JP2012152083A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転電機の大型化を招くことなく、リード線を軸方向外側に配線することができるようにする。
【解決手段】回転電機1は、径方向に対向して配置された回転子3及び固定子2と、シャフト10と、固定子2をモールドした樹脂15と、樹脂15に挿入され、固定子2に接続されたリード線16と、樹脂15内部におけるリード線16の引き出し位置に設けられ、リード線16を挿通するゴムブッシュ17とを備えており、ゴムブッシュ17は、樹脂15の径方向外側端面15a及び軸方向一方側端面15bの両面に露出するように設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、径方向に対向して配置された界磁及び電機子を備えた回転電機に関する。
従来、電機子が樹脂でモールドされた回転電機が知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来技術の回転電機(モールドモータ)においては、フレームと、ステータコア、コイルを巻装したボビン、基板、及び、コイルの渡り線に接続されるリード線をインサート成型した樹脂とが一体的に構成されている。そして、リード線を保護するために、フレームにおけるリード線の引き出し位置に、リード線を挿通するブッシュが、フレームの径方向外側端面に露出するように設けられている。このブッシュに径方向に挿通されたリード線は、樹脂内部より径方向外側に向けて引き出されフレームを貫通し、径方向外側に配線されている。
実開平6−13365号公報
ここで、回転電機の仕様によっては、例えば回転電機のフレームの径方向外側に配線スペースを取れない等の事情により、リード線をフレームに貫通させるのではなく、フレームの軸方向端部に設けたブラケットに貫通させて軸方向外側に配線することが要求される場合がある。
この場合、上記従来技術のような構成では、フレームより径方向外側に引き出されたリード線を軸方向に屈曲させ、軸方向外側に配線することになる。このため、フレームの径方向外側にリード線を屈曲させるための配線スペースが必要となり、回転電機の大型化を招くことになる。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、大型化を招くことなく、リード線を軸方向外側に配線することができる回転電機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願発明は、径方向に対向して配置された界磁と電機子とのうち、界磁を回転子、電機子を固定子とする回転電機であって、回転軸と、前記電機子をモールドした樹脂と、前記樹脂に挿入され、前記電機子に接続されたリード線と、前記樹脂内部における前記リード線の引き出し位置に設けられ、前記リード線を挿通するブッシュと、を備え、前記ブッシュは、前記樹脂の径方向外側端面及び軸方向一方側端面の両面に露出するように設けられている。
好ましくは、前記ブッシュは、前記リード線を前記径方向外側と前記軸方向一方側との間の任意の方向に引き出し可能に構成されている。
また好ましくは、前記ブッシュは、弾性部材で構成されており、前記リード線が径方向に挿通される挿通孔と、前記樹脂の前記軸方向一方側端面に露出した軸方向露出部に形成され、前記挿通孔に挿通された前記リード線を引き出し可能な切り込み部と、を有している。
また好ましくは、前記ブッシュは、前記軸方向露出部における前記切り込み部の端部に形成され、前記リード線に嵌合可能な丸穴を有している。
また好ましくは、前記ブッシュは、前記樹脂の内部に鉤状に突出した鉤状突出部を有している。
また好ましくは、前記ブッシュは、前記樹脂の前記径方向外側端面より径方向外側に突出した径方向露出部と、前記軸方向一方側端面と面一となる前記軸方向露出部と、を有している。
本発明によれば、回転電機の大型化を招くことなく、リード線を軸方向外側に配線することができる。
本発明の一実施の形態の回転電機の全体構成を表す縦断面図である。 ブッシュの詳細構成について説明する説明図である。 ブッシュの詳細構成について説明する説明図である。 ブッシュの軸方向露出部に丸穴を形成する変形例において、ブッシュの詳細構成について説明する説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の回転電機の全体構成を表す縦断面図である。
図1において、本実施形態の回転電機1は、径方向に対向して配置された固定子2及び回転子3を備え、回転子3を固定子2の内側に備えたインナーロータ型の電動機である。この回転電機1は、上記固定子2及び回転子3と、固定子2の外周側に設けられたフレーム4と、基板8と、フレーム4の軸方向他方側(言い換えれば負荷側。図1中右側)端部に設けられた負荷側ブラケット11と、負荷側ブラケット11に外輪が嵌合された負荷側軸受12と、フレーム4の軸方向一方側(言い換えれば反負荷側。図1中左側)端部に設けられた反負荷側ブラケット13と、反負荷側ブラケット13に外輪が嵌合された反負荷側軸受14と、負荷側軸受12及び反負荷側軸受14により回転自在に支持されたシャフト10(回転軸)と、固定子2をモールドした樹脂15と、樹脂15の軸方向一方側に挿入され、基板8を介して固定子2に接続されたリード線16と、ゴム等の弾性部材で構成され、リード線16を挿通するゴムブッシュ17(ブッシュ)とを備えている。
固定子2は、積層鉄心体5と、積層鉄心体5が挿通されたボビン6と、ボビン6に巻き回されたコイル線7とを有している。本実施形態では、この固定子2が特許請求の範囲に記載の電機子を構成する。ボビン6は、積層鉄心体5とコイル線7とを電気的に絶縁するために、樹脂等の絶縁性材料で構成されている。ボビン6の軸方向一方側には、基板8が設けられており、この基板8に設けられた図示しない回路とボビン6に巻き回されたコイル線7とが、ピン端子9を介して電気的に接続されている。なお、コイル線7の巻き終わりの端末7aは、ピン端子9に巻き付けられて半田Hにより固定されている。
回転子3は、永久磁石で構成されており、シャフト10の外周面に設けられている。本実施形態では、この回転子3が特許請求の範囲に記載の界磁を構成する。
ゴムブッシュ17は、樹脂15内部の軸方向一方側におけるリード線16の引き出し位置にインサート成型されており、樹脂15の径方向外側端面15a及び軸方向一方側端面15bの両面に露出するように設けられている。なお、この例では、ゴムブッシュ17を樹脂15内部におけるリード線16の引き出し位置にインサート成型することにより設けているが、これに限られず、ゴムブッシュ17をインサート成型以外方法により樹脂15内部におけるリード線16の引き出し位置に設けてもよい。このゴムブッシュ17の詳細構成については後述する。
上記のように構成された回転電機1においては、固定子2をモールドした樹脂15は、樹脂15の径方向の周囲を覆う筒状の金型に対し軸方向端部側より板を押圧して封止し、その状態で金型内に樹脂材料を流し込んで成型されている。このとき、ゴムブッシュ17は、径方向に沿って配置され、樹脂15より径方向外側に突出させた部分(後述の径方向露出部17d)を金型で支持することにより、インサート成型されている。そして、樹脂15内部よりゴムブッシュ17に径方向に挿通されたリード線16が、当該ゴムブッシュ17内において軸方向に屈曲されて、上記軸方向一方側端面15bより軸方向一方側に向けて引き出され、反負荷側ブラケット13の貫通孔13aに貫通されて、当該反負荷側ブラケット13の軸方向一方側に配線されている。
図2及び図3は、ゴムブッシュ17の詳細構成について説明する説明図である。なお、図2(a)は、挿通孔に挿通されたリード線16を径方向外側に引き出した状態(例えば成型直後の状態)におけるゴムブッシュ17の近傍を表す概念図であり、図2(b)は、図2(a)中IIB−IIB断面による縦断面図である。図3(a)は、挿通孔に挿通されたリード線16を切り込み部より軸方向一方側に引き出した状態(上記図1に対応する状態)におけるゴムブッシュ17の近傍を表す概念図であり、図3(b)は、図3(a)中IIIB−IIIB断面による縦断面図である。また、これら図2(a)(b)及び図3(a)(b)中では、フレーム4、反負荷側ブラケット13、ピン端子9、及び半田H等の図示を省略している。
図2(a)(b)及び図3(a)(b)において、上述したように、ゴムブッシュ17は、ゴム等の弾性部材で構成されており、樹脂15の径方向外側端面15a及び軸方向一方側(図2(a)及び図3(a)中紙面手前側、図2(b)及び図3(b)中左側)端面15bの両面に露出するように設けられている。このゴムブッシュ17は、基板8を介して上記固定子2に接続されたリード線16を径方向外側と軸方向一方側との間の任意の方向に引き出し可能に構成されており、リード線16が径方向に挿通される挿通孔17aと、軸方向露出部17bと、切り込み部17cと、径方向露出部17dと、樹脂15の内部に鉤状に突出した鉤状突出部17eとを有している。
軸方向露出部17bは、上記軸方向一方側端面15bと面一となるようにして、当該軸方向一方側端面15bに露出している。
切り込み部17cは、軸方向露出部17bに形成されており、挿通孔17aに挿通されたリード線16を軸方向一方側に向けて引き出し可能に構成されている。
径方向露出部17dは、樹脂15へのインサート成型時に金型により支持される部分であり、上記径方向外側端面15aより径方向外側に突出するようにして、当該径方向外側端面15aに露出している。なお、金型以外に支持部材を設ける等の場合には、径方向露出部17dを、上記径方向外側端面15aと面一となるように設けてもよい。
なお、図2(a)(b)及び図3(a)(b)に示す例では、リード線16が基板8を介して固定子2に4本接続され、ゴムブッシュ17には挿通孔17a及び切り込み部17cが4つずつ設けられているが、これらの数を変更してもよい。
上記構成のゴムブッシュ17においては、図2(a)(b)に示すように挿通孔17aに挿通され樹脂15内部より径方向外側に向けて引き出されたリード線16を、当該挿通孔17a内において軸方向に屈曲させ、切り込み部17cを拡げるように弾性変形させつつ当該切り込み部17cに沿って移動させて、径方向外側と軸方向一方側との間の任意の方向に引き出すことができる。またこのとき、切り込み部17cに沿って移動させたリード線16を、当該切り込み部17cの弾性力で挟持し、移動させた位置に保持することができる。
したがって、樹脂15は、例えば成型直後には図2(a)(b)に示すようにリード線16が径方向外側に向けて引き出された状態となっており、その状態から、図3(a)(b)に示すようにリード線16を上記のようにして挿通孔17a内において径方向から軸方向に約90度屈曲し、ゴムブッシュ17より軸方向一方側に向けて引き出した状態とした上で、フレーム4及びブラケット11,13に組み付けられる。この際、リード線16は反負荷側ブラケット13の貫通孔13aに貫通される。
以上説明した本実施形態においては、次のような効果を得ることができる。すなわち、一般に電機子が樹脂でモールドされた回転電機においては、電機子に接続されるリード線を保護するために、樹脂におけるリード線の引き出し位置に、リード線を挿通するゴムブッシュがインサート成型されている。このとき、一般的な構造の回転電機においては、ゴムブッシュは、樹脂の径方向外側端面のみに露出する(軸方向一方側端面には露出しない)ように設けられ、リード線が樹脂内部より径方向外側に向けて引き出される。そして、樹脂より径方向外側に引き出されたリード線は、電機子の外周側に設けられたフレームを貫通して、径方向外側に配線される。
ここで、回転電機の仕様によっては、例えば回転電機のフレームの径方向外側に配線スペースを取れない等の事情により、リード線をフレームに貫通させるのではなく、フレームの軸方向端部に設けたブラケット(上記実施形態では反負荷側ブラケット13)に貫通させて軸方向外側に配線することが要求される場合がある。この場合、上記一般的な構造の回転電機では、樹脂より径方向外側に引き出されたリード線を軸方向に屈曲させ、ブラケットを貫通させて軸方向外側に配線することになる。このため、樹脂とフレームとの間にリード線を屈曲させるための配線スペースが必要となり、回転電機の大型化を招くことになる。
本実施形態においては、ゴムブッシュ17が樹脂15の径方向外側端面15a及び軸方向一方側端面15bの両面に露出するように設けられている。これにより、ゴムブッシュ17の挿通孔17aに径方向に挿通されたリード線16を、当該挿通孔17a内において軸方向に屈曲させ、軸方向一方側端面15bより軸方向一方側に向けて引き出すことができる。このようにすれば、樹脂15とフレーム4との間にリード線16を径方向から軸方向に屈曲させるための配線スペースが不要となるので、回転電機1の大型化を招くことなく、リード線16を軸方向外側に配線することができる。
また、本実施形態では特に、ゴムブッシュ17が、リード線16を径方向外側と軸方向一方側との間の任意の方向に引き出し可能に構成されている。したがって、要求仕様等に応じて、リード線16を樹脂15内部より径方向外側や軸方向一方側に向けて引き出すことができるので、回転電機1の要求仕様に柔軟に対応することができる。
また、本実施形態では、次のような効果も得ることができる。例えば、リード線を樹脂より軸方向外側に向けて引き出すために、上述した一般的な構造の回転電機においてゴムブッシュを径方向から軸方向に90度回転させて樹脂に設けることが考えられる。この場合、挿通孔が軸方向に沿って配設されたゴムブッシュに挿通するために樹脂内においてリード線を軸方向に引き回す必要があるが、このような配線は樹脂内のスペースの制約により実質的に困難である。仮に、配線スペースを確保するために樹脂を大きくした場合、回転電機の大型化を招くことになる。さらに、一般に、電機子のモールド樹脂は、樹脂の径方向の周囲を覆う筒状の金型に対し軸方向端部側より板を押圧して封止し、その状態で金型内に樹脂材料を流し込んで成型される。このとき、ブッシュは挿通孔が径方向に沿って配置され、樹脂より径方向外側に突出させた部分を金型で支持し、インサート成型される。しかしながら、上記のようにブッシュを90度回転させて挿通孔が軸方向に沿うように配置する場合、ブッシュを支持する構造が複雑となり、金型の複雑化を招くことになる。
これに対し、本実施形態では、ゴムブッシュ17自体がリード線16を径方向外側と軸方向一方側との間の任意の方向に引き出し可能に構成されているので、上記のように樹脂15内においてリード線16を軸方向に引き回す必要がない。したがって、回転電機1の大型化を招くことがない。また、ゴムブッシュ17を挿通孔17aが径方向に沿うように配置しつつリード線16を軸方向一方側に引き出し可能なので、径方向に沿って配置したゴムブッシュ17の突出部分である径方向露出部17dを金型で支持する簡易な構成でインサート成型することができる。したがって、金型の複雑化を招くこともない。このように、本実施形態によれば、回転電機1の大型化を招くことなく、且つ、金型の複雑化を招くことなく、リード線16を軸方向外側に配線することができる。
また、本実施形態では特に、ゴムブッシュ17は、リード線16が径方向に挿通される挿通孔17aを有している。また、ゴムブッシュ17の軸方向露出部17bに、挿通孔17aに挿通されたリード線16を引き出し可能な切り込み部17cが形成されている。そして、ゴムブッシュ17は、ゴム等の弾性部材で構成されている。これにより、ゴムブッシュ17の挿通孔17aに挿通され径方向外側に向けて引き出されたリード線16を、切り込み部17cを拡げるように弾性変形させつつ当該切り込み部17cに沿って移動させ、ゴムブッシュ17より軸方向一方側に向けて引き出すことができる。さらに、ゴムブッシュ17が弾性部材で構成されているので、切り込み部17cに沿って移動させたリード線16を当該切り込み部17cの弾性力で挟持し、移動させた位置に保持することができる。したがって、挿通されたリード線16を径方向外側と軸方向一方側との間の任意の方向に引き出し可能なゴムブッシュ17を実現できる。
また、本実施形態では特に、次のような効果を得ることができる。すなわち、ゴムブッシュ17を樹脂15の径方向外側端面15a及び軸方向一方側端面15bに露出するように設けた場合、ゴムブッシュ17が樹脂15から抜け落ちる可能性がある。そこで本実施形態においては、ゴムブッシュ17が樹脂15の内部に鉤状に突出した鉤状突出部17eを有する構成とする。これにより、鉤状突出部17eが樹脂15に係合し、ゴムブッシュ17の樹脂15からの抜け落ちを防止することができる。特に、突出部を鉤状とすることによって、ゴムブッシュ17に対し径方向外側及び軸方向一方側のいずれの向きの力が作用した場合でも、ゴムブッシュ17を固定支持することができるので、抜け落ち効果を一層高めることができる。
また、本実施形態では特に、ゴムブッシュ17が、樹脂15の径方向外側端面15aに露出した径方向露出部17dと、樹脂15の軸方向一方側端面15bに露出した軸方向露出部17bとを有している。このとき、軸方向露出部17bを樹脂15の軸方向一方側端面15bと面一となるように設けることで、図1に示すように反負荷側ブラケット13を樹脂15の軸方向一方側端面15bに密接して設けることができ、回転電機1の軸方向の大型化を防止できる。また、径方向露出部17dを径方向外側端面15aより径方向外側に突出して設けることで、上述したように樹脂15へのインサート成型時にゴムブッシュ17を金型により確実に支持することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
(1)ゴムブッシュの軸方向露出部に丸穴を形成する場合
すなわち、ゴムブッシュ17の軸方向露出部17bにおける切り込み部17cの端部に、リード線16に嵌合可能な丸穴を形成してもよい。
図4は、本変形例におけるゴムブッシュ17の詳細構成について説明する説明図である。なお、図4(a)は、前述の図2(a)に対応する図である。図4(b)は、図4(a)中IVB−IVB断面による縦断面図であり、前述の図2(b)に対応する図である。図2(a)(b)と同等の部分には同符号を付し、説明を適宜省略する。
図4(a)(b)において、本変形例におけるゴムブッシュ17は、上記実施形態におけるゴムブッシュ17とほぼ同様の構成であるが、軸方向露出部17bにおける切り込み部17cの端部に、リード線16に嵌合可能な丸穴17fを有している点に相違がある。丸穴17fは、軸方向露出部17bにおける切り込み部17cの端部に形成されており、リード線16が切り込み部17cに沿って移動され当該切り込み部17cの端部に到達した際にリード線16に嵌合するようになっている。
なお、図4(a)(b)に示す例では、上記図2(a)(b)と同様、リード線16が基板8を介して固定子2に4本接続され、ゴムブッシュ17には挿通孔17a、切り込み部17c、及び丸穴17fが4つずつ設けられているが、これらの数を変更してもよい。
本変形例によれば、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに本変形例においては、ゴムブッシュ17の軸方向露出部17bにおける切り込み部17cの端部に、丸穴17fが形成されているので、リード線16を軸方向一方側の引き出し位置に保持する保持機能を高めることができる。
(2)その他
以上では、リード線16が樹脂15の反負荷側に挿入され、ゴムブッシュ17が樹脂15の反負荷側におけるリード線16の引き出し位置にインサート成型されている場合を一例として説明したが、本発明は、リード線16が樹脂15の負荷側に挿入され、ゴムブッシュ17が樹脂15の負荷側におけるリード線16の引き出し位置にインサート成型されている場合にも適用することができる。
また以上では、ブッシュがゴム等の弾性部材で構成されたゴムブッシュ17である場合を一例として説明したが、本発明は、ブッシュが弾性力を持たない部材又は弾性力が小さい部材で構成されたブッシュである場合にも適用することができる。この場合、例えば、ブッシュの軸方向露出部に開口部を形成して、この開口部より挿通孔に挿通されたリード線16を引き出すようにしてもよい。
さらに以上では、回転電機1が、回転子3を固定子2の内側に備えたインナーロータ型である場合を一例として説明したが、本発明は、回転子3を固定子2の外側に備えたアウターロータ型の回転電機に対しても適用可能である。
さらに以上では、回転電機1が電動機である場合を一例として説明したが、本発明は、回転電機1が発電機である場合にも適用することができる。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 回転電機
2 固定子(電機子)
3 回転子(界磁)
10 シャフト(回転軸)
15 樹脂
15a 樹脂の径方向外側端面
15b 樹脂の軸方向一方側端面
16 リード線
17 ゴムブッシュ(ブッシュ)
17a 挿通孔
17b 軸方向露出部
17c 切り込み部
17d 径方向露出部
17e 鉤状突出部
17f 丸穴

Claims (6)

  1. 径方向に対向して配置された界磁と電機子とのうち、界磁を回転子、電機子を固定子とする回転電機であって、
    回転軸と、
    前記電機子をモールドした樹脂と、
    前記樹脂に挿入され、前記電機子に接続されたリード線と、
    前記樹脂内部における前記リード線の引き出し位置に設けられ、前記リード線を挿通するブッシュと、を備え、
    前記ブッシュは、
    前記樹脂の径方向外側端面及び軸方向一方側端面の両面に露出するように設けられている
    ことを特徴とする回転電機。
  2. 前記ブッシュは、
    前記リード線を前記径方向外側と前記軸方向一方側との間の任意の方向に引き出し可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記ブッシュは、
    弾性部材で構成されており、
    前記リード線が径方向に挿通される挿通孔と、
    前記樹脂の前記軸方向一方側端面に露出した軸方向露出部に形成され、前記挿通孔に挿通された前記リード線を引き出し可能な切り込み部と、を有している
    ことを特徴とする請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記ブッシュは、
    前記軸方向露出部における前記切り込み部の端部に形成され、前記リード線に嵌合可能な丸穴を有している
    ことを特徴とする請求項3に記載の回転電機。
  5. 前記ブッシュは、
    前記樹脂の内部に鉤状に突出した鉤状突出部を有している
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の回転電機。
  6. 前記ブッシュは、
    前記樹脂の前記径方向外側端面より径方向外側に突出した径方向露出部と、
    前記軸方向一方側端面と面一となる前記軸方向露出部と、を有している
    ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の回転電機。
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