JP2012141158A - 測定装置およびスクロール表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】信号波形の表示スペースを広く確保しつつ信号波形のスクロール表示の際の操作性を向上する。
【解決手段】操作部14に対するジョグ操作およびシャトル操作によって指定されたスクロール量でのスクロール表示を表示部13に行わせるスクロール処理を実行する表示制御部を備え、表示制御部は、操作部14のタッチパネル28に指先50を接触させて移動させる接触移動操作としての第1操作が行われた後に指先50を回転移動させる接触移動操作としての第2操作が行われたときにジョグ操作が行われたとして第2操作における指先50の移動量に応じたスクロール量でのスクロール処理を実行し、接触移動操作としての第3操作が行われた後に指先50をスライド移動させて停止させる接触移動操作としての第4操作が行われたときにシャトル操作が行われたとして第4操作におけるスライド移動の停止の時間長に応じたスクロール量でのスクロール処理を実行する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ジョグ操作やシャトル操作によって指定されたスクロール量による信号波形のスクロール表示を表示部に行わせる測定装置およびスクロール表示方法に関するものである。
この種の装置として、特開2009−257927号公報に開示された波形観測装置が知られている。この波形観測装置は、計測ユニット、マイコンおよびモニタなどを備え、計測ユニットから送信される計測データに基づく波形チャートをモニタに表示可能に構成されている。また、この波形観測装置では、モニタに表示される三角形の画像(スクロール方向表示)をタッチしたときに、波形チャートが右方向または左方向にスクロール表示される。この場合、三角形の画像をタッチし続けることで、計測データが存在する限りスクロール表示が継続される。また、この波形観測装置では、モニタにおける波形チャートの表示領域において、指先をモニタにタッチさせた状態でx軸方向(右向き、または左向き)にスライド操作することで、指先のスライド方向と同じ方向に指先のスライド速度と同じ速度で(つまり、スライド操作に応じて)波形チャートがスクロール表示される。
特開2009−257927号公報(第4−6頁、第4−5図)
ところが、上記の波形観測装置には、以下の問題点がある。すなわち、この波形観測装置では、モニタに表示される三角形の画像をタッチしたときに波形チャートがスクロール表示され、また、指先をモニタにタッチさせた状態でx軸方向にスライド操作したときに波形チャートがスクロール表示される。しかしながら、この構成では、三角形の画像を表示させる分だけ波形チャートの表示スペースが狭くなるため、特にモニタが小型のときには、波形チャートの表示が制約されるという問題点が存在する。また、この構成では、例えば、モニタの左側から右端部まで指をスライドさせた状態において所望の位置までスクロールされていない(スクロール量が足りない)ときには、モニタから指を離して左側に移動させ、再び指先をモニタにタッチさせて右側にスライドさせる操作を繰り返す必要がある。このような操作は、操作性が悪く、また、このような操作では、波形チャートが連続的にスクロール表示されないため、波形チャートが把握し難くなるという問題点も存在する。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、信号波形の表示スペースを広く確保しつつ信号波形のスクロール表示を行わせる際の操作性を向上し得る測定装置およびスクロール表示方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の測定装置は、回転操作における回転量でスクロール表示の際のスクロール量を指定するジョグ操作、および初期位置から離間するようにスライドさせた位置で停止させる操作における停止時間長でスクロール表示の際のスクロール量を指定するシャトル操作が可能な操作部と、当該操作部に対する前記ジョグ操作および前記シャトル操作によって指定された前記スクロール量による電気信号の信号波形のスクロール表示を表示部に行わせるスクロール処理を実行する表示制御部とを備えた測定装置であって、前記操作部は、接触体を操作面に接触させた状態で移動させる接触移動操作によって前記ジョグ操作および前記シャトル操作が可能な操作パネルを備えて構成され、前記表示制御部は、前記接触移動操作として予め決められた操作であって前記ジョグ操作の開始を示す第1操作が行われた後に前記接触体を回転移動させる前記接触移動操作としての第2操作が行われたときに当該ジョグ操作が行われたとして当該第2操作における当該接触体の移動量を前記回転量として前記スクロール処理を実行すると共に、前記接触移動操作として予め決められた操作であって前記シャトル操作の開始を示す第3操作が行われた後に前記接触体をスライド移動させて前記操作面への接触を維持したまま当該スライド移動を停止させる前記接触移動操作としての第4操作が行われたときに当該シャトル操作が行われたとして当該第4操作における当該スライド移動を停止している時間長を前記停止時間長として前記スクロール処理を実行する。
また、請求項2記載の測定装置は、請求項1記載の測定装置において、前記表示制御部は、前記表示部の横方向に沿った前記信号波形のスクロール表示を行わせる旨を指示する前記接触移動操作としての第5操作、および前記表示部の縦方向に沿った前記信号波形をスクロール表示を行わせる旨を指示する前記接触移動操作としての第6操作のいずれか一方が前記第1操作の前または前記第3操作の前に行われたときに、当該一方の操作に従って前記スクロール処理を実行する。
また、請求項3記載の測定装置は、請求項1または2記載の測定装置において、前記表示制御部は、前記第2操作における回転移動の向きに応じて前記スクロール表示におけるスクロールの向きを決定する。
また、請求項4記載の測定装置は、請求項1から3のいずれかに記載の測定装置において、前記表示制御部は、前記第4操作におけるスライド移動の向きに応じて前記スクロール表示におけるスクロールの向きを決定する。
また、請求項5記載の測定装置は、請求項1から4のいずれかに記載の測定装置において、前記表示制御部は、前記第2操作における回転移動の移動軌跡の曲率半径が大きいほど速い速度での前記信号波形のスクロール表示を行わせる。
また、請求項6記載の測定装置は、請求項1から5のいずれかに記載の測定装置において、前記表示制御部は、前記第2操作における前記回転移動の速度が速いほど速い速度での前記信号波形のスクロール表示を行わせる。
また、請求項7記載の測定装置は、請求項1から6のいずれかに記載の測定装置において、前記表示制御部は、前記第4操作におけるスライド移動の移動量が多いほど速い速度での前記信号波形のスクロール表示を行わせる。
また、請求項8記載のスクロール表示方法は、回転操作における回転量でスクロール表示の際のスクロール量を指定するジョグ操作、および初期位置から離間するようにスライドさせた位置で停止させる操作における停止時間長でスクロール表示の際のスクロール量を指定するシャトル操作によって指定された前記スクロール量による電気信号の信号波形のスクロール表示を表示部に行わせるスクロール処理を実行するスクロール表示方法であって、操作パネルの操作面に接触体を接触させた状態で移動させる接触移動操作として予め決められた操作であって前記ジョグ操作の開始を示す第1操作が行われた後に前記接触体を回転移動させる当該接触移動操作としての第2操作が行われたときに当該ジョグ操作が行われたとして当該第2操作における当該接触体の移動量を前記回転量として前記スクロール処理を実行すると共に、前記接触移動操作として予め決められた操作であって前記シャトル操作の開始を示す第3操作が行われた後に前記接触体をスライド移動させて前記操作面への接触を維持したまま当該スライド移動を停止させる前記接触移動操作としての第4操作が行われたときに当該シャトル操作が行われたとして当該第4操作における当該スライド移動を停止している時間長を前記停止時間長として前記スクロール処理を実行する。
請求項1記載の測定装置、および請求項8記載のスクロール表示方法によれば、第1操作が行われた後に第2操作が行われたときにジョグ操作が行われたとして第2操作における接触体の移動量に応じたスクロール量でのスクロール処理を実行すると共に、第3操作が行われた後に第4操作が行われたときにシャトル操作が行われたとして第4操作におけるスライド移動を停止している時間長に応じたスクロール量でのスクロール処理を実行することにより、スクロール表示を指示するための専用の画像を用いることなくスクロール表示を行わせるができる。このため、この測定装置およびスクロール表示方法によれば、スクロール表示用の画像を表示させる必要がないため、その分、表示部における信号波形の表示スペースを十分に広く確保することができる。また、この測定装置およびスクロール表示方法によれば、操作パネルに対する接触移動操作によってジョグ操作およびシャトル操作の両方が可能なため、例えば、表示部の左側から右端部まで接触体を移動させる操作を繰り返すことなく、長い時間(大きなスクロール量)に亘る連続的なスクロール表示を行わせることができる。このため、この測定装置およびスクロール表示方法によれば、操作性を十分に向上させることができる。
また、請求項2記載の測定装置では、第1操作の前および第3操作の前に第5操作が行われたときには、表示部の横方向に沿った信号波形のスクロール表示を行わせ、第1操作前および第3操作前に第6操作が行われたときには、表示部の縦方向に沿った信号波形のスクロール表示を行わせる。このため、この測定装置によれば、第5操作に続く接触移動操作(第1操作および第2操作、または第3操作および第4操作)で構成される一連の操作と、第6操作に続く接触移動操作(第1操作および第2操作、または第3操作および第4操作)で構成される一連の操作とを使い分けることで、表示部の横方向に沿った信号波形のスクロール表示と、表示部の縦方向に沿った信号波形のスクロール表示とを任意に切り替えて行わせることができる結果、測定装置の利便性を一層向上させることができる。
また、請求項3記載の測定装置によれば、第2操作における回転移動の向きに応じてスクロール表示におけるスクロールの向き(時間が経過する方向、および時間が遡る方向)を決定することにより、例えば、ジョグ操作によって信号波形のスクロール表示を行わせて信号波形の中の所望の部分を探し出す際に、一連の接触移動操作(第5操作、第1操作および第2操作)中の第2操作における回転移動の向きを変えて、この一連の接触移動操作を繰り返すことで、その所望の部分を容易に探し出すことができるため、操作性をさらに向上させることができる。
また、請求項4記載の測定装置によれば、第4操作におけるスライド移動の向きに応じてスクロール表示におけるスクロールの向き(時間が経過する方向、および時間が遡る方向)を決定することにより、例えば、シャトル操作によって信号波形のスクロール表示を行わせて信号波形の中の所望の部分を探し出す際に、一連の接触移動操作(第5操作、第3操作および第4操作)中の第4操作におけるスライド移動の向きを変えて、この一連の接触移動操作を繰り返すことで、その所望の部分を容易に探し出すことができるため、操作性をさらに向上させることができる。
また、請求項5記載の測定装置によれば、第2操作における回転移動の移動軌跡の曲率半径が大きいほど速い速度でのスクロール表示を行わせることにより、例えば、ジョグ操作によって信号波形のスクロール表示を行わせて、長時間に亘って記録した信号波形の中の所望の部分を探し出す際には、大きな円を描くように接触体を回転移動させて高速でのスクロール表示を行わせることで、その所望の部分を素早く探し出すことができる。また、例えば、ジョグ操作によってスクロール表示を行わせつつ信号波形を観察する際には、小さな円を描くように接触体を回転移動させて低速でのスクロール表示を行わせることで、信号波形の細部まで詳細に観察することができる。このため、この測定装置によれば、操作性を一層向上させることができると共に、利便性を十分に向上させることができる。
また、請求項6記載の測定装置によれば、第2操作における回転移動の速度が速いほど速い速度でのスクロール表示を行わせることにより、例えば、ジョグ操作によって信号波形のスクロール表示を行わせて、長時間に亘って記録した信号波形の中の所望の部分を探し出す際には、接触体を速く回転移動させて高速でのスクロール表示を行わせることで、その所望の部分を素早く探し出すことができる。また、例えば、ジョグ操作によってスクロール表示を行わせつつ信号波形を観察する際には、接触体をゆっくりと回転移動させて低速でのスクロール表示を行わせることで、信号波形の細部まで詳細に観察することができる。このため、この測定装置によれば、操作性を一層向上させることができると共に、利便性を十分に向上させることができる。
また、請求項7記載の測定装置では、第4操作におけるスライド移動の移動量が大きいほど速い速度でのスクロール表示を行わせることにより、例えば、シャトル操作によって信号波形のスクロール表示を行わせて、長時間に亘って記録した信号波形の中の所望の部分を探し出す際には、大きな移動量でスライド移動させて高速でのスクロール表示を行わせることで、その所望の部分を素早く探し出すことができる。また、例えば、シャトル操作によってスクロール表示を行わせつつ信号波形を観察する際には、小さな移動量でのスライド移動を行わせて低速での信号波形のスクロール表示を行わせることで、信号波形の細部まで詳細に観察することができる。このため、この測定装置によれば、操作性を一層向上させることができると共に、利便性を十分に向上させることができる。
波形表示装置1の正面図である。 波形表示装置1の構成を示す構成図である。 部分波形W2の表示画面図である。 ジョグ操作によるスクロール表示の方法を説明する第1の説明図である。 ジョグ操作によるスクロール表示の方法を説明する第2の説明図である。 ジョグ操作によるスクロール表示の方法を説明する第3の説明図である。 ジョグ操作によるスクロール表示の方法を説明する第4の説明図である。 シャトル操作によるスクロール表示の方法を説明する第1の説明図である。 シャトル操作によるスクロール表示の方法を説明する第2の説明図である。 縦スクロール表示の方法を説明する第1の説明図である。 縦スクロール表示の方法を説明する第2の説明図である。 縦スクロール表示の方法を説明する第3の説明図である。 縦スクロール表示の方法を説明する第4の説明図である。
以下、測定装置およびスクロール表示方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、測定装置の一例としての波形表示装置1の構成について、図面を参照して説明する。図1に示す波形表示装置1は、同図および図2に示すように、信号処理部11、記録部12、表示部13、操作部14および制御部15を備え、入力した電気信号Seの信号波形(後述する、全波形W1および部分波形W2)を表示可能に構成されている。また、波形表示装置1は、部分波形W2を表示させる際に、ジョグ操作およびシャトル操作によって指定されたスクロール量によるその部分波形W2のスクロール表示を行わせることが可能に構成されている。ここで、ジョグ操作とは、回転操作における回転量でスクロール表示の際のスクロール量を指定する操作をいい、シャトル操作とは、初期位置から離間するようにスライドさせた位置で停止させる操作における停止時間長でスクロール表示の際のスクロール量を指定する操作をいうものとする。
信号処理部11は、制御部15の制御に従い、電気信号Seを入力して信号処理(サンプリング処理)を行い、波形データDwを出力する。記録部12は、制御部15の制御に従い、信号処理部11から出力された波形データDwを記録する。表示部13は、一例として、液晶パネルで構成されて、制御部15の制御に従い、電気信号Seの全波形W1(図1参照)および部分波形W2(図3参照:以下、全波形W1および部分波形W2を区別しないときには「波形W」ともいう)等を表示する。
操作部14は、図1に示すように、電源スイッチ21、モード切替えキー22、記録開始キー23、記録終了キー24、波形表示キー25、全波形表示キー26および部分波形表示キー27などを備えて構成され、これらに対する操作が行われたときに操作信号So(図2参照)を出力する。また、この波形表示装置1では、図1に示すように、透明性を有するタッチパネル28(操作パネルの一例)が表示部13の表面に配設されており、このタッチパネル28の操作面(表面)に対してに指先50(接触体の一例:図4参照)が接触されたときにも操作部14が操作信号Soを出力する。
制御部15は、操作部14から出力される操作信号Soに従って波形表示装置1を構成する各部に対する制御や、各種の処理を実行する。具体的には、制御部15は、信号処理部11による信号処理を制御すると共に、記録部12への波形データDwの記録や、記録部12からの波形データDwの読み出しを行う。また、制御部15は、表示制御部として機能し、表示部13による波形W等の表示および表示停止を制御する。
また、制御部15は、タッチパネル28の操作面に対して指先50を接触させた状態で指先50を移動させる接触移動操作が行われたときに、その接触移動操作(具体的には、ジョグ操作またはシャトル操作として行われる接触移動操作)に応じたスクロール量による電気信号Seの部分波形W2をスクロール表示を表示部13に行わせるスクロール処理を実行する。
次に、波形表示装置1を用いて電気信号Seの部分波形W2のスクロール表示を行わせるスクロール表示方法、およびその際の波形表示装置1の動作について、図面を参照して説明する。
まず、操作部14のモード切替えキー22(図1参照)を操作して、波形表示装置1を記録モードに切り替えた後に、操作部14の記録開始キー23(同図参照)を操作する。この際に、制御部15が、操作部14から出力された操作信号Soに従って信号処理部11を制御し、信号処理部11が、制御部15の制御に従い、電気信号Se(一例として、電圧信号)を信号処理して生成した波形データDwを出力する。
次いで、制御部15は、信号処理部11から出力された波形データDwを記録部12に記録させる。続いて、電気信号Seの記録を終了する際には、操作部14の記録終了キー24を操作する。これに応じて、制御部15は、信号処理部11を制御して信号処理を停止させると共に、記録部12を制御して波形データDwの記録を終了させる。
次に、記録部12に記録した波形データDwに基づく電気信号Seの波形Wを表示させる。具体的には、操作部14のモード切替えキー22(図1参照)を操作して、波形表示装置1を波形表示モードに切り替える。次いで、例えば、記録開始時点から記録終了時点までに亘る波形データDwに基づく電気信号Seの全波形W1を表示部13に表示させる際には、操作部14の全波形表示キー26(同図参照)を操作する。この際に、制御部15は、操作部14から出力された操作信号Soに従って全波形表示処理を実行する。この全波形表示処理では、制御部15は、記録部12から波形データDwを読み出す。続いて、制御部15は、表示部13を制御して、同図に示すように、波形データDwに基づく全波形W1を表示させる。
次いで、全波形W1の一部を拡大した部分波形W2を表示させる際には、操作部14の部分波形表示キー27(図1参照)を操作する。この際に、制御部15は、操作部14から出力された操作信号Soに従って部分波形表示処理を実行し、表示部13を制御して、図3に示すように、記録開始時点から予め決められた時間分の部分波形W2を表示させる。
次に、ジョグ操作によって表示部13の横方向(時間軸)に沿った部分波形W2のスクロール表示を行わせる方法について説明する。この方法では、図4に示すように、タッチパネル28の操作面における波形表示領域28a(同図に一点鎖線で示す領域)内の任意の位置(一例として、同図に示す位置P1)に指先50を接触させる。続いて、図5に示すように、タッチパネル28の操作面に対して指先50を接触させた状態で、波形表示領域28a内において、横方向(一例として、同図に示す位置P1から位置P2に向かう向き)に指先50を直線移動させる横移動操作を行う。この場合、この横移動操作が、接触移動操作としての第5操作に相当する。
次いで、図5に示すように、操作面に対して指先50を接触させた状態を維持しつつ、上記した横移動操作(第5操作)における移動方向に対して90°をなす向き(この例では、同図に示す位置P2から位置P3に向かう上向き)に指先50を直線移動させる上向き移動操作を横移動操作(第5操作)に連続して行う。この場合、この上向き移動操作が、接触移動操作としての第1操作に相当する。続いて、同図に示すように、操作面に対して指先50を接触させた状態を維持しつつ、上向き移動操作(第1操作)に連続して、左回り(同図に示す矢印Aの向きであって、一例として、位置P3から位置P4に至る渦巻き状)に指先50を回転移動させる回転移動操作を行う。この場合、この回転移動操作が、接触移動操作としての第2操作に相当する。
一方、操作部14は、上記した接触移動操作(横移動操作、上向き移動操作および回転移動操作)が行われたときに、タッチパネル28に対する指先50の接触位置の移動軌跡(以下、「指先50の移動軌跡」ともいう)を特定可能な操作信号Soを出力する。また、制御部15は、操作部14から出力される操作信号Soに基づいて指先50の移動軌跡を特定し、その移動軌跡に基づいてどのような操作が行われたかを特定し、さらにその操作に対応付けられた指示内容を特定する。
ここで、制御部15は、横移動操作(第5操作)が行われたことを特定したときには、表示部13の横方向に沿って部分波形W2をスクロール表示(以下、このスクロール表示を「横スクロール表示」ともいう)させる旨の指示内容を特定する。また、制御部15は、上向き移動操作(第1操作)が行われた後に回転移動操作(第2操作)が行われたことを特定したときには、ジョグ操作が行われたことを特定する。また、制御部15は、ジョグ操作が行われたことを特定したときには、回転移動操作(第2操作)における指先50の移動量(指先50の移動軌跡の長さ)を回転量として算出し、図6に示すように、その回転量に対して予め決められたスクロール量による部分波形W2のスクロール表示を表示部13に行わせるスクロール処理を実行する。この場合、制御部15は、回転移動操作(第2操作)において上記したように指先50が左回りに回転移動しているときには、部分波形W2が右から左に向けて(同図に示す矢印Bの向きに)移動するように(つまり、時間が経過する方向(順方向)に沿って)スクロール表示を行わせる。
また、制御部15は、このスクロール処理において、回転移動操作(第2操作)における指先50の移動軌跡の曲率半径、および回転移動操作(第2操作)における指先50の回転移動の速度を求め、曲率半径が大きければ大きいほど、また回転移動の速度が速ければ速いほど高速でのスクロール表示を行わせ、曲率半径が小さければ小さいほど、また回転移動の速度が遅ければ遅いほど低速でのスクロール表示を行わせる。
次に、ジョグ操作によって上記したスクロール表示におけるスクロールの向きとは逆向きでの部分波形W2の横スクロール表示を行わせるときには、図7に示すように、タッチパネル28の操作面に指先50を接触させた状態で、一例として、位置P5から位置P6に向かう横方向に指先50を直線移動させる横移動操作(第5操作)を行い、横移動操作(第5操作)における移動方向に対して90°をなす向き(この例では、位置P6から位置P7に向かう上向き)に指先50を直線移動させる上向き移動操作(第1操作)を横移動操作(第5操作)に連続して行う。次いで、上向き移動操作(第1操作)に連続して、上記の回転移動操作(第2操作)における回転移動の向きを反転した右回り(同図に示す矢印Cの向きであって、一例として、位置P7から位置P8に至る渦巻き状)に指先50を回転移動させる回転移動操作(第2操作)を行う。続いて、制御部15が、操作部14から出力される操作信号Soに基づく指先50の移動軌跡の特定、移動軌跡に基づく操作の特定、および操作に対応付けられた指示内容の特定を行う。
この場合、制御部15は、上記したように、横スクロール表示が指示されたことを特定すると共に、ジョグ操作が行われたことを特定する。次いで、制御部15は、回転移動操作(第2操作)における指先50の移動量を回転量として算出し、その回転量に対して予め決められたスクロール量による部分波形W2のスクロール表示を行わせるスクロール処理を実行する。また、制御部15は、回転移動操作(第2操作)において指先50が右回りに回転移動している(回転移動の向きが反転している)ため、部分波形W2が左から右に向けて(同図に示す矢印Dの向きに)移動するように(つまり、スクロール表示の向きを反転させて、時間が遡る方向に沿って)スクロール表示を行わせる。この場合においても、制御部15は、スクロール処理において、回転移動操作(第2操作)における指先50の移動軌跡の曲率半径、および回転移動操作(第2操作)における指先50の回転移動の速度を求め、曲率半径が大きければ大きいほど、また回転移動の速度が大きければ大きいほど高速でのスクロール表示を行わせ、曲率半径が小さければ小さいほど、また回転移動の速度が遅ければ遅いほど低速でのスクロール表示を行わせる。
次に、シャトル操作によって表示部13の横方向(時間軸)に沿った部分波形W2の横スクロール表示を行わせる方法について説明する。この方法では、図8に示すように、タッチパネル28の波形表示領域28a内における任意の位置(一例として、同図に示す位置P9)に指先50を接触させ、続いて、タッチパネル28の操作面に対して指先50を接触させた状態で、横方向(一例として、同図に示す位置P9から位置P10に向かう向き)に指先50を直線移動させる横移動操作(第5操作)を行う。
次いで、図8に示すように、操作面に対して指先50を接触させた状態を維持しつつ、横移動操作(第5操作)における移動方向に対して−90°をなす向き(上記した第1操作の向きとは逆の向きであって、この例では、同図に示す位置P10から位置P11に向かう下向き)に指先50を直線移動させる下向き移動操作を横移動操作(第5操作)に連続して行う。この場合、この下向き移動操作が、接触移動操作としての第3操作に相当する。続いて、同図に示すように、操作面に対して指先50を接触させた状態を維持しつつ、下向き移動操作(第3操作)の終点(この例では位置P11)を初期位置として、下向き移動操作(第3操作)における移動方向に対して−90°をなす向き(一例として、同図に示す位置P11から位置P12に向かう横向き)に位置P11から離間するように指先50をスライド移動させた位置(位置P12)でそのスライド移動を停止させる操作(以下、スライドさせる操作および停止させる操作の2つの一連の操作をまとめて「スライド停止操作」ともいう)を、下向き移動操作(第3操作)に連続して行う。この場合、このスライド停止操作が、接触移動操作としての第4操作に相当する。
ここで、制御部15は、横移動操作(第5操作)が行われたことを特定したときには、横スクロール表示を行わせる旨が指示されたことを特定する。また、制御部15は、下向き移動操作(第3操作)が行われた後にスライド停止操作(第4操作)が行われたことを特定したときには、シャトル操作が行われたことを特定する。また、制御部15は、シャトル操作が行われたことを特定したときには、スライド停止操作(第4操作)においてスライド移動が停止している時間長を算出し、その時間長に対して予め決められたスクロール量による部分波形W2のスクロール表示を行わせるスクロール処理を実行する。この場合、制御部15は、スライド停止操作(第4操作)において上記したように指先50が右から左に向かってスライド移動したときには、部分波形W2が右から左に向けて(図8に示す矢印Bの向きに)移動するように(つまり、時間が経過する方向に沿って)スクロール表示を行わせる。
また、制御部15は、このスクロール処理において、スライド停止操作(第4操作)におけるスライド移動の際の移動量(初期位置(位置P11)からの停止位置(位置P12)までの離間距離)を求め、移動量が大きければ大きいほど高速でのスクロール表示を行わせ、移動量が少なければ少ないほど低速でのスクロール表示を行わせる。
次に、シャトル操作によって上記したスクロール表示におけるスクロールの向きとは逆向きでの部分波形W2の横スクロール表示を行わせるときには、図9に示すように、タッチパネル28の操作面に指先50を接触させた状態で、一例として、位置P13から位置P14に向かう横方向に指先50を直線移動させる横移動操作(第5操作)を行い、横移動操作(第5操作)における移動方向に対して−90°をなす向き(この例では、位置P14から位置P15に向かう下向き)に指先50を直線移動させる下向き移動操作(第3操作)を横移動操作(第5操作)に連続して行う。次いで、下向き移動操作(第3操作)の終点(この例では位置P15)を初期位置として、下向き移動操作(第3操作)における移動方向に対して90°をなす向き(上記のスライド停止操作(第4操作)におけるスライド移動の向きから反転した向きであって、一例として、同図に示す位置P15から位置P16に向かう横向き)に位置P15から離間するように指先50をスライド移動させた位置(位置P16)でそのスライド移動を停止させるスライド停止操作(第4操作)を下向き移動操作(第3操作)に連続して行う。続いて、制御部15が、操作部14から出力される操作信号Soに基づく指先50の移動軌跡の特定、移動軌跡に基づく操作の特定、および操作に対応付けられた指示内容の特定を行う。
この場合、制御部15は、上記したように、横スクロール表示が指示されたこと特定すると共に、シャトル操作が行われたことを特定する。次いで、制御部15は、スライド停止操作(第4操作)においてスライド移動が停止している時間長を算出し、その時間長に対して予め決められたスクロール量による部分波形W2のスクロール表示を行わせるスクロール処理を実行する。この場合、制御部15は、スライド停止操作(第4操作)において指先50が左から右に向かってスライド移動した(スライド移動の向きが反転している)ため、部分波形W2が左から右に向けて(図9に示す矢印Dの向きに)移動するように(つまり、スクロール表示の向きを反転させて、時間が遡る方向に沿って)スクロール表示を行わせる。この場合においても、制御部15は、スクロール処理において、スライド停止操作(第4操作)におけるスライド移動の際の移動量を求め、移動量が大きければ大きいほど高速でのスクロール表示を行わせ、移動量が少なければ少ないほど低速でのスクロール表示を行わせる。
このように、この波形表示装置1およびスクロール表示方法によれば、第1操作(上向き移動操作)が行われた後に第2操作(回転移動操作)が行われたときにジョグ操作が行われたとして第2操作における指先50の移動量に応じたスクロール量でのスクロール処理を実行すると共に、第3操作(下向き移動操作)が行われた後に第4操作(スライド停止操作)が行われたときにシャトル操作が行われたとして第4操作におけるスライド移動を停止している時間長に応じたスクロール量でのスクロール処理を実行することにより、スクロール表示を指示するための専用の画像を用いることなくスクロール表示を行わせるができる。このため、この波形表示装置1およびスクロール表示方法によれば、スクロール表示用の画像を表示させる必要がないため、その分、表示部13における波形Wの表示スペースとしての波形表示領域28aを十分に広く確保することができる。また、この波形表示装置1およびスクロール表示方法によれば、タッチパネル28に対する接触移動操作によってジョグ操作およびシャトル操作の両方が可能なため、例えば、表示部13の左側から右端部まで指先50を移動させる操作を繰り返すことなく、長い時間(大きなスクロール量)に亘る連続的なスクロール表示を行わせることができる。このため、この波形表示装置1およびスクロール表示方法によれば、操作性を十分に向上させることができる。
また、この波形表示装置1およびスクロール表示方法によれば、第2操作における回転移動の向きに応じてスクロール表示におけるスクロールの向き(時間が経過する方向、および時間が遡る方向)を決定することにより、例えば、ジョグ操作によって部分波形W2のスクロール表示を行わせて全波形W1の中の所望の部分を探し出す際に、一連の接触移動操作(第5操作、第1操作および第2操作)中の第2操作における回転移動の向きを変えて、この一連の接触移動操作を繰り返すことで、その所望の部分を容易に探し出すことができるため、操作性をさらに向上させることができる。
また、この波形表示装置1およびスクロール表示方法によれば、第4操作におけるスライド移動の向きに応じてスクロール表示におけるスクロールの向き(時間が経過する方向、および時間が遡る方向)を決定することにより、例えば、シャトル操作によって部分波形W2のスクロール表示を行わせて全波形W1の中の所望の部分を探し出す際に、一連の接触移動操作(第5操作、第3操作および第4操作)中の第4操作におけるスライド移動の向きを変えて、この一連の接触移動操作を繰り返すことで、その所望の部分を容易に探し出すことができるため、操作性をさらに向上させることができる。
また、この波形表示装置1およびスクロール表示方法によれば、第2操作における回転移動の移動軌跡の曲率半径が大きいほど速い速度でのスクロール表示を行わせることにより、例えば、ジョグ操作によって部分波形W2のスクロール表示を行わせて、長時間に亘って記録した波形データDwに基づく全波形W1の中の所望の部分を探し出す際には、大きな円を描くように指先50を回転移動させて高速でのスクロール表示を行わせることで、その所望の部分を素早く探し出すことができる。また、例えば、ジョグ操作によってスクロール表示を行わせつつ部分波形W2を観察する際には、小さな円を描くように指先50を回転移動させて部分波形W2を低速でのスクロール表示を行わせることで、部分波形W2の細部まで詳細に観察することができる。このため、この波形表示装置1およびスクロール表示方法によれば、操作性を一層向上させることができると共に、利便性を十分に向上させることができる。
また、この波形表示装置1およびスクロール表示方法によれば、第2操作における回転移動の速度が速いほど速い速度でのスクロール表示を行わせることにより、例えば、ジョグ操作によって部分波形W2のスクロール表示を行わせて、長時間に亘って記録した波形データDwに基づく全波形W1の中の所望の部分を探し出す際には、指先50を速く回転移動させて高速でのスクロール表示を行わせることで、その所望の部分を素早く探し出すことができる。また、例えば、ジョグ操作によってスクロール表示を行わせつつ部分波形W2を観察する際には、指先50をゆっくりと回転移動させて部分波形W2を低速でのスクロール表示を行わせることで、部分波形W2の細部まで詳細に観察することができる。このため、この波形表示装置1およびスクロール表示方法によれば、操作性を一層向上させることができると共に、利便性を十分に向上させることができる。
また、この波形表示装置1およびスクロール表示方法では、第4操作におけるスライド移動の移動量が大きいほど速い速度でのスクロール表示を行わせることにより、例えば、シャトル操作によって部分波形W2のスクロール表示を行わせて、長時間に亘って記録した波形データDwに基づく全波形W1の中の所望の部分を探し出す際には、大きな移動量でスライド移動させて高速でのスクロール表示を行わせることで、その所望の部分を素早く探し出すことができる。また、例えば、シャトル操作によってスクロール表示を行わせつつ部分波形W2を観察する際には、小さな移動量でスライド移動させて低速での部分波形W2のスクロール表示を行わせることで、部分波形W2の細部まで詳細に観察することができる。このため、この波形表示装置1およびスクロール表示方法によれば、操作性を一層向上させることができると共に、利便性を十分に向上させることができる。
なお、波形表示装置1の構成は上記の構成に限定されない。例えば、第1操作の前および第3操作の前に第5操作を行うことで、表示部13の横方向に沿って部分波形W2をスクロール表示(横スクロール表示)を行わせる旨を指示する例について上記したが、例えば、表示部13の縦方向に沿って時間軸が規定されている波形Wのスクロール表示を行わせる際には、表示部13の縦方向に沿って部分波形W2のスクロール表示(縦スクロール表示)を行わせる旨を指示する第6操作を第1操作の前および第3操作の前に行い、これに応じて制御部15が縦スクロール表示を行う構成を採用することができる。
この構成では、ジョグ操作によって表示部13の縦方向に沿った部分波形W2のスクロール表示(縦スクロール表示)を行わせる際には、図10に示すように、タッチパネル28の操作面に指先50を接触させた状態で、一例として、位置P17から位置P18に向かう縦方向に指先50を直線移動させる縦移動操作(接触移動操作としての第6操作に相当する)を行い、縦移動操作(第6操作)における移動方向に対して90°をなす向き(この例では、位置P18から位置P19に向かう左向き)に指先50を直線移動させる左向き移動操作(接触移動操作としての第1操作に相当する)を縦移動操作(第6操作)に連続して行う。続いて、左向き移動操作(第1操作)に連続して、右回り(同図に示す矢印Cの向きであって、一例として、位置P19から位置P20に至る渦巻き状)に指先50を回転移動させる回転移動操作(第2操作)を行う。この際に、制御部15が、操作部14から出力される操作信号Soに基づく指先50の移動軌跡の特定、移動軌跡に基づく操作の特定、および操作に対応付けられた指示内容の特定を行い、例えば部分波形W2が下から上に向けて(同図に示す矢印Eの向きに)移動するようにスクロール表示を行わせる。
また、ジョグ操作によって上記したスクロール表示におけるスクロールの向きとは逆向きでの部分波形W2の縦スクロール表示を行わせるときには、図11に示すように、タッチパネル28の操作面に指先50を接触させた状態で、一例として、位置P21から位置P22に向かう縦方向に指先50を直線移動させる縦移動操作(第6操作)を行い、縦移動操作(第6操作)における移動方向に対して90°をなす向き(この例では、位置P22から位置P23向かう左向き)に指先50を直線移動させる左向き移動操作(第1操作)を縦移動操作(第6操作)に連続して行う。次いで、左向き移動操作(第1操作)に連続して、左回り(同図に示す矢印Aの向きであって、一例として、位置P23から位置P24に至る渦巻き状)に指先50を回転移動させる回転移動操作(第2操作)を行う。続いて、制御部15が、操作部14から出力される操作信号Soに基づく指先50の移動軌跡の特定、移動軌跡に基づく操作の特定、および操作に対応付けられた指示内容の特定を行い、例えば部分波形W2が上から下に向けて(同図に示す矢印Fの向きに)移動するようにスクロール表示を行わせる。
さらに、シャトル操作によって表示部13の縦方向に沿って部分波形W2の縦スクロール表示を行わせる際には、図12に示すように、タッチパネル28の操作面に指先50を接触させた状態で、一例として、位置P25から位置P26に向かう縦方向に指先50を直線移動させる縦移動操作(第6操作)を行い、縦移動操作(第6操作)における移動方向に対して−90°をなす向き(この例では、位置P26から位置P27向かう右向き)に指先50を直線移動させる右向き移動操作(接触移動操作としての第3操作に相当する)を縦移動操作(第6操作)に連続して行う。次いで、右向き移動操作(第3操作)の終点(この例では位置P27)を初期位置として、右向き移動操作(第3操作)における移動方向に対して90°をなす向き(一例として、同図に示す位置P27から位置P28に向かう上向き)に位置P27から離間するように指先50をスライド移動させた位置(位置P28)でそのスライド移動を停止させるスライド停止操作(第4操作)を右向き移動操作(第3操作)に連続して行う。続いて、制御部15が、操作部14から出力される操作信号Soに基づく指先50の移動軌跡の特定、移動軌跡に基づく操作の特定、および操作に対応付けられた指示内容の特定を行い、例えば部分波形W2が下から上に向けて(同図に示す矢印Eの向きに)移動するようにスクロール表示を行わせる。
また、シャトル操作によって上記したスクロール表示におけるスクロールの向きとは逆向きでの部分波形W2の縦スクロール表示を行わせるときには、図13に示すように、タッチパネル28の操作面に指先50を接触させた状態で、一例として、位置P29から位置P30に向かう縦方向に指先50を直線移動させる縦移動操作(第6操作)を行い、縦移動操作(第6操作)における移動方向に対して−90°をなす向き(この例では、位置P30から位置P31向かう左向き)に指先50を直線移動させる右向き移動操作(第3操作)を縦移動操作(第6操作)に連続して行う。次いで、右向き移動操作(第3操作)の終点(この例では位置P31)を初期位置として、右向き移動操作(第3操作)における移動方向に対して−90°をなす向き(一例として、同図に示す位置P31から位置P32に向かう下向き)に位置P31から離間するように指先50をスライド移動させた位置(位置P32)でそのスライド移動を停止させるスライド停止操作(第4操作)を右向き移動操作(第3操作)に連続して行う。続いて、制御部15が、操作部14から出力される操作信号Soに基づく指先50の移動軌跡の特定、移動軌跡に基づく操作の特定、および操作に対応付けられた指示内容の特定を行い、例えば部分波形W2が上から下に向けて(同図に示す矢印Fの向きに)移動するようにスクロール表示を行わせる。
このように、この波形表示装置1およびスクロール表示方法では、第1操作の前および第3操作の前に第5操作が行われたときには、表示部13の横方向に沿った部分波形W2のスクロール表示を行わせ、第1操作前および第3操作前に第6操作が行われたときには、表示部13の縦方向に沿って部分波形W2のスクロール表示を行わせる。このため、この波形表示装置1およびスクロール表示方法によれば、第5操作に続く接触移動操作(第1操作および第2操作、または第3操作および第4操作)で構成される一連の操作と、第6操作に続く接触移動操作(第1操作および第2操作、または第3操作および第4操作)で構成される一連の操作とを使い分けることで、表示部13の横方向に沿った部分波形W2のスクロール表示と、表示部13の縦方向に沿った部分波形W2のスクロール表示とを任意に切り替えて行わせることができる結果、波形表示装置1の利便性を一層向上させることができる。
また、1本の直線的を描くように指先50を移動させる接触移動操作を第1操作および第3操作とした例について上記したが、例えば、三角形を描くように指先50を移動させる接触移動操作を第1操作としたり、多角形(例えば四角形)を描くように指先50を移動させる接触移動操作を第3操作としたりすることができる。また、第5操作における移動方向と第1操作における移動方向とのなす角度、第5操作における移動方向と第3操作における移動方向とのなす角度、第3操作における移動方向と第4操作における移動方向とのなす角度、第6操作における移動方向と第1操作における移動方向とのなす角度、第6操作における移動方向と第3操作における移動方向とのなす角度を、それぞれ90°または−90°(つまり直角)に規定した例について上記したが、これらの角度は任意に規定することができる。
また、タッチパネル28を表示部13に配設した例について上記したが、例えば、表示部13の配設位置から離間した位置にタッチパネル28を配設する構成を採用することもできる。また、波形表示装置1とは別体のタッチパネル28を備えた構成を採用することもできる。この場合、波形表示装置1とは別体のタッチパネル28を備えているときには、表示部13を別体とした構成や、表示部13を備えていない(つまり、外部の表示部に波形Wの表示を行わせる)構成を採用することもできる。また、接触体としての指先50でタッチパネル28に対する移動操作を行う例について上記したが、接触体としてのタッチペンで移動操作を行うこともできる。
また、電気信号Seとしての電圧信号の波形Wを表示する例について上記したが、電流信号や、温度を示す電気信号など、各種の電気信号Seの波形を表示する際に適用することができるのは勿論である。また、1つ(1種類)の波形Wだけを表示部13に描画する例について上記したが、2つ(2種類)以上の波形Wを表示部13に同時に描画する構成を採用することもできる。
1 波形表示装置
13 表示部
14 操作部
15 制御部
28 タッチパネル
Se 電気信号
W1 全波形
W2 部分波形

Claims (8)

  1. 回転操作における回転量でスクロール表示の際のスクロール量を指定するジョグ操作、および初期位置から離間するようにスライドさせた位置で停止させる操作における停止時間長でスクロール表示の際のスクロール量を指定するシャトル操作が可能な操作部と、当該操作部に対する前記ジョグ操作および前記シャトル操作によって指定された前記スクロール量による電気信号の信号波形のスクロール表示を表示部に行わせるスクロール処理を実行する表示制御部とを備えた測定装置であって、
    前記操作部は、接触体を操作面に接触させた状態で移動させる接触移動操作によって前記ジョグ操作および前記シャトル操作が可能な操作パネルを備えて構成され、
    前記表示制御部は、前記接触移動操作として予め決められた操作であって前記ジョグ操作の開始を示す第1操作が行われた後に前記接触体を回転移動させる前記接触移動操作としての第2操作が行われたときに当該ジョグ操作が行われたとして当該第2操作における当該接触体の移動量を前記回転量として前記スクロール処理を実行すると共に、前記接触移動操作として予め決められた操作であって前記シャトル操作の開始を示す第3操作が行われた後に前記接触体をスライド移動させて前記操作面への接触を維持したまま当該スライド移動を停止させる前記接触移動操作としての第4操作が行われたときに当該シャトル操作が行われたとして当該第4操作における当該スライド移動を停止している時間長を前記停止時間長として前記スクロール処理を実行する測定装置。
  2. 前記表示制御部は、前記表示部の横方向に沿った前記信号波形のスクロール表示を行わせる旨を指示する前記接触移動操作としての第5操作、および前記表示部の縦方向に沿った前記信号波形をスクロール表示を行わせる旨を指示する前記接触移動操作としての第6操作のいずれか一方が前記第1操作の前または前記第3操作の前に行われたときに、当該一方の操作に従って前記スクロール処理を実行する請求項1記載の測定装置。
  3. 前記表示制御部は、前記第2操作における回転移動の向きに応じて前記スクロール表示におけるスクロールの向きを決定する請求項1または2記載の測定装置。
  4. 前記表示制御部は、前記第4操作におけるスライド移動の向きに応じて前記スクロール表示におけるスクロールの向きを決定する請求項1から3のいずれかに記載の測定装置。
  5. 前記表示制御部は、前記第2操作における回転移動の移動軌跡の曲率半径が大きいほど速い速度での前記信号波形のスクロール表示を行わせる請求項1から4のいずれかに記載の測定装置。
  6. 前記表示制御部は、前記第2操作における前記回転移動の速度が速いほど速い速度での前記信号波形のスクロール表示を行わせる請求項1から5のいずれかに記載の測定装置。
  7. 前記表示制御部は、前記第4操作におけるスライド移動の移動量が多いほど速い速度での前記信号波形のスクロール表示を行わせる請求項1から6のいずれかに記載の測定装置。
  8. 回転操作における回転量でスクロール表示の際のスクロール量を指定するジョグ操作、および初期位置から離間するようにスライドさせた位置で停止させる操作における停止時間長でスクロール表示の際のスクロール量を指定するシャトル操作によって指定された前記スクロール量による電気信号の信号波形のスクロール表示を表示部に行わせるスクロール処理を実行するスクロール表示方法であって、
    操作パネルの操作面に接触体を接触させた状態で移動させる接触移動操作として予め決められた操作であって前記ジョグ操作の開始を示す第1操作が行われた後に前記接触体を回転移動させる当該接触移動操作としての第2操作が行われたときに当該ジョグ操作が行われたとして当該第2操作における当該接触体の移動量を前記回転量として前記スクロール処理を実行すると共に、前記接触移動操作として予め決められた操作であって前記シャトル操作の開始を示す第3操作が行われた後に前記接触体をスライド移動させて前記操作面への接触を維持したまま当該スライド移動を停止させる前記接触移動操作としての第4操作が行われたときに当該シャトル操作が行われたとして当該第4操作における当該スライド移動を停止している時間長を前記停止時間長として前記スクロール処理を実行するスクロール表示方法。
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