JP2012151847A - 高ダイナミックレンジイメージセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】高ダイナミックレンジイメージセンサを提供する。
【解決手段】第1の基板12上に、複数の画素18であって、各画素が光検出器を有する画素と、前記複数の光検出器に接続する複数の読み出し回路であって、各読み出し回路が、この読み出し回路に接続する少なくとも1つの光検出器の充放電装置を有し、各充放電装置は、充放電の作動信号によって制御して前記読み取り回路に接続する各画素の前記光検出器の積分時間を課す回路とを有する。第1の基板12とは異なる第2の基板14を有し、この第2の基盤上には充放電装置の制御電子回路30、32、34を配置し、この回路は、第1の基板12と第2の基板14との間の電気接続16を介して充放電装置に転送するための充放電の作動信号を生成するように設計し、各画素または画素群は作動信号に接続して固有かつ適切な積分時間をこの画素または画素群に課す。
【選択図】図1

Description

本発明は、高ダイナミックレンジを有するイメージセンサデバイスまたは撮像素子に関する。本発明はとりわけ、小サイズの画素を有し、可視域で光検出を実行することができる、シリコン技術により作製したCMOSイメージセンサに適用される。
高ダイナミックレンジイメージセンサデバイスとは、感光センサによって取得した同一画像に広がる輝度のダイナミックレンジに反応するように設計したイメージセンサである。したがって取得した画像は、光度が強い領域で露出過度になることも、光度が弱い領域で露出不足になることもない。画像が持つこの2つのタイプの対極領域に詳細情報を同時に有する。
集積回路状に設計したイメージセンサデバイスは一般に、
− 光に露出するようにした第1の基板であって、この上に例えば行列状に配置した複数の画素を配置し、各画素が光検出器を有する基板と、
− 複数の光検出器に接続する複数の読み出し回路であって、各読み出し回路が、この読み出し回路に接続する少なくとも1つの光検出器の充放電装置を有し、各充放電装置は、充放電の作動信号によって制御する回路と
を有する。
これらの読み出し回路は、より一般的には制御電子回路の一部であり、制御電子回路は、各画素に含まれる電気情報を行列の出力まで連続的に送出する働きをする。
画素の光検出器は、入射光子エネルギーを電子正孔対に変換する働きをする。したがって、電子工学では積分時間ともいう露光時間の間に画像が受けた光度に応じて端子間の電荷を蓄積したのち、この光度を示す電圧の形態で蓄積したこの電荷を残りの回路に転送するように設計されている。積分時間は、充放電装置が光検出器の端子に電荷の蓄積開始を命令する充電の瞬間から、充放電装置が光検出器の端子を基準電圧にリセットすることによってこの電荷蓄積の終了を命令する放電の瞬間までの間である。したがってCMOS技術では、充放電装置は、例えばグリッドに供給する作動信号によって制御する電界効果トランジスタである。
高ダイナミックレンジイメージセンサを得るため、次の2つの要因に働きかけることができる。ある積分時間に対する積分容量の調整、またはある積分容量に対する積分時間の適合である。
2002年IEEE会議「International Solid−State Circuits Conference(国際固体素子回路会議)」でEl Gamalが発表した「高ダイナミックレンジイメージセンサ」は、積分容量の調整が提案されている。充放電装置の作動信号は、積分時間をあらかじめ定めた同一積分周期の間に1つまたは複数の0から1の間の2進ではない値を取って積分容量を調整することができ、これによって、検出器の端子への電荷蓄積を表す曲線の傾斜を光子電流に応じて調整し、周期終了前に電荷飽和が避けられることになる。この方法は、画素および読み出し回路の土台を形成する基板構造を変えるものではないが、最大の欠点2つは、線形的ではなく断片ごとに線形的な応答を供給すること、および信号雑音比(またはSNR、英語の「Signal Noise Ratio」)の低下が起こることである。これによって、事前に決定していない非線形領域に問題が生じる。
そのため、積分時間を適合させるように働きかけることが好ましいと思われる。このような方法が例えば、2002年IEEE会議「Custom Integrated Circuits Conference(カスタム集積回路会議)」で発表されたYangらの記事「High dynamicrange CMOS imagesensor with conditional reset(条件付リセットを伴う高ダイナミックレンジCMOSイメージセンサ)」に記載されている。この方法は、1画素の光検出器の端子に蓄積された電荷を、電圧を測定することによって同一の積分周期で複数回読み出し、場合によってはこの読み出しに対して条件付リセットを実行することである。測定した電圧が所定の閾値電圧に達した場合、この電圧は上述の基準電圧にリセットされ、リセットの瞬間は測定値とともにメモリに保存される。起こり得る読み出しとリセットとの連続的瞬間、とりわけ指数関数的に2の累乗ずつ増加する時間に従って間隔をあけた瞬間をうまく設定することで、高ダイナミックレンジで値を決定できる各画素に対する値を単純にこの連続する読み出しから推測することが可能になる。
しかし、条件付リセットするこの方法は、連続的に複数回読み出す必要があるため応答の迅速さには限度があり、エネルギー消費はきわめて高い。さらに、条件付リセット信号を生成する役割を担う特殊な電子コンポーネントを導入して各画素の構造を修正する必要がある。特に、3T構造の画素(つまり、3つのトランジスタを有するCMOS技術を用いた画素)の場合、この信号を生成するのにトランジスタを2つ追加する必要がある。これによって感光表面の点で画素の性能が低下する。
この方法の改善案が、IEEE Journal of Solid−State Circuits(固体素子回路ジャーナル)、第39巻、第9号、2004年9月に発表されたAcosta−Serafiniらの記事「A 1/3” VGA linear wide dynamic range CMOS image sensor implementing a predictive multiple sampling algorithm with overlapping integration intervals(重なり積分の間隔で予測多回サンプリングアルゴリズムを行う1/3”VGA線形広ダイナミックレンジCMOSイメージセンサ)」で紹介されている。この改善案によれば、連続的な読み出しはそれ自体が条件に左右される。さらに正確には、この読み出しは対象とする画素の照度の強さによって異なる。読み出しの最初の瞬間に受ける照度が弱い画素の場合、積分周期は新たな読み出しを行うことなく最後まで続く。第1の閾値を超えると第2の読み出しが行われ、第2の閾値でテストが再現され、このあとも同様に続く。
この読み出しと条件付リセットの方法により、画像の取得が加速するが、エネルギー消費が高いことには変わりがない。さらに、各画素の構造も依然として、読み出し信号および条件付リセット信号を生成する役割を担う特殊な電子コンポーネントを導入して修正する必要がある。特に、4T構造の画素(つまり、4つのトランジスタを有するCMOS技術を用いた画素)の場合、トランジスタを1つ追加してこの信号を生成する必要があるとこの記事では述べられている。これによって前例と同じように、感光表面の点で画素の性能が低下する。
El Gamal,≪High dynamic range image sensors≫, conference IEEE 2002 ≪International Solid−State Circuits Conference≫ Yangら, ≪High dynamic range CMOS image sensor with conditional reset≫, conference IEEE 2002 ≪Custom Integrated Circuits Conference≫ Acosta−Serafiniら, ≪A 1/3" VGA linear wide dynamic range CMOS image sensor implementing a predictive multiple sampling algorithm with overlapping integration intervals≫, IEEE Journal of Solid−State Circuits, vol. 39, n°9,2004年9月
したがって、前述の問題および制約の少なくとも一部を緩和することができる高ダイナミックレンジイメージセンサを提供することが望まれる。
よって本発明は、
− 光に露出するようになっている第1の基板であって、この上に複数の画素を配置し、各画素が光検出器を有する基板と、
− 複数の光検出器に接続する複数の読み出し回路であって、各読み出し回路は、この読み出し回路に接続する少なくとも1つの光検出器の充放電装置を有し、各充放電装置は、充放電の作動信号によって制御する回路と
を有する高ダイナミックレンジイメージセンサであって、
イメージセンサデバイスはさらに、第1の基板とは異なる第2の基板を有し、この第2の基盤上には前記充放電装置の制御電子回路を配置し、この回路は、前記充放電装置に転送するための充放電の作動信号を生成するように設計し、第2の基板は、充放電装置と制御電子回路との間の少なくとも1つの電気接続を介して複数の読み出し回路に電気的に接続する高ダイナミックレンジイメージセンサを目的とする。
したがって、充放電装置に転送するための作動信号の生成を、画素を配置する基板以外の基板に伝達することで、専用の制御回路を用いて積分時間の適合をより細かくパラメータ化することが可能になる上、第1の基板の構造を修正することはなく、構造が重くなることもない。
選択的に、第1および第2の基板を積み重ね、複数の読み出し回路を第1の基板の上に配置し、前記少なくとも1つの電気接続は、第1および/または第2の基板にわたって設ける経路と、第1の基板の電気接触点を第2の基板の電気接触点に電気的に接続する導電ボールと、分子付着によって第2の基板に接着した第1の基板の電気接触点と、第1および第2の基板のそれぞれの電気接触点の間にある容量性カップリングとで構成する集合素子の少なくとも1つを有する。
同じく選択的に、制御電子回路は、
− 少なくとも1つの作動信号の生成素子と、
− 積分時間のパラメータを計算して作動信号の生成素子それぞれに対して転送するように設計する、複数の画素に適用するための積分時間推定ブロックと
を有する。
同じく選択的に、本発明によるイメージセンサデバイスは、基準の積分時間ベースを供給するように設計する基準ブロックを有し、作動信号の生成素子はそれぞれ、基準ブロックが供給する積分時間ベースおよび推定ブロックが供給する積分時間のパラメータをもとに作動信号生成回路を有する。
同じく選択的に、各作動信号の生成素子が受信した符号EXPの積分時間のパラメータはそれぞれ、この素子が生成する作動信号によって割り当てられる積分時間Tintを、以下の式
に従って決定し、式中EXP∈{0,K,N}であり、Tligneは最短積分時間、Nは積分時間のパラメータが取る最大整数値である。
画素に適用する積分時間に対して可能な値に関するこの式により、各画素の高ダイナミックレンジの値を仮数および指数の形で符号化することが可能になり、これによって、この符号化自体が第1の圧縮ステップとなるため、画素の応答の線形性だけでなくより良好なデータ圧縮が実現する。
同じく選択的に、積分時間の推定ブロックを、積分時間のパラメータそれぞれの現在値および各読み出し回路が測定した各画素の輝度の現在値をもとに、積分時間のパラメータそれぞれの新たな値を計算するように設計する。
同じく選択的に、制御電子回路は画素ごとに作動信号の生成素子を有する。
同じく選択的に、画素は、画素群、とりわけ画素のブロックまたはマクロブロックに分布し、制御電子回路は画素群ごとに作動信号の生成素子を有する。
同じく選択的に、画素は第1の基板に行列状に配置し、制御電子回路は第2の基板に行列状に配置した複数の作動信号の生成素子を有し、作動信号の生成素子はそれぞれ、第1の基板と第2の基板との間の電気接続を介して画素または画素群に接続する。
同じく選択的に、
− 各読み出し回路は、リセットトランジスタ、フォロワトランジスタおよび行選択トランジスタの3つのトランジスタを有し、
− 充放電装置はリセットトランジスタを有する。
同じく選択的に、
− 各読み出し回路は、リセットトランジスタ、転送トランジスタ、フォロワトランジスタおよび行選択トランジスタの4つのトランジスタを有し、
− 充放電装置は転送トランジスタを有する。
本発明は、添付の図を参照しながら例のみを目的として挙げた以下の説明文を読めばよりよく理解できるであろう。
本発明の一実施形態による高ダイナミックレンジイメージセンサの全体構造を示す概略図である。 本発明に使用できる3つの実施形態に沿った図1のイメージセンサデバイスの1画素の全体構造を示す概略図である。 本発明に使用できる3つの実施形態に沿った図1のイメージセンサデバイスの1画素の全体構造を示す概略図である。 本発明に使用できる3つの実施形態に沿った図1のイメージセンサデバイスの1画素の全体構造を示す概略図である。 本発明の一実施形態に沿った図1のイメージセンサデバイスの作動信号の生成素子の全体構造を示す概略図である。 図5の素子による作動信号の生成を示すグラフである。 本発明の一実施形態に沿った図1のイメージセンサデバイスの積分時間の推定ブロックによって実施した方法のステップを示すフローチャートである。 図7の方法を実施した推定ブロックの一実施形態の全体構造を示す概略図である。
図1に示すイメージセンサデバイス10は、光に露出するようになっている第1の基板12を有する。このイメージセンサデバイスは、例えばCMOS技術を利用した設計であり、基板12はシリコンなどの半導体材料でできている。このデバイスは同じくシリコン製の第2の基板14も有し、この第2の基板は、第1の基板12を上に載せ、第1の基板12の少なくとも1つの素子と第2の基板14の1素子との間にある少なくとも1つの電気接続16を介して第1の基板と電気的に接続している。このようにして、3D技術で作製したイメージセンサデバイスが得られる。つまり、集積回路を複数層積み重ねた形状をとり、3Dチップとも呼び、積み重ねた各層を2Dチップと呼ぶ技術である。
一般に、3D構造の利益はとりわけ、
− 面積の広いチップに対して、より迅速な通信を可能にするコンポーネント同士が相互接続する長さを短縮すること、および
− 複数のチップを必要とする装置に対して、直列ではなく並列である大量通信を可能にするチップ同士が相互接続する数が増加すること
にある。
図1に示した例は、非限定的な例として示したものだが、「ローリングシャッター」技術によって1行ずつ撮像する場合、この3D構造には、2つの基板12と14との間にイメージセンサデバイス10のコンポーネントを選定して分布させることを計算に入れたさらにもう一つの利益がある。実際に、画素およびその制御回路およびその読み出し回路など、2Dイメージセンサデバイスの撮像用の従来の基本コンポーネントは、第1の基板12に搭載するのに対し、画素または画素群それぞれの積分時間に適合させる特殊なコンポーネントは、第2の基板14に搭載して高ダイナミックレンジで撮像できるようにする。したがって、第2の基板に搭載したコンポーネントを用いて各画素の積分時間の適合をさらに細かくパラメータ化することで、高ダイナミックレンジの3Dイメージセンサデバイスを考案することが可能になる上、第1の基板の従来のイメージセンサの2D構造を修正することはなく、構造が重くなることもない。
このようにするため、第1の基板12は、さらに正確には複数の画素18を搭載し、これらの画素は2つの主な直角方向に沿って規則的に分布して輝度検出行列20を形成し、各画素は光検出器およびその読み出し回路を有し、この読み出し回路はとりわけこの光検出器に対する充放電装置を備えている。
図1に示した図では、イメージセンサはさらに以下のコンポーネント:
− 行列20の行に対面して配置し、画素の各行を相互接続しているデータを転送するバス26Lを介して、「ローリングシャッター」技術によって画素18の値を1行ずつ読み出すのを開始する信号RSを行列20に転送するように設計した行選択ブロック22と、
− 行列20の列の下に位置し、画素の各列を相互接続しているデータを転送するバス26Cを介して、1行ずつ読み取った画素のアナログ値を受信し、所定の式に従ってアナログ値をデジタル値に変換するアナログ−デジタル変換ブロック24と
を搭載している。
第2の基板14は、第1の基板12上に分布した光検出器の充放電装置を制御する制御電子回路を搭載し、この制御電子回路は以下のコンポーネント:
− 2つの主な直角方向に沿って規則的に分布し、第1の基板の充放電装置の作動信号を生成する行列30を形成する複数の作動信号の生成素子28であって、各素子28は、積分時間のパラメータを格納するメモリと、基準の積分時間ベースおよび積分時間のパラメータをもとに作動信号を生成する回路とを有する素子と、
− 行列30の行に対面して配置し、電気接続33によって行選択ブロック22に接続し、素子28の各行にそれぞれが相互接続しているデータを転送するバス36Lを介して、基準の積分時間ベースを1行ずつ表示する信号を行列30に供給するように設計した基準ブロック32と、
− 電気接続35によってアナログ−デジタル変換ブロック24に接続して画素値を受信し、行列30の列の下に位置して、画素18の行列20に適用するための積分時間を推定する役割を果たし、素子28の各列にそれぞれが相互接続しているデータを転送するバス36Cを介して、推定した積分時間の新たなパラメータを行列30の素子28に転送するブロック34と
を有する。
可能なさまざまな実施変形例によれば、行選択ブロック22および24およびアナログ−デジタル変換ブロックは、光に露出するようになっている第1の基板12に必ずしも配置する必要はない。これらのブロックは、それぞれ第2の基板14に配置してもよいし、第1の基板と第2の基板との間に介在させる中間基板など、少なくとも1つの別の基板に配置してもよい。特に、第1の基板と第2の基板との間に少なくとも1つの中間基板を介在させてブロック22および24、また場合によっては画素の読み出し回路を受容する場合、第1の基板とこの(またはこれらの)中間基板とで構成する集合体は3Dチップそのものを形成し、そのうちの第1の基板のみを光に露出するようにする。これは、光検出器で構成する感光面を有するのはこの第1基板だからである。ところが一般に、光検出器およびその読み出し回路は、基板間の相互の電気的接続に対する応力の問題上、同じ基板上に備える方が好ましいことがわかる。
図1に示した例では、第2の基板14に作動信号の生成素子28を備え、第1の基板12には画素18を備えている。電気接続16は、複数の垂直な電気接続38を有し、この電気接続38はそれぞれ第2の基板14の素子28を第1の基板12上で対面させて配置する画素18に接続している。垂直な電気接続38は、例えば第1および/または第2の基板にわたって設ける経路、素子28の電気接触点を画素18の電気接触点にそれぞれ電気的に接続する導電ボール、素子28の電気接触点の画素18の電気接触点に対する分子付着による接着、または素子28と画素18との間の容量性カップリングによって構成する。このような電気接続38によって、各素子28は、対応する画素18の充放電装置に対して生成した作動信号を転送する。
一実施変形例では、第2の基板14の作動信号の生成素子28を第1の基板12の画素よりも少なくし、各素子28が作動信号を画素群にアドレス指定し、とりわけ2×2、4×4、8×8、16×16または32×32画素のブロックまたはマクロブロックにアドレス指定ようにすることができる。このほか、特定の2Dイメージセンサの構造に従って上に列挙したものを組み合わせ、画素18がそれぞれ独自の読み出し回路を持たずにこの読み出し回路を複数の画素に共通のものにしてもよい。この場合、作動信号の生成素子28はそれぞれ、1つ以上の読み出し回路の1つ以上の充放電装置に接続し、この読み出し回路自体は複数の画素18に接続する。
第1の基板12は、寸法が2〜5μm前後の正方形の画素を多数有することができ、その数は数百万でも数千万でもよい。
本発明に使用可能な画素に対して可能な第1の実施形態に沿って、図2に任意の1つの画素18を示したが、これはよく知られたいわゆる「3T」構造で、3つのMOSトランジスタで形成したアナログ電子機器を備えるものである。
この3Tの画素は光検出器を有し、これは例えば、受信した入射光子エネルギーを電子正孔対に変換するためのフォトダイオード40である。一変形例では、光検出器40はフォトトランジスタとすることができる。
この画素は、フォトダイオード40が生成する電荷の読み出し回路42も有する。この読み出し回路42は、とりわけフォトダイオード40の充放電を行うとともに、フォトダイオード40が生成して画素18の積分時間の間に接合キャパシタに蓄積される電荷の変換を行う回路を有する。
最後に、画素18は行選択手段44も有し、この手段は、画素18がある行に対応する信号RSを受信すると、この信号RSの値に応じて、積分時間の間に画素18が蓄積した輝度情報を読むことができる。行選択手段44は、さらに正確にはMOSトランジスタで構成し、このトランジスタのグリッドが信号RSを受信する。
読み出し回路42は第1のMOSトランジスタ46を有し、このトランジスタのソースはフォトダイオード40および電位VDDのドレインに接続する。この読み出し回路はさらに、第2のMOSトランジスタ48を有し、このトランジスタのドレインは同じく電位VDDに接続し、ソースは行選択トランジスタ44のドレインに接続する。このほか、第2のトランジスタ48のグリッドは、第1のトランジスタ46のソースに接続する。
第1のトランジスタ46のグリッドは、垂直接続38のうちの1つに接続してこれに対応する充放電の作動信号を受信する。したがって第1のトランジスタ46は、この3T構造の画素に対するフォトダイオード40の充放電装置となり、この第1のトランジスタ46が通電状態になると画素18をリセットすることができるため、フォトダイオード40の接合キャパシタの両端子の電圧はVDDになる。この実施形態では、第1のトランジスタ46に転送する充放電の作動信号をRSTと付す。
第2のトランジスタ48は、フォトダイオード40の接合キャパシタに蓄積した電荷を電圧に変換する電圧フォロワを形成する。
最後に、行選択トランジスタ44によって、画素18がある行をアドレス指定する場合、つまり信号RSを用いてこのトランジスタ44を通電状態にすると、画素18が接続しているバス26に第2のトランジスタ48が供給する電圧を送出することができる。
本発明に使用可能な画素に対して可能な第2の実施形態では、よく知られたいわゆる「CTIA」構造に従って図3に任意の1つの画素18を示した。
このCTIA構造の画素は、前述の実施形態のように、フォトダイオード40、読み出し回路42および行選択トランジスタ44を有する。
ただし、読み出し回路42は前述のものとは異なり、アンプ50を有し、このアンプの負入力はフォトダイオード40に接続し、正入力はバイアス電圧のソースに接続している。アンプ50の出力は、キャパシタ52およびMOSトランジスタ54を介して負入力に接続し、この2つの素子は互いに並列に接続している。アンプ50の出力は、行選択トランジスタ44のソース(ソースおよびドレインは置換可能なためドレインでも可)にも接続している。
トランジスタ54のグリッドは、垂直接続38のうちの1つに接続し、対応する充放電の作動信号を受信する。したがってトランジスタ54は、このCTIA構造の画素に対するフォトダイオード40の充放電装置となる。この実施形態でも、トランジスタ54に転送する充放電の作動信号をRSTと付す。
画素18に関するこの第2の実施形態では、電荷の電圧への変換は、アンプ50とキャパシタ52とで構成する集合が行う。
最後に、行選択トランジスタ44によって、画素18がある行をアドレス指定する場合、つまり信号RSを用いてこのトランジスタ44を通電状態にすると、画素18が接続しているバス26にアンプ50の出力に供給される電圧を送出することができる。
本発明に使用可能な画素に対して可能な第3の実施形態に沿って、図4に任意の1つの画素18を示したが、これはよく知られたいわゆる「4T」構造で、4つのMOSトランジスタで形成したアナログ電子機器を備えるものである。
この4T構造の画素は、前述の実施形態のように、フォトダイオード40、読み出し回路42および行選択トランジスタ44を有する。
この4T構造の画素の読み出し回路42は、図2の3T構造の画素の回路と同じものだが、第1のトランジスタ46のソースとフォトダイオード40との間に転送トランジスタ56が介在する点が異なる。
この転送トランジスタ56は、読み出し回路42とフォトダイオード40との間を遮断し、接合キャパシタから放電する際にフォトダイオード40が生成する電荷を直接積分することができ、フォトダイオード40をリセットして画素18が行う測定結果を得る必要がない。特に、この転送トランジスタは、最初の目的で、相関二重サンプリングを実施してリセットノイズおよび一定の空間ノイズを除去することができる。高ダイナミックレンジイメージセンサの場合にも、この転送トランジスタを使用して積分時間を制御することができる。
転送トランジスタ56のグリッドは、垂直接続38のうちの1つに接続してこれに対応する充放電の作動信号を受信する。したがって転送トランジスタ56は、この4T構造の画素に対するフォトダイオード40の充放電装置となる。この実施形態では、転送トランジスタ56に転送する充放電の作動信号をTGと付す。
最後に、前述の2つの実施形態と同じように、行選択トランジスタ44によって、画素18がある行をアドレス指定する場合、つまり信号RSを用いてこのトランジスタ44を通電状態にすると、画素18が接続しているバス26に第2のトランジスタ48が供給する電圧を送出することができる。
図5は、本発明の一実施形態に従って、イメージセンサデバイス10の作動信号の生成素子28に対して可能な全体構造を示す概略図であり、イメージセンサデバイス10の素子28は画素18と同数であり、画素18は図2の3T構造の画素と同じものであり、行列20の読み出しモードは「ローリングシャッター」である。ただし、より一般的に、また図3および図4を参照して示したように、本発明はあらゆるタイプの画素に適用され、とりわけCTIAおよび4T構造の画素に適用され、その時々の場合によって充放電の作動信号の転送を適合させる。同じく本発明は、どのような読み出しモードにも適用され、「ローリングシャッター」または「グローバルシャッター」でもよい。同じく本発明は、それぞれの作動信号の生成素子28が充放電の作動信号を複数の画素18にアドレス指定するイメージセンサに適用される。
図5の作動信号の生成素子28は、積分時間のパラメータEXPを格納するメモリ60、および垂直接続38のうちの1つを介してこれと対応する画素18に転送するための作動信号RSTの生成回路62、63、64を有する。
可能な本発明の一実施形態によれば、1画素の積分時間Tintは、積分および同一行の画素の読み出しに必要な最短時間に相当する最小値Tligneと、値がL×Tligne(式中、Lは画素18の行列20の行数以下)である最大値Timageとの間で、パラメータEXPが識別する複数の値をとることができる。計算を容易にし、それによって実装を容易にするため、Lは2の累乗であることが好ましいため、L=2の形式で書くことができる。この場合、可能な積分時間の値が次式となると実用的である。
(式中EXP∈{0,K,N}である)
積分時間Tintの影響を受ける画素18の値は、M×2EXPの式でデジタル式で表現することができ、Mは画素を読み出す際に供給される電圧からアナログ−デジタル変換ブロック24が返すデジタル値である。Mを画素値の仮数と呼び、EXPを指数と呼ぶ。Mを例えば10ビットで符号化すると、画素のダイナミックレンジはN+1の可能な積分時間により10+Nになるが、パラメータEXPはNビット未満、場合によってはE(logN)+1ビットで符号化することができ、ここでのE()は「整数部分」の関数を指す。
例えばN=10の場合、20ビットのダイナミックレンジで14ビットで符号化することができる画素値が得られ、これが第1のデータ圧縮となる。この場合、メモリ60は4ビットのメモリSRAMで構成し、値が0から10までである積分時間のパラメータEXPを格納することができる。
作動信号RSTの生成回路は、ビットごとの「排他的論理和」を実行するコンパレータ62を有し、このコンパレータはメモリ60に格納したEXPの値を4ビットのバスで受信し、同じく4ビットのバスでEXPの可能なさまざまな値を供給する信号EXP_Refを受信する。ビットごとの「排他的論理和」を実行するコンパレータ62の出力は、4ビットのバスで論理ゲート「OR」63に転送され、このゲートの2進の出力は、EXPが信号EXP_Refの供給する基準値と異なるかぎり「1」のままであり、この基準値がEXPの値を取ると「0」になる。
論理ゲート「OR」63の出力は、従来のRSフリップフロップ64を反転した入力Rに供給される。RSフリップフロップ64のもう一方の入力Sは、基準となる2進の作動信号RST_Refを受信し、図6を参照して説明したように、RSフリップフロップの出力にEXPの値に適合した2進の作動信号RSTを供給することができる。よってフリップフロップ64の出力は、素子28を対応する画素18に接続する垂直接続38に接続する。
図7を参照して説明したように、EXPの値を推定ブロック34によって推定、更新する結果、作動信号の生成素子28のメモリ60は、対応するバス36Cを介して推定ブロック34によって読み出しおよび書き込みが可能になる。さらに正確には、素子28の内部では、信号RST_Refが制御する第1のスイッチ66と、メモリ60へ書き込む正しい時間枠を正確に指示する2進信号Wが制御する第2のスイッチ68とを有する接続を介して、メモリ60の入力をバス36Cに接続する。同じく素子28の内部では、この第1のスイッチ66と、メモリ60内で読み出す正しい時間枠を正確に指示する2進信号Rが制御する第2のスイッチ70とを有する接続を介して、メモリ60の出力をバス36Cに接続する。
信号EXP_Ref、RST_Ref、WおよびRは、対応するバス36Lを介して基準ブロック32から素子28に供給される。さらに正確には、EXP_RefおよびRST_Refは基準の積分時間ベースを指示する信号を構成し、この基準の積分時間ベースをもとに素子28は、同じく積分時間のパラメータEXPを用いて適切な作動信号RSTを生成し、この信号を関連する画素18に転送することができる。行選択ブロック22によって生成した信号RSは、信号EXP_Ref、RST_Ref、WおよびRがこの信号と一致するように基準ブロック32でも役割を果たすことができる。
次に、基準ブロック32が生成した信号RS、EXP_Ref、RST_Ref、WおよびRに基づいて、作動信号RSTの任意の生成素子28の動作をN=3の場合について図6を参照して詳述するが、これは簡単に説明するために例として挙げるものである。
素子28による作動信号RSTの起動は、最初は間接的に、行選択ブロック22が生成する基準信号RSを「1」から「0」にすることによって発動する。この瞬間から、また基準ブロック32が供給する信号RST_Refが「1」にとどまっている(このときスイッチ66は閉じている)推定時間Tの間、信号RおよびWは、今度は連続して「1」になり、スイッチ70および68自体は順次閉じ、推定ブロック34がまずメモリ60内のEXPの現在値を読み出したのち、メモリ60にEXPの新たな値を生成してそれを書き込むようにする。この間、信号RSTはRSフリップフロップ64の動作を計算に入れ、値「1」を取る。変形例では、EXPの現在値の読み出しを早め、信号RSを「0」にする前に信号Rを適合させて読み出しを実行することができる。
この推定が終わると信号RST_Refは値「0」を取り、その結果、このときにEXPの値と信号EXP_Refと各瞬間で取得した値とが比較され、後者の値は決定的値となって信号RSTの値を固定する。この値「0」は、2×Tligne時間の間RST−Refが保持したのちに再度「1」となる。RST_Refを用いて基準の積分時間ベースを形成するため、信号EXP−RefはRST_Refと同期してRST_Refが「0」になる際に値「0」に達し、この値「0」を2×Tligne時間の間保持したのちに値「1」になり、この値「1」を2×Tligne時間の間保持したのちに値「2」になり、この値「2」をTligne時間保持したのちに値「3」となり、そしてこの値3を少なくとも信号RST_Refが再度「1」になるまで保持する。
このようにして、RSTのメモリ60に格納した値が「0」の場合にN=3であるこの例では、RST_Refが「0」になるとEXP=EXP_Refとなり、RSフリップフロップ64は、RSTが「0」となってRST_Refが再度「1」にならないかぎりはそのまま0にとどまるように構成される。したがって、Tint=2×Tligne=23−EXP×Tligneとなる。
RSTのメモリ60に格納した値が「1」であれば、RST_Refが「0」になると、EXP=EXP_Refとなる前に再び2×Tligneの間待機する必要がある。したがって、ここでもまたTint=2×Tligne−2×Tligne=2×Tligne=23−EXP×Tligneとなる。
RSTのメモリ60に格納した値が「2」であれば、RST_Refが「0」になると、EXP=EXP_Refとなる前に再び2×Tligne+2×Tligneの間待機する必要がある。したがって、ここでもまたTint=2×Tligne−2×Tligne−2×Tligne=2×Tligne=23−EXP×Tligneとなる。
最後に、RSTのメモリ60に格納した値が「3」であれば、RST_Refが「0」になると、EXP=EXP_Refとなる前に再び2×Tligne+2×Tligne+Tligneの間待機する必要がある。したがって、ここでもまたTint=2×Tligne−2×Tligne−2×Tligne−Tligne=Tligne=23−EXP×Tligneとなる。
よって、素子28に関する図5を参照して詳述した構造によって、画素に対して適切かつ固有の作動信号を生成することができ、この信号は、基準ブロック32(EXP_Refと組み合わさった信号RST_Ref)が供給する積分時間ベースおよび積分時間のパラメータEXPをもとに画素に関連付けられることが明らかになる。同じ原理により、素子28の構造は、画素の読み出しモード、Nの値およびEXPに対するさまざまな所望の値に応じてさまざまに異なる実装例に容易に適合すると思われる。
次に、図7を参照して推定ブロック34の動作について説明する。一般にこの推定ブロックは、各読み出しに対して、作動信号の生成素子28ごとの積分時間のパラメータEXPの値が、対応する画素の18が影響を受ける明度に適合するように設計する。わかりやすいように、この動作を単一の素子28を処理する場合について詳述する。
ステップ100では、パラメータEXPの現在値を、対応するバス36Cを介して素子28のメモリ60で読み出す。ステップ102では、対応する画素18の仮数Mの現在値を、垂直接続を介して第1の基板のアナログ−デジタル変換器24によって推定ブロック34に転送する。これらの現在値は、次の読み出しに対してパラメータEXPを更新するために画素18の行列20の値を連続的に読み出した最後の読み出しから算出するか、進行中の読み出しに対する事前の読み出しから算出することができる。とりわけ、事前の読み出しは、読み出しの最短時間(例えば時間Tligne)の最初に仮数Mの第1の推定を行い、対象とする画素の積分が継続している間にかかる積分時間の調整を判断することである。変形例でも同じく、隣接する複数の画素の仮数の値を計算に入れることができる。
続いてステップ104では、推定ブロック34がテストを実施し、仮数Mが飽和状態か、つまり全ビットが「1」になったかどうかを判断する。全ビットが1だった場合はステップ106に移り、このステップで推定ブロック34はパラメータEXPに最大値Nを割り当て、その後、バス36Cを介してEXPのこの新たな値をメモリ60に書き込むステップ108に移る。
仮数Mが飽和していなければ、ステップ104の次はステップ110であり、このステップでは、この仮数Mの連続する「0」のある重みの大きいビット数Nzを、最も重みの大きいビットから数える。
オプションのステップ112では、場合によって推定ブロック34はテストを実施し、連続する「0」のある重みの大きいこのNzビット以外の仮数のビットがすべて「1」であるかどうか、つまり残りの仮数が飽和しているかどうかを判断する。飽和している場合はステップ114に移り、このステップで推定ブロック34はパラメータEXPから値Nz−1を差し引き、その後、この新たなEXPの値をメモリ60に書き込むステップ108に移る。飽和していない場合はステップ116に移り、このステップで推定ブロック34はパラメータEXPから値Nzを差し引き、その後、この新たなEXPの値をメモリ60に書き込むステップ108に移る。本発明の一実施形態では、テストステップ112は例えばNz=1の場合のみ実施する。
一例を用いてこの動作を具体的に説明するため、10ビットで符号化した仮数M=0001101010、および210−4×Tligneの積分時間に相当するN=10の場合の積分時間のパラメータの現在値EXP=4を例に取る。ステップ104では、この仮数Mが飽和していないことを確認する。次に、ステップ110では、仮数Mの重みの大きい最初の3ビットは「0」であるのに対し、4番目のビットは「1」であることから、Nzを3と推測する。ステップ112では、残りの仮数Mは飽和していないことを確認する。したがってステップ116では、パラメータEXPを値4−3=1に更新する。
図8は、本発明の実施形態に従って推定ブロック34の可能な実装を示す概略図であり、この実施形態では、イメージセンサデバイス10の素子28は画素18と同数であり、画素18は図2の3T構造の画素と同じものであり、行列20の読み出しモードは「ローリングシャッター」であり、テストステップ112はNz=1の場合のみ実施する。しかし前述の実施形態と同じくこの実装は、あらゆるタイプの画素、あらゆるタイプの読み出しモード、および作動信号の生成素子28それぞれが複数の画素18に充放電の作動信号を向けるイメージセンサに容易に適合することができる。
この実装によれば、推定ブロック34は、仮数のコード変換モジュール80を有し、このモジュールは仮数Mの値(図8の例では10ビット)を受信し、AND(図8の「AND」)とNOR(図8の「NOR」)との組み合わせ論理回路によって同一サイズの2進語であるB=[b10,b9,…,b1]を供給し、このうち重みの大きいNzビットは「1」であり、その他のビットは「0」である(あるいは、NORゲートの代わりにORゲートを使用する場合はこの逆)。さらに、カスケード接続した2つのAND論理回路はパラメータsatを供給し、このパラメータは仮数Mが飽和しているときに値「1」を取る。
供給された2進語Bをシフトレジスタ82に記憶し、さらにクロック信号CKを入力で受信し、推定時間Tの間にクロックパルスを少なくとも10回生成するように設計する。このシフトレジスタ82の出力には、AND論理ゲート(図8の「AND」)はレジスタの出力とクロック信号CKとの間にAND論理回路を設ける。したがって、Bのビット「1」はすべて、ダウンカウンタ84の入力に供給されたクロックパルス1回に相当し、現在のパラメータEXPはこのダウンカウンタに記憶されるため、毎回パラメータEXPの値から1を差し引くことになる。最終的に、演算EXP−Nzはダウンカウンタ84で実行する。
最後に、ダウンカウンタ84の出力では、パラメータsatが制御するスイッチは、sat=1であればN、sat=0であればダウンカウンタ84に記憶した新たなEXPの値をバス36Cに供給してEXPをメモリ60で更新する。
前述したような高ダイナミックレンジイメージセンサにより、基板を積み重ねたチップであるいわゆる3Dチップの構想がもたらす新たな可能性を享受し、画素または画素群それぞれの積分時間を適合させる命令を、画素およびその読み出し回路を配置する基板以外の基板に伝達することができることが明らかになる。したがって、単一の基板を有するイメージセンサの従来の2D構造をもとに、とりわけ低い明度で初期の2D構造の性能を落とすことなく、高ダイナミックレンジの3Dイメージセンサデバイスを構想することが簡易になる。
このほか、各画素の値を仮数および指数の形で符号化することにより、この符号化自体が第1の圧縮ステップとなるため、画素の応答の線形性だけでなくより良好なデータ圧縮が実現する。
本発明は、前述の実施形態に限定されるものではないことがわかるであろう。ここに開示した教示に照らし合わせて、上に記載した実施形態にさまざまな修正を加えてもよいことは当業者には明らかであろう。
特に、作動信号の生成素子28はそれぞれ、1つの画素群とりわけ画素のブロックまたはマクロブロックに関連付けることができ、各ブロックまたはマクロブロックはそれ自体の信号RSTを受信することがわかった。これにより、垂直接続38に対する制約を解消して本発明を実施し、画素サイズを一層縮小することが可能になる。実際に、画素18ごとに作動信号の生成素子28を備えると、1画素あたり少なくとも5μmの面積が必要になるが、8×8の画素群に対して8個の素子28を備えるように設定すると、この面積は1画素あたり1.5−2μmまで小さくすることができる。
この場合、推定ブロック34で各ブロックの画素の積分時間パラメータをすべて推定したのち、ブロックごとに単一のパラメータを設定する。これは、積分時間の最小値に相当するこのブロックのパラメータEXPの最大値であることが有利である。この設定によりブロックの画素が一切飽和しないため、最適なパフォーマンスを与えるのはこの設定である。しかし、ブロックごとに作動信号を適用することの欠点は、ブロックが大きすぎる場合はブロック効果が明瞭になることである。そのため、この作用が見えないようにブロックまたはマクロブロックのサイズを十分に小さく設定する必要がある。
以下の特許請求の範囲では、使用した用語が請求項を本明細書で明らかにした実施形態に限定するものと解釈してはならず、本文の記載およびそこから予見される内容は、ここに開示した教示の実装に一般知識を応用することによって当業者が到達しうる範囲内であることから、請求項が範囲に含めると想定するあらゆる同等のものも含まれると解釈すべきである。
本発明によるイメージセンサデバイスに特に適した応用分野は、例えば自動車業界およびビデオカメラによる監視であるが、イメージセンサの高ダイナミックレンジ特性を利用できるその他のあらゆる分野も該当する。

Claims (11)

  1. 高ダイナミックレンジイメージセンサ(10)であって、光に露出するようにした第1の基板(12)上に、
    − 複数の画素(18)であって、各画素が光検出器(40)を有する画素と、
    − 前記複数の光検出器(40)に接続する複数の読み出し回路(42)であって、各読み出し回路(42)が、この読み出し回路に接続する少なくとも1つの光検出器の充放電装置(46;54;56)を有し、各充放電装置は、充放電の作動信号(RST;TG)によって制御して前記読み取り回路に接続する各画素の前記光検出器の積分時間を課す回路と
    を有するイメージセンサにおいて、
    前記イメージセンサはさらに、前記第1の基板(12)とは異なる第2の基板(14)を有し、該第2の基盤上には前記充放電装置(46;54;56)の制御電子回路(30、32、34)を配置し、該回路は、前記第1の基板(12)と前記第2の基板(14)との間の電気接続(16)を介して前記充放電装置に転送するための充放電の複数の作動信号(RST;TG)を生成するように設計し、各画素または画素群は作動信号に接続して固有かつ適切な積分時間を前記画素または画素群に課すことを特徴とするイメージセンサ。
  2. 前記第1(12)および前記第2の基板(14)を積み重ね、前記電気接続(16)は、前記第1および/または前記第2の基板にわたって設ける経路と、前記第1の基板の電気接触点を前記第2の基板の電気接触点に電気的に接続する導電ボールと、分子付着によって前記第2の基板に接着した前記第1の基板の電気接触点と、前記第1および前記第2の基板のそれぞれの電気接触点の間にある容量性カップリングとで構成する集合素子の少なくとも1つを有する、請求項1に記載のイメージセンサ(10)。
  3. 前記制御電子回路(30、32、34)は、
    − 各素子が画素または画素群に接続する作動信号(RST)の複数の生成素子(28)と、
    − 積分時間のパラメータ(EXP)を計算して前記作動信号の生成素子(28)それぞれに対して転送するように設計する、複数の画素(18)に適用するための積分時間推定ブロック(34)と
    を有する、請求項1または2に記載のイメージセンサ(10)。
  4. 基準の積分時間ベース(EXP_Ref、RST_Ref)を供給するように設計する基準ブロック(32)を有し、前記作動信号(RST)の生成素子(28)はそれぞれ、前記基準ブロック(32)が供給する前記積分時間ベース(EXP_Ref、RST_Ref)および前記推定ブロック(34)が供給する前記積分時間のパラメータ(EXP)をもとに作動信号(RST)の生成回路(62、64)を有する、請求項3に記載のイメージセンサ(10)。
  5. 前記作動信号の生成素子(28)それぞれが受信した符号EXPの前記積分時間のパラメータ(EXP)はそれぞれ、前記素子(28)が生成する前記作動信号(RST)によって割り当てられる積分時間Tintを、以下の式
    に従って決定し、式中EXP∈{0,...,N}であり、Tligneは最短積分時間、Nは積分時間のパラメータが取る最大整数値である、請求項3または4に記載のイメージセンサ(10)。
  6. 前記積分時間の前記推定ブロック(34)を、前記積分時間のパラメータ(EXP)それぞれの現在値および各読み出し回路(42)が測定した各画素(18)の輝度の現在値をもとに、前記積分時間のパラメータ(EXP)それぞれの新たな値を計算するように設計する、請求項3から5のいずれか一項に記載のイメージセンサ(10)。
  7. 前記制御電子回路(30、32、34)は画素(18)ごとに作動信号の生成素子(28)を有する、請求項3から6のいずれか一項に記載のイメージセンサ(10)。
  8. 前記画素(18)は、画素群、とりわけ画素のブロックまたはマクロブロックに分布し、前記制御電子回路(30、32、34)は画素群ごとに作動信号(28)の生成素子を有する、請求項3から6のいずれか一項に記載のイメージセンサ(10)。
  9. 前記画素(18)は前記第1の基板(12)に行列(20)状に配置し、前記制御電子回路(30、32、34)は前記第2の基板(14)に行列(30)状に配置した複数の作動信号の生成素子(28)を有し、前記作動信号の生成素子(28)はそれぞれ、前記第1の基板と前記第2の基板との間の電気接続(38)を介して画素(18)または画素群に接続する、請求項3から8のいずれか一項に記載のイメージセンサ(10)。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載のイメージセンサであって、
    − 各読み出し回路(42)は、リセットトランジスタ(46)、フォロワトランジスタ(48)および行選択トランジスタ(44)の3つのトランジスタを有し、
    − 前記充放電装置(46;54;56)は前記リセットトランジスタ(46)を有するイメージセンサ(10)。
  11. 請求項1から9のいずれか一項に記載のイメージセンサであって、
    − 各読み出し回路(42)は、リセットトランジスタ(46)、転送トランジスタ(56)、フォロワトランジスタ(48)および行選択トランジスタ(44)の4つのトランジスタを有し、
    − 前記充放電装置(46;54;56)は前記転送トランジスタ(56)を有するイメージセンサ(10)。
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