JP2012142411A - セラミック電子部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】端子電極とセラミック素体との接着性及び端子電極のめっき性に優れたセラミック電子部品を提供すること。
【解決手段】バリスタ素体20と、バリスタ素体20の表面20aに形成された端子電極10と、を備えるセラミック電子部品100であって、端子電極10が、金属3及びガラス成分1を含有し、バリスタ素体20及び端子電極10を横断する断面において、バリスタ素体20と端子電極10との境界線上に存在するガラス溜まり1aの割合が、境界線全体に対して0〜30%であり、端子電極10の表面に存在するガラス成分1の面積の割合が、端子電極10の表面の面積に対して0〜50%である。
【選択図】図2

Description

本発明は、セラミック電子部品に関する。
バリスタ及びコンデンサ等のセラミック電子部品は、セラミック層、ビアホール電極、及び内部電極を有するセラミック素体と、セラミック素体表面に焼き付けられた端子電極と、を備える。端子電極用材料としては、通常、Cu等の安価な卑金属フィラー、有機バインダ樹脂及びガラスフリットを混合した導電性ペーストが使用される(下記特許文献1を参照。)。従来は、ガラスフリットを混合した端子電極用材料から形成した端子電極にはガラス成分が含まれるため、端子電極とセラミック素体との接着性が向上する、と考えられていた。
特開2002−298643号公報
しかし、従来のペーストをセラミック素体に焼付けて形成した端子電極では、ガラス成分が端子電極と内部電極との界面や端子電極の外表面に偏在する傾向があり、端子電極の接着性やめっき性が劣化する。特に、ペースト中のガラスフリットの分散性が悪く、ガラスフリットの分布が不均一である場合、このような傾向が顕著となる。本発明者らは、端子電極中のガラス成分の分布が偏る原因を以下のように考えた。
図7(a)及び図7(b)に示すように、卑金属フィラー3aとガラスフリット1dとを含むペーストをセラミック素体の表面(主面20a)に焼き付ける場合、フィラー3aの焼結よりも先にガラスフリット1dの軟化が始まり、ガラス1が移動を始めてその分布が偏り始める。このように、ガラス1の分布が偏った後でフィラー3aの焼結が始まる(図7(c)を参照。)。その結果、偏在するガラス1の居場所がなくなり、ガラス1が内部電極32と端子電極との界面や端子電極の外表面に押し出される(図7(d)を参照。)。
図5(a)に示すように、端子電極と内部電極との界面に溜まった比較的大きなガラス1a(界面における面積が比較的広いガラス溜まり)は、共に金属である端子電極と内部電極との接着強度を低下させる。また、端子電極の外表面に押し出されたガラスは、端子電極表面へのめっきを困難にする。これらの問題を解決する方法としては、ガラスフリットの粒径を小さくすることで、焼結する卑金属フィラー間にガラスが均一に残るようにすることが考えられる。しかし、この方法を採用したとしても、必ずしもペースト中のガラスフリットの分散性が向上するとは限らない。ガラスフリットが小さ過ぎる場合、ガラスフリットがペースト中で凝集してその分散性が損なわれることもある。また、ガラスフリットが小さ過ぎる場合、ガラスの軟化がより低温側で開始するため、偏析の可能性が高くなる。さらに、ガラスフリットを微小化させることによって材料コストが高くなるという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、端子電極とセラミック素体との接着性及び端子電極のめっき性に優れたセラミック電子部品を提供することを目的とする。
本発明に係るセラミック電子部品は、セラミック素体と、セラミック素体の表面に形成された端子電極と、を備えるセラミック電子部品であって、端子電極が、金属及びガラス成分を含有し、セラミック素体及び端子電極を横断する断面において、セラミック素体と端子電極との境界線上に存在するガラス溜まりの割合が、境界線全体に対して0〜30%であり、端子電極の表面に存在するガラス成分の面積の割合が、端子電極の表面の面積に対して0〜50%である。なお、本発明において、「ガラス溜まり」とは、境界線上における長さが5μm以上であるガラス成分である。また、「ガラス溜まりの割合」とは、ガラス溜まりの境界線上の長さの合計値が境界線全体の長さに占める割合である。
上記本発明では、従来の端子電極を備えるセラミック電子部品に比べて、端子電極とセラミック素体との界面に存在する粗大なガラス成分の割合が少ないため、セラミック素体と端子電極との接着強度(特にセラミック素体の表面に表れた内部電極と端子電極との接着強度)が向上する。また、上記本発明では、従来のセラミック電子部品に比べて、端子電極の表面に占めるガラス成分の割合が小さいため、端子電極表面に金属をめっきし易くなる。
上記本発明では、端子電極の断面に存在する酸化銅の面積の割合が、端子電極の断面の金属部分の面積に対して0.1〜8.0%であることが好ましい。これにより、端子電極の導電性を過度に損なうことなく、端子電極とセラミック素体との接着強度を向上させ易くなる。
上記本発明では、金属は、Cu、Al、Si、Ni、Ag、In、Sn及びBiからなる群より選ばれる少なくとも一種であることが好ましい。特に、端子電極がCuとそれ以外の上記金属とを含有することが好ましい。これらの金属を用いることで、貴金属を用いる場合に比べてセラミック電子部品の材料コストが低減されると共に、且つ端子電極の所望の導電性を達成できる。
本発明によれば、端子電極とセラミック素体との接着性及び端子電極のめっき性に優れたセラミック電子部品を提供することができる。
本発明のセラミック電子部品の好適な一実施形態の模式的な断面図である。 図1に示す領域IIの部分拡大図である。 図2に示す端子電極の外表面の模式図である。 図4(a)は、本発明のセラミック電子部品の他の実施形態の模式的な部分断面図であり、図4(b)は、図4(a)に示す端子電極の外表面の模式図である。 図5(a)は、従来のセラミック電子部品の模式的な部分断面図であり、図5(b)は、図5(a)に示す端子電極の外表面の模式図である。 図6(a),図6(b),図6(c)及び図6(d)は、本発明のセラミック電子部品が備える端子電極の形成工程(電極パターンの焼付け工程)を示す模式図である。 図7(a),図7(b),図7(c)及び図7(d)は、従来のセラミック電子部品が備える端子電極の形成工程(電極パターンの焼付け工程)を示す模式図である。 図8(a)及び図8(b)は、それぞれ本発明の実施例が備える端子電極の模式的な部分断面図である。 図9(a)及び図9(b)は、それぞれ比較例が備える端子電極の模式的な部分断面図である。
以下、場合により図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(セラミック電子部品)
図1は、本実施形態のセラミック電子部品全体の断面を示す。セラミック電子部品100は、バリスタ素体20(セラミック素体)と、バリスタ素体20の主面20aの上に設けられた端子電極10と、を備えるバリスタである。バリスタ素体20は、バリスタ層22,24,26がこの順で積層された積層構造を有している。各バリスタ層22,24,26に設けられたビアホールには、ビアホール電極32が形成されている。バリスタ素体20の主面20a側に配置されたバリスタ層22に設けられたビアホール電極32は、端子電極10と物理的に接触している。したがって、端子電極10は、ビアホール電極32を介して、バリスタ層22,24,26の間に埋設された内部電極34と電気的に接続されている。
バリスタ素体20における各バリスタ層22,24,26は、主成分として酸化亜鉛(ZnO)を含み、副成分として遷移金属の酸化物、希土類金属の酸化物、カルシウム酸化物、又はケイ素酸化物を含むことが好ましい。これによって、優れたバリスタ特性と大きなサージ耐性とを高水準で両立することができる。
バリスタ層22,24,26に含まれるカルシウム酸化物としては、CaO、並びにカルシウムとケイ素と酸素とを含むCaSiO及びCaSiO等の複合酸化物等が挙げられる。バリスタ層22,24,26に含まれるケイ素酸化物としては、SiO、カルシウムとケイ素と酸素とを含むCaSiO、CaSiO、及びZnSiO等の複合酸化物等が挙げられる。バリスタ層22,24,26は、上述の副成分の他に、Coの酸化物又はIIIB族元素から選ばれる少なくとも1種の酸化物を含むことが好ましい。IIIB族元素としては、B、Al、Ga、及びInを挙げることができる。
内部電極34及びビアホール電極32は、主成分として、パラジウム又は銀などを含む金属成分を含有する。内部電極34及びビアホール電極32は、上記主成分の他に、酸化亜鉛、酸化バリウム及び酸化ホウ素等の酸化物やガラス成分を含有していてもよい。
図2は、バリスタ素体20及び端子電極10を横断し、ビアホール電極32のほぼ中央を横断する断面を示す。端子電極10は、金属3及びガラス成分1,1a及び1bを含有する。ガラス成分は、端子電極10の外表面、内部、及び端子電極10とバリスタ素体20との界面に均一に分散している。端子電極10とバリスタ素体20との界面に対応する境界線(boundary)上には、境界線上における長さLgが5μm以上である複数のガラス溜まり1aが存在する。また、境界線上には、境界線上における長さが5μm未満である複数の微小ガラス部1bも存在する。ガラス溜まり1aの境界線上の長さLgの合計値ΣLgが境界線全体の長さLbに占める割合(ΣLg)/Lbは、0〜30%である。このガラス溜まりの割合(ΣLg)/Lbが小さいことは、境界線上に存在するガラス溜まり1aの割合が少なく、端子電極10とバリスタ素体20との界面におけるガラス成分の分布が均一であり、分散性が高いことを意味する。本実施形態では、バリスタ素体20及び端子電極10を横断する任意の断面において、(ΣLg)/Lbは0〜30%である。
微小ガラス部1bは、セラミックスを主成分とするバリスタ層22と金属を主成分とする端子電極10との間に介在してつなぎ(bond)として機能し、これらの接着強度を高める。また、微小ガラス部1bは、十分に小さいため、共に金属を主成分とする端子電極10と内部電極32との間に介在しても、両者の接着を阻害し難い。一方、微小ガラス部1bに比べて粗大なガラス溜まり1aは、その割合が多過ぎると、端子電極10とバリスタ素体20との接着強度を低下させる。特にガラス溜まり1aは端子電極10と内部電極32との間に介在して、これらの接着を阻害する。しかし、本実施形態では、ガラス溜まりの割合(ΣLg)/Lbが30%以下であり、従来のセラミック電子部品に比べて小さい。つまり、本実施形態では、従来のセラミック電子部品に比べて、界面におけるガラス溜まり1aの割合が小さい。その結果、本実施形態では、従来に比べて端子電極10とバリスタ素体20との接着強度が高くなる。
図3に示すように、端子電極10の外表面の複数の箇所においてガラス成分1が露出している。端子電極10の外表面に露出するガラス成分1の面積の合計値の割合(以下、「Rs」と記す。)は、端子電極32の外表面全体の面積に対して0〜50%である。換言すれば、Rsは、端子電極10の外表面の単位面積に占めるガラス成分1の面積割合の平均値である。端子電極10の外表面のうちガラス成分1が露出した部分では、めっき膜が形成され難く、めっき膜が途切れ易い。本実施形態では、Rsが0〜50%であるため、従来に比べて、途切れのない均一なめっき膜を端子電極32の表面全体に形成し易くなる。
図2に示すように、端子電極10は酸化銅5を含有することが好ましい。端子電極10の断面に存在する酸化銅5の面積の合計値の割合は、端子電極10の断面の金属部分3全体の面積に対して0.1〜8.0%であることが好ましい。酸化銅5はバリスタ層22と同様に酸化物であるため、端子電極10が酸化銅5を含有することにより、端子電極10とバリスタ層20との接着強度が向上する。端子電極10中の酸化銅5の含有率が少な過ぎると、上記の接着強度を向上させる効果が小さくなる。端子電極10中の酸化銅5の含有率が多過ぎると、端子電極の導電性が低下する傾向がある。しかし、酸化銅5の面積の割合が上記の数値範囲内であれば、端子電極10の導電性を過度に損なうことなく、端子電極10とバリスタ層20との接着強度を向上させ易くなる。
端子電極10が含有する金属は、Cu、Al、Si、Ni、Ag、In、Sn及びBiからなる群より選ばれる少なくとも一種であることが好ましい。特に、端子電極がCuとそれ以外の上記金属とを含有することが好ましい。端子電極10が主成分としてCuを含有し、さらにCu以外の上記金属を含有することにより、端子電極10中のCuが酸化し難くなったり、上記金属の有する導電性が付与されたりすることで、高い導電性が維持される。なお、端子電極が金属としてCuだけを含有してもよい。
ガラス成分1,1a及び1bとしては、BaO−CaO−SiO系ガラス、BaO−ZnO−B系ガラス、BaO−ZnO系ガラス、BaO−SiO系ガラス、BaO−ZnO−SiO系ガラス、BaO−B−SiO系ガラス、ZnO−B系ガラス、BaO−CaO−Al系ガラス、ZnO−SiO−B系ガラス及びBi−B−SiO系ガラス等が挙げられる。
(セラミック電子部品の製造方法)
次に、バリスタ100の製造方法の一例を説明する。バリスタ100の製造方法は、バリスタ素体20を形成する第1工程と、バリスタ素体20の主面20a上に端子電極10を形成する第2工程と、を有する。以下、各工程の詳細を説明する。
第1工程では、複数のバリスタ層と、それらの間に埋設された内部電極とを有する積層構造からなるバリスタ素体20を以下の手順で形成する。まず、バリスタ層22,24,26の原料となる、酸化亜鉛、遷移金属の酸化物、希土類金属の酸化物、カルシウム酸化物、ケイ素酸化物、及びその他の成分を各々秤量した後、各成分を混合してバリスタ原料を調製する。このバリスタ原料と、有機ビヒクルとを混練して、バリスタ層形成用の塗料(スラリー)を得る。有機ビヒクルとは、有機バインダ樹脂を有機溶剤中に溶解したものである。有機バインダ樹脂としては、エチルセルロース及びポリビニルブチラール等が挙げられる。有機溶剤としては、テルピネオール、ブチルカルビトール、アセトン、及びトルエン等が挙げられる。
上述のスラリーを、ドクターブレード法等の公知の方法により、例えばポリエチレンテレフタレートからなるフィルム上に塗布した後、乾燥して厚さ30μm程度の膜を形成する。こうして得られた膜をフィルムから剥離してグリーンシートを得る。
次に、グリーンシートに、バリスタ素体20内に埋設される内部電極34及びビアホール電極32に対応する電極パターンを形成する。内部電極34の電極パターンは、例えば、パラジウム粒子等の金属粉末、ガラスフリット、有機バインダ樹脂及び有機溶剤を混合した導電性ペーストをスクリーン印刷法等によって塗布し、乾燥することによって形成される。また、ビアホール電極32の電極パターンは、グリーンシートに公知の方法によって形成されたビアホールに導電性ペーストを充填し、乾燥することによって形成される。導電性ペーストに用いられる有機バインダ樹脂としては、例えば、エチルセルロース及びポリビニルブチラール等が挙げられる。導電性ペーストに用いられる有機溶剤としては、テルピネオール、ブチルカルビトール、アセトン、及びトルエン等が挙げられる。
次に、内部電極34及びビアホール電極32に対応する電極パターンが形成された各グリーンシートと、必要に応じて電極パターンが形成されていないグリーンシートとを所定の順序で重ねてシート積層体を形成する。こうして得られたシート積層体を、例えば、チップ単位に切断して、分割された複数のグリーン体を得る。このグリーン体を、180〜400℃で0.5〜24時間加熱して、脱バインダを行う。その後、850〜1400℃で0.5〜8時間焼成することによって、バリスタ素体20が得られる。
第2工程では、以下の手順で、バリスタ素体20の主面20a上に端子電極10を形成する。まず、端子電極10を形成するための導電性ペーストを調製する。この導電性ペーストは、導電粉、有機バインダ樹脂、分散剤及び有機溶剤を混合することによって調製することができる。図6(a)に示すように、端子電極用導電性ペーストが含有する導電粉7は、金属粒子3aと、金属粒子3aを被覆するガラスコート1cと、を備える。有機バインダ樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、エチルセルロース及びポリビニルブチラール等が挙げられる。また、有機溶剤としては、テルピネオール、ブチルカルビトール、アセトン、及びトルエン等が挙げられる。端子電極用導電性ペースト中の導電粉7の含有量は50〜95重量部程度である。端子電極用導電性ペースト中の有機バインダ樹脂の含有量は1〜20重量部程度である。端子電極用導電性ペースト中の分散剤の含有量は0〜10重量部程度である。端子電極用導電性ペースト中の溶剤の含有量は1〜40重量部程度である。
端子電極用導電性ペーストを、バリスタ素体20の主面20a上に、スクリーン印刷法によって塗布する。塗布した端子電極用導電性ペーストを乾燥して、端子電極10に対応する電極パターンを形成する。この電極パターンを主面20aに焼付けることにより、バリスタ素体20の主面20a上に端子電極10を形成する。
電極パターンの焼付け工程において電極パターンを加熱し始めると、図6(a)及び図6(b)に示すように、まず導電粉7表面のガラスコート1cが軟化して破け始める。そして、図6(c)に示すように、ガラスコート1cの軟化及び破断と同時に、金属粒子3a同士が直接接触して焼結し始める。金属粒子3aの焼結と同時にガラスコート1cの軟化が進むので、焼結した金属粒子3aの空隙にガラス1が閉じ込められる。また、電極パターン全体において、ガラスコート1cは各金属粒子3aの表面を被覆するように均一に分布している。よって、金属粒子3aの空隙に閉じ込められたガラス1も電極パターン(端子電極)の全体に均一に分布するようになる。以上の焼付け工程を経て、(ΣLg)/Lbが30%以下であり、且つRsが0〜50%である端子電極が得られる(図2及び図6(d)を参照。)。
仮に端子電極用導電性ペーストが従来のようにガラスフリットを含有する場合、焼付け工程においてガラスの分布が偏り易くなり、(ΣLg)/Lbが及びRsが上記の数値範囲から外れ易くなる。したがって、本実施形態では、端子電極用導電性ペーストがガラスフリットを含有しないことが好ましい。
金属粒子3aは、Cu、Al、Si、Ni、Ag、In、Sn及びBiからなる群より選ばれる少なくとも一種であることが好ましい。特に、金属粒子3aが主成分としてCuを含有し、さらにCu以外の上記金属を含有することが好ましい。Cu以外の上記金属によって焼付け工程におけるCuの酸化が適度に抑制されたり、上記金属の有する導電性が付与されたりすることで、高い導電性を有し、且つ酸化銅を含有する端子電極10が得られる。
ガラスコート1cの軟化点は、上記の組成を有する金属粒子3a(特にCu)よりも低いことが好ましい。これにより、上記のような焼付け工程の実施が容易となり、(ΣLg)/Lbを30%以下に制御し、且つRsを0〜50%に制御することが容易となる。ガラスコート1cとしては、例えば、BaO−CaO−SiO系ガラス、BaO−ZnO−B系ガラス、BaO−ZnO系ガラス、BaO−SiO系ガラス、BaO−ZnO−SiO系ガラス、BaO−B−SiO系ガラス、ZnO−B系ガラス、BaO−CaO−Al系ガラス、ZnO−SiO−B系ガラス及びBi−B−SiO系ガラス等が挙げられる。ガラスコート1cは金属粒子3aの表面を直接被覆することが好ましい。仮に、酸化銅、亜酸化銅、Al単体、ZrO単体、TiO単体、SiO単体、Nb単体又はTa単体等のCuよりも融点が高い金属酸化物でCu粒子の表面を直接被覆したものを導電粉として用いた場合、焼付け工程においてCu粒子同士の焼結が表面の被覆物によって阻害される。その結果、(ΣLg)/Lbを30%以下に制御し、且つRsを0〜50%に制御することが困難となる。
導電粉7の平均粒径(D50)は0.5〜3.0μmであることが好ましい。これにより、(ΣLg)/Lbを30%以下に制御し、且つRsを0〜50%に制御することが容易となる。平均粒径が0.5μm未満である場合、焼付け工程における導電粉7の過焼結が発生し、端子電極10とバリスタ素体20との接着性、端子電極10のめっき性及び導電性が劣化する傾向がある。平均粒径が3.0μmを超える場合、焼付け工程において導電粉7が十分に焼結せず、端子電極10とバリスタ素体20との接着性、端子電極10のめっき性及び導電性が劣化する傾向がある。
ガラスコート1cの厚みは10〜30nmであることが好ましい。厚みが10nm未満である場合、端子電極10中のガラス量が少なくなって接着強度が低下する傾向がある。厚みが30nmを超える場合、金属粒子3a同士の焼結が遅くなるため、Cuが焼結する前にガラスが移動を開始し、端子電極10中のガラス成分1の分布が偏り易くなる傾向がある。
金属粒子3aは球状であることが好ましい。球状の金属粒子3aは焼結し易い。一方、金属粒子3aがフレーク状である場合、金属粒子3aが球状である場合に比べて、金属粒子3aの焼結速度が遅い。そのため、金属粒子3aの焼結よりもガラスコート1cの軟化及び移動が先に終わってしまう。その結果、端子電極10におけるガラス成分1の分布が偏り易くなり、(ΣLg)/Lb及びRsが所望の数値範囲から外れ易くなる。
金属粒子3aの表面にガラスコート1cを形成する方法としては、特に限定されないが、例えば、蒸着法、ゾルゲル法等が挙げられる。また、熱分解性の金属化合物(Cu化合物等)と、熱分解して該金属と固溶しないガラス質を生成する酸化物前駆体と、を含む溶液を、微細な液滴にし、液滴を該金属化合物の分解温度より高い温度で加熱することにより、該金属粉末の生成と同時にガラス質を該金属粉末の表面近傍に析出させる方法(噴霧熱分解法)を採用してもよい。金属粒子3aの平均粒径及びガラスコート1cの厚さは、上記の方法を実施する際の原料の仕込み量(配合比)、加熱温度、時間等の条件によって適宜制御できる。例えば、ガラスコート1cがBaO−CaO−SiO系ガラスであり、金属粒子3cは平均粒径が2.5μmであるCu粒子である場合、ガラスコート1cの厚さ(単位:nm)と、導電粉7全体に占めるガラスコート1cの重量比(単位:重量%)は、下記の表1の関係にある。この場合、導電粉7全体に占めるガラスコート1cの重量割合は、端子電極10における全ガラス成分の重量割合に略対応する。
電極パターンの焼付け工程では、電極パターンを600〜1000℃で保持することが好ましい。焼付け温度が600℃未満であると、端子電極10の焼結が十分に進行し難くなる傾向にあり、1000℃を超えると端子電極10が過焼結となる傾向にある。
電極パターンの焼付け工程では、電極パターンを上記の焼付け温度で3〜30分間保持する事が好ましい。焼付け時の保持時間が3分未満であると、端子電極10の焼結が十分に進行し難くなる傾向にあり、30分を超えると端子電極10の過焼結が起きる傾向にある。
端子電極10の焼付けは、酸素を含む雰囲気中で行う必要がある。製造設備及び製造工程簡素化の観点から、焼付けは大気中で行うことが好ましい。金属粒子3aがCuを含有する場合、大気中で電極パターンの焼付けを行うことにより、ガラスコート1cの破れ目(crack)に露出した金属粒子3aの表面の一部だけが酸化して、端子電極10中に酸化銅5が生成し易くなる(図6(b)、図6(c)及び図6(d)を参照。)。ただし、金属粒子3aがガラスコート1cで被覆されているので、大気中での金属粒子3aの過度の酸化は抑制される。端子電極中の酸化銅5の含有量は、ガラスコート1cの厚さ、焼付け工程の温度、保持時間及び昇温速度に依存する。仮に、従来のようにガラスコート1cで被覆されていない金属粒子とガラスフリットとを用いた場合、大気中で電極パターンの焼付けを行うと、金属粒子が過度に酸化して端子電極の導電性が損なわれる。また、従来のように、金属粒子の酸化を抑制するために電極パターンの焼付けを不活性ガス雰囲気中で行うと、端子電極中に酸化銅を生成させ難くなる。
端子電極10の表面に、めっき処理を施して、めっき層を設けてもよい。めっき処理は無電解めっき及び電解めっきのどちらでもよい。例えば、めっき層は、Niめっき浴(ワット浴など)及びSnめっき浴(中性Snめっき浴など)を用いたバレルめっき法により、Niめっき層とSnめっき層とを順次形成する方法によって得ることができる。これによって、端子電極10の表面に、第1のめっき層、第2のめっき層として、Niめっき層及びSnめっき層が順次積層することによって3層構造を有する端子電極を形成することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではない。例えば、バリスタ100は、バリスタ素体20の主面20a上に、ガラス下地層、抵抗体及びこれらを覆うガラス製の保護層を有していてもよい。本発明のセラミック電子部品は、バリスタに限られるものではなく、例えばインダクタ、コンデンサ、又はLCR(インダクタ、コンデンサ及び抵抗の複合電子部品)であってもよい。端子電極10は、主面20a上に形成された抵抗体の両端部を覆うように設けてもよい。
焼付け時の昇温速度は、好ましくは10〜200℃/分である。昇温速度が10℃/分未満であると、端子電極10が過焼結し易くなる傾向にあり、200℃/分を超えると焼結不足になり易くなる傾向にある。
本発明の内容を、実施例及び比較例を参照してより詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[バリスタの作製]
(実施例2)
バリスタ素体形成用のスラリーを以下の手順で調製した。酸化亜鉛の粉末と、有機バインダ樹脂、有機溶剤、及び添加剤を配合し、ボールミルを用いて20時間混合して、バリスタ素体用のスラリーを得た。
バリスタ素体用のスラリー、内部電極用及びビアホール電極用の導電性ペーストを用いて、図1に示すようなバリスタ100を作製した。具体的には、まずバリスタ素体用のスラリーを、ドクターブレード法により、ポリエチレンテレフタレートからなるフィルム上に塗布した後、乾燥して膜を形成した。こうして得られた膜をフィルムから剥離してグリーンシートを得た。
次に、グリーンシートに、内部電極34及びビアホール電極32に対応する電極パターンを形成した。電極パターンは、パラジウム粉末を含む導電性ペーストを、スクリーン印刷法によって塗布又はビアホールに充填し、乾燥させることにより形成した。次に、電極パターンが形成されたグリーンシートを積み重ねてシート積層体を形成した。こうして得られたシート積層体に、加熱処理を施して脱バインダを行った後、焼成してバリスタ素体20を得た。
導電粉80質量部に対し、アクリル樹脂(有機バインダ樹脂)及びターピネオール(溶剤)を合計で20質量部配合し、3本ロールミルを用いて混合して、実施例2の端子電極用の導電性ペーストを調製した。
導電粉としては、ガラスコートで全面被覆された銅粒子を用いた。ガラスコートの平均厚みは17nmであった。ガラスコートの主組成はBaO−CaO−SiOであった。導電粉の平均粒径(D50)は2.5μmであった。銅粒子は球状であった。
ビアホール電極32の端面が露出したバリスタ素体20の主面上20a上に、ビアホール電極32の端面を覆うようにして端子電極用の導電性ペーストをスクリーン印刷法によって塗布した。塗布した導電性ペーストを、120℃の熱風で10分間乾燥した後、大気中で焼付け工程を行い、端子電極10を作製した。端子電極10の焼付け条件(温度プロファイル)は、昇温速度:40℃/分、焼付け温度:700℃、保持時間:10分間、とした。このようにして、実施例2のバリスタ100を得た。
(実施例1,3〜12、比較例1〜4)
実施例1,3〜12及び比較例2〜4では、表2に示す導電粉を用いて端子電極用の導電性ペーストを作製した。比較例1ではガラスコートを具備しない銅粒子を導電粉に用いた。これらの事項以外は、実施例2と同様の方法で、各実施例及び比較例のバリスタ100を作製した。なお、表2に示す実施例5のガラスコートの組成式「SiO−B−RO」におけるRは、Li、Na及びKを意味する。
[ガラス溜まりの割合]
樹脂に埋めた各バリスタを研磨し、セラミック素体、ビアホール電極及び端子電極を横断する断面を形成した。走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて各バリスタの断面の反射電子像を観察した。反射電子像では、断面に露出するガラス成分を黒色の部分として確認できた。反射電子像に基づき、各バリスタにおけるガラス溜まりの割合(ΣLg)/Lbを測定した。結果を表2に示す。表2では、端子電極とセラミック素体との界面(境界線)にガラス溜りが無いもの((ΣLg)/Lbがゼロであるもの)を「A」と評価した。(ΣLg)/Lbが30%以下であるものを「B」と評価した。(ΣLg)/Lbが30%を超えるものを「C」と評価した。なお、本発明において、「ガラス溜まり」とは、境界線上における長さが5μm以上であるガラス成分である。また、「ガラス溜まりの割合((ΣLg)/Lb)」とは、ガラス溜まりの境界線上の長さの合計値が境界線全体の長さに占める割合である。
[端子電極表面におけるガラス成分の面積の割合]
各バリスタの端子電極の表面をSEMで観察し、視野内の端子電極の外表面に露出するガラス成分の面積割合Rsを測定した。結果を表2に示す。Rsが0〜20%未満であるものを「A」と評価した。Rsが20〜50%であるものを「B」と評価した。Rsが50%を超えるものを「C」と評価した。
(ΣLg)/Lb及びRsの各評価がAであるバリスタの端子電極の構造は、図4(a)及び図4(b)に対応する。(ΣLg)/Lb及びRsの各評価がBであるバリスタの端子電極の構造は、図2,3に対応する。(ΣLg)/Lb及びRsの各評価がCであるバリスタの端子電極の構造は、図5(a)及び図5(b)に対応する。
[酸化銅の割合]
各バリスタの端子電極の断面を電子線マイクロアナライザ(EPMA)で分析し、銅と酸素の分布と重なる部分を酸化銅と判断した。端子電極の断面の金属部分の面積に対する、端子電極の断面に露出した酸化銅の面積割合(以下、「CuO量」と記す。)を測定した。結果を表2に示す。CuO量が0.1〜5.0%であるものを「A」と評価した。CuO量が5.0%を超え8.0%以下であるものを「B」と評価した。CuO量が8.0%を超えるものを「C」と評価した。
[端子電極の接着強度]
実施例2の端子電極ペーストをスクリーン印刷でバリスタ素体上に塗布し、5×5mmの大きさの電極パターンを形成した。電極パターンを熱風で乾燥した後、焼付を行い、実施例2の接着強度測定用サンプルを作製した。電極パターンの焼付条件は上記と同様であった。作製した測定用サンプルの端子電極にアルミ製のピンを接着剤で接着し、デジタル式荷重測定器を用いてバリスタ素体の主面とピンとが対向する方向にピンを引っ張って、端子電極がバリスタ素体から剥離するのに必要な引張力を測定した。また、各実施例及び比較例の導電性ペーストを用いたこと以外は、実施例2の測定用サンプルと同様の方法で、各実施例及び比較例の測定用サンプルを作製した。各測定用サンプルの端子電極の接着強度を、実施例2と同様の方法で測定した。結果を表3に示す。表3では、引張力が1.47Nを超えるものを「A」と評価した。引張力が0.98〜1.47Nであるものを「B」と評価した。引張力が0.98N未満であるものを「C」と評価した。引張力が高いことは、端子電極の接着強度が高いことを意味する。
[端子電極のめっき性]
各バリスタの端子電極の表面にNiめっきを行って、端子電極の表面をSEMで観察した。結果を表3に示す。観察した視野中のめっき膜に不連続な部分が無いものを「A」と評価した。不連続な部分があるものを「C」と評価した。
[端子電極の焼結性]
各バリスタの端子電極の断面をSEMで観察した。結果を表3に示す。表3では、良好な焼結性を示したものを「A」と評価しした。評価がAである端子電極の断面は図8(a)に対応する。評価がAである端子電極に比べて空孔が比較的多かったものを「B」と評価した。評価がBである端子電極の断面は図8(b)に対応する。導電粉の焼結(粒成長)が進まず、端子電極が十分に緻密化していなかったものを「C」と評価した。評価がCである端子電極の断面は図9(a)に対応する。粒子の異常成長があり、過焼結が起こったものを「D」と評価した。評価がCである端子電極の断面は図9(b)に対応する。
[端子電極の導電性]
各バリスタの端子電極の両端部の間の抵抗値をテスタで測定し、抵抗率を算出した。結果を表3に示す。抵抗率が10Ω・cm未満のものを「A」と評価した。抵抗率が10〜100Ω・cmのものを「B」と評価した。抵抗率が100Ω・cmを超えるものを「C」と評価した。
本発明によれば、端子電極とセラミック素体との接着性及び端子電極のめっき性に優れたセラミック電子部品を提供することができる。
1・・・ガラス成分、1a・・・ガラス溜まり、1b・・・微小ガラス部、1c・・・ガラスコート、1d・・・ガラスフリット、3・・・金属、3a・・・金属粒子、5・・・酸化銅、10・・・端子電極、20・・・バリスタ素体(セラミック素体)、20a・・・バリスタ素体の主面、22,24,26・・・バリスタ層、32・・・ビアホール電極、34・・・内部電極、100・・・バリスタ(セラミック電子部品)。

Claims (3)

  1. セラミック素体と、前記セラミック素体の表面に形成された端子電極と、を備えるセラミック電子部品であって、
    前記端子電極が、金属及びガラス成分を含有し、
    前記セラミック素体及び前記端子電極を横断する断面において、前記セラミック素体と前記端子電極との境界線上に存在するガラス溜まりの割合が、前記境界線全体に対して0〜30%であり、
    前記端子電極の表面に存在する前記ガラス成分の面積の割合が、前記端子電極の表面の面積に対して0〜50%である、
    セラミック電子部品。
  2. 前記端子電極の断面に存在する酸化銅の面積の割合が、前記端子電極の断面の金属部分の面積に対して0.1〜8.0%である、
    請求項1に記載のセラミック電子部品。
  3. 前記金属は、Cu、Al、Si、Ni、Ag、In、Sn及びBiからなる群より選ばれる少なくとも一種である、
    請求項1又は2に記載のセラミック電子部品。
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