JP2012136899A - 竪樋支持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】外壁面から竪樋までの出寸法に合わせて竪樋を外壁に支持固定することができる竪樋支持具を提供する。
【解決手段】雨水を流下させる筒状体3と、該筒状体3の外周面3aから外側に突出するとともに該筒状体3の軸線L方向へ延在する取付リブ4とを備えた竪樋2を、建物の外壁Tに支持固定する竪樋支持具1であって、外壁Tへの当接面8aを一端側に有し、他端側の壁部8bに第1の嵌着溝部10が形成され、第1の嵌着溝部10から当接面8aに向けてビス7を挿通させる貫通孔が設けられた固定部材8と、固定部材8に連結可能な嵌着突部15を一端側に有するとともに、他端側の壁部に第2の嵌着溝部20が形成されたスペーサ9とを備え、第1の嵌着溝部10は、取付リブ4又はスペーサ9の嵌着突部15と嵌着自在とされ、第2の嵌着溝部20は、取付リブ4又はスペーサ9の嵌着突部15に嵌着自在とされていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、住宅などの外壁に取り付けられて、竪樋を支持する竪樋支持具に関する。
従来より、竪樋を建物等の外壁に支持固定する竪樋支持具としては、竪樋の外周に配して該竪樋を把持する環状のバンド部と、このバンド部を外壁に固定する固定部とを備えたものが広く使用されている。この種の竪樋支持具は、バンド部によって竪樋の外周面に凹凸が形成されるため、この凹凸部分に塵埃類が溜まりやすく、またこの凹凸部分によって外観を損なう場合があるという問題があった。そこで、近年ではバンド部を用いない、例えば下記特許文献1に示すような竪樋支持具が提案されている。
特許文献1に開示された特許文献1に開示された竪樋の取付構造では、竪樋は、外周面から外側に突出し先端に膨出状の係止部を備えるとともに竪樋の軸方向へ延在する取付リブが形成されている。一方、竪樋支持具は、この取付リブが嵌入される嵌入溝を有しており、該嵌入溝を竪樋の取付リブに嵌入させて竪樋を支持するとともに、住宅などの外壁に取り付けられている。
この竪樋支持具は、嵌入溝に取付リブが嵌入されることで竪樋を支持しているため、従来の竪樋支持具に設けられているバンド部が不要となり、竪樋を支持している状態において竪樋の背面側に隠れてしまうため、竪樋支持具が露出して外観を損なうことがない。
また、竪樋を住宅などの外壁に取り付けるときには、従来のようにバンド部を竪樋の外周面上に環状に配して固定する代わりに、取付リブを嵌入溝に嵌入させる作業を行えばよいため、作業性がよく、効率よく竪樋を取り付けることができる。
特開2000−34811号公報
ところで、竪樋の建物の外壁からの出寸法、すなわち離間寸法は、軒樋の配置位置等、建物の設計によって様々であるため、該出寸法に応じて支持具と外壁との間にスペーサを配置し、これら支持具及びスペーサを貫通するビスを使用することとなるが、従来の竪樋支持具によれば、竪樋の外壁からの出寸法に応じて異なる長さ寸法のビスを個別に選択しなければならないため、かかる作業を省いて固定作業を簡略化したいという要請があった。
また、竪樋の外壁からの出寸法が大きい場合には、支持具と外壁との間にスペーサを配置するとともに、該支持具及びスペーサを貫通する胴部の長いビスを建物の外壁に螺入しなければらならず、固定作業が行い難いという課題があった。
また、スペーサを用いた場合、ビスが螺入された外壁の位置、すなわち支点から、ビスの頭部が位置する支持具、すなわち作用点との間が大きく離間し得るため、竪樋が風等の外力で揺動した際に該竪樋を支持する支持具及びこれに貫通しているビスが大きく揺さぶられ、該ビスの螺入が緩みやすくなるという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑みて、以下の解決手段を提供している。
本発明は、雨水を流下させる筒状体と、該筒状体の外周面から外側に突出するとともに該筒状体の軸線方向へ延在する取付リブとを備えた竪樋を、建物の外壁に支持固定する竪樋支持具であって、前記外壁への当接面を一端側に有し、他端側の壁部に第1の嵌着溝部が形成され、該第1の嵌着溝部から前記当接面に向けてビスを挿通させる貫通孔が設けられた固定部材と、該固定部材に連結可能な嵌着突部を一端側に有するとともに、他端側の壁部に第2の嵌着溝部が形成されたスペーサとを備え、前記第1の嵌着溝部は、前記取付リブ又は前記スペーサの嵌着突部と嵌着自在とされ、前記第2の嵌着溝部は、前記取付リブ又は前記スペーサの嵌着突部に嵌着自在とされていることを特徴とする。
本発明においては、固定部材の第1の嵌着溝部に取付リブ又はスペーサの嵌着突部を嵌着でき、スペーサの第2の嵌着溝部にも、取付リブ又は他のスペーサの嵌着突部を嵌着できる構成となっているため、固定部材とスペーサとの連結は、ビスを用いることなく、固定部材の第1の嵌着溝部とスペーサの嵌着突部との嵌着によりなされる。また、スペーサ同士の連結も、一方のスペーサの第2の嵌着溝部と他方のスペーサの嵌着突部とを嵌着させることによりなされる。そして、固定部材は、ビスによって外壁に固定される。
また、本発明においては、前記第1又は第2の嵌着溝部を形成する壁部は、前記取付リブ又は前記嵌着突部を両側方から挟持する一対の挟持壁部と、これら挟持壁部の先端側に形成され、前記取付リブ又は前記嵌着突部が嵌着した状態において該取付リブ又は嵌着突部を建物の外壁側に押圧する一対の爪部と、前記取付リブ又は前記嵌着突部が嵌着した状態において該取付リブ又は嵌着突部を前記一対の爪部間にて前記竪樋側に押圧する突出壁部とを備えていることが望ましい。
本発明においては、第1又は第2の嵌着溝部に嵌着される取付リブ又は嵌着突部がその両側方から挟持されるとともに、爪部が取付リブ又は嵌着突部に食いつく状態で係合し、また突出壁部が取付リブ又は嵌着突部を押圧した状態で竪樋とスペーサ又は固定部材との連結がなされる。
また、本発明においては、前記固定部材と前記スペーサとの間に亘って装着され、これら固定部材及びスペーサを竪樋の左右両側面及び上下面のいずれか一方又は双方を覆うカバー部材を備えて構成されることが望ましい。
本発明においては、竪樋支持具に支持された竪樋が風等の外力により揺動して固定部材とスペーサとの間、及びスペーサ同士間の嵌着にずれを生じようとした場合に、カバー部材がこれら固定部材及びスペーサを竪樋の上下及び水平方向に支持する。
本発明の竪樋支持具は、竪樋を設置する際に、竪樋の外壁からの出寸法をスペーサの数を変更することにより調整することができ、竪樋支持具の固定に際して、固定部材のみを一定の長さのビスで建物の外壁に固定すればよいので、長さの異なるビスを選択する作業を省くことができ、固定作業の簡素化が図れ、固定作業を容易に行うことができるという効果を奏する。
また、固定部材のみをビスで固定すればよいので、短尺のビスでの簡単な固定が可能となり、竪樋の揺動等によってもビスが緩み難く固定状態が堅固であるという効果を奏する。
また、本発明においては、竪樋を固定した状態において、爪部が取付リブ又は嵌着突部に係合し、また突出壁部が取付リブ又は嵌着突部を押圧した状態で竪樋とスペーサ又は固定部材との連結がなされるので、堅固な固定が実現できるという効果が得られる。
また、スペーサは、固定部材の第1の嵌着溝部に嵌着突部を嵌着させることにより固定部材に連結させることができ、また、スペーサ同士も、一方のスペーサの第2の嵌着溝部に嵌着突部を嵌着することにより連結することができるため、スペーサの連結も簡便であるという効果を奏する。
は、本発明の一実施形態による竪樋支持具と竪樋との連結状態を示す説明図である。 は、竪樋の取付リブを示した平面図である。 は、本発明の一実施形態による竪樋支持具の固定部材を示す斜視図である。 は、本発明の一実施形態による竪樋支持具のスペーサを示す斜視図である。 は、本発明の一実施形態による竪樋支持具の連結状態の要部を示す平面図である。 は、本発明の一実施形態による竪樋支持具の連結状態を示す上面図である。 は、本発明の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態による竪樋支持具について、図1乃至図5に基づいて説明する。
図1に示すように、竪樋支持具1は、建物の外壁Tの壁面T1に互いに所定の間隔をおいて取り付けられて、壁面T1に沿って鉛直方向に配置される竪樋2を支持するものである。
竪樋2は、雨水を流下させる筒状体3と、該筒状体3の外周面3aから筒状体3の径方向外側に突出するとともに筒状体3の軸線L方向に延在する中空の取付リブ4とを備えている。
図2に示すように、取付リブ4は、図1に示す軸線L方向に直交する断面で視て略T字状に形成されており、図1に示す筒状体3の外周面3aから径方向外側に突出する軸部5と、該軸部5の先端から該軸部5の突出方向に直交する両方向へそれぞれ膨出した係止部6とを備えている。
この係止部6は、軸部5の側壁面5a,5aから湾曲しつつ略直角に折曲して形成された係止部基端面6aと、係止部基端面6aから略直角に折曲して軸部5の突出方向に沿って延在する係止部側壁面6b,6bと、係止部側壁面6b,6bから略直角に折曲し、これら係止部側壁面6b,6b間に亘って形成された係止部先端面6cとに囲まれて形成されている。
係止部側壁面6bと係止部先端面6cとにより形成された角部6kは、滑らかな湾曲面とされている。
図1に示すように、竪樋支持具1は、ビス7により外壁Tに固定される固定部材8と、該固定部材8に連結されて竪樋2の出寸法を調整する2つのスペーサ9,9とを備えている。
図3に示すように、固定部材8は、略直方体状に形成された部材であって、一端側の面に形成された壁面T1への当接面8aと、他端側の壁部8bに形成された第1の嵌合溝部10とを備えており、該第1の嵌合溝部10から当接面8aに向かって貫通孔Pが形成されている。
一方、スペーサ9は、図4に示すように、直方体形状に形成された部材であって、一端側の面9aに取付リブ4と外形が同形状で中実に形成された嵌着突部15と、他端側の壁部9bに第1の嵌着溝部10と同形状に形成された第2の嵌合溝部20とを有している。
スペーサ9の嵌着突部15は、図5に示すように、取付リブ4と同じ構成を有する軸部5、及び図2に示す取付リブ4の係止部6と同様に係止部基端面6a、係止部側壁面6b,6b、係止部先端面6cを有する係止部6を備えている。
図5に示すように、固定部材8の第1の嵌着溝部10は、スペーサ9の嵌着突部15をその内部に嵌着させて固定部材8とスペーサ9とを連結させる部分であり、壁部8bにおいて当接面8a側に窪むとともに鉛直方向に延在するように形成されている。
この第1の嵌着溝部10は、図2に示す竪樋2の取付リブ4を嵌着させて固定部材8を直接竪樋2に取り付けることも可能であるが、以下では、第1の嵌着溝部10の構成について、スペーサ9の嵌着突部15を連結させる場合を例として示しつつ説明する。
図3に示すように、この第1の嵌着溝部10を形成している壁部8bは、固定部材8の側壁面8c,8cに沿って直線状に延び該第1の嵌着溝部10を両側から挟みこむ一対の挟持壁部11,11と、該狭持壁部11,11の先端から互いに近接する方向に折り返されて形成された爪部12,12と、狭持壁部11,11の基端部間の内壁面中央から膨出するとともに鉛直方向に延在する突出壁部14とを備えている。
図5に示すように、一対の挟持壁部11,11は、その基端部が先端に向かって漸次幅狭となるように内壁面が湾曲に形成された後、先端に向かって一定の幅寸法に形成され、弾性変形可能とされている。
挟持壁部11,11の一定の幅に形成された内面間の寸法M1は、嵌着突部15の係止部6よりも極僅かに小寸法に形成されている。
この構成の下に、狭持壁部11,11は、嵌着突部15を第1の嵌着溝部10内に嵌入させ、嵌着突部15の側壁面から堅固に狭持している。
爪部12,12は、狭持壁部11,11の先端から互いに接近する側に折曲し、更に固定部材8の当接面8a側に突出して形成された壁部であり、その突出端12aが尖鋭に形成されている。
この爪部12の突出端12aは、嵌着突部15が第1の嵌着溝部10に嵌着した際に、外壁T側、すなわち、嵌着突部15の係止部基端面6aに食い込むように係合している。
また、爪部12,12の内面側に形成された角部12k,12kはそれぞれ滑らか湾曲面とされており、嵌着突部15を第1の嵌着溝部10内にガイドし、狭持壁部11,11を拡開させやすくしている。
図3に示すように、爪部12,12の互いに対向する側の壁部には、それぞれ凹部16,16が形成されており、ビス7の頭部7aを通過させるようになっている。
突出壁部14は、狭持壁部11,11の基端部間の壁部が第1の嵌着溝部10内に突出して鉛直方向に延在したものであり、図5に示すように、嵌着突部15が第1の嵌着溝部10に嵌着した際に、突出頂面14aが係止部6の係止部先端面6cをスペーサ9側、すなわち竪樋2側に押圧するように形成されている。
また、嵌着突部15が第1の嵌着溝部10に嵌着した状態において、第1の嵌着溝部10における突出壁部14の両脇には、空間S,Sが形成されている。
図3に示すように、突出壁部14の上下方向略中央部には、第1の嵌着溝部10から固定部材8の当接面8aに向かって貫通孔Pが形成されている。
この貫通孔Pは、図5に示すようにビス7の頭部7aを挿通させる大径部P1と、ビス7の胴部7bを挿通させる小径部P2とを連通させたものであり、この貫通孔Pにビス7を挿入して固定部材8を外壁Tに固定できるようになっている。
上記の構成の下に、第1の嵌着溝部10は、取付リブ4又はスペーサ9の嵌着突部15と嵌着自在とされ、第2の嵌着溝部20も第1の嵌着溝部10と同形状に形成されているため、第1の嵌着溝部10と同じ構成をもって、取付リブ4又はスペーサ9の嵌着突部15に嵌着自在とされている。
上記の竪樋支持具1は、例えば、AES、ABS、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニルなどの樹脂を用いて射出成形で形成されている。
次に、竪樋支持具1を用いて竪樋2を外壁Tに着脱する方法について説明する。
まず、竪樋2を竪樋支持具1によって外壁Tに取り付ける場合には、図3に示すように、固定部材8をその第1の嵌合溝部10の延在方向が鉛直方向を向くようにして保持し、この固定部材8の当接面8aを壁面T1に当接させ、貫通孔Pにビス7を挿通させて外壁Tに該ビス7を螺入する。
このようにしてビス7により固定部材8を外壁Tに取り付けた後、図5に示すスペーサ9の嵌着突部15の係止部先端面6cをその両端部が挟持壁部11,11の先端に架かるように当接させ、該姿勢のまま図5に示すように第1の嵌着溝部10内に押し込む。
この際、嵌着突部15の係止部6の先端角部6k,6kは、滑らな湾曲面とされており、該角部6kが爪部12の湾曲面とされた角部12kに当接するため、嵌着突部15が第1の嵌合溝部10内に向かって円滑に案内され、嵌着突部15が爪部12間内に進入するに従って挟持壁部11が弾性変形して拡開する。
このとき、挟持壁部11,11が拡開して応力が掛かる基端部は、先端に向かって幅狭、すなわち、当接面8aに向かって漸次幅広に形成されるとともに、突出壁部4の両脇に空間Sが形成されているため、挟持壁部11,11が弾性変形、弾性復帰しやすく、該基端部において挟持壁部11,11の破損が防止される。
そして、嵌着突部15の係止部6が爪部12,12間を通過した時に、挟持壁部11,11が弾性復帰して嵌着突部15の両側面を把持するとともに、爪部12,12の突出端12a,12aが係止部6の係止部基端面6a,6aに食い付く。この際、該係止部6の係止部先端面6cが突出壁部14の突出頂面14aに当接してスペーサ9の固定部材8への連結が完了する。
ここで、突出壁部14は、係止部6の係止部先端面6cに当接し、一対の爪部12a,12a間において係止部6を押圧するので爪部12,12は、係止部基端面6a、6aに強く食い付く。
したがって、固定部材8及びスペーサ9との連結は、第1の嵌着凹部10と嵌着突部15とが密に係合することによって強固になされることになる。
固定部材8に連結された図4に示すスペーサ9の第2の嵌着溝部20は、固定部材8の第1の嵌着溝部10と同形状に形成され、第1の嵌着溝部10と同様に、溝部の延在方向が上下方向を向いているので、このスペーサ9に上記と同じ要領で他のスペーサ9を更に連結させる。
上記のように、固定部材8を外壁Tに固定して2つのスペーサ9,9を連結させたものを鉛直方向に所定の間隔をおいて外壁Tに設けたら、竪樋2の取付リブ4を第2の嵌着溝部20に嵌着させて取り付け、図6に示すように、竪樋2の建物の外壁Tへの固定が完了する。
竪樋2から竪樋支持具1を取り外す場合には、取付リブ4の軸部5とスペーサ9の爪部12との間に治具を嵌入して挟持壁部11,11を拡開させ、取付リブ4からスペーサ9を順次離脱させる。
又は、スペーサ9を上下方向に移動させて一のスペーサ9の嵌着突部15と第1又は第2の嵌着溝部10,20との嵌合を解きスペーサ9,9同士又は、スペーサ9と固定部材8との連結を解除した上で、上記と同様にして取付リブ4からスペーサ9を取り外すことによって竪樋2から竪樋支持具1を取り外すことができる。
本実施形態の竪樋支持具1によれば、固定部材8のみを一定の長さのビス7で外壁Tに固定し、該固定部材8に、竪樋2の外壁Tからの出寸法に応じて決定された数量のスペーサ9を連結すればよいので、ビス7の長さを選定する作業を省くことができるとともに、短尺のビス7を外壁Tに螺入すればよく、また、スペーサ9は固定部材8または他のスペーサへの嵌着により連結されるので、固定作業が簡便となるという効果が得られる。
また、固定部材8は、短尺のビス7で固定されるので、竪樋2の揺動等によってもビス7が緩み難く固定状態が堅固であるという効果が得られる。
また、本発明においては、竪樋2を固定した状態において、挟持壁部11,11が嵌着突部15をその側面から堅固に挟持するとともに、爪部12が取付リブ4又は嵌着突部15に食い付いて係合し、また突出壁部14が取付リブ4又は嵌着突部15を押圧した状態で竪樋2とスペーサ9又は固定部材8との連結がなされるので、堅固な固定が実現できるという効果が得られる。
また更に、第1及び第2の嵌着溝部10,20に突出壁部14が設けられ、取付リブ4又は嵌着突部15が嵌着した際に係止部6との間に空間部S,Sが形成される構成としたため、挟持壁部11,11が弾性変形及び弾性復帰しやすく、これら挟持壁部11,11の基端部が破損し難いという効果が得られる。
上記の実施形態においては、竪樋支持具1は、固定部材8にスペーサ9,9を連結させた構成とされているが、図7に示すように、固定部材8、スペーサ9,9の間に跨って装着可能なカバー部材25を備えたものであってもよい。
固定部材8及びスペーサ9,9に装着されるカバー部材25としては、固定部材8及びスペーサ9,9の上面、両側面の3面を被覆する上壁部25a、側壁部25b,25b、と、側壁部25,25bの端縁から折曲して固定部材8及びスペーサ9,9の下面に係止する係止壁部25c,25cとを有する弾性変形可能な断面略C字状の部材とすることができる。
また、カバー部材25の長手方向の寸法は、少なくとも固定部材8とスペーサ9との間、及び、スペーサ9,9の間をカバーし得るとともに、取付リブ4に連結させるスペーサ9の第2の嵌着溝部20がカバー部材25から突出する寸法とし、竪樋支持具1の先端に位置する第2の嵌着溝部20を取付リブ4に嵌着できるようにすればよい。
上記のカバー部材25を装着するには、前述のとおり、竪樋2を互いに連結された固定部材8及びスペーサ9,9によって支持した状態で、カバー部材25の側壁部25b、25bを拡開させて上壁部25aを固定部材8及びスペーサ9,9の上面に重ね、係止壁部25c、25cを固定部材8及びスペーサ9,9の下面に係止させる。
上記の変形例において、カバー部材25は、断面略C字状の部材としたが、固定部材8、スペーサ9,9の上下及び両側面を覆う断面視矩形の筒状の部材としてもよい。
この場合、カバー部材25の装着においては、固定部材8にスペーサ9,9を連結させ、竪樋2を未装着の状態で、これら固定部材8及びスペーサ9,9をカバー部材25の内方に相対的に挿入し、カバー部材25の端部から突出させたスペーサ9の第2の嵌着溝部20に取付リブ4を嵌着させることができる。
なお、この装着方法は、断面が略C字状のカバー部材25の場合にも適用することができる。
このようなカバー部材25を用いることにより、固定部材8及びスペーサ9,9の上下方向の嵌着のズレ及び水平方向揺動のを防止して、竪樋支持具1を堅固に固定された状態に保持することができるとともに、固定部材8及びこれに連結されたスペーサ9,9に簡便に装着、取り外しができるという効果が得られる。
なお、取付リブ4及び嵌着突部15並びに第1及び第2の嵌着溝部10,20は、取付リブ4及び嵌着突部15を第1又は第2の嵌着溝部10,20に嵌着自在に嵌合するものであれば、上記の形状に限られるものではない。
また、上記の実施形態及びこの変形例において、スペーサ9の数量は2つとしたが、竪樋2の建物の外壁Tからの出寸法に応じて適宜変更して用いることができる。
1 竪樋支持具
2 竪樋
3 筒状体
3a 外周面
4 取付リブ
7 ビス
8 固定部材
8a 当接面
8b 他端側の壁部
9 スペーサ
10 第1の嵌着溝部
11 挟持壁部
12 爪部
14 突出壁部
15 嵌着突部
20 第2の嵌着溝部
25 カバー部材
P 貫通孔
T 外壁

Claims (3)

  1. 雨水を流下させる筒状体と、該筒状体の外周面から外側に突出するとともに該筒状体の軸線方向へ延在する取付リブとを備えた竪樋を、建物の外壁に支持固定する竪樋支持具であって、
    前記外壁への当接面を一端側に有し、他端側の壁部に第1の嵌着溝部が形成され、該第1の嵌着溝部から前記当接面に向けてビスを挿通させる貫通孔が設けられた固定部材と、
    該固定部材に連結可能な嵌着突部を一端側に有するとともに、他端側の壁部に第2の嵌着溝部が形成されたスペーサとを備え、
    前記第1の嵌着溝部は、前記取付リブ又は前記スペーサの嵌着突部と嵌着自在とされ、
    前記第2の嵌着溝部は、前記取付リブ又は前記スペーサの嵌着突部に嵌着自在とされていることを特徴とする竪樋支持具。
  2. 請求項1に記載の竪樋支持具であって、
    前記第1又は第2の嵌着溝部を形成する壁部は、前記取付リブ又は前記嵌着突部を両側方から挟持する一対の挟持壁部と、
    これら挟持壁部の先端側に形成され、前記取付リブ又は前記嵌着突部が嵌着した状態において該取付リブ又は嵌着突部を建物の外壁側に押圧する一対の爪部と、
    前記取付リブ又は前記嵌着突部が嵌着した状態において該取付リブ又は嵌着突部を前記一対の爪部間にて前記竪樋側に押圧する突出壁部とを備えていることを特徴とする竪樋支持具。
  3. 請求項1又は2に記載の竪樋支持具において、
    前記固定部材と前記スペーサとの間に亘って装着され、これら固定部材及びスペーサを竪樋の左右両側面及び上下面のいずれか一方又は双方を覆うカバー部材を備えていることを特徴とする竪樋支持具。
JP2010291115A 2010-12-27 2010-12-27 竪樋支持具 Active JP5616776B2 (ja)

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