JP2012153433A - 容易に開封できる密封包装食品用容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】密封した包装食品において、調理する際に、蓋の一部に開封部を自動的に形成し、調理後に別の箇所を開封することにより、解決できることを見出した。具体的には、蓋材を加圧または加熱して損傷させることによって開封を行う方法、あるいはマイクロ波のスパークを用いて開封する等が挙げられる。更には包材の開裂しやすい方向(例えばタテあるいはヨコ)に対して、接着面の角度を設定しその部分に形成したつまみ又はノッチ(切り込み)から引き裂くことにより、比較的簡単に開封部を作ることができる。
【選択図】図1
Description
(1)密封した包装食品において、蓋の一部に開封部を形成し、調理後に別の箇所を開封することを特徴とする密封包装食品用容器、
(2)調理する際に、蓋材の加圧または加熱による損傷によって開封部を形成することを特徴とする(1)記載の密封包装食品用容器、
(3)調理する際に、マイクロ波のスパークを用いて開封部を形成することを特徴とする(1)に記載の密封包装食品用容器、
(4)開封部の下に空間を有することを特徴とする(1)、(2)または(3)記載の密封包装食品用容器、
(5)開封部の下に食品が存在しないことを特徴とする(1)、(2)、(3)または(4)記載の密封包装食品用容器、
(6) 密封した包装食品において、調理する前に、トップフィルムに開封部を形成することを特徴とする(1)記載の密封包装食品用容器、
(7)密封した包装食品において、調理する前に、トップフィルムにつまみをつける又は切れ目を入れることにより開封部を形成することを特徴とする(1)記載の密封包装食品用容器、
(8)トップフィルムの接着面の方向と前記切れ目を入れる方向との角度が72°以下であることを特徴とする(6)又は(7)記載の密封包装食品用容器、
(9)請求項(1)〜(8)記載のいずれかの容器に密封されたことを特徴とする密封包装食品、
(10)食品が米飯または麺であることを特徴とする(9)記載の密封包装食品
に関する。
また調理とは電子レンジ加熱、湯せんにより加熱、など、特に限定されない。
なお、本発明の密封包装食品用容器を具体的に図示すると、全体図が図1、開封部の拡大図が図2および図3のようなものである。
通常用いられる、包装米飯のフランジ部に図4のような電子レンジ通蒸タックラベル(以下、通蒸ラベル、(株)フジシールインターナショナル製)を貼付けて電子レンジ加熱を行い、最適な開封方法を検討した。
実施例1の結論に基づき、窪みの効果について検討した。
図6に示すように、シールの位置を変えて、窪みの効果を検討した。結果を表2に示す。
実際に、窪みをつけたトレーを試作し、開封試験を実施した。
まず、通常の船形トレーのカラス口部に図3と同様のように窪み部を作成した試作トレーを作成した。そのトレーを用いて無菌包装米飯を作成し、カラス口部の一方の窪み部の上に通蒸ラベルを貼付した(図2)。その包装米飯を電子レンジ加熱し、レンジ出力や充填米飯の量を変えた時にどの程度開封するか確認した。
結果を表3に示す。
以上の結果、通蒸ラベルを利用した自動開封は可能であることが確認された。
実際に、通蒸ラベルの替わりに、シーラントを内面に配し、容器の上面に一方のカラス口に垂直方向に電子レンジ加熱時の膨張の際に割れ目が生じることによって、開封するようにした。
(開裂方向と接着面の角度)
ノッチの方向と開封性について検証を行った。
結果を表4に示す。
(無菌包装米飯における開裂方法)
定法により舟形トレー(図8参照)を用いて、パックご飯を試作し、実施例5と同じトップフィルムにより、200℃、0.4MPaで1.5秒間ヒートシールすることにより、密封とした後、トップフィルムの所定の位置にノッチ(切り込み)を2箇所入れて、幅15mmのつまみを作った。
タテとは2軸延伸ナイロンフィルム(ONY)製造工程におけるフィルムの送り方向(縦延伸)、ヨコとは送り方向に対して垂直方向(横延伸)であり、図8のようにフィルムの送り方向(タテ方向)がトレー長辺と同じ方向になるようにヒートシールを行った。
Claims (10)
- 密封した包装食品において、蓋の一部に開封部を形成し、調理後に別の箇所を開封することを特徴とする密封包装食品用容器。
- 調理する際に、蓋材の加圧または加熱による損傷によって開封部を形成することを特徴とする請求項1記載の密封包装食品用容器。
- 調理する際に、マイクロ波のスパークを用いて開封部を形成することを特徴とする請求項1に記載の密封包装食品用容器。
- 開封部の下に空間を有することを特徴とする請求項1、2または3記載の密封包装食品用容器。
- 開封部の下に食品が存在しないことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の密封包装食品用容器。
- 密封した包装食品において、調理する前に、トップフィルム開封部を形成することを特徴とする請求項1記載の密封包装食品用容器。
- 密封した包装食品において、調理する前に、トップフィルムにつまみを付ける又は切れ目を入れることにより開封部を形成することを特徴とする請求項1記載の密封包装食品用容器。
- トップフィルムの接着面の方向と前記切れ目を入れる方向との角度が72°以下であることを特徴とする請求項7記載の密封包装食品用容器。
- 請求項1〜8記載のいずれかの容器に密封されたことを特徴とする密封包装食品。
- 食品が米飯または麺であることを特徴とする請求項9記載の密封包装食品。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2011
- 2011-08-05 JP JP2011172231A patent/JP2012153433A/ja active Pending
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