)が徐々に大きくなる拡径部分24cと、を備える。インペラ18の下面側の端部に縮径部分24aが位置し、インペラ18の上面側の端部に拡径部分24cが位置し、縮径部分24aと拡径部分24cとは、一定部分24bを介して接続されている。なお、別の実施例では、圧力調整孔24は、一定の孔径で形成されていてもよい。
一定部分24bには、連通路22の一端が接続されている。連通路22は、孔径(即ち孔面積)が一定で、インペラ18の半径方向に平行に伸びている。連通路22の他端は、潤滑溝20(「流体溝」の一例)に接続されている。即ち、圧力調整孔24と潤滑溝20とは、連通路22を介して連通している。
回転体16には、固定軸14が貫通する取付孔21が形成されている。図2に示すように、取付孔21は回転体16の中心に形成され、図1に示すように、回転体16を上下方向に貫通している。取付孔21の内面(固定軸14と対向する面)には、潤滑溝20が形成されている。潤滑溝20は、固定軸14の軸方向に沿って、回転体16の上端から下端まで貫通している。図2に示すように、潤滑溝20は、圧力調整孔24の中心とインペラ18の中心とを結んだ直線上に位置する。即ち、3本の潤滑溝20は、回転体16の回転方向Rに等間隔に配置されている。潤滑溝20は、幅狭部20aと幅広部20bとを備える。平面視した場合(図1の上方から見た場合)、即ち、固定軸14に直交する断面で見た場合に、幅狭部20aは、潤滑溝20の固定軸14側の端部に位置する。幅広部20bは、インペラ18の半径方向外側で、幅狭部20aに接続されている。幅狭部20aの幅(回転方向Rに沿った幅狭部20aの長さ)は一定であり、幅広部20bの幅が最大となる部分よりも小さい。なお、潤滑溝20の形状は、下端側の軸受部16bの部分を除いて一定である。なお、別の実施例では、潤滑溝20の形状は、回転体16の上端から下端まで一定であってもよい。
回転体16は、上端側の軸受部16a及び下端側の軸受部16bにおいて、固定軸14と摺動する。なお、実際には、軸受部16a,16bの内径は、固定軸14の外径よりも若干大きい。軸受部16a,16b以外では、回転体16と固定軸14との間には、軸受部16a、16bと比較して、大きな隙間が形成されている。
回転体16には、円筒形状の磁石40が取り付けられている。磁石40は、モータ室10dに収容されている。磁石40の上端には、円板形状の鍔部30が形成されている。鍔部30の外径は、磁石40の外径よりも大きい。なお、別の実施例では、鍔部30は円板形状でなくてもよく、磁石40は円筒形状でなくてもよい。この場合では、固定軸14の軸方向で見たときに、鍔部30の外周縁が磁石40の外周縁よりも外側に位置していてもよい。
モータ室10dを形成するケーシング12には、磁石40と対向するように、ステータ50が配置されている。ステータ50は、磁石40の外側を一巡して配置されている。図示省略するが、ステータ50には、銅線が巻回されている。
次いで、電動ポンプ10の動作について説明する。ステータ50に電力が供給されると、回転体16が、固定軸14回りを回転する。この結果、インペラ18が回転し、冷却水が、ケーシング12の上端の吸入口10aから、ポンプ室10b内に吸引される。ポンプ室10bに吸引された冷却水は、インペラ18の回転によって昇圧されながら、ポンプ室10bの外周に位置する通路10cに到達する。即ち、インペラ18の中心から外側に向かうに従って、冷却水の水圧は高くなる。通路10cに到達した冷却水は、図示省略した吐出口からケーシング12外へ吐出される。
通路10cに到達した冷却水のうちの一部は、ポンプ室10bからモータ室10dに流入する。即ち、モータ室10dには、インペラ18によって昇圧された冷却水が流入する。モータ室10dに流入した冷却水は、インペラ18の下方に到達する。このため、インペラ18の下端に作用する冷却水の水圧は、インペラ18の上端に作用する冷却水の水圧と比較して高い。
インペラ18には、圧力調整孔24が形成されている。冷却水は、圧力調整孔24内を、モータ室10dからポンプ室10bに向かって流れる。この結果、インペラ18の上下の冷却水の水圧差が緩和され、インペラ18が冷却水の水圧差によって下方から上方に押圧されることを抑制することができる。
モータ室10d内の冷却水は、鍔部30を超えて、モータ室10dの下方にも流れる。モータ室10dの下方に流れた冷却水は、潤滑溝20内に流入する。冷却水は、鍔部30を超えてモータ室10dの下方に流れる際、鍔部30によって、冷却水内の異物及び気泡が除去される。この構成によれば、潤滑溝20内に流入する冷却水に含まれる異物及び気泡を低減することができる。これにより、固定軸14と回転体16との間に入り込む異物及び気泡が低減される。このため、異物によって、固定軸14及び回転体16の摺動面に傷が付くことを抑制することができ、気泡によって、回転体16の摺動性が低下することを抑制することができる。
潤滑溝20は、圧力調整孔24より径が小さく(即ち冷却水の流路面積が小さく)、また、回転体16の下端から上端まで伸びている。このため、潤滑溝20内では、圧力調整孔24と比較して、冷却水が流れにくい。潤滑溝20は、連通路22を介して、圧力調整孔24に連通されている。冷却水は、圧力調整孔24内を高速で流れているため、圧力調整孔24内を高速で流れる冷却水によって、連通路22内の冷却水は、圧力調整孔24内に吸引される。この結果、潤滑溝20内の冷却水は、潤滑溝20から連通路22を介して、圧力調整孔24に吸引される。この構成によれば、潤滑溝20内を通過する冷却水の流量を増加させることができる。このため、固定軸14と回転体16との間の潤滑性を向上させることができ、固定軸14と回転体16との摺動面の磨耗を防止することができる。この構成によれば、インペラ18の上下の水圧差を緩和させるための圧力調整孔24内を流れる冷却水を利用して、潤滑溝20内の冷却水の流量を増加することができる。このため、潤滑溝20内に、冷却水を吸引するための循環用インペラを配置する必要がなく、従来技術と比較して、簡素な構成で、固定軸14と回転体16との間の潤滑性を向上させることができる。
また、従来技術のように、固定軸と回転体との間に循環用インペラを配置する場合、循環用インペラを配置するスペースを確保するために、固定軸と回転体との隙間を大きくする必要がある。この結果、固定軸と回転体との間の潤滑性の向上に寄与しない冷却水が、多量に潤滑溝を流れ、ポンプ効率の低下を招く。電動ポンプ10では、固定軸14と回転体16との間に、循環用インペラを配置する必要がなく、固定軸14と回転体16との隙間を大きくする必要がないために、上記のような問題が生じない。
圧力調整孔24は、下端(即ち冷却水の上流端)から、縮径部分24a,一定部分24b,拡径部分24cの順で構成されている。即ち、冷却水が縮径部分24aを通過することによって、圧力調整孔24内に流入した冷却水の流速は上昇する一方で水圧が低下する。連通路22は、縮径部分24aよりも下流側の一定部分24bに接続されている。この結果、連通路22の端部近傍を流れる冷却水の水圧が低くなる。このため、連通路22内の冷却水を圧力調整孔24に吸引する吸引力を高くすることができる。また、連通路22が接続されている位置よりも下流側に拡径部分24cが形成されているため、より多くの冷却水が圧力調整孔24を通過することが可能となる。この結果、連通路22内の冷却水を、圧力調整孔24に吸引する吸引量をより多くすることができる。この構成によれば、潤滑溝20内を流れる冷却水の流量を多くすることができる。
ポンプ室10b内の冷却水の水圧は、インペラ18の周方向に不均一となる。このため、回転体16は、固定軸14の軸方向と垂直な方向に押圧される。この結果、回転体16は、固定軸14に接触するまで、固定軸14の軸方向に垂直な方向に偏心する。潤滑溝20が形成されている箇所で回転体16と固定軸14とが接触する場合には、固定軸14の一部が潤滑溝20内に入るために、潤滑溝20が形成されていない箇所で回転体16と固定軸14とが接触する場合と比較して、回転体16の偏心量が大きくなる。潤滑溝20は幅狭部20aを備えるため、潤滑溝20の幅が幅広部20bの最大の幅で形成されている場合と比較して、回転体16の偏心量を抑制することができる。また、この構成によれば、潤滑溝20が形成されている箇所で回転体16と固定軸14とが接触する場合における回転体16の偏心量と、潤滑溝20が形成されていない箇所で回転体16と固定軸14とが接触する場合における回転体16の偏心量と、の差を小さくすることができる。この結果、電動ポンプ10の振動を抑制することができる。これにより、電動ポンプ10の耐久性が向上する。
また、潤滑溝20は、回転子16の内面側と離間した部分に幅広部20bを備える。これにより、潤滑溝20の流路面積を大きくすることができる。この構成によれば、幅狭部20aの幅だけで潤滑溝を形成した場合と比較して、潤滑溝20内に冷却水が流入し易くなる。
潤滑溝20では、冷却水は幅広部20bに流入し、幅広部20bの冷却水が幅狭部20aに流入する。この結果、冷却水に含まれる異物や気泡が、幅狭部20a内に侵入することを抑制することができる。
実施例2の電動ポンプ100について、実施例1の電動ポンプ10と異なる箇所を説明する。なお、図3では、実施例1の電動ポンプ10と同様の構成には、同一の符号が付されている。
図3に示すように、電動ポンプ100は、実施例1の電動ポンプ10と比較して、回転体116の構成が異なる。回転体116は、インペラ118と磁石40とを備える。なお、図3では、回転体116は鍔部30を備えていないが、鍔部30を備えていてもよい。以下の実施例3から5も同様である。
回転体116の取付孔21の内面(固定軸14と対抗する面)には、潤滑溝120(「流体溝」の一例)が形成されている。潤滑溝120は、固定軸14に沿って、回転体116の上端から下端まで貫通している。図4に示すように、3本の潤滑溝120が、回転体116の回転方向R(図4の矢印R)に沿って、等間隔に配置されている。インペラ118の平面視(図3の上方から見た場合)、即ち、固定軸14に直交する断面で見た場合では、潤滑溝120の幅(回転子116の回転方向Rに沿った長さ)は一定である。
図3に示すように、潤滑溝120のうち、インペラ118に形成されている部分潤滑溝120aは、流体通路122と一体で形成されている。より具体的には、部分潤滑溝120aは、インペラ118の半径方向外側の端部において、流体通路122のインペラ118の半径方向内側の端部と連通(接続)している。流体通路122は部分潤滑溝120aと、固定軸14の軸方向の全長に亘って平行に形成されており、全長に亘って連通している。また、流体通路122の下流側(ポンプ室10b側)には、流体通路122の深さ(インペラ118の半径方向に沿った長さ)が徐々に深くなる徐深部122aが形成されている。なお、別の実施例では、流体通路122の中間位置において、流体通路122と部分潤滑溝120aとが接続されており、接続されている位置から上流側(即ちポンプ室10b側)において、流体通路122と部分潤滑溝120aとが一体で形成されていてもよい。
また、回転体116は、インペラ118の下端(モータ室10d側の端)の下側に、潤滑溝120及び流体通路122とモータ室10dとを連通する連通孔120bを備える。連通孔120bの断面積は、回転体116の外周側から潤滑溝120側に向かって徐々に小さくなっている。
モータ室10d内の冷却水は、連通孔120bを介して、潤滑溝120のインペラ118に形成されている部分(即ち部分潤滑溝120a)及び流体通路122に流入する。また、モータ室10d内の冷却水は、潤滑溝120の下端から潤滑溝120に流入する。部分潤滑溝120aは、固定軸14の軸方向の全長に亘って流体通路122と連通している。この結果、即ち、部分潤滑溝120aと流体通路122とが連通する部分は、潤滑溝120の他の部分と比較して、深さが深い。このため、部分潤滑溝120aでは、潤滑溝120の他の部分と比較して冷却水が流れやすく、インペラ118の下面の高圧な冷却水が高速で流れる。この結果、連通孔120bから部分潤滑溝120a及び流体通路122に流入する冷却水によって、連通孔120bよりも下方の潤滑溝120内の冷却水は、連通孔120bよりも上方の潤滑溝120内に吸引される。
また、連通孔120bの断面積は、冷却水の上流側から下流側(モータ室10d側から潤滑溝120側)に向かって徐々に小さくなっている。このため、連通孔120bを通過する冷却水の流速は上昇し、水圧は低下する。この結果、連通孔120bよりも下方の潤滑溝120に冷却水を吸引する吸引力を高くすることができる。この結果、潤滑溝120内を流れる冷却水の流量を多くすることができる。
また、流体通路122の徐深部122aによって、潤滑溝120内の冷却水の流量を多くすることができる。
インペラ118の下面の高圧な冷却水は、連通孔120bから部分潤滑溝120a及び流体通路122に流入し、インペラ118の上面に流出する。このため、インペラ118の上下の冷却水の水圧差が緩和され、回転体116が上方に押圧されることを抑制することができる。即ち、部分潤滑溝120a及び流体通路122が、実施例1の圧力調整孔24に相当する。
電動ポンプ100では、固定軸14と回転体116との潤滑性と、インペラ118の上下の冷却水の水圧差の低減と、が、潤滑溝120及び流体通路122を流れる冷却水によって向上されている。このため、固定軸14と回転体116との潤滑性を向上するために冷却水をモータ室10dからポンプ室10bに流す通路と、インペラ118の上下の冷却水の水圧差を低減するために冷却水をモータ室10dからポンプ室10bに流す通路と、を別々に設置する構成と比較して、モータ室10dからポンプ室10bに流れる冷却水の量を低減することができる。この結果、ポンプ効率の低減を抑制することができる。
実施例3の電動ポンプ200について、第2実施例の電動ポンプ100と異なる箇所を説明する。なお、図5では、電動ポンプ100と同様の構成には、同一の符号が付されている。
図5に示すように、電動ポンプ200の回転体216は、インペラ218と磁石40とを備える。実施例2の電動ポンプ100では、回転体116の軸受部116aは、インペラ118が形成されている範囲に位置している。電動ポンプ200では、回転体216の軸受部216aは、インペラ218の下端と磁石40の上端との間に設けられている。その他の構成は、第2実施例と同様である。
電動ポンプ200では、電動ポンプ100と同様の効果を奏することができる。電動ポンプ200では、軸受部216aは、連通孔120bの上端よりも下側(即ち上流側)に位置する。このため、連通孔120bから流入した冷却水が、軸受部216aに流入しにくい。この構成によれば、連通孔120bから流入した冷却水に含まれる異物や気泡が軸受部216aに侵入することを防止することができる。
実施例4の電動ポンプ300について、実施例3の電動ポンプ200と異なる箇所を説明する。なお、図6では、電動ポンプ10〜200のいずれかと共通する構成には、同一の符号が付されている。
図6に示すように、電動ポンプ300は、実施例3の電動ポンプ200と比較して、回転体316の構成が異なる。回転体316は、インペラ318と磁石40とを備える。回転体316の取付孔321の内面(固定軸14と対抗する面、即ち、回転体316の内面)には、潤滑溝320が形成されている。潤滑溝320は、固定軸14に沿って、回転体316の上端から下端まで貫通している。3本の潤滑溝320が、インペラ318の回転方向に等間隔に配置されている。図7に示すように、インペラ318の平面視(図6の上方から見た場合)、即ち、固定軸14に直交する断面で見た場合では、潤滑溝320の幅(回転体316の回転方向Rに沿った長さ)は、一定である。潤滑溝320のうち、インペラ318に形成されている部分の潤滑溝320には、流体通路322が連通している。
インペラ318の上面には、3本の上溝318aが形成されている。3本の上溝318aのそれぞれは、3本の潤滑溝320のそれぞれに接続されている。上溝318aは、インペラ18の内周端から、半径方向外側に向けて伸びている。上溝318aの一端は潤滑溝320の上端に接続されており、上溝318aの他端は開放されている。上溝318aの幅は、一定に形成されている。
回転体316では、インペラ318よりも下側部分の全長に亘って、軸受部316aが形成されている。その他の構成は、回転体216と同様である。
固定軸314の上端部近傍には、固定軸314の外径が拡大された鍔部314aが取り付けられている。鍔部314aは、インペラ318の上方に位置する。
電動ポンプ300では、電動ポンプ200と同様の効果を奏することができる。また、回転体316が回転すると、吸入口10aから冷却水が吸引される。また、冷却水は、潤滑溝320から上方に向けて流出される。電動ポンプ300では、上溝318aと鍔部314aとによって、潤滑溝320及び流体通路322から上方に向けて流出される冷却水は、鍔部314aに衝突し、上溝318a内を、インペラ318の外周方向に向けて流れる。これにより、潤滑溝320及び流体通路322から上方に向けて流出される冷却水によって、吸入口10aからの冷却水の吸引が妨げられることを抑制することができる。なお、流体通路322は、実施例2の流体通路122と同様に、固定軸314の軸方向の全長に亘って、潤滑溝320と一体で形成されている。
実施例5の電動ポンプ400について、第1実施例の電動ポンプ10と異なる箇所を説明する。なお、図8では、第1実施例の電動ポンプ10と共通する構成には、同一の符号が付されている。
図8に示すように、電動ポンプ400は、第1実施例の電動ポンプ10と比較して、回転体416の構成が異なる。回転体416は、インペラ418と磁石40とを備える。
インペラ418は、2枚の羽根18aの間に、圧力調整孔424を備えている。3個の圧力調整孔424が、インペラ418の回転方向に等間隔に形成されている。圧力調整孔424は、電動ポンプ10の圧力調整孔24(図1参照)よりも、潤滑溝20に近い位置に形成されている。圧力調整孔424は、上端(即ちポンプ室10b側の端)に向かって、潤滑溝20側に傾斜している。圧力調整孔424の孔径(即ち孔面積)は、モータ室10dからポンプ室10bに向かうに従って、徐々に小さくなっている。なお、インペラ418は、圧力調整孔424と潤滑溝20とを連通する連通路を備えていない。
電動ポンプ400では、電動ポンプ10と同様の効果を奏することができる。即ち、圧力調整孔424からポンプ室10bに流入する冷却水が高速で流れるために、この冷却水によって、潤滑溝20内の冷却水が、ポンプ室10b内に吸引される。この結果、潤滑溝20内に冷却水が吸引され、潤滑溝20内の冷却水の流量を増加させることができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
(1)実施例1では、潤滑溝20の幅広部20bは、平面視したとき、即ち、固定軸14に直交する断面で見た場合に、円形形状である。これに替えて、例えば、図9に示すように、潤滑溝720の幅広部720bは、平面視したときに、正方形形状であってもよい。また、図10に示すように、潤滑溝820の幅は、固定軸14から離間するに従って、徐々に広くなってもよい。さらに、図11に示すように、潤滑溝920の幅は、固定軸14から離間するに従って、徐々に広くなり、その後徐々に狭くなっていてもよい。なお、潤滑溝20,720,820,920の形状は、電動ポンプ100から400にも適用することができる。
(2)上記の各実施例では、回転体16等の磁石40は、ステータ50の内側に配置されている。これに替えて、電動ポンプ10等は、固定軸14等の回りを一巡する円管形状のステータを備えていてもよい。この場合、回転体は、円管形状のステータの外周面に対向する磁石を備えていてもよい。
(3)上記の第1実施例では、潤滑溝20は、回転体16の上端から下端まで形成されている。しかしながら、潤滑溝20は、少なくとも軸受部16a,16bに形成されていればよい。上記の実施例2から5でも同様である。
(4)潤滑溝20は、少なくとも軸受部16a,16bにおいて、幅狭部20aと幅広部20bとを備えていればよい。例えば、軸受部16a,16b以外では、潤滑溝20は、その深さ方向において、溝の幅が一定であってもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10,100,200,300,400:電動ポンプ
10b:ポンプ室
10d:モータ室
12:ケーシング
14:固定軸
16,116,216,316,416:回転体
18,118,218,318,418:インペラ
20,120,320,720,820,920:潤滑溝
24,424:圧力調整孔
10b:ポンプ室
10d:モータ室
12:ケーシング
14:固定軸
16,116,216,316,416:回転体
18,118,218,318,418:インペラ
20,120,320,720,820,920:潤滑溝
24,424:圧力調整孔
Claims (8)
- ポンプ室と、前記ポンプ室に連設されているモータ室とを有するケーシングと、
前記ケーシングに固定され、前記モータ室側から前記ポンプ室側に向かって伸びている固定軸と、
前記ポンプ室に収容されるインペラ及びモータ室に収容される回転子を備え、前記固定軸に回転可能に取り付けられている回転体と、
前記回転子と対向しており、前記回転体を前記固定軸回りに回転させるステータと、を備え、
前記回転体は、前記固定軸が貫通する取付孔を有しており、その取付孔の内面には、前記固定軸に沿って伸びている流体溝が形成されており、
前記インペラには、前記モータ室側の空間と前記ポンプ室側の空間とを連通し、前記モータ室側の空間から前記ポンプ室側の空間に向かって流体が通過する流体通路が形成されており、
前記流体通路は、前記流体通路を通過する流体によって、前記流体溝内に流体が吸引されるように形成されている、電動ポンプ。 - 前記流体通路は、前記流体溝と連通している、請求項1に記載の電動ポンプ。
- 前記インペラは、前記流体通路から前記流体溝まで伸びる連通路を備えており、
前記流体通路は、前記連通路が接続されている位置よりも前記ポンプ室側に、前記モータ室側から前記ポンプ室側に向かって、前記流体通路の通路面積が徐々に大きくなる拡大部分を有している、請求項2に記載の電動ポンプ。 - 前記流体通路は、前記連通路が接続されている位置よりも前記モータ室側に、前記モータ室側から前記ポンプ室側に向かって、前記流体通路の通路面積が徐々に小さくなる縮小部分を有している、請求項3に記載の電動ポンプ。
- 前記流体通路の前記ポンプ室側の開口端は、前記流体溝の前記ポンプ室側の開口端の近傍に形成されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の電動ポンプ。
- 前記流体通路の少なくとも一部は、前記流体溝と一体に形成されている、請求項2に記載の電動ポンプ。
- 前記回転体は、前記回転子と前記インペラとの間に位置しており、前記固定軸の軸方向に見たときに、前記回転子の外形よりも大きい外形を有する鍔部を備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の電動ポンプ。
- 前記回転体の前記取付孔の内面のうち、前記固定軸と摺動する軸受部分において、前記回転体を前記固定軸に直交する断面で見たときに、前記流体溝の前記固定軸側の端部の幅は、前記流体溝の最大の幅よりも小さい、請求項1から7のいずれか一項に記載の電動ポンプ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011003486A JP2012145022A (ja) | 2011-01-11 | 2011-01-11 | 電動ポンプ |
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JP2011003486A JP2012145022A (ja) | 2011-01-11 | 2011-01-11 | 電動ポンプ |
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JP2011003486A Pending JP2012145022A (ja) | 2011-01-11 | 2011-01-11 | 電動ポンプ |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016041918A (ja) * | 2014-08-18 | 2016-03-31 | 愛三工業株式会社 | 電動ポンプ |
WO2018095607A1 (de) * | 2016-11-25 | 2018-05-31 | Pierburg Pump Technology Gmbh | Elektrische kfz-kühlmittelpumpe |
KR20190032867A (ko) * | 2017-09-20 | 2019-03-28 | 한화파워시스템 주식회사 | 드라이 가스 실에 적용된 자기 감쇠기 시스템 |
-
2011
- 2011-01-11 JP JP2011003486A patent/JP2012145022A/ja active Pending
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KR102383011B1 (ko) | 2017-09-20 | 2022-04-04 | 한화파워시스템 주식회사 | 드라이 가스 실에 적용된 자기 감쇠기 시스템 |
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