JP4380898B2 - 中空壁用配線器具取付装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、中空壁に配線器具を取り付ける際、予め中空壁に取り付ける中空壁用配線器具取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、石膏ボードなどからなる中空壁にコンセントやスイッチなどの配線器具を取り付ける際、予め配線器具の取付穴を穿設し、その取付穴の外側に取付枠、取付穴の内側に挟み金具を配置し、取付枠と挟み金具とで中空壁を挟むようにネジ止めし、取付枠を中空壁に固定するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、取付枠と挟み金具とで挟んだ状態だけでは取付枠がずれてしまう恐れがあり、挟み金具に爪部を形成し、その爪が中空壁に食い込むようにすることも考えられるが、中空壁に石膏ボードが使用されている場合、石膏ボードが耐火性、耐腐食性に優れている反面、その表面が紙等のシートで保護されているだけなので耐衝撃性に弱い面があり、爪部を強く食い込ませると、配線器具の長期使用による応力によって石膏ボードが損傷していく恐れがあった。
【0004】
本発明は上記問題点を解消し、中空壁に確実に固定できるとともに、石膏ボードを損傷しにくい中空壁用配線器具取付装置を提供することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明に係る中空壁用配線器具取付装置は、配線器具が取り付けられる取付枠と、該取付枠に取付ネジにて回動自在に架着された挟み金具とを有し、上記取付ネジを締めこむことによって中空壁に穿設された配線器具の取付穴の周縁部を上記取付枠と挟み金具とで挟持して中空壁に固定される中空壁用配線器具取付装置であって、上記挟み金具には、取付ネジ螺着部に連設して上記取付ネジの締め込み時に中空壁に穿設された配線器具の取付穴の内側周縁部に密着する当接部と、該当接部に連設され、上記取付穴の内側周縁部に挟み金具を固定する位置固定爪部とが設けられ、上記当接部は第1の弾性変形部を介して上記取付ネジ螺着部に連設され、上記位置固定爪部は第2の弾性変形部を介して上記当接部から斜め上方に向かって連設されていることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る中空壁用配線器具取付装置(以下、取付装置という)Aを示し、この取付装置Aは取付枠1と挟み金具2とで構成され、取付ネジ3を取付枠1の両側に形成された挿通孔4を介して挟み金具2のネジ孔5に螺合させ(図2参照)、挟み金具2を中空壁6に穿設された取付穴7の内側に差し込み、取付ネジ3を締め込むことによって、取付枠1の張り出し部1aと挟み金具2とで取付穴7の周縁部を挟持させるようにして中空壁6に固定できるようになっているもので、スイッチなどの配線器具Bを取付枠1の開口部8に最大3個まで取り付けられるようになっているものである。
【0007】
取付枠1は、図3に示すように、中央に配線器具を取り付ける開口部8が形成され、長手方向両端に張り出した張り出し部1aには取付ネジ3を挿通させる挿通孔4が形成されるとともに、挿通孔4の両側には、後述する挟み金具2を回動可能に支持する支持孔10が形成されている。そして、支持孔10の内周面の一部から支持片10aが内方に突出形成されている。中空壁6に穿設される取付穴7は上記取付枠1の両端部が取付穴7の外側面の縁部に重なるように形成されていればよい。
【0008】
挟み金具2は、図4(a)(b)(c)の正面図、右側面図及び底面図に示すように、側面視L字状に折り曲げられた金属板で構成され、縦板部11の上部両端には対向してフック部12がそれぞれ形成され、このフック部12は上記取付枠1の支持孔10に形成された支持片10aに係合させることにより、支持片10aを中心に挟み金具2が上下方向に回動できるようになっている。
【0009】
挟み金具2の横板部13は、縦板部11に近い中央部分には取付ネジ3が螺合する雌ネジ部5が設けられた取付ネジ螺着部14を形成し、このネジ螺着部14には中空壁6の内側の縁部に当接する当接部15が連設されている。ネジ螺着部14と当接部15とが連接する部分には第1の弾性変形部16が形成されている。この第1の弾性変形部16は2つの長孔17によって切り取られた残りの3つの連結部で構成され、この連結部16が撓む(弾性変形する)ことによって当接部15はネジ螺着部14に対し上下方向に回動できるようになっている。
【0010】
そして、上記当接部15には位置固定爪部20が斜め上方に向かって連設され、位置固定爪部20の上端縁20aは鋸歯状に形成されている。当接部15と位置固定爪部20とが連接する部分には第2の弾性変形部21が形成されている。この第2の弾性変形部21は位置固定爪部20よりも幅の狭い連結部で構成され、この連結部(第2の弾性変形部)21が撓む(弾性変形する)ことによって位置固定爪部20は当接部15に対し上下方向に回動できるようになっている。なお、符号22は、当接部15下面に突出して形成され、当接部15を補強する補強用リブを示す。
【0011】
なお、上記第1の弾性変形部16と第2の弾性変形部21とは必ずしも幅が狭く形成する必要はなく、当接部15及び位置固定爪部20よりも肉厚が薄く形成されていてもよいし、凹溝で構成されていてもよい。
【0012】
上記構成の取付装置Aによれば、図5に示すように、取付枠1と挟み金具2とを取付ネジ3で軽く連結した状態で、両方の挟み金具2の当接部15が取付穴7から中空壁6の裏側面6aに入り込むように中空壁6にセットする。その状態で取付ネジ3を締めこむと、位置固定爪20の先端20aが中空壁6の裏側面6aに当接するが、さらに取付ネジ3を締め込むと、第2の弾性変形部21が撓んで位置固定爪20の先端20aは中空壁6の裏側面6aに軽く噛み込む状態になる。このとき当接部15も中空壁6の裏側面6aに当接するが、第1の弾性変形部16が撓んで当接部15は中空壁6の裏側面6aに圧接し、取付枠1の張り出し部1aと当接部15とで取付穴7の周縁を挟持する状態になる(図6参照)。
【0013】
この状態では、中空壁6を構成する石膏ボードの表面の保護シートに当接部15が圧接するとともに、位置固定爪20の先端20aが保護シートに噛み込んだ状態なので、取付枠1に取り付けられた配線器具Bを繰り返し使用して取付枠1に負荷が掛かるようなことがあっても、取付枠1の位置がずれるようなことはない。しかも、位置固定爪20は第2の弾性変形部21が撓むことによって先端20aが石膏ボードを破壊するほど強く噛み込むことはないので、配線器具Bを繰り返し使用して取付装置Aに負荷がかかっても中空壁6が破損するようなことはない。
【0014】
しかも、挟み金具2と取付枠1との幅がほぼ等しく形成されるとともに、挟み金具2が取付枠1に上下に回動可能に取り付けられているので、取付装置Aを中空壁6に容易にセットすることができ、作業効率の向上も図ることができる。
【0015】
【発明の効果】
本発明によれば、取付ネジを締めこむと第1の弾性変形部が撓んで当接部全面が中空壁の内壁面に圧接するとともに、位置固定爪部が内壁面に噛み込んで、取付枠を中空壁に確実に固定させることができる。しかも、第2の弾性変形部が撓むことにより位置固定爪部が中空壁に強く噛み込むことがなく、中空壁を大きく傷つけることがないので、長期に渡って配線器具を使用することにより取付装置に加えられる負荷で中空壁を損傷させるようなことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る取付装置の分解斜視図
【図2】上記取付装置と配線器具と中空壁との関係を説明する斜視図
【図3】取付枠の正面図
【図4】(a)(b)(c)は挟み金具の正面図、右側面図及び底面図
【図5】上記取付装置を中空壁にセットした状態を説明する断面図
【図6】上記取付装置を中空壁に固定した状態を説明する断面図
【符号の説明】
1 取付枠
2 挟み金具
3 取付ネジ
6 中空壁
7 取付穴
14 取付ネジ螺着部
15 当接部
16 第1の弾性変形部
20 位置固定爪部
21 第2の弾性変形部
Claims (1)
- 配線器具が取り付けられる取付枠と、該取付枠に取付ネジにて回動自在に架着された挟み金具とを有し、上記取付ネジを締めこむことによって中空壁に穿設された配線器具の取付け穴の周縁部を上記取付枠と挟み金具とで挟持して中空壁に固定される中空壁用配線器具取付装置であって、
上記挟み金具には、取付ネジ螺着部に連設して上記取付ネジの締め込み時に中空壁に穿設された配線器具の取付穴の内側周縁部に密着する当接部と、該当接部に連設され、上記取付穴の内側周縁部に挟み金具を固定する位置固定爪部とが設けられ、上記当接部は第1の弾性変形部を介して上記取付ネジ螺着部に連設され、上記位置固定爪部は第2の弾性変形部を介して上記当接部から斜め上方に向かって連設されていることを特徴とする中空壁用配線器具取付装置。
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