JP2012143504A - ヒンジユニット内蔵型コンパクト容器、ヒンジユニット内蔵型コンパクト容器の製造方法 - Google Patents

ヒンジユニット内蔵型コンパクト容器、ヒンジユニット内蔵型コンパクト容器の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】部品の製造コストを低減させつつ、簡単に精度良く組み立てられるヒンジユニット内蔵型コンパクト容器を提供する。
【解決手段】先端53側に軸部52が突出し、末端面54に回転軸56上を通って延長するガイド部55が形成された一つ以上のヒンジユニット50と、後端下面にガイド係合部34を備えた舌片33が垂設された皿枠30と、ヒンジ収納部27が後端に形成されるとともに皿枠が固定される外枠20と、軸部の受け孔14を端部に備えた軸受け部13が後端に形成され蓋体10とを含み、ヒンジ収納部には、ヒンジユニットが先端面53を受け孔に対面させた状態で収納されるとともに、舌片がガイド係合部をガイド部に係合させつつ挿入されることで、ヒンジユニットが先端側に付勢された状態で、軸部が受け孔に挿入されているヒンジユニット内蔵型コンパクト容器1とした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、化粧料を携帯可能にして収納するためのコンパクト容器に関する。具体的には、化粧料を収納する容器本体と当該容器本体の開口を覆う蓋体とがヒンジユニットで連結されていることで、蓋体が、開閉自在に容器本体を覆うとともに、所定の開閉角度範囲において、所定の方向に所定の開閉角度まで付勢されるヒンジユニット内蔵型コンパクト容器に関する。また、そのコンパクト容器の製造方法にも関する。
コンパクト容器は、化粧料と化粧具の収納空間となる扁平箱状の容器本体の開口を蓋体で開閉自在に覆うための蝶番構造を有している。そして、コンパクト容器には、特殊な蝶番構造によって、蓋体が一定の角度以上開けると自動的に蓋体が開く方向に付勢され、その角度より小さい場合は蓋体が閉じる方向に付勢されるものがある。また、蓋体を所定の角度でその状態を保持することもできるものもある。そして、このようなコンパクト容器では、蓋体を閉止状態で維持するための機械的な構造(フックなど)を別途設ける必要がなく、開閉操作が容易で、かつ外観にも優れている、という特徴を有している。
そして、この種のコンパクト容器では、蓋体を開閉角度に応じて自動的に開閉させるために、回転トルクを制御することが可能なヒンジ(以下、ヒンジユニット)を用いた蝶番によって容器本体と蓋体とが連結されている。ヒンジユニットは、概略的には、筒状のケース部の一方の端面から筒軸まわりに回転可能な軸部が突出した形状であり、ケース部には、軸部の回転トルクを制御するための回転トルク制御機構が内蔵されている。
なお、以下の特許文献1には、ヒンジユニットの構造や、そのヒンジユニットを用いたコンパクト容器(ヒンジユニット内蔵型コンパクト容器)の構造などが記載されている。そして、この特許文献1に記載のヒンジユニット内蔵型コンパクト容器における蝶番は、容器本体側の蝶番部を蓋体側の蝶番部で挟持しつつ、双方の蝶番部を同軸に配置し、ヒンジユニットを蓋体側の蝶番部の外側から容器本体の蝶番部に向けて挿入した構造となっている。すなわち、ヒンジユニットのケース部が容器本体側の蝶番部に埋設され、ヒンジユニットの軸部を蓋体側の蝶番部内に突出させている。さらに、蓋体側の蝶番部は、外側からその軸部を蓋体に対して固定するためのキャップ状の部品で塞がれている。それによって、ヒンジユニットの軸部が蓋体側の蝶番部に固定されるとともに、ケース部が容器本体の蝶番部に固定されて、蓋体と容器本体とがヒンジユニットを介して連結される。なお、キャップ状部品は、不用意に外れてヒンジユニット自体が貫通孔から脱落しないように蓋体に嵌入されている。
特開2005−279145号公報
従来のヒンジユニット内蔵型コンパクト容器は、特許文献1に記載されているように、ヒンジユニットの脱落防止などを目的としたキャップ状部品を用いている。したがって、このキャップ状部品を別途製造し、そのキャップ状部品を容器本体や蓋体に組み付けるための工程を追加する必要があった。そのため、部品点数や製造工程の増加に伴うコストアップが懸念される。
また、蓋体か容器本体のいずれか一方の蝶番部に貫通孔を設ける必要があった。一般的にコンパクト容器は、樹脂の成形体であり、その貫通孔を成形するために、金型の開閉方向に対して直交する方向に個別の金型部材をスライドさせる、所謂スライド機構を備えた複雑な金型と複雑な成形工程が必要となる。金型自体のコストを含め、射出成形に掛かるコストが増加する。しかも、金型成形では、一度に複数の成形体を成形する「多数個取り」を行う場合もあり、スライド機構を設けることは、金型自体のコストを大幅に上昇させる。また、スライド機構を備えた金型は、スライド機構がない金型に対して故障が多いことも事実である。すなわち、従来のヒンジユニット内蔵型コンパクト容器は、その構成部品を成形するための金型自体のコスト、および金型の保守に関わるコストが嵩み、低価格化が困難となっていた。
さらに、ヒンジユニットは、蝶番を構成する際、自身の軸部の回転軸を、蝶番構造における回転軸に一致させる必要がある。しかし、軸部の回転軸を正しく蝶番の回転軸上に配置する「軸合わせ」は、実は容易ではない。例えば、軸合わせを厳密にするために、ヒンジユニットの軸部と、蓋体、あるいは容器本体の一方の部品との双方の嵌め合いをきつくすると、コンパクト容器を組み立てる際の作業性が低下する。双方を無理に嵌合させようとして、一方、あるいは双方の部品が破損する可能性もある。嵌め合いに遊びを設ければ、作業性が向上する反面、軸あわせが難しくなる。軸がぶれれば、蓋体が滑らかに開閉しなくなる。もちろん、ヒンジユニットのケース部にも遊びがあれば、ケース部が収納される側の部材ががたつき、同様に軸がぶれる。
本発明は、上述したような、従来のヒンジユニット内蔵型コンパクト容器における種々の問題に鑑みなされたもので、その目的は、部品の製造コストを低減させつつ、組み立てが容易で、かつ、その組み立てに際し、ヒンジユニットを精度よく配置することができるヒンジユニット内蔵型コンパクト容器を提供することにある。なお、その他の目的は以下の記載で明らかにする。
上記目的を達成するための本発明は、化粧料を収納する扁平箱状の容器本体の後端に、ヒンジユニットを用いた蝶番を介して蓋体が連結されて、当該蓋体が、前記容器本体の上面を開閉自在に覆うとともに、前記ヒンジユニットに内蔵されている回転トルク制御機構により、所定の開閉角度範囲において、所定の方向に所定の開閉角度まで付勢されるコンパクト容器であって、
前記ヒンジユニットは、筒状のケース部の先端側にて当該ケース部の筒軸延長方向に軸部が突出し、末端面に、前記軸部の回転軸上を通りつつ、当該末端面の横断方向に延長するガイド部が形成され、
前記容器本体は、上方が開口して当該容器本体の外形を形成する外枠に、当該外枠の開口周縁形状に沿う平面形状を有する板状部材かならなる皿枠が固定されてなり、
前記皿枠の後端下面には、前後上下方向に板面を有する板状の舌片が垂設されているとともに、当該舌片の板面上には、上下方向に延長して前記ガイド部と係合するガイド係合部が突設され、
前記蓋体の後端には、端部に前記軸部が挿入される受け孔を備えた軸受け部が形成され、
前記外枠の後端には、上方に立設する壁面によって区画されたヒンジ収納部が形成され、
前記ヒンジユニットが、前記先端面を前記軸受け部において前記受け孔を備えた前記端部に対向させた状態で、前記ヒンジ収納部に収納されているとともに、当該ヒンジユニットの後端面側に前記舌片が前記ガイド係合部をガイド部に係合させた状態で挿入されていることで、前記ヒンジユニットは、先端側に付勢された状態で、前記軸部が前記受け孔に挿入されている、
ことを特徴とするヒンジユニット内蔵型コンパクト容器としている。
また、前記ヒンジユニットを二つ備えたヒンジユニット内蔵型コンパクト容器も本発明の範囲であり、当該ヒンジユニット内蔵型コンパクト容器では、
前記舌片は、前記皿枠の後端下面に、左右に離間して互いに対面して形成されているとともに、各舌片の前記対面側に前記ガイド係合部が形成され、
前記軸受け部は、左右両端のそれぞれに前記受け孔を備え、
前記外枠の後端には、前記ヒンジ収納部が左右に離間して二つ形成され、
前記軸受け部が前記二つのヒンジ収納部の間に配置されつつ、当該二つのヒンジ収納部に、前記二つのヒンジユニットが先端同士を対面させた状態で個別に収納されているとともに、各ヒンジユニットは、それぞれの前記軸部が互いに同軸となるように前記受け孔に挿入されているヒンジユニット内蔵型コンパクト容器としている。
なお、前記ガイド係合部は、下方に延長する突起であり、前記ガイド部は、前記ヒンジユニット部に収納された状態で上下に延長する溝であるヒンジユニット内蔵型コンパクト容器とすることができる。そして、前記ガイド係合部の下端に、下方に向かって徐々に突起の高さが低くなる傾斜部が形成されていれば、より好ましい。
あるいは、前記ガイド係合部は、下方に延長する溝であり、前記ガイド部は、前記ヒンジユニット部に収納された状態で上下に延長する突起であるヒンジユニット内蔵型コンパクト容器とすることもできる。より好ましくは、前記ガイド部の上端に、上方に向かって徐々に突起の高さが低くなる傾斜部を形成することである。
上記いずれかのヒンジユニット内蔵型コンパクト容器において、前記ヒンジユニットの前記ケース部と前記軸部は、同軸上に配設されて、ともに略正方形の端面を有する角筒状で、前記ガイド部は、当該ケース部の略正方形の各辺を2等分するように十字状に形成されていることとしてもよい。
本発明は、上記いずれかに記載のヒンジユニット内蔵型コンパクト容器の組み立て方法にも及んでおり、当該組み立て方法は、
前記ヒンジ収納部に、前記ガイド部の延長方向が上下方向に向くように前記ヒンジユニットを収納する第1ステップと、
前記第1ステップに次いで、前記軸受け部の端部をヒンジ収納部に隣接させて配置するとともに、前記受け孔の開口と前記ヒンジユニットの軸部の先端とを対面させつつ前記蓋体を前記外枠に組み付ける第2ステップと、
前記第2ステップに次いで、前記外枠に対して前記皿枠を上方から下方に押し込むことで、前記舌片を前記ヒンジ収納部に挿入するとともに、挿入先のヒンジ収納部に収納されている前記ヒンジユニットのガイド部に前記ガイド係合部を係合させて、前記ヒンジユニットを先端側に付勢させつつ、前記軸部を前記受け孔に挿入させる第3ステップと、を含んでいる。
本発明のヒンジユニット内蔵型コンパクト容器によれば、部品にヒンジユニットを挿通させる貫通孔がなく、部品の製造コストを低減させることができるとともに、組み立てが容易で、かつ、その組み立てに際し、ヒンジユニットを精度よく配置することができる。したがって、信頼性の高いヒンジユニット内蔵型コンパクト容器を安価に提供することが可能となる。
本発明の実施例におけるコンパクト容器の外観図である。 上記実施例のコンパクト容器を上後方から見たときの分解斜視図である。 上記実施例のコンパクト容器を下後方から見たときの分解斜視図である。 上記実施例のコンパクト容器を構成するヒンジユニットの拡大図である。 上記実施例のコンパクト容器の組み立て過程における1番目の状態を示す図である。 上記実施例のコンパクト容器の組み立て過程における2番目の状態を示す図で手順を示す図である。 上記実施例のコンパクト容器の組み立て過程における3番目の状態を示す図である。 上記3番目の状態から、コンパクト容器の組立が完成するまでの過程の状態を示す図である。
===本発明の技術的思想===
上述したように、従来のヒンジユニット内蔵型コンパクト容器では、その構成部品を成形する際、金型に、複雑なスライド機構を設ける必要があり、金型自体、あるいは金型の保守や修理に関わるコストが嵩んでいた。そこで、本願発明者は、まず、ヒンジユニットを埋め込むための貫通孔をなくすことを考えた。さらに、アンダーカット処理、とくに作動不良を起こし易いスライド機構がある金型による形成についてもなくし、ヒンジユニット内蔵型コンパクト容器の組み立てに際し、ヒンジユニットのケース部分を埋め込まず、上から「置く」だけで組み立てられるような、新規な設計思想を導入することとした。
概略的には、従来の組み立て過程において、ヒンジユニットのケース部分を孔に埋め込むために、その軸の延長方向に移動させる作業が必要であったが、譬え貫通孔でなくても、ヒンジユニットのケース部分を埋め込むための孔を設けないようにし、その軸方向への移動作業を無くし、組み立て作業自体を簡素化することを考えた。すなわち、金型に関わるコストを大幅に削減したい、という要求に加え、組み立て工程においても、上下方向に積み上げるだけで完成させて、組み立てに掛かるコストを大幅に削減したい、という高度な要求も発生した。
しかしながら、この「置くだけ」の製造工程を実現させるためには、様々な問題があることが判明した。例えば、ヒンジユニット内蔵型コンパクト容器の部品構成や、各部品の構造、部品同士の組み付け状態などを十分に考慮しないと、ヒンジユニットが組み込まれる部品の剛性が不足して、ヒンジユニットが確実に固定されず蓋体の開閉に伴って一緒に回転してしまう。剛性を高めれば部品自体のコストが嵩む。本発明は、このような思想と現実との乖離を解消するために鋭意研究を重ねた結果、創作されたものである。
===外観形状===
図1は、本発明の実施例に係るヒンジユニット内蔵型コンパクト容器1の外観図である。当該図1では、蓋体10を開けた状態のヒンジユニット内蔵型コンパクト容器1を示した。なお、図1(A)は、そのコンパクト容器1一部破断斜視図であり、(B)は、(A)において円100で示した破断部分の拡大図である。図示したように、本実施例のヒンジユニット内蔵型コンパクト容器1の外観は、一般的なコンパクト容器と同様であり、内部に化粧料と化粧具の収納空間40を有する扁平箱状の容器本体2と、この容器本体2とヒンジユニット50を用いた蝶番を介して連結されて、当該容器本体2の開口を開閉自在に覆う蓋体10とを備えている。
このように、本実施例のヒンジユニット内蔵型コンパクト容器1は、従来のヒンジユニット内蔵型コンパクト容器と同様の外観を呈しているが、ヒンジユニット50の形状や、ヒンジユニット50の組み付け構造に特徴を有し、その特徴により、従来のヒンジユニット内蔵型コンパクト容器が備える利点(蓋体の開閉容易性、優れた外観など)を継承しつつ、キャップ状部品など、従来必要とされていた専用の部品や、製造工程が複雑となる貫通孔を備えた部品を不要とし、さらに、ヒンジジユニット50を簡単、かつ精度良く組み付けることができるようになっている。
===コンパクト容器の構成===
ここで、図1に示したように、本実施例のヒンジユニット内蔵型コンパクト容器(以下、コンパクト容器)1についての上下、左右、前後の各方向を便宜的に規定する。容器本体2についての各方向は、底面側を下方とし、蓋体10に覆われる開口側を上方とし、この容器本体2における上下方向に直交する方向を水平方向とする。また、蓋体10と蝶番によって連結されている側を後方、蓋体10の開放端側を前方とする。左右方向については、前方から見たときの方向を採用する。一方、蓋体10については、開閉動作を伴うため、閉止状態にあるときを基準として、左右以外は、開閉の各状態に拘わらず、上下、前後の各方向を規定する。すなわち、蓋体10が閉止状態にあるときは、蓋体10と容器本体2の各方向が一致する。図中では、蓋体10に関する方向を点線矢印で示している。以下に、本実施例のコンパクト容器の特徴について、より詳しく説明する。
<構成>
図2と図3に本実施例のコンパクト容器1の分解斜視図を示した。図2は、上後方からの斜視図であり、図3は、下後方からの斜視図である。当該コンパクト容器1は、化粧料や化粧具を収納するため容器本体2と、当該容器本体2の上方開口を開閉自在に覆うための蓋体10と、容器本体2に蓋体10を開閉自在に連結するためのヒンジユニット50から構成されている。ヒンジユニット50は、蓋体10を開閉自在とするための蝶番を構成するための重要部品であり、本実施例では、そのヒンジユニット50を二つ用いて蝶番を構成している。容器本体2は、さらに、上方が開口して当該容器本体2の外形を形成する薄肉の扁平箱状の外枠20と、外枠20の開口形状に沿って装着される皿枠30とから構成されている。
皿枠30は、板状の部材に少なくとも上方に開口する扁平角筒状の枠部31を一体形成した構造を基本としている。本実施例では、枠部31は上下に開口し、上方の開口周縁が板状部分32と面一になっている。また、枠部31は、左右に並列に二つ形成され、各枠部31は、その下端が外枠20の底面に当接した際、化粧料や化粧具を収納するための空間40を形成する。もちろん、枠部31は、下方に底部が形成されていてもよいし、一つだけ、あるいは三つ以上形成されていてもよい。
皿枠30は、後端下面に、左右方向に肉薄となる板状の二つの舌片33が左右に離間して互いに対面するように垂設されている。さらに、この二つの舌片33には、互いの対面側に上下方向に延長するガイド係合部34が形成されている。本実施例では舌片33の面に対して直交するリブ状の突起(ガイド突起)34が形成されている。したがって、舌片33の水平断面形状は略T型となっている。そして、このガイド突起34は、二つのヒンジユニット50を正確に同軸上に配置するための基準となる。
ヒンジユニット50は、蝶番を構成する主要部品であり、概略的には、一般のヒンジユニットと同様の形状や構成、構造を備えている。すなわち、筒状のケース部51の一方の端面側に軸部52を突出させた外観形状をなし、複数部品からなる回転トルク制御機構を内蔵している。図4に当該ヒンジユニット50の拡大図を示した。図4(A)は、ヒンジユニット50を軸部52の先端面53側から見たときの斜視図であり、(B)は、軸部52が突出していない方の端面(以下、末端面)54側から見たときの斜視図である。図示したように、ヒンジユニット50のケース部51は、コーナーが面取りされた略正方形の端面を有する角筒状で、軸部52も当該ケース部51と同様にコーナーが面取りされた略正方形の端面形状を有する角筒状である。ケース部51と軸部52の筒軸は、軸部52の回転軸56に一致している。そして、軸部52は、内蔵されている回転トルク制御機構により、回転角度がケース部51に対して所定の角度範囲にあるときに、所定の方向に所定の回転角度となるまで付勢されるようになっている。また、軸部52は、ケース部51内にてバネ機構に連結されて、先端面53に末端面54向かう圧力が加わると当該末端面54側に引っ込むようになっている。
ところで、コンパクト容器1の組み立て時に二つのヒンジユニット50を組み込む際、例えば、蓋体10を閉じたとき、あるいは所定の角度に開いた状態で保持されるときのケース部51に対する軸部52の回転角度位置を、軸部52の回転動作の基準となる初期位置とすれば、ケース部51を軸回りにどのように回転させても、蓋体10の開閉動作に影響しない。すなわち、初期位置を起点とすれば、ケース部51に対する軸部52の回転角度が常に同じとなるので、蓋体10は、回転トルク制御機構に基づいて所定の開閉角度で所定の方向に付勢される。したがって、組み立てに際し、上記初期位置を遵守してさえいれば、二つのヒンジユニット50のそれぞれについては、あまり気を遣わずに組み付けることができる。しかし、対としてのヒンジユニット50については、同軸上に正確に配置する必要がある。そのために、本実施例では、ヒンジユニット50の末端面54には、軸部52の回転軸56を通りつつ、当該末端面54を横断するようにガイド部55が形成されている。
しかし、ヒンジユニット50のガイド部55だけでは、二つのヒンジユニット50を、同軸上に正確に配置することはできない。そこで、皿部30の舌片33には、二つのヒンジユニット50を同軸に配置するための基準として、ガイド突起34が設けられている。そして、対面して配置された二つのヒンジユニット50のそれぞれのガイド部55に、このガイド突起34が係合すると、双方が正確に同軸上に配置される。なお、本実施例では、ガイド部55は、舌片33から突出するガイド突起34と係合する溝状となっている。さらに、そのガイド部(以下、ガイド溝)55は、ケース部51の末端面54の略正方形の各辺を2等分する十字状に形成されている。これは、ケース部51と軸部52は、同様の端面形状を有する角筒状で回転軸56と同軸であり、互いに対向する辺を2等分するように延長するガイド溝55は、必ず回転軸56上を通るからである。また、ガイド溝55を十字状としているのは、上述したように、ヒンジユニット50を回転軸周りにどのように配置しても蓋体10の開閉動作に影響しないため、角筒状のケース部51のいずれかの側面を水平面に載置すれば、十字を構成する2本のガイド溝55の一方が必ず上下方向を向くからである。
外枠20は、略矩形の底面21の周囲を上方に立設する外周壁22で囲った薄肉の扁平箱状である。外周壁22の内面23側には外枠20の内方に向かって直交する面を有して上下方向に延長するリブ24が各所に形成されている。リブ24は、薄肉の外枠20を補強する機能とともに、外枠20の上方から皿枠30が嵌め込まれたとき、その上端が皿枠30の板状部分32の外周下面に当接し、皿枠30の上面を水平に維持するように下支えする機能を担っている。
また、底面21の後端中央は、矩形に切りかかれて凹部25が形成されている。そして、凹部25の底辺26に沿って立設する外周壁22aは、その左右の両端で後端側に屈曲しつつ、その後端に至る途上で左右方向に屈曲し、左右両端の外周壁(22L,22R)に至る途上で、後端側に屈曲して後端側の外周壁22bに接続している。それによって、底面21の後端凹部25の左右には、上方に立設する3方の壁面によって矩形に区画された領域27が離間して形成される。この領域(以下、ヒンジ収納部)27は、ヒンジユニット50をケース部51の外形に沿って収納して蝶番の一部を構成する。そして、左右に離間する二つのヒンジ収納部27の対向面には外周壁22がなく、開口しており、それによって、ヒンジユニット50は、ヒンジ収納部27に、この開口から軸部52を突出自在に収納される。
蓋体10は、一般的なコンパクト容器と同様に、裏面11、すなわち下面11に鏡12が貼着されている。そして、後端中央には、蝶番の一部を構成する軸受け部13が形成されている。軸受け部13の左右の長さは、外枠20における二つのヒンジ収納部27の上記開口の離間距離にほぼ一致し、当該軸受け部13の左右両端には、ヒンジユニット50の軸部52が嵌め込まれる略正方形の孔(受け孔)14が形成されている。この受け孔14は貫通孔ではなく、凹状となっており、スライド機構などを用いてこの部位14を形成したとしても、貫通孔と比較すると金型成形が容易である。そして、本実施例では、少なくとも、ヒンジユニット50が組み込まれる蝶番部で蓋体10の受け孔14以外の部位については、金型に傾斜ピンやスライド機構を設けて形成する必要がないため、本実施例のコンパクト容器1では、部品を製造する金型の構造が従来よりも簡素なものとなり、金型自体のコスト、および金型の故障を低減させて、金型に関わるコストを大幅に削減することが可能となる。
<組み立て手順>
以上、コンパクト容器1を構成する各部品についての概略構造を説明した。次に、コンパクト容器1における各部品の位置関係や組み付け状態についての詳細を当該コンパクト容器1の組み立て手順を追いながら説明する。図5〜図7に、コンパクト容器1の組み立て手順を示した。まず、二つのヒンジユニット50を先端面53同士で対面させて、外枠20の二つのヒンジ収納部27に収納する(図5)。この際、各ヒンジユニット50は、末端面54に十字状に形成されている2本のガイド溝55のいずれか一方のガイド溝55の延長方向が上下方向に一致するように配置する。本実施例では、ヒンジユニット50のケース部51は、端面形状が略正方形であり、そのケース部51をヒンジ収納部27に収納さえすれば、水平な外枠20の底面21にケース部51の四つの側面の一つが接し、自ずと、いずれかの1本のガイド溝55の延長方向が上下方向に一致する。また、ヒンジユニット50は、ヒンジ収納部27に収納されると、当該ヒンジ収納部27の前後の壁面によって前後への移動と軸周りのケース部51の回転が規制される。また、左右のヒンジ収納部27の左右外側の壁面が、左右方向への移動を規制する。
次いで、蓋体10の軸受け部13を、ヒンジ収納部27に隣接させて配置する。本実施例では、二つのヒンジユニット50に対応して二つのヒンジユニット27が左右に離間して形成されているので、蓋体10の軸受け部13を、外枠20の底面21の上記凹部25に挿入する。このとき、受け孔14が、二つのヒンジ収納部27のそれぞれ収納されているヒンジユニット30とほぼ同軸となるように配置する。また、二つのヒンジユニット50の軸部52は、それぞれ、初期位置に対して鏡面対象となるように同じ角度だけ回転させておく。もちろん、双方が初期位置のままでもよい。そして、蓋体10を、この角度位置にあるときの軸部52に対応する開閉角度となるようにして、二つのヒンジユニット間に挿入する(B)。この図では、蓋体10が90゜開いた状態で挿入されている。なお、ヒンジ収納部27の左右の長さは、ケース部51より長く、左右に遊びを有し、蓋体10の軸受け部13を二つのヒンジユニット50間に挿入すると、左右のヒンジユニット50は、それぞれ左右方向に「逃げる」ことができる。すなわち、蓋体10を外枠20に無理なく容易に組み付けることができる。また、本実施例では、軸部52自体も末端面54側に移動可能であるため、蓋体10と外枠20との組み付け作業がさらに容易になっている。
最後に図7に示したように、上方から皿枠30を外枠20に嵌め込む。図8(A)〜(C)に、図7に示した組み立て手順以降において、皿枠30が外枠20に嵌め込まれる際の各部品の状態遷移を示した。なお当該図8は、図6におけるa−a矢視断面に相当する。皿枠30を外枠20の上方から押し込んでいくと、舌片33がヒンジ収納部27の左右外側の壁面28に沿いつつ当該ヒンジ収納部27に挿入される(A)。そして、本実施例では、ガイド突起34の下端に、下方に向かって徐々に突起が低くなる傾斜部35が形成されており、皿枠30が嵌め込まれていくのに従って、舌片33がヒンジユニット50の末端面54とヒンジ収納部27の左右外側の壁面28との間に挿入され、ガイド突起34がガイド溝55に係合しつつ、左右それぞれのヒンジユニット50が傾斜部35に案内されて左右内側に付勢される(B)。なお、舌片33の下方の傾斜は、ヒンジ収納部27の左右の壁面28と接する側にあってもよい。それによって、舌片33が、より円滑にヒンジ収納部27の内側に挿入される。
そして、皿枠30を外枠20に完全に嵌め込んだ状態では、ガイド溝55は、ガイド突起34の傾斜部35より上方の幅広の部分36に係合し、ヒンジユニット50が左右内側にさらに押し込まれる。それによって、軸部52が蓋体10の受け孔14に深く挿入され、ヒンジユニット50の脱落が確実に防止されるようになっている。そして、ヒンジユニット50の末端面54に回転軸上を通るように形成されているガイド溝55に対し、上下方向に延長するガイド突起34が係合しているため、左右二つのヒンジユニットの軸部52は、外枠20の水平な底面21によって上下方向の位置が調整されつつ、左右方向の位置も調整されて、二つのヒンジユニット50が同軸上に正確に配置される。なお、皿枠30が外枠20に完全に嵌め込まれたならば、双方を適宜な方法で固定すればよい。例えば、周知の超音波溶着を用いて双方が接する箇所を接着すればよい。あるいは、双方に機械的に係合する構造を形成しておいてもよい。
このように、本実施例のコンパクト容器1aでは、その組み立て工程が実質的に上下方向に積層する「置くだけ」の作業で構成されており、組み立てコストを削減することができる。また、舌片33とヒンジユニット50の後端面54とが係合する構造となっているため、ヒンジユニット50が蓋体10の開閉に伴って一緒に回る「供回り」を確実に防止することができる。また、外枠20のヒンジ収納部17を構成するヒンジユニット50の後端面54側の壁面28が、舌片33の左右方向への動きを規制しているため、蓋体10が開閉するときに舌片33が撓むことがない。すなわち、その舌片33と係合しているヒンジユニット50の組み付け状態が緩んだり、がたつくことがない。もちろん、軸部52が受け孔14から脱落することもない。
===その他の実施例===
上記実施例では、ヒンジユニット50を二つ用いたコンパクト容器1を示したが、もちろん、ヒンジユニット50を一つにしてもよい。この場合は、一方のヒンジユニットと、そのヒンジユニット50に対応するヒンジ収納部27と、軸受け部13の受け孔14とを、一般的な蝶番の構造に置換すればよい。例えば、ヒンジユニット50の回転軸52を外枠20に一体形成された突起とし、軸受け部13の対応する受け孔14をその突起が挿入される孔にすればよい。あるいは、外枠20と軸受け部14に共通のピンを挿通してもよい。いずれにしても、蝶番としての回転軸がヒンジユニット50の回転軸56に一致する構造であれば、いかなるものでもよい。なお、構造的には、二つ一組のヒンジユニットと一つのヒンジユニットの三つのヒンジユニット50を使用したり、二組のヒンジユニットからなる四つのヒンジユニットを使用したりすることも可能である。
上記実施例では、二つのヒンジユニット50が、軸部52の先端面53同士を対面させる構造であったが、もちろん、後端面54同士を対面させるような構造でもよい。この場合は、軸部52の先端面53が左右外側に向くことになり、蓋体10の軸受け部13は、この二つ一組のヒンジユニット50を左右から挟持するように形成されて、その受け孔14が対面するように形成されていればよい。
ヒンジユニット50のガイド溝55は、回転軸56上を通ればよく、十字状に限らず、1本の溝であってもよい。この場合は、その1本の溝が上下方向を向くようにヒンジユニット50をヒンジ収納部27内に収納すればよい。ガイド溝55が末端面54を横断せず、途中で行き止まりになっていてもよい。この場合は、溝55が開放している側を上方にしてヒンジ収納部27内に収納すればよい。
ガイド溝55を一定幅の直線状とせず、例えば、略V字状など、徐々に拡幅するような形状であってもよい。そして、ガイド係合部34を左右から見たときの正面形状をこのV字状のガイド溝に係合するV字状とすればよい。
ヒンジユニット50の端面形状は略正方形に限るものではなく、ヒンジ収納部27によって区画された空間の形状に沿う形状で、末端面55に回転軸56上を通るガイド溝55が形成されていればよい。例えば、外枠20の底面21がヒンジ収納部27内で水平面に対して前後に傾斜していたとしても、その傾斜に合わせた方向にガイド溝55を形成すればよい。いずれにしても、ヒンジユニット50をヒンジ収納部27内に収納した際、そのガイド溝55の延長方向が上下方向に一致すればよい。
ヒンジユニット50におけるガイド部55と、皿枠30におけるガイド係合部54との係合構造は、上記実施例のように、ガイド部55側を溝とし、ガイド係合部34側を突起とする構造に限るものではない。例えば、ヒンジユニット50の末端面54に、回転軸56上を通りつつ、当該末端面54を縦断するリブ状の突起を形成し、皿枠30の舌片33側に当該リブ状の突起に係合する溝を形成するように変更してもよい。なお、このような場合では、ヒンジユニット50の軸部52を蓋体10の軸受け13の受け孔14に確実に嵌着させるために、ヒンジユニット50側のリブの上端に上方に向かって徐々に突起が低くなる傾斜部を形成してもよい。
1 ヒンジユニット内蔵型コンパクト容器、2 容器本体、10 蓋体、13 軸受け部、14 受け孔 20 外枠、21 外枠の底面、22 外周壁、22a 凹部底辺の外周壁、22b、後端の外周壁、22L 左端側の外周壁、22R 右端側の外周壁、24 リブ、25 凹部、27 ヒンジ収納部、30 皿枠、31 枠部、32 板状部分、33 舌片、34 ガイド係合部(ガイド突起)、40 収納空間、50、ヒンジユニット、51 ケース部、52 軸部、53 軸部の先端面、54 ヒンジユニットの後端面、55 ガイド部(ガイド溝)、56 軸部の回転軸

Claims (8)

  1. 化粧料を収納する扁平箱状の容器本体の後端に、少なくとも一つ以上のヒンジユニットを用いた蝶番を介して蓋体が連結されて、当該蓋体が、前記容器本体の上面を開閉自在に覆うとともに、前記ヒンジユニットに内蔵されている回転トルク制御機構により、所定の開閉角度範囲において、所定の方向に所定の開閉角度まで付勢されるコンパクト容器であって、
    前記ヒンジユニットは、筒状のケース部の先端側にて当該ケース部の筒軸延長方向に軸部が突出し、末端面に、前記軸部の回転軸上を通りつつ、当該末端面の横断方向に延長するガイド部が形成され、
    前記容器本体は、上方が開口して当該容器本体の外形を形成する外枠に、当該外枠の開口周縁形状に沿う平面形状を有する板状部材かならなる皿枠が固定されてなり、
    前記皿枠の後端下面には、前後上下方向に板面を有する板状の舌片が垂設されているとともに、当該舌片の板面上には、上下方向に延長して前記ガイド部と係合するガイド係合部が突設され、
    前記蓋体の後端には、端部に前記軸部が挿入される受け孔を備えた軸受け部が形成され、
    前記外枠の後端には、上方に立設する壁面によって区画されたヒンジ収納部が形成され、
    前記ヒンジユニットが、前記先端面を前記軸受け部において前記受け孔を備えた前記端部に対向させた状態で、前記ヒンジ収納部に収納されているとともに、当該ヒンジユニットの後端面側に前記舌片が前記ガイド係合部をガイド部に係合させた状態で挿入されていることで、前記ヒンジユニットは、先端側に付勢された状態で、前記軸部が前記受け孔に挿入されている、
    ことを特徴とするヒンジユニット内蔵型コンパクト容器。
  2. 請求項1において、前記ヒンジユニットを二つ備え、
    前記舌片は、前記皿枠の後端下面に、左右に離間して互いに対面して形成されているとともに、各舌片の前記対面側に前記ガイド係合部が形成され、
    前記軸受け部は、左右両端のそれぞれに前記受け孔を備え、
    前記外枠の後端には、前記ヒンジ収納部が左右に離間して二つ形成され、
    前記軸受け部が前記二つのヒンジ収納部の間に配置されつつ、当該二つのヒンジ収納部に、前記二つのヒンジユニットが先端同士、あるいは末端面同士を対面させた状態で個別に収納されているとともに、各ヒンジユニットは、それぞれの前記軸部が互いに同軸となるように前記受け孔に挿入されている、
    ことを特徴とするヒンジユニット内蔵型コンパクト容器。
  3. 請求項1または2において、前記ガイド係合部は、下方に延長する突起であり、前記ガイド部は、前記ヒンジユニット部に収納された状態で上下に延長する溝であることを特徴とするヒンジユニット内蔵型コンパクト容器。
  4. 請求項3において、前記ガイド係合部の下端に、下方に向かって徐々に突起の高さが低くなる傾斜部が形成されていることを特徴とするヒンジユニット内蔵型コンパクト容器。
  5. 請求項1または2において、前記ガイド係合部は、下方に延長する溝であり、前記ガイド部は、前記ヒンジユニット部に収納された状態で上下に延長する突起であることを特徴とするヒンジユニット内蔵型コンパクト容器。
  6. 請求項5において、前記ガイド部の上端に、上方に向かって徐々に突起の高さが低くなる傾斜部が形成されていることを特徴とするヒンジユニット内蔵型コンパクト容器。
  7. 請求項1〜6のいずれかにおいて、前記ヒンジユニットの前記ケース部と前記軸部は、同軸上に配設されて、ともに略正方形の端面を有する角筒状で、前記ガイド部は、当該ケース部の略正方形の各辺を2等分するように十字状に形成されていることを特徴とするヒンジユニット内蔵型コンパクト容器。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のヒンジユニット内蔵型コンパクト容器の組み立て方法であって、
    前記ヒンジ収納部に、前記ガイド部の延長方向が上下方向に向くように前記ヒンジユニットを収納する第1ステップと、
    前記第1ステップに次いで、前記軸受け部の端部をヒンジ収納部に隣接させて配置するとともに、前記受け孔の開口と前記ヒンジユニットの軸部の先端とを対面させつつ前記蓋体を前記外枠に組み付ける第2ステップと、
    前記第2ステップに次いで、前記外枠に対して前記皿枠を上方から下方に押し込むことで、前記舌片を前記ヒンジ収納部に挿入するとともに、挿入先のヒンジ収納部に収納されている前記ヒンジユニットのガイド部に前記ガイド係合部を係合させて、前記ヒンジユニットを先端側に付勢させつつ、前記軸部を前記受け孔に挿入させる第3ステップと、
    を含んでいることを特徴とするヒンジユニット内蔵型コンパクト容器の製造方法。
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