JP2016044673A - 動圧軸受ポンプ - Google Patents

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順也 水上
秀樹 西村
Hideki Nishimura
秀樹 西村
嘉人 西谷
Yoshito Nishitani
嘉人 西谷
伊藤 通浩
Michihiro Ito
通浩 伊藤
直裕 長澤
Naohiro Nagasawa
直裕 長澤
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Abstract

【課題】小型、かつ円筒または円盤の形状にポンプを設計することが困難である。【解決手段】上下方向に延びる軸部30と、軸部30の外周を囲み、マグネット50を含むロータ部20と、軸部30に接続され、回転部を内部に収容するハウジング10と、を有し、ハウジング10は、マグネット50と対向するステータ40と、ロータ部20を収容するロータ収容部と、ロータ収容部13を貫通する流入口11および流出口12と、を有し、ロータ部20、軸部30またはロータ収容部13の少なくとも一方の面には、ロータ部20の回転を支持する第1動圧溝60を備え、ロータ部20またはロータ収容部13の少なくとも一方の面には、流入口11から流出口12へ流体を送る第2動圧溝70を備え、ロータ部20は、軸方向に貫通する貫通孔80を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、動圧溝の圧力作用により、流体を送り出すポンプに関するものである。
近年、CPU等を内蔵した電子部品は、小型であり、かつ演算処理量の増大により電子部品の発熱量が増大している。これらの電子部品を冷却するための手段として、ヒートパイプに冷媒液を封入し、冷媒液を循環させることによって電子部品を冷却する方法がある。効率よく電子部品を冷却させるためには、ポンプを用いて冷媒液を循環させることが有効である。電子部品の小型化にともない、ポンプの小型化が要求される。
従来の小型ポンプとしては、たとえば、日本国特許公開公報2007−218154に記載されている。当該公報では、複数の羽根21を外周に有する円盤形状の羽根部24、及び軸受けを内周に有する筒形状の軸受け部25を備えた羽根車20と、羽根車20をスラスト方向に移動可能に支承する軸40と、羽根車20が有する軸受け部25の周りに配置されて羽根車20を回転駆動させる駆動装置50とがケース部材1に収納されてなる渦流ポンプ10である。ケース部材1は、羽根部24を収容する流体移送部2と、駆動装置50を収容する駆動装置収容部3とを備え、羽根車20の両面7a,7b、又は、羽根車20の両面それぞれに対向するケース部材1の面6a,6bには、羽根21の内側にあたる位置に羽根車20の回転に基づいて動圧を発生させる動圧溝22a,22bが形成されている。
特開2007−218154号公報
上記特許文献1に記載の従来のポンプにおいて、羽根車20は、流体を送るための複数の羽根を有する羽根部24と、軸受けを内周に有する筒形状の軸受け部25と、を有する。当該ポンプでは、羽根部を収容するスペースを設ける必要があり、電子部品のさらなる小型化が困難である。
また、当該ポンプでは、電子部品の形状に合わせて、小型、かつ円筒または円盤の形状にポンプを設計することが困難である。
本発明の目的は、流体を送る小型なポンプにおいて、ロータ部が動圧軸受によって回転可能に支持され、当該ロータ部がポンピング作用によって流体を移送する動圧溝を備える構造を提供することである。
本願の例示的な第1発明は、上下方向に延びる軸部と、軸部の外周を囲み、マグネットを含むロータ部と、軸部に接続され、ロータ部を内部に収容するハウジングと、を有し、ハウジングは、マグネットと対向するステータと、ロータ部を収容するロータ収容部と、ロータ収容部を貫通する流入口および流出口と、を有し、ロータ部、軸部またはロータ収容部の少なくとも一方の面には、ロータ部の回転を支持する第1動圧溝を備え、ロータ部またはロータ収容部の少なくとも一方の面には、流入口から流出口へ流体を送る第2動圧溝を備え、ロータ部は、軸方向に貫通する貫通孔を備える動圧軸受ポンプである。
本願の例示的な第1発明によれば、ロータ部を回転可能に支持する第1動圧溝と、流体を移送する第2動圧溝と、をロータ部に配置することで、羽根部のスペースを設ける必要がなく、ポンプの小型化が可能となる。
図1は、第1実施形態に係るポンプの縦断面図である。 図2は、第1実施形態に係るロータ部の縦断面図である。 図3は、第1実施形態に係るロータ部の上面図である。 図4は、第1実施形態に係るロータ部の下面図である。 図5は、第1実施形態に係るハウジングの縦断面図である。 図6は、変形例に係るハウジングの縦断面図である。 図7は、変形例に係るハウジングの縦断面図である。 図8は、変形例に係るポンプの縦断面図である。 図9は、変形例に係るポンプの縦断面図である。 図10は、変形例に係るポンプの縦断面図である。 図11は、第2実施形態に係るポンプの縦断面図である。 図12は、第2実施形態に係るハウジングの縦断面図である。 図13は、変形例に係るハウジングの縦断面図である。 図14は、変形例に係るハウジングの縦断面図である。 図15は、変形例に係るハウジングの縦断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本願では、ロータの回転軸と平行な方向を「軸方向」、ロータの回転軸に直交する方向を「径方向」、ロータの回転軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称する。ただし、上記の「平行な方向」は、略平行な方向も含む。また、上記の「直交する方向」は、略直交する方向も含む。
図1は、本発明の第1実施形態に係るポンプ1の縦断面図である。このポンプ1は、たとえば、冷媒液を有するヒートパイプに接続され、CPU等の熱を発生させる電子機器に搭載され、電子機器を冷却する冷媒液をヒートパイプ内で循環させるために使用される。ただし、本発明のポンプは、冷却以外の目的で流体を送る用途に使用されてもよく、冷媒液以外の流体が使用されてもよい。また、本発明のポンプは、家電製品、自動車等の輸送機器、医療機器等の用途に使用されてもよい。
図1に示すように、本実施形態のポンプ1は、ハウジング10、ロータ部20、および軸部30を有する。
ハウジング10は、流体を移送するための管に接続される筐体である。ハウジング10は、管に接続するための接続口を有す。管は、流体をポンプに送りこむ流入口11と、流体をポンプから排出する流出口12に接続される。ハウジング10は、マグネット50と対向するステータ40と、ロータ部20を収容するロータ収容部13と、ロータ収容部13を貫通する流入口11および流出口12と、を有する。ロータ部20は、ハウジング10の内側に設けられたロータ収容部13に配置される。ロータ部20は、軸部30の外周を囲み、マグネット50を有する。ステータ40とマグネット50とは対向する位置に配置され、ステータ40に電気を通電することにより、ロータ部20が回転する。ハウジング10の材料は、例えば、ステンレススチールなどの金属でもよく、LCPなどの樹脂が用いられてもよい。
軸部30は、ハウジング10の内側に配置される。軸部30は、ロータ収容部13を貫通するように配置される。好ましくは、軸部30の両端は、ハウジング10に接続される。また、軸部30の一端部のみが、ハウジング10に接続されていてもよい。軸部30の材料は、例えば、ステンレススチールなどの金属が用いられる。また、軸部30の表面は、研磨等によって面粗度および円筒度が小さい状態に加工されている。
ステータ40は、ステータコア41と複数のコイル42とを有する。ステータコア41には、例えば、積層鋼板が用いられる。ステータコア41は、ハウジング10に、例えば接着剤で固定される。ステータコア41は、コアバックから径方向内方へ向けて放射状に延びる、複数のティースを有する。コイル42は、ティースに巻かれた導線により構成される。複数のコイル42は、回転軸2の周りにおいて、周方向に略等間隔に配列される。
流入口11は、ロータ収容部13へ貫通する。さらに、流出口12は、ロータ収容部13へ貫通する。つまり、ポンプ1の内部は、流入口11からロータ収容部13を経て、流出口12へ通じる。
ロータ部20は、軸部30を中心軸とし、軸部30が軸方向に挿通する略円筒形状である。さらに、ロータ部20は、ロータ収容部13に配置される。つまり、ロータ部20は、ロータ収容部13において、軸部30の軸外周面31を囲むように配置される。ロータ部20のロータ外周面21の近傍に、マグネット50が配置される。マグネット50は、ステータ40と径方向に対向するように配置される。つまり、軸部30、マグネット50、およびステータ40は、それぞれ径方向に重なるように配置される。ロータ部20の材料は、例えば、ステンレススチールなどの金属でもよく、LCPなどの樹脂が用いられてもよい。
本実施形態のロータ部20は、軸部30を中心軸とし、軸部30が軸方向に挿通する略円筒形状である。ロータ部20は、ロータ外周面21、ロータ内周面22、ロータ上面23およびロータ下面24を有する。ロータ外周面21とロータ内周面22とは、回転軸2を中心軸として、中心軸に略平行な円筒面である。さらに、ロータ上面22とロータ下面とは、軸部30と略直交な円環形状の面である。ロータ外周面21は、ロータ収容部13の内側の面であるハウジング内周面131と間隙を介して対向する。ロータ内周面22は、軸外周面31と間隙を介して対向する。さらに、ロータ上面23およびロータ下面24は、ロータ収容部13の内面132と、それぞれ間隙を介して対向する。
流入口11および流出口12は、それぞれ内面132に開口するように貫通する。開口する位置はこの限りではなく、流入口11または流出口12のどちらか一方が、ハウジング内周面131に開口してもよい。
ロータ部20、軸部30またはロータ収容部13の少なくとも一方の面には、ロータ部20の回転を支持する第1動圧溝60を有する。より具体的には、ロータ内周面22または軸外周面31の少なくとも一方に面には、第1動圧溝60であるラジアル動圧溝61を有する。また、ロータ収容部の内面、ロータ上面またはロータ下面の少なくとも一方の面には、第1動圧溝60であるスラスト動圧溝を有する。より具体的には、ロータ上面23またはロータ上面23と間隙を介して対向する内面132の少なくとも一方の面には、第1動圧溝60である上スラスト動圧溝62を有する。さらに、ロータ下面24またはロータ下面24と間隙を介して対向する内面132の少なくとも一方の面には、第1動圧溝60である下スラスト動圧溝63を有する。
本実施形態では、ロータ内周面22にラジアル動圧溝61を有する。ラジアル動圧溝61の位置はこの限りではなく、ロータ内周面22および軸外周面31の両方に、ラジアル動圧溝61を配置してもよい。
本実施形態では、ロータ部20に、上スラスト動圧溝62と下スラスト動圧溝63とを有する。上スラスト動圧溝62または下スラスト動圧溝63のどちらか一方のみが配置されてもよい。また、ロータ上面23、およびロータ上面23と間隙を介して対向する内面132の両方に、上スラスト動圧溝62を配置してもよい。さらに、ロータ下面24、およびロータ下面24と間隙を介して対向する内面132の両方に、下スラスト動圧溝63を配置してもよい。
ロータ部20またはロータ収容部13の少なくとも一方の面には、流入口11から流出口12へ流体を送る第2動圧溝70を有する。より具体的には、ロータ外周面21またはハウジング内周面131の少なくとも一方の面には、第2動圧溝70を有する。また、第2動圧溝70は、ロータ外周面21およびハウジング内周面131の両方に配置されてもよい。
ロータ部20は、軸方向に貫通する貫通孔80を備える。さらに、貫通孔80は、ロータ上面23またはロータ下面24の少なくとも一方の面に開口する。本実施形態では、貫通孔80は、ロータ部上面23とロータ下面24のそれぞれの面に開口する。好ましくは、貫通孔80は、回転軸2を中心軸として、中心軸に対して平行に配置される。また、貫通孔80は、中心軸に対して傾斜方向に貫通してもよい。より好ましくは、貫通孔80は、ロータ収容部13に設けられた流入口11および流出口12の位置よりも、中心軸へ向かう内方へ配置される。
流入口11、ロータ収容部13および流出口12に至る空間には流体が介在する。ステータ40のコイル42に駆動電流を供給すると、ステータコア41の複数のティースに、磁束が発生する。そして、ステータ40とマグネット50との間の磁束の作用により、周方向のトルクが生じる。その結果、ロータ部20が、回転軸2を中心軸として回転する。ロータ部20の回転により、第2動圧溝70にポンピング作用が発生し、流体を流入口11から流出口12へ移送させることができる。さらに、ロータ収容部13は流体で満たされていることから、ロータ部20と、軸部30およびロータ収容部13との間で、第1動圧溝による動圧力が発生する。当該動圧力により、ロータ部20の回転が支持される。ロータ部20は、第1動圧溝60および第2動圧溝70の動圧作用により、ロータ収容部13内で非接触の状態で回転する。このことにより、ロータ部20は、軸部30およびハウジング10と接触することなく回転し、ロータ部20、軸部30およびハウジング10の摩耗が発生せず、高寿命なポンプを供給できる。さらに、非接触により、流体への変質などを発生させることなく、流体の移送を行うことができる。さらに、軸外周面31とロータ内周面22との間隙の幅は、ハウジング内周面131とロータ外周面21との間隙の幅よりも狭い。軸外周面31とロータ内周面22との間隙の幅が、ハウジング内周面131とロータ外周面21との間隙の幅よりも狭いことで、ロータ部20の振れ回りが小さくなり、ロータ部20の回転精度が向上する。回転精度の向上により、ポンプの振動が低減され、さらに、移送される流体量のばらつきが低減される。
循環孔80は、流入口11側および流出口12側へつながるように配置される。このとき、流入口11側および流出口12側での流体の圧力を略均一にすつことができる。流体内に気泡が発生または気泡が流入した場合、気泡は流出口12から外部へ排出される。したがって、ポンプ内部に気泡が滞留することを防止できる。
図2は、ロータ部20の縦断面図である。ロータ部20は、軸部30を中心軸とする略円筒形状である。ロータ部20は、ロータ外周面21、ロータ内周面22、ロータ上面23およびロータ下面24を有する。ロータ外周面21とロータ内周面22とは、回転軸2を中心軸として、中心軸に対して略平行な円筒面である。さらに、ロータ上面22とロータ下面とは、軸部30と略直交な円環形状の面である。
ロータ内周面22は、第1動圧溝60であるラジアル動圧溝61を有する。本実施形態のラジアル動圧溝61は、複数のヘリングボーン溝が円周方向に配列される。さらに、ロータ内周面22は、2つの動圧溝列を有する。当該2つの動圧溝列は、軸方向に並列に配置される。複数のヘリングボーン溝は、折り返し部611を有する。さらに、複数のヘリングボーン溝は、折り返し部611から延びる外側動圧溝612および内側動圧溝613を有する。外側動圧溝612は、折り返し部611からロータ上面23またはロータ下面24に延びる動圧溝である。また、内側動圧溝613は、折り返し部611からロータ部20の中心に延びる動圧溝である。複数のヘリングボーン溝は、ロータ部20が回転軸2を中心軸に回転すると、折り返し部611に流体が集められるように配置される。折り返し部611に集められた流体の動圧力により、ロータ部20の振れ回りが小さくなり、ロータ部20の回転精度が向上する。回転精度の向上により、ポンプの振動が低減され、さらに、移送される流体量のばらつきが低減される。
本実施形態では、外側動圧溝612と内側動圧溝613とは、同じ長さである。また、2本の動圧溝の一方が、他方の動圧溝よりも長くてもよい。より好ましくは、外側動圧溝612は、内側動圧溝613よりも長い。外側動圧溝612が長いことで、ロータ内周面22の動圧力が増加し、ロータ部20の回転精度が向上する。
ロータ部20は、ロータ外周面21とロータ内周面22との間に貫通孔80を有す。貫通孔80は、ロータ上面23とロータ下面24とにそれぞれ開口部を有する。本実施形態では、貫通孔80は、回転軸2を中心軸として、中心軸に対して略平行に配置される。ただし、この限りではなく、貫通孔80は、中心軸に対して傾斜方向に配置されてもよい。
図3は、ロータ部20の上面図である。図4は、ロータ部20の下面図である。図3において、ロータ上面23は、貫通孔80の開口である上開口部81を有する。さらに、図4において、ロータ下面24は、貫通孔80の開口である下開口部82を有する。
図3において、ロータ上面23は、第1動圧溝60である上スラスト動圧溝62を有する。上スラスト動圧溝62は、円周方向に配列された複数のスパイラル溝である。複数のスパイラル溝は、ロータ部20が回転軸2を中心軸に回転すると、ロータ外周面21からロータ内周面22の方向に流体が集められるように、ロータ上面23に配置される。集められた流体の動圧力により、ロータ部20の振れ回りが小さくなり、ロータ部20の回転精度が向上する。回転精度の向上により、ポンプの振動が低減され、さらに、移送される流体量のばらつきが低減される。
図4において、ロータ下面24は、第1動圧溝60である下スラスト動圧溝63を有する。下スラスト動圧溝63は、円周方向に配列された複数のスパイラル溝であって、2つの動圧溝列を有する。当該2つの動圧溝列は、それぞれの異なった方向を向く。一方の動圧溝列は、ロータ部20が回転軸2を中心軸に回転すると、ロータ外周面21からロータ内周面22の方向に流体が集められる内周溝631である。他方の動圧溝列は、ロータ部20が回転軸2を中心軸に回転すると、ロータ内周面22からロータ外周面21の方向に流体が送られる外周溝632である。内周溝631によって集められた流体の動圧力により、ロータ部20の振れ回りが小さくなり、ロータ部20の回転精度が向上する。回転精度の向上により、ポンプの振動が低減され、さらに、移送される流体量のばらつきが低減される。また、外周溝632によって送られた流体は、ロータ外周面21へと移送され、ポンプの移送圧力を高めることができる。
本実施形態において、貫通孔80の下開口部82は、内周溝631と外周溝632との間に配置される。より好ましくは、下開口部82の一部は、内周溝631と重なる。貫通孔80の内部には、流体が配置される。つまり、ロータ収容部の内側おいて、ラジアル動圧溝61、上スラスト動圧溝62、下スラスト動圧溝63および貫通孔80に配置された流体はつながっている。ロータ部20が回転軸2を中心軸に回転すると、流体は、ロータ収容部の内側おいて、ラジアル動圧溝61、上スラスト動圧溝62、下スラスト動圧溝63および貫通孔80の経路を循環することができる。流体が、当該経路を循環することで、ロータ部20の振れ回りが小さくなり、ロータ部20の回転精度が向上する。回転精度の向上により、ポンプの振動が低減され、さらに、移送される流体量のばらつきが低減される。さらに、上述のように、貫通孔80がロータ収容部に設けられた流入口および流出口の位置よりも内方に配置されることで、流入口から流出口へ移送される流体を阻害することがない。
貫通孔80での流体の循環方向は、上開口部81と下開口部82との方向を限定するものではない。流体は、上開口部81から下開口部82へ流体が流れてもよく、また、その逆でもよい。
さらに、本実施形態では、循環孔80の孔径は、上開口部81から下開口部82まで一定である。しかし、孔径はこの限りではなく、一方の開口部の孔径が、他方の開口部の孔径よりも小さくてもよい。
本実施形態では、図1に示すように、下スラスト動圧溝63は、動圧溝の延びる方向が異なる2つの動圧溝列を有する、つまり、図4の動圧溝列の形状を有する。さらに、上スラスト動圧溝62は、1方向に配列された動圧溝列を有する。つまり、図3の動圧溝列の形状を有する。流入口11から移送された流体は、下スラスト動圧溝63に配置された内周溝631と外周溝632によって、それぞれロータ外周面21の方向とロータ内周面22の方向とに分けられる。ロータ外周面21の方向に移送された流体は、第2動圧溝70を経て、流出口12から排出される。さらに、ロータ内周面22の方向に移送された流体は、第1動圧溝60によって、ロータ部20の回転を支持する。
したがって、ロータ部20は、流入口11からロータ収容部13へ移送された1種類の流体によって、回転が支持され、さらに、流体の移送を行うことができる。また、ロータ部20は、第1動圧溝60の動圧力によって、ロータ収容部13と軸部30との間で、非接触で回転することができる。非接触でロータ部20が回転することで、流体への損傷または変質などを低減することができる。さらに、ロータ部20と、ロータ収容部13および軸部30との接触摩耗がないため、粉塵の発生を低減することができる。
本実施形態において、複数のヘリングボーン溝および複数のスパイラル溝の溝幅と丘幅との比は同じである。つまり、円周方向において、動圧溝列の溝幅と丘幅との寸法比が1:1である。ただし、寸法比はこの限りではない。例えば、丘幅は、溝幅よりも広くてもよい。さらに、複数のヘリングボーン溝において、折り返し部611の溝幅は、外側動圧溝612または内側動圧溝613の少なくとも一方の端部の溝幅よりも狭くてもよい。また、上スラスト動圧溝62および下スラスト動圧溝63において、ロータ内周面22側の溝幅は、ロータ外周面21側の溝幅よりも狭くてもよい。溝幅および丘幅の寸法比は適時組み合わせてもよい。丘幅の寸法比を適時組み合わせることで、ロータ部20の回転精度が向上する。回転精度の向上により、ポンプの振動が低減され、さらに、移送される流体量のばらつきが低減される。
また、本実施形態において、複数のヘリングボーン溝および複数のスパイラル溝の溝深さは一定である。つまり、1つの動圧溝の一端部から他端部までの溝深さの寸法は、同一である。ただし、溝深さの寸法はこの限りではない。例えば、1つの動圧溝において、溝深さを変えてもよい。たとえば、複数のヘリングボーン溝において、折り返し部611の溝深さは、外側動圧溝612または内側動圧溝613の少なくとも一方の端部の溝深さよりも浅くてもよい。また、上スラスト動圧溝62および下スラスト動圧溝63において、ロータ内周面22側の溝深さは、ロータ外周面21側の溝深さよりも浅くてもよい。溝深さに寸法は、適時組み合わせてもよい。溝深さの寸法を適時組み合わせることで、ロータ部20の回転精度が向上する。回転精度の向上により、ポンプの振動が低減され、さらに、移送される流体量のばらつきが低減される。
図5は、ハウジング10におけるロータ収容部13の縦断面図を示す。本実施形態において、第2動圧溝70は、ロータ収容部13の内側にあるハウジング内周面131に配置される。第2動圧溝70は、複数のスパイラル溝である。第2動圧溝70は、ロータ部が回転軸2を中心軸に回転すると、流入口11から流出口12へ流体を移送させる方向に配置される。第2動圧溝70は、中心軸に対して傾斜方向に延びる。より好ましくは、第2動圧溝70は、ロータ部の軸方向長さよりも長い。第2動圧溝70がロータ部の軸方向長さよりも長いことで、流体を移送させるポンピング力が作用する面積が広くなり、移送圧力を高めることができる。
図6および図7は、第2動圧溝70の変形例を模したハウジング10の縦断面図である。図6および図7に示すように、第2動圧溝70Aおよび70Bは、円周方向にハウジング内周面131Aおよび131Bに配列された複数のヘリングボーン溝である。
図6に示すように、第2動圧溝70Aは、折り返し部611Aから異なった方向に動圧溝が延びる複数のヘリングボーン溝である。より好ましくは、流入口11Aに延びる動圧溝の長さは、流出口12Aに延びる動圧溝よりも長い。ロータ部が回転軸2Aを中心軸に回転すると、流入口11Aに延びる動圧溝の長さが長いことで、流体を流入口11Aから流出口12Aへ移送することができる。さらに、折り返し部611Aに集められた流体の動圧力により、ロータ部の振れ回りが小さくなり、ロータ部の回転精度が向上する。回転精度の向上により、ポンプの振動が低減され、さらに、移送される流体量のばらつきが低減される。
図7に示すように、第2動圧溝70Bは、折り返し部611Bから異なった方向に動圧溝が延びる複数のヘリングボーン溝である。さらに、異なった方向に延びる動圧溝は、折り返し部611Bでつながらない。つまり、折り返し部611Bには丘部分が形成される。図6に示すような折り返し部が溝部分である形状と比較して、折り返し部611Bは、ロータ外周面との間隙が狭くなることで、動圧力がより高められる。したがって、ロータ部が回転軸2Bを中心軸に回転すると、折り返し部611Bに集められた流体の動圧力により、さらに、ロータ部の振れ回りが小さくなり、ロータ部の回転精度が向上する。回転精度の向上により、ポンプの振動が低減され、さらに、移送される流体量のばらつきが低減される。
図1に示すように、マグネット50は、第2動圧溝70と径方向に対向する。さらに、ステータ40は、マグネット50と径方向に対向する。マグネット50、ステータ40および第2動圧溝70がお互いに径方向に対向することで、軸方向の高さを低くすることができる。
図8は、変形例であるポンプ1Cの縦断面図を示す。ロータ部20Cは、マグネット50C、第1動圧部60Cおよび第2動圧部70Cを有する。以下、図1との違いのみを説明する。
マグネット50Cは、ロータ外周面21Cの近傍に配置される。さらに、マグネット50Cは、第2動圧溝70Cと軸方向に並んで配置される。本実施形態では、マグネット50Cは、第2動圧溝70Cよりも流出口12C側に配置される。また、マグネット50Cは、第2動圧溝70Cよりも流入口11C側に配置されてもよい。マグネット50Cの一部が、第2動圧溝70Cと軸方向に重なってもよい。マグネット50Cが第2動圧溝70Cと軸方向に並んで配置されることで、径方向の寸法を小さくすることができる。
図1および図8に示すように、ロータ部において、マグネットと第2動圧溝との位置を変えることで、ポンプの軸方向および径方向の寸法を変えることができる。したがって、ポンプの薄型化において、電子部品等の形状に合わせて、様々な寸法のポンプを提供することができる。
図9は、変形例であるポンプ10Dの縦断面図を示す。ロータ部20Dは、ロータ円筒部25Dとロータ傾斜部26Dとを有する。さらに、ロータ収容部13Dは、ロータ部20Dの形状に合わせて、ロータ部20Dの外周面と間隙を介して対向する円筒面と傾斜面とを有する。マグネット50Dは、ロータ円筒部25Dの外周面近傍に配置され、ステータ40Dと径方向に対向する。第2動圧溝70Dは、ロータ収容部13Dのハウジング内周面131Dに配置される。本実施形態では、第2動圧溝70Dは、ハウジング内周面131Dの傾斜面に配置される。なお、第2動圧溝70Dは、ハウジング内周面131Dの円筒面に配置されてもよい。また、第2動圧溝70Dは、ロータ傾斜部26Dであるロータ外周面21Dに配置されてもよい。
流入口11Dは、ロータ収容部13Dにおいて、ロータ傾斜部26Dの径寸法の小さい部分と対向する部位に開口する。ロータ部20Dが回転軸2Dを中心軸として回転すると、流体は、第2動圧溝70Dによって、ロータ傾斜部26Dの径寸法の小さい側から、径寸法の大きい側へ移送される。さらに、ロータ傾斜部26Dの形状に沿って、流体は、遠心力により、径寸法の大きい側へ移送される。つまり、第2動圧溝70Dの移送力と、ロータ傾斜部26Dによる遠心力との作用により、流体の移送圧力を高めることができる。
なお、本実施形態では、マグネット50Dと第2動圧溝70Dとは軸方向に並んで配列される。しかし、この限りではなく、マグネット50Dの一部が第2動圧溝70Dと軸方向に重なってもよい。また、マグネット50Dは、第2動圧溝70Dと径方向に対向して配置されてもよい。マグネット50Dと第2動圧溝70Dとが軸方向に重なることで、ポンプ1Dを軸方向に低くすることができる。また、マグネット50Dが第2動圧溝70Dと径方向に対向して配置されるとき、ロータ部20Dは、ロータ円筒部25Dを有さなくてもよい。このとき、さらにポンプ1Dを軸方向に低くすることができる。
図10において、変形例であるポンプ10Eの縦断面図を示す。以下、図1との違いのみを説明する。
軸部30Eは、端部側から中心部側に向かって、外径寸法が小さくなるように傾斜する2つの軸外周面31Eを有する。さらに、ロータ部20Eは、軸外周面31Eと間隙を介して対向する2つのロータ内周面22Eを有する。ロータ内周面22Eは、ロータ上面23Eおよびロータ下面24Eから中心方向に向かって、内径寸法が小さくなるに傾斜する面である。2つの軸外周面31Eの間、および2つのロータ内周面22Eに間には、それぞれ略円筒面を有する。また、当該円筒面が配置されずに、2つの軸外周面31Eおよび2つのロータ内周面22Eが、それぞれ連続してもよい。
軸外周面31Eまたはロータ内周面22Eの少なくとも一方の面には、第1動圧溝60Eが配置される。本実施形態では、第1動圧溝60Eは、複数のヘリングボーン溝である。複数のヘリングボーン溝は、ロータ部20Eが回転軸2Eを中心軸に回転すると、折り返し部611Eに流体が集められるように配置される。折り返し部611Eに集められた流体により、第1動圧溝60Eは、ラジアル動圧力とスラスト動圧力を同時に発生させる。したがって、ロータ部20Eに、ラジアル動圧溝とスラスト動圧溝とをそれぞれ配置する必要がない。1つのヘリングボーン溝列が、ラジアル動圧溝とスラスト動圧溝の動圧作用を同時に発生させることができる。軸方向に複数のヘリングボーン溝である2つの動圧溝列を配置させることで、ロータ部20Eの振れ回りが小さくなり、ロータ部20Eの回転精度が向上する。回転精度の向上により、ポンプの振動が低減され、さらに、移送される流体量のばらつきが低減される。
なお、本実施形態では、軸方向に並んだ2つの傾斜面に複数のヘリングボーン溝が配置された形状を示している。ただし、この限りではない。たとえば、一方の動圧溝列が図10に示すような傾斜面に配列され、他方の動圧溝列が図1に示すようなラジアル動圧溝とスラスト動圧溝に分かれた動圧溝列を有してもよい。
図11は、本発明の第2実施形態に係るポンプ1Fの縦断面図である。図11に示すように、本実施形態のポンプ1Fは、ハウジング10F、ロータ部20F、および軸部30Fを有する。以下、図1との違いのみを説明する。
ハウジング10Fは、流体を移送するための管に接続される筐体である。ハウジング10Fは、管に接続するための接続口を有す。管は、流体をポンプに送りこむ流入口11Fと、流体をポンプから排出する流出口12Fに接続される。流入口11Fおよび流出口12Fは、それぞれハウジング内周面131Fに開口するように貫通する。開口位置はこの限りではなく、流入口11Fまたは流出口12Fのどちらか一方が、内面132Fに開口してもよい。
流入口11Fは、ロータ収容部13Fへ貫通する。さらに、流出口12Fは、ロータ収容部13Fへ貫通する。つまり、流入口11Fは、ロータ収容部13Fを経て、流出口12Fへ通じる。
ロータ部20Fは、軸部30Fを中心軸とし、軸部30Fが軸方向に挿通する略円筒形状である。さらに、ロータ部20Fは、ロータ収容部13Fに配置される。ロータ部20Fのロータ外周面21Fの近傍に、マグネット50Fが配置される。マグネット50Fは、ステータ40Fと径方向に対向するように配置される。つまり、軸部30F、マグネット50F、およびステータ40Fは、それぞれ径方向に重なるように配置される。
ロータ外周面21Fまたはハウジング内周面131Fの少なくとも一方の面には、第2動圧溝70Fを有する。また、第2動圧溝70Fは、ロータ外周面21Fまたはハウジング内周面131Fの両方に配置されてもよい。
流入口11F、ロータ収容部13Fおよび流出口12Fに至る空間には流体が介在する。ロータ部20Fの回転により、第2動圧溝70Fにポンピング作用が発生し、流体を流入口11Fから流出口12Fへ移送させることができる。さらに、ロータ収容部13Fは流体で満たされることから、ロータ部20Fと、軸部30Fおよびロータ収容部13Fとの間で、第1動圧溝60Fにより動圧力が発生する。当該動圧力により、ロータ部20Fの回転が支持される。ロータ部20Fは、第1動圧溝60Fおよび第2動圧溝70Fの動圧作用により、ロータ収容部13F内で非接触の状態で回転する。このことにより、ロータ部20Fは、軸部30Fおよびハウジング10Fと接触することなく回転する。ロータ部20F、軸部30Fおよびハウジング10Fの摩耗が発生せず、高寿命なポンプを供給できる。さらに、非接触により、流体への損傷または変質などを発生させることなく、流体の移送を行うことができる。さらに、軸外周面31Fとロータ内周面22Fとの間隙の幅は、ハウジング内周面131Fとロータ外周面21Fとの間隙の幅よりも狭い。軸外周面31Fとロータ内周面22Fとの間隙の幅が、ハウジング内周面131Fとロータ外周面21Fとの間隙の幅よりも狭いことで、ロータ部20Fの振れ回りが小さくなり、ロータ部20Fの回転精度が向上する。回転精度の向上により、ポンプの振動が低減され、さらに、移送される流体量のばらつきが低減される。
図12は、ハウジング10Fにおけるロータ収容部13Fの断面図を示す。本実施形態において、第2動圧溝70Fは、ロータ収容部13Fの内部にあるハウジング内周面131Fに配置される。第2動圧溝70Fは、複数のヘリングボーン溝であって、軸方向に2つの動圧溝列が配置される。当該2つの動圧溝列は、円周方向にそれぞれ異なる方向に配列される。複数のヘリングボーン溝は、折り返し部611Fを有する。好ましくは、それぞれの動圧溝列の折り返し部611Fは、流入口11Fおよび流出口12Fと軸方向に重なる。
より具体的には、一方の動圧溝列は、折り返し部611Fが流入口11Fと軸方向に重なる。さらに、ロータ部が回転軸2Fを中心軸に回転すると、一方の動圧溝列が、流入口11Fから流体を引き入れる作用を持つように複数のヘリングボーン溝が配置される。
他方の動圧溝列は、折り返し部611Fが流出口12Fと軸方向に重なる。さらに、ロータ部が回転軸2Fを中心軸に回転すると、他方の動圧溝列が、流入口12Fから流体を排出する作用を持つように複数のヘリングボーン溝が配置される。つまり、2つの動圧溝列は、それぞれ流入口11Fから流体を引き入れる作用と、流出口12Fから流体を排出する作用とを有する。より具体的には、流入口11Fに配置された動圧溝列は、ロータ部の回転によって、折り返し部611Fから上下方向に延びる動圧溝に沿って、流体がロータ収容部13Fの内側に引き込まれる。また、流出口12Fに配置された動圧溝列は、ロータ部の回転によって、折り返し部611Fから上下方向に延びる動圧溝に沿って、折り返し部611Fに流体が集まる。折り返し部611Fと流出口12Fとが軸方向に重なることで、流体は、流出口12Fから排出される。
図12では、2つの複数のヘリングボーン溝が軸方向に配置される。図13に示すように、流出口12G側のみに複数のヘリングボーン溝が配置されてもよい。また、図14に示すように、流入口11H側のみに複数のヘリングボーン溝が配置されてもよい。
図15に示すように、第2動圧溝70Jは、折り返し部611Jから異なった方向に動圧溝が延びる複数のヘリングボーン溝である。さらに、異なった方向に延びる動圧溝は、折り返し部611Jでつながらない。つまり、折り返し部611Jには丘部分が形成される。図12に示すような折り返し部が溝部分である形状と比較して、折り返し部611Jは、ロータ外周面との間隙が狭くなることで、動圧力がより高められる。したがって、ロータ部が回転軸を中心軸に回転すると、折り返し部611Jの動圧力により、流体の移送圧力が高められる。
本実施形態において、流出口を流れる流体の管内圧力は、第2動圧溝で発生する流体の最大移送圧力よりも小さい。より好ましくは、圧力関係は、(流入口の管内圧力)=(流出口の管内圧力)<(第2動圧溝により最大移送圧力)である。流入口および流出口の管内圧力を、第2動圧溝で発生する移送圧力よりも小さくすることで、安定した移送を行うことができる。
ロータ部の回転数を変化させることで、移送させる流体量を制御することができる。たとえば、ロータ部の回転数を上げることで、第2動圧溝によって発生するポンピング力は増加する。結果として、移送圧力を高めることができ、移送される流体量が増す。また、第2動圧溝の本数を変化させることでも、移送される流体量を制御することができる。たとえば、第2動圧溝の本数を増すことで、第2動圧溝によって発生するポンピング力は増加する。結果として、移送圧力を高めることができ、移送される流体量が増す。これらは、適時、組み合わせてもよい。
本実施形態において、第1動圧溝の溝深さは、第2動圧溝の溝深さと同等または浅い。また、第1動圧溝の丘幅は、第2動圧溝の丘幅と同等または狭い。第1動圧溝の溝深さを第2動圧溝の溝深さよりも浅くすることで、第1動圧溝へ流入する流体量を低減することができ、より第2動圧溝へ流体を移送することができる。また、第1動圧溝の丘幅を第2動圧溝の丘幅よりも狭くすることで、第1動圧溝へ流入する流体量を低減することができ、より第2動圧溝へ流体を移送することができる。
本実施形態において、第1動圧溝および第2動圧溝は、溝形状を模した電極を用いた電解加工方法によって作成される。電解加工方法によって、当該動圧溝の深さおよび幅の寸法は、精度よく作成される。また、切削加工方法によって、当該動圧溝が作成されてもよい。さらに、プレス等による塑性変形によって、当該動圧溝が作成されてもよい。ハウジングまたはロータ部が樹脂材料の場合、樹脂成型の金型に予めに動圧溝の形状を形成し、射出成型時に当該動圧溝を作成してもよい。これらは、適時、組み合わせてもよい。
また、本発明のポンプは、電子部品以外の機器に用いられるものであってもよい。例えば、医療機器における薬剤の移送に、本発明を適用してもよい。
また、ハウジングおよびポンプの細部の形状については、本願の各図に示された形状と、相違していてもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、電子機器を冷却する冷媒液の移送に利用できる。
1 ポンプ
2 回転軸
10 ハウジング
11 流入口
12 流出口
13 ロータ収容部
131 ハウジング内周面
132 内面
20 ロータ部
21 ロータ外周面
22 ロータ内周面
23 ロータ上面
24 ロータ下面
25 ロータ円筒部
26 ロータ傾斜部
30 軸部
31 軸外周面
40 ステータ
41 ステータコア
42 コイル
50 マグネット
60 第1動圧溝
61 ラジアル動圧溝
611 折り返し部
612 外側動圧溝
613 内側動圧溝
62 上スラスト動圧溝
63 下スラスト動圧溝
631 内周溝
632 外周溝
70 第2動圧溝
80 循環孔
81 上開口部
82 下開口部

Claims (24)

  1. 上下方向に延びる軸部と、
    前記軸部の外周を囲み、マグネットを含むロータ部と、
    前記軸部に接続され、前記回転部を内部に収容するハウジングと、
    を有し、
    前記ハウジングは、
    前記マグネットと対向するステータと、
    前記ロータ部を収容するロータ収容部と、
    前記ロータ収容部を貫通する流入口および流出口と、
    を有し、
    前記ロータ部、前記軸部または前記ロータ収容部の少なくとも一方の面には、前記ロータ部の回転を支持する第1動圧溝を備え、
    前記ロータ部または前記ロータ収容部の少なくとも一方の面には、前記流入口から前記流出口へ流体を送る第2動圧溝を備え、
    前記ロータ部は、軸方向に貫通する貫通孔を備える動圧軸受ポンプ。
  2. 請求項1に記載の動圧軸受ポンプであって、
    前記ロータ部は、前記軸部を中心軸とし、前記軸部が軸方向に挿通する略円筒形状であって、
    前記軸部の軸外周面または前記ロータ部のロータ内周面の少なくとも一方には、前記第1動圧溝である、ラジアル動圧溝を有する。
  3. 請求項1乃至2のいずれかに記載の動圧軸受ポンプであって、
    前記ロータ部は、前記軸部を中心軸とし、前記軸部と略直交するロータ上面とロータ下面とを有し、
    前記ロータ上面または前記ロータ下面と、前記ロータ収容部の内面との少なくとも一方には、前記第1動圧溝である、スラスト動圧溝を有し、
    前記貫通孔は、前記ロータ上面または前記ロータ下面の少なくとも一方の面に開口する。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の動圧軸受ポンプであって、
    前記第2動圧溝には、複数のスパイラル溝または複数のヘリングボーン溝が形成される。
  5. 請求項1に記載の動圧軸受ポンプであって、
    前記ロータ部は、前記軸部を中心軸とし、前記軸部が軸方向に挿通する略円筒形状であって、
    前記ロータ部は、
    前記軸部の軸外周面と対向するロータ内周面と、
    前記ロータ収容部のハウジング内周面と対向するロータ外周面と、
    前記軸部と略直交するロータ上面とロータ下面と、
    を備え、
    前記貫通孔は、前記ロータ上面または前記ロータ下面の少なくとも一方の面に開口し、
    前記軸外周面または前記ロータ内周面の少なくとも一方の面に配置されるラジアル動圧溝と、
    前記ロータ収容部の内面、前記ロータ上面または前記ロータ下面の少なくとも一方の面に配置されるスラスト動圧溝と、
    前記ハウジング内周面または前記ロータ外周面の少なくとも一方の面に配置される前記第2動圧溝と、を備える。
  6. 請求項5に記載の動圧軸受ポンプであって、
    前記スラスト動圧溝は、前記流体を前記ロータ内周面の方向に移送する複数のスパイラル溝である。
  7. 請求項5乃至6のいずれかに記載の動圧軸受ポンプであって、
    前記ラジアル動圧溝は、複数のヘリングボーン溝であって、
    前記軸外周面と前記ロータ内周面との間隙の幅は、前記ハウジング内周面と前記ロータ外周面との間隙の幅よりも狭い。
  8. 請求項5乃至7のいずれかに記載の動圧軸受ポンプであって、
    前記マグネットと前記第2動圧溝とは、前記中心軸に対して、径方向に対向して配置される。
  9. 請求項5乃至7のいずれかに記載の動圧軸受ポンプであって、
    前記マグネットと前記第2動圧溝とは、軸方向に並んで配置される。
  10. 請求項5乃至9のいずれかに記載の動圧軸受ポンプであって、
    前記第2動圧溝は、複数のスパイラル溝であって、
    前記ロータ部の回転によって、流体が前記流入口から前記流出口に送られる方向に前記スパイラル溝が配置される。
  11. 請求項10に記載の動圧軸受ポンプであって、
    前記流出口および前記流入口は、前記ロータ上面と前記ロータ下面のそれぞれに開口し、
    前記貫通孔の開口位置は、前記流出口および前記流入口よりも中心軸方向に位置する。
  12. 請求項5乃至9のいずれかに記載の動圧軸受ポンプであって、
    第2動圧溝は、周方向に配置される複数のヘリングボーン溝であって、
    前記ヘリングボーン溝は、傾斜方向が異なる2つのスパイラル溝と、前記スパイラル溝の中心に位置する折り返し部とを備える。
  13. 請求項12に記載の動圧軸受ポンプであって、
    前記流出口および前記流入口は、前記ロータ外周面にそれぞれ開口する。
  14. 請求項13に記載の動圧軸受ポンプであって、
    第2動圧溝は、1つの周方向に配置される前記複数のヘリングボーン溝であって、
    前記折り返し部は、前記流出口または前記流入口の開口と重なる位置に配置される。
  15. 請求項13に記載の動圧軸受ポンプであって、
    第2動圧溝は、2つの周方向に配置された前記複数のヘリングボーン溝であって、
    一方の前記折り返し部は、前記流出口の開口と重なる位置に配置され、
    他方の前記折り返し部は、前記流入口の開口と重なる位置に配置され、
    2つの前記折り返し部の折り返し方向は、前記ロータ部の回転方向に対して、正逆方向を向く。
  16. 請求項1に記載の動圧軸受ポンプであって、
    前記ロータ部は、前記軸部を中心軸とし、前記軸部が軸方向に挿通する略円筒形状であって、
    前記ロータ部は、
    前記軸部の軸外周面と対向するロータ内周面と、
    前記ロータ収容部のハウジング内周面と対向するロータ外周面と、
    前記軸部と略直交するロータ上面とロータ下面と、
    を備え、
    前記軸外周面と前記ロータ内周面とは、前記ロータ上面または前記ロータ下面に向かって径方向に拡大する傾斜面を有し、
    傾斜する前記軸外周面または前記ロータ内周面の少なくとも一方の面には、前記第1動圧溝が配置され、
    前記ハウジング内周面または前記ロータ外周面の少なくとも一方の面には、前記第2動圧溝が配置され、
    前記貫通孔は、前記ロータ上面または前記ロータ下面の少なくとも一方の面に開口する。
  17. 請求項16に記載の動圧軸受ポンプであって、
    前第2動圧溝は、複数のスパイラル溝であって、
    前記ロータ部の回転によって、流体が前記流入口から前記流出口に送られる方向に前記スパイラル溝が配置される。
  18. 請求項17に記載の動圧軸受ポンプであって、
    前記流出口および前記流入口は、前記ロータ上面と前記ロータ下面のそれぞれに開口し、
    前記貫通孔の開口位置は、前記流出口および前記流入口よりも中心軸方向に位置する。
  19. 請求項16に記載の動圧軸受ポンプであって、
    第2動圧溝は、周方向に配置される複数のヘリングボーン溝であって、
    前記ヘリングボーン溝は、傾斜方向が異なる2つのスパイラル溝と、前記スパイラル溝の中心に位置する折り返し部とを備える。
  20. 請求項19に記載の動圧軸受ポンプであって、
    前記流出口および前記流入口は、前記ロータ外周面にそれぞれ開口する。
  21. 請求項20に記載の動圧軸受ポンプであって、
    第2動圧溝は、1つの周方向に配置される前記複数のヘリングボーン溝であって、
    前記折り返し部は、前記流出口または前記流入口の開口と重なる位置に配置される。
  22. 請求項20に記載の動圧軸受ポンプであって、
    第2動圧溝は、2つの周方向に配置された前記複数のヘリングボーン溝であって、
    一方の前記折り返し部は、前記流出口の開口と重なる位置に配置され、
    他方の前記折り返し部は、前記流入口の開口と重なる位置に配置され、
    2つの前記折り返し部の折り返し方向は、前記ロータ部の回転方向に対して、正逆方向を向く。
  23. 請求項1乃至22のいずれかに記載の動圧軸受ポンプであって、
    前記流出口を流れる流体の管内圧力は、前記第2動圧溝で発生する流体の最大移送圧力よりも小さい。
  24. 請求項1乃至23のいずれかに記載の動圧軸受ポンプであって、
    前記第1動圧溝の溝深さは、前記第2動圧溝の溝深さと同等または浅く、
    前記第1動圧溝の丘幅は、前記第2動圧溝の丘幅と同等または狭い。
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