JP2012152952A - 製本装置 - Google Patents

製本装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012152952A
JP2012152952A JP2011012121A JP2011012121A JP2012152952A JP 2012152952 A JP2012152952 A JP 2012152952A JP 2011012121 A JP2011012121 A JP 2011012121A JP 2011012121 A JP2011012121 A JP 2011012121A JP 2012152952 A JP2012152952 A JP 2012152952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
size
booklet
insertion sheet
sheet
bookbinding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011012121A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5423996B2 (ja
Inventor
Hirobumi Nakajima
博文 中島
Eiji Sugimoto
英二 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2011012121A priority Critical patent/JP5423996B2/ja
Publication of JP2012152952A publication Critical patent/JP2012152952A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5423996B2 publication Critical patent/JP5423996B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

【課題】中折りまたは中綴じされた冊子に挿入紙を挿入する際に、大サイズの挿入紙においても、冊子等の排紙に至るまでの一連の処理を適正に行うことを可能にする。
【解決手段】中折りまたは中綴じされた冊子に挿入紙を挿入可能な製本装置において、前記冊子のサイズ情報と前記挿入紙のサイズ情報を比較した結果に基づき、前記挿入紙挿入後の制御を、前記挿入紙のサイズを基準とする挿入紙サイズモードと前記冊子のサイズを基準とする冊子サイズモードとのいずれかを選択して行う制御部を備えることで、冊子のサイズと挿入紙のサイズとの関係に応じた適切な制御を選択でき、冊子全体のサイズに応じた適切な搬送や断裁を行うことができる。
【選択図】図8

Description

この発明は、中折り、または中綴じされた冊子に挿入紙を挿入することができる製本装置に関するものである。
中折りまたは中綴じされた冊子に挿入紙を挿入する技術は既に知られている(例えば特許文献1、2)。
特許文献1に記載されたものでは、丁合機から送り出される枚葉紙を、折り筋プーリーにより頁間に谷形の折り筋が設けられるようなV字形で搬送し、搬送の途中で互いに糊付けにより中綴じし、最後に半ペラ紙を、折り筋プーリーの側方に配置した半ペラ紙送りプーリーによって、枚葉紙の傾斜角度と同じ傾斜角度で搬送した後に、V字形に開いた枚葉紙の頁間に落とし込み挿入する。すなわち、この発明は、糊付け冊子に挿入紙を挿入する方法に関するものであり、挿入紙のサイズは冊子サイズ以下を前提としている。
また、特許文献2に記載されたものでは、積層状態にストックされた多数の用紙の中央部を折り、折り目に沿ってステープル止めする中綴じステープラ搭載フィニッシャにおいて、上記各用紙の中央部を折りローラの間に押し込んで折り目を付けた後、折り目のついた用紙をV字形の用紙受けにV字形で順次落下させて積層させ、積層状態にストックされた用紙の折り目に沿ってステープルで綴じる。この発明は、中綴じ冊子をV字型に見開いた状態とするものであり、V字型に見開いた冊子に挿入紙を落とし込む手法を用いれば、冊子に対して大サイズの挿入紙を挿入することも可能である。
特開2005−169727号公報 特開2010−150002号公報
しかし、前記特許文献2の技術などを利用して冊子に対して大サイズの挿入紙を挿入した場合、後の処理(例:断裁処理)を通常通りに実施してしまうと、挿入紙が大きく断裁されてしまい、冊子の品位を低下させ、最悪の場合、冊子を損傷してしまうおそれがある。また、挿入前後で冊子全体のサイズが異なる状態となるため、各種搬送タイミングを変更しないと、制御が破綻してJAMにつながるおそれもある。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、冊子に挿入する挿入紙のサイズに応じて、挿入紙挿入後の制御を実行することができる製本装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明の製本装置は、中折りまたは中綴じされた冊子に挿入紙を挿入可能な製本装置において、前記冊子のサイズ情報と前記挿入紙のサイズ情報を比較した結果に基づき、前記挿入紙挿入後の制御を、前記挿入紙のサイズを基準とする挿入紙サイズモードと前記冊子のサイズを基準とする冊子サイズモードとのいずれかを選択して行う制御部を備えることを特徴とする。
上記冊子のサイズ情報におけるサイズは、冊子の断裁を行う場合、冊子を挿入紙挿入後に断裁する際の断裁後のサイズとすることができる。これにより製本処理として冊子を断裁した後を基準にして、制御内容を変えることができる。
また、前記挿入紙のサイズ情報におけるサイズは、挿入紙の実寸とすることができ、また、挿入紙の実寸よりも所定量短いサイズとすることもできる。断裁量によっては、挿入紙の断裁が許容される場合もあり、許容される所定量を定めて実寸よりも短いサイズを挿入紙のサイズ情報のサイズとして設定することができる。実寸のサイズとするか、または実寸よりも短いサイズとするかの選択や、実寸よりも短いサイズとする際の所定量は、予め初期設定として定めておくことができ、また、操作者が許容量や前記選択を設定変更できるようにしてもよい。該設定変更は、制御部によって制御される操作部を通して行われる。
挿入紙挿入後の制御を、挿入紙サイズモードと冊子サイズモードのいずれを選択するかは、前記冊子のサイズ情報におけるサイズと前記挿入紙のサイズ情報におけるサイズの大小比較によって行うことができる。
すなわち、前記挿入紙のサイズ情報におけるサイズが前記冊子のサイズ情報におけるサイズ以上の場合、前記挿入紙サイズモードを選択して前記挿入紙挿入後の制御を行うようにできる。
一方、前記挿入紙のサイズ情報におけるサイズが前記冊子のサイズ情報におけるサイズ未満の場合、前記冊子サイズモードを選択して、前記挿入紙挿入後の制御を行うようにできる。
上記挿入紙挿入後の制御は制御部によって行われる。制御部は、CPUとこれを動作させるプログラムとを主にして構成される。制御部は、製本装置本体内に備えるものであってもよく、また、製本装置本体に接続された画像形成装置などに備えられるものであってもよく、また、製本装置本体にネットワークで接続された外部機器などに備えられるものであってもよい。
冊子サイズモードでは、挿入紙挿入後の制御は通常通り行うことができ、これによる問題発生は格別ない。例えば、挿入紙挿入前後での冊子のサイズ変動はないか、あっても無視できる程度であり、搬送上の不具合発生はないと言える。また、所定の断裁量で冊子を断裁するなどの製本処理を行うことができ、冊子の損傷も生じない。
また、前記挿入紙のサイズ情報におけるサイズが前記冊子のサイズ情報におけるサイズ未満の場合でも、前記挿入紙挿入後の製本処理を実行するか否かを選択可能にすることができる。選択操作は、製本装置に備える操作部や、製本装置に接続された画像形成装置の操作部や製本装置にネットワークで接続された外部機器の操作部などを通して行うことができる。
一方、前記挿入紙のサイズ情報におけるサイズが前記冊子のサイズ情報におけるサイズ以上の場合には、冊子サイズを基準にして制御を実行すると、挿入紙挿入前後における冊子のサイズ変動が大きく、冊子搬送上の不具合が発生したり、冊子の品位が低下したり損傷が生じやすくなったりする。このため上記サイズの関係の場合、挿入紙挿入後には、挿入紙サイズを考慮した挿入紙サイズモードでの制御がなされる。
例えば、上記挿入紙サイズモードの制御に際し、挿入紙挿入後の搬送で、挿入紙サイズを基準にした搬送を行うことが挙げられる。一例として冊子に挿入紙を挿入した後、冊子や挿入紙のサイズに応じたJAM検知までの時間を再設定することで、不要なJAM発生を防止できる。
また、上記挿入紙サイズモードの制御に際し、前記挿入紙のサイズ情報におけるサイズが前記冊子のサイズ情報におけるサイズ以上の場合、警告を行うようにしてもよい。該警告は、製本装置に備える表示部や、製本装置に接続された画像形成装置の表示部や製本装置にネットワークで接続された外部機器の表示部などを通して行うことができる。
さらに、上記挿入紙サイズモードの制御に際し、前記挿入紙挿入後の製本処理を制限する制御を行うものが例示される。
製本処理としては、挿入紙挿入後の断裁を挙げることができる。製本処理の制限としては、少なくとも、前記挿入紙のサイズ情報におけるサイズが前記折丁または前記冊子のサイズ情報におけるサイズ以上となる辺側の断裁の禁止が挙げられる。断裁を制限することで、挿入紙の必要部分を断裁してしまうのを防止できる。
以上説明したように、本発明によれば、中折りまたは中綴じされた冊子のサイズ情報と挿入紙のサイズ情報を比較した結果に基づいて、挿入紙挿入後の制御を選択するので、冊子のサイズと挿入紙のサイズとの関係に応じた制御が選択され、冊子等の排紙に至るまでの一連の処理を適正に行うことができる。
本発明の一実施形態の製本装置を有する製本システムを示す概略図である。 同じく、中綴じ製本装置の正面図である。 同じく、中綴じ製本装置の中折り、中綴じ処理工程の用紙搬送を示す模式図である。 同じく、冊子取り出し機構およびその揺動工程を示す正面図である。 同じく、支持部材の部分拡大斜視図である。 同じく、冊子の挿入紙挿入、排紙に至る工程を示す概略図である。 同じく、操作部操作画面の例を示す図である。 同じく、中綴じ製本の制御手順を示すフローチャートである。 同じく、冊子への挿入紙の挿入状態を示す図である。
以下に、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、画像形成装置Aと、挿入紙トレイを備える中継装置Bと、中綴じ製本機Cとが接続された製本システムを示すものである。中綴じ製本機Cは後述する制御部4とともに本発明の製本装置を構成する。
画像形成装置Aは、央部に画像形成部1、下部に用紙給紙部2を有しており、上部側には、表示部を兼ねた操作部3が設けられている。操作部3は、LCDの表示画面上にタッチパネルを重ねた構造で、表示画面の表示を見ながらタッチパネルを押すことにより各種設定や操作の入力を行うことができる。
用紙給紙部2は、複数段の給紙トレイ(図では1段のみを図示)を有する。用紙は、用紙給紙部2から供給され、画像形成部1において、この用紙に、電子写真プロセスによりトナー像が転写され、転写された画像は定着装置によって定着される。定着後の用紙は、中継装置Bに排出される。制御部4は、画像形成装置A全体を制御するものであり、CPUとこれを制御するプログラム、RAM、ROMなどによって構成される。
中継装置Bは、上部に、挿入紙を収納する2つの挿入紙トレイ5、6を備え、用紙の搬送路7と搬送路8を有している。挿入が指定された際には、挿入紙トレイ5、6の挿入紙を搬送路7および搬送路8の一部を通して中綴じ製本機Cに給紙し、中綴じが指定される際には、画像形成装置Aで画像形成された用紙が中継装置Bの搬送路8を介して中綴じ製本機Cに搬送される。中継装置Bは、前記制御部4によって制御される。
中綴じ製本機Cは、用紙の折り機構と、中折りされた用紙の中綴じ機構と、前記挿入紙を中綴じされた冊子に挿入する挿入機構を備えており、前記制御部4の制御を受ける。 該中綴じ製本機Cの詳細を以下に説明する。
図2は中綴じ製本機Cの中折り、中綴じ処理工程の用紙搬送を示す模式図である。
用紙導入から折り処理前迄の用紙搬送工程を説明する。
図2 、図3 に示すように、画像形成装置Aから排出された用紙Sは、中継装置Bを介して中綴じ製本機Cの入口部11に導入されると、入口ローラ12により挟持され、搬送路切換手段G1の上方の搬送路r1又は下方の搬送路r2の何れかに搬送される。
〈ストレート排紙〉
搬送路r1に分岐された用紙Sは、搬送ローラ13A〜13Eにより挟持されて搬送され、搬送路切換手段G2の上方の搬送路r3又は下方の搬送路r4の何れかに搬送される。
上方の搬送路r3に進行した用紙Sは、排紙ローラ14によって排出され、中綴じ製本機Cの上部に配置されたサブ排紙トレイ15上に積載される。
下方の搬送路r4に進行した用紙Sは、搬送ローラ16A〜16Dにより挟持されて搬送される。搬送路r4の中途には下方に向けた挿入紙搬送路r10が分岐しており、図示しない搬送路切換手段によって搬送路r4と挿入紙搬送路r10との切換が可能になっている。搬送路r4によって搬送される用紙は排紙ローラ17によって排出される。
〈第1直角偏向搬送〉
搬送路切換手段G1の下方の搬送路r2に搬送された用紙Sは、ほぼ垂直に下降し、所定位置に一時停止して収納される。この停止位置において、後続の複数枚の用紙Sが重ね合わせられて収容される。
〈第2直角偏向搬送〉
収容された用紙Sは、搬送ローラ18A〜18Dと図示しない案内板によって図2の紙面に対して直角手前方向に偏向移動されて、中綴じ製本機C内部の前面側に回り込む搬送路r5を用紙面を直立させた状態で通過し、所定位置に一時停止する。
〈第3直角偏向搬送〉
次に、用紙Sは搬送ローラ18Eによって垂直上方に搬送された後、水平方向に偏向され、搬送整合ベルト、搬送ローラ19によって整合手段に向けて移動される(搬送路r6)。
〈折り処理前の整合〉
整合機構は、搬送路r6の用紙搬送方向下流側に配置され、搬送される用紙Sの整合を行う。
次に、中綴じ製本機Cにおける用紙Sの中折り処理、中綴じ処理、冊子の小口断裁処理を具体的に説明する。
〈中折り処理〉
搬送整合ベルト19の用紙搬送方向下流側には、折り機構30が配置されている。
折り機構30 に到達した1枚又は複数枚の用紙Sは、互いに逆方向に回転する折りローラ(図示しない)及び直進する折り板(図示しない)によって挟持されて中折り処理が行われ、用紙搬送方向中央で用紙幅方向にわたって折り目部を形成した折丁SAが形成される。折り目部aを形成した折丁SAは、元の水平搬送路に戻され、引き続き、後述の搬送手段40の搬送ベルト41、搬送爪42及び折丁ガイド手段50の導入ガイド部材51によって、折り目部aの延長線方向( 図3参照)の搬送路r7に搬送され、中綴じ機構60に送り込まれる。
このように、折り機構30は、1乃至3枚の少数枚の用紙Sを中折り処理して、折り目部aをしっかり付け、逐次、中綴じ機構60に送り込むことにより、折り目部aの膨らみが少ない高品位の冊子(製本物)SBを作製することができる。
〈中綴じ処理〉
折り機構30において中折り処理された折丁SAは、搬送手段40によって、搬送路r7方向に進行し、図4に示すように、中綴じ機構60の鞍掛集積手段61上に載置される。後続の中折り処理された折丁SAも引き続き搬送路r7を通過して鞍掛集積手段61上に積載される。
鞍掛集積手段61は、ほぼ直交する2枚のガイド板から成り、装置本体に固定されている。鞍掛集積手段61の頂部近傍には、バネ付勢されて昇降可能な押圧部材61Aが受針機構64に支持された状態で配置されている(図5参照)。
押圧部材61Aの頂部は、上方にほぼ直角な凸形状をなし、その頂部稜線上に中折り処理された折丁SAの折り目部a(図4参照)が載置される。
鞍掛集積手段61及び押圧部材61A上に載置された複数枚の折丁SAは、図示しない幅整合手段によって位置揃えされる。
押圧部材61A の上方には、打針機構63が固定配置されている。鞍掛集積手段61の内部には、押圧部材61Aと受針機構64が上下方向に移動可能に支持されている。
打針機構63と受針機構64とから成る二分割構造の綴じ機構は、用紙折り目部方向に2組配置されている。操作部3において、中綴じ処理が設定されると、受針機構64が上昇して中綴じ処理を行う。即ち、2組の綴じ機構は押圧部材61A上の折丁SAの折り目部aに沿って、中央振り分け2箇所に綴じ針SPを打針する(図3参照)。中折り処理、中綴じ処理された冊子SBを図3の模式図に示す。
〈冊子の取り出し〉
中綴じ機構60において中綴じ処理された冊子SBは、図4に示すように、後述の冊子取り出し機構70に保持されて一点鎖線矢印方向に揺動されて挿入紙挿入位置に搬送される。
[冊子取り出し機構]
以下、中綴じ処理されて作製された冊子SBを鞍掛集積手段61から取り出して挿入紙挿入位置に送る冊子取り出し機構70の詳細について、図4、5を用いて説明する。
図4は、冊子取り出し機構70の揺動工程を示す正面図である。図5は支持部材72の部分拡大斜視図である。
冊子取り出し機構70は、積載された折丁SAが所定枚数に達した後、綴じ処理されて作製された冊子SBを鞍掛集積手段61から取り出す機能を有し、揺動手段、冊子支持手段、直線移動手段から構成されている。
揺動手段は揺動可能な一対のアーム部材71とアーム部材71の揺動軸73を駆動する駆動手段とから構成されている。冊子支持手段はアーム部材71の先端部に固定され冊子SBの折り目部aの両端部近傍を支持する支持部材72及び可撓性部材74から構成されている。直線移動手段は支持部材72を有するアーム部材71を冊子幅方向に直線往復移動させる。従って、支持部材72を有するアーム部材71は、揺動運動と直線移動とを行う。
アーム部材71は、アーム部材71の基部に固定した揺動軸73により揺動可能に支持されている。アーム部材71は図示しない駆動源に接続して揺動し、初期位置T1から揺動を開始して鞍掛集積手段61に到達後、鞍掛集積手段61上に載置された冊子SBを取り出して揺動させ、鞍掛集積手段61の外部に移送させる。アーム部材71は、冊子SBの折り目部長さに応じて折り目部方向に移動可能である。
アーム部材71の先端部に固定された支持部材72は、図5に示すように、第1壁部72P1、第2壁部72P2、第3壁部72P3から成るコの字形状をなす。第1壁部72P1の頂部は、冊子SBの折り目部の内面に当接して冊子SBを支持する。第2壁部72P2は、冊子SBの側縁に当接する。第3壁部72P3は、冊子SBの平面の両端部近傍に当接する。第3壁部72P3には可撓性部材74が貼着されている。
〈直線移動手段〉
冊子取り出し機構70は、冊子SBの折り目部aの方向に沿って、一対の支持部材72を、冊子SBを支持する冊子保持位置と冊子SBの側端部から離間した初期位置との間を移動させる機能を有する。
〈揺動手段〉
アーム部材71の基部に固定された一対の揺動軸73は一対の移動体75に回転可能に支持されている。アーム部材71の中間部に植設された駆動軸76は、図示しない駆動手段に接続して、揺動軸73を中心にした円弧運動をして、揺動軸73を揺動させる。揺動軸73の揺動によりアーム部材71は、図4に示すように、初期位置T1から中間位置T2を経て冊子取り出し位置T3、すなわち挿入紙挿入位置に至る約90度の往復揺動を行う。
〈挿入紙挿入工程〉
上記揺動位置の最終端で、支持部材72をアーム部材71に対し回転させることで冊子SBが支持部材72で支持されている側と支持部材72で支持されていない側とでV字状に開く。支持部材72で指示されていない側をクリップ部77で支持板78側に押圧することで冊子SBを開いた状態に保持する。この冊子SBに対し、挿入紙搬送路r10で搬送される挿入紙を落とし込んで冊子SBに挿入紙Iを挿入する。すなわち、冊子取り出し機構70および挿入紙搬送路r10は、挿入紙挿入機構として機能する。
〈冊子取り出し工程〉
支持部材72は挿入紙Iを挿入した後、冊子SBの幅方向の両側縁から離間した位置に退避して、搬送路r11上に冊子SBを排出する。
〈冊子の搬送〉
冊子SBは、斜め下方に搬送され、更に、傾斜状態に保持されて、所定位置に停止され、その後、水平状態に支持される。
〈冊子断裁処理〉
水平状態になった冊子SBの小口( 折り目部の反対側の自由端部)は、冊子SBの用紙枚数によって不揃いになっているので、制御部4の指示に従って小口断裁装置90により断裁して、小口を揃える。
断裁処理されて作製された冊子SBは、中綴じ製本装置Cの外方に配置された排紙トレイ86に排出される。なお、断裁を行わない冊子は、上記小口断裁装置90による断裁を行うことなく排紙トレイ86に排紙される。
上記により中綴じされた冊子SBに挿入紙Iを挿入することができる。図6は、冊子SBに対する挿入紙Iの挿入工程を簡略に示すものである。中綴じされた冊子SB(図6(a))は、上方に開口した状態に姿勢を変え、上方から下方に向けて挿入紙Iが挿入される(図6(b))。これを搬送して断裁することで、挿入紙Iが挿入された小口裁断の冊子が得られる(図6(c))。
なお、本実施の形態では、複数枚の折丁SAに対して中綴じ処理を施したが、中綴じ処理を行わずに中折り処理のみの冊子に挿入紙を挿入して排紙することも可能である。
なお、上記システムでは、中綴じ製本機Cの機能において、中綴じ処理、挿入紙処理、冊子の断裁処理をそれぞれ選択することが可能になっている。
図7(a)(b)(c)は、操作部3に表示された操作画面300を示すものである。図7(a)は、中綴じ釦301、挿入紙釦302が押釦可能に表示されている。図7(b)は、中綴じ処理および挿入紙処理が選択された場合に、断裁が禁止された操作画面300を示すものであり、断裁釦が非表示になっている。これにより断裁の選択は不可になる。
図7(c)は、中綴じ処理および挿入紙処理が選択された場合に、断裁処理の選択が可能になった操作画面300を示すものであり、断裁釦303が押釦可能に表示されている。したがって、この操作画面によって断裁を行うか否かの選択を行うことができる。
次に、上記システムで中綴じ製本を行う際の制御手順を図8のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は、制御部4の制御によって実行される。
操作部3の操作画面300において、前記中綴じ処理釦301が押釦されて実行指示がなされると、中綴じ製本条件の入力手順が開始される。該手順では、完成冊子サイズの入力が要求される。操作者は、該要求に従って、完成冊子サイズを入力する(ステップs1)。予めデフォルトでサイズが設定されている場合、該サイズが所望のサイズであれば、完成冊子サイズを入力することなく、処理を続行することができる。
次いで、挿入紙があるか否かの判定がなされる(ステップs2)。挿入紙があるか否かは、操作者が前記挿入紙釦302を押釦しているか否か、または初期設定の設定内容による。
挿入紙がなければ(ステップs2、No)、断裁処理が選択されているか否かの判定がなされる(ステップs16)。断裁処理の選択は、前記したように操作画面300に表示された断裁釦303の押釦がされているか否か、または初期設定の設定内容による。
断裁処理が選択されていれば(ステップs16、Yes)、中綴じ製本条件の入力終了(ステップs17)に従って、中綴じ製本モードがスタートし(ステップs18)、中綴じ後、断裁処理が実施され(ステップs19)、処理手順が終了する。なお、中綴じ製本条件の入力、中綴じ製本モードのスタート指示は、前記操作部3を通して操作者が操作入力することができる。
また、挿入紙なしで断裁処理が選択されていない場合(ステップs16、No)、上記と同様に、中綴じ製本条件の入力終了後(ステップs20)、中綴じ製本モードがスタートし(ステップs21)、断裁を行うことなく処理を終了する。
一方、挿入紙がある場合(ステップs2、Yes)、挿入紙サイズ情報におけるサイズと冊子サイズ情報におけるサイズとが比較され、挿入紙サイズが冊子サイズ以上であるか否かの判定がなされる(ステップs3)。すなわち、図9に示すように、挿入紙Iが、冊子SB未満のサイズである状態か(図9(a))、挿入紙Iが、冊子SB以上のサイズを有している状態か(図9(b))が判定される。
これらサイズは、制御部3に格納されている用紙サイズ情報などに基づいて決定することができる。例えば、冊子となる用紙のサイズが判明している場合、中綴じによって冊子のサイズが用紙の半分になることから冊子サイズを算出することができる。また、冊子の断裁が予定されている場合は、断裁後の冊子サイズを用いるようにしてもよい。
また、挿入紙のサイズ情報におけるサイズは、挿入紙の用紙情報による実寸を用いることができる。また、挿入紙の断裁を所定量まで許容される場合、挿入紙の実寸から許容量を差し引いたサイズを上記比較に用いるようにしてもよい。許容量は、制御部4の記憶部に格納しておき、これを必要に応じて読み出してもよく、また、操作部3を通して操作者が入力するものであってもよい。
上記サイズの比較の結果、挿入紙サイズが冊子サイズ以上である場合(ステップs3、Yes)、製本処理の禁止として断裁処理を禁止する(ステップs4)。断裁処理の禁止は、例えば、図7(b)に示すように、操作画面300において、断裁釦を非表示にして選択不可にすることにより行うことができる。また、挿入紙サイズが冊子サイズ以上である場合に、操作部3に警告を表示するようにしてもよい。
次いで、中綴じ製本条件の入力終了を待って(ステップs5)、中綴じ製本モードをスタートする(ステップs6)。これにより、中綴じされた冊子が得られるとともに、冊子への挿入紙の挿入がなされる。
挿入紙挿入後は、挿入紙サイズ条件、すなわち挿入紙サイズモードで制御が行われ(ステップs7)、搬送条件が挿入紙サイズ基準で行われるなどして、処理を終了する。
一方、挿入紙サイズと冊子サイズの比較において、挿入紙サイズが冊子サイズ未満である場合(ステップs3、No)、断裁処理は禁止されておらず、断裁処理が選択されているか否かの判定がなされる(ステップs8)。断裁処理が選択されていれば(ステップs8、Yes)、中綴じ製本条件の入力終了を待って(ステップs9)、中綴じ製本モードをスタートし(ステップs10)、中綴じされた冊子が得られるとともに、冊子への挿入紙の挿入がなされる。挿入紙挿入後は、冊子サイズ条件、すなわち冊子サイズモードで制御が行われ(ステップs11)、搬送条件が冊子サイズ基準で行われるなどする。次いで、挿入紙を挿入した状態の冊子の断裁処理が実施され(ステップs12)、処理を終了する。
また、上記で断裁処理が選択されていない場合(ステップs8、No)、中綴じ製本条件の入力終了を待って(ステップs13)、中綴じ製本モードをスタートし(ステップs14)、中綴じされた冊子が得られるとともに、冊子への挿入紙の挿入がなされる。挿入紙挿入後は、冊子サイズ条件で制御が行われ(ステップs15)、搬送条件が冊子サイズ基準で行われるなどして、処理を終了する。搬送条件としては、例えば、JAM検知までの時間を冊子サイズを基準にして再設定する。
以上、本発明について上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は、上記実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りは適宜の変更が可能である。
A 画像形成装置
C 中綴じ製本機
3 操作部
4 制御部
5 挿入紙トレイ
6 挿入紙トレイ
30 折り機構
60 中綴じ機構
70 冊子取り出し機構
90 小口断裁装置

Claims (9)

  1. 中折りまたは中綴じされた冊子に挿入紙を挿入可能な製本装置において、
    前記冊子のサイズ情報と前記挿入紙のサイズ情報を比較した結果に基づき、前記挿入紙挿入後の制御を、前記挿入紙のサイズを基準とする挿入紙サイズモードと前記冊子のサイズを基準とする冊子サイズモードとのいずれかを選択して行う制御部を備えることを特徴とする製本装置。
  2. 前記制御部は、前記挿入紙のサイズ情報におけるサイズが前記冊子のサイズ情報におけるサイズ以上の場合、前記挿入紙サイズモードを選択して前記挿入紙挿入後の制御を行うことを特徴とする請求項1記載の製本装置。
  3. 前記制御部は、前記挿入紙のサイズ情報におけるサイズが前記冊子のサイズ情報におけるサイズ未満の場合、前記冊子サイズモードを選択して前記挿入紙挿入後の制御を行うことを特徴とする請求項1記載の製本装置。
  4. 前記冊子のサイズ情報におけるサイズが、該冊子を断裁した後のサイズであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の製本装置。
  5. 前記挿入紙のサイズ情報におけるサイズが、挿入紙の実寸または該実寸を所定量短くしたものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の製本装置。
  6. 前記制御部は、前記挿入紙のサイズ情報におけるサイズが前記冊子のサイズ情報におけるサイズ以上の場合、警告又は/及び前記挿入紙挿入後の製本処理を制限する制御を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の製本装置。
  7. 操作入力を受け付ける操作部を備え、
    前記制御部は、前記挿入紙のサイズ情報におけるサイズが前記冊子のサイズ情報におけるサイズ未満の場合、前記操作部を通して前記挿入紙挿入後の製本処理を実行するか否かを選択可能にする制御を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の製本装置。
  8. 前記製本処理が、前記挿入紙挿入後の断裁処理であることを特徴とする請求項6または7に記載の製本装置。
  9. 前記製本処理の制限が、少なくとも、前記挿入紙のサイズ情報におけるサイズが前記冊子のサイズ情報におけるサイズ以上となる辺側の断裁の禁止であることを特徴とする請求項8記載の製本装置。
JP2011012121A 2011-01-24 2011-01-24 製本装置 Expired - Fee Related JP5423996B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011012121A JP5423996B2 (ja) 2011-01-24 2011-01-24 製本装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011012121A JP5423996B2 (ja) 2011-01-24 2011-01-24 製本装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012152952A true JP2012152952A (ja) 2012-08-16
JP5423996B2 JP5423996B2 (ja) 2014-02-19

Family

ID=46835220

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011012121A Expired - Fee Related JP5423996B2 (ja) 2011-01-24 2011-01-24 製本装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5423996B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013111945A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Canon Inc 画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005169727A (ja) * 2003-12-09 2005-06-30 Watanabe Tsusho Kk 中綴じ本の製本方法及び製本装置
JP2005205820A (ja) * 2004-01-26 2005-08-04 Toppan Printing Co Ltd 中綴製本における掛かり不良刷本の検出方法およびその装置
JP2009533255A (ja) * 2006-04-19 2009-09-17 フェラーク・アクチェンゲゼルシャフト 折り畳まれたまたは製本された各印刷物に付録を追加するための方法および装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005169727A (ja) * 2003-12-09 2005-06-30 Watanabe Tsusho Kk 中綴じ本の製本方法及び製本装置
JP2005205820A (ja) * 2004-01-26 2005-08-04 Toppan Printing Co Ltd 中綴製本における掛かり不良刷本の検出方法およびその装置
JP2009533255A (ja) * 2006-04-19 2009-09-17 フェラーク・アクチェンゲゼルシャフト 折り畳まれたまたは製本された各印刷物に付録を追加するための方法および装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013111945A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Canon Inc 画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5423996B2 (ja) 2014-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9833967B2 (en) Sheet processing apparatus and image forming apparatus
JP4513694B2 (ja) 画像形成システム
JP5799984B2 (ja) 用紙処理装置及び画像形成システム
JP2013119451A (ja) 画像形成システム
JP4518925B2 (ja) 用紙後処理装置
JP5423996B2 (ja) 製本装置
JP5949802B2 (ja) 用紙処理装置及び画像形成システム
JP5737274B2 (ja) 用紙処理装置及び画像形成システム
JP5791068B2 (ja) 丁合システム
JP2007045620A (ja) シート後処理装置、および画像形成装置
JP2007145511A (ja) 用紙折り装置及び用紙後処理装置
JP6244757B2 (ja) 用紙処理装置及び画像形成システム
JP2011111270A (ja) 画像形成システム、画像形成装置及びプログラム
JP4588619B2 (ja) 用紙折り装置及び用紙後処理装置
JP2006008384A (ja) シート処理装置
JP6565263B2 (ja) 用紙処理装置及び画像形成システム
JP4281651B2 (ja) 画像形成システム
JP7468881B2 (ja) シート処理装置、製本システム、制御プログラム及びシート処理方法
JP2003146534A (ja) 用紙後処理装置及び画像形成システム
JP6609933B2 (ja) 用紙処理装置、画像形成システム、及び用紙処理方法
JP2003233228A (ja) 用紙後処理装置及び画像形成システム
JP4565933B2 (ja) シート処理装置
JP2017071460A (ja) 用紙処理装置及び画像形成システム
JP6536137B2 (ja) 用紙処理装置及び画像形成システム
JP2003146532A (ja) 後処理装置及び画像形成システム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20130416

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131022

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131030

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5423996

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees