JP2012153261A - 車両用空調装置のケース嵌合構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の増加を防止しつつ、分割ケースの嵌合部からの水漏れを抑制できる車両用空調装置のケース嵌合構造を提供する。
【解決手段】ケース110が送風機ユニットケース10とエアコンユニットケース20に分割して形成され、送風機ユニットケース10とエアコンユニットケース20とが水平方向に嵌合するケース嵌合構造において、エアコンユニットケース20に、ケース110内に溜まった水分を車室外へ排出する排水部201を設け、送風機ユニットケース10における送風機ユニットケース10とエアコンユニットケース20との嵌合部3の鉛直方向上方側に、エアコンユニットケース20側に向かって延びるリブ102を設け、リブ102のエアコンユニットケース20側の先端部102bを、排水部201の送風機ユニットケース10側の端部よりもエアコンユニットケース20側に位置させるとともに、水平方向に対して下方側に15°以上傾斜させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載される車両用空調装置のケース嵌合構造に関するものである。
従来の車両用空調装置は、蒸発器を収容する空調ケースの底部に排水口が設けられており、蒸発器で発生した凝縮水等の空調ケース内の水を、その排水口から車室外に排出するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献1には、内外気切替箱と空調ケースとの嵌合部からの水漏れを防止するために、内外気切替箱に排水口を設置し、この内外気切替箱の排水口と空調ケースの底部の排水口とをホースで連結する構造が開示されている。
特開2004−249907号公報
ところで、空調ケースが車両の左右方向で分割された分割ケース同士を嵌合することによって構成される車両用空調装置では、外部から空調ケース内に水が侵入した場合、分割ケースの嵌合部から水が漏れ、その水が車室内へ滴下するという問題を内包している。
図5に本発明者が検討した構成の空調ケースの部分断面図を示す。図5は空調ケースの底部を示している。
図5に示す空調ケースは、送風機を収容する送風機ユニットケースJ10と、蒸発器およびヒータコアを収容するエアコンユニットケースJ20とを嵌合することよって構成されており、エアコンユニットケースJ20に排水口(図示せず)が設けられている。ここで、空調ケースの底部に排水口が設けられていても、両ケースJ10、J20の嵌合部J3に隙間があると、この嵌合部J3から水が漏れてしまうので、図5に示す空調ケースでは両ケースJ10、J20の嵌合部J3にパッキンJ4等の密閉手段を介在させることで、両ケース同士の嵌合部からの水漏れを防止している。
しかしながら、図5に示す空調ケースでは、両ケースJ10、J20の嵌合部J3を密閉するために、パッキンJ4等の密閉手段が空調ケースと別体の部品として必要となり、部品点数が増加してしまう。
なお、両ケース同士の嵌合部からの水漏れを防止するために、特許文献1の排水構造を適用することが考えられるが、当該排水構造では、2つの排水口をつなぐために、複雑な形状のホースがケースと別体の部品として必要となり、上記同様、部品点数が増加してしまう。
本発明は上記点に鑑みて、部品点数の増加を防止しつつ、分割ケースの嵌合部からの水漏れを抑制できる車両用空調装置のケース嵌合構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車室内への送風空気が通る空気通路を形成するケース(110)が少なくとも第1ケース部材(10、210)および第2ケース部材(20、220)に分割して形成され、第1ケース部材(10、210)と第2ケース部材(20、220)とが第1の方向に嵌合する車両用空調装置のケース嵌合構造において、第2ケース部材(20、220)には、ケース(110)内に溜まった水分を車室外へ排出する排水部(201、221)が設けられており、第1ケース部材(10、210)における、第1ケース部材(10、210)と第2ケース部材(20、220)との嵌合部(3)の鉛直方向上方側には、第2ケース部材(20、220)側に向かって延びるリブ(102、213)が設けられており、リブ(102、213)の第2ケース部材(20、220)側の先端部(102b、213b)は、排水部(201、221)の第1ケース部材(10、210)側の端部よりも第2ケース部材(20、220)側に位置しているとともに、水平方向に対して下方側に15°以上傾斜していることを特徴としている。
このように、リブ(102、213)の第2ケース部材(20、220)側の先端部(102b、213b)を、排水部(201、221)の第1ケース部材(10、210)側の端部よりも第2ケース部材(20、220)側に突出させることで、外部からケース(110)内に侵入した水が、第1ケース部材(10、210)の鉛直方向下側面を流れてリブ(102、213)の先端部(102b、213b)から排水部(201、221)に滴下され、ケース(110)外部へ排水される。このため、嵌合部(3)に水が到達することを防止できるので、両ケース部材の嵌合部(3)からの水漏れを抑制できる。
ところで、車両用空調装置は車両に搭載されるので、車両が水平面に対して傾斜した傾斜面上にある場合においても、ケース(110)の嵌合部(3)に水が到達することを防止する、すなわち嵌合部(3)の防水性を確保する必要がある。
ここで、車両用空調装置の防水性に関する規格の一つに、JIS D 5020に定められた「自動車用電気装置の外郭による保護等級(IPコード)」がある。上述したように、車両が傾斜面上にある場合においても嵌合部(3)の防水性を確保するためには、上記規格で定められた「水に対する保護等級2(IPX2)」に相当する防水性を確保することが好ましい。
これに対し、本発明では、リブ(102、213)の第2ケース部材(20、220)側の先端部(102b、213b)が、水平方向に対して下方側に15°以上傾斜しているので、車両が水平面に対して15°傾斜した場合であっても、外部からケース(110)内に侵入した水がリブ(102、213)の先端部(102b、213b)から排水部(201、221)に滴下されるので、嵌合部(3)に水が到達することはない。このため、上記規格で定められた「水に対する保護等級2(IPX2)」に相当する防水性を確保することが可能となる。したがって、車両が傾斜面上にある場合であっても、嵌合部(3)に水が到達することを抑制できるので、両ケース部材の嵌合部(3)からの水漏れを抑制できる。
このとき、両ケース部材の嵌合部(3)を密閉するための密閉手段を設ける必要がないので、部品点数の増加を防止しつつ、分割ケースの嵌合部(3)からの水漏れを抑制することが可能となる。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の車両用空調装置のケース嵌合構造において、リブ(102、213)の第2ケース部材(20、220)側の先端部(102b、213b)は、水平方向に対して下方側に15°以上、90°以下傾斜していることを特徴としている。
このように、リブ(102、213)の先端部(102b、213b)の水平方向に対する傾斜角度を90°以下とすることで、リブ(102、213)を第1ケース部材(10、210)と一体に形成する場合に、第1ケース部材(10、210)の成形性を向上させることが可能となる。
また、請求項3に記載の発明のように、請求項1または2に記載の車両用空調装置のケース嵌合構造において、第1の方向は、水平方向または鉛直方向であってもよい。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態に係る車両用空調装置の空調ユニット100を示す平面図である。 第1実施形態の空調ユニットケース110における送風機ユニットケース10とエアコンユニットケース20との嵌合部3近傍を示す拡大断面図である。 第2実施形態に係る車両用空調装置の空調ユニット100を示す平面図である。 第2実施形態のエアコンユニットケース20における上側ケース210と下側ケース220との嵌合部3近傍を示す拡大断面図である。 本発明者が検討した構成の空調ユニットの部分断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1および図2に基づいて説明する。本第1実施形態では、本発明の車両用空調装置のケース嵌合構造を、空調ユニットケース110における送風機ユニットケース10とエアコンユニットケース20との嵌合構造に適用している。
図1は本第1実施形態に係る車両用空調装置の空調ユニット100を示す平面図である。図1に示すように、空調ユニット100は、送風機ユニット1およびエアコンユニット2を有して構成されており、それぞれ送風機ユニットケース10、エアコンユニットケース20を有している。
換言すると、空調ユニット100の空調ユニットケース110は、第1ケース部材としての送風機ユニットケース10と、第2ケース部材としてのエアコンユニットケース20とに分割して形成され、送風機ユニットケース10およびエアコンユニットケース20を左右方向(水平方向)に嵌合することによって、車室内への送風空気が通る空気通路を形成している。送風機ユニットケース10およびエアコンユニットケース20は、それぞれ、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂(例えば、ポリプロピレン)にて成形されている。
本実施形態では、送風機ユニット1およびエアコンユニット2は、車両のダッシュパネル(図示せず)に沿って左右方向に搭載されている。
送風機ユニットケース10には、車室外の空気(外気)を導入するための外気導入口11と、車室内の空気(内気)を循環させるための内気導入口12とが形成されている。また、送風機ユニットケース10内には、内気の風量と外気の風量との風量割合を変化させる内外気切替ドア(図示せず)が配置されている。内外気切替ドアは、内外気切替ドア用の電動アクチュエータ(図示せず)によって駆動され、この電動アクチュエータは、空調制御装置(図示せず)から出力される制御信号によって、その作動が制御される。
送風機ユニットケース10における内外気切替ドアの空気流れ下流側には、外気導入口11および内気導入口12の少なくとも一方を介して吸入した空気を車室内へ向けて送風する送風機(図示せず)が配置されている。この送風機は、遠心多翼ファン(図示せず)を電動モータ13にて駆動する電動送風機であって、空調制御装置から出力される制御信号によって回転数(送風量)が制御される。
エアコンユニットケース20には、送風機ユニット1から送風された空気が流入する空気入口21が、エアコンユニットケース20の側面の下部に形成されている。エアコンユニットケース20内における空気入口21の空気流れ下流側には、蒸発器22が配置されている。蒸発器22は、その内部を流通する冷媒と送風空気とを熱交換させて送風空気を冷却する冷却用熱交換器である。蒸発器22は、図示しない圧縮機、凝縮器、気液分離器、膨張弁等とともに、冷凍サイクルを構成している。
エアコンユニットケース20内における蒸発器22の上方側かつ空気流れ下流側には、蒸発器22通過後の空気を加熱するためのヒータコア23が、バイパス通路(図示せず)を形成するように配置されている。また、エアコンユニットケース20内には、ヒータコア23およびバイパス通路から流出した空気を混合させる混合空間(図示せず)が形成されている。
エアコンユニットケース20内におけるヒータコア23の側方には、ヒータコア23とバイパス通路を通過する空気の風量割合を調整するエアミックスドア(図示せず)が設けられている。エアミックスドアは、エアミックスドア用の電動アクチュエータ(図示せず)によって駆動され、この電動アクチュエータは、空調制御装置から出力される制御信号によって、その作動が制御される。
エアコンユニットケース20の最上部かつ空気流れ最下流部には、混合空間から空調対象空間である車室内へ温度調整された送風空気を吹き出すために、図示しないデフロスタ開口部、フェイス開口部およびフット開口部が設けられている。
デフロスタ開口部には、デフロスタダクト(図示せず)が接続され、このデフロスタダクト先端部のデフロスタ吹出口から車両前面窓ガラスの内面に向けて空調風を吹き出すようになっている。フェイス開口部には、フェイスダクト(図示せず)が接続され、フェイスダクト先端部のフェイス吹出口から車室内の乗員の上半身に向けて空調風を吹き出すようになっている。また、フット開口部には、フットダクト(図示せず)が接続され、フットダクト先端部のフット吹出口から乗員の足元に向けて空調風を吹き出すようになっている。
また、エアコンユニットケース20内には、吹出口モードを切り替える、すなわちデフロスタ開口部、フェイス開口部およびフット開口部を切替開閉する吹出口モードドア(図示せず)が設けられている。吹出口モードドアは、エアミックスドア用の電動アクチュエータ(図示せず)によって駆動され、この電動アクチュエータは、空調制御装置から出力される制御信号によって、その作動が制御される。
図2は本第1実施形態の空調ユニットケース110における送風機ユニットケース10とエアコンユニットケース20との嵌合部3近傍を示す拡大断面図である。図2に示すように、送風機ユニットケース10における鉛直方向下方側かつエアコンユニットケース20と隣接する部位には、エアコンユニットケース20側に向かって突出する突起部101が設けられている。本実施形態では、突起部101は送風機ユニットケース10と一体に形成されており、2本平行に設けられている。
エアコンユニットケース20における鉛直方向下方側には、外部から空調ユニットケース110内に侵入した水を車室外へ排水するための排水部201が設けられている。本実施形態では、排水部201は、外部から空調ユニットケース110内に侵入した水を空調ユニット100の外部へ導く溝状に形成されている。
エアコンユニットケース20における排水部201の鉛直方向上側であって、突起部に対応する部位には、突起部101と嵌合する孔部202が設けられている。本実施形態では、孔部202は突起部101と対応するように2つ平行に設けられている。
送風機ユニットケース10における突起部101の鉛直方向上側、すなわち突起部101と孔部202との嵌合部3の鉛直方向上側には、エアコンユニットケース20側に向かって突出するリブ102が設けられている。リブ102は、送風機ユニットケース10と一体に形成されている。
リブ102は、送風機ユニットケース10に接続されるとともに略水平方向に延びるリブ本体部102aと、リブ本体部102aに接続されるとともに水平方向に対して鉛直方向下側に傾斜するリブ先端部102bとを有して構成されている。リブ本体部102aとリブ先端部102bとは一体に形成されている。
リブ先端部102bの水平方向に対する傾斜角度θは、15°以上、90°以下の範囲内に設定されている。また、リブ102のエアコンユニットケース20側の端部、すなわちリブ先端部102bは、排水部201の送風機ユニットケース10側の端面203よりも、エアコンユニットケース20側に突出している。
以上説明したように、リブ先端部102bを、排水部201の送風機ユニットケース10側の端面203よりもエアコンユニットケース20側に突出させることで、外部から空調ユニットケース110内に侵入した水が、送風機ユニットケース10の鉛直方向下側面を流れてリブ102の先端部102bから排水部201に滴下され、車室外へ排水される。このため、両ケース10、20の嵌合部3に水が到達することを防止できるので、両ケース10、20の嵌合部3からの水漏れを抑制できる。
また、リブ先端部102bを水平方向に対して下方側に15°以上傾斜させることで、車両が水平面に対して15°傾斜した場合であっても、外部から空調ユニットケース110内に侵入した水がリブ102の先端部102bから排水部201に滴下されるので、両ケース10、20の嵌合部3に水が到達することはない。このため、JIS D 5020で定められた「水に対する保護等級2(IPX2)」に相当する防水性を確保することが可能となる。したがって、車両が傾斜面上にある場合であっても、両ケース10、20の嵌合部3に水が到達することを抑制できるので、両ケース10、20の嵌合部3からの水漏れを抑制できる。
このとき、両ケース10、20の嵌合部3を密閉するための密閉手段を設ける必要がないので、部品点数の増加を防止しつつ、分割ケースの嵌合部3からの水漏れを抑制することが可能となる。
また、本実施形態では、リブ102は送風機ユニットケース10と一体に成形されている。このため、リブ先端部102bの水平方向に対する傾斜角度を90°以下とすることで、送風機ユニットケース10の成形性を向上させることが可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図3および図4に基づいて説明する。本第2実施形態は、上記第1実施形態と比較して、エアコンユニットケース20が鉛直方向(上下方向)に2つに分割されている点が異なるものである。本第2実施形態では、本発明の嵌合構造を、上下方向に分割された2つのケースの嵌合構造に適用している。
図3は本第2実施形態に係る車両用空調装置の空調ユニット100を示す平面図である。図3に示すように、本実施形態のエアコンユニットケース20は、第1ケース部材としての上側ケース210および第2ケース部材としての下側ケース220に分割して形成され、上側ケース210および下側ケース220を鉛直方向に嵌合することによって、車室内への送風空気が通る空気通路を形成している。
図4は本第2実施形態のエアコンユニットケース20における上側ケース210と下側ケース220との嵌合部3近傍を示す拡大断面図である。図4に示すように、上側ケース210には、上側ケース210の下端面211の端部から鉛直方向上方側に向かって折り曲げられて鉛直方向に延びる壁部212が設けられている。壁部212には、壁部212の鉛直方向上端部から下端面211の反対側に向かって略直角に折り曲げられて略水平方向に延びるリブ213が設けられている。壁部212およびリブ213は、上側ケース210と一体に形成されている。
下側ケース220には、外部から空調ユニットケース110内に侵入した水を車室外へ排水するための排水部221が設けられている。本実施形態では、排水部221は、鉛直方向に対して傾斜した傾斜面を有して構成されている。
下側ケース220における排水部221の鉛直方向上側であって、上側ケース210の壁部212と隣接する部位には、上側ケース210側に向かって突出するとともに略水平方向に延びる突起部222が設けられている。突起部222は、上側ケース210における壁部212とおよびリブ213により形成される角部214に嵌合可能に形成されている。そして、上側ケース210の角部214に下側ケース220の突起部222が嵌合することで、上側ケース210と下側ケース220とが固定される。
このとき、上側ケース210の角部214および下側ケース220の突起部222が嵌合部3を構成している。したがって、リブ213は、嵌合部3の鉛直方向上方側に位置している。また、リブ213は、壁部212に接続されるとともに略水平方向に延びるリブ本体部213aと、リブ本体部213aに接続されるとともに水平方向に対して鉛直方向下側に傾斜するリブ先端部213bとを有して構成されている。
本実施形態では、リブ先端部213bの水平方向に対する傾斜角度θは、90°に設定されている。また、リブ213の下側ケース220側の端部、すなわちリブ先端部213bは、排水部221の上側ケース210側の端面223よりも、下側ケース220側に突出している。
以上説明したように、リブ先端部213bを、排水部221の上側ケース210側の端面223よりも下側ケース220側に突出させることで、外部から空調ユニットケース110内に侵入した水が、リブ213の先端部213bから排水部221に滴下され、車室外へ排水される。このため、両ケース210、220の嵌合部3に水が到達することを防止できるので、両ケース210、220の嵌合部3からの水漏れを抑制できる。
また、リブ先端部213bを水平方向に対して下方側に15°以上傾斜させることで、車両が水平面に対して15°傾斜した場合であっても、外部から空調ユニットケース110内に侵入した水がリブ213の先端部213bから排水部221に滴下されるので、両ケース210、220の嵌合部3に水が到達することはない。このため、JIS D 5020で定められた「水に対する保護等級2(IPX2)」に相当する防水性を確保することが可能となる。したがって、車両が傾斜面上にある場合であっても、両ケース210、220の嵌合部3に水が到達することを抑制できるので、両ケース210、220の嵌合部3からの水漏れを抑制できる。
このとき、両ケース10、20の嵌合部3を密閉するための密閉手段を設ける必要がないので、上記第1実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
(他の実施形態)
上述の第1実施形態では、送風機ユニットケース10にリブ102を設け、エアコンユニットケース20に排水部201を設けた例について説明したが、送風機ユニットケース10とエアコンユニットケース20とを入れ替えてもよい。すなわち、エアコンユニットケース20にリブ102を設け、送風機ユニットケース10に排水部201を設けてもよい。
3 嵌合部
10 送風機ユニットケース(第1ケース部材)
20 エアコンユニットケース(第2ケース部材)
110 空調ユニットケース
102 リブ
201 排水部

Claims (3)

  1. 車室内への送風空気が通る空気通路を形成するケース(110)が少なくとも第1ケース部材(10、210)および第2ケース部材(20、220)に分割して形成され、
    前記第1ケース部材(10、210)と前記第2ケース部材(20、220)とが第1の方向に嵌合する車両用空調装置のケース嵌合構造であって、
    前記第2ケース部材(20、220)には、前記ケース(110)内に溜まった水分を車室外へ排出する排水部(201、221)が設けられており、
    前記第1ケース部材(10、210)における、前記第1ケース部材(10、210)と前記第2ケース部材(20、220)との嵌合部(3)の鉛直方向上方側には、前記第2ケース部材(20、220)側に向かって延びるリブ(102、213)が設けられており、
    前記リブ(102、213)の前記第2ケース部材(20、220)側の先端部(102b、213b)は、前記排水部(201、221)の前記第1ケース部材(10、210)側の端部よりも前記第2ケース部材(20、220)側に位置しているとともに、水平方向に対して下方側に15°以上傾斜していることを特徴とする車両用空調装置のケース嵌合構造。
  2. 前記リブ(102、213)の前記第2ケース部材(20、220)側の先端部(102b、213b)は、水平方向に対して下方側に15°以上、90°以下傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置のケース嵌合構造。
  3. 前記第1の方向は、水平方向または鉛直方向であることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空調装置のケース嵌合構造。
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